JP2012143975A - 液体吐出ヘッド、振動板部材の製造方法及び画像形成装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、振動板部材の製造方法及び画像形成装置 Download PDF

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JP2012143975A JP2011004458A JP2011004458A JP2012143975A JP 2012143975 A JP2012143975 A JP 2012143975A JP 2011004458 A JP2011004458 A JP 2011004458A JP 2011004458 A JP2011004458 A JP 2011004458A JP 2012143975 A JP2012143975 A JP 2012143975A
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Abstract

【課題】振動板部材の第1凸部の高さが第2凸部の高さよりも高く形成されると、振動板部材と圧電部材を接合したときに、振動領域が液室側に初期状態で押圧されて振動領域の変位が制限を受け、安定した滴吐出特性が得られなくなる。
【解決手段】振動板部材3の振動領域31には第1凸部32が形成され、各液室22の間の隔壁(液室間隔壁)122に対応して第2凸部33が形成され、第1凸部32には圧電部材42の駆動柱142aが接合され、第2凸部33には圧電部材42の非駆動柱142bが接合され、振動領域31には、第1凸部32の両側と液室隔壁122との間に、液室22側に凸となる凹凸形状の撓み部34が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は液体吐出ヘッド、振動板部材の製造方法及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置(インクジェット記録装置)が知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
液体吐出ヘッドとしては、従来から、液滴を吐出する複数のノズルがそれぞれ連通する液室を形成する流路板と、液室の一部の壁面を形成する変形可能な振動領域を有し、流路板に接合された振動板部材と、振動板部材の振動領域に接合された駆動柱と、振動板部材の液室間の隔壁に対応する部位に接合された非駆動柱とを有する圧電部材とを備え、振動板部材は、振動領域に形成された駆動柱を接合する第1凸部と、液室間の隔壁に対応する部位に形成された第2凸部とを有するものが知られている(特許文献1)。
また、圧電型ヘッドにおいて、振動板の一部に部分的に撓み部を形成して剛性を小さくなる構造部分を設けたものも知られている(特許文献2)。
特開2007−276149号公報 特開2004−066652号公報
しかしながら、上述したような液体吐出ヘッドにおいて、振動板部材の第1凸部の高さが第2凸部の高さよりも高く形成されると、振動板部材と圧電部材を接合したときに、振動領域が液室側に初期状態で押圧されて振動領域の変位が制限を受け、安定した滴吐出特性が得られなくなる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、安定した滴吐出特性が得られるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出する複数のノズルがそれぞれ連通する液室を形成する流路板と、
前記液室の一部の壁面を形成する変形可能な振動領域を有し、前記流路板に接合された振動板部材と、
前記振動板部材の振動領域に接合された駆動柱と、前記振動板部材の前記液室間の隔壁に対応する部位に接合された非駆動柱と、を有する圧電部材と、を備え、
前記振動板部材は、前記振動領域に形成された前記駆動柱を接合する第1凸部と、前記液室間の隔壁に対応する部位に形成された第2凸部と、を有し、
前記振動板部材の振動領域には、前記第1凸部と前記液室間の隔壁との間に凹凸形状の撓み部が形成されている
構成とした。
ここで、前記振動板部材の第2凸部のノズル配列方向の幅が前記隔壁の幅よりも狭い構成とできる。
また、前記撓み部のノズル配列方向と直交する方向の長さが前記第1凸部のノズル配列方向と直交する方向の長さよりも長い構成とできる。
また、前記撓み部は前記液室側に凸形状である構成とできる。
また、前記撓み部は前記液室側と反対側に凸形状である構成とできる。
本発明に係る振動板部材の製造方法は、
本発明に係る液体吐出ヘッドにおける振動板部材を製造する方法であって、
支持基板に凹凸を形成する工程と、
前記支持基板に金属膜を成膜する工程と、
前記支持基板の金属膜上に第1のニッケル電鋳膜を形成する第1の電鋳工程と、
