JP2012149820A - 熱源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末における使用者の使い勝手の悪化を抑制しつつ、通信に伴う消費電力を低減させた熱源システムを提供する。
【解決手段】熱源機1と各端末(台所リモコン20,浴室リモコン40,温水暖房端末60,80)は、所定の通信周期T1又はT2で通信を行い、端末は、使用者の操作に応じて、第1状態と該第1状態よりも消費電力が少ない第2状態とを切替える状態切替部31,51,71,91と、端末が該第1状態と該第2状態のいずれであるかを示す情報を含む第2データを送信する端末状態伝達部32,52,72,92とを有し、熱源機1は、全ての端末が前記第1状態であるときは通信周期をT1に設定し、いずれかの端末が前記第2状態であるときには通信周期をT1よりも長いT2に設定する通信周期設定部13を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、給湯配管への湯の供給や温水暖房端末への温水の供給を行う熱源システムの通信制御に関する。
通信機器における省電力のための構成として、例えばネットワークを介してデータを送受信するLANボードにおいて、LAN上のパケットデータの流れを常時監視しつつ、自ノード宛のパケットデータがなくなり、且つ、送信すべきデータもない状態が一定時間継続すると、LANボードが省電力動作モードによる動作待機状態となる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のLANボードは、省電力動作モードになると、動作クロックの周波数を下げると共に、自ノード宛のパケットデータをチェックするための回路以外の回路に対する電力供給をカットすることで、通常の動作モードに比べて消費電力を低減させている。
特開2003−108273号公報
熱源システムにおける熱源機とその端末(リモコン、温水暖房端末等)間の通信仕様として、熱源機から各端末に対して所定の通信周期でパケットデータを送信し、各端末は熱源機からのパケットデータを受信した時点を基準として、各端末毎に異なるタイミングに設定されたタイミングで、熱源機に対してパケットデータを送信する仕様が採用されている。
上記通信仕様においては、通信周期を長く設定することで、熱源機及び各端末の送信頻度を低くして消費電力を低減することができる。しかし、通信周期を長く設定すると、各端末で使用者による操作がなされてから、この操作に応じたパケットデータが熱源機に送信されるまでの時間遅れ(応答遅れ)により、使用者の使い勝手が悪くなるとという不都合が生じ得る。
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、端末における使用者の使い勝手の悪化を抑制しつつ、通信に伴う消費電力を低減させた熱源システムを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、相互に通信可能に構成された熱源機及び端末を備え、前記熱源機は、所定の通信周期で前記端末に対して第1データを送信し、前記端末は、前記第1データを受信した時点に基づいて前記通信周期内で設定されたタイミングにより、前記熱源機に第2データを送信する熱源システムに関する。
そして、前記端末は、使用者の操作に応じて、前記端末を第1状態と該第1状態よりも消費電力が少ない第2状態とに切替える状態切替部と、前記端末が該第1状態と該第2状態のいずれであるかを示す情報を含む前記第2データを送信する端末状態伝達部とを有し、前記熱源機は、前記端末が前記第1状態であるときは前記通信周期を第1通信周期に設定し、前記端末が前記第2状態であるときには前記通信周期を前記第1通信周期よりも長い第2通信周期に設定する通信周期設定部を有することを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、使用者の操作に応じて前記端末が前記第1状態と前記第2状態とに切り換わる。そして、前記端末状態伝達部により、前記端末が前記第1状態と前記第2状態のいずれかであるかを示す情報を含む前記第2データが、前記熱源機に送信される。この第2データの受信により、前記熱源機は前記端末が前記第1状態であるか前記第2状態であるかを認識することができ、前記通信周期設定部は、前記端末が前記第2状態であるときの通信周期を、前記端末が前記第1状態であるときの通信周期である前記第1通信周期よりも長い前記第2通信周期とする。
