JP2012150713A - 携帯情報端末 - Google Patents

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奈緒子 上野
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Abstract

【課題】 仮名文字などの文字を入力する際の操作手順を簡素化することができる携帯情報端末を提供する。
【解決手段】 多数の文字をグループ化した複数の文字グループ212にそれぞれ対応するグループ選択シンボル114aを検出面上に表示するグループ選択シンボル表示部22と、検出面に対するダウン操作、描画操作及びアップ操作を検出するタッチパネルセンサ11aと、文字入力のための最初のダウン操作の操作位置をグループ選択シンボル114aにそれぞれ対応する検出面上の判定領域114bと比較し、文字グループ212を選択する文字グループ選択部234と、描画操作の軌跡を文字グループ選択部234が選択した文字グループ212内の各文字と照合する文字照合部237と、照合結果に基づいて、文字グループ212内の文字を入力候補として選択する手書き文字判別部238により構成される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、携帯情報端末に係り、さらに詳しくは、検出面に対するダウン操作、描画操作及びアップ操作を検出するタッチパネルを備えた携帯情報端末の改良に関する。
近年、検出面に対するタッチ操作を検出するタッチパネルを備え、検出面上に複数の入力ボタンを表示し、入力ボタンをタップ操作することによって文字入力を行うソフトウェアキーボード方式の携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1)。タップ操作とは、同じ入力ボタンに対して行われるダウン操作からアップ操作に至る一連のタッチ操作のことである。通常、平仮名や片仮名などの仮名文字を入力する場合、各入力ボタンには、五十音順に従って複数の文字が割り当てられる。例えば、「あ」行の入力ボタンには、「あ」、「い」、・・・、「お」の5つの平仮名文字が割り当てられ、タップ操作を繰り返すことにより、これらの文字を順繰りに入力候補として選択することができる。
しかしながら、検出面上のソフトウェアキーボードを用いた上述のソフトキー入力方法では、所望の1文字を入力候補として選択する場合に、最大で5回のタップ操作を繰り返さなければならず、操作性が良くないという問題があった。そこで、入力ボタンをタップ操作した場合に、当該入力ボタンに割り当てられた複数の文字のいずれかを入力文字として選択するための選択画面を検出面上に表示する技術が提案されている。ユーザは、選択画面内の選択ボタンや文字をタップ操作することにより、所望の文字を入力文字として確定させることができる。しかし、この様な文字入力方法では、所望の1文字を入力する際に、ソフトウェアキーボードの中から入力ボタンを選択してタップ操作し、さらに、選択画面内の選択ボタンや文字をタップ操作しなければならず、操作手順が煩雑であるという問題があった。
一方、ダウン操作、描画操作及びアップ操作からなる一連のタッチ操作を繰返した際の描画操作の軌跡を文字認識することによって文字入力を行う手書き入力の技術が従来から知られている(例えば、特許文献2)。ダウン操作は、検出面に指やタッチペンなどの操作体を近づけて当接させるタッチ操作であり、描画操作は、検出面上で操作体を滑らせるタッチ操作であり、アップ操作は、検出面から操作体を離脱させるタッチ操作である。描画操作の軌跡に基づく文字認識処理では、手書き文字の書き順(筆順)や描画方向などを考慮し、また、描画軌跡を文字フォントの骨格イメージと照合することによって、入力候補が決定される。この様な手書き入力方法によれば、文字のイメージをなぞるように指を移動させることによって、所望の文字を入力することができる。しかし、上述した手書き入力方法では、描画操作の軌跡を多数の文字と照合しなければならず、文字認識処理の負荷が大きかった。このため、文字認識処理に使用することができるCPU資源が限られている携帯情報端末では、手書き文字を認識するのに要する時間が長いという問題があった。また、多数の文字と照合させる必要があることから、手書き文字におけるユーザの癖の影響を受け易く、手書き文字を誤認識してしまうという問題もあった。
特開平8−314920号公報 特開昭61−112290号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、文字入力の際の操作性を向上させた携帯情報端末を提供することを目的としている。特に、仮名文字などの文字を入力する際の操作手順を簡素化することができる携帯情報端末を提供することを目的としている。
また、本発明は、文字認識処理に使用することができるCPU資源が限られた携帯情報端末であっても、手書き文字を認識するのに要する時間を短縮することができる携帯情報端末を提供することを目的としている。さらに、手書き入力時の文字認識の精度を向上させることができる携帯情報端末を提供することを目的としている。
第1の本発明による携帯情報端末は、多数の文字をグループ化した2以上の文字グループにそれぞれ対応するグループ選択シンボルを検出面上に表示するグループ選択シンボル表示手段と、上記検出面に対するダウン操作、描画操作及びアップ操作を検出するタッチパネルと、文字入力のための最初のダウン操作の操作位置を上記グループ選択シンボルにそれぞれ対応する上記検出面上の判定領域と比較し、上記文字グループを選択する文字グループ選択手段と、上記描画操作の軌跡を上記文字グループ選択手段が選択した上記文字グループ内の各文字と照合する文字照合手段と、上記照合結果に基づいて、上記文字グループ内の文字を入力候補として選択する手書き文字判別手段とを備えて構成される。
この携帯情報端末では、文字入力のための最初のダウン操作の操作位置に基づいて文字グループを選択し、描画操作の軌跡を文字グループ内の各文字と照合して入力候補が選択される。この様な構成によれば、文字のイメージをなぞるように指などの操作体を検出面上で移動させることによって、所望の文字を入力することができ、仮名文字などの文字を入力する際の操作手順を簡素化することができる。その際、描画操作の軌跡と照合させる文字が最初のダウン操作の操作位置によって文字グループ内の文字だけに絞り込まれるので、描画軌跡に基づく文字認識処理の負荷が低減する。従って、文字認識処理に使用することができるCPU資源が限られた携帯情報端末であっても、手書き文字を認識するのに要する時間を短縮することができる。さらに、描画軌跡と照合させる文字が文字グループ内の文字だけであるので、手書き入力時の文字認識の精度を向上させることができる。
