JP2012142429A - 発光装置および発光装置の製造方法 - Google Patents

発光装置および発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光効率が高く、かつ演色性に優れる発光装置を提供する。
【解決手段】基材1と、基材1上に配置された複数の発光素子2a,2bと、発光素子2a,2bを被覆する封止部材7a,7bと、を備える発光装置100であって、封止部材は、第1蛍光体を含有して基材1上に第1領域10aを形成する第1封止部材7aと、第1蛍光体の発光波長と異なる発光波長の第2蛍光体を含有して基材1上に第2領域10bを形成する第2封止部材7bと、を含み、発光素子は、第1蛍光体および第2蛍光体を励起し、第1蛍光体および第2蛍光体よりも短い波長を発光する第1発光素子2aと、第1発光素子2aの発光波長と第1蛍光体および第2蛍光体の発光波長との間の波長を発光する第2発光素子2bと、からなり、第1領域10aには、第1発光素子2aおよび第2発光素子2bが配置され、第2領域10bには、第1発光素子2aが配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、LED電球、スポットライト等の照明器具等に利用可能な発光装置およびその製造方法に関する。
一般に、発光素子を用いた発光装置は、小型で電力効率がよく、鮮やかな色を発光することで知られている。この発光装置に係る発光素子は半導体素子であるため、球切れ等の心配が少ないだけでなく、初期駆動特性に優れ、振動やオン・オフ点灯の繰り返しに強いという特徴を有する。このような優れた特性を有するため、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)、レーザーダイオード(LD:Laser Diode)等の発光素子を用いる発光装置は、各種の光源として利用されている。
発光装置は、主に、発光素子と、その発光素子を配置し発光素子と電気的に接続する導電配線を有する基材と、その基材上の発光素子を被覆する封止部材と、から構成されている。また、表面実装型のCOB(Chip on Board)のように、発光素子の周囲に樹脂枠を形成するタイプのものもある。さらには、封止部材に蛍光体を含有させることにより、発光素子からの光と、蛍光体により波長変換された光との混色光が発光する発光装置もある。
このような蛍光体を用いた発光装置においては、長波側の蛍光体(例えば、赤色を発光するCASN系蛍光体)の吸収スペクトルは、短波側の蛍光体(例えば、黄色を発光するYAG系蛍光体)の発光スペクトルと一部重複する。このため、短波側の蛍光体による波長変換光の一部が長波側の蛍光体に吸収され、発光効率が低下し発光装置の出力が低下する。また、演色性の向上のためには、吸収された波長を補う第3の蛍光体(緑色を発光するクロロシリケート)が必要となる。しかしながら、クロロシリケートを含有させると、赤色を発光する蛍光体(以下、赤色蛍光体、他の色についても同じ)の励起に、青色を発光する発光素子(以下、青色発光素子、他の色についても同じ)の発光だけなく緑色蛍光体からの緑色光も使用してしまうため、発光効率が低下するという問題があった。
そこで、2種類の蛍光体領域(すなわち、蛍光体が含有された領域)を分離した発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この発光装置では、緑色蛍光体を含有し、第1の青色発光素子を封止する緑色封止樹脂と、赤色蛍光体を含有し、第2の青色発光素子を封止する赤色封止樹脂とを隔壁によって分離している。
また、各蛍光体の発光色に対応した発光波長の発光素子を、各蛍光体を含有した封止部材で被覆した発光装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この発光装置では、青色発光素子および緑色発光素子を、黄色蛍光体と赤色蛍光体とを混合して含有した封止樹脂で被覆したり、青色発光素子を封止する黄色封止樹脂と、緑色発光素子を封止する赤色封止樹脂とを隔壁によって分離したりしている。
特開2010−34184号公報 特開2006−245443号公報
しかしながら、従来の技術においては、以下に述べる問題がある。
特許文献1に記載の発光装置では、青色発光素子のみで蛍光体を励起しているため、演色性の向上が図れないという問題がある。また、特許文献2に記載の発光装置では、隔壁を設けないものについては2種類の蛍光体が混在しているため、短波側の蛍光体による波長変換光の一部が長波側の蛍光体に吸収され、発光効率が低下するという問題がある。さらに、1種の蛍光体を1種の発光素子で励起しているため、2種類の発光素子の発光はいずれも蛍光体を励起するために吸収される構造であり、さらに発光効率が低下するという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、発光効率が高く、かつ演色性に優れる発光装置および発光装置の製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る発光装置は、基材と、前記基材上に配置された複数の発光素子と、前記発光素子を被覆する封止部材と、を備える発光装置であって、前記封止部材は、第1蛍光体を含有して前記基材上に第1領域を形成する第1封止部材と、前記第1蛍光体の発光波長と異なる発光波長の第2蛍光体を含有して前記基材上に第2領域を形成する第2封止部材と、を含み、前記発光素子は、前記第1蛍光体および前記第2蛍光体を励起し、前記第1蛍光体および前記第2蛍光体の発光波長よりも短い波長を発光する第1発光素子と、前記第1発光素子の発光波長と前記第1蛍光体および前記第2蛍光体の発光波長との間の波長を発光する第2発光素子と、からなり、前記第1領域には、前記第1発光素子および前記第2発光素子が配置され、前記第2領域には、前記第1発光素子が配置されていることを特徴とする。