これにより、前記端末が前記第2状態であるときの前記端末及び前記熱源機の通信頻度を低くして、前記端末及び前記熱源機の消費電力を低減することができる。そして、この場合、前記第1状態での端末の応答性は低下せず、また、前記第2状態での端末の応答性の低下は、使用者の操作による前記第2状態への切り替えに起因するものなので、この応答性の低下はある程度使用者が想定したものとなる。そのため、応答性の低下による端末の使い勝手の悪化を抑制することができる。
また、前記端末を複数台備え、前記通信周期設定部は、各端末がいずれも前記第2状態であるときに、前記通信周期を前記第2通信周期とし、各端末のいずれかが前記第1状態であるときには、前記通信周期を前記第1通信周期に設定することを特徴とする(第2発明)。
第2発明によれば、前記通信周期設定部は、前記複数の端末がいずれも前記第2状態であるときに、前記通信周期を前記第2通信周期とする。そのため、前記第2状態となっていない端末を操作した使用者に、使い勝手の悪化を感じさせることを防止することができる。
また、前記端末は、前記第2状態であるときに前記熱源機から前記第1データを受信したときには、前記熱源機に伝達すべき情報があるときに限定して、該情報を含む前記第2データを前記熱源機に送信することを特徴とする(第3発明)。
第3発明によれば、前記端末から前記熱源機に対して、不必要な前記第2データが送信されることを回避して、前記端末の消費電力をさらに低減することができる。
また、前記端末は、前記第2状態であるときに、前記第2データを前記熱源機に送信することなく、前記熱源機から前記第1データを所定回数以上受信したときには、前記熱源機に対して通信が確立されていることを示す情報を含む前記第2データを送信することを特徴とする(第4発明)。
第4発明によれば、前記熱源機に伝達すべき情報がないときであっても、前記熱源機から前記第1データを前記所定回数以上受信したタイミングで、前記端末から前記熱源機に対して、前記熱源機に対して通信が確立されていることを示す情報を含む前記第2データを送信して、通信が確立されていることを前記熱源機に認識させることができる。
また、第1発明から第4発明のうちのいずれかにおいて、前記端末は、前記熱源機を遠隔操作するためのリモコンであり、前記第1状態は該リモコンの表示部を常時表示状態とする通常表示モードであり、前記第2状態は該リモコンの操作が所定時間以上なされていない状況であるときに該リモコンの表示部を消灯する省電力表示モードであることを特徴とする(第5発明)。
第5発明において、使用者が前記リモコンを操作しないことにより、前記省電力表示モードとなるのは、使用者が前記リモコンを操作しない状況が継続している場合であるから、省電力表示モードでは、使用者が熱源機の運転状態等を変更するために前記リモコンを操作する頻度が低いと想定される。そこで、前記リモコンが省電力表示モードであるときに、前記通信周期を前記第2周期とすることによって、通信による前記熱源機及び前記リモコンの電力消費を低減しつつ、使用者による前記リモコンの使い勝手が悪くなることを抑制することができる。
また、第1発明から第4発明のうちのいずれかにおいて、前記端末は、前記熱源機を遠隔操作するためのリモコンであって、該リモコンは、前記熱源機を発熱運転が可能な運転状態と発熱運転が不能な待機状態とに切替える運転スイッチを有し、前記第1状態は、前記熱源機が運転状態であるときに前記リモコンの表示部を常時表示状態とする通常表示モードであり、前記第2状態は、前記熱源機が待機状態であるときに前記リモコンの表示部を常時消灯状態とする待機表示モードであることを特徴とする(第6発明)。
第6発明において、使用者が前記リモコンを操作して前記熱源機を待機状態にするのは、前記熱源機の発熱運転を実行させない場合であり、次に前記熱源機を運転状態に復帰させるときまで使用者が前記リモコンを操作することはない。そこで、熱源機が待機状態であるときに、前記通信周期を前記第2周期とすることによって、通信による前記熱源機及び前記リモコンの電力消費を低減しつつ、使用者による前記リモコンの使い勝手が悪くなることを抑制することができる。
また、第1発明から第4発明のうちのいずれかにおいて、前記端末は、前記熱源機から供給される温水を熱源として暖房を行う温水暖房端末であり、前記第1状態は該温水暖房端末が暖房運転を行なっている暖房運転状態であり、前記第2状態は該温水暖房端末が暖房運転を停止している暖房停止状態であることを特徴とする(第7発明)。