前記第1の電鋳工程で形成された第1のニッケル電鋳膜上に前記第1、第2凸部となる第2のニッケル電鋳膜を一体形成する第2の電鋳工程と、
前記支持基板から前記第1、第2のニッケル電鋳膜で構成されるシート状のニッケル電鋳膜を剥離する工程と、
を順次行う
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えている構成とした。
本発明に係る液体吐出ヘッドによれば、振動板部材は、振動領域に形成された駆動柱を接合する第1凸部と、液室間の隔壁に対応する部位に形成された第2凸部と、を有し、振動板部材の振動領域には、第1凸部と液室間の隔壁との間に凹凸形状の撓み部が形成されている構成としたので、安定した滴吐出特性が得られる。
本発明に係る振動板部材の製造方法によれば、支持基板に凹凸を形成する工程と、支持基板に金属膜を成膜する工程と、支持基板の金属膜上に第1のニッケル電鋳膜を形成する第1の電鋳工程と、第1の電鋳工程で形成された第1のニッケル電鋳膜上に第1、第2凸部となる第2のニッケル電鋳膜を一体形成する第2の電鋳工程と、支持基板から第1、第2のニッケル電鋳膜で構成されるシート状のニッケル電鋳膜を剥離する工程と、を順次行う構成としたので、本発明に係る液体吐出ヘッドにおける振動板部材を簡単な構成で得ることができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、高品質画像を形成することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す概略分解斜視説明図である。 同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図である。 同ヘッドの圧電アクチュエータの斜視説明図である。 同アクチュエータの断面説明図である。 同ヘッドの液室短手方向に沿う要部断面説明図である。 (a)は同じく振動板部材の振動領域の要部断面説明図、(b)は同じく振動領域の透過状態で示す平面説明図である。 比較例の説明に供するヘッドの液室短手方向に沿う要部断面説明図である。 第1実施形態と第2実施形態の作用効果の違いの説明に供する要部断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの液室短手方向に沿う要部断面説明図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの振動板部材の振動領域の要部断面説明図、(b)は同じく透過状態で示す平面説明図である。 (a)は本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドの振動板部材の振動領域の要部断面説明図、(b)は同じく透過状態で示す平面説明図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの振動板部材の製造方法の第1実施形態の説明に供する振動板部材のノズル配列方向の要部断面説明図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの振動板部材の製造方法の第2実施形態の説明に供する振動板部材のノズル配列方向の要部断面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例の機構部の説明に供する側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例を示す機構部全体の概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体吐出ヘッドの第1実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。なお、図1は同ヘッドの概略分解斜視説明図、図2は同ヘッドの液室長手方向(ノズル配列方向と直交する方向)に沿う断面説明図、図3は圧電アクチュエータの斜視説明図、図4は同圧電アクチュエータの断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、ノズル板1と、流路板(流路部材)2と、振動板部材3と、圧電アクチュエータ4と、フレーム部材5とで構成され、ノズル板1、流路板2及び振動板部材3によって液室(流路)ユニット6が構成される。
ている。
ノズル板1には、液滴を吐出する複数のノズル11が例えば600dpiピッチで形成されている。複数のノズル11の列(これを「ノズル列」という。)は4列配置している。また、ノズル板1の液滴吐出側の面には図示しないがフッ素系の撥水処理膜が形成されている。このノズル板1は、SUSなどの金属板(部材)で形成されている。なお、ノズル板1は1枚構成としないで複数枚を並べて配置した構成とすることもできる。
流路部材である流路板2には、ノズル11が連通する液室22などが形成されている。液室22は、各ノズル11に対応し、各ノズル列に対応して4列配置している。この流路板2は、SUSなどの金属板をプレス加工して形成している。