前記第1蛍光体としては、例えば、発光波長が前記第2蛍光体の発光波長よりも短いものを用いることができる。なお、蛍光体を少なくとも一部に含む封止部材(透明部材も含む)が設けられた領域を、以下、適宜、蛍光体領域という。また、発光波長は、ピーク波長を意味する。
このような構成によれば、第1領域に配置された所定の発光波長の第1発光素子により第1蛍光体が励起され、第2領域に配置された第1発光素子により、第1蛍光体と異なる発光波長の第2蛍光体が励起される。そして、蛍光体領域を2つに分けることで、短波側の蛍光体による波長変換光(すなわち、短波)の一部が長波側の蛍光体に吸収されることが抑制され、また2種類の発光素子を用いることでスペクトルが補正されるため、発光効率が向上し、かつ演色性が向上する。
前記第1領域および前記第2領域は、前記第2領域を内側にして同心形状に形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1領域からの発光と第2領域からの発光が均一に混ざりやすくなり、色ムラが低減される。
また、前記第1領域と、前記第2領域との間に光反射部材が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、第1領域と第2領域が光反射部材によって仕切られていることで、長波側の蛍光体による短波側の蛍光体の波長変換光の吸収がさらに抑制される。
また、前記複数の発光素子が前記基材上に縦列横列に整列して配置され、前記縦列横列のいずれかの列において、前記列毎に、全ての発光素子が第1発光素子または第2発光素子からなることが好ましい。
このような構成によれば、列毎に同じ種類の発光素子が配置されることで、輝度ムラの発生や輝度分布の差の発生が抑制される。
また、前記第1発光素子と前記第2発光素子を含む列において、前記第1発光素子と前記第2発光素子とが、直列接続されていることが好ましい。さらには、前記直列接続された列が複数あり、1つの列における前記第1発光素子および前記第2発光素子の数が、前記複数の列毎に、互いに同数であることが好ましい。
このような構成によれば、第1発光素子と第2発光素子とを直列接続することで、直列接続された第1発光素子および第2発光素子に流れる電流が均一化され、この第1発光素子と第2発光素子とに流れる電流がほぼ同じになるため、ほぼ同じ光出力を得ることができる。また、列毎において第1発光素子および第2発光素子の数を同数とすることで、輝度ムラが小さくなる。
さらには、前記第1領域の一部が、蛍光体を含有しない透明部材からなる透明領域であり、前記透明領域に前記第2発光素子が配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、第2発光素子からの発光が蛍光体によって光散乱されることがなく、光の取り出し効率が向上する。
本発明に係る発光装置の製造方法は、前記記載の発光装置(透明領域を有さないもの)の製造方法であって、基材上に、第1領域が形成される部位に第1発光素子および第2発光素子を載置するとともに、第2領域が形成される部位に第1発光素子を載置するダイボンディング工程と、第1封止部材によって前記第1領域が形成される部位の第1発光素子および第2発光素子を被覆して第1領域を形成するとともに、第2封止部材によって前記第2領域が形成される部位の第1発光素子を被覆して第2領域を形成する封止部材充填工程と、を含むことを特徴とする。
このような製造方法によれば、第1蛍光体を含有した第1封止部材で第1発光素子および第2発光素子を被覆した第1領域と、第2蛍光体を含有した第2封止部材で第1発光素子を被覆した第2領域が形成される。そして、第1領域の第1発光素子により第1蛍光体が励起され、第2領域の第1発光素子により第2蛍光体が励起されることで、発光効率が向上し、かつ演色性が向上した発光装置とすることができる。
本発明に係る発光装置の製造方法は、前記記載の発光装置(透明領域を有するもの)の製造方法であって、基材上に、第1領域が形成される部位に第1発光素子および第2発光素子を載置するとともに、第2領域が形成される部位に第1発光素子を載置するダイボンディング工程と、透明部材によって前記第2発光素子を被覆し、かつ第1封止部材によって前記第1領域が形成される部位の第1発光素子を被覆して第1領域を形成するとともに、第2封止部材によって前記第2領域が形成される部位の第1発光素子を被覆して第2領域を形成する封止部材充填工程と、を含むことを特徴とする。
このような製造方法によれば、第1蛍光体を含有した第1封止部材で第1発光素子を被覆するとともに透明部材によって第2発光素子を被覆した第1領域と、第2蛍光体を含有した第2封止部材で第1発光素子を被覆した第2領域が形成される。そして、第1領域の第1発光素子により第1蛍光体が励起され、第2領域の第1発光素子により第2蛍光体が励起され、第1領域の第2発光素子の発光が蛍光体によって光散乱されることなく取り出されることで、発光効率がさらに向上し、かつ演色性が向上した発光装置とすることができる。
さらに、前記ダイボンディング工程と前記封止部材充填工程との間に、前記第1領域が形成される箇所と前記第2領域が形成される箇所の間に光反射部材を設ける光反射部材形成工程を行なってもよい。
