JP2012142748A - 撮像制御装置、撮像制御方法及び撮像制御プログラム並びに撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複眼撮像により特性が揃った映像信号を生成できるようにする。
【解決手段】複眼撮像システム1のシステムコントローラ2は、NDフィルタの減光量が大きい撮像ユニット3A側について、補正されたプログラム線図に従い、絞り減光量及びシャッター減光量が撮像ユニット3B側と一致するよう制御する。またシステムコントローラ2は、NDフィルタ22Aによるフィルタ減光量を徐々に増加させると共に増幅ゲインを徐々に増加させるよう制御する。これによりシステムコントローラ2は、減光量を増加させる際に、撮像ユニット3A及び3Bの間で、シャッター速度及び絞り値を完全に揃えると共にNDフィルタ22A及び22Bの挿抜度合も完全に揃えながら、総減光量も揃えることができる。
【選択図】図6
【解決手段】複眼撮像システム1のシステムコントローラ2は、NDフィルタの減光量が大きい撮像ユニット3A側について、補正されたプログラム線図に従い、絞り減光量及びシャッター減光量が撮像ユニット3B側と一致するよう制御する。またシステムコントローラ2は、NDフィルタ22Aによるフィルタ減光量を徐々に増加させると共に増幅ゲインを徐々に増加させるよう制御する。これによりシステムコントローラ2は、減光量を増加させる際に、撮像ユニット3A及び3Bの間で、シャッター速度及び絞り値を完全に揃えると共にNDフィルタ22A及び22Bの挿抜度合も完全に揃えながら、総減光量も揃えることができる。
【選択図】図6
Description
本発明は撮像制御装置、撮像制御方法及び撮像制御プログラム並びに撮像装置に関し、例えば2台のカメラを用いていわゆる立体映像を撮像する複眼撮像システムに適用して好適なものである。
近年、左右の2視点における映像(立体映像)を左右の目でそれぞれ見る立体視(ステレオ視)により、立体感を得る手法が提案されている。
この立体視に用いる映像信号を生成する手法として、2台のカメラを左右に配置し、2視点の映像をそれぞれ撮像する複眼撮像が知られている。
複眼撮像に用いる2台のカメラは、それぞれ通常の映像を撮像するカメラと同様に、絞り制御やシャッター速度制御等の露出制御等を行うことにより、それぞれが生成する映像の明るさ等を適切に調整することができる。
特に複眼撮像を行う複眼撮像システムでは、2台のカメラに対する絞り制御やシャッター速度制御等の露出制御等を連携させることにより、左右の映像における明るさ等を揃え、違和感を抑える必要がある。そこで、例えば2台のカメラにおいて振動等による映像のブレを補正する防振制御に関し、いずれか一方の特性を他方に合わせるよう調整値を設定しておき、ブレ残り量をほぼ同一に揃えるよう制御する複眼撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところでカメラでは、レンズを通して得られる撮像光の光路中にND(Neutral Density)フィルタを挿入し、又は抜き出すことにより、当該撮像光の明るさを調整する場合がある。
しかしながらNDフィルタの減光量については、製造上の都合等により個体差を生じることがある。
このため複眼撮像システムでは、2台のカメラそれぞれにおいてNDフィルタを光路中に挿入した場合、挿入するタイミング等を揃えるよう制御していたとしても、挿入中や挿入後における互いの映像の明るさ等、種々の特性が相違してしまう。
すなわち複眼撮像システムは、撮像中にNDフィルタを挿入し又は抜き出した場合、得られた映像信号については、立体映像としての品質が低下してしまう。この結果、この映像信号による立体映像を見た視聴者に対し、違和感を与えてしまい立体感が損なわれる恐れがある、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複眼撮像により特性が揃った映像信号を生成し得る撮像制御装置、撮像制御方法及び撮像制御プログラム並びに撮像装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の撮像制御装置、撮像制御方法及び撮像制御プログラムにおいては、入射する撮像光に基づき撮像素子により撮像信号をそれぞれ生成すると共に撮像光を減光させるフィルタをそれぞれ有する第1及び第2の撮像部における、それぞれのフィルタを撮像光の光路中に挿入し又は抜き出すそれぞれのフィルタ駆動部に対し、所定の動作期間に渡り当該フィルタの挿入動作又は抜出動作を行うよう制御し、第1及び第2の撮像部において撮像信号を増幅するそれぞれの信号処理部に対し、フィルタの挿入動作又は抜出動作と連動して、複数の撮像部における複数のフィルタ同士の減光量差に応じた調整幅で動作期間に渡り撮像信号の増幅ゲインを制御するようにした。
本発明によれば、複数の撮像部それぞれにおけるフィルタの挿入動作又は抜出動作の動作期間に渡り、フィルタ同士の減光量の差を各映像信号の増幅ゲインにより随時補うことができるので、各映像信号における減光量のばらつきを抑えることができる。
また本発明の撮像装置においては、入射する撮像光に基づき撮像素子により撮像信号をそれぞれ生成すると共に撮像光を減衰させるフィルタをそれぞれ有する第1及び第2の撮像部と、第1及び第2の撮像部それぞれにおいて、それぞれのフィルタを撮像光の光路中に差し入れ又は引き出すそれぞれのフィルタ駆動部に対し、所定の動作期間に渡り当該フィルタの差し入れ動作又は引き出し動作を行うよう制御するフィルタ駆動制御部と、第1及び第2の撮像部において撮像信号を増幅するそれぞれの信号処理部に対し、フィルタの差し入れ動作又は引き出し動作と連動して、複数の撮像部における複数のフィルタ同士の減光量差に応じた調整幅で動作期間に渡り撮像信号の増幅ゲインを制御する増幅ゲイン制御部とを設けるようにした。
本発明によれば、複数の撮像部それぞれにおけるフィルタの挿入動作又は抜出動作の動作期間に渡り、フィルタ同士の減光量の差を各映像信号の増幅ゲインにより随時補うことができるので、各映像信号における減光量のばらつきを抑えることができる。
本発明によれば、複数の撮像部それぞれにおけるフィルタの挿入動作又は抜出動作の動作期間に渡り、フィルタ同士の減光量の差を各映像信号の増幅ゲインにより随時補うことができるので、各映像信号における減光量のばらつきを抑えることができる。かくして本発明は、複眼撮像により特性が揃った映像信号を生成し得る撮像制御装置、撮像制御方法及び撮像制御プログラム並びに撮像装置を実現できる。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(単独のシステムコントローラを用いた例)
2.第2の実施の形態(カメラ装置に搭載されたシステムコントローラを用いた例)
3.他の実施の形態
1.第1の実施の形態(単独のシステムコントローラを用いた例)
2.第2の実施の形態(カメラ装置に搭載されたシステムコントローラを用いた例)
3.他の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[1−1.複眼撮像システムの構成]
図1において複眼撮像システム1は、システムコントローラ2によって2台の撮像ユニット3A及び3Bを制御しながら所定の撮像対象を撮像する複眼撮像を行うことにより、立体映像を構成する2系統の映像信号を生成するようになされている。
[1−1.複眼撮像システムの構成]
図1において複眼撮像システム1は、システムコントローラ2によって2台の撮像ユニット3A及び3Bを制御しながら所定の撮像対象を撮像する複眼撮像を行うことにより、立体映像を構成する2系統の映像信号を生成するようになされている。
システムコントローラ2は、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)11を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13及び不揮発性メモリ14がバス15を介して接続されている。
CPU11は、ROM12や不揮発性メモリ14から所定の基本プログラムや減光量制御プログラム等の各種プログラムを読み出し、RAM13をワークメモリ等として用いながら、これらのプログラムを実行するようになされている。