振動板部材3には、各液室22に対応し、かつ各液室22の一面を形成するダイヤフラム状の振動領域(ダイヤフラム部)31が形成され、この振動領域31には第1凸部32が形成され、また、後述する図5に示すように、各液室22の間の隔壁(液室間隔壁)122に対応して第2凸部33が形成されている。
圧電アクチュエータ4は、1つのベース部材41上に、各液室22に対応する複数の圧電柱42a、42bを形成した4個の積層型圧電部材42A〜42D(以下、区別しないときは「圧電部材42)という。)を配置している。各圧電部材42は、圧電層と内部電極とを交互に積層して内部電極を交互に異なる端面に引き出して端面電極に接続した部材に対し、ハーフカットダイシングを施して溝を形成することで、複数の圧電柱142a、142b(区別しないときは「圧電柱142」という。)を一体的に分割形成したものである。
そして、圧電部材42の複数の圧電柱142を、1本おきに(交互に)、駆動信号を印加する駆動圧電柱(以下、「駆動柱」ともいう。)142aと、液室間隔壁を支持する支持部材となる非駆動圧電柱(以下、「非駆動柱」ともいう。)142bとして使用し、各圧電部材42の駆動柱42aの端面電極に駆動柱42aに対して駆動信号を伝達する信号伝達ケーブルとしてのFPCケーブル43A〜43D(以下、区別しないときは「FPCケーブル43」という。)を半田接合している。
なお、圧電部材42の両端面の端面電極のうち共通電極となる側はカットされない内部電極を通じて個別電極側の端面電極と同じ端面に引き回されているので、圧電部材42の一方の端面側にFPCケーブル43を半田接合することができる。また、ここではハーフカットダイシングによって複数の圧電柱142が一体的な圧電部材を用いているが、個々の圧電柱に完全に分割した構成とすることもできる。
ベース部材41の圧電部材42を接合する側は、圧電柱142の並び方向(圧電柱の列に沿う方向)と直交する方向の断面形状が凹凸形状になるように形成され、それぞれの凸部41aの最上面に圧電部材42が接合配置されている。ここでは、圧電柱142の列が4つであり、各凸部41aに2列ずつ配置できるので、ベース部材41の断面形状は凹形状としている。なお、圧電素子柱の列数は4列に限るものではなく、1列以上であればよい。
また、ベース部材41には圧電部材42Bと42Cとの間に貫通穴44を形成し、ベース部材41の端部に位置しない圧電部材42Bに接続したFPCケーブル43Bと圧電素子部材42Cに接続したFPCケーブル43Cとは、この貫通穴44を通じてベース部材41の背面側(圧電部材42を接合する側と反対側)に引き出している。なお、ベース部材41の端部に位置する圧電部材42Aに接続したFPCケーブル43Aと圧電部材42Dに接続したFPCケーブル43Dとは、そのまま、ベース部材41の側面に沿って引き出されている。
ベース部材41は、例えば樹脂などでも可能であるが、金属材料であることが好ましい。剛性の高い金属材料を採用することで、圧電柱142の振動が本体に伝達することを抑制することができる。また、金属材料でベース部材41を形成することで、ベース部材41の加工方法の選択範囲が広がり、例えばメタルインジェクションや引き抜き加工を採用することによってベース部材の材料、加工コストを低減することができるようになる。
フレーム部材5は、振動板部材3の供給口33を介して各液室22にインクを供給する共通液室51A、51B、51C、51Dを形成している。各共通液室51A、51B、51C、52Dには外部から図示しない供給路を介してインクが供給される。また、フレーム部材5にはベース部材41を収納する収納部52A、52Bを形成し、これらの収納部52A,52B間の共通液室51B、51Cを形成する中央部分53は、ベース部材41の貫通穴44を貫通している。このフレーム部材5は例えば樹脂部材で形成している。なお、フレーム部材5は複数の部材に分割することもできる。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば駆動柱142aに印加する電圧を基準電位から下げることによって駆動柱142aが収縮し、振動板部材3の振動領域31が下降して液室22の容積が膨張することで、液室22内にインクが流入し、その後駆動柱142に印加する電圧を上げて駆動柱142を伸長させ、振動領域31をノズル11方向に変形させて液室22の容積を収縮させることにより、液室22内のインクが加圧され、ノズル11からインクの滴が吐出(噴射)される。
そして、駆動柱142に印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動領域31が初期位置に復元し、液室22が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室51から液室22内にインクが充填される。そこで、ノズル11のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行うこともできる。