このような製造方法によれば、第1領域と第2領域が光反射部材によって仕切られ、蛍光体による短波の吸収がさらに抑制されることで、発光効率がさらに向上した発光装置とすることができる。
本発明に係る発光装置によれば、蛍光体領域を第1領域と第2領域とに分離し、第1領域に、所定の発光波長を有する第1発光素子および第2発光素子を配置するとともに、第2領域に第1発光素子のみを配置することで、発光効率が向上するとともに、演色性を向上させることができる。
本発明に係る発光装置の製造方法によれば、蛍光領域を、第1発光素子および第2発光素子が配置された第1領域と、第1発光素子のみが配置された第2領域とに分離して形成することで、発光効率が向上するとともに、演色性を向上させることができる発光装置を製造することができる。
本発明の実施形態に係る発光装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る発光装置の構成を示す正面図である。 (a)は、本発明に係る発光装置および3種の蛍光体を用いた従来の発光装置について、相対発光強度と発光波長との関係を示すグラフ、(b)は、本発明に係る発光装置および3種の蛍光体を用いた従来の発光装置について、発光効率(lm/w)および演色性を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る発光装置の構成を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る発光装置であって、実装領域を円形にした場合の発光装置について説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態に係る発光装置および発光装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面が示す部材のサイズや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については、原則として同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。
また、以下の説明で参照する図2、4において、説明の便宜上、光反射部材(第1光反射部材6aおよび第2光反射部材6b:以下、適宜、光反射部材6a,6bという)は、外形のみを線で示し、透過させた状態で図示している。また、第1領域10a(透明領域11を含む)および第2領域10bにおいては、発光素子(第1発光素子2aおよび第2発光素子2b:以下、適宜、発光素子2a,2bという)の配置および接続関係がわかるように、発光素子2a,2bおよびワイヤWを図示している。さらに、発光素子2a,2bのn電極21およびp電極22は、各発光素子2a,2bの向きを示すために実装領域1a上の4箇所だけ詳細に図示し、実装領域1a上のその他の箇所では詳細な図示を省略している。
≪発光装置≫
本発明の実施形態に係る発光装置100について、図1、2を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、まず発光装置100の全体構成について説明した後に、各構成について説明する。
<全体構成>
発光装置100は、例えば、LED電球、スポットライト等の照明器具等に利用される装置である。発光装置100は、図1、2に示すように、基材1上に、基材1の実装領域1aに配置された複数の発光素子2a,2bと、基材1上に形成された正極3および負極4を構成する導電部材40と、発光素子2a,2bと正極3や負極4等とを接続するワイヤWと、基材1上に形成された光反射部材6a,6bと、発光素子2a,2bをそれぞれ被覆する封止部材(第1封止部材7aおよび第2封止部材7b:以下、適宜、封止部材7a,7bという)と、を主に備える。そして、蛍光体領域は、第1封止部材7aが設けられた領域である第1領域10aと、第2封止部材7bが設けられた領域である第2領域10bとに分離して設けられており、第1領域10aには、第1発光素子2aおよび第2発光素子2bが配置され、第2領域10bには、第1発光素子2aが配置されている。
<基材>
基材1は、発光素子2a,2b等の電子部品を配置するためのものである。基材1は、図1および図2に示すように、矩形平板状に形成されている。また、基材1上には、図2に示すように複数の発光素子2a,2bを配置するための実装領域1aが区画されている。なお、基材1のサイズは特に限定されず、発光素子2a,2bの数や配列間隔等、目的および用途に応じて適宜選択することができる。なお、一例としては16mm×19mmである。
基材1の材料としては、絶縁性材料を用いることが好ましく、かつ、発光素子2a,2bから放出される光や外光等が透過しにくい材料を用いることが好ましい。また、ある程度の強度を有する材料を用いることが好ましい。具体的には、セラミックス(Al、AlN等)、あるいはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、BTレジン(bismaleimide triazine resin)、ポリフタルアミド(PPA)等の樹脂が挙げられる。また、金属板の表面に絶縁層を設けた部材を基材1の材料として用いることもできる。
<実装領域>
実装領域1aは、複数の発光素子2a,2bを配置するための領域である。実装領域1aは、図2に示すように、基材1の中央の領域に区画されている。実装領域1aは、互いに対向する辺を有する所定形状で形成されており、より具体的には、図2に示すように、角部を丸めた略矩形状に形成されている。なお、ここでは第1封止部材7aの外枠が実装領域1aの外枠となっている。実装領域1aのサイズは特に限定されず、発光素子2a,2bの数や配列間隔等、目的および用途に応じて適宜選択することができる。