第7発明において、使用者が前記温水暖房端末を操作して暖房停止状態にしたときには、次に前記温水暖房端末の暖房運転を開始するときまで、使用者は前記温水暖房端末を操作しない。そこで、前記温水暖房端末が暖房停止状態であるときに、前記通信周期を前記第2通信周期とすることによって、通信による前記熱源機及び前記温水暖房端末の電力消費を低減しつつ、使用者に前記温水暖房端末の使い勝手の悪化を感じさせることを抑制することができる。
熱源システムの構成図。 図1に示した熱源システムの制御ブロック図。 熱源機における通信周期設定のフローチャート。 各リモコン及び温水暖房端末機におけるデータ送信のフローチャート。 熱源機と各リモコン及び温水暖房端末機間の通信タイミングチャート。
本発明の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の熱源システムは、熱源機1と、熱源機1を遠隔操作するための台所リモコン20及び浴室リモコン40と、2台の温水暖房端末(床暖房機、温風暖房機等)60,80とにより構成されている。なお、台所リモコン20、浴室リモコン40、温水暖房端末60、及び温水暖房端末80は、本発明の端末に相当する。
熱源機1と、台所リモコン20、浴室リモコン40、温水暖房端末60、及び温水暖房端末80とは、通信線5により接続されて、相互にデータ通信を行う。熱源機1は、図示しないCPU,メモリ等により構成された電子ユニットであるコントローラ10により、全体的な作動が制御される。
熱源機1は、図示しない熱交換器で加熱された温水を、図示しない温水循環回路を経由して、温水暖房端末60,80に循環供給する暖房運転を実行する。また、熱源機1は、図示しない給水管から供給される水を加熱して図示しない給湯管に出湯する給湯運転を実行する。
台所リモコン20は、熱源機1の運転状況等を表示する表示器21、及び、熱源機1を、給湯運転(本発明の発熱運転に相当する)及び暖房運転(本発明の発熱運転に相当する)の実行が可能な運転状態と、給湯運転及び暖房運転の実行が不能な待機状態とに切替える運転スイッチ22を備えている。
また、台所リモコン20は、表示器21を常時点灯させる通常表示モード(本発明の第1状態に相当する)と、台所リモコン20のいずれのスイッチも操作されない状態が所定時間継続したときに、表示器21を消灯する省電力表示モード(本発明の第2状態に相当する)とを切替える機能を備えている。
同様に、浴室リモコン40も、熱源機1の運転状況等を表示する表示器41、及び、熱源機1を運転状態と待機状態に切替える運転スイッチ42を備えている。また、浴室リモコン40も、表示器41を常時点灯させる通常表示モード(本発明の第1状態に相当する)から、浴室リモコン40のいずれのスイッチも操作されない状態が所定時間継続したときに、表示器41を消灯する省電力表示モード(本発明の第2状態に相当する)に切替える機能を備えている。
なお、熱源機1が待機状態であるときは、台所リモコン20は表示器21を常時消灯状態とする待機表示モード(本発明の第2状態に相当する)となり、また、浴室リモコン40も表示器41を常時消灯状態とする待機表示モード(本発明の第2状態に相当する)となる。
温水暖房端末60は、温水暖房端末60の暖房運転の開始/停止、加熱能力の切換等を指示するための端末リモコン61を備えている。同様に、温水暖房端末80も、温水暖房端末80の暖房運転の開始/停止、加熱能力の切換等を指示するための端末リモコン81を備えている。
次に、図2を参照して、熱源機1のコントローラ10は、メモリに保持された熱源機1の制御用プログラムをCPUで実行することにより、給湯運転を実行する給湯制御部11、暖房運転を実行する暖房制御部12、台所リモコン20,浴室リモコン40,温水暖房端末60,80との通信を行う通信制御部14、及び、通信制御部14による通信周期を設定する通信周期設定部13として機能する。
また、台所リモコン20は、図示しないCPU、メモリ等により構成されたコントローラ30により全体の作動が制御され、メモリに保持された台所リモコン20の制御用プログラムをCPUで実行することにより、コントローラ30は、台所リモコン20を通常表示モードと省電力表示モードとに切替える状態切替部31、及び熱源機1との通信を行う通信制御部32として機能する。なお、通信制御部32が、台所リモコン20が通常表示モードであるか省電力表示モードであるかを示す情報を含むデータを、熱源機1に送信する機能が本発明の端末状態伝達部に相当する。