因みに不揮発性メモリ14は、撮像ユニット3A及び3BそれぞれにおけるNDフィルタ(詳しくは後述する)の光学的特性の値等、当該撮像ユニット3A及び3Bの制御に用いる種々の値を記憶している。
またCPU11は、通信インタフェース(I/F)16を介して撮像ユニット3A及び3Bの各部に対して各種制御信号等を送信すると共に、当該撮像ユニット3A及び3Bの各部から種々の情報を取得するようになされている。
撮像ユニット3Aは、システムコントローラ2の制御に基づいて撮像対象(図示せず)を撮像し、1系統の映像信号を生成するようになされている。
すなわち撮像ユニット3Aは、撮像対象等から得られる撮像光をレンズ21Aにより集光し、NDフィルタ22A及び絞り23Aにより撮像光の光量を減光し、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)でなる撮像素子24Aにより撮像する。
NDフィルタ22Aは、撮像に使用されるか否かが切り替えられるようになされており、具体的にはNDフィルタドライバ32Aにより駆動され、撮像光の光路中(図中一点鎖線で示す)に挿入され又は当該光路中から抜き出される。絞り23Aは、絞りドライバ33Aにより駆動され、撮像光に対する絞り量を変化させるようになされている。
システムコントローラ2は、NDフィルタドライバ32Aを介して撮像光の光路中に対するNDフィルタ22Aの挿入動作又は抜出動作を制御し、また絞りドライバ33Aを介して絞り23Aの絞り量を制御する。さらにシステムコントローラ2は、撮像素子24Aに対し撮像時におけるシャッター速度を制御する。以下では、これらの制御をそれぞれフィルタ駆動制御、絞り制御及びシャッター速度制御と呼ぶ。
撮像素子24Aは、絞り23Aを介して入射される撮像光を所定の周期で光電変換することによりアナログの映像信号V1Aを生成し、これをアナログ信号処理部25Aへ供給する。
アナログ信号処理部25Aは、システムコントローラ2の制御に基づいた増幅ゲイン(利得)で映像信号V1Aを増幅することにより映像信号V2Aを生成し、これをA/D(Analog/Digital)変換器26Aへ供給する。
A/D変換器26Aは、アナログの映像信号V2Aをアナログディジタル変換することによりディジタルの映像信号V3Aを生成し、これをディジタル信号処理部27Aへ供給する。
ディジタル信号処理部27Aは、映像信号V3Aに対しホワイトバランス補正処理やガンマ補正処理等の各種映像信号処理を施すことにより映像信号V4Aを生成し、これをD/A変換器28Aへ供給する。D/A変換器28Aは、ディジタルの映像信号V4Aをディジタルアナログ変換することによりアナログの映像信号V5Aを生成し、これを外部へ出力する。
またディジタル信号処理部27Aは、映像信号V3A又はV4Aを構成する各画素値に対し所定の演算処理を行うことにより、当該映像信号V3A又はV4Aの明るさ等を表す種々の値を算出し、この値をシステムコントローラ2へ供給する。これに応じてシステムコントローラ2は、算出された値に適した露出値となるよう、フィルタ駆動制御、絞り制御及びシャッター速度制御等の各種制御における制御量を調整するようになされている。
このように撮像ユニット3Aは、システムコントローラ2の制御に基づき、一般的なビデオカメラ等と同様に撮像対象を撮像して映像信号V5Aを生成するようになされている。以下では、システムコントローラ2の制御に基づき撮像ユニット3Aにより撮像対象の映像信号V5Aを生成する処理を単眼撮像処理とも呼ぶ。
一方撮像ユニット3Bは、撮像ユニット3Aと同様に構成されており、システムコントローラ2の制御に基づき、撮像対象を撮像ユニット3Aと僅かに異なる位置及び方向から撮像することにより、映像信号V5Aと対応する映像信号V5Bを生成する。
このときシステムコントローラ2は、撮像ユニット3A及び3Bに対するフィルタ駆動制御、絞り制御及びシャッター速度制御等の各種制御を連動させることにより、映像信号V5A及びV5Bにおける減光量や種々の値を統括的に制御する複眼撮像制御を行う。
かくして撮像ユニット3A及び3Bにより生成された映像信号V5A及びV5Bは、それぞれを右眼用及び左眼用の映像とする立体映像を表すものとなる。
このように複眼撮像システム1は、システムコントローラ2によって撮像ユニット3A及び3Bを連動させるよう制御して複眼撮像処理を行うことにより、立体映像を表す映像信号V5A及びV5Bをそれぞれ生成するようになされている。
[1−2.システムコントローラの機能構成]
次に、システムコントローラ2の機能構成について説明する。システムコントローラ2は、上述した複眼撮像を行う際に、所定の減光量制御プログラムを読み出して実行することにより、その内部において図2に示すような複数の機能ブロックを構成するようになされている。
次に、システムコントローラ2の機能構成について説明する。システムコントローラ2は、上述した複眼撮像を行う際に、所定の減光量制御プログラムを読み出して実行することにより、その内部において図2に示すような複数の機能ブロックを構成するようになされている。
統括制御部41は、図示しない操作部からの操作指示やディジタル信号処理部27A及び27B(図1)から得られる明るさ等の値を基に、複眼撮像システム1全体として設定すべき露出値を設定する。
続いて統括制御部41は、設定した露出値を基に、NDフィルタ22A及び22Bの挿抜(挿入又は抜き出し)、絞り23A及び23Bの絞り値、撮像素子24A及び24Bのシャッター速度、及びアナログ信号処理部25A及び25Bの増幅ゲインをそれぞれ決定する。
フィルタ駆動制御部42は、統括制御部41により決定された挿抜に応じて、NDフィルタ22A及び22Bを撮像光の光路中に挿入し、又は光路中から抜き出すためのフィルタ駆動信号DFA及びDFBを生成し、これらをNDフィルタドライバ32A及び32B(図1)へそれぞれ供給する。
これに応じてNDフィルタドライバ32A及び32B(図1)は、フィルタ駆動信号DFA及びDFBに基づいたタイミング及び駆動速度でNDフィルタ22A及び22Bを駆動するようになされている。
絞り制御部43は、統括制御部41により決定された絞り値に応じて、絞り23A及び23Bを駆動するための絞り駆動信号DDA及びDDBを生成し、これらを絞りドライバ33A及び33Bへ供給する。
これに応じて絞りドライバ33A及び33B(図1)は、絞り駆動信号DDA及びDDBに基づいて絞り23A及び23Bを駆動するようになされている。
シャッター速度制御部44は、統括制御部41により決定されたシャッター速度を撮像素子24A及び24Bに設定するためのシャッター速度信号DSA及びDSBを生成し、これらを撮像素子24A及び24Bへ供給する。
これに応じて撮像素子24A及び24B(図1)は、シャッター速度信号DSA及びDSBに基づいてシャッター速度を設定するようになされている。
増幅ゲイン制御部45は、統括制御部41により決定された増幅ゲインをアナログ信号処理部25A及び25Bに設定するための増幅ゲイン信号DGA及びDGBを生成し、これらをアナログ信号処理部25A及び25Bへ供給する。
これに応じてアナログ信号処理部25A及び25B(図1)は、増幅ゲイン信号DGA及びDGBに基づいて増幅ゲインを設定するようになされている。
このようにシステムコントローラ2は、設定すべき露出値に応じた駆動信号等を各機能ブロックにおいて生成し、撮像ユニット3A及び3Bへ供給することにより、映像信号V5A及びV5Bにおける減光量を適切に制御するようになされている。
[1−3.減光量の制御]
ところでシステムコントローラ2は、映像信号V5A及びV5Bにおける減光量を調整する場合、撮像素子24A及び24Bのシャッター速度、絞り23A及び23Bの絞り量、並びにNDフィルタ22A及び22Bの挿入度合を組み合わせて制御するようになされている。
ところでシステムコントローラ2は、映像信号V5A及びV5Bにおける減光量を調整する場合、撮像素子24A及び24Bのシャッター速度、絞り23A及び23Bの絞り量、並びにNDフィルタ22A及び22Bの挿入度合を組み合わせて制御するようになされている。