実装領域1aは、基材1と同じ材料で構成された領域としてもよいが、例えば、実装領域1a上に光を反射する金属膜を形成し、当該金属膜を介して複数の発光素子2a,2bを配置することが好ましい。このように実装領域1a上に金属膜を形成してその上に複数の発光素子2a,2bを配置することで、基材1の実装領域1a側に向う光も金属膜によって反射することができる。従って、出射光のロスを軽減することができ、発光装置100の光の取り出し効率を向上させることができる。実装領域1a上に形成する金属膜は、電解めっきまたは無電解めっきで形成することが好ましい。金属膜の材料としては、特に限定されないが、例えば、Ag(銀)またはAu(金)を用いることが好ましく、特にAgを用いることが好ましい。Auは光を吸収しやすい特性を備えているが、例えばAuめっきの表面にTiO膜をさらに形成することで、光反射率を高めることができる。また、AgはAuよりも可視光に対する光反射率が高いため、Au単独でめっきを行うよりも、発光装置100の光の取り出し効率を向上させることができる。なお、実装領域1a上に形成する金属膜の厚さは特に限定されず、目的および用途に応じて適宜選択することができる。
<発光素子>
発光素子2a,2bは、電圧を印加することで自発光する半導体素子であり、第1発光素子2aと、第2発光素子2bと、からなる。発光素子2a,2bは、図2に示すように、基材1の実装領域1aに複数配置され、当該複数の発光素子2a,2bが一体となって発光装置100の発光部、すなわち発光素子2a,2bからの発光が行なわれる部位を構成している。具体的には、ここでは、第1領域10aには第1発光素子2aおよび第2発光素子2bが複数配置されて第1領域10aの発光部を構成している。また、第2領域10bには第1発光素子2aが複数配置されて第2領域10bの発光部を構成している。
発光素子2a,2bのそれぞれは、図2に示すように、矩形状に形成されている。また、発光素子2a,2bは、図2に示すように、その上面の一側にn電極21が設けられ、発光素子2a,2bの他側にp電極22が設けられたフェースアップ(FU)素子である。
発光素子2a,2bとしては、具体的には発光ダイオードを用いるのが好ましく、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、青色(波長430nm〜490nmの光)、緑色(波長490nm〜570nmの光)の発光素子2a,2bとしては、窒化物系半導体(InAlGa1−X−YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等を用いることができる。また、赤色(波長620nm〜750nmの光)の発光素子2a,2bとしては、GaAlAs、AlInGaP等を用いることができる。
ここで、第1発光素子2aは、後記する第1蛍光体および第2蛍光体を励起し、第1蛍光体および第2蛍光体の発光波長よりも短い波長を発光するものであり、第2発光素子2bは、第1発光素子2aの発光波長と第1蛍光体および第2蛍光体の発光波長との間の波長を発光するものである。よって、例えば、第1蛍光体として、短波側の蛍光体であり黄色を発光するYAG系蛍光体を用い、第2蛍光体として、長波側の蛍光体であり赤色を発光するCASN系蛍光体を用いた場合、第1発光素子2aとしては、青色(波長430nm〜490nmの光)のものを用い、第2発光素子2bとしては、青緑色(波長490nm〜520nmの光)または緑色(波長490nm〜570nmの光)のものを用いることができる。より具体的には、第1発光素子2aとしては、発光波長が445nm〜465nmのものを用い、第2発光素子2bとしては、発光波長が495nm〜520nmのものを用いることができる。第2発光素子2bとしては、少なくとも第1発光素子2aと発光波長が異なるものが選択され、さらには、第1蛍光体を励起しないもの、少なくとも第1発光素子2aよりも第1蛍光体を励起する割合(吸収される割合)の少ないものを選択することが好ましい。これによって、第2発光素子2bの発光が第1蛍光体に吸収されることなく外部に取り出すことができるため、発光装置の光の取り出し効率が向上し、発光効率が向上する。なお、これらの波長は、ピーク波長で比較することが好ましい。
ただし、発光素子2a,2bの成分組成や発光色、サイズ等は上記に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。また、発光素子2a,2bは、可視光領域の光だけではなく、紫外線や赤外線を出力する素子で構成することもできる。また、高出力化のためには、発光素子2a,2bの合計の個数は、例えば10個以上、20〜400個の範囲内とすることが好ましい。
[発光素子の配置]
図2に示すように、第1領域10aには第1発光素子2aおよび第2発光素子2bが配置され、第2領域10bには第1発光素子2aが配置されている。発光素子2a,2bは、図2に示すように基材1上において、縦方向および横方向にそれぞれ所定の間隔で配列されており、ここでは、縦9個×横10個の合計90個配置されている。また、発光素子2a,2bは、図2に示すように、縦方向に隣り合う発光素子2a,2b同士が導電性のワイヤWによって電気的に接続され、直列接続されている。なお、ここでの直列接続とは、隣り合う発光素子2a,2bにおけるn電極21とp電極22とがワイヤWによって電気的に接続された状態を意味している。