同様に、浴室リモコン40も、図示しないCPU、メモリ等により構成されたコントローラ50により全体の作動が制御され、メモリに保持された浴室リモコン40の制御用プログラムをCPUで実行することにより、コントローラ50は、浴室リモコン40を通常表示モードと省電力表示モードとに切替える状態切替部51、及び熱源機1との通信を行う通信制御部52として機能する。なお、通信制御部52が、浴室リモコン40が通常表示モードであるか省電力表示モードであるかを示す情報を含むデータを、熱源機1に送信する機能が本発明の端末状態伝達部に相当する。
温水暖房端末60は、図示しないCPU、メモリ等により構成されたコントローラ70により全体の作動が制御され、メモリに保持された温水暖房端末60の制御用プログラムをCPUで実行することにより、コントローラ70は、端末リモコン61の操作に応じて温水暖房端末を暖房運転状態(暖房運転を実行中の状態、本発明の第1状態に相当する)と暖房停止状態(暖房運転を停止した状態、本発明の第2状態に相当する)とに切替える状態切替部71、及び熱源機1との通信を行う通信制御部72として機能する。なお、通信制御部72が、温水暖房端末60が運転状態であるか待機状態でるあるかを示す情報を含むデータを、熱源機1に送信する機能が本発明の端末情報伝達部に相当する。
同様に、温水暖房端末80は、図示しないCPU、メモリ等により構成されたコントローラ90により全体の作動が制御され、メモリに保持された温水暖房端末80の制御用プログラムをCPUで実行することにより、コントローラ90は、端末リモコン81の操作に応じて温水暖房端末を暖房運転状態(本発明の第1状態に相当する)と暖房停止状態(暖房運転を停止した状態、本発明の第2状態に相当する)とに切替える状態切替部91、及び熱源機1との通信を行う通信制御部92として機能する。なお、通信制御部92が、温水暖房端末60が運転状態であるか待機状態でるあるかを示す情報を含むデータを、熱源機1に送信する機能が本発明の端末情報伝達部に相当する。
ここで、熱源機1と台所リモコン20,浴室リモコン40,温水暖房端末60,80とは、図5(a)に示したように、熱源機1から送信されるデータ(第1データ)に基づいて通信を行う。すなわち、第1データの送信タイミング(図中熱源と表記、t10〜t11,t20〜t21,t30〜t31)を基準として、通信周期T1における浴室リモコン40の送信タイミング(図中BCと表記、t12〜t13,t22〜t23)、台所リモコン20の送信タイミング(図中MCと表記、t14〜t15,t24〜t25)、温水暖房端末60の送信タイミング(図中HT1と表記、t16〜t17,t26〜t27)、及び、温水暖房端末80の送信タイミング(図中HT2と表記、t18〜t19,t28〜t29)が規定されている。
そして、通信周期設定部13は、図3に示したフローチャートによる処理によって、通信周期をT1(例えば250msec)とT1よりも長いT2(例えば600msec)に切替えて設定する。
図3のSTEP1で、通信周期設定部13は、熱源機1が待機状態であるか否かを判断する。ここで、熱源機1が待機状態であるときは、上述したように、台所リモコン20及び浴室リモコン40は待機表示モードとなり、台所リモコン20の表示器21及び浴室リモコン40の表示器41は、常時消灯状態となっている。
熱源機1が待機状態であるときはSTEP2に進み、通信周期設定部13は、熱源機1の異常がないか否かを判断する。熱源機1の異常がないときはSTEP3に進み、通信周期設定部13は、通信周期をT2(>T1)に設定してSTEP1に戻る。このように、通信周期を長くすることにより、熱源機1と各リモコン20,40及び各温水暖房端末60,80の通信頻度を低くして、通信に伴う電力消費を低減することができる。
また、STEP1で熱源機1が待機状態でなかったときにはSTEP10に分岐し、通信周期設定部13は、各リモコン20,40及び各温水暖房端末60,80から受信したデータ(第2データ)により、各リモコン20,40がいずれも省電力表示モードであり、且つ、各温水暖房端末60,80がいずれも暖房停止状態であるか否かを判断する。そして、各リモコン20,40がいずれも省電力表示モードであり、且つ、各温水暖房端末60,80がいずれも暖房停止状態であるときにはSTEP2に分岐する。
ここで、使用者が熱源機1を待機状態にするのは、使用者が熱源機1を使用しないときであり、次に熱源機1を使用する時まで、使用者が各リモコン20,40の表示器21,41を視認することはない。また、各リモコン20,40が省電力表示モードに切り換わるのは、使用者による各リモコン20,40の操作頻度が低く、表示器21,41に表示される熱源機1の運転状況等を視認する頻度が低い場合である。