[1−3−1.単眼撮像時における減光量の制御]
まず、システムコントローラ2により撮像ユニット3Aのみを用いて撮像する場合、すなわち単眼撮像処理をする場合の、映像信号V5Aにおける減光量の調整について説明する。
まず、システムコントローラ2により撮像ユニット3Aのみを用いて撮像する場合、すなわち単眼撮像処理をする場合の、映像信号V5Aにおける減光量の調整について説明する。
図3(A)はプログラム線図と呼ばれるものであり、撮像素子24Aのシャッター速度、絞り23Aの絞り量及びNDフィルタ22Aの挿入度合を組み合わせて制御する場合における、それぞれの制御の様子を線図により表したものである。
図3(A)の縦軸は、撮像素子24Aのシャッター速度により定まる減光量(以下これをシャッター減光量と呼ぶ)を表しており、上側へ進むにつれて撮像素子24Aのシャッター速度が速くなり減光量が大きくなることを表している。
図3(A)の横軸は、絞り23Aによる減光量(以下これを絞り減光量と呼ぶ)及びNDフィルタ22Aによる減光量(以下これをNDフィルタ減光量と呼ぶ)の加算値(以下これを絞り及びNDフィルタ減光量と呼ぶ)を表している。また図3(A)では、右側へ進むにつれて、絞り23Aの絞り値が大きくなること及びNDフィルタ22Aが撮像光の光路へ挿入される度合が高まることを表している。
また図3(A)では、縦軸の値と横軸の値との加算値が、撮像素子24Aのシャッター速度、絞り23A及びNDフィルタ22Aによる減光量の総和、すなわち撮像ユニット3A全体における総減光量を表す値となる。
この図3(A)において、点P2及びP4の間隔は、NDフィルタ22Aの減光量raに相当する減光量となっている。また点P2及び点P3の間隔も、当該減光量raと同等の減光量となっている。
図4(A)〜(D)は、シャッター減光量、絞り減光量及びNDフィルタ減光量の各減光量と総減光量とを、図3(A)のプログラム線図上における点P1〜P5とそれぞれ対応付けて表したものである。
ここで、例えば撮像中に屋内から屋外へ出た場合のように、撮像光の明るさが高まりすぎて減光する必要が生じた場合について説明する。
一般に、映像の撮像中には、映像の明るさを所望の範囲に収めるべく、減光量を随時変化させることが多い。しかしながら、撮像中に減光量が急激に変化すると「見づらい」映像になる恐れがあることから、減光量を連続的に変化させることが多い。
このためシステムコントローラ2は、例えば映像信号V5Aにおける減光量を連続的に増加させていく場合、図3(A)に示したプログラム線図に従い、図4(A)〜(D)に示したように各部の減光量を制御するようになされている。
具体的にシステムコントローラ2は、予め不揮発性メモリ14(図1)に記憶された単眼撮像用の減光量制御プログラムを読み出して実行することにより、図5に示す減光量増加制御処理手順RT1を開始してステップSP1へ移る。
ステップSP1においてシステムコントローラ2は、シャッター減光量及びNDフィルタ減光量を固定したまま絞り減光量を増加させることにより総減光量を増加させる(図4(A)及び(D))。このときシステムコントローラ2は、プログラム線図に沿って点P1から点P2へ移動することになり、その後ステップSP2へ移る。
ステップSP2においてシステムコントローラ2は、絞り減光量及びNDフィルタ減光量を固定したままシャッター減光量を増加させることにより、引き続き総減光量を増加させる(図4(B)及び(D))。このときシステムコントローラ2は、プログラム線図に沿って点P2から点P3へ移動することになり、その後ステップSP3へ移る。
ステップSP3においてシステムコントローラ2は、絞り減光量を固定したまま、シャッター減光量を減少させながらNDフィルタ減光量を増加させる(図4(B)及び(C))。この間、総減光量は不変となる(図4(D))。このときシステムコントローラ2は、プログラム線図に沿って点P3から点P4へ移動することになり、その後ステップSP4へ移る。
すなわちシステムコントローラ2は、プログラム線図の点P3及び点P4の間において、総減光量を維持したまま、所定の動作期間に渡り、徐々にシャッター減光量をNDフィルタ減光量に置き換えていくことになる。
ステップSP4においてシステムコントローラ2は、ステップSP1の場合と同様に、シャッター減光量及びNDフィルタ減光量を固定したまま絞り減光量を増加させることにより、総減光量を所望の値まで増加させる(図4(A)及び(D))。このときシステムコントローラ2は、プログラム線図に沿って点P4から点P5へ移動することになり、その後ステップSP5へ移る。
ステップSP5においてシステムコントローラ2は、減光量増加制御処理手順RT1を終了する。
ここで、図3(A)のプログラム線図において、点P2から点P3までの間でシャッター減光量を一度増加させた後、点P3から点P4までの間でシャッター減光量を減少させながらNDフィルタ減光量を増加させている理由について説明する。
一般に、NDフィルタ22Aは一定の減光量を有するフィルタである。このため撮像光の光量は、NDフィルタ22Aを撮像光の光路中に挿入すると、その前後において映像信号における明るさが比較的大きく変化してしまう。映像信号にこのような変化が短時間で生じた場合、この映像信号を見た視聴者は、大きな違和感を覚える可能性がある。
そこでNDフィルタ22Aを比較的ゆっくりと(例えば1〜2秒間で)光路中に挿入することにより、映像信号として、全体的な明るさが徐々に変化するため、短時間で差し入れる場合よりも視聴者に与える違和感が小さくなる。
さらに、シャッター速度を徐々に低下させながらNDフィルタ22Aを比較的ゆっくりと、停止させることなく光路中に差し入れることにより、全体の減光量を一定に保ったまま差し入れ動作を完了させることができ、視聴者に与える違和感を格段に小さく抑えることが可能となる。さらにこの場合、NDフィルタがいわゆる半掛かりになる状態が継続することを回避しMTF(Modulation Transfer Function)の劣化の影響を極力抑えることもできる。
またシャッター速度を低下させるには、その前に一度シャッター速度を高めておく必要がある。
このような理由から、システムコントローラ2は、撮像ユニット3Aに対し図3(A)のプログラム線図に従って映像信号V5Aにおける減光量を制御するようになされている。
因みにシステムコントローラ2は、NDフィルタ22Aを撮像光の光路中から抜き出して映像信号V5Aにおける減光量を増加させる場合には、図3(A)のプログラム線図を逆に辿るように撮像ユニット3Aの各部を制御するようになされている。またシステムコントローラ2は、単眼撮像の場合、アナログ信号処理部25Aにおける増幅ゲインを所定の値に固定したまま変化させないようになされている。
[1−3−2.NDフィルタの特性差及びプログラム線図の相違]
ところで、撮像ユニット3AのNDフィルタ22A及び撮像ユニット3BのNDフィルタ22B(図1)は、製造上の要因等により、両者の光学的特性(すなわち減光量)にある程度のばらつきが生じてしまう。
ところで、撮像ユニット3AのNDフィルタ22A及び撮像ユニット3BのNDフィルタ22B(図1)は、製造上の要因等により、両者の光学的特性(すなわち減光量)にある程度のばらつきが生じてしまう。
このため、例えばNDフィルタ22Bの減光量がNDフィルタ22Aの減光量よりも小さい場合、図3(A)と対応する図3(B)に示すように、互いのプログラム線図が相違することになる。
図3(B)において、NDフィルタ22Bのプログラム線図は、点P3及びP4と異なる点P13及び点P14を通過するような折れ線状に構成されている。
すなわちNDフィルタ22Bに起因する減光量rbは、NDフィルタ22Aに起因する減光量raよりも差分dだけ小さくなっている。またNDフィルタ減光量の相違に伴い、シャッター減光量に関しても撮像ユニット3Bのプログラム線図(図3(B))の方が差分dだけ撮像ユニット3Aのプログラム線図(図3(A))よりも小さくなっている。
各部の減光量に関しては、図4(A)〜(D)とそれぞれ対応する図4(E)〜(H)に示すように、NDフィルタ減光量及びシャッター減光量が相違している。