第2の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、文字入力のための最初のダウン操作から最初のアップ操作に至る一連のタップ操作が同一の上記判定領域内において行われた場合に、当該判定領域に対するタップ操作の数に応じて、上記判定領域に対応する上記文字グループ内の文字を入力候補として選択するソフトキー文字判別手段を備え、上記手書き文字判別手段が、文字入力のための最初のダウン操作後に、当該ダウン操作の操作位置が属する上記判定領域外に至る描画操作が行われた場合に、上記照合結果に基づいて、入力候補を選択するように構成される。
この携帯情報端末では、最初のダウン操作から最初のアップ操作に至る一連のタップ操作が同一の判定領域内において行われれば、判定領域に対するタップ操作の数に応じて、文字グループ内の文字が入力候補として選択される。つまり、タップ操作を繰り返すことによって、ソフトウェアキーボードを用いた従来のソフトキー入力方法と同様に文字入力を行うことができる。一方、最初のダウン操作後に判定領域外に至る描画操作が行われた場合には、描画軌跡の照合結果に基づいて入力候補を選択する手書き文字の判別処理が実行される。つまり、入力しようとする文字を文字グループ内に含むグループ選択シンボルに対応する判定領域内において最初のダウン操作を行い、判定領域外へ描画操作を行うことにより、所望の文字を手書き入力することができる。
第3の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記入力候補を表示する入力候補表示手段と、入力文字を確定して、次のダウン操作を文字入力のための最初のダウン操作とするための確定ボタンを表示する確定ボタン表示手段とを備え、上記手書き文字判別手段が、上記確定ボタンの操作に基づいて、表示中の上記入力候補を入力文字として確定するように構成される。
この携帯情報端末では、入力候補として選択された文字が表示されるので、手書き入力しようとする文字のイメージを描画している途中であっても、所望の文字が入力候補として表示された時点で描画を中止し、確定ボタンを操作することにより、入力文字を速やかに確定させることができる。
第4の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記入力候補を表示する入力候補表示手段を備え、上記手書き文字判別手段が、アップ操作が行われてから次のダウン操作が行われることなく一定時間が経過した場合に、表示中の上記入力候補を入力文字として確定し、次のダウン操作を文字入力のための最初のダウン操作とするように構成される。
この携帯情報端末では、入力候補として選択された文字が表示されるので、手書き入力しようとする文字のイメージを描画している途中であっても、所望の文字が入力候補として表示された時点で描画を中止することにより、入力文字を自動的に確定させることができる。
第5の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、入力候補の選択を取り消して、次のダウン操作を文字入力のための最初のダウン操作とするための取消ボタンを表示する取消ボタン表示手段を備えて構成される。この様な構成によれば、取消ボタンを操作することにより、任意のタイミングで入力候補の選択を取り消して、新たに文字入力を行うことができる。
第6の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、上記グループ選択シンボル表示手段は、仮名文字の五十音順の各行にそれぞれ対応するグループ選択シンボルを上記検出面上に表示するように構成される。この様な構成によれば、タップ操作によって行内の仮名文字を入力候補として選択し、また、判定領域外に至る描画操作によって行内の仮名文字を手書き入力することができる。
本発明による携帯情報端末では、文字のイメージをなぞるように指などの操作体を検出面上で移動させることによって、所望の文字を入力することができるので、仮名文字などの文字を入力する際の操作手順を簡素化することができ、文字入力の際の操作性を向上させることができる。
また、本発明による携帯情報端末では、描画操作の軌跡と照合させる文字が最初のダウン操作の操作位置によって文字グループ内の文字だけに絞り込まれるので、描画軌跡に基づく文字認識処理の負荷が低減する。従って、文字認識処理に使用することができるCPU資源が限られた携帯情報端末であっても、手書き文字を認識するのに要する時間を短縮することができる。さらに、描画軌跡と照合させる文字が文字グループ内の文字だけであるので、手書き入力時の文字認識の精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による携帯情報端末の一構成例を示した外観図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機1が示されている。 図1の携帯電話機1のタッチパネル11に表示される文字入力画面111の一例を示した図であり、入力対象文字として平仮名文字を選択した場合が示されている。 図1の携帯電話機1における文字入力時の動作の一例を模式的に示した説明図であり、グループ選択ボタン114の位置に応じた描画方向が示されている。 図1の携帯電話機1における手書き入力時の動作の一例を示した図であり、平仮名文字の「い」を手書き入力する場合が示されている。 図1の携帯電話機1における手書き入力時の動作の一例を示した図であり、平仮名文字の「な」を手書き入力する場合の描画軌跡A21〜A24が示されている。 図2の文字入力画面111の他の一例を示した図であり、入力対象文字として片仮名文字を選択した場合が示されている。 図2の文字入力画面111のその他の一例を示した図であり、入力対象文字として英文字を選択した場合が示されている。 図1の携帯電話機1内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図8の文字入力部23の構成例を示したブロック図である。 図1の携帯電話機1における文字入力時の動作の一例を示したフローチャートである。 図1の携帯電話機1における文字入力時の動作の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2による携帯情報端末の一構成例を示したブロック図である。
実施の形態1.