また、温水暖房端末60,80が暖房停止状態であるときは、次に暖房運転の開始操作をするまで、使用者が端末リモコン61,81を操作することはない。そのため、STEP3で、通信周期をある程度長くしても、応答遅れにより使用者が使い勝手の悪化を感じることは少ないと想定される。
また、熱源機1の異常が生じていなければ、各リモコン20,40及び温水暖房端末60,80に、速やかな異常対処を促す必要もない。そのため、通信周期をある程度長くしても、異常対処の遅れは生じない。
一方、STEP10で、各リモコン20,40の少なくともいずれか一方が通常表示モードであるか、各温水暖房端末60,80の少なくともいずれか一方が暖房運転状態であるときには、STEP11に分岐する。また、STEP2で熱源機1に異常が生じているときにも、STEP11に分岐する。そして、通信周期設定部13は、通信周期をT1(<T2)に設定してSTEP1に戻る。
このように、リモコン20,40のいずれかが通常表示モードになっているときは、使用者が表示器21,41を確認する頻度が高いと想定される。また、熱源機1に異常が生じているときは、異常内容を速やかに各リモコン20,40と温水暖房端末60,80に伝達して、異常報知を行なうと共に暖房運転の中止等の措置をとる必要がある。そこで、これらの場合に通信周期を短いT1に設定することで、使用者の使い勝手を高く維持することができると共に、速やかな異常対処を行うことができる。
図5(b)は、通信周期設定部13により、通信周期をT2に設定した場合の通信タイミングチャートである。熱源機1の送信タイミング(図中熱源で表示、t40〜t41,t50〜t51)に基づく、浴室リモコン20の送信タイミング(図中BCで表記、t42〜t43、t52〜t53)、台所リモコン40の送信タイミング(図中MCで表記、t44〜t45,t54〜t55)、温水暖房機60の送信タイミング(図中HT1で表記、t46〜t47)、及び温水暖房機80の送信タイミング(図中HT2で表記、t48〜t49)は変わらないが、熱源機1の送信タイミングの間隔が広がっている。
次に、図4を参照して、リモコン20,40及び温水暖房端末60,80からの第2データの送信条件について説明する。リモコン20,40の通信制御部32,52は、STEP30で省電力表示モードであったときはSTEP31に進み、自身の状態が変化(使用者によるスイッチ操作があった等)したか否かを判断する。
そして、自身の状態が変化したときはSTEP40に分岐してデータを送信し、自身の状態が変化していないときにはSTEP32に進んでデータの送信を行わない。このように、状態の変化がなく、熱源機1に伝達すべき情報がないときに、データ送信を行わないようにすることによって、データ送信に伴うリモコン20,40の電力消費を低減することができる。
なお、温水暖房端末60,80も、同様にして、自身の状態が変化していないときには、データ送信を行ないようにして、データ送信に伴う電力消費を低減している。
図5(c)は、図4に示した処理を行った場合の熱源機1とリモコン20,40及び温水暖房端末60,80との通信タイミングチャートを示したものである。t60〜t70の通信周期では、リモコン20,40及び温水暖房端末60,80の状態の変化がないために、データの送信が行われていない。
また、次のt70〜t80の通信周期では、台所リモコン20の状態の変化があったため、台所リモコン20からデータが送信されている(t74〜t75)。続くt80〜の通信周期では、浴室リモコン40の状態の変化があったため、浴室リモコン20からデータが送信されている(t82〜t83)。
ここで、リモコン20,40及び温水暖房端末60,80からデータが送信されない通信周期が続くと、熱源機1側で、リモコン20,40及び温水暖房端末60,80との通信が正常に行われているか否かを認識することができない。そこで、状態が変化せずにデータを送信しなかった通信周期が所定回以上続いたときには、通信が正常に行われていることを伝達するために、熱源機1にデータを送信するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、本発明の端末として台所リモコン20、浴室リモコン40、温水暖房端末60、及び温水暖房端末80を備えた熱源システムを示したが、熱源機とそのリモコンのみからなる熱源システム、熱源機と温水暖房端末のみからなる熱源システム等、他の構成による熱源機とその端末からなる熱源システムに対しても、本発明の適用が可能である。
