JP2012147235A - テレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビジョン受像機において、ユーザが映像信号の入力元の機器(入力ソース)を切り換える度に、音声信号の出力先(のスピーカ)を選択するための設定操作を行う必要をなくす。
【解決手段】BDプレーヤ等の映像再生装置から受信した音声信号の出力先を、AVアンプと本体スピーカのいずれかに設定するための音声出力先設定画面とリモコンとを設けて、映像信号の入力元の機器が、ある映像再生装置に切り換えられたときに(S1でYES)、この映像再生装置から受信した音声信号の出力先が、音声出力先設定画面を用いて設定された出力先に切り換えられるようにした(S3乃至S11)。これにより、ユーザが映像信号の入力元の機器を、ある映像再生装置に切り換える度に、この映像再生装置から受信した音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要がなくなる。
【選択図】図2
【解決手段】BDプレーヤ等の映像再生装置から受信した音声信号の出力先を、AVアンプと本体スピーカのいずれかに設定するための音声出力先設定画面とリモコンとを設けて、映像信号の入力元の機器が、ある映像再生装置に切り換えられたときに(S1でYES)、この映像再生装置から受信した音声信号の出力先が、音声出力先設定画面を用いて設定された出力先に切り換えられるようにした(S3乃至S11)。これにより、ユーザが映像信号の入力元の機器を、ある映像再生装置に切り換える度に、この映像再生装置から受信した音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要がなくなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、アンプ機器にHDMI接続され、映像再生装置から受信した音声信号をアンプ機器に接続されたスピーカに出力することが可能なテレビジョン受像機に関する。
従来から、アンプ機器とHDMI(High−Definition Multimedia Interface)接続可能なテレビジョン受像機(以下、TV受像機という)では、CEC機能を用いて、TV受像機側の本体スピーカ(TV受像機の装置本体に内蔵又は直接接続されたスピーカ)と、アンプ機器に接続されたスピーカのうち、いずれのスピーカから音声を出力するかをユーザが選択可能になったものが多い(例えば、特許文献1参照)。また、従来のこの種のTV受像機では、上記のスピーカの選択処理(音声の出力先の選択処理)において、ユーザがアンプ機器(のスピーカ)を選択するための設定操作を行った場合は、TV受像機側の電源のオン/オフと連動して、アンプ機器側の電源もオン/オフする仕様になったものが多いため、ユーザによるアンプ機器の操作を実質的に不要にすることができる。
ところが、ユーザは、常にアンプ機器のスピーカから音声を出力したいとは限らない。具体的には、例えば、入力ソース(入力機器)がBD(Blu−ray Disc)プレーヤ等の映像再生装置である場合には、アンプ機器のスピーカから出力された迫力のある音声を聴きたいが、テレビジョン放送を視聴する場合(入力ソースがTV受像機内蔵のチューナ及びデコーダである場合)には、TV受像機側の本体スピーカからの音声で充分であると考える場合が多い。しかしながら、従来のTV受像機では、上記のスピーカの選択処理(音声の出力先の選択処理)において、ユーザがアンプ機器(のスピーカ)を選択するための設定操作を行った後は、TV受像機の電源がオン状態のときには、入力ソースに係らず(その音声信号がどの入力機器から送信されたかに係らず)、常にアンプ機器のスピーカから音声が出力されてしまう。このため、ユーザが、TV受像機を視聴するときに、TV受像機側の本体スピーカから音声を出力するようにさせるためには、TV受像機側の本体スピーカを選択するための設定操作を行う必要があった。言い換えると、ユーザが、入力ソース(映像信号の入力元の機器)を、BDプレーヤ等の映像再生装置から、TV受像機内蔵のチューナ(及びデコーダ)に切り換える度に、TV受像機側の本体スピーカを選択するための設定操作を行う必要があった。従って、従来のこの種のTV受像機には、スピーカの選択(音声の出力先の選択)を行う際の操作性が悪いという問題があった。
ところで、この種のTV受像機を含むAVシステムにおいて、アンプ機器の電源がオンになると、アンプ機器に接続された外部スピーカの使用が選択されたと判断して、TV受像機の本体スピーカを消音状態にし、逆に、アンプ機器の電源がオフになると、TV受像機の本体スピーカの使用が選択されたと判断して、本体スピーカの消音状態を解除するものが知られている(特許文献2参照)。けれども、この発明では、ユーザが、スピーカの選択(音声の出力先の選択)を行うためには、アンプ機器の電源をオン又はオフにする操作が必要になるので、上記の操作性が悪いという問題を解消することはできない。
