JP2012148758A - ステアリングコラム用支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次衝突時にステアリングホイールを前方に安定して変位させる為のチューニングが容易で、しかも、離脱荷重を低く且つ安定させる事ができ、更に、必要に応じて二次衝突後にステアリングホイールが過度に下降するのを防止できる構造を実現する。
【解決手段】車体側ブラケット11に前後方向に長い透孔27を形成し、この透孔27の両側部分を挟んで、スライド部材28を構成する、外側、内側両スライド素板51、52に設けた上下の滑り板部31a、31bを配置する。これら各滑り板部31a、31bを上方から挿通したボルト29とナット30とにより、前記車体側ブラケット11に対してコラム側ブラケット12bの上板部23を結合する。二次衝突時には、前記外側スライド素子51が前記内側スライド素板52に対し前方に滑り動いて、前記車体側ブラケット11から前記コラム側ブラケット12bが、軽い力で離脱する。
【選択図】図5

Description

この発明は、衝突事故の際に運転者の身体からステアリングホイールに加わった衝撃エネルギを吸収しつつ、このステアリングホイールの前方への変位を可能とすべく、ステアリングコラムを車体に対し前方への変位を可能に支持する為のステアリングコラム用支持装置の改良に関する。
[従来技術]
自動車用ステアリング装置は、図26に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、この入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する様にしている。前記ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、このステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、このステアリングコラム6に回転自在に支持されている。又、前記ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続し、この中間シャフト8の前端部を、別の自在継手9を介して、前記入力軸3に接続している。尚、前記中間シャフト8は、トルクを伝達可能に、且つ、衝撃荷重により全長を収縮可能に構成している。そして、衝突事故の際(次述する一次衝突の際)に、前記ステアリングギヤユニット2の後方への変位に拘らず、前記ステアリングシャフト5を介して前記ステアリングホイール1が後方に向けて変位する(運転者の身体に向けて突き上げられる)事を防止できる様に構成している。
上述の様な自動車用ステアリング装置は、衝突事故の際に、衝撃エネルギを吸収しつつ、ステアリングホイール1を前方に変位させる構造にする事が、運転者の保護の為には必要である。即ち、衝突事故の際には、自動車が他の自動車等にぶつかる一次衝突に続いて、運転者の身体が前記ステアリングホイール1に衝突する二次衝突が発生する。この二次衝突の際に、運転者の身体に加わる衝撃を緩和して、運転者の保護を図る為に、前記ステアリングホイール1を支持したステアリングコラム6を車体に対して、二次衝突に伴う前方への衝撃荷重により前方に離脱(完全に支持力を喪失する状態は勿論、通常状態よりも前方に変位する状態を含む)可能に支持すると共に、前記ステアリングコラム6と共に前方に変位する部分と車体との間に、塑性変形する事で前記衝撃荷重を吸収するエネルギ吸収部材を設ける事が、例えば特許文献1〜5に記載される等により従来から知られており、且つ、広く実施されている。
図27〜29は、従前の(公知ではないが、本発明との関係で、従来技術と基本的に差はない)ステアリング装置の1例を示している。ステアリングコラム6aの前端部に、電動式パワーステアリング装置を構成する減速機等を収納するハウジング10を固定している。又、前記ステアリングコラム6aの内側にステアリングシャフト5aを、回転のみ自在に支持しており、このステアリングシャフト5aの後端部で前記ステアリングコラム6aの後端開口から突出した部分に、ステアリングホイール1(図26参照)を固定自在としている。そして、前記ステアリングコラム6a及び前記ハウジング10を、車体に固定された部分である車体側ブラケット11(例えば、後述する本発明の実施の形態の構造を示す図1〜5等参照)に対し、前方に向いた衝撃荷重に基づいて前方への離脱を可能に支持している。
この為に、前記ステアリングコラム6aの中間部に支持したコラム側ブラケット12と、前記ハウジング10に支持したハウジング側ブラケット13とを、何れも前方に向いた衝撃荷重により前方に離脱する様に、車体に対し支持している。前記両ブラケット12、13は何れも、1乃至2箇所の取付板部14a、14bを備え、これら各取付板部14a、14bに、それぞれ後端縁側に開口する切り欠き15a、15bを形成している。そして、これら各切り欠き15a、15bを覆う状態で前記両ブラケット12、13の左右両端寄り部分に、それぞれ滑り板16a、16bを組み付けている。
これら各滑り板16a、16bはそれぞれ、表面に、例えばポリアミド樹脂(ナイロン)、ポリ四フッ化エチレン樹脂(PTFE)等の滑り易い合成樹脂製の層を形成した、炭素鋼板、ステンレス鋼板等の金属薄板を曲げ形成する事により、上下両板部の後端縁同士を連結板部により連結した、大略コ字形としている。そして、それぞれの上下両板部の互いに整合する部分に、ボルト若しくはスタッドを挿通する為の通孔を形成している。前記各滑り板16a、16bを前記各取付板部14a、14bに装着した状態で、前記各通孔は、それぞれこれら各取付板部14a、14bに形成した、前記各切り欠き15a、15bに整合する。
前記両ブラケット12、13は、前記各取付板部14a、14bの切り欠き15a、15b及び前記各滑り板16a、16bの通孔を挿通した、ボルト若しくはスタッドとナットとを螺合し更に締め付ける事により、前記車体側ブラケット11に支持する。二次衝突時には前記ボルト若しくはスタッドが、前記各滑り板16a、16bと共に前記各切り欠き15a、15bから抜け出して、前記ステアリングコラム6a及び前記ハウジング10が、前記両ブラケット12、13及びステアリングホイール1と共に前方に変位する事を許容する。
又、図示の例の場合には、前記ボルト若しくはスタッドと前記コラム側ブラケット12との間にエネルギ吸収部材17、17を設けている。そして、このコラム側ブラケット12が前方に変位するのに伴ってこれらエネルギ吸収部材17、17を塑性変形させ、前記ステアリングホイール1から、前記ステアリングシャフト5a及び前記ステアリングコラム6aを介して前記コラム側ブラケット12に伝わった衝撃エネルギを吸収する様にしている。