また、図2を正面視した場合において、最上部の列の横方向に隣り合う第2発光素子2b同士が導電性のワイヤWによって電気的に接続され、並列接続されている。なお、ここでの並列接続とは、隣り合う発光素子2a,2bにおけるn電極21同士またはp電極22同士がワイヤWによって電気的に接続された状態を意味している。そして、最下部に位置する第2発光素子2bと、導電部材40である配線部4bとがワイヤWによって電気的に接続されており、最上部の左側の端部に位置する第2発光素子2bと、導電部材40である配線部3bとがワイヤWによって電気的に接続されている。
そして、基材1の中央に形成された第2領域10bに、第1発光素子2aが、ここでは縦7個×横6個の合計42個配置されている。また、第2領域10bの周囲に形成された第1領域10aに、第2領域10bの第1発光素子2aから所定距離離間して、ここでは第1発光素子2aが28個、第2発光素子2bが20個の合計48個配置されている。
ここで、複数の発光素子2a,2bが基材1上に縦列横列に整列して配置されている場合に、縦列横列のいずれかの列において、列毎に、全ての発光素子2a,2bが第1発光素子2aまたは第2発光素子2bからなることが好ましい。すなわち、縦方向の列、あるいは横方向のいずれか一方の列において、列毎に、第1発光素子2aのみ、または第2発光素子2bのみからなることが好ましい。ただし、ここでは第2領域10bには第2発光素子2bは設けない構成としている。
1つの列において、順方向降下電圧(以下、Vという)が異なる素子が配置されていると、発光素子のVのばらつきによって光出力が変化し、発光装置に輝度ムラ(発光ムラ)が生じるとともに、複数の発光装置間における輝度分布(光度分布)に差が生じる場合がある。しかしながら、列毎に同じ種類の発光素子を配置することで、輝度ムラや輝度分布の差の発生を抑制することができる。ここで、Vとは、発光素子(発光ダイオード)に対して順方向に電流を流すために必要な電圧、すなわち発光素子が光を発光するために必要な電圧である。例えば、Vの高い発光素子とVの低い発光素子とを並列接続すると、流れる電流はVの低い発光素子の方が大きくなる。
また、前記縦列横列のいずれかの方向のうち、特に、並列方向に配置された発光素子2a,2bが、並列毎に同じ種類からなることが好ましい。なお、並列方向とは、発光素子2a,2bが並列接続される方向のことをという。すなわち、発光素子2a,2bのすべてが同じ方向を向いて、並列接続される方向に並ぶ並列方向および直列接続される方向に並ぶ直列方向に配置される場合、並列方向に配置された発光素子2a,2bが、並列毎にすべて同じ種類であることが好ましい。
具体的には、図2に示すように、最上部および最下部には、第2発光素子2bが横一列に並び、その他の列においては、第1発光素子2aが横一列に並ぶ。ここで、このような形態をとるのは、第2発光素子2bは、第1領域10aにのみ配置する構成としているため、最上部および最下部の列以外の列に第2発光素子2bを配置すると、第2領域10bに第2発光素子2bが配置されることとなるためである。このような構成とすることで、輝度ムラや輝度分布の差の発生をさらに抑制することができる。
また、第1発光素子2aと第2発光素子2bを含む列において、第1発光素子2aと第2発光素子2bとが、直列接続されていることが好ましい。さらには、直列接続された列が複数あり、1つの列における第1発光素子2aおよび第2発光素子2bの数が、複数の列毎に、互いに同数であることが好ましい。ここでは、図2に示すように、最上部および最下部の列に位置する第2発光素子2bと、これに直列方向に隣り合う第1発光素子2aとが直列接続されている。また、直列接続された列において、それぞれ第1発光素子2aが7個、第2発光素子2bが2個配置された構造となっている。
発光素子を直列接続することで、各発光素子に流れる電流を均一化することができる。例えばVの高い発光素子とVの低い発光素子とを並列接続すると、Vの低い方に流れる電流が大となるが、直列接続すると、流れる電流は両方の発光素子においてほぼ同じとなる。このため、前記したようにVの異なる複数の発光素子を用いる場合にも、直列接続することで各発光素子に流れる電流を均一化でき、各発光素子をほぼ同程度の強度で発光させることができる。特に、発光波長の異なる第1発光素子2aと第2発光素子2bは、Vも異なる傾向にあるため、これらを直列接続することで、ほぼ同程度の強度で発光させることができ、発光装置100の輝度ムラを小さくすることができる。また、直列接続された列毎において第1発光素子2aおよび第2発光素子2bの数を同数とすることで、出力の異なる2種類の発光素子2a,2bが列毎で同数配置されているため、出力の異なる発光素子2a,2bをより均一の分散させることができ、発光装置100の輝度ムラをさらに小さくすることができる。またこの直列回路に、例えば隣り合う発光素子を並列に接続してこの組を1つの発光素子とみて、組同士を直列接続する、いわゆる梯子状の配線(ラダー)にすることで、各種電源に対応した発光装置とすることもできる。
さらに、第1領域10aおよび第2領域10bにおいて、発光素子2a,2bは、同程度の密度で載置されていることが好ましい。また、第1発光素子2a、第2発光素子2bは、それぞれ、サイズ、出力、波長等の特性がほぼ同等であることが好ましい。特に、第1領域10aおよび第2領域10bが矩形の場合には、第1領域10a、第2領域10bの両方において、同様のマトリクス状、例えば、縦横の間隔が同じように発光素子2a,2bが載置されることが好ましい。