本発明は、上記課題を解決するものであり、映像信号の入力元の機器(入力ソース)に応じて音声信号の出力先(のスピーカ)を自動的に切り換えることができるようにして、ユーザが映像信号の入力元の機器を切り換える度に、音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要のないテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、スピーカと接続されたアンプ機器にHDMI接続され、前記アンプ機器を介して間接的に、又は直接、映像再生装置に接続され、前記アンプ機器及び前記映像再生装置に対してCECコマンドの送受信を行うHDMIレシーバと、映像信号の入力元の機器を切り換える映像入力切換手段と、装置本体に内蔵又は直接接続された本体スピーカとを備えたテレビジョン受像機において、前記映像再生装置から受信した音声信号の出力先を、前記アンプ機器と前記本体スピーカのいずれかに設定するための音声出力先設定手段と、前記入力切換手段により映像信号の入力元の機器が前記映像再生装置に切り換えられたときに、前記映像再生装置から受信した音声信号の出力先を、前記音声出力先設定手段により設定された出力先に切り換えるように制御する音声出力先切換制御手段とを備えるものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のテレビジョン受像機において、前記入力切換手段により映像信号の入力元の機器が前記映像再生装置に切り換えられたときに、前記音声出力先設定手段により設定された音声信号の出力先が前記アンプ機器でない場合は、前記アンプ機器の電源をオフに切り換えるように制御するものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のテレビジョン受像機において、テレビジョン放送信号を受信して、受信したテレビジョン放送信号をデコードし、映像信号と音声信号とを生成する放送信号受信復号手段をさらに備え、前記音声出力先設定手段は、前記映像再生装置から受信した音声信号の出力先の設定に加えて、前記放送信号受信復号手段により生成された音声信号の出力先の設定にも用いられ、前記音声出力先切換制御手段は、前記入力切換手段により映像信号の入力元の機器が前記放送信号受信復号手段に切り換えられたときに、前記放送信号受信復号手段により生成された音声信号の出力先を、前記音声出力先設定手段により設定された出力先に切り換えるように制御するものである。
請求項1の発明によれば、映像信号の入力元の機器が映像再生装置に切り換えられたときに、この映像再生装置から受信した音声信号の出力先が、音声出力先設定手段により設定された出力先に自動的に切り換えられるので、従来と異なり、ユーザが映像信号の入力元の機器(入力ソース)を映像再生装置に切り換える度に、この映像再生装置から受信した音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要がなくなる。従って、従来のこの種のテレビジョン受像機と比べて、音声信号の出力先の選択を行う際の操作性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、映像信号の入力元の機器が映像再生装置に切り換えられたときに、音声出力先設定手段により設定された音声信号の出力先がアンプ機器でない場合は、アンプ機器の電源がオフに切り換えられる。従って、本テレビジョン受像機と、アンプ機器と、映像再生装置とを含むAVシステム全体における消費電力の低減を図ることができる。
請求項3の発明によれば、映像信号の入力元の機器が放送信号受信復号手段に切り換えられたときに、放送信号受信復号手段により生成された音声信号の出力先が、音声出力先設定手段により設定された出力先に自動的に切り換えられるので、従来と異なり、ユーザが映像信号の入力元の機器を放送信号受信復号手段に切り換える度に、この放送信号受信復号手段により生成された音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要がなくなる。
請求項4の発明によれば、上記に記載の効果を的確に得ることができる。