次に、この液体吐出ヘッドにおける振動板部材の詳細について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は同ヘッドの液室短手方向(ノズル配列方向)に沿う要部断面説明図、図6(a)は同じく振動板部材の振動領域の要部断面説明図、(b)は同じく振動領域の透過状態で示す平面説明図である。
振動板部材3には、前述したように、各液室22の一面を形成するダイヤフラム状の振動領域(ダイヤフラム部)31には第1凸部32が形成され、また、各液室22の間の隔壁(液室間隔壁)122に対応して第2凸部33が形成されている。そして、第1凸部32には圧電部材42の駆動柱142aが接合され、第2凸部33には圧電部材42の非駆動柱142bが接合されている。
ここで、第1凸部32の高さH1は第2凸部33の高さH2よりも高く(H1>H2)形成されている。また、第2凸部33のノズル配列方向の幅X2は、液室間隔壁122のノズル配列方向の幅X1よりも狭く(X2<X1)形成されている。
そして、振動領域31には、第1凸部32の両側と液室隔壁122との間に、液室22側に凸となる凹凸形状の撓み部34が形成されている。この撓み部34は、図6に示すように、液室長手方向に沿って形成され、撓み部34の長さL2は、第1凸部31の長さL1よりも長く(L2>L1)形成されている。
この振動板部材31は、流路板2と接着剤51と接合され、圧電部材42の駆動柱142aと第1凸部32及び非駆動柱142bと第2凸部33が接着剤52でそれぞれ接合されている。
この場合、振動板部材3を圧電部材32に接合したとき、第1凸部32の高さH1は第2凸部33の高さH2よりも高いので、撓み部34が形成されていないと、図7に示すように、振動板部材3の振動領域31が液室22側に撓んで張った状態になる。このように、初期状態で振動領域31が張った状態になると、振動板領域31の剛性が高くなり、振動板領域31が撓み難くなって駆動時の滴吐出特性が安定しなくなる。
これに対して、本実施形態では、振動板部材3の振動領域31には、第1凸部32の両側と液室隔壁122との間に凹凸形状の撓み部34が形成されているので、撓み部34にて振動領域31の張りが吸収されるので、振動板領域31の剛性が高くなりすぎず、振動板領域31が撓みやすくなり、安定した滴吐出特性が得られる。
また、本実施形態において、振動板部材3の第2凸部33のノズル配列方向の幅X2は液室間隔壁122のノズル配列方向の幅X1よりも狭く(X2<X1)形成されているので、振動板部材3と流路板2との接合に要求される接合精度は、液室間隔壁122と振動板部材3の第2凸部33の幅の差の1/2(=d1)ではなく、隔壁122の液室側端と撓み部34との距離(=d2)により決定される。
このとき、前述したように撓み部34によって振動領域31の剛性が低下するので、例えば、液室間隔壁122の幅及び第2凸部33の幅が同じであればd2>d1とすることができ、より大きな接合精度許容幅を得ることができる。また、接合精度許容幅を同じとすれば、液室間隔壁幅をより大きくすることができクロストークの防止等の性能向上を図れる。
このように、振動板部材は、振動領域に形成された駆動柱を接合する第1凸部と、液室間の隔壁に対応する部位に形成された第2凸部と、を有し、第1凸部の高さが第2凸部の高さより高く、振動板部材の振動領域には、第1凸部と液室間の隔壁との間に凹凸形状の撓み部が形成されている構成とすることで、安定した滴吐出特性が得られる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図8を参照して説明する。なお、図8は同ヘッドの液室短手方向(ノズル配列方向)に沿う要部断面説明図である。
本実施形態では、振動板部材3の振動領域31には、第1凸部32の両側と液室隔壁122との間に、液室22側と反対側に凸となる凹凸形状の撓み部34が形成されている。
このように構成することで、図9(a)に示すように、第1実施形態のように撓み部24を液室側に凸とした場合には、流路板2と振動板部材3とのズレ量が大きくなると、撓み部34と液室間隔壁122との間に気泡60がトラップされる可能性があるのに対し、図9(b)に示すように、第2実施形態のように撓み部24を液室側と反対側に凸とした場合には、流路板2と振動板部材3とのズレ量が大きくなっても、撓み部34と液室間隔壁122との間に気泡がトラップされることがなくなる。
次に、本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図10を参照して説明する。なお、図10(a)は同じく振動板部材の振動領域の要部断面説明図、(b)は同じく透過状態で示す平面説明図である。