<携帯情報端末>
図1は、本発明の実施の形態1による携帯情報端末の一構成例を示した外観図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機1が示されている。図中の(a)には、タッチパネル11が配置された操作面が示され、(b)には、側面が示されている。
この携帯電話機1は、手に持って操作することができる端末装置であり、上下方向に長い薄型の筐体からなり、筐体前面が操作面となっている。操作面には、タッチパネル11及び複数の操作キー12が配置されている。
タッチパネル11は、検出面に対するタッチ操作を検出するタッチパネルセンサと、検出面上に端末状態や各種入力ボタン、メニュー画面などを表示するタッチパネルディスプレイとからなる。検出面は、縦長の矩形形状からなる平坦なセンサ面であり、タッチ操作として、ダウン操作、描画操作及びアップ操作が検出される。ダウン操作は、タッチパネル11の検出面に指やタッチペンなどの操作体を近づけて当接させるタッチ操作である。描画操作は、検出面上で操作体を滑らせるタッチ操作である。アップ操作は、検出面から操作体を離脱させるタッチ操作である。
操作キー12は、各種機能を割り当てることができ、その機能割り当てがタッチパネル11上に表示されるガイドキーである。この例では、操作キー12として、メニューキー、ホームキー及び決定キーが設けられている。メニューキーは、アプリケーションを選択するための複数のアプリ選択ボタンが配置されたメニュー画面を表示するための操作キーである。ホームキーは、ユーザにより予め指定されたウェブサイトにアクセスしてサイト画面を表示するための操作キーである。決定キーは、入力文字などを確定させるための操作キーである。
この携帯電話機1では、電子メールの作成時、サイト画面への書き込み時、電話帳データの編集時などに、タッチパネル11上に表示されるソフトウェアキーボードを操作することによって、各種文字を入力することができる。例えば、日本語の仮名文字、英文字、数字、記号、全角文字、半角文字、大文字、小文字、漢字を入力することができる。
また、ソフトウェアキーボードを用いた文字入力方法としては、ダウン操作からアップ操作に至る一連のタップ操作によって文字入力を行うソフトキー入力と、描画操作によって文字入力を行う手書き入力とがある。ソフトキー入力では、ソフトウェアキーボード上の入力ボタンに対し、タップ操作を繰り返すことによって、入力ボタンに予め割り当てられた文字を入力候補として順繰りに選択することができる。一方、手書き入力では、文字のイメージをなぞるように操作体をソフトウェアキーボード上で滑らせることによって、所望の文字を入力候補として選択することができる。
<文字入力画面>
図2は、図1の携帯電話機1のタッチパネル11に表示される文字入力画面111の一例を示した図であり、入力対象文字として平仮名文字を選択した場合が示されている。この文字入力画面111は、文字入力時にタッチパネル11の検出面上に表示される操作画面であり、入力候補の表示欄112と、ソフトウェアキーボード113とが配置されている。表示欄112は、横長の矩形形状からなる表示領域であり、手書き文字の入力候補などが表示される。
ソフトウェアキーボード113は、2次元配列された複数の入力ボタンからなる仮想的なキーボードであり、入力ボタンをタッチ操作することによって文字入力を行うことができる。このソフトウェアキーボード113は、表示欄112の下側に配置されている。具体的には、上記入力ボタンとして、グループ選択ボタン114、文字種選択ボタン115、文字種変換ボタン116及び117が設けられている。
グループ選択ボタン114は、入力しようとする文字を含む文字グループを選択するための操作アイコンであり、グループ選択シンボル114a及び判定領域114bにより構成される。ここでは、入力対象の多数の平仮名文字をグループ化した複数の文字グループにそれぞれ対応するグループ選択ボタン114が配置されている。具体的には、五十音順の「あ」行、「か」行、・・・、「わ」行の各行を文字グループとして平仮名文字がグループ化され、各行にそれぞれ対応するグループ選択ボタン114が配置されている。
例えば、「あ」行の文字グループは、「あ」、「い」、・・・、「お」の5つの平仮名文字からなり、対応する選択ボタン114には、これらの平仮名文字が割り当てられる。また、「か」行の文字グループは、「か」、「き」、・・・、「こ」の5つの平仮名文字からなり、対応する選択ボタン114には、これらの平仮名文字が割り当てられる。なお、「わ」行の文字グループは、「わ」、「を」、「ん」の3つの平仮名文字からなり、対応する選択ボタン114には、これらの平仮名文字が割り当てられる。
グループ選択シンボル114aは、文字グループ内の文字を代表文字として配置した表示オブジェクトであり、ハードキーのキートップを擬似的に表している。この例では、矩形形状のキートップ内に「あ」段の平仮名文字が代表文字として配置されている。例えば、「あ」行の選択ボタン114には、仮名文字「あ」がグループ選択シンボル114aとして配置され、「か」行の選択ボタン114には、仮名文字「か」がグループ選択シンボル114aとして配置されている。
判定領域114bは、いずれの選択ボタン114がタッチ操作されたかを判定するためのボタンエリアである。この判定領域114bは、グループ選択ボタン114ごとに形成される。この例では、判定領域114bが、グループ選択シンボル114aを内包する矩形領域からなる。また、互いに隣り合う2つの選択ボタン114間では、判定領域114bの境界線が共有されている。つまり、これらの選択ボタン114間では、判定領域114bどうしが接している。