請求項5の発明によれば、複数の映像再生装置に接続されて、これらの映像再生装置を映像信号の入力元の機器に切り換えることが可能なテレビジョン受像機において、映像信号の入力元の機器が上記複数の映像再生装置のうちのいずれかの装置に切り換えられたときに、切換後の入力元にされた映像再生装置(以下、入力元映像再生装置という)から受信した音声信号の出力先が、音声出力先設定手段により設定された、入力元映像再生装置の出力先に切り換えられるので、従来と異なり、ユーザが映像信号の入力元の機器を上記の入力元映像再生装置に切り換える度に、この入力元映像再生装置から受信した音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要がなくなる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。以下の実施形態では、本発明を液晶ディジタルテレビジョン受像機に適用した場合の例について説明する。なお、以下に記載した実施形態は、本発明を網羅するものではなく、本発明は、下記の形態だけに限定されない。
図1は、本実施形態による映像表示装置である液晶ディジタルテレビジョン受像機(以下、TV受像機という)を含むAV(Audio and Visual)システムを示す。このAVシステム10は、TV受像機1と、AVアンプ2(アンプ機器)と、BD(Blu−ray Disc)プレーヤ3(映像再生装置)とから構成されている。TV受像機1とAVアンプ2との間は、HDMIケーブル4でHDMI接続されており、また、AVアンプ2とBDプレーヤ3との間は、HDMIケーブル5でHDMI接続されている。AVアンプ2は、リピータ機能を有しており、TV受像機1は、AVアンプ2を介して間接的にBDプレーヤ3と接続されている。
上記のTV受像機1とAVアンプ2との間は、光ディジタルケーブル6でも接続されており、TV受像機1は、この光ディジタルケーブル6を介して、AVアンプ2に光ディジタル信号の形式で音声信号を出力することができる。
図に示されるように、TV受像機1は、装置全体の制御を行うCPU11(音声出力先切換制御手段)と、装置各部に電力を供給する電源12とを備えている。また、TV受像機1は、アンテナ13を介してディジタルテレビジョン放送信号(トランスポートストリーム)を受信するためのチューナ14と、チューナ14で受信したトランスポートストリーム中のパケットをデコードすることにより、映像ストリーム、音声ストリーム、データストリームを生成するMPEGデコーダ15とを備えている。チューナ14とMPEGデコーダ15とが、請求項における放送信号受信復号手段に相当する。
また、TV受像機1は、MPEGデコーダ15で生成された映像ストリーム、HDMIレシーバ29で受信したHDMI信号に含まれる映像信号、及び外部入力部30で受信した映像信号(コンポジット映像信号、コンポーネント映像信号、及びアナログRGBコンポーネント映像信号)のいずれか一つを、選択的に映像信号処理回路17に出力することにより、映像信号の入力元の機器を切り換える入力切換部16を備えている。入力切換部16は、ユーザがリモコン24を用いて行った切換操作の内容に応じた制御信号を、リモコン信号受信部25を介してCPU11から受信して、受信した制御信号の内容に応じた、映像信号の入力元の機器の切り換えを行う。この入力切換部16とCPU11とリモコン24とが、請求項における映像入力切換手段に相当する。入力切換部16は、MPEGデコーダ15で生成された音声ストリーム、HDMIレシーバ29で受信したHDMI信号に含まれる音声信号、及び外部入力部30で受信したアナログ又はディジタルの音声信号のいずれか一つを、選択的に音声信号処理回路20又は音声出力部31に出力することにより、音声信号の入力元の機器を切り換える機能も有している。また、入力切換部16は、入力された音声信号の出力先を、音声信号処理回路20と音声出力部31のいずれかに切り換える機能も有している。
また、TV受像機1は、入力切換部16から出力された映像信号に対して画像処理等の各種の処理を施して、これらの処理後の映像信号を再生する映像信号処理回路17と、映像信号処理回路17から受信した映像信号に基づいて表示用電極を駆動する電極駆動回路18と、映像信号処理回路17による映像信号処理後の映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネル19とを備えている。
さらにまた、TV受像機1は、入力切換部16を介して入力された音声信号に対して、各種の音声信号処理(入力された音声信号がディジタル形式の音声信号である場合には、D/A変換処理も含む)を行う音声信号処理回路20と、音声信号処理回路20から出力された音声信号を増幅するアンプ21と、アンプ21で増幅された音声信号(駆動信号)に駆動されて音声を出力する内蔵の本体スピーカ22とを備えている。