また、第1領域10aおよび第2領域10bは、ここでは同心形状であるため、外側の第1領域10aのほうが幅狭となりやすい。そのため、第1領域10aおよび第2領域10bに実装する発光素子2a,2bの数は、第1領域10aに配置するほうを多くすることが好ましい。第1領域10aに多くの発光素子2a,2bを配置することで、第1領域10aを比較的幅広とすることができ、発光素子2a,2bを実装しやすくなる。また、第1領域10aに多くの発光素子2a,2bを配置する観点から、第1領域10aの面積を第2領域10bの面積よりも大きくすることが好ましい。なお、各領域の面積や発光素子2a,2bの数を変えることによって、各領域の発光強度を変化させることがでる。これによって、第1領域10aおよび第2領域10bの発光強度比を調整し、所望の色調を得ることができる。たとえば、黄色味を強くしたい場合は、黄色の蛍光体領域の発光を強めればよい。また、第1発光素子2aの発光に対する変換効率が低く、より多量の蛍光体を必要とする方の蛍光体の領域を、発光装置100の中心近傍に配置することが好ましく、内側に配置することが好ましい。
また、前記したように発光波長の異なる第1発光素子2aと第2発光素子2bは、Vも異なる傾向にあるため、直列接続の全ての列に第1発光素子2aと第2発光素子2bが含まれることが好ましい。これによって、直列接続された各列における発光素子のVの平均値の差を緩和でき、各列に流れる電流の差を緩和できるため、直列接続の列間における発光強度のムラを低減でき、発光装置100の色ムラを低減できる。このように直列接続の全ての列に第1発光素子2aと第2発光素子2bが含まれる配置とするためには、図2に示すように第2発光素子2bが配置される第1領域10aを外側とし、直列接続の全ての列において第1発光素子2aと第2発光素子2bとを同じ割合で配置することが好ましい。
<導電部材(正極および負極)>
導電部材40は正極3および負極4を構成するものであり、基材1上の複数の発光素子2a,2b等の電子部品と、外部電源とを電気的に接続し、これらの電子部品に対して外部電源からの電圧を印加するためのものである。すなわち、導電部材40(正極3および負極4)は、外部から通電させるための電極、またはその一部としての役割を担うものである。
正極3および負極4は、図2に示すように略矩形状のパッド部(給電部)3a,4aと、線状の配線部3b,4bと、を有しており、パッド部3a,4aに印加された電圧が配線部3b,4bを介して複数の発光素子2a,2bからなる発光部へと印加されるように構成されている。パッド部3a,4aは、外部電源からの電圧が印加されるためのものである。パッド部3a,4aは、図2に示すように、基材1上において対向する位置に、一対で形成されている。そして、パッド部3a,4aは、導電性のワイヤWによって、図示しない外部電源と電気的に接続されている。
配線部3b,4bは、外部電源からパッド部3a,4aに印加された電圧を、実装領域1a上の発光素子2a,2bへと伝達するためのものである。配線部3b,4bは、図2に示すように、パッド部3a,4aから延出するように形成されるとともに、第1領域10aの周囲の一部に沿って形成されることで略L字状に形成されている。
正極3および負極4を構成する導電部材40の素材は、Auを用いることが好ましい。これは、後記するように、ワイヤWの材料として熱伝導性が向上したAuを用いた場合に、同素材であるワイヤWを強固に接合することができるためである。正極3および負極4を構成する導電部材40の形成方法としては、前記した実装領域1a上の金属膜の形成方法と同様に、電解めっきまたは無電解めっきで形成することが好ましい。なお、符号AMはパッド部3aが正極3であることを示すアノードマーク、符号CMはパッド部4aが負極4であることを示すカソードマーク、符号80は発光装置100の温度計測ポイントであり、これらやその他の導電部位もめっき等により形成される。
<光反射部材>
光反射部材6a,6bは、第1光反射部材6aと、第2光反射部材6bとからなる。
図1および図2に示すように、第1光反射部材6aは、基材1上において第1領域10aを囲うように四角枠状に形成されることが好ましい。このように第1領域10aの周囲を囲うように第1光反射部材6aを形成することで、第1領域10aの周囲(外側)に向う光も第1光反射部材6aによって反射することができる。従って、出射光のロスを軽減することができ、発光装置100の光の取り出し効率を向上させることができる。
第2光反射部材6bは、第1領域10aと、第2領域10bとの間に設けられ、これらを区切る壁として形成される。第2光反射部材6bによって第1領域10aと第2領域10bを区切ることで、例えば、第1領域10aから出射した短波の光が、第2領域10bの第2蛍光体に吸収されることが防止される。具体的には、例えば、第1蛍光体が黄色蛍光体であり、第2蛍光体が赤色蛍光体である場合、第2領域10bの赤色蛍光体により、第1領域10aの黄色の発光が吸収されることが防止される。
また、第1光反射部材6aと同様に、発光素子2a,2bから出射した光を第2光反射部材6bによって反射することができ、光の取り出し効率を向上させることができる。さらには、第2光反射部材6bを設けることにより、発光装置100の製造において、第2光反射部材6bの内側に第2封止部材7bを充填し、外側かつ第1光反射部材6aの内側に第1封止部材7aを充填することで、第1領域10aおよび第2領域10bを同心形状に配置した発光装置100を容易に製造することができる。なお、第1光反射部材6aと、第2光反射部材6bは、両方設けてもよいし、いずれか一方のみ設けてもよい。また、光反射部材6a,6bは、平面視で略矩形が好ましい。これによって、複数の発光素子2a,2bを効率的に載置することができる。