本実施形態では、振動板部材3の振動領域31の撓み部34は、第1凸部32の全周にわたって形成している。これにより、振動板部材3の振動領域31の剛性増加をより低減することができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図11を参照して説明する。なお、図11(a)は同じく振動板部材の振動領域の要部断面説明図、(b)は同じく透過状態で示す平面説明図である。
本実施形態では、振動板部材3の振動領域31の撓み部34は、第1凸部32の全周にわたって複数に分割して形成している。これにより、振動板部材3の振動領域31の剛性増加をより低減することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドの振動板部材の製造方法の第1実施形態について図12を参照して説明する。なお、図12は振動板部材のノズル配列方向の要部断面説明図である。
まず、図12(a)に示すように、シリコン基板501上にリソグラフィー技術を用いてレジストパターン502を形成する。次に、図12(b)に示すように、レジストパターン502をマスクとし、ICPドライエッチング装置にて、シリコン基板501の等方性エッチングを行うことにより、シリコン基板501にはラウンド形状の凹部503を形成する。なお、このときのエッチング条件としては、SFガス350sccm、コイルRFパワー2500W、圧力130Pa、プラテンパワー0W、エッチング深さは2μmとした。
次に、図12(c)に示すように、レジストパターン502をアッシング装置を用いて除去し、次にTiをスパッタ装置を用いてTi膜504を形成する。このときの膜厚は2000Åとした。これにより、電鋳支持基板509を形成する。
次に、図12(d)に示すように、レジストパターン502をマスクとして、Ti膜504上に電鋳により第1Ni膜505を成長させる。この時の膜厚は3μmとした。これにより、第1Ni膜505にて撓み部34を有する振動領域31が形成される。
次に、図12(e)に示すように、リソグラフィー技術を用いてレジストパターン506を形成する。
そして、図12(f)に示すように、レジストパターン506をマスクとして、第1Ni膜505上に電鋳により更に第2Ni膜507を成長させる。これにより、振動領域31に第1凸部32が形成される。
次いで、図12(g)に示すように、レジストパターン506をアッシング装置を用いて除去する。
その後、図12(h)に示すように、振動領域31、第1凸部32、撓み部34などを有するNi膜510を電鋳基板509より剥離する。これにより、第1凸部32と反対側(液室22側)に凸となる撓み部33が形成されたNi振動板である振動板部材3(前記第1実施形態の振動板部材)が完成する。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドの振動板部材の製造方法の第2実施形態について図13を参照して説明する。なお、図13は振動板部材のノズル配列方向の要部断面説明図である。
まず、図13(a)に示すように、シリコン基板601上にリソグラフィー技術を用いてレジストパターン602を形成する。次に、図13(b)に示すように、レジストパターン602をマスクとし、シリコン基板601の等方性エッチングを行うことにより、シリコン基板601に凸部603を形成する。
次に、図13(c)に示すように、レジストパターン602をアッシング装置を用いて除去し、次にTiをスパッタ装置を用いてTi膜604を形成する。このときの膜厚は2000Åとした。これにより、電鋳支持基板609を形成する。
次に、図13(d)に示すように、レジストパターン602をマスクとして、Ti膜604上に電鋳により第1Ni膜605を成長させる。この時の膜厚は3μmとした。これにより、第1Ni膜605にて撓み部34を有する振動領域31が形成される。
次に、図13(e)に示すように、リソグラフィー技術を用いてレジストパターン606を形成する。
そして、図13(f)に示すように、レジストパターン606をマスクとして、第1Ni膜605上に電鋳により更に第2Ni膜607を成長させる。これにより、振動領域31に第1凸部32が形成される。
次いで、図13(g)に示すように、レジストパターン606をアッシング装置を用いて除去する。
その後、図13(h)に示すように、Ni膜510を電鋳基板609より剥離する。これにより、第1凸部32と同じ側(液室22側と反対側)に凸となる撓み部34が形成されたNi振動板である振動板部材3(第2実施形態の振動板部材)が完成する。