システムコントローラ2は、撮像ユニット3Bに対し、例えば映像信号V5Bにおける減光量を連続的に増加させていく場合、図3(B)のプログラム線図に従い、図4(E)〜(H)に示したように各部の減光量を制御する。
このため、仮にシステムコントローラ2が撮像ユニット3A及び3Bに対し同一の総減光量を目標値としてそれぞれのプログラム線図に従った減光量の増加制御を行った場合、両者の間でシャッター速度や絞り量、或いはNDフィルタの挿抜度合及び挿抜タイミングについて相違が生じ得る。
この場合、映像信号V5A及びV5Bの間でシャッター速度の相違や被写界深度の相違による左右の画質の差が生じるため、視聴者が立体映像として視聴した際に、左右の映像で相違するフリッカーの発生を招き、或いは違和感を与えることになってしまう。
[1−3−3.複眼撮像時における減光量の制御]
そこでシステムコントローラ2は、複眼撮像時に減光量を制御する際、上述したシャッター速度、絞り値及びNDフィルタの挿抜に加えて、映像信号に対する増幅ゲインを連動して制御するようになされている。
そこでシステムコントローラ2は、複眼撮像時に減光量を制御する際、上述したシャッター速度、絞り値及びNDフィルタの挿抜に加えて、映像信号に対する増幅ゲインを連動して制御するようになされている。
特に本実施の形態の場合、システムコントローラ2は、NDフィルタの減光量が大きい撮像ユニット3A側について、アナログ信号処理部25Aの増幅ゲインを増加させるよう制御する。
このため複眼撮像時における撮像ユニット3A側のプログラム線図は、図3(A)と対応する図6(A)の上側に示すように、撮像ユニット3B側に合わせて補正されている。すなわち図6(A)の上側のプログラム線図では、点P3が点P13へ移り、点P4が点P14へ移っている。
また撮像ユニット3A側のプログラム線図については、図6(A)の下側に示すように、アナログ信号処理部25Aにおける増幅ゲインを表すプログラム線図が追加されている。この図6(A)の下側では、縦軸が増幅ゲインを表しており、上側へ進むにつれて増幅ゲインが増加すること、すなわち減光量が減少することを表している。
図6(A)の下側のプログラム線図における点P13及びP14は、図6(A)の上側のプログラム線図における点P13及びP14とそれぞれ対応している。すなわち増幅ゲインの制御では、所定の動作期間に渡りNDフィルタ22Aを撮像光の光路中へ徐々に挿入する際に、当該動作期間に渡り増幅ゲインを徐々に増加させることになる。
図7(A)〜(E)は、図4(A)〜(D)と一部対応しており、撮像ユニット3A側について、シャッター減光量、絞り減光量及びNDフィルタ減光量の各減光量と、増幅ゲインによる減光量と、総減光量とを、図6のプログラム線図における各点Pと対応付けて表したものである。
また図7(F)〜(J)は、撮像ユニット3B側について、図4(E)〜(F)に示した各減光量及び総減光量に加えて、増幅ゲインによる減光量を表したものである。
因みに図7(D)及び(I)の増幅ゲインについては、縦軸を下向きとしており、図7(A)〜(C)及び(E)等と同様、上側へ進むにつれて減光量が増大することを表している。また図中の太破線は、単眼撮像時の減光量をそれぞれ表している。
実際上システムコントローラ2は、例えば映像信号V5Aにおける減光量を連続的に増加させていく場合、図6(A)に示したプログラム線図に従い、図7(A)〜(E)に示したように各部の減光量を制御するようになされている。
具体的にシステムコントローラ2は、予め不揮発性メモリ14(図1)に記憶された複眼撮像用の減光量制御プログラムを読み出して実行することにより、図5と対応する図8に示す減光量増加処理手順RT2を開始してステップSP11へ移る。
ステップSP11においてシステムコントローラ2は、ステップSP1と同様に絞り減光量のみを増加させることにより総減光量を増加させる(図7(A)及び(E))。このときシステムコントローラ2は、プログラム線図に沿って点P1から点P2へ移動することになり、その後ステップSP12へ移る。
ステップSP12においてシステムコントローラ2は、絞り減光量、NDフィルタ減光量及び増幅ゲインを固定したままシャッター減光量を増加させることにより、引き続き総減光量を増加させる(図7(B)及び(E))。このときシステムコントローラ2は、プログラム線図に沿って点P2から点P13へ移動することになり、その後ステップSP13へ移る。
ステップSP13においてシステムコントローラ2は、絞り減光量を固定したまま、シャッター減光量を減少させながらNDフィルタ減光量を増加させ、さらに増幅ゲインを増加させる(図7(B)、(C)及び(D))。この間、総減光量は不変となる(図7(E))。このときシステムコントローラ2は、プログラム線図に沿って点P13から点P14へ移動することになり、その後ステップSP14へ移る。
すなわちシステムコントローラ2は、プログラム線図の点P13及び点P14の間では、総減光量を維持したまま、所定の動作期間に渡り、徐々にシャッター減光量をNDフィルタ減光量及び増幅ゲイン減光量の和に置き換えていくことになる。
ステップSP14においてシステムコントローラ2は、ステップSP11の場合と同様に、シャッター減光量、NDフィルタ減光量及び増幅ゲイン減光量を固定したまま絞り減光量を増加させることにより、総減光量を所望の値まで増加させる(図7(A)及び(E))。このときシステムコントローラ2は、プログラム線図に沿って点P14から点P5へ移動することになり、その後ステップSP15へ移る。
ステップSP15においてシステムコントローラ2は、減光量増加制御処理手順RT1を終了する。
このようにシステムコントローラ2は、撮像ユニット3A側について、シャッター減光量を撮像ユニット3B側に合わせる一方、NDフィルタ減光量が撮像ユニット3B側よりも大きすぎる分(差分d)を、増幅ゲインの増加分で相殺するよう制御する。
これによりシステムコントローラ2は、撮像ユニット3A側の総減光量を撮像ユニット3B側に常に揃えることができる。
[1−4.動作及び効果]
以上の構成において、複眼撮像システム1のシステムコントローラ2は、撮像ユニット3A及び3Bを用いて複眼撮像を行う場合、NDフィルタの減光量が大きい撮像ユニット3A側について、撮像ユニット3B側に合わせるように制御する。
以上の構成において、複眼撮像システム1のシステムコントローラ2は、撮像ユニット3A及び3Bを用いて複眼撮像を行う場合、NDフィルタの減光量が大きい撮像ユニット3A側について、撮像ユニット3B側に合わせるように制御する。
すなわちシステムコントローラ2は、撮像ユニット3B側に合わせて補正されたプログラム線図(図6)に従い、絞り23Aによる絞り減光量及び撮像素子24Aによるシャッター減光量を、撮像ユニット3B側と一致させるよう制御する(図7(A)、(B)、(F)及び(G))。
またシステムコントローラ2は、所定の動作期間にわたり、NDフィルタ22Aによるフィルタ減光量を徐々に増加させると共に、アナログ信号処理部25Aにおける増幅ゲインを徐々に増加させるよう、すなわち増幅ゲイン減光量を徐々に減少させるよう制御する(図7(C)及び(D))。
この結果システムコントローラ2は、減光量を増加させる際に、撮像ユニット3A及び3Bの間で、シャッター速度及び絞り値を完全に揃えると共にNDフィルタ22A及び22Bの挿抜度合も完全に揃えながら、総減光量も揃えることができる。
一般に、立体映像では、右目用及び左目用の映像に関し、背景に対する被写体の位置や角度が視差に応じて適切に相違すると共に、明るさや被写界深度等については同一であることが望ましい。
一方、撮像ユニット内で映像信号の明るさが変化する要因として、NDフィルタの挿抜、絞り値の変更、シャッター速度の変更及び増幅ゲインの調整が挙げられる。
特に複眼撮像を念頭に置いた場合、絞り値の変更及びシャッター速度の変更は、左右の映像信号間で被写界深度の相違やフリッカーの相違の発生を招く恐れがある。またNDフィルタの挿抜度合及び挿抜タイミングの相違は、画質の差が生じるため視聴者に違和感を与える可能性が高い。一方、増幅ゲインの調整は、ノイズ量の差が生じる恐れはあるものの、他の要因と比較して画質の劣化度合いは極めて小さい。