二次衝突時には前記ボルト若しくはスタッドが前記両切り欠き15a、15aから抜け出して、図29に示す様に、前記コラム側ブラケット12が前方に変位する事を許容する。そして、前記ステアリングコラム6aが、このコラム側ブラケット12と共に前方に変位する。この際、前記ハウジング側ブラケット13に関しても、前記車体から離脱し、このハウジング側ブラケット13が前方に変位する事を許容する。そして、前記コラム側ブラケット12の前方への変位に伴って、前記両エネルギ吸収部材17、17が塑性変形して、運転者の身体から、ステアリングシャフト5a及び前記ステアリングコラム6aを介して前記コラム側ブラケット12に伝わった衝撃エネルギを吸収し、前記運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。
上述の図27〜29に示した従前の構造の場合、前記コラム側ブラケット12を左右両側2箇所位置で前記車体側ブラケット11に対し、二次衝突時に前方への離脱を可能に支持している。従って、二次衝突時には、左右1対の支持部の係合を同時に外れさせる事が、前記ステアリングホイール1を前方に、安定して(二次衝突発生の瞬間の状態のまま傾斜させずに)変位させる面から重要になる。一方、前記両支持部の係合を同時に外れさせる為のチューニングは、これら両支持部を外れさせる事に対する抵抗(摩擦抵抗、剪断抵抗等)や、前記ステアリングコラム6aと共に前方に変位する部分の慣性質量に関する左右のアンバランス等の影響がある為、手間の掛かる作業となる。
この様な原因での前方への離脱を不安定化させる要因を除く為には、特許文献1に記載された構造を採用する事が効果がある。図30〜32は、この特許文献1に記載された従来構造を示している。この従来構造の場合には、車体側に支持固定されて、二次衝突時にも前方に変位する事のない車体側ブラケット11aの幅方向中央部に係止切り欠き18を、この車体側ブラケット11aの前端縁側が開口する状態で形成している。又、ステアリングコラム6b側にコラム側ブラケット12aを支持固定して、二次衝突時にこのコラム側ブラケット12aを、前記ステアリングコラム6bと共に前方に変位可能としている。
更に、このコラム側ブラケット12aに固定した係止カプセル19の左右両端部を、前記係止切り欠き18に係止している。即ち、この係止カプセル19の左右両側面にそれぞれ形成した係止溝20、20を、前記係止切り欠き18の左右両側縁部に係合させている。従って、前記係止カプセル19の左右両端部で前記両係止溝20、20の上側に存在する部分は、前記係止切り欠き18の両側部分で、前記車体側ブラケット11aの上側に位置している。これら車体側ブラケット11aと係止カプセル19とは、前記両係止溝20、20と前記係止切り欠き18の両側縁部とを係合させた状態で、これら両部材11a、19の互いに整合する部分に形成した係止孔21a、21bに係止ピン22、22(図32にのみ図示)を圧入する事で結合する。これら各係止ピン22、22は、アルミニウム系合金、合成樹脂等の、二次衝突時に加わる衝撃荷重で裂断する、比較的軟質の材料により造っている。
二次衝突時に、前記ステアリングコラム6bから前記コラム側ブラケット12aを介して、前記係止カプセル19に、前方に向いた衝撃荷重が加わると、前記各係止ピン22、22が裂断する。そして、前記係止カプセル19が前記係止切り欠き18から前方に抜け出して、前記ステアリングコラム6b(及びステアリングシャフトを介してこのステアリングコラム6bに支持されたステアリングホイール)が前方に変位する事を許容する。
上述の図30〜32に示した従来構造の場合、前記コラム側ブラケット12aに固定した係止カプセル19と前記車体側ブラケット11aとの係合部が、幅方向中央部の1箇所のみである。この為、二次衝突時にこの係合部を外し、前記ステアリングホイールを前方に安定して変位させる為のチューニングが容易になる。
上述の図30〜32に示した様な従来構造の場合、二次衝突時にステアリングコラムを、前方に安定した姿勢で離脱させる面からは有効であるが、この離脱に要する荷重(離脱荷重)を低く且つ安定させて、運転者の保護をより一層充実させる面からは改良の余地がある。この点に就いて、以下に説明する。
二次衝突時に運転者の身体に加わる衝撃をより低く抑える為には、前記離脱荷重を低く抑えて、二次衝突発生の瞬間に前記ステアリングコラムが前方に、円滑に変位し始める様にする事が好ましい。即ち、二次衝突発生の瞬間にこのステアリングコラムの前方への変位開始を円滑に行わせて、ステアリングホイールに衝突した運転者の身体に加わる衝撃をできるだけ小さく抑え、変位開始後、二次衝突の進行に伴って、前記ステアリングコラムに付設したエネルギ吸収部材を塑性変形させ、前記ステアリングホイールに伝わった衝撃エネルギを吸収する事が、運転者の保護充実の為には好ましい。
一方、前記図30〜32に示した様な従来構造の場合、二次衝突発生の瞬間に前記ステアリングコラム6bの前方への変位を開始させる為には、前記各係止ピン22、22を裂断する必要がある。この変位を開始させるべく、これら各係止ピン22、22を裂断する為には、或る程度大きな衝撃荷重が必要になり、前記離脱荷重を低く抑える面からは不利になる。一方、前述の図27〜29に示した従前の構造の如き、一般的な構造は、二次衝突時に於けるステアリングコラムの姿勢を安定させる為の手間が面倒である事に加えて、コラム側ブラケットを車体側に組み付ける為のボルト等の締め付けトルクが少し変わるだけで、前記離脱荷重が大きく変動する為、締め付けトルクの管理も面倒になる。
以上の様な理由により、従来から知られている構造では、二次衝突時にステアリングコラムを、前方に安定した姿勢で離脱させ、しかも離脱荷重を低く且つ安定させる事は難しい。
実開昭51−121929号公報 特開2005−219641号公報 特開2000−6821号公報 実公昭56−25981号公報 特開昭60−169365号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、二次衝突時にステアリングホイールを前方に安定して変位させる為のチューニングが容易で、しかも、離脱荷重を低く且つ安定させる事ができ、更に、必要に応じて二次衝突後にステアリングホイールが過度に下降するのを防止できる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のステアリングコラム用支持装置は、ステアリングコラムと、車体側ブラケットと、係止除肉部と、コラム側ブラケットとを備える。
このうちのステアリングコラムは、内側にステアリングシャフトを回転自在に支持する為のものである。
又、前記車体側ブラケットは、例えば炭素鋼板の如き金属板製で、少なくとも幅方向両側2箇所位置で車体側に支持固定され、二次衝突時にも前方に変位する事がない。