選択ボタン114としては、上述した仮名文字の入力ボタンの他に、濁点「゛」、半濁点「゜」の入力ボタンがある。これらの選択ボタン114をタップ操作することにより、入力候補として表示中の文字に濁点又は半濁点を付加することができる。
上述した仮名文字、濁点及び半濁点の12個の選択ボタン114は、4段3列に整列配置されている。すなわち、最上段には、「あ」行、「か」行及び「さ」行の選択ボタン114が配置され、2段目には、「た」行、「な」行及び「は」行の選択ボタン114が配置され、3段目には、「ま」行、「や」行及び「ら」行の選択ボタン114が配置され、最下段には、濁点「゛」、「わ」行及び半濁点「゜」の選択ボタン114が配置されている。
文字種選択ボタン115は、文字の種類を選択するための操作アイコンであり、平仮名文字、片仮名文字、英文字、数字、記号を選択するための入力ボタンがそれぞれ設けられている。これら5つの文字種選択ボタン115は、グループ選択ボタン114のキー配列の右側に配置されている。
文字種変更ボタン116,117は、文字の種類を変更するための操作アイコンである。文字種変更ボタン116をタップ操作することにより、英文字の大文字を入力するための大文字入力モードと、小文字を入力するための小文字入力モードとを切り替えることができる。文字種変更ボタン117をタップ操作することにより、片仮名文字、英文字、数字の全角文字を入力するための全角文字入力モードと、半角文字を入力するための半角文字入力モードとを切り替えることができる。これらの文字種変更ボタン116,117は、グループ選択ボタン114及び文字種選択ボタン115のキー配列の下側に配置されている。
最初のダウン操作から最初のアップ操作に至る一連のタップ操作が同一の判定領域114b内において行われれば、判定領域114bに対応する文字グループ内の文字が入力候補として選択される(ソフトキー文字判別)。具体的には、文字種選択ボタン115をタップ操作して文字の種類を選択し、いずれかのグループ選択ボタン114をタップ操作すれば、当該選択ボタン114に割り当てられた文字を入力候補として選択することができる。例えば、平仮名文字の選択ボタン115をタップ操作して平仮名文字を選択し、「か」行の選択ボタン114を繰返しタップ操作すれば、「か」行内の平仮名文字を順繰りに入力候補として選択することができる。
これに対し、文字を手書き入力する場合には、入力しようとする文字を文字グループ内に含むグループ選択ボタン114を開始点として、文字のイメージを描画することにより、描画操作の軌跡が文字認識され、所望の文字を入力することができる(手書き文字判別)。タップ操作に基づくソフトキー文字判別と手書き文字判別とは、最初のダウン操作後に、当該ダウン操作の操作位置が属する判定領域114bの外に至る描画操作が行われたか否かによって自動的に切り替えられる。
仮名文字の場合、書き順の1画目は、左から右へ向かうか、或いは、上から下へ向かうかのいずれかであり、右から左へ向かうものや、下から上へ向かうものは存在しない。このため、12個の選択ボタン114からなるキー配列の上側や左側には、タッチ操作の検出領域がなくても良い。これに対し、上記キー配列の右側及び下側には、タッチ操作を検出するための検出領域が形成されている必要がある。文字入力画面111の場合、上記キー配列の右側には、文字種選択ボタン115の判定領域が形成され、下側には、文字種変更ボタン116,117の判定領域が形成されている。
また、同様の観点から、仮名文字の各行の選択ボタン114は、タッチパネル11の検出面における左上側の領域に配置されていることが望ましい。
図3は、図1の携帯電話機1における文字入力時の動作の一例を模式的に示した説明図であり、グループ選択ボタン114のキー配列内における位置に応じた描画方向が示されている。図中の(a)には、ソフトウェアキーボード113のキー配列の内側に配置された選択ボタン114を開始点として描画する場合の描画方向が示されている。
キー配列の内側に配置された選択ボタン114を描画操作の開始点として描画する場合、上方向、下方向、左方向及び右方向の4つの描画方向に描画することができる。描画開始後、アップ操作が検出されることなく、判定領域外への描画操作が検出されれば、動作モードが手書き入力モードへ切り替えられる。
図中の(b)には、キー配列の周縁部に配置された選択ボタン114を開始点として描画する場合の描画方向が示されている。キー配列の周縁部、例えば、最も左側の列に配置された選択ボタン114を描画イベントの開始点として描画する場合、上方向、下方向及び右方向の3つの描画方向に描画することができる。この場合、左方向への描画は無効化される。
図中の(c)には、キー配列の頂点に配置された選択ボタン114を開始点として描画する場合の描画方向が示されている。キー配列の頂点、例えば、最も左側の列の最上段に配置された選択ボタン114を描画イベントの開始点として描画する場合、下方向及び右方向の2つの描画方向に描画することができる。この場合、上方向及び左方向への描画は無効化される。
<平仮名文字の手書き入力>
図4は、図1の携帯電話機1における手書き入力時の動作の一例を示した図であり、平仮名文字の「い」を手書き入力する場合が示されている。平仮名文字の「い」を手書き入力する場合、「あ」行の選択ボタン114を指でダウン操作し、そのまま、仮名文字「い」のイメージをなぞるように指を移動させれば良い。この場合、描画操作の開始点A1は、ダウン操作の操作位置として、その2次元位置が検知され、「あ」行の文字グループが照合対象として選択される。