このため複眼撮像システム1では、増幅ゲインの適切な制御により、NDフィルタ同士の減光量が相違するにもかかわらず、画質の劣化を必要最小限に止めながら映像信号V5A及びV5Bにおける明るさや各種の特性値を揃えることができ、視聴時に違和感のない立体映像を生成することができる。
特に本実施の形態の場合、NDフィルタの減光量が大きい撮像ユニット3A側を撮像ユニット3B側に合わせるべく、アナログ信号処理部25Aにおける増幅ゲインを増加させる方向へ補正する。このため複眼撮像システム1では、アナログ信号処理部25Aにおいて最低限必要な増幅ゲインを下回ってしまう恐れが無いため、この点について画質の劣化を招くことが無い。
このときシステムコントローラ2は、撮像ユニット3A側について、撮像ユニット3B側に合わせて補正されると共に増幅ゲイン用の部分が追加されたプログラム線図を用いれば良いため、単眼撮像時と比較して「プログラム線図に従って各部の制御量を定める」という基本的な枠組みを変更する必要が無い。
すなわち複眼撮像システム1としては、単眼撮像時と複眼撮像時とで制御方法の変更箇所を最小限に止めることができる。また撮像ユニット3Aについては、アナログ信号処理部25Aにおいて単眼撮像時に固定していた増幅ゲインをシステムコントローラ2の制御に基づいて変化させるだけで良いため、部品等の追加や構成の変更が必要なく、複眼撮像時にもそのまま利用することができる。
以上の構成によれば、複眼撮像システム1のシステムコントローラ2は、NDフィルタの減光量が大きい撮像ユニット3A側について、補正されたプログラム線図に従い、絞り減光量及びシャッター減光量が撮像ユニット3B側と一致するよう制御する。またシステムコントローラ2は、NDフィルタ22Aによるフィルタ減光量を徐々に増加させると共に増幅ゲインを徐々に増加させるよう制御する。これによりシステムコントローラ2は、減光量を増加させる際に、撮像ユニット3A及び3Bの間で、シャッター速度及び絞り値を完全に揃えると共にNDフィルタ22A及び22Bの挿抜度合も完全に揃えながら総減光量も揃えることができる。
<2.第2の実施の形態>
[2−1.複眼撮像システムの構成]
図1との対応部分に同一符号を付した図9に示すように、第2の実施の形態による複眼撮像システム50は、2台のカメラ装置51A及び51Bが連携しながら複眼撮像処理を行うようになされている。
[2−1.複眼撮像システムの構成]
図1との対応部分に同一符号を付した図9に示すように、第2の実施の形態による複眼撮像システム50は、2台のカメラ装置51A及び51Bが連携しながら複眼撮像処理を行うようになされている。
カメラ装置51Aは、第1の実施の形態における撮像ユニット3Aと、システムコントローラ2とが一体化したような構成となっており、当該システムコントローラ2に対応するシステムコントローラ52Aにより全体を統括制御するようになされている。
システムコントローラ52Aは、システムコントローラ2(図1)と同様のハードウェア構成となっている。またシステムコントローラ52Aは、NDフィルタ22Aの光学的特性の値等、カメラ装置51Aの各部の制御に用いる種々の値を内部の不揮発性メモリ(図示せず)に記憶している。
カメラ装置51Bは、カメラ装置51Aと同様に構成されており、システムコントローラ52Aと同様のシステムコントローラ52Bにより全体を統括制御するようになされている。またシステムコントローラ52Bは、NDフィルタ22Bの光学的特性の値等、カメラ装置51Bの各部の制御に用いる種々の値を内部の不揮発性メモリに記憶している。
さらにシステムコントローラ52A及び52Bは、所定の接続ケーブルにより接続されており、内部の通信インタフェースを介して相互に各種情報や制御命令等を送受信するようになされている。
システムコントローラ52A及び52Bは、接続された状態で互いの電源が投入されると、相互に通信処理を行った上で、いずれが全体を統括制御するメインコントローラとなるかを決定する。
因みにメインコントローラについては、例えばNDフィルタの減光量が大きい方又は小さい方とし、或いは固有の製造番号が小さい方又は大きい方とし、さらにはユーザの操作指示等に基づいて決定することができる。以下では、システムコントローラ52Aがメインコントローラに決定された場合について説明する。
システムコントローラ52Aは、第1の実施の形態におけるシステムコントローラ2(図2)と同様、統括制御部41、フィルタ駆動制御部42、絞り制御部43、シャッター速度制御部44及び増幅ゲイン制御部45の各機能ブロックを有している。
本実施の形態では、メインコントローラであるシステムコントローラ52Aが、まずシステムコントローラ52Bからカメラ装置51Bの各部の制御に用いる種々の値(NDフィルタ22Bの光学的特性の値等)を取得する。
続いて統括制御部41は、複眼撮像システム50全体として設定すべき露出値を設定し、NDフィルタ22A及び22Bの挿抜、絞り23A及び23Bの絞り値、撮像素子24A及び24Bのシャッター速度、及びアナログ信号処理部25A及び25Bの増幅ゲインをそれぞれ決定する。
フィルタ駆動制御部42、絞り制御部43、シャッター速度制御部44及び増幅ゲイン制御部45は、それぞれ第1の実施の形態と同様、フィルタ駆動信号DFA及びDFB、絞り駆動信号DDA及びDDB、シャッター速度信号DSA及びDSB、並びに増幅ゲイン信号DGA及びDGBをそれぞれ生成する。
因みにシステムコントローラ52Bは、システムコントローラ52Aにおいて生成されたフィルタ駆動信号DFB、絞り駆動信号DDB、シャッター速度信号DSB及び増幅ゲイン信号DGBをそれぞれ中継するようになされている。
このように第2の実施の形態では、システムコントローラ52Aにより全体の露出値やNDフィルタの挿抜等を決定し、カメラ装置51A及び51Bの各部に対する制御信号を生成してそれぞれ供給するようになされている。
[2−2.減光量の制御]
ところで第2の実施の形態では、図6と対応する図10に示すように、いずれか一方のプログラム線図ではなく、カメラ装置51A及び51B双方のプログラム線図を補正するようになされている。
ところで第2の実施の形態では、図6と対応する図10に示すように、いずれか一方のプログラム線図ではなく、カメラ装置51A及び51B双方のプログラム線図を補正するようになされている。
システムコントローラ52Aは、NDフィルタの減光量についての標準的な値や設計中心値などを基に予め定められた基準減光量rsを内部の不揮発性メモリに記憶している。
ここでは、NDフィルタ22Aの減光量ra、基準減光量rs及びNDフィルタ22Bの減光量rbについて、減光量ra>基準減光量rs>減光量rbの関係が成り立つものとして説明する。
カメラ装置51Aのプログラム線図は、図10(A)の上側に示すように、NDフィルタ22Aの減光量raに基づいた点P3及びP4に代えて、基準減光量rsに合わせた点P23及び点P24を通過するように補正される。
またカメラ装置51Aのプログラム線図については、図10(A)の下側に示すように、第1の実施の形態と同様、アナログ信号処理部25Aにおける増幅ゲインを表すプログラム線図が追加されている。
このプログラム線図は、減光量ra>基準減光量rsであることから、NDフィルタ22Aを撮像光の光路中へ徐々に挿入する際に、増幅ゲインを徐々に増加させること、すなわち増幅ゲインによる減光量を徐々に減少させることを表している。
これを換言すると、図10(A)のプログラム線図では、NDフィルタ22Aにより基準減光量rsを超過してしまう減光量(ra−rs)を、増幅ゲインによる減光量の減少分によって相殺することになる。
一方、カメラ装置51Bのプログラム線図は、図10(B)の上側に示すように、NDフィルタ22Bの減光量rbに基づいた点P13及びP14に代えて、基準減光量rsに合わせた点P33及び点P34を通過するように補正される。
またカメラ装置51Bのプログラム線図については、図11(B)の下側に示すように、カメラ装置51Aの場合と同様に、アナログ信号処理部25Bにおける増幅ゲインを表すプログラム線図が追加されている。
このプログラム線図は、基準減光量rs>減光量rbであることから、NDフィルタ22Aを撮像光の光路中へ徐々に挿入する際に、増幅ゲインを徐々に減少させること、すなわち増幅ゲインによる減光量を徐々に増加させることを表している。
