JP2012151681A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】待機応答LSIを備えた通信端末装置において、バックエンドシステムが頻繁に通常モードに復帰してしまうことを防止した通信端末装置を提供する。
【解決手段】複合機10は、バックエンドシステム13と、待機応答LSI12と、を備えている。バックエンドシステム13は、ネットワーク80を介して受信したパケットを処理できる通常モードと、前記パケットを処理する機能が制限される省電力モードと、を切り替え可能である。待機応答LSI12は、バックエンドシステム13が省電力モードのときに、可能であればバックエンドシステム13に代わって前記パケットを処理する。また当該待機応答LSIは、前記パケットを処理できない場合は、バックエンドシステムを通常モードに復帰させるべきか否かをパケットの送信元アドレスに基づいて判定し、復帰させるべきと判定した場合のみバックエンドシステムを前記通常モードに復帰させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、待機応答モードと通常モードを切り替え可能な通信端末装置において、待機応答モードから通常モードへの復帰を制御するための構成に関する。
近年、コピーファクシミリ複合機などの省電力化が厳しく要求されている。そこで、このようなコピーファクシミリ複合機は、通常時よりも消費電力を抑えた省電力モードに切り替え可能に構成される場合がある。特許文献1は、このような省電力モードを有するマルチファンクションデバイス(複合機)を開示している。
一方で、上記のようなコピーファクシミリ複合機は、ネットワークに接続され、通信端末装置として利用される場合がある。このようにネットワークに接続されている通信端末装置は、送信されてくるパケットに対して適切に応答できることが要求される。ところが、省電力モードではCPU等の電源がOFF(又はOFFに近い状態)とされているため、パケットを受信しても適切な処理を行うことができない。
特許文献1は、パケットを受信したときに、省電力モードから通常モードに復帰して適宜の処理を行う構成である。このようにパケットを受信するたびに通常モードに復帰してしまうと、消費電力を削減する効果を十分に発揮することができない。この点、特許文献1は、省電力モードの機器に対しては状態監視用パケットを送信しないようにすることで、不用意に省電力モードから復帰することがないとしている。ところが特許文献1の構成では、パケットの送信元の機器は、送信先の機器が省電力モードであるか否かを常に把握しておかなければならない。
そこで、待機応答LSIにパケットの応答処理を行わせ、バックエンドのシステムは電源OFFに近い状態(CPUスリープ等)とすることにより、消費電力を削減する効果を狙った通信端末装置が提案されている。待機応答LSIは、特定のパケットに応答することに特化した集積回路であり、バックエンドシステムに比べて消費電力が著しく低くなっている。この構成によれば、バックエンドシステムの電源をOFFに近い状態としたままパケットへの応答が可能なので、パケットの送信元の機器は、送信先の機器が省電力モードであるか否かを気にすることなくパケットを送信することができる。
しかし、待機応答LSIの機能は限定されているので、当該待機応答LSIで全てのパケットに対応できる訳ではない。そこで、待機応答LSIがパケットに対応できなかった場合には、バックエンドシステムを起動して、当該バックエンドシステムでパケットに応答するように構成されている。
特開2007−102630号公報
ところがネットワークには様々なパケットが流れており、待機応答LSIで応答できないパケットも頻繁に受信される。このため、バックエンドシステムが頻繁に起動してしまい、消費電力を削減するという目的を十分に達成することができないという問題があった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、待機応答LSIを備えた通信端末装置において、バックエンドシステムが頻繁に通常モードに復帰してしまうことを防止した通信端末装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の通信端末装置が提供される。即ち、この通信端末装置は、メインシステムと、サブシステムと、を備える。メインシステムは、ネットワークを介して受信したパケットを処理できる通常モードと、前記パケットを処理する機能が制限される省電力モードと、を切り替え可能である。前記サブシステムは、前記メインシステムが前記省電力モードのときに、可能であれば前記メインシステムに代わって前記パケットを処理する。また当該サブシステムは、前記パケットを処理できない場合は、前記メインシステムを前記通常モードに復帰させるべきか否かを前記パケットの送信元アドレスに基づいて判定し、復帰させるべきと判定した場合のみ前記メインシステムを前記通常モードに復帰させる。
このように、メインシステムを省電力モードから通常モードに復帰させるか否かを、パケットの送信元のアドレスに基づいて判断することにより、不必要に通常モードへ復帰してしまうことを防止し、不要な電力の消費を抑えることができる。