描画軌跡A2を「あ」行の文字グループ内の各文字と照合する処理は、ダウン操作を検出した後、アップ操作が検出されることなく、「あ」行の選択ボタン114外への描画操作を検出した時点で開始される。
「あ」行の仮名文字の場合、書き順の1番目(1画目)に下方向に描画する仮名文字は「い」のみであることから、「あ」行の選択ボタン114から下方向の描画操作を検出した時点で、入力候補を仮名文字「い」に絞り込むことができる。
表示欄112には、文字グループ内のいずれかの文字に絞り込まれた入力候補と、確定ボタン121及び取消ボタン122が表示される。確定ボタン121は、入力文字を確定して手書き入力モードを解除するための操作アイコンである。取消ボタン122は、入力候補の選択を取り消して手書き入力モードを解除するための操作アイコンである。
文字のイメージを描画している途中であっても、表示欄112に所望の文字が入力候補として表示された時点で描画操作を中止し、確定ボタン121をタップ操作すれば、表示中の入力候補を入力文字として確定させることができる。一方、文字のイメージを描画し終わっても、所望の文字が入力候補として表示されなければ、取消ボタン122をタップ操作することによって、「あ」行の選択ボタン114をダウン操作する前の状態へ復帰させることができる。
<描画操作の軌跡>
図5は、図1の携帯電話機1における手書き入力時の動作の一例を示した図であり、平仮名文字の「な」を手書き入力する場合の描画軌跡A21〜A24が示されている。平仮名文字の「な」を手書き入力する場合、「な」行の選択ボタン114を指でダウン操作し、そのまま、仮名文字「な」のイメージをなぞるように指を移動させれば良い。
この場合、描画軌跡A21に対応する最初の描画操作の途中で手書き入力モードへ切り替えられ、当該描画操作の終了点A3は、アップ操作の操作位置として検知される。描画軌跡A22〜A24は、それぞれ第2〜第4の描画操作に対応する。描画軌跡A21〜A24を「な」行の文字グループ内の各文字と照合し、入力候補を絞り込む文字認識処理は、最初のダウン操作を検出した後、アップ操作が検出されることなく、「な」行の選択ボタン114外への描画操作を検出した時点で開始される。
「な」行の仮名文字の場合、書き順の1番目に右方向に描画する仮名文字は「な」のみであることから、「な」行の選択ボタン114から右方向の描画操作を検出した時点で、入力候補を仮名文字「な」に絞り込むことができる。
<片仮名文字を選択した場合>
図6は、図2の文字入力画面111の他の一例を示した図であり、入力対象文字として片仮名文字を選択した場合が示されている。この文字入力画面111では、片仮名文字及び記号が各グループ選択ボタン114に割り当てられている。具体的には、五十音順の「ア」行、「カ」行、・・・、「ワ」行の各行を文字グループとして片仮名文字がグループ化され、各行にそれぞれ対応するグループ選択ボタン114が配置されている。
例えば、「ア」行の文字グループは、「ア」、「イ」、・・・、「オ」の5つの片仮名文字からなり、対応する選択ボタン114には、これらの片仮名文字が割り当てられる。また、「カ」行の文字グループは、「カ」、「キ」、・・・、「コ」の5つの片仮名文字からなり、対応する選択ボタン114には、これらの片仮名文字が割り当てられる。
いずれかのグループ選択ボタン114をタップ操作すれば、当該選択ボタン114に割り当てられた片仮名文字を入力候補として選択することができる。一方、文字を手書き入力する場合には、入力しようとする片仮名文字を文字グループ内に含むグループ選択ボタン114を開始点として、文字のイメージを描画することにより、描画操作の軌跡が文字認識され、所望の片仮名文字を入力することができる。
<英文字を選択した場合>
図7は、図2の文字入力画面111のその他の一例を示した図であり、入力対象文字として英文字を選択した場合が示されている。この文字入力画面111では、英文字及び記号が各グループ選択ボタン114に割り当てられている。具体的には、26個の英文字(アルファベット)と、ピリオド「.」、アットマーク「@」、コンマ「,」、スラッシュ「/」、セミコロン「;」、コロン「:」などの記号とが10個の文字グループにグループ化され、これらの文字グループにそれぞれ対応するグループ選択ボタン114が配置されている。
例えば、最上段には、記号「.」及び「@」が割り当てられた選択ボタン114と、「A」〜「C」の英文字が割り当てられた選択ボタン114と、「D」〜「F」の英文字が割り当てられた選択ボタン114が配列されている。また、2段目には、「G」〜「I」の英文字が割り当てられた選択ボタン114と、「J」〜「L」の英文字が割り当てられた選択ボタン114と、「M」〜「O」の英文字が割り当てられた選択ボタン114が配列されている。
また、3段目には、「P」〜「S」の英文字が割り当てられた選択ボタン114と、「T」〜「V」の英文字が割り当てられた選択ボタン114と、「W」〜「Z」の英文字が割り当てられた選択ボタン114が配列されている。最下段には、記号「,」、「/」、「;」及び「:」が割り当てられた選択ボタン114が配置されている。