これを換言すると、図10(B)のプログラム線図では、NDフィルタ22Bにより基準減光量rsを下回ってしまう減光量(rs−rb)を、増幅ゲインによる減光量の増加分によって相殺することになる。
図11(A)〜(E)は、図7(A)〜(E)と対応しており、カメラ装置51A側について、シャッター減光量、絞り減光量及びNDフィルタ減光量の各減光量と、増幅ゲインによる減光量と、総減光量とを、図10(A)のプログラム線図における各点Pと対応付けて表したものである。
また図11(F)〜(J)は、図7(F)〜(J)と対応しており、カメラ装置51B側について、シャッター減光量、絞り減光量及びNDフィルタ減光量の各減光量と、増幅ゲインによる減光量と、総減光量とを、図10(B)のプログラム線図における各点Pと対応付けて表したものである。
実際上システムコントローラ52Aは、例えば映像信号V5Aにおける減光量を連続的に増加させていく場合、図10(A)に示したプログラム線図に従い、図11(A)〜(E)に示したように各部の減光量を制御するようになされている。
このときシステムコントローラ52Aは、図8に示した減光量増加処理手順RT2と同様の処理手順に従って各部の減光量を制御する。
またシステムコントローラ52Aは、これと並行して映像信号V5Bにおける減光量を連続的に増加させていく場合、システムコントローラ52Bを介して、図10(B)に示したプログラム線図に従い、図11(F)〜(J)に示したように各部の減光量を制御するようになされている。
この場合もシステムコントローラ52Aは、図8に示した減光量増加処理手順RT2と同様の処理手順に従って各部の減光量を制御する。ただしこの場合、ステップSP13においては増幅ゲイン減光量を増加させることになる。
このようにシステムコントローラ52Aは、NDフィルタ22Aの減光量raが基準減光量rsよりも大きいカメラ装置51Aの各部に対し、シャッター減光量を基準減光量rsに合わせ、減光量raが基準減光量rsよりも大きすぎる分(ra−rs)を、増幅ゲインの増加分で相殺するよう制御する。
またシステムコントローラ52Aは、NDフィルタ22Bの減光量rbが基準減光量rsよりも小さいカメラ装置51Bの各部に対し、シャッター減光量を基準減光量rsに合わせ、減光量rbが基準減光量rsよりも小さすぎる分(rs−rb)を、増幅ゲインの減少分で相殺するよう制御する。
これによりシステムコントローラ52Aは、カメラ装置51A及び51Bにおける総減光量を常に揃えることができる。
あるいは、システムコントローラ52Aは、システムコントローラ52Bに対して全体の基準減光量rsのみを送信し、システムコントローラ52Bは、基準減光量rsとの差分量を考慮しながら各部の減光量を制御しても良い。このことにより、やりとりすべき情報が全体の基準減光量rsのみになるので、情報の通信に伴う各種負荷等を格段に削減することができる。
[2−3.動作及び効果]
以上の構成において、複眼撮像システム50におけるカメラ装置51Aのシステムコントローラ52Aは、当該カメラ装置51Aとカメラ装置51Bとを接続して複眼撮像を行う場合、いずれもそれぞれの最適値ではなく所定の基準に合わせるよう制御する。
以上の構成において、複眼撮像システム50におけるカメラ装置51Aのシステムコントローラ52Aは、当該カメラ装置51Aとカメラ装置51Bとを接続して複眼撮像を行う場合、いずれもそれぞれの最適値ではなく所定の基準に合わせるよう制御する。
すなわちシステムコントローラ52Aは、カメラ装置51Aの各部に対し、補正されたプログラム線図(図10(A))に従い、絞り23Aによる絞り減光量及び撮像素子24Aによるシャッター減光量を、基準減光量rsに対応させるよう制御する(図11(A)及び(B))。
またシステムコントローラ52Aは、NDフィルタ22Aによるフィルタ減光量を徐々に増加させると共に、アナログ信号処理部25Aにおける増幅ゲインを徐々に増加させるよう、すなわち増幅ゲイン減光量を徐々に減少させるよう制御する(図11(C)及び(D))。
一方システムコントローラ52Aは、カメラ装置51Bに対し、補正されたプログラム線図(図10(B))に従い、絞り23Aによる絞り減光量及び撮像素子24Aによるシャッター減光量を、基準減光量rsに対応させるよう制御する(図11(F)及び(G))。
またシステムコントローラ52Aは、NDフィルタ22Bによるフィルタ減光量を徐々に増加させると共に、アナログ信号処理部25Bにおける増幅ゲインを徐々に減少させるよう、すなわち増幅ゲイン減光量を徐々に増加させるよう制御する(図11(H)及び(I))。
この結果システムコントローラ52Aは、第1の実施の形態と同様に、減光量を増加させる際に、カメラ装置51A及び51Bの間で、シャッター速度及び絞り値を完全に揃えると共にNDフィルタ22A及び22Bの挿抜度合も完全に揃えながら、総減光量も揃えることができる。
特に本実施の形態の場合、NDフィルタ22A及び22Bの減光量ra及びrbに関し、設計中心値等である基準減光量rsとの差分を基に、アナログ信号処理部25A及び25Bにおける増幅ゲインを増加又は減少させる方向へ補正する。
このため本実施の形態では、カメラ装置51A及び51Bそれぞれにおける増幅ゲインの補正幅を第1の実施の形態よりも小さく抑えることができるので、最適な増幅ゲインの変動に伴う画質の変化も小さく抑えることができる。
また第2の実施の形態では、NDフィルタ22A及び22Bの減光量の差分ではなく、それぞれの減光量と基準減光量rsとの差分に基づいてプログラム線図を補正する。
このため補正後のプログラム線図(図10(A)及び(B)については、例えばカメラ装置51A及び51Bにおける組立調整等の段階で、予め不揮発性メモリ等に記憶させることもできる。
この場合システムコントローラ52Aは、記憶されている補正後のプログラム線図をそのまま用いることができるので、接続相手との間でNDフィルタの減光量の差分に基づいたプログラム線図の補正処理をその都度行う必要が無い。
その他にも、本実施の形態による複眼撮像システム50は、第1の実施の形態による複眼撮像システム1と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、複眼撮像システム50におけるカメラ装置51Aのシステムコントローラ52Aは、カメラ装置51A及び51Bの各部に対し、補正されたプログラム線図に従い、絞り減光量及びシャッター減光量を基準減光量rsに対応させるよう制御する。またシステムコントローラ52Aは、NDフィルタ22Aによるフィルタ減光量を徐々に増加させると共にアナログ信号処理部25Aにおける増幅ゲインを徐々に増加させ、且つ、NDフィルタ22Bによるフィルタ減光量を徐々に増加させると共に、アナログ信号処理部25Bにおける増幅ゲインを徐々に減少させるよう制御する。これによりシステムコントローラ52Aは、第1の実施の形態と同様に、カメラ装置51A及び51Bの間で、シャッター速度及び絞り値を完全に揃えると共にNDフィルタ22A及び22Bの挿抜度合も完全に揃えながら、総減光量も揃えることができる。
<3.他の実施の形態>
なお上述した第1の実施の形態においては、NDフィルタの減光量が大きい側である撮像ユニット3Aに対し、補正したプログラム線図に従い、NDフィルタ22Aの挿入に伴い増幅ゲインを増加させるよう制御する場合について述べた。
なお上述した第1の実施の形態においては、NDフィルタの減光量が大きい側である撮像ユニット3Aに対し、補正したプログラム線図に従い、NDフィルタ22Aの挿入に伴い増幅ゲインを増加させるよう制御する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば図6及び図7とそれぞれ対応する図12及び図13に示すように、NDフィルタの減光量が小さい側である撮像ユニット3Bに対し、補正したプログラム線図に従い、NDフィルタ22Bの挿入に伴い増幅ゲインを減少させるよう制御しても良い。
すなわちシステムコントローラ2は、複眼撮像時に減光量を制御する際、撮像ユニット3A及び3Bのいずれか一方について補正されたプログラム線図に従って、絞り値、シャッター速度及びNDフィルタの挿抜度合を一致させながら、増幅ゲインを変化させてNDフィルタ同士における光学的特性の差分を相殺できれば良い。