上記の通信端末装置は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記サブシステムは、前記メインシステムを前記通常モードに復帰させるべき前記送信元アドレスと、前記メインシステムを前記通常モードに復帰させるべきでない前記送信元アドレスと、の少なくとも何れか一方を登録するアドレス登録部を備える。そして当該サブシステムは、前記アドレス登録部の登録内容に基づいて前記判定を行う。
このように、メインシステムを復帰させる必要のあるアドレス(又は復帰させる必要のないアドレス)を予め登録しておくことにより、パケットを受信したときに、メインシステムを復帰させるべきか否かをサブシステムにおいて判定することができる。
上記の通信端末装置において、前記アドレス登録部は、ポートごとに前記送信元アドレスを登録できることが好ましい。
これにより、メインシステムを通常モードに復帰させる送信元アドレスをポート毎に異ならせることができるので、より適切な処理が可能となる。
上記の通信端末装置は、前記アドレス登録部の登録内容を、前記パケットの受信履歴に基づいて自動的に更新することが好ましい。
これにより、送信元アドレスをユーザが自ら設定する手間を省くことができる。
本発明の一実施形態に係るコピーファクシミリ複合機の構成を示す図。 複合機が通常モードのときの様子を説明する図。 複合機が通常モードから待機応答モードへ移行するときの様子を説明する図。 複合機が待機応答モードのときの様子を説明する図。 複合機が待機応答モードから通常モードへ復帰するときの様子を説明する図。 アドレス登録部に登録される復帰応答用のアドレスの一例を示す図。 待機応答モードにおいて待機応答LSIがパケットを受信した際の処理を示すフローチャート。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本発明の一実施形態に係る通信端末装置としてのコピーファクシミリ複合機10は、ネットワーク80に接続可能であり、ネットワークプリンタ、ネットワークスキャナ等として機能するように構成されている。
図1に示すように、複合機10は、ネットワークインタフェース11、待機応答LSI(サブシステム)12、バックエンドシステム(メインシステム)13、画像読取部14、画像形成部15、ファクシミリ送受信部16を備えている。
画像読取部14は原稿画像の読み取りを行う。画像形成部15は用紙への画像の印刷を行う。ファクシミリ送受信部16は、公衆回線81を介したファクシミリ送受信を行う。これら画像読取部14、画像形成部15、ファクシミリ送受信部16の構成は公知なので、詳細な説明は省略する。
ネットワークインタフェース11は、複合機10をネットワーク80に接続するためのハードウェアである。ネットワーク80には多数のクライアント端末70が接続されている。各クライアント端末70は、ネットワーク80を介して複合機10との間でパケットの送受信を行うことができる。
バックエンドシステム13は、CPU31、RAM32、フラッシュメモリ33等のハードウェアと、フラッシュメモリ33に記憶された制御プログラム等のソフトウェアと、から構成されている。そしてバックエンドシステム13は、前記制御プログラムをフラッシュメモリ33からRAM32にロードし、CPU31において実行することで、複合機10の各構成を制御するようになっている。なお、バックエンドシステム13は、CPU31、RAM32、フラッシュメモリ33等の電源をOFFに近い状態(CPUスリープ等)とした省電力モードに切り替えることができるように構成されている。
待機応答LSI12は、ネットワークインタフェース11とバックエンドシステム13との間に設置されている。待機応答LSI12は、ネットワーク80の維持管理用のリクエストパケットに応答することに特化した集積回路である。待機応答LSI12は、バックエンドシステム13に比べて機能は限定されているものの、消費電力は通常モードのバックエンドシステム13に比べて極めて小さくなっている。
上記のようなネットワーク維持管理のためのパケットは、一例を挙げれば、ARP(Address Resolution Protocol)、SNMP(Simple Network Management Protocol)等のプロトコルを用いて送信される。ネットワーク80の維持管理を行う機器(以下、管理者と言う)は、上記のようなARPリクエスト、SNMPリクエストを各機器に送信し、各機器からの返信を受信して、各機器の異常の有無などを確認する。管理者は、これにより、ネットワーク80の維持管理を行うようになっている。
また、この複合機10は、各構成を稼動させた状態の「通常モード」と、通常モードよりも消費電力を抑えた「待機応答モード」と、を切り替えることができるように構成されている。次に、複合機10の「通常モード」と「待機応答モード」について説明する。