上記のTV受像機1は、映像信号の入力元の機器を切り換えるための指示操作等の各種操作に用いられるリモコン24を有しており、TV受像機1の本体側には、リモコン24からのリモコン信号を受信するためのリモコン信号受信部25が設けられている。また、TV受像機1は、制御プログラム28や、音声信号の出力先の設定データを格納した音声出力先設定テーブル27を含む各種データを記憶するためのメモリ26を有している。
また、TV受像機1は、AVアンプ2から出力されたHDMI信号(映像信号と音声信号を含む)を受信すると共に、AVアンプ2及びBDプレーヤ3に対してCECコマンドの送受信を行うHDMIレシーバ29と、AVアンプ2及びBDプレーヤ3以外の外部入力機器(請求項5における複数の映像再生装置の一部を含む)からの映像信号や音声信号を入力するための外部入力部30と、AVアンプ2等の外部出力機器に光ディジタル信号形式の音声信号を出力するためのS/PDIF((Sony Philips Digital InterFace)端子を有する音声出力部31とを有している。
AVアンプ2は、装置全体の制御を行うCPU41と、制御プログラムや各種のデータを記憶するメモリ42と、装置各部に電力を供給する電源43とを備えている。また、AVアンプ2は、BDプレーヤ3から映像信号と音声信号を含むHDMI信号を受信すると共に、BDプレーヤ3との間でCECコマンドの送受信を行うHDMIレシーバ44と、HDMIレシーバ44で受信した映像信号に対して所定の処理を行う映像信号処理回路45と、映像信号処理回路45を介して受信したBDプレーヤ3からの映像信号をTV受像機1に送信すると共に、TV受像機1との間でCECコマンドの送受信を行うHDMIトランスミッタ46を有している。さらにまた、AVアンプ2は、TV受像機1から受信した光ディジタル信号形式の音声信号を受信して、通常のディジタル信号形式の音声信号に変換する外部音声入力部51と、外部音声入力部51を介してTV受像機1から受信した音声信号、又はHDMIレシーバ44を介してBDプレーヤ3から受信した音声信号に対して、各種の音声信号処理を行う音声信号処理回路47と、音声信号処理回路47から入力されたディジタル形式の音声信号をアナログ形式の音声信号に変換するD/Aコンバータ48と、D/Aコンバータ48から出力された音声信号を増幅するアンプ49とを備えている。
上記のAVアンプ2には、アンプ49で増幅された音声信号(駆動信号)に駆動されて音声を出力するスピーカ61が接続されている。また、AVアンプ2は、各種操作に用いられるリモコン52を有しており、AVアンプ2の本体側には、リモコン52からのリモコン信号を受信するためのリモコン信号受信部50が設けられている。
BDプレーヤ3は、映像信号及び音声信号を含むHDMI信号をAVアンプ2に送信すると共に、AVアンプ2との間でCECコマンドの送受信を行うHDMIトランスミッタ62を有している。このHDMIトランスミッタ62により送信されたHDMI信号に含まれる映像信号は、AVアンプ2を介してTV受像機1に送信される。
次に、図2のフローチャートを参照して、TV受像機1において、BDプレーヤ3から受信した音声信号の出力先を切り換えるために行われる音声出力先切換制御処理について説明する。ユーザが、リモコン24を用いて、TV受像機1の電源オン操作、又は映像信号の入力元の機器の切り換え操作を行うと(S1でYES)、TV受像機1のCPU11は、入力切換部16に制御信号を送って、電源オン操作時には、映像信号の入力元の機器を前回の電源オフ時における映像信号の入力元の機器に設定し、また、入力元の機器の切り換え操作時には、映像信号の入力元の機器を、切り換え操作に応じた入力元の機器に切り換える。この後、CPU11は、入力切換部16による切り替え処理(又は設定処理)後の入力元の機器から映像信号が入力されているか否かを検知する。
上記の検知の結果、映像信号が入力されている場合には(S2でYES)、CPU11は、メモリ26における音声出力先設定テーブル27における音声信号の出力先の設定データに基づいて、入力切換部16による切り替え処理(又は設定処理)後の入力元の機器から受信した音声信号の出力先を切り換える。具体的には、例えば、上記の切り替え処理(又は設定処理)後の入力元の機器がBDプレーヤ3であった場合には、CPU11は、音声出力先設定テーブル27における、BDプレーヤ3の音声信号の出力先の設定が、AVアンプ2になっているか否かを確認する。この結果、AVアンプ2になっている場合は(S3でYES)、AVアンプ2に音声有効コマンド(音声を出力するように指示するためのコマンド)を発行(送信)する(S4)。