また上述した第1の実施の形態においては、増幅ゲインに関するプログラム線図(図6(B)の下側)のうち点P13及び点P14の間を直線状とする場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば実際にNDフィルタ22Aを光路中に徐々に挿入する際における光量変化の測定結果や、計算により得られる理論値等を基に、曲線状や折れ線状としても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第2の実施の形態においては、予め定められた基準減光量rsに対応させるよう補正されたそれぞれのプログラム線図に従い、カメラ装置51A及び51Bの各部を制御するようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えばシステムコントローラ52Aにより、NDフィルタ22Aの減光量ra及びNDフィルタ22Bの減光量rbの平均値である平均減光量を算出し、当該平均減光量に対応させるようそれぞれのプログラム線図を補正した上で、カメラ装置51A及び51Bの各部を制御するようにしても良い。
この場合、カメラ装置51A及び51Bそれぞれにおける増幅ゲインの変動幅を同等に揃えることができるので、当該増幅ゲインの変動幅の差により画質に差が生じる恐れを排除することができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、NDフィルタを用いて減光量を増加させていく際に、プログラム線図(図6)に従い、シャッター減光量を一度増加させた後、これを減少させながらNDフィルタを差し入れていくときに、増幅ゲインも変化させるようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えばシャッター減光量については特に連動させることなく、NDフィルタの挿抜度合のみに応じて増幅ゲインを変化させるよう制御しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、総減光量を増加させる場合及び減少させる場合のいずれにおいても同一のプログラム線図に従って各部の減光量を変化させるよう制御する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば図6(A)と対応する図14(A)及び(B)に示すように、総減光量を増加させる場合と減少させる場合とで異なるプログラム線図を辿るように、すなわちヒステリシスを持たせるように、撮像ユニット3Aの各部を制御するようにしても良い。具体的には、減少時(図14(B))に、増加時(図中破線で示す)よりも低い減光量となる点P44及びP43を通過するプログラム線図を辿るようにする。
このように、減光量の増加方向と減少方向とでヒステリシスを持たせることにより、撮像中にNDフィルタが頻繁に挿抜されることを防止することができる。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、アナログ信号処理部25Aの増幅ゲインについて、プログラム線図に従って変化させるよう制御する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えばディジタル信号処理部27A等、アナログ又はディジタルといった信号の状態に関わらず、映像信号のゲインを調整し得る種々の処理ブロックにおいて、NDフィルタの挿抜度合に応じて当該ゲインを変化させるよう制御しても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1実施の形態においては、独立したシステムコントローラ2を用いる場合に、当該システムコントローラ2により、一方の撮像ユニット3Aについてのみプログラム線図を補正して増幅ゲインを変化させるよう制御する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば独立したシステムコントローラ2を用いる場合に、第2の実施の形態と同様に、撮像ユニット3A及び3Bに対し、基準減光量rsに対応させるよう補正したそれぞれのプログラム線図に従ってそれぞれの増幅ゲインを変化させるよう制御しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、カメラ装置51A及び51Bのみを互いに接続する場合に、システムコントローラ52Aにより、双方のカメラ装置51A及び51Bに対し、基準減光量rsに対応させるよう補正したそれぞれのプログラム線図に従ってそれぞれの増幅ゲインを変化させるよう制御する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えばカメラ装置51A及び51Bのみを互いに接続する場合に、第1の実施の形態と同様に、一方のカメラ装置51Aについてのみプログラム線図を補正して増幅ゲインを変化させるよう制御しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、システムコントローラ52Aのみにより統括制御部41及びフィルタ駆動制御部42(図2)等の各機能ブロックを実現するようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えばフィルタ駆動制御部42をシステムコントローラ52B側により実現してフィルタ制御信号DFAをシステムコントローラ52Aにより中継しNDフィルタドライバ32Aに供給するようにし、或いはフィルタ駆動制御部42を双方のシステムコントローラ52A及び52Bによりそれぞれ実現してフィルタ制御信号DFA及びDFBをそれぞれ生成するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、2台の撮像ユニット3A及び3Bを用いて2系統の映像信号V5A及びV5Bを生成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えばホログラム映像を撮像する場合に、3台や8台等のように2以上の任意の台数の撮像ユニット3を用いて同一の撮像対象についての映像信号を同時並列的に生成する場合に適用しても良い。
この場合、例えばNDフィルタ22の減光量が最も小さい撮像ユニット3や減光量が最も大きい映像ユニット3に合わせるよう、他の撮像ユニットのプログラム線図を補正すると共に増幅ゲインを変化させるよう制御すれば良い。或いは、NDフィルタ22の減光量の平均値や中心値を算出し、これに対応させるよう各プログラム線図を補正すると共に増幅ゲインを変化させるよう制御しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、減光量制御プログラムを不揮発性メモリ14に予め記憶させておき、これを読み出して実行することにより、NDフィルタの挿抜度合に応じて増幅ゲインを変化させるよう各部を制御する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えばUSB(Universal Serial Bus)接続やLAN(Local Area Network)接続を介して外部のサーバ装置やホスト機器等から減光量制御プログラムを取得して実行するようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、フィルタ駆動制御部としてのフィルタ駆動制御部42と、増幅ゲイン制御部としての増幅ゲイン制御部45とによって撮像制御装置としてのシステムコントローラ2を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるフィルタ駆動制御部と、増幅ゲイン制御部とによって撮像制御装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、撮像部としての撮像ユニット3A及び3Bと、フィルタ駆動制御部としてのフィルタ駆動制御部42と、増幅ゲイン制御部としての増幅ゲイン制御部45とによって撮像装置としての複眼撮像システム50を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる撮像部と、フィルタ駆動制御部と、増幅ゲイン制御部とによって撮像装置を構成するようにしても良い。