又、前記係止除肉部は、この車体側ブラケットの幅方向に関して、前記幅方向両側2箇所位置の間部分に形成されたもので、前後方向に長い。
更に、前記コラム側ブラケットは、例えば炭素鋼板の如き金属板製で、前記ステアリングコラム側に支持された状態で前記車体側ブラケットの下側に配置されており、上端部に上板部を設けている。
そして、前記コラム側ブラケットを前記車体側ブラケットに、二次衝突時に加わる衝撃荷重により前方への離脱を可能に支持している。
特に、本発明のステアリングコラム用支持装置に於いては、スライド部材を備える。このスライド部材は、それぞれが前記係止除肉部の幅寸法よりも大きな幅寸法を有する上下1対の滑り板部を備える。これら両滑り板部は、互いに独立して設けても、或いは、請求項2に記載した発明の様に、前記係止余肉部の幅寸法よりも小さな幅寸法を有する連結部により連結しても良い。
本発明のステアリングコラム用支持装置の場合には、この様なスライド部材を、前記両滑り板部の幅方向両端部により前記車体側ブラケットの一部で前記係止除肉部の両側部分を上下両側から挟持した状態で配置する。
そして、前記スライド部材を上下方向に挿通した結合部材に固設した、前記係止除肉部の幅寸法よりも大きな外径寸法を有する抑え部分と前記上板部との間で前記車体側ブラケットを、前記両滑り板部を介して挟持する事により、前記車体側ブラケットに対して前記コラム側ブラケットを結合支持している。
この様な本発明のステアリングコラム用支持装置を実施する場合に、例えば請求項3に記載した発明の様に、前記係止除肉部を、それぞれが前後方向に長く互いに平行な2本の透孔若しくは切り欠きとする。そして、これら両透孔若しくは切り欠きの後端部分に、それぞれ前記スライド部材と前記結合部材とを設置する。
或いは、請求項4に記載した発明の様に、前記係止除肉部を、前半部が幅広部で、後半部がこの幅広部の後端縁の幅方向両端部2個所位置から更に後方に延出した、それぞれが前後方向に長く互いに平行な、それぞれが切り欠き状である2本の延長部とを備えた透孔とする。そして、これら両延長部の後端部分に、それぞれ前記スライド部材と前記結合部材とを設置する。
この様な請求項3〜4に記載した発明を実施する場合に、例えば請求項5に記載した発明の様に、1対のスライド部材同士を連結部により一体に連結する事もできる。
又、この様な請求項3〜5に記載した発明を実施する場合に、例えば請求項6に記載した発明の様に、1対のスライド部材の上側に、これら両スライド部材同士の間に掛け渡す状態で補強板を設け、前記抑え部分によりこの補強板の上面を、前記車体側ブラケットに向けて下方に押圧する事もできる。
又、前述の様な本発明のステアリングコラム用支持装置を実施する場合に、例えば請求項7に記載した発明の様に、前記係止除肉部を、前後方向に長い1本の透孔若しくは切り欠きとする事もできる。この場合には、この透孔若しくは切り欠きを、前記幅方向両側2箇所位置の間部分の中央部に形成する。そして、この透孔若しくは切り欠きの後端部分に、前記スライド部材と前記結合部材とを設置する。
或いは、請求項8に記載した発明の様に、前記係止除肉部を、前記車体側ブラケットの前端縁の幅方向中央部に開口する係止切り欠きとする事もできる。そして、前記車体側ブラケットを構成する金属板の一部で前記コラム側ブラケットの上板部の後端縁に対向する部分を前下方に向け断面U字形に折り返す事により形成した下側折り返し部により、前記上板部の後端縁部を緩く抱持する。又、この上板部の前端縁部から前方に延出した、幅寸法が前記係止切り欠きの幅寸法よりも小さな基部の先端部に、幅寸法がこの係止切り欠きの幅寸法よりも大きな抑え板部を設けた延出板部を、後上方に向け断面U字形に折り返す事で形成した上側折り返し部により、前記車体側ブラケットの一部で前記係止切り欠きの両側部分を抑え付ける。
又、前述の様な本発明のステアリングコラム用支持装置を実施する場合に、例えば請求項9に記載した発明の様に、前記結合部材をボルトとし、前記抑え部分を、このボルトの上端部に設けられた頭部とする。そして、このボルトの杆部を、前記スライド部材と、前記係止除肉部と、前記上板部に形成した通孔とに、上方から挿通し、この上板部の下面から突出した下端部にナットを螺合し更に締め付ける。
又、請求項10に記載した発明の様に、前記係止除肉部内に、前記車体側ブラケットの基板部の厚さ寸法以上の厚さ寸法を有するスペーサを配置すると共に、このスペーサをスライド部材を構成する上下1対の滑り板部同士の間に挟持する事もできる。
上述の様に構成する本発明のステアリングコラム用支持装置によれば、二次衝突時にステアリングホイールを前方に安定して変位させる為のチューニングが容易で、しかも、離脱荷重を低く且つ安定させる事ができ、更に、必要に応じて二次衝突後にステアリングホイールが過度に下降するのを防止できる構造を実現できる。
先ず、二次衝突時にステアリングホイールを前方に安定して変位させる為のチューニングの容易化は、車体側ブラケットとコラム側ブラケットとを、この車体側ブラケットを車体側に支持固定している幅方向両側2箇所位置の間部分で係合させる事により図れる。これら2箇所位置の間部分で係合させれば、二次衝突に伴って前記コラム側ブラケットに加わる衝撃エネルギが、係合部にほぼ均等に加わり、前記二次衝突時にこのコラム側ブラケットに、曲げ方向のモーメントが加わりにくくなって、前記チューニングの容易化を図れる。
又、前記離脱荷重を低く且つ安定させる事は、前記車体側ブラケットと前記コラム側ブラケットとを、この車体側ブラケットの一部を、スライド部材を構成する上下1対の滑り板部の一部で挟持する事により図れる。これら両滑り板部の存在により、前記車体側ブラケットの上下両面と、前記抑え部分の下面及び前記コラム側ブラケットの上板部の上面との間に作用する摩擦力を小さく抑えられる。この為、前記摩擦力に基づいて定まる、前記離脱荷重を低く且つ安定させる事ができる。
又、二次衝突後にステアリングホイールが過度に下降するのを防止する事(脱落防止)は、前記係止除肉部の前後方向長さを十分に大きくする事により図れる。この様な構成を採用すれば、二次衝突の進行に伴って前記ステアリングホイールが前方に変位し切った状態でも、前記抑え部分の下面と前記車体側ブラケットの前端部上面との係合が外れたり、前記係止除肉部の前端縁と結合部材等とが緩衝したりせずに済む。この為、この車体側ブラケットに対して前記コラム側ブラケットが下方に変位する事を防止して、ステアリングコラムを介してこのコラム側ブラケットに支持された、前記ステアリングホイールが過度に下降する事を防止できる。この結果、このステアリングホイールと運転者との位置関係を適正に保って、例えば、衝突事故の程度によっては、このステアリングホイールの操作性を確保して、事故車両を路肩等に退避させる作業を容易に行える等の効果を得られる。