光反射部材6a,6bの材料としては、絶縁材料を用いることが好ましい。また、ある程度の強度を確保するために、例えば熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等を用いることができる。より具体的には、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、BTレジンや、PPAやシリコン樹脂等が挙げられる。また、これらの母体となる樹脂に、発光素子2a,2bからの光を吸収しにくく、かつ母体となる樹脂に対する屈折率差の大きい反射部材(例えばTiO,Al,ZrO,MgO)等の粉末を分散することで、効率よく光を反射させることができる。なお、光反射部材6a,6bのサイズは特に限定されず、目的および用途に応じて適宜選択することができる。
<封止部材>
封止部材7a,7bは、蛍光体を含有するものであり、基材1に配置された発光素子2a,2bおよびワイヤW等を、塵芥、水分、外力等から保護するための部材である。封止部材7a,7bは、第1蛍光体を含有して基材1上に第1領域10aを形成する第1封止部材7aと、第1蛍光体の発光波長と異なる発光波長の第2蛍光体を含有して基材1上に第2領域10bを形成する第2封止部材7bと、を含む。一例として、第1蛍光体の発光波長が第2蛍光体の発光波長よりも短い場合、具体的には、第1蛍光体が黄色蛍光体であり、第2蛍光体が赤色蛍光体である場合を挙げられる。
図2に示すように、本実施形態では、第1領域10aおよび第2領域10bは、第2領域10bを内側にして同心形状に形成されている。すなわち、第2領域10b(第2封止部材7b)が基材1の中央部に略矩形状に設けられており、この第2領域10bを取り囲むように、第1領域10a(第1封止部材7a)が第2領域10bから所定の間隔を空けて、つまり第2光反射部材6bに区切られて、所定の幅で略矩形環状(四角枠状)に形成されている。
第1封止部材7aは、第1領域10aが形成される箇所の第1発光素子2aおよび第2発光素子2bを被覆している。すなわち、第1領域10aにおいては、この領域に配置された発光素子の少なくとも一部が第2発光素子2bである。一方、第2封止部材7bは、第2領域10bが形成される箇所の第1発光素子2aを被覆している。すなわち、第2領域10bにおいては、この領域に配置された発光素子は、すべてが第1発光素子2aである。このように、第1領域10aと第2領域10bに分離することで、第2蛍光体(例えば赤色蛍光体)による第1蛍光体(例えば黄色蛍光体)の発光の吸収を抑制することができる。さらに、例えば、黄色蛍光体を含む第1領域10aにおいて、青緑色(または緑色)の第2発光素子2bを一部に配置することで演色性を向上させることができる。
また、青緑色(または緑色)の第2発光素子2bは、黄色の第1蛍光体をほとんど励起しないので、第2発光素子2bの発光がそのまま取り出される。さらに、黄色蛍光体を含む第1領域10aであれば、黄色蛍光体は第2発光素子2bの発光色に近いため、第2発光素子2bの発光色に近い光をそのまま出射できる。一方、赤色の蛍光体を含む第2領域10bに第2発光素子2bを配置すると、青緑色(または緑色)と赤色が混合された混合光が出射され、色のバランスが変化する。
封止部材7a,7bの材料としては、発光素子2a,2bからの光を透過可能な透光性を有するものが好ましい。具体的な材料としては、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂等を挙げることができる。また、このような材料に加えて、所望に応じて着色剤、光拡散剤、フィラー等を含有させることもできる。
なお、封止部材7a,7bは、単一の部材で形成することもできるし、あるいは、2層以上の複数の層として形成することもできる。また、封止部材7a,7bの充填量は、発光素子2a,2b、ワイヤW等が被覆される量であればよい。また、封止部材7a,7bにレンズ機能をもたせる場合は、封止部材7a,7bの表面を盛り上がらせて砲弾型形状や凸レンズ形状としてもよい。
<蛍光体>
蛍光体は、波長変換部材として発光素子2a,2bからの光の少なくとも一部を吸収して異なる波長を有する光を発する蛍光部材である。蛍光体は、第1封止部材7a中に含有される第1蛍光体と、第2封止部材7b中に含有される、第1蛍光体の発光波長と異なる発光波長の第2蛍光体とからなる。
蛍光体の材料としては、例えばイットリウム、アルミニウムおよびガーネットを混合したYAG系蛍光体や、Eu,Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される、窒化物系蛍光体、酸窒化物系蛍光体等を用いることができる。そして、第1蛍光体の発光波長が第2蛍光体の発光波長よりも短い場合、第1蛍光体としては、例えば、短波側の蛍光体であり黄色を発光するYAG系蛍光体が挙げられ、第2蛍光体としては、長波側の蛍光体であり赤色を発光するSCASN、CaAlSiN:EuのようなCASN系蛍光体や、SrAlSiN:Euが挙げられる。
<ワイヤ>
ワイヤWは、発光素子2a,2b等の電子部品と、正極3、負極4等を電気的に接続するための導電性の配線である。ワイヤWの材料としては、Au、Cu(銅)、Pt(白金)、Al(アルミニウム)等の金属、および、それらの合金を用いたものが挙げられるが、特に、熱伝導率等に優れたAuを用いるのが好ましい。なお、ワイヤWの径は特に限定されず、目的および用途に応じて適宜選択することができる。