上述した液体吐出ヘッドとこの液体吐出ヘッドに液体を供給するタンクを一体化することでヘッド一体型液体カートリッジ(カートリッジ一体型ヘッド)を得ることができる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の一例について図14及び図15を参照して説明する。なお、図14は同装置の機構部の説明に供する側面説明図、図15は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドユニットからなる記録ヘッド234を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有する液体吐出ヘッド234a、234bを1つのベース部材に取り付けて構成したもので、一方のヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、他方のヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、各色毎の液体吐出ヘッドを備えることもできる。
また、キャリッジ233には、記録ヘッド234のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのサブタンク235a、235b(区別しないときは「サブタンク235」という。)を搭載している。このサブタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニット224によって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け288を配置し、この空吐出受け288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ256に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト251が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、安定した滴吐出を行って高画質画像を形成することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の他の例について図16を参照して説明する。なお、図16は同装置の機構部全体の概略構成図である。
この画像形成装置は、ライン型画像形成装置であり、装置本体401の内部に画像形成部402等を有し、装置本体401の下方側に多数枚の記録媒体(用紙)403を積載可能な給紙トレイ404を備え、この給紙トレイ404から給紙される用紙403を取り込み、搬送機構405によって用紙403を搬送しながら画像形成部402によって所要の画像を記録した後、装置本体401の側方に装着された排紙トレイ406に用紙403を排紙する。
また、装置本体401に対して着脱可能な両面ユニット407を備え、両面印刷を行うときには、一面(表面)印刷終了後、搬送機構405によって用紙403を逆方向に搬送しながら両面ユニット407内に取り込み、反転させて他面(裏面)を印刷可能面として再度搬送機構405に送り込み、他面(裏面)印刷終了後排紙トレイ406に用紙403を排紙する。
ここで、画像形成部402は、例えばブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の液滴を吐出する、フルライン型の4個の本発明に係る液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッド411k、411c、411m、411y(色を区別しないときには「記録ヘッド411」という。)を備え、各記録ヘッド411は液滴を吐出するノズルを形成したノズル面を下方に向けてヘッドホルダ413に装着している。
また、各記録ヘッド411に対応してヘッドの性能を維持回復するための維持回復機構412k、412c、412m、412y(色を区別しないときには「維持回復機構412」という。)を備え、パージ処理、ワイピング処理などのヘッドの性能維持動作時には、記録ヘッド411と維持回復機構412とを相対的に移動させて、記録ヘッド411のノズル面に維持回復機構412を構成するキャッピング部材などを対向させる。
なお、ここでは、記録ヘッド411は、用紙搬送方向上流側から、ブランク、シアン、マゼンタ、イエローの順に各色の液滴を吐出する配置としているが、配置及び色数はこれに限るものではない。また、ライン型ヘッドとしては、各色の液滴を吐出する複数のノズル列を所定間隔で設けた1又は複数のヘッドを用いることもできるし、ヘッドとこのヘッドにインクを供給する液体カートリッジを一体とすることも別体とすることもできる。
給紙トレイ404の用紙403は、給紙コロ(半月コロ)421と図示しない分離パッドによって1枚ずつ分離され装置本体401内に給紙され、搬送ガイド部材423のガイド面423aに沿ってレジストローラ425と搬送ベルト433との間に送り込まれ、所定のタイミングでガイド部材426を介して搬送機構405の搬送ベルト433に送り込まれる。
また、搬送ガイド部材423には両面ユニット407から送り出される用紙403を案内するガイド面423bも形成されている。更に、両面印刷時に搬送機構405から戻される用紙403を両面ユニット407に案内するガイド部材427も配置している。