尚、本発明を実施する場合には、前記コラム側ブラケットと車体側に支持固定された部分との間にエネルギ吸収部材を設ける。このエネルギ吸収部材を設ければ、前記離脱荷重を十分に低く抑えた場合であっても、二次衝突の進行に伴って前記ステアリングホイールが前方に変位する事に対して、適正な抵抗を付与できる。そして、このステアリングホイールに衝突した運転者の身体に加わる衝撃を緩和して、衝突事故の際の運転者の保護充実を図れる。
本発明の実施の形態の第1例を示す側面図。 図1の中央部拡大図。 同平面図。 一部を透視乃至切断した状態で示す、図1の右方から見た端面図。 一部を省略すると共に透視した状態で示す、図3のa−a断面図。 重ね合わせてスライド部材を構成する、外側スライド素板(A)と内側スライド素板(B)とを示す斜視図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図3と同様の図。 一部を省略乃至透視した状態で示す、図7のb−b断面図。 本発明の実施の形態の第3例を示す、図5と同方向から見た部分断面図。 同じく第4例を示す、スライド部材の略斜視図。 同略断面図。 本発明の実施の形態の第5例を示す、図3と同様の図。 同じく図4と同様の図。 一部を省略乃至透視した状態で示す、図12のc−c断面図。 本発明の実施の形態の第6例を示す、図3と同様の図。 一部を省略乃至透視した状態で示す、図15のd−d断面図。 本発明の実施の形態の第7例を示す、図3と同様の図。 一部を省略乃至透視した状態で示す、図17のe−e断面図。 本発明の実施の形態の第8例を示す、図3と同様の図。 同第9例を示す、図3と同様の図。 同じく図4と同様の図。 一部を省略乃至透視した状態で示す、図20のf−f断面図。 コラム側ブラケットの前上部の斜視図。 本発明の実施の形態の第10例を示す、図5と同様の断面図。 一部を省略して示す、図24のg−g断面図。 従来から知られているステアリング装置の1例を示す、部分切断側面図。 従前のステアリングコラム用支持装置の1例を、通常時の状態で示す平面図。 同じく側面図。 従前のステアリングコラム用支持装置の1例に関して、二次衝突に伴ってステアリングコラムが前方に変位した状態を示す側面図。 従来構造の1例を示す、ステアリングコラムの中心軸に対し直交する方向に存在する仮想平面に関する断面図。 同じく、車体側ブラケットとコラム側ブラケットとを結合する以前の状態で示す斜視図。 同じく、ステアリングコラムを省略する代わりに結合ピンを記載した状態で示す斜視図。
[実施の形態の第1例]
図1〜6は、請求項1〜3、9に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例を含めて、本発明の特徴は、ステアリングコラム6cを支持したコラム側ブラケット12bを、車体に支持した車体側ブラケット11に対し、二次衝突に伴う衝撃により前方への離脱を可能に支持する部分の構造にある。前記コラム側ブラケット12bに対し前記ステアリングコラム6cを支持する部分の構造等、他の部分の構造及び作用は、従来から広く知られているステアリング装置とほぼ同様であるから、図示のみで説明は省略し、以下、前記コラム側ブラケット12bを前記車体側ブラケット11に対し支持する部分の構造を中心に説明する。
前記コラム側ブラケット12bは、鋼板等の、十分な強度及び剛性を有し、且つ、塑性変形可能な金属板を曲げ加工する事により、下方が開口したコ字形に形成している。従って、前記コラム側ブラケット12bは、上端部に設けられた上板部23と、この上板部23の左右両側縁からそれぞれ下方に向け直角に折れ曲がった、左右1対の支持板部24、24とを備える。その内側にステアリングシャフト5bを回転自在に支持するステアリングコラム6cは、前記両支持板部24、24同士の間に、従来から周知の構造により、上下位置及び前後位置の調節を可能に支持される。
この様なコラム側ブラケット12bは前記車体側ブラケット11の下側に、二次衝突に伴ってこのコラム側ブラケット12bに加わる衝撃荷重に基づいて前方への変位(離脱)を可能に支持している。前記車体側ブラケット11は、鋼板等の、十分な強度及び剛性を有する金属板製の素材に、プレスによる打ち抜き加工、レーザカッタ等による切断加工を施す事により形成している。図示の例では、平板状の基板部25の周縁部のうちで前端縁を除く部分(両側縁部及び後端縁部)を下方に曲げ形成して、折り曲げ縁部50を形成し、軽量化と剛性確保との両立を図っている。
前記車体側ブラケット11の幅寸法は、前半部で狭く、後半部で広くしている。そして、この後半部のうちで、幅方向両端寄り部分の左右2箇所位置に、それぞれ通孔26、26を形成している。前記車体側ブラケット11は、これら両通孔26、26を挿通したボルト又はスタッドにより、車体に対し支持固定される。この状態で前記車体側ブラケット11は、二次衝突時にも、前方に変位する事はない。この様な車体側ブラケット11のうちで、この車体側ブラケット11の幅方向に関して、前記両通孔26、26の間部分に、それぞれが前後方向に長く互いに平行な2本の透孔27、27を形成している。これら両透孔27、27の後端寄り部分の平面形状は、それぞれ後方に向かうほど幅寸法が小さくなる方向に傾斜し、後端部が、後述するボルト29、29の外周面に倣った円弧状である、略V字状となっている。
前記コラム側ブラケット12bは、前記車体側ブラケット11に、二次衝突時に加わる衝撃荷重により前方への離脱(通常状態よりも前方への変位)を可能に支持している。この為、本例のステアリングコラム用支持装置の場合には、前記上板部23を前記車体側ブラケット11の透孔27、27の後端部に、それぞれ1対ずつのスライド部材28、28と、ボルト29、29及びナット30、30とにより結合している。これら両スライド部材28、28はそれぞれ、図6の(A)に示した外側スライド素板51と同じく(B)に示した内側スライド素板52とを重ね合わせて成る。これら両スライド素板51、52はそれぞれ、互いに平行に設けられた、上下1対ずつの滑り板部31a、31bを有する。これら各滑り板部31a、31bの幅寸法Wは、前記両透孔27、27の幅寸法wよりも十分に大きい(W>w)。
又、前記各滑り板部31a、31bのうち、前記外側スライド素板51を構成する1対の滑り板部31a、31aには、それぞれのほぼ中央部の互いに係合する部分に、通孔53、53を形成している。又、前記両滑り板31a、31aの前端縁同士を、連結部33aにより連結して、前記外側スライド素板51を一体としている。一方、前記内側スライド素板52を構成する1対の滑り板31b、31bにはそれぞれ、幅方向中央部の前端縁に開口する切り欠き部32、32を設ける事で二股状に形成している。そして、前記両滑り板部31b、31bの前端縁同士を、前記両切り欠き部32、32の前端開口部を両側から挟む状態で設けた左右1対の連結部33b、33bにより連結している。前記両スライド部材28、28を構成する、前記各スライド素板51、52毎に1対ずつ設けた、前記各連結部33a、33bの幅寸法(互いに反対側に位置する外端縁同士の間隔D)は、前記両透孔27、27の幅寸法w以下(D≦w)である。尚、これら両透孔27、27の幅寸法以下であれば、前記連結部33aの幅寸法と、前記両連結部33b、33bの幅寸法との大小関係は問わない。