いずれかのグループ選択ボタン114をタップ操作すれば、当該選択ボタン114に割り当てられた英文字又は記号を入力候補として選択することができる。一方、文字を手書き入力する場合には、入力しようとする英文字又は記号を文字グループ内に含むグループ選択ボタン114を開始点として、文字のイメージを描画することにより、描画操作の軌跡が文字認識され、所望の英文字又は記号を入力することができる。
図8は、図1の携帯電話機1内の機能構成の一例を示したブロック図である。この携帯電話機1は、タッチパネルセンサ11a、タッチパネルディスプレイ11b、文字記憶部21、グループ選択シンボル表示部22、文字入力部23、入力候補表示部24、確定ボタン表示部25及び取消ボタン表示部26により構成される。
タッチパネルセンサ11aは、タッチ操作を検出する検出面を有する操作検出装置であり、検出面に対するダウン操作、描画操作及びアップ操作をタッチ操作として検出し、その2次元位置を文字入力部23へ出力する。タッチパネルディスプレイ11bは、タッチパネルセンサ11aの検出面を表示面とする表示装置であり、検出面上に文字入力画面111を表示する。
文字記憶部21には、多数の文字が複数の文字グループ212にグループ化して保持される。ここでは、平仮名文字、片仮名文字、英文字の大文字及び小文字を入力するための文字データベース211がそれぞれ保持されている。文字データベース211には、文字コードや文字フォントのイメージデータからなる多数の文字データ213が複数の文字グループ212にグループ化して保持される。
すなわち、平仮名文字用の文字データベース211には、五十音順の各行を文字グループ212として平仮名文字が保持されている。例えば、「あ」行の文字グループ212には、仮名文字「あ」〜「お」の文字データ213が保持され、「か」行の文字グループ212には、仮名文字「か」〜「こ」の文字データ213が保持されている。
文字データベース211には、手書き入力時に使用する文字認識用のデータベースとして、文字の書き順や描画方向、文字フォントの骨格イメージなどが保持される。
グループ選択シンボル表示部22は、文字グループ212のそれぞれについてグループ選択シンボル114aを生成し、これらのグループ選択シンボル114aを2次元配列したソフトウェアキーボード113を文字入力画面111内に表示する。
文字入力部23は、文字入力のための最初のダウン操作の操作位置に基づいて、文字グループ212を選択し、文字グループ212内のいずれかの文字を入力候補として選択し、その文字データを出力する。
入力候補表示部24は、文字入力部23により選択された入力候補を文字入力画面111の表示欄112内に表示する。確定ボタン表示部25は、入力文字を確定して手書き入力モードを解除することによって、次のダウン操作を文字入力のための最初のダウン操作とするための確定ボタン121を表示欄112内に表示する。文字入力部23は、確定ボタン121のタップ操作に基づいて、表示欄112に表示中の入力候補を入力文字として確定する。
取消ボタン表示部26は、入力候補の選択を取り消して手書き入力モードを解除することによって、次のダウン操作を文字入力のための最初のダウン操作とするための取消ボタン122を表示欄112内に表示する。文字入力部23は、取消ボタン122のタップ操作に基づいて、表示欄112に表示中の入力候補の選択を取り消す。
図9は、図8の文字入力部23の構成例を示したブロック図である。この文字入力部23は、タップ操作判別部231、ソフトキー文字判別部232、ダウン操作判別部233、文字グループ選択部234、描画軌跡生成部235、描画軌跡記憶部236、文字照合部237及び手書き文字判別部238により構成される。
タップ操作判別部231は、タッチパネルセンサ11aから取得したタッチ操作の2次元位置情報に基づいて、文字入力のための最初のダウン操作から最初のアップ操作に至る一連のタップ操作が同一の判定領域114b内において行われたか否かを判別する。上記文字入力のための最初のダウン操作とは、新たに文字を入力する場合の最初のダウン操作のことであり、例えば、入力文字を確定した後のダウン操作である。
ソフトキー文字判別部232は、上記一連のタップ操作が同一の判定領域114b内において行われた場合に、当該判定領域114bに対応する文字グループ212内の文字を入力候補として選択し、その文字データを出力する。入力候補は、判定領域114bに対するタップ操作の数に応じて選択される。
ダウン操作判別部233は、タッチパネルセンサ11aから取得したタッチ操作の2次元位置情報に基づいて、文字入力のための最初のダウン操作後に、当該ダウン操作の操作位置が属する判定領域114b外に至る描画操作が行われたか否かを判別する。上記文字入力のための最初のダウン操作は、新たに文字を入力する場合の最初のダウン操作であるとともに、その操作位置が入力しようとする文字の1画目の描画操作の開始点となるダウン操作であり、例えば、入力文字を確定した後のダウン操作である。
文字グループ選択部234は、文字入力のための最初のダウン操作の操作位置を判定領域114bと比較し、その比較結果に基づいて文字グループ212を照合対象として選択する。この文字グループ212の選択処理は、文字入力のための最初のダウン操作後に、当該ダウン操作の操作位置が属する判定領域114b外に至る描画操作が行われた場合に、実行される。
描画軌跡生成部235は、タッチパネルセンサ11aから取得したタッチ操作の2次元位置情報に基づいて、描画操作の軌跡を描画軌跡として生成し、描画軌跡記憶部236内に格納する。この描画軌跡は、文字入力のための最初のダウン操作後、一定時間ごとに更新され、入力文字が確定された場合や、入力候補の選択が取り消された場合にクリアされる。