搬送機構405は、駆動ローラである搬送ローラ431と従動ローラ432との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト433と、この搬送ベルト433を帯電させるための帯電ローラ434と、画像形成部402に対向する部分で搬送ベルト433の平面性を維持するプラテン部材435と、搬送ベルト433から送り出す用紙403を搬送ローラ431側に押し付ける押さえコロ436と、その他図示しないが、搬送ベルト433に付着したインクを除去するためのクリーニング手段である多孔質体などからなるクリーニングローラなどを有している。
この搬送機構405の下流側には、画像が記録された用紙403を排紙トレイ406に送り出すための排紙ローラ438及び拍車439を備えている。
このように構成した画像形成装置において、搬送ベルト433は矢示方向に周回移動し、高電位の印加電圧が印加される帯電ローラ434と接触することで帯電され、この高電位に帯電した搬送ベルト433上に用紙403が給送されると、用紙403は搬送ベルト433に静電的に吸着される。このようにして、搬送ベルト433に強力に吸着した用紙403は反りや凹凸が校正され、高度に平らな面が形成される。
そして、搬送ベルト433を周回させて用紙403を移動させ、記録ヘッド411から液滴を吐出することで、用紙403上に所要の画像が形成され、画像が記録された用紙403は排紙ローラ438によって排紙トレイ406に排紙される。
このように、この画像形成装置においては、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、安定した滴吐出を行って、高速で、高画質画像を形成することができる。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
1 ノズル板
2 流路部材(流路板)
3 振動板部材
4 圧電アクチュエータ
5 フレーム部材
11 ノズル
12、12A〜12D ノズル列
22 液室
122 液室間隔壁
31 振動領域
32 第1凸部
33 第2凸部
34 撓み部
41 ベース部材
42A、42B、42C、42D 圧電部材
142a 駆動柱
142b 非駆動柱
233 キャリッジ
234a、234b 記録ヘッド
411k、411c、411m、411y 記録ヘッド

Claims (7)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルがそれぞれ連通する液室を形成する流路板と、
    前記液室の一部の壁面を形成する変形可能な振動領域を有し、前記流路板に接合された振動板部材と、
    前記振動板部材の振動領域に接合された駆動柱と、前記振動板部材の前記液室間の隔壁に対応する部位に接合された非駆動柱と、を有する圧電部材と、を備え、
    前記振動板部材は、前記振動領域に形成された前記駆動柱を接合する第1凸部と、前記液室間の隔壁に対応する部位に形成された第2凸部と、を有し、
    前記振動板部材の振動領域には、前記第1凸部と前記液室間の隔壁との間に凹凸形状の撓み部が形成されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記振動板部材の第2凸部のノズル配列方向の幅が前記隔壁の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記撓み部のノズル配列方向と直交する方向の長さが前記第1凸部のノズル配列方向と直交する方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記撓み部は前記液室側に凸形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記撓み部は前記液室側と反対側に凸形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおける振動板部材を製造する方法であって、
    支持基板に凹凸を形成する工程と、
    前記支持基板に金属膜を成膜する工程と、
    前記支持基板の金属膜上に第1のニッケル電鋳膜を形成する第1の電鋳工程と、
    前記第1の電鋳工程で形成された第1のニッケル電鋳膜上に前記第1、第2凸部となる第2のニッケル電鋳膜を一体形成する第2の電鋳工程と、
    前記支持基板から前記第1、第2のニッケル電鋳膜で構成されるシート状のニッケル電鋳膜を剥離する工程と、
    を順次行う
    ことを特徴とする振動板部材の製造方法。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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