それぞれが上述の様に構成する、前記外側、内側両スライド素板51、52は、図3〜5に示す様に、このうちの外側スライド素板51を構成する上下1対の滑り板31a、31a同士の間に、前記内側スライド素板52を構成する上下1対の滑り板31b、31bを挟持する。この状態で、これら両滑り板31b、31bの上面又は下面と、前記両滑り板31a、31aの下面又は上面とが当接する。又、前記両通孔53、53が、前記両切り欠き部32、32の後端部に位置する。尚、本例の場合には、前記両スライド部材28、28を構成する、前記各スライド素板51、52の片面で、それぞれのスライド素板51(52)が、互いに組み合わされる別のスライド素板52(51)と当接する面に、ポリ四フッ化エチレン樹脂、ポリアミド樹脂、二硫化モリブデン等の低摩擦材のコーティング層を設けている。前記各スライド素板51、52を組み合わせて、前記両スライド部材28、28を構成した状態で、これら各スライド素板51、52の互いに当接する面同士の間には、前記コーティング層が存在する。従って、このうちの内側スライド素板52が外側スライド素板51から抜け出る為に要する荷重を低く抑えられる。
又、前記各スライド素板51、52のうちの内側スライド素板52、52の一部で、上側の滑り板部31bの後端縁中央部に、下方に向け直角に折れ曲がった係止部34を形成している。一方、前記車体側ブラケット11の一部で、前記両透孔27、27の後端部よりも少し後方に寄った部分に、前記係止部34を係止する為の係止孔35、35を形成している。更に、前記外側スライド素板51、51の一部で、上側の滑り板31aの後端縁の幅方向両端部に、通電保持の為の(アース用の)弾性片54、54を設けている。これら各弾性片54、54の先端縁は、前記コーティング層に覆われずに、金属が露出した状態となっている。
前記コラム側ブラケット12bの上端部に設けた前記上板部23を前記車体側ブラケット11に結合するには、先ず、前記両スライド部材28、28を前記両透孔27、27の後端部に組み付ける。この組み付け作業は、先ず、前記各スライド素板51、52の滑り板部31a、31bを前記車体側ブラケット11の上下に位置させた状態で、前記各連結部33a、33bを前記両透孔27、27内に、前端開口から進入させる。そして、前記各滑り板部31a、31bのうちの上側の滑り板部31a、31bを上方に弾性変形させつつ、前記係止部34、34を前記係止孔35、35に係止する。この状態で前記両スライド部材28、28が、前記両透孔27、27の後端部の所定位置に、不用意に脱落しない様に組み付けられる。同時に、前記各弾性片54、54の先端縁を前記車体側ブラケット11の上面に弾性的に当接させて、この車体側ブラケット11と前記両外側スライド素板51、51とを、電気的に導通させる。
そこで、前記コラム側ブラケット12bの上端部に形成した上板部23の上面を前記車体側ブラケット11の基板部25の下面に、前記両スライド部材28、28を構成する前記各スライド素板51、52の、下側の滑り板部31a、31bを介して突き当てる。又、前記上板部23に形成した、左右1対の取付孔36、36と、前記両スライド部材28、28を構成する、前記両外側スライド素板51、51の通孔53、53と、前記両内側スライド素板52、52の切り欠き部32、32の後端部とを整合させる。そして、この状態で、前記両ボルト29、29の杆部を、前記両通孔53、53と前記各切り欠き部32、32の後端部と前記両取付孔36、36とに、上方から挿通する。そして、前記両ボルト29、29の下端部で前記上板部23の下面から突出した部分に前記両ナット30、30を螺合し、更に所定のトルクで締め付ける。尚、これら両ナット30、30は、予め前記両取付孔36、36に嵌合支持しているので、これら両ナット30、30と前記両ボルト29、29との螺合及びその締め付け作業は、容易に行える。これら両ナット30、30と両ボルト29、29とを締め付けた状態で前記車体側ブラケット11の基板部25を、これら両ボルト29、29の頭部37、37の下面と前記両ナット30、30の上面との間で、前記各滑り板部31a、31b及び前記コラム側ブラケット12bの上板部23を介して挟持した状態となる。
この様に各部を組み合わせると、前記コラム側ブラケット12bの上板部23が前記車体側ブラケット11に対し、二次衝突時に加わる衝撃エネルギに基づいて、前方への脱落を可能に連結された状態となる。この二次衝突の際には、前記両スライド部材28、28のうちの内側スライド素板52、52に対して外側スライド部材51、51が前方に滑る。即ち、これら両内側スライド素板52、52は、前記車体側ブラケット11との間に低摩擦材製のコーティング層が存在せず、しかも、前記係止部34、34と前記係止孔35、35とが係合しているので、前方に変位する事に対する抵抗が比較的大きい。これに対して、前記両外側スライド素板51、51は、前記両内側スライド素板52、52との間に存在するコーティング層により、前方に変位する事に対する抵抗が小さい。この為、前記両外側スライド素板51、51が前記両ボルト29、29と共に、前記両内側スライド素板52、52に対して前方に滑り、これら両ボルト29、29及び前記コラム側ブラケット12bが、前記両外側スライド素板51、51と共に前方に変位する。この様に前方に変位する為に要する荷重である離脱荷重は、前記コーティング層の存在により小さくて済む。又、前記両外側スライド素板51、51の内側から、前記両内側スライド素板52、52が後方に抜け切った後は、前記車体側ブラケット11の基板部25を挟持する前記両ボルト29、29の頭部37、37の下面及び前記コラム側ブラケット12bの上板部23の上面との間で、前記両内側スライド素板52、52の滑り板部31b、31bの板厚分が喪失する。この為、前記コラム側ブラケット12bと前記車体側ブラケット11との係合部に関する限り、前記両ボルト29、29及び前記コラム側ブラケット12bが前方に変位する事に対する抵抗が殆どなくなる。
上述の様に構成する本例の構造によれば、前述した様な理由により、二次衝突時にステアリングホイールを前方に安定して変位させる為のチューニングが容易で、しかも、離脱荷重を低く且つ安定させる事ができる。この離脱荷重の値は、前記両ボルト29、29と前記両ナット30、30との締め付けトルクを調節する事により、任意に調節できる。前記コーティング層の存在により、この締め付けトルクを或る程度大きくしても、前記離脱荷重を低く抑えられるので、前記車体側ブラケット11に対する前記コラム側ブラケット12bの支持強度を十分に確保できる。そして、ステアリングコラム6c等を介してこのコラム側ブラケット12bに支持されたステアリングホイール1(図26参照)の支持剛性を十分に確保できる。好ましくは、前記両ボルト29、29と前記両ナット30、30とを締め付けた後、雄ねじ部の先端部を潰す等の緩み止め処置を施す。