文字照合部237は、描画軌跡記憶部236内の描画軌跡を文字グループ選択部234が選択した文字グループ212内の各文字と照合し、その照合結果を手書き文字判別部238へ出力する。描画軌跡の照合処理は、文字グループ212内の各文字について、描画軌跡を手書き文字の文字認識用データベースと照合することにより行われる。また、照合処理は、確定ボタン121や取消ボタン122のタップ操作によって手書き入力モードが解除されるまで、一定時間ごとに繰返し実行される。
手書き文字判別部238は、文字入力のための最初のダウン操作後に、当該ダウン操作の操作位置が属する判定領域114b外に至る描画操作が行われた場合に、描画軌跡の照合結果に基づいて、文字グループ212内の文字を入力候補として選択し、その文字データを出力する。
具体的には、描画軌跡に最も近い文字が入力候補として選択される。例えば、認識ヒット率が所定の判定閾値を越えている文字のうち、認識ヒット率が最も高いものが入力候補として選択される。
図10及び図11のステップS101〜S113は、図1の携帯電話機1における文字入力時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、文字入力部23は、ダウン操作が検出されれば、その2次元位置情報に基づいてボタンエリアを判定し、いずれのグループ選択ボタン114がダウン操作されたかを判別する(ステップS101)。
次に、文字入力部23は、描画操作が検出されることなくアップ操作が検出され、或いは、描画操作が検出された場合であっても、判定領域114b外へ移動する描画操作が検出されることなくアップ操作が検出されれば、一連のタップ操作が行われたと判断してキー入力を実行し、この処理を終了する(ステップS102〜S104,S105)。このキー入力では、ダウン操作されたグループ選択ボタン114に割り当てられた文字が入力候補として選択される。
一方、文字入力部23は、アップ操作が検出されることなく判定領域114b外へ移動する描画操作が検出されれば、手書き入力モードへ切り替え(ステップS102〜S104,S106)、ダウン操作の操作位置が含まれる判定領域114bに対応する文字グループ212を照合対象として選択する(ステップS107)。
次に、文字入力部23は、描画操作の軌跡を文字グループ212内の各文字と照合させる所定のマッチング処理を実行する(ステップS108)。このマッチング処理はヒット率が所定の判定閾値以上となる文字が抽出されるまで一定時間ごとに繰り返され、ヒット率が判定閾値以上の文字が抽出されれば、ヒット率が最大の文字が入力候補として選択され、文字入力画面111の表示欄112に表示される(ステップS109,S110)。
ステップS108からステップS110までの処理手順は、確定ボタン121又は取消ボタン122が操作されるまで繰り返され、確定ボタン121が操作されれば、文字入力部23は、表示中の入力候補を入力文字として確定し、手書き入力モードを解除する(ステップS111〜S113)。
本実施の形態によれば、文字のイメージをなぞるように指を検出面上で移動させることによって、所望の文字を入力することができ、仮名文字などの文字を入力する際の操作手順を簡素化することができる。その際、描画操作の軌跡と照合させる文字が最初のダウン操作の操作位置によって文字グループ212内の文字だけに絞り込まれるので、描画操作の軌跡に基づく文字認識処理の負荷が低減する。従って、文字認識処理に使用することができるCPU資源が限られた携帯電話機1であっても、手書き文字を認識するのに要する時間を短縮することができる。さらに、描画軌跡と照合させる文字が文字グループ212内の文字だけであるので、手書き入力時の文字認識の精度を向上させることができる。
また、タップ操作を繰り返すことによって、ソフトウェアキーボード113を用いた従来のソフトキー入力方法と同様に文字入力を行うことができる一方、入力しようとする文字のグループ選択ボタン114から描画操作を開始し、当該選択ボタン114のボタンエリア外へ描画することにより、手書き入力モードへ自動的に切り替えて文字を手書き入力することもできる。さらに、手書き入力しようとする文字のイメージを描画している途中であっても、所望の文字が入力候補として表示された時点で描画を中止し、確定ボタン121を操作することにより、入力文字を速やかに確定させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、表示欄112の確定ボタン121を操作することによって、入力文字を確定して手書き入力モードが解除される場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、最後のアップ操作から一定時間が経過すれば、入力文字を確定して手書き入力モードを自動的に解除する場合について説明する。
図12は、本発明の実施の形態2による携帯情報端末の一構成例を示したブロック図である。この携帯電話機1は、図9の文字入力部23と比較すれば、経過時間計測部239を備えている点で異なる。経過時間計測部239は、アップ操作の発生時点から経過時間を計測し、その計測結果をダウン操作判別部233へ出力する。
ダウン操作判別部233では、アップ操作が行われてから、次のダウン操作が行われることなく一定時間が経過すれば、表示中の入力候補を入力文字として確定し、手書き入力モードを解除する。この様に構成することにより、手書き入力しようとする文字のイメージを描画している途中であっても、所望の文字が入力候補として表示された時点で描画を中止することにより、入力文字を自動的に確定させることができる。