上記のコマンドを受信したAVアンプ2のCPU41は、その時点でスタンバイ状態であった場合には、自機の電源をオンにし、その時点で電源オン状態であった場合には、自機の電源をオン状態のままにする。そして、AVアンプ2のCPU41は、音声を出力可能な状態になったことを通知するためのレスポンスをTV受像機1に返す。TV受像機1のCPU11は、このAVアンプ2からのレスポンスを受信すると(S5でYES)、本体スピーカ22の出力をオフの状態(ミュート状態)にする(S6)。そして、TV受像機1のCPU11は、音声出力部31から光ディジタルケーブル6を介してAVアンプ2に音声信号の出力を開始することにより、AVアンプ2がスピーカ61から音声の出力を開始するようにさせる(S7)。
上記S3の判定(確認)処理において、音声信号の出力先の設定が、AVアンプ2になっていない場合には(S3でNO)、TV受像機1のCPU11は、AVアンプ2の電源がオン状態であるか否かを判定する(S8)。この結果、AVアンプ2の電源がオン状態である場合には(S8でYES)、TV受像機1のCPU11は、AVアンプ2に電源オフコマンド(AVアンプ2の電源をオフに切り換えるためのコマンド)を発行(送信)する(S9)。このコマンドを受信したAVアンプ2のCPU41は、自機の電源をオフにする。これに対して、AVアンプ2の電源がオフ状態である場合には(S8でNO)、TV受像機1のCPU11は、AVアンプ2に電源オフコマンドを発行しない。
上記S9の処理後、TV受像機1のCPU11は、本体スピーカ22の出力をオンの状態にして(本体スピーカ22の出力のミュート状態を解除して)(S10)、本体スピーカ22から音声の出力を開始するようにさせる(S11)。なお、上記S5の判定処理において、TV受像機1のCPU11が、AVアンプ2からのレスポンスを受信できなかった場合(AVアンプ2が、音声有効コマンドを受信したときに主電源がオフ状態になっていた等の原因により、レスポンスをTV受像機1に返さなかった場合)(S5でNO)にも、上記S10及びS11と同様な処理を行う。
次に、図3を参照して、上記の音声出力先設定テーブル27に各入力ソース(各入力機器)の音声信号の出力先の設定データを登録するための音声出力先設定画面について説明する。図に示されるように、この音声出力先設定画面70は、各音声信号の入力ソース(入力機器)の表示欄71と、この表示欄71に表示された各入力ソースに対応した音声出力先設定欄72とから構成されている。なお、この音声出力先設定欄72における音声信号の出力先の設定処理では、リモコン24の数字キーの「1」を押下することにより、音声信号の出力先に、「本体スピーカ」(本体スピーカ22)が設定され、リモコン24の数字キーの「2」を押下することにより、音声信号の出力先に、「アンプ」(AVアンプ2)が設定される。また、入力ソースの表示欄71における「RF」は、TV受像機1のチューナ14とMPEGデコーダ15を表し、「ビデオ1」と「ビデオ2」とは、外部入力部30のコンポジット映像信号入力用の端子又はコンポーネント映像信号入力用の端子に接続された1つ目の映像再生装置と2つ目の映像再生装置とを表す。「PC」は、外部入力部30のVGA端子に接続されたパソコンを表す。また、「HDMI1」と「HDMI2」とは、HDMIレシーバ29の1つ目のHDMI端子と2つ目のHDMI端子に、(直接的に、又はAVアンプ2を介して間接的に)接続された1つ目の映像再生装置と2つ目の映像再生装置とを表す。ユーザが、音声出力先設定画面70とリモコン24とを用いて設定した内容が、上記の音声出力先設定テーブル27に、各入力ソース(各入力機器)の音声信号の出力先として登録(記憶)される。
上記のBDプレーヤ3は、AVアンプ2を介して間接的にTV受像機1と接続されており、図3中のHDMI1の映像再生装置に相当する。また、この音声出力先設定画面70とリモコン24とが、請求項における音声出力先設定手段に相当する。なお、図3では、TV受像機1の入力ソースとして、6種類の映像再生装置が接続されている場合の例を示したが、図1に示される例では、TV受像機1の入力ソースとして、「RF」(TV受像機1のチューナ14とMPEGデコーダ15)と、「HDMI1」(BDプレーヤ3)のみが接続されている。また、図3に示されるように複数の映像再生装置がTV受像機1に接続されている場合には、ユーザが、リモコン24を用いて、TV受像機1の電源オン操作、又は映像信号の入力元の機器(映像再生装置)の切り換え操作を行うと、TV受像機1のCPU11は、切換後の入力元にされた映像再生装置(入力ソース)から受信した音声信号の出力先を、音声出力先設定画面70とリモコン24を用いてユーザにより設定された(該当の入力ソースの)音声信号の出力先(音声出力先設定テーブル27に記憶された音声信号の出力先の設定データに対応する出力先)に切り換えるように制御する。