更に、二次衝突後にステアリングホイールが過度に下降するのを防止できる構造を実現できる。この為に本例の場合には、前記両透孔27、27の前後方向に関する長さを、二次衝突が進行した(二次衝突に伴って運転者の身体からステアリングホイールに加わった衝撃エネルギによっては、それ以上前記ステアリングコラム6cが前方に変位しなくなった)状態でも、前記両ボルト29、29が前記両透孔27、27の前端縁に突き当たらない程度に、十分に確保している。そして、次述するエネルギ吸収部材により、前記衝撃エネルギを十分に吸収できる様にしている。
尚、図示の例の場合、前記コラム側ブラケット12bの離脱荷重を低く且つ安定させられるが、そのままでは、前記ステアリングホイールに衝突した運転者の身体に加わる衝撃を十分に吸収できない。そこで、図示はしないが、前記コラム側ブラケット12b又は前記ステアリングコラム6cと、前記車体側ブラケット11或いは車体等の、二次衝突時にも前方に変位する事がない部分との間に、塑性変形しつつ前記コラム側ブラケット12bの前方への変位を許容する、エネルギ吸収部材を設ける。二次衝突時には、前記両ボルト29、29及び前記コラム側ブラケット12bの上板部23が前記車体側ブラケット11に対し、前記離脱荷重に伴って前方に変位し始める。そして、この変位に伴って前記エネルギ吸収部材を塑性変形させ、運転者の身体から前記コラム側ブラケット12bに伝わった衝撃エネルギを吸収する。エネルギ吸収部材に就いては、従来から各種構造のものが知られており、本発明の要旨でもない為、図示並びに詳しい説明は省略する。
[実施の形態の第2例]
図7〜8は、請求項1〜3、6、9に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、1対のスライド部材28、28の上側に、左右幅方向に長い矩形の補強板38を、これら両スライド部材28、28同士の間に掛け渡す状態で設けている。そして、左右1対のボルト29、29の頭部37、37により前記補強板38の上面を、車体側ブラケット11の基板部25に向けて下方に押圧している。
この様な本例の構造の場合、前記両スライド部材28、28の上面を安定して抑え付ける事ができて、前記車体側ブラケット11とコラム側ブラケット12bとの結合力を、より安定させる事ができる。尚、前記ボルト29、29の頭部37、37の下面と前記両スライド部材28、28の上面との間に、個別の(左右独立した)ワッシャを挟持しても、前記両ボルト29、29とナット30、30との締め付け力を安定させて、離脱荷重を安定させる事ができる。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第3例]
図9も、請求項1〜3、6、9に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、補強板38の下面とスライド部材28を構成する上側の滑り板部31aの上面との間、並びに、コラム側ブラケット12bの上板部23の上面と前記スライド部材28を構成する下側の滑り板部31bの下面との間に、それぞれ補助滑り板39、39を挟持している。これら各補助滑り板39、39のうち、前記スライド部材28の上面又は下面と対向する面に、前述した様な低摩擦材製のコーティング層を設けている。
この様な本例の構造によれば、二次衝突時に、低摩擦材製のコーティング層同士を滑らせる為、この二次衝突時に於ける離脱荷重を、より低く、且つ安定させる事ができる。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第2例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第4例]
図10〜11は、本発明の実施の形態の第4例として、スライド部材28bの別例を示している。このスライド部材28bは、1枚の金属板を曲げ形成して成るもので、上述した各例のスライド部材28を構成する内側スライド素板52{図6の(B)参照}の後端縁部に、係止部34に加えて左右1対の弾性片54、54を形成した如き形状を有する。この様なスライド部材28bは、先に述べた実施の形態の第1〜3例の何れかと組み合わせた(スライド部材を置き換えた)状態で実施する。
上述の様なスライド部材28bを組み込んだステアリングコラム用支持装置の構造では、二次衝突時に、コラム側ブラケット12bがボルト29(図1〜5参照)と共に、前記スライド部材28bに対し摺動しつつ、前方に変位する。この為、このスライド部材28bを構成する上下1対の滑り板部31e、31eのうち、少なくとも上側の滑り板部31eの上面及び下側の滑り板部31eの下面に、低摩擦材製のコーティング層を形成する。尚、これら両滑り板部31e、31eの上下両面にコーティング層を形成すれば、二次衝突時の状態により、前記スライド部材28bも、前方に変位させる事ができる。又、前記両滑り板部31e、31eに、図示の様な切り欠き部32、32に代えて通孔53、53{図6の(A)参照}を形成する事により、二次衝突時にスライド部材を、前記コラム側ブラケット12b及び前記ボルト29と共に前方に変位させる事もできる。この場合には、少なくとも、上側の滑り板部31eの下面及び下側の滑り板部31eの上面に、低摩擦材製のコーティング層を形成する。
[実施の形態の第5例]
図12〜14は、請求項1、2、4、5、9に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、車体側ブラケット11の基板部25に形成する係止除肉部を、後方が開いた、大略コ字形の透孔40としている。この透孔40は、前半部が幅広部41で、後半部が、それぞれが切り欠き状である2本の延長部42、42である。これら両延長部42、42は、前記幅広部41の後端縁の幅方向両端部2個所位置から更に後方に延出したもので、それぞれが前後方向に長く、且つ互いに平行である。前記両延長部42、42の後端部の平面形状に関しても、略V字形としている。そして、これら両延長部42、42の後端部分に、それぞれスライド部材28a、28aと、ボルト29、29及びナット30、30とを設置している。