本発明は、複眼撮像を行う業務用又は家庭用等の各種ビデオカメラ、動画撮像機能を有するディジタルスチルカメラや携帯型電話機、コンピュータ装置等でも利用できる。
1、50……複眼撮像システム、2、52A、52B……システムコントローラ、3A、3B……撮像ユニット、11……CPU、14……不揮発性メモリ、22A、22B……NDフィルタ、23A、23B……絞り、24A、24B……撮像素子、25A、25B……アナログ信号処理部、27A、27B……ディジタル信号処理部、32A、32B……NDフィルタドライバ、33A、33B……絞りドライバ、41……統括制御部、42……フィルタ駆動制御部、43……絞り制御部、44……シャッター速度制御部、45……増幅ゲイン制御部、ra、rb……減光量、rs……基準減光量。
Claims (12)
- 入射する撮像光に基づき撮像素子により撮像信号をそれぞれ生成すると共に上記撮像光を減光させるフィルタをそれぞれ有する第1及び第2の撮像部を制御する撮像制御装置において、
上記第1及び第2の撮像部における、それぞれの上記フィルタを上記撮像光の光路中に挿入し又は抜き出すそれぞれのフィルタ駆動部に対し、所定の動作期間に渡り当該フィルタの挿入動作又は抜出動作を行うよう制御するフィルタ駆動制御部と、
上記第1及び第2の撮像部において上記撮像信号を増幅するそれぞれの信号処理部に対し、上記フィルタの挿入動作又は抜出動作と連動して、上記複数の撮像部における複数のフィルタ同士の減光量差に応じた調整幅で上記撮像信号の増幅ゲインを制御する増幅ゲイン制御部と
を有する撮像制御装置。 - 上記増幅ゲイン制御部は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのうちいずれか一方の撮像部について、上記信号処理部における上記増幅ゲインを上記減光量差に応じた調整幅だけ制御する
請求項1に記載の撮像制御装置。 - 上記増幅ゲイン制御部は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのうち上記フィルタの減光量が大きい方について、上記信号処理部における上記増幅ゲインを上記減光量差に応じた調整幅だけ増加させるよう制御する
請求項2に記載の撮像制御装置。 - 上記増幅ゲイン制御部は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのうち上記フィルタの減光量が小さい方について、上記信号処理部における上記増幅ゲインを上記減光量差に応じた調整幅だけ減少させるよう制御する
請求項2に記載の撮像制御装置。 - 上記増幅ゲイン制御部は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのそれぞれについて、上記光路中に上記フィルタが挿入されたときの上記撮像信号の示す明るさを所定の基準値に揃えるよう、上記信号処理部における上記増幅ゲインを制御する
請求項1に記載の撮像制御装置。 - 上記基準値は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのそれぞれにおいて上記光路中に上記フィルタが挿入されたときの上記撮像信号の示す明るさの中心値又は平均値である
請求項5に記載の撮像制御装置。 - 上記撮像素子のシャッター速度を制御するシャッター速度制御部と、
上記撮像光を制限する絞りを制御する絞り制御部と
をさらに有し、
上記シャッター速度制御部は、
上記フィルタの差し入れ動作時には、予め上記シャッター速度による減光量を当該フィルタによる減光量と同等の同等減光量だけ増加させてから上記フィルタの差し入れ動作と連動して上記動作期間に渡り上記撮像素子のシャッター速度を上記同等減光量だけ減少させる一方、上記フィルタの引き出し動作時には、当該引き出し動作と連動して上記動作期間に渡り上記撮像素子のシャッター速度を上記同等減光量だけ増加させた後に上記シャッター速度による減光量を上記同等減光量だけ減少させるよう制御し、
上記絞り制御部は、
上記動作期間中は上記絞りを固定するよう制御する
請求項1に記載の撮像制御装置。 - 上記シャッター速度制御部は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのうち上記フィルタの減光量が大きい方について、上記シャッター速度による減光量の変動幅を他方の上記撮像部における上記フィルタの減光量と同等の他方減光量とするよう上記シャッター速度を制御し、
上記増幅ゲイン制御部は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのうち上記フィルタの減光量が大きい方について、上記信号処理部における上記増幅ゲインを上記減光量差に応じた調整幅だけ増加させるよう制御する
請求項7に記載の撮像制御装置。 - 上記シャッター速度制御部は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのうち上記フィルタの減光量が小さい方について、上記シャッター速度による減光量の変動幅を他方の上記撮像部における上記フィルタの減光量と同等の他方減光量とするよう上記シャッター速度を制御し、
上記増幅ゲイン制御部は、
上記第1の撮像部と上記第2の撮像部とのうち上記フィルタの減光量が小さい方について、上記信号処理部における上記増幅ゲインを上記減光量差に応じた調整幅だけ減少させるよう制御する
請求項7に記載の撮像制御装置。 - 入射する撮像光に基づき撮像素子により撮像信号をそれぞれ生成すると共に上記撮像光を減衰させるフィルタをそれぞれ有する、第1及び第2の撮像部を制御する撮像制御方法において、
上記第1及び第2の撮像部における、それぞれの上記フィルタを上記撮像光の光路中にそれぞれ差し入れ又は引き出すフィルタ駆動部に対し、所定の動作期間に渡り当該フィルタの差し入れ動作又は引き出し動作を行うよう制御するフィルタ駆動制御ステップと、
上記第1及び第2の撮像部において上記撮像信号を増幅するそれぞれの信号処理部に対し、上記フィルタの差し入れ動作又は引き出し動作と連動して、上記複数の撮像部における複数のフィルタ同士の減光量差に応じた調整幅で上記動作期間に渡り上記撮像信号の増幅ゲインを制御する増幅ゲイン制御ステップと
を有する撮像制御方法。 - 入射する撮像光に基づき撮像素子により撮像信号をそれぞれ生成すると共に上記撮像光を減衰させるフィルタをそれぞれ有する第1及び第2の撮像部を制御する撮像制御装置に対し、
上記第1及び第2の撮像部における、それぞれの上記フィルタを上記撮像光の光路中にそれぞれ差し入れ又は引き出すフィルタ駆動部に対し、所定の動作期間に渡り当該フィルタの差し入れ動作又は引き出し動作を行うよう制御するフィルタ駆動制御ステップと、
上記第1及び第2の撮像部において上記撮像信号を増幅するそれぞれの信号処理部に対し、上記フィルタの差し入れ動作又は引き出し動作と連動して、上記複数の撮像部における複数のフィルタ同士の減光量差に応じた調整幅で上記動作期間に渡り上記撮像信号の増幅ゲインを制御する増幅ゲイン制御ステップと
を実行させるための撮像制御プログラム。 - 入射する撮像光に基づき撮像素子により撮像信号をそれぞれ生成すると共に上記撮像光を減衰させるフィルタをそれぞれ有する第1及び第2の撮像部と、
上記第1及び第2の撮像部それぞれにおいて、それぞれの上記フィルタを上記撮像光の光路中に差し入れ又は引き出すそれぞれのフィルタ駆動部に対し、所定の動作期間に渡り当該フィルタの差し入れ動作又は引き出し動作を行うよう制御するフィルタ駆動制御部と、
上記第1及び第2の撮像部において上記撮像信号を増幅するそれぞれの信号処理部に対し、上記フィルタの差し入れ動作又は引き出し動作と連動して、上記複数の撮像部における複数のフィルタ同士の減光量差に応じた調整幅で上記動作期間に渡り上記撮像信号の増幅ゲインを制御する増幅ゲイン制御部と
を有する撮像装置。
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