図2に示すように、複合機10が通常モードのとき、待機応答LSI12はトンネル状態となり、ネットワークを介して送信されてきたパケットにはバックエンドシステム13が応答する。例えば、クライアント端末70からネットワーク80を介して印刷データ送信されてきた場合、バックエンドシステム13は、前記印刷データに基づいて画像形成部15に印刷を行わせる。また、ネットワークの維持管理用のパケットに対しては、バックエンドシステム13が適切なリプライパケットを返す。
複合機10の通常モードから待機応答モードへの移行は、ユーザが特定の操作を行うことで行われる。また、特定の条件を満たした場合に、複合機10が通常モードから待機応答モードへ自動的に移行するように構成しても良い。図3に示すように、複合機10が待機応答モードに以降する際、バックエンドシステム13は、待機応答LSIに対して待機応答用のSNMP情報100と、復帰応答用の送信元アドレス102と、を設定する。
複合機10が待機応答モードに移行した場合、バックエンドシステム13の電源がOFFに近い状態(省電力モード)となるため、当該バックエンドシステム13ではパケットへの応答が行えない。そこで図4に示すように、省電力モードのバックエンドシステム13に代わって待機応答LSI12がパケットへの応答を行う。このとき、待機応答LSI12は、設定されたSNMP情報100に基づいて、ネットワーク維持管理用のパケットに対する応答を行う。これにより、バックエンドシステム13が省電力モードであっても、ネットワークの維持管理を継続することができる。
また、複合機10が待機応答モードのとき、画像読取部14、画像形成部15、及びファクシミリ送受信部16への給電も停止(又は停止に近い状態)とされる。これにより、待機応答モードにおいては、複合機10全体の消費電力は極めて小さいものとなる。
ところで、待機応答LSI12に登録できるSNMPの設定には限りがあるので、待機応答LSI12が全てのSNMPリクエストに応答できる訳ではない。また、待機応答モードに移行してからある程度時間が経過してしまうと、待機応答LSI12に登録されているSNMP情報が古くなってしまう。このような場合は、バックエンドシステム13で情報の再収集を行わなければならない。また、複合機10に印刷データが送信されてきた場合などは、バックエンドシステム13、画像形成部15等を起動させて、適切に印刷処理を行わせる必要がある。
以上のような場合は、待機応答LSI12でパケットの処理を行うことができない。このような場合、待機応答LSI12は、図5に示すように、バックエンドシステム13に対して通常モードへの復帰通知101を送信する。復帰通知101を受けたバックエンドシステム13は、CPU31、RAM32、フラッシュメモリ33等の電源をONとする。一方で、待機応答LSI12はトンネル状態に移行する。これにより、複合機10は通常モード(図2の状態)に復帰し、バックエンドシステム13が待機応答LSI12に代わってパケットの処理を行うことができる。
ところが前述のように、ネットワーク80には様々なパケットが流れており、待機応答LSI12で応答できないパケットも複合機10に頻繁に受信される。このため、バックエンドシステム13の電源が頻繁にONになってしまい、消費電力を削減するという目的を十分に達成することができていなかった。
そこで本実施形態の待機応答LSI12は、当該待機応答LSI12で応答できないパケットが受信された場合、当該パケットが特定のアドレスから送信されたものである場合に限り、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させるように構成されている。このように、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させる送信元アドレスを限定することで、バックエンドシステム13の電源が頻繁にONになってしまうことを防ぎ、消費電力を削減することができる。以下、具体的に説明する。
本実施形態の待機応答LSI12は、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させて応答する必要のある送信元アドレス(復帰応答用のアドレス102)を登録するアドレス登録部21を備えている。この復帰応答用のアドレス102は、前述のように、待機応答モードに移行する際にバックエンドシステム13によって設定される。
アドレス登録部21に登録される復帰応答用のアドレスの一例を、図6に示す。図6に示すように、登録するアドレスは、MACアドレス211でも良いし、IPアドレス212でも良い。また、アドレス登録部21に登録する復帰応答用のアドレスは、1つでも良いし、複数でも良い。また、図6のIPアドレス212(192.168.1.255)は、「ネットワーク(192.168.1.0)に含まれる端末全て」を示すブロードキャストアドレスである。このように、IPアドレス212を指定する場合には、アドレスの範囲を指定することもできる。