前記両スライド部材28a、28aの構成は、基本的には、先に述べた実施の形態の第1〜3例に組み込むスライド部材28、28、又は、上述した実施の形態の第4例のスライド部材28bと同様である。但し、本例の場合には、前記係止除肉部を上述の様な透孔40とした事に伴って、前記両スライド部材28a、28a(を構成する外側、内側両スライド素板)を、(それぞれ)1枚の金属板により造っている。即ち、これら両スライド部材28a、28aを構成する、上側の滑り板部31c、31d同士を連結部43a、43aにより、下側の滑り板部31c、31d同士を連結部43b、43bにより、それぞれ一体に連結している。
本例の場合には、この様に、左右1対のスライド部材28a、28aを一体構造としている為、これら両スライド部材28a、28aの取り扱い性が向上し(部品管理、組立作業が容易になり)、コスト低減を図れる。
その他の部分の構造及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第6例]
図15〜16は、請求項1〜3、5、6、9に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合には、左右1対のスライド部材28a、28a及び連結部43aの上側に、左右幅方向に長い矩形の補強板38を、これら両スライド部材28a、28a同士の間に掛け渡す状態で設けている。この補強板38の機能に関しては前述の図7〜8に示した実施の形態の第2例と、その他の部分の構造及び作用は前述した実施の形態の第1例と、それぞれ同様であるから、同等部分に関する説明は省略する。
[実施の形態の第7例]
図17〜18は、請求項1、2、7、9に対応する、本発明の実施の形態の第7例を示している。本例の場合には、車体側ブラケット11の基板部25に形成する係止除肉部が、前後方向に長い1本の透孔27aである。この透孔27aは、前記基板部25の幅方向両側2箇所位置に形成した1対の通孔26、26の間部分の中央部に形成している。そして、前記透孔27aの後端部分に、スライド部材28とボルト29及びナット30とを設置している。
この様な本例の構造では、前記透孔27a、前記スライド部材28、前記ボルト29及びナット30を1組のみとした事により、コスト低減と、離脱荷重のより一層の安定化とを図れる。尚、本例の構造を実施する場合にも、前記ボルト29の頭部37と前記スライド部材28の上面との間にワッシャを挟持する事で、前記車体側ブラケット11に対するコラム側ブラケット12bの支持剛性の向上を図れる。又、前記頭部37と前記スライド部材28の上面との間に補助滑り板を挟持する事により、離脱荷重をより低く且つ安定させる事ができる。
[実施の形態の第8例]
図19は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施の形態の第8例を示している。本例の場合には、車体側ブラケット11の基板部25に形成する係止除肉部を、この基板部25の前端縁の幅方向に関して中央部から両側に寄った部分に開口する、1対の係止切り欠き44、44としている。この様に、係止除肉部を、それぞれが前記基板部25の前端縁に開口する係止切り欠き44、44とする事により、二次衝突時に於ける、前記車体側ブラケット11に対するコラム側ブラケット12bのストロークを確保し易くしている。又、通常状態で、これら両ブラケット11、12b同士を結合している左右1対のボルト29、29を、このうちの車体側ブラケット11の左右両端部に形成した1対の通孔26、26の中心軸同士を結ぶ直線α上に位置させている。この構成により、ステアリングコラム6cの幅方向に加わるモーメントに対する、前記コラム側ブラケット12bの支持剛性を向上させている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第9例]
図20〜23は、請求項1、2、8、9に対応する、本発明の実施の形態の第9例を示している。本例の場合には、車体側ブラケット11の基板部25に形成する係止除肉部を、この基板部25の前端縁の幅方向中央部に開口する係止切り欠き44としている。この係止切り欠き44の奥端部(後端部)の平面形状に関しても、略V字形としている。そして、前記車体側ブラケット11を構成する金属板の一部でコラム側ブラケット12bの上板部23の後端縁に対向する部分を前下方に向け断面U字形に折り返す事により形成した下側折り返し部45により、前記上板部23の後端縁部を抱持している。又、この上板部23の前端縁部から前方に延出した延出板部46を後上方に向け断面U字形に折り返す事により形成した上側折り返し部47により、前記車体側ブラケット11の基板部25の前後方向中間部で前記係止切り欠き44の両側部分を抑え付けている。尚、前記延出板部46は、幅寸法がこの係止切り欠き44の幅寸法よりも小さな基部48の先端部に、幅寸法がこの係止切り欠き44の幅寸法よりも大きな抑え板部49を設けて成る。そして、前記基部48をこの係止切り欠き44内に進入させた状態で、この抑え板部49の幅方向両端部分で、前記基板部25の上面を抑え付けている。
上述の様に本例の構造の場合には、前記下側折り返し部45により前記上板部23の後端縁部を抱持すると共に、前記上側折り返し部47により前記基板部25の上面を抑え付けている為、前記車体側ブラケット11に対する前記コラム側ブラケット12bの支持剛性を向上させられる。又、前記下側折り返し部45に関しては、一次衝突時に前記コラム側ブラケット12bが後方に変位するのを抑える力を高める効果も有する。尚、二次衝突時の離脱荷重を低く抑えたまま、この支持剛性を高くする為には、前記両折り返し部45、47と相手面との間部分に、低摩擦材を介在させる事が好ましい。この為には、この間部分に、片面又は両面に低摩擦材製のコーティング層を設けた滑り板、或いは低摩擦材製のフィルムを挟持する構造を採用できる。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図17〜18に示した実施の形態の第7例と同様であるから、重複する説明は省略する。
[実施の形態の第10例]
図24〜25は、請求項1、2、10に対応する、本発明の実施の形態の第10例を示している。本例の場合には、係止除肉部である透孔27内の後端部に、スペーサ55を配置している。このスペーサ55は、銅系合金、高機能樹脂、含油メタル等の滑り易い材料により略矩形、或いは、後端部が、前記透孔27の後端寄り部分の平面形状に倣った略V字状に造られたもので、車体側ブラケット11の基板部25の厚さ寸法と同等若しくはそれ以下の厚さ寸法を有する。このスペーサ25は、単なる矩形とするか、好ましくは、両側縁部に部分円弧状の凸部を形成したり、或いは前端両角部を四分の一円弧状に丸くする等により、二次衝突に伴う前方への変位時に、前記透孔27の左右両内側縁に引っ掛からない様にする。何れにしても、前記スペーサ55の最大幅W55は、前記透孔27の内寸W27以下(W55≦W27)としている。この様なスペーサ55は、前記透孔27の後端部に配置した状態で、スライド部材28を構成する内側スライド素板52の、上下の滑り板部31b、31b同士の間に挟持している。二次衝突時には、前記スペーサ55が前記透孔27に沿って前方に変位する事で、コラム側ブラケット12bの前方への変位が円滑に行われる様にする。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1〜6に示した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