上記のように、本実施形態のTV受像機1によれば、映像信号の入力元の機器が、例えばBDプレーヤ3に切り換えられたときに、このBDプレーヤ3から受信した音声信号の出力先が、音声出力先設定画面70とリモコン24を用いて予めユーザにより設定された(音声出力先設定テーブル27に記憶された)、BDプレーヤ3(「HDMI1」)の音声信号の出力先に自動的に切り換えられるので、従来と異なり、ユーザが映像信号の入力元の機器(入力ソース)をBDプレーヤ3等の映像再生装置に切り換える度に、この映像再生装置から受信した音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要がなくなる。従って、従来のこの種のテレビジョン受像機と比べて、音声信号の出力先の選択を行う際の操作性を向上させることができる。
また、映像信号の入力元の機器がBDプレーヤ3に切り換えられたときに、音声出力先設定画面70とリモコン24を用いてユーザにより設定された、BDプレーヤ3の音声信号の出力先がAVアンプ2でない場合は、AVアンプ2の電源がオフに切り換えられる。従って、本TV受像機1と、AVアンプ2と、BDプレーヤ3とを含むAVシステム10全体における消費電力の低減を図ることができる。
さらにまた、本TV受像機1によれば、映像信号の入力元の機器が、チューナ14(及びMPEGデコーダ15)に切り換えられたときに、チューナ14とMPEGデコーダ15により生成された音声信号の出力先が、音声出力先設定画面70とリモコン24を用いてユーザにより設定された、チューナ14とMPEGデコーダ15との出力先(図3中の「RF」に対応する出力先)に自動的に切り換えられるので、従来と異なり、ユーザが映像信号の入力元の機器をチューナ14(及びMPEGデコーダ15)に切り換える度に、チューナ14とMPEGデコーダ15により生成された音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要がなくなる。
また、本TV受像機1によれば、図3に示される例のように、複数の映像再生装置に接続された場合に、映像信号の入力元の機器が複数の映像再生装置のうちのいずれかの装置に切り換えられたときに、切換後の入力元にされた映像再生装置(以下、入力元映像再生装置という)から受信した音声信号の出力先が、音声出力先設定画面70とリモコン24を用いて予めユーザにより設定された(音声出力先設定テーブル27に記憶された)、入力元映像再生装置の出力先に切り換えられるので、従来と異なり、ユーザが、映像信号の入力元の機器を、上記の入力元映像再生装置に切り換える度に、この入力元映像再生装置から受信した音声信号の出力先を選択するための設定操作を行う必要がなくなる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、TV受像機1のHDMIレシーバ29の1つ目のHDMI端子に、AVアンプ2を介して間接的にBDプレーヤ3を接続した場合の例を示したが、TV受像機のHDMIレシーバの1つ目のHDMI端子に、AVアンプを介して間接的に、DVDレコーダ、BDレコーダ、ハードディスクレコーダ等を接続してもよい。また、上記実施形態では、TV受像機1が、光ディジタルケーブル6を介して、AVアンプ2に光ディジタル信号の形式で音声信号を出力する場合の例を示したが、TV受像機にHDMIトランスミッタを設けて、このHDMIトランスミッタとHDMIケーブルとを介して、AVアンプにHDMI信号の形式で音声信号を出力してもよい。
1 TV受像機(テレビジョン受像機)
2 AVアンプ(アンプ機器)
3 BDプレーヤ(映像再生装置)
11 CPU(映像入力切換手段、音声出力先切換制御手段)
14 チューナ(放送信号受信復号手段)
15 MPEGデコーダ(放送信号受信復号手段)
16 入力切換部(映像入力切換手段)
22 本体スピーカ
24 リモコン(映像入力切換手段、音声出力先設定手段)
29 HDMIレシーバ
70 音声出力先設定画面(音声出力先設定手段)
2 AVアンプ(アンプ機器)
3 BDプレーヤ(映像再生装置)
11 CPU(映像入力切換手段、音声出力先切換制御手段)
14 チューナ(放送信号受信復号手段)
15 MPEGデコーダ(放送信号受信復号手段)
16 入力切換部(映像入力切換手段)
22 本体スピーカ
24 リモコン(映像入力切換手段、音声出力先設定手段)
29 HDMIレシーバ
70 音声出力先設定画面(音声出力先設定手段)
Claims (5)
- スピーカと接続されたアンプ機器にHDMI接続され、
前記アンプ機器を介して間接的に、又は直接、映像再生装置に接続され、
前記アンプ機器及び前記映像再生装置に対してCECコマンドの送受信を行うHDMIレシーバと、
映像信号の入力元の機器を切り換える映像入力切換手段と、