以下、図7のフローチャートを参照して、待機応答モードの複合機10がパケットを受信したときの処理について説明する。待機応答モードの複合機10がSYNパケットを受信(S101)した場合、待機応答LSI12は、受信したフレーム、パケットの解析を行う(S102)。続いて待機応答LSI12は、当該パケットに対して自身が応答可能であるかを判定する(S103)。応答可能である場合、待機応答LSI12はリプライパケットを生成して送信元のアドレスに返信する。この場合は、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させる必要がないので、そのままフローを終了する。
待機応答LSIでは受信したパケットに応答できない場合、当該待機応答LSI12は、解析したフレーム、パケットのMACアドレス又はIPアドレスがアドレス登録部21に登録されているか否かを判定する(S106)。このようなアドレスの比較は簡単な構成で実現可能であるから、待機応答LSI12でも行うことができる。
フレーム、パケットの送信元アドレスがアドレス登録部21に登録されていた場合、待機応答LSI12は、複合機10を通常モードに復帰させる(S107)。一方、フレーム、パケットの送信元アドレスがアドレス登録部21に登録されていない場合、待機応答LSI12は複合機10を通常モードに復帰させない。この場合、送信されてきたパケットは単に無視される(S108)。
ここで、アドレス登録部21に登録するアドレスは、重要性の高いアドレスを登録しておけば好適である。重要性の高いアドレスとは、例えば、ネットワーク80の管理者のアドレス、複合機10を頻繁に利用するクライアント端末70のアドレス等である。このようにすれば、重要性の低いアドレス(わざわざ待機応答モードから通常モードに復帰してまで応答する必要のないアドレス)から送信されてきたパケットに対しては、通常モードに復帰しないので、不要な電気を消費してしまうことを防止できる。
この場合、例えば、アドレス登録部21にアドレスが登録されていないクライアント端末70は、複合機10が待機応答モードのときには印刷機能等を利用することができない。しかしながら、複合機10を頻繁に利用するクライアント端末70は通常限られている(例えば、複合機10と同一のフロアに設置されたクライアント端末)。従って、複合機10を頻繁には利用しないクライアント端末70(例えば、複合機10とは別のフロアに設置されたクライアント端末)から送信されてきたパケットは、上記のように無視してしまっても実質的には問題無いのである。
なお、アドレス登録部21にアドレスが1つも登録されていない場合は、「パケットの送信元のアドレスに応じて通常モードに復帰させるか否かを判断する」という処理を行う意図がないものと考えられる。そこで、待機応答LSI12でパケットに応答できなかった場合(S103の判断)、アドレス登録部21にアドレスが1つ以上登録されているか否かを判定し(S105)、アドレスが1つも登録されていない場合は、ステップS106の判定を行わずに複合機10を通常モードに復帰させる(S107)ようにしている。
上記のような復帰応答用のアドレスは、ユーザ又は管理者が適宜の操作を行うことにより、バックエンドシステム13に記憶させることができる。一方で、本実施形態の複合機10は、上記復帰応答用のアドレスを自動的に設定することもできるように構成されている。例えば上記の説明では、複合機10に頻繁にアクセスしているクライアント端末70のアドレスをアドレス登録部21に登録するとして説明しているが、これは複合機10に対するアクセス履歴を参照することによって自動的に登録することができる。
具体的には、待機応答LSI12は、待機応答モードで受信したパケットの送信元アドレスの履歴を保持できるように構成されている。またバックエンドシステム13は、通常モードで受信したパケットの送信元アドレスの履歴を保持できるように構成されている。バックエンドシステム13は、通常モードに復帰したときに、待機応答LSI12が保持している前記履歴を取得する。そしてバックエンドシステム13は、自身が保持している履歴と、待機応答LSI12が保持している履歴とを参照して、所定以上の頻繁で複合機10に頻繁にパケットを送信しているアドレスを抽出し、当該アドレスをアドレス登録部21に登録する。
また、アドレス登録部21に登録する復帰応答用のアドレスは、サーバ側のポートごとに登録する(サーバ側ポート番号と復帰応答用のアドレスを対応付けて登録する)ことができるように構成されていれば好適である。例えば、SNMP用のサーバ側ポートを指定して、ネットワーク管理者のアドレスを登録しておく。SNMPリクエストのパケットは、通常、ネットワーク管理者が送信するものだからである。また例えば、印刷データ用のサーバ側ポートを指定して、一般のクライアント端末70のアドレスを登録しておく。
そして、受信したパケットに待機応答LSI12が応答できない場合、当該待機応答LSI12は、受信したパケットの送信元アドレスと当該パケットのサーバ側ポートとが対応付けされてアドレス登録部21に登録されている場合のみ、複合機10を通常モードに復帰させる。この構成によれば、例えば、ネットワーク管理者からSNMPリクエストが送信されてきた場合には通常モードに移行して応答し、管理者ではない一般のクライアント端末70がSNMPリクエストを送信してきた場合は通常モードに移行せずにパケットを無視するが、当該一般のクライアント端末70が印刷データを送信してきたときには無視せずに通常モードへ移行して印刷を行う、というように、パケットの種類に応じた柔軟な応答が可能となる。