本発明は、ステアリングホイールの上下位置を調節する為のチルト機構と、同じく前後位置を調節する為のテレスコピック機構との両方を備えたステアリングコラム用支持装置に限らず、チルト機構のみ、又はテレスコピック機構のみを備えたステアリングコラム用支持装置、更には、これら両機構を何れも備えていない、ステアリングホイールの位置固定式のステアリングコラム用支持装置で実施する事もできる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a、5b ステアリングシャフト
6、6a、6b、6c ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 ハウジング
11、11a 車体側ブラケット
12、12a、12b コラム側ブラケット
13 ハウジング側ブラケット
14a、14b 取付板部
15a、15b 切り欠き
16a、16b 滑り板
17 エネルギ吸収部材
18 係止切り欠き
19 係止カプセル
20 係止溝
21a、21b 係止孔
22 係止ピン
23 上板部
24 支持板部
25 基板部
26 通孔
27、27a 透孔
28、28a、28b スライド部材
29 ボルト
30 ナット
31a、31b、31c、31d、31e 滑り板部
32 切り欠き部
33a、33b 連結部
34 係止部
35 係止孔
36 取付孔
37 頭部
38 補強板
39 補助滑り板
40 透孔
41 幅広部
42 延長部
43a、43b 連結部
44 係止切り欠き
45 下側折り返し部
46 延出板部
47 上側折り返し部
48 基部
49 抑え板部
50 折り曲げ縁部
51 外側スライド素板
52 内側スライド素板
53 通孔
54 弾性片
55 スペーサ

Claims (10)

  1. 内側にステアリングシャフトを回転自在に支持する為のステアリングコラムと、少なくとも幅方向両側2箇所位置で車体側に支持固定され、二次衝突時にも前方に変位する事のない車体側ブラケットと、この車体側ブラケットの幅方向に関して、前記幅方向両側2箇所位置の間部分に形成された、前後方向に長い係止除肉部と、前記ステアリングコラム側に支持された状態で前記車体側ブラケットの下側に配置され、前記係止除肉部よりも幅寸法が大きな上板部を上端部に設けたコラム側ブラケットとを備え、このコラム側ブラケットを前記車体側ブラケットに、二次衝突時に加わる衝撃荷重により前方への離脱を可能に支持したステアリングコラム用支持装置に於いて、それぞれが前記係止除肉部の幅寸法よりも大きな幅寸法を有する上下1対の滑り板部を備えたスライド部材を、前記両滑り板部の幅方向両端部により前記車体側ブラケットの一部で前記係止除肉部の両側部分を上下両側から挟持した状態で配置し、前記スライド部材を上下方向に挿通した結合部材に固設した、前記係止除肉部の幅寸法よりも大きな外径寸法を有する抑え部分と前記上板部との間で前記車体側ブラケットを、前記両滑り板部を介して挟持する事により、前記車体側ブラケットに対して前記コラム側ブラケットを結合支持している事を特徴するステアリングコラム用支持装置。
  2. 前記スライド部材は、前記両滑り板部を前記係止余肉部の幅寸法よりも小さな幅寸法を有する連結部により連結して成る一体構造である、請求項1に記載したステアリングコラム用支持装置。
  3. 前記係止除肉部が、それぞれが前後方向に長く互いに平行な2本の透孔若しくは切り欠きであり、これら両透孔若しくは切り欠きの後端部分に、それぞれ前記スライド部材と前記結合部材とを設置している、請求項1に記載したステアリングコラム用支持装置。
  4. 前記係止除肉部が、前半部が幅広部で、後半部がこの幅広部の後端縁の幅方向両端部2個所位置から更に後方に延出した、それぞれが前後方向に長く互いに平行な、それぞれが切り欠き状である2本の延長部とを備えた透孔であり、これら両延長部の後端部分に、それぞれ前記スライド部材と前記結合部材とを設置している、請求項1に記載したステアリングコラム用支持装置。
  5. 1対のスライド部材同士が連結部により一体に連結されている、請求項2〜3のうちの何れか1項に記載したステアリングコラム用支持装置。
  6. 1対のスライド部材の上側に、これら両スライド部材同士の間に掛け渡す状態で補強板が設けられており、前記抑え部分がこの補強板の上面を、前記車体側ブラケットに向けて下方に押圧する、請求項3〜5のうちの何れか1項に記載したステアリングコラム用支持装置。
  7. 前記係止除肉部が前後方向に長い1本の透孔若しくは切り欠きであって、前記幅方向両側2箇所位置の間部分の中央部に形成されており、この透孔若しくは切り欠きの後端部分に、前記スライド部材と前記結合部材とを設置している、請求項1に記載したステアリングコラム用支持装置。
  8. 前記係止除肉部が、前記車体側ブラケットの前端縁の幅方向中央部に開口する係止切り欠きであり、前記車体側ブラケットを構成する金属板の一部で前記コラム側ブラケットの上板部の後端縁に対向する部分を前下方に向け断面U字形に折り返す事により形成した下側折り返し部により、前記上板部の後端縁部を抱持しており、この上板部の前端縁部から前方に延出した、幅寸法が前記係止切り欠きの幅寸法よりも小さな基部の先端部に、幅寸法がこの係止切り欠きの幅寸法よりも大きな抑え板部を設けた延出板部を、後上方に向け断面U字形に折り返す事により形成した上側折り返し部により、前記車体側ブラケットの一部で前記係止切り欠きの両側部分を抑え付けている、請求項1に記載したステアリングコラム用支持装置。
  9. 前記結合部材がボルトであり、前記抑え部分が、このボルトの上端部に設けられた頭部であり、このボルトの杆部を、前記スライド部材と、前記係止除肉部と、前記上板部に形成した通孔とに、上方から挿通し、この上板部の下面から突出した下端部にナットを螺合し更に締め付けている、請求項1〜8のうちの何れか1項に記載したステアリングコラム用支持装置。
  10. 前記係止除肉部内に、前記車体側ブラケットの基板部の厚さ寸法以上の厚さ寸法を有するスペーサを配置すると共に、このスペーサをスライド部材を構成する上下1対の滑り板部同士の間に挟持した、請求項1〜9のうちの何れか1項に記載したステアリングコラム用支持装置。
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