装置本体に内蔵又は直接接続された本体スピーカとを備えたテレビジョン受像機において、
前記映像再生装置から受信した音声信号の出力先を、前記アンプ機器と前記本体スピーカのいずれかに設定するための音声出力先設定手段と、
前記入力切換手段により映像信号の入力元の機器が前記映像再生装置に切り換えられたときに、前記映像再生装置から受信した音声信号の出力先を、前記音声出力先設定手段により設定された出力先に切り換えるように制御する音声出力先切換制御手段とを備えることを特徴とするテレビジョン受像機。 - 前記音声出力先切換制御手段は、前記入力切換手段により映像信号の入力元の機器が前記映像再生装置に切り換えられたときに、前記音声出力先設定手段により設定された音声信号の出力先が前記アンプ機器でない場合は、前記アンプ機器の電源をオフに切り換えるように制御することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
- テレビジョン放送信号を受信して、受信したテレビジョン放送信号をデコードし、映像信号と音声信号とを生成する放送信号受信復号手段をさらに備え、
前記音声出力先設定手段は、前記映像再生装置から受信した音声信号の出力先の設定に加えて、前記放送信号受信復号手段により生成された音声信号の出力先の設定にも用いられ、
前記音声出力先切換制御手段は、前記入力切換手段により映像信号の入力元の機器が前記放送信号受信復号手段に切り換えられたときに、前記放送信号受信復号手段により生成された音声信号の出力先を、前記音声出力先設定手段により設定された出力先に切り換えるように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレビジョン受像機。 - 前記アンプ機器は、リピータ機能を有し、
前記アンプ機器を介して前記映像再生装置に間接的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のテレビジョン受像機。 - 前記入力切換手段により映像信号の入力元の機器に切り換え可能な機器の中には、前記HDMIレシーバにより映像信号を受信可能な映像再生装置を含む、複数の映像再生装置が含まれており、
前記音声出力先設定手段は、前記複数の映像再生装置の各々から受信した音声信号の出力先の設定に用いられ、
前記音声出力先切換制御手段は、前記入力切換手段により映像信号の入力元の機器が前記複数の映像再生装置のうちのいずれかの装置に切り換えられたときに、切換後の入力元にされた映像再生装置(以下、入力元映像再生装置という)から受信した音声信号の出力先を、前記音声出力先設定手段により設定された、前記入力元映像再生装置の出力先に切り換えるように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のテレビジョン受像機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011003849A JP2012147235A (ja) | 2011-01-12 | 2011-01-12 | テレビジョン受像機 |
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JP2011003849A JP2012147235A (ja) | 2011-01-12 | 2011-01-12 | テレビジョン受像機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012147235A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240095249A (ko) | 2021-10-26 | 2024-06-25 | 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 | 박리층 형성용 조성물, 적층체, 및 적층체의 제조 방법 |
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2011
- 2011-01-12 JP JP2011003849A patent/JP2012147235A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20240095249A (ko) | 2021-10-26 | 2024-06-25 | 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 | 박리층 형성용 조성물, 적층체, 및 적층체의 제조 방법 |
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