熱源機とそのリモコンのみからなる熱源システムにおいては、図3のSTEP10の判断条件が、「全リモコンが省電力表示モード?」となり、熱源機と温水暖房端末のみからなる熱源システムにおいては、図3のSTEP10の判断条件が「全温水暖房端末が暖房停止状態?」となる。
1…熱源機、5…通信ケーブル、10…(熱源機の)コントローラ、13…通信周期設定部、20…台所リモコン、30…(台所リモコンの)コントローラ、31…(台所リモコンの)状態切替部、32…(台所リモコンの)通信制御部、40…浴室リモコン、50…(浴室リモコンの)コントローラ、51…(浴室リモコンの)状態切替部、52…(浴室リモコンの)通信制御部、70,80…(温水暖房端末の)コントローラ、71,91…(温水暖房端末の)状態切替部、72,92…(温水暖房端末の)通信制御部。

Claims (7)

  1. 相互に通信可能に構成された熱源機及び端末を備え、
    前記熱源機は、所定の通信周期で前記端末に対して第1データを送信し、
    前記端末は、前記第1データを受信した時点に基づいて前記通信周期内で設定されたタイミングにより、前記熱源機に第2データを送信する
    熱源システムにおいて、
    前記端末は、使用者の操作に応じて、前記端末を第1状態と該第1状態よりも消費電力が少ない第2状態とに切替える状態切替部と、前記端末が該第1状態と該第2状態のいずれであるかを示す情報を含む前記第2データを送信する端末状態伝達部とを有し、
    前記熱源機は、前記端末が前記第1状態であるときは前記通信周期を第1通信周期に設定し、前記端末が前記第2状態であるときには前記通信周期を前記第1通信周期よりも長い第2通信周期に設定する通信周期設定部を有する
    ことを特徴とする熱源システム。
  2. 請求項1記載の熱源システムにおいて、
    前記端末を複数台備え、
    前記通信周期設定部は、各端末がいずれも前記第2状態であるときに、前記通信周期を前記第2通信周期とし、各端末のいずれかが前記第1状態であるときには、前記通信周期を前記第1通信周期に設定することを特徴とする熱源システム。
  3. 請求項1又は請求項2記載の熱源システムにおいて、
    前記端末は、前記第2状態であるときに前記熱源機から前記第1データを受信したときには、前記熱源機に伝達すべき情報があるときに限定して、該情報を含む前記第2データを前記熱源機に送信することを特徴とする熱源システム。
  4. 請求項3記載の熱源システムにおいて、
    前記端末は、前記第2状態であるときに、前記第2データを前記熱源機に送信することなく、前記熱源機から前記第1データを所定回数以上受信したときには、前記熱源機に対して通信が確立されていることを示す情報を含む前記第2データを送信することを特徴とする熱源システム。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の熱源システムにおいて、
    前記端末は、前記熱源機を遠隔操作するためのリモコンであり、前記第1状態は該リモコンの表示部を常時表示状態とする通常表示モードであり、前記第2状態は該リモコンの操作が所定時間以上なされていない状況であるときに該リモコンの表示部を消灯する省電力表示モードであることを特徴とする熱源システム。
  6. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の熱源システムにおいて、
    前記端末は、前記熱源機を遠隔操作するためのリモコンであって、該リモコンは、前記熱源機を発熱運転が可能な運転状態と発熱運転が不能な待機状態とに切替える運転スイッチを有し、
    前記第1状態は、前記熱源機が運転状態であるときに前記リモコンの表示部を常時表示状態とする通常表示モードであり、前記第2状態は、前記熱源機が待機状態であるときに前記リモコンの表示部を常時消灯状態とする待機表示モードであることを特徴とする熱源システム。
  7. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の熱源システムにおいて、
    前記端末は、前記熱源機から供給される温水を熱源として暖房を行う温水暖房端末であり、前記第1状態は該温水暖房端末が暖房運転を行なっている暖房運転状態であり、前記第2状態は該温水暖房端末が暖房運転を停止している暖房停止状態であることを特徴とする熱源システム。
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