なお、実施の形態1及び2では、12個のグループ選択ボタン114が4段3列に整列配置される場合の例について説明したが、本発明は選択ボタンの配置態様をこれに限定するものではない。また、選択ボタン114の形状や大きさ、表示態様、選択ボタン114の数を、入力しようとする文字の種類や、文字入力しようとするアプリケーションに応じて変化させても良い。
また、実施の形態1では、確定ボタン121の操作によって入力文字が確定され、実施の形態2では、最後のアップ操作から一定時間が経過すれば、入力文字が確定される場合の例について説明したが、本発明は手書き入力時に入力文字を確定させる方法をこれに限定するものではない。例えば、手書き入力モード中にアップ操作が発生した時点で、入力文字を確定して手書き入力モードを解除するような構成であっても良い。
1 携帯電話機
11 タッチパネル
11a タッチパネルセンサ
11b タッチパネルディスプレイ
111 文字入力画面
112 表示欄
113 ソフトウェアキーボード
114 グループ選択ボタン
114a グループ選択シンボル
114b 判定領域
115 文字種選択ボタン
116,117 文字種変更ボタン
121 確定ボタン
122 取消ボタン
12 操作キー
21 文字記憶部
211 文字種ごとのデータベース
212 文字グループ
213 文字データ
22 グループ選択シンボル表示部
23 文字入力部
231 タップ操作判別部
232 ソフトキー文字判別部
233 ダウン操作判別部
234 文字グループ選択部
235 描画軌跡生成部
236 描画軌跡記憶部
237 文字照合部
238 手書き文字判別部
239 経過時間計測部
24 入力候補表示部
25 確定ボタン表示部
26 取消ボタン表示部
A1 描画操作の開始点
A2,A21〜A24 描画軌跡
A3 描画操作の終了点

Claims (6)

  1. 多数の文字をグループ化した2以上の文字グループにそれぞれ対応するグループ選択シンボルを検出面上に表示するグループ選択シンボル表示手段と、
    上記検出面に対するダウン操作、描画操作及びアップ操作を検出するタッチパネルと、
    文字入力のための最初のダウン操作の操作位置を上記グループ選択シンボルにそれぞれ対応する上記検出面上の判定領域と比較し、上記文字グループを選択する文字グループ選択手段と、
    上記描画操作の軌跡を上記文字グループ選択手段が選択した上記文字グループ内の各文字と照合する文字照合手段と、
    上記照合結果に基づいて、上記文字グループ内の文字を入力候補として選択する手書き文字判別手段とを備えたことを特徴とする携帯情報端末。
  2. 文字入力のための最初のダウン操作から最初のアップ操作に至る一連のタップ操作が同一の上記判定領域内において行われた場合に、当該判定領域に対するタップ操作の数に応じて、上記判定領域に対応する上記文字グループ内の文字を入力候補として選択するソフトキー文字判別手段を備え、
    上記手書き文字判別手段は、文字入力のための最初のダウン操作後に、当該ダウン操作の操作位置が属する上記判定領域外に至る描画操作が行われた場合に、上記照合結果に基づいて、入力候補を選択することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 上記入力候補を表示する入力候補表示手段と、
    入力文字を確定して、次のダウン操作を文字入力のための最初のダウン操作とするための確定ボタンを表示する確定ボタン表示手段とを備え、
    上記手書き文字判別手段は、上記確定ボタンの操作に基づいて、表示中の上記入力候補を入力文字として確定することを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末。
  4. 上記入力候補を表示する入力候補表示手段を備え、
    上記手書き文字判別手段は、アップ操作が行われてから次のダウン操作が行われることなく一定時間が経過した場合に、表示中の上記入力候補を入力文字として確定し、次のダウン操作を文字入力のための最初のダウン操作とすることを特徴とする請求項2又は3に記載の携帯情報端末。
  5. 入力候補の選択を取り消して、次のダウン操作を文字入力のための最初のダウン操作とするための取消ボタンを表示する取消ボタン表示手段を備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の携帯情報端末。
  6. 上記グループ選択シンボル表示手段は、仮名文字の五十音順の各行にそれぞれ対応するグループ選択シンボルを上記検出面上に表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の携帯情報端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5888423B2 (ja) * 2012-09-21 2016-03-22 富士通株式会社 文字入力装置、文字入力方法、文字入力制御プログラム
JP2019512765A (ja) * 2016-02-23 2019-05-16 マイスクリプト 複数の入力管理のためのシステムおよび方法

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