以上で説明したように、本実施形態の複合機10は、バックエンドシステム13と、待機応答LSI12と、を備えている。バックエンドシステム13は、ネットワーク80を介して受信したパケットを処理できる通常モードと、前記パケットを処理する機能が制限される省電力モードと、を切り替え可能である。待機応答LSI12は、バックエンドシステム13が省電力モードのときに、可能であればバックエンドシステム13に代わって前記パケットを処理する。また当該待機応答LSI12は、前記パケットを処理できない場合は、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させるべきか否かをパケットの送信元アドレスに基づいて判定し、復帰させるべきと判定した場合のみバックエンドシステム13を前記通常モードに復帰させる。
このように、バックエンドシステム13を省電力モードから通常モードに復帰させるか否かを、パケットの送信元のアドレスに基づいて判断することにより、不必要に通常モードへ復帰してしまうことを防止し、不要な電力の消費を抑えることができる。
また本実施形態の複合機10は、以下のように構成されている。即ち、待機応答LSI12は、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させるべき送信元アドレスを登録するアドレス登録部21を備える。そして待機応答LSI12は、前記アドレス登録部21の登録内容に基づいて前記判定を行う。
このように、バックエンドシステム13を復帰させる必要のあるアドレスを予め登録しておくことにより、パケットを受信したときに、バックエンドシステム13を復帰させるべきか否かを待機応答LSI12において判定することができる。
また本実施形態の複合機10において、アドレス登録部21は、ポートごとに前記送信元アドレスを登録できることが好ましい。
これにより、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させる送信元アドレスをポート毎に異ならせることができるので、より適切な処理が可能となる。
また本実施形態の複合機10は、前記アドレス登録部21の登録内容を、前記パケットの受信履歴に基づいて自動的に更新する。
これにより、送信元アドレスをユーザが自ら設定する手間を省くことができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させる送信元アドレスを登録するように構成したが、バックエンドシステム13を通常モードに復帰させない送信元アドレスを登録するように構成しても良い。
待機応答LSI12は、応答できないパケットの送信元がアドレス登録部21に登録されていない場合には、当該パケットは無視する(S108)としたが、これに代えて、待機応答LSI12が送信元に対してエラーメッセージを返信するように構成しても良い。
本発明の構成は、コピーファクシミリ複合機に限らず、例えば単独のネットワークプリンタ、単独のネットワークスキャナ等、各種の通信端末装置に適用することができる。
10 複合機(情報端末装置)
12 待機応答LSI(サブシステム)
13 バックエンドシステム(メインシステム)
21 アドレス登録部

Claims (4)

  1. ネットワークを介して受信したパケットを処理できる通常モードと、前記パケットを処理する機能が制限される省電力モードと、を切り替え可能なメインシステムと、
    前記メインシステムが前記省電力モードのときに、可能であれば前記メインシステムに代わって前記パケットを処理し、前記パケットを処理できない場合は、前記メインシステムを前記通常モードに復帰させるべきか否かを前記パケットの送信元アドレスに基づいて判定し、復帰させるべきと判定した場合のみ前記メインシステムを前記通常モードに復帰させるサブシステムと、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の通信端末装置であって、
    前記サブシステムは、前記メインシステムを前記通常モードに復帰させるべき前記送信元アドレスと、前記メインシステムを前記通常モードに復帰させるべきでない前記送信元アドレスと、の少なくとも何れか一方を登録するアドレス登録部を備え、
    当該サブシステムは、前記アドレス登録部の登録内容に基づいて前記判定を行うことを特徴とする通信端末装置。
  3. 請求項2に記載の通信端末装置であって、
    前記アドレス登録部は、ポートごとに前記送信元アドレスを登録できることを特徴とする通信端末装置。
  4. 請求項2又は3に記載の通信端末装置であって、
    前記アドレス登録部の登録内容を、前記パケットの受信履歴に基づいて自動的に更新することを特徴とする通信端末装置。
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