ここで、第2光反射部材6bを介して隣り合った発光素子2a,2bのペアのうち少なくとも一部が第2光反射部材6bを貫通したワイヤWにて接続されていることが好ましい。すなわち、第1領域10aの発光素子2a,2bと第2領域10bの発光素子2a,2bとがワイヤによって接続されており、このワイヤWが第2光反射部材6bに埋め込まれていることが好ましい。このような構成により、ワイヤWの曲がり具合が小さいまま隣接する発光素子2a,2b間の距離を小さくすることができる。また、封止部材7a,7bは、発光装置100の駆動時の熱によって膨張するが、ワイヤWが第2光反射部材6bに埋め込まれて固定されているため、第2封止部材7bの応力の影響を受け難く、ワイヤWが切断されにくい。
次に、図3を参照して本発明の効果について説明する。
図3において、Aは本願の発明の発光装置100、BはYAG系蛍光体およびSCASN系蛍光体に、クロロシリケートを加えた3種の蛍光体を単一の封止樹脂中に混合し、これによって青色発光素子を封止した従来の発光装置(3ブレンド型の発光装置)についてのデータである。なお、発光装置100は、第1封止部材7aにYAG系蛍光体、第2封止部材7bにSCASN系蛍光体を含有し、第1発光素子2aとして青色発光素子、第2発光素子2bとして青緑色発光素子を用いたものである。各蛍光体および青色発光素子は、従来の発光装置と同じものを用いている。また、Raは平均演色評価数、R9は特殊演色評価数(赤)である。
図3(a)に示すように、αにより囲った部分である緑色の光の波長(490nm〜570nm)の箇所において、本発明の発光装置では、第2発光素子2bとして用いた青緑色発光素子の発光波長が反映され、520nm付近に強い発光強度を示しており、つまり従来の発光装置よりも短波側において強い発光強度を示している。クロロシリケートを入れなくても、従来の発光装置と比べて、550nm付近でわずかに相対発光強度が低下しただけである。また、従来の発光装置と、曲線がほぼ一致している。550nm付近における発光強度の低下は、520nm付近における発光強度の上昇で補われており、図3(b)に示すように、演色性は従来の発光装置と同程度である。さらに従来の発光装置に比べて、発光効率(lm/w)が約15%向上している。
このように、本発明の発光装置は、従来の3ブレンド型の発光装置に比べて演色性がほとんど低下せず、SCASN系蛍光体にYAG系蛍光体の発光が吸収されていないため、発光効率(lm/w)が向上したものとなる。
≪発光装置の製造方法≫
次に、本発明の実施形態に係る発光装置の製造方法について、ここでは図1、2の形態のものを例にとり、適宜、図面を参照しながら説明する。
本発明に係る発光装置100の製造方法は、ダイボンディング工程と、封止部材充填工程と、を含む。また、本製造方法の前提として、ダイボンディング工程の前に、基材作製工程を含む。さらにここでは、めっき工程、ワイヤボンディング工程、光反射部材形成工程を含む。以下、各工程について説明する。なお、発光装置100の構成については前記説明したとおりであるので、ここでは適宜、説明を省略する。
<基材作製工程>
基材作製工程は、めっき用配線が形成された基材1を作製する工程である。基材作製工程では、基材1上の実装領域1aや、正極3および負極4となる部位を所定の形状にパターニングすることで形成する。また、基材作製工程では、電解めっきによって基材1上の実装領域1aに金属膜を形成するためのめっき用配線を形成する。
<めっき工程>
めっき工程は、前記めっき配線が形成された基材1上に、少なくとも正極3および負極4を構成する導電部材40を形成する工程である。めっき工程では、好ましくは無電解めっきにより正極3および負極4を構成する導電部材40を形成するとともに、基材1上の実装領域1a上に、電解めっきにより金属膜を形成する。また、正極3および負極4を形成するときと同様の工程でその他の導電部位が形成される。
<ダイボンディング工程>
ダイボンディング工程は、基材1上(ここでは金属膜上)に、第1領域10aが形成される部位に第1発光素子2aおよび第2発光素子2bを載置するとともに、第2領域10bが形成される部位に第1発光素子2aを載置する工程である。すなわち、この工程において基材1上の所定位置に第1発光素子2aおよび第2発光素子2bを配置する。
発光素子2a,2bは、例えば樹脂や半田ペースト等の接合部材により、基材1上の金属膜と接合する。なお、発光素子2a,2bの裏面には、予め、フラックスを塗布しておいてもよい。ここで、接合部材は、金属膜と発光素子2a,2bとの間に介在するように設ければよいため、金属膜のうち、発光素子2a,2bを載置する領域に設けてもよく、発光素子2a,2b側に設けてもよい。あるいは、その両方に設けてもよい。
液状またはペースト状の接合部材を金属膜上に設ける場合、粘度等に応じてポッティング法、印刷法、転写法等の方法から適宜選択することができる。そして、接合部材を設けた箇所に発光素子2a,2bを載置する。なお、固体状の接合部材を用いる場合も、固体状の接合部材を載置した後、液状またはペースト状の接合部材を用いる場合と同じ要領で、金属膜上に発光素子2a,2bを載置することができる。そして発光素子2a,2bを載置した後に、接合部材を加熱し、発光素子2a,2bを基材1上(金属膜上)に接合する。
<ワイヤボンディング工程>
ワイヤボンディング工程は、ダイボンディング工程の後に、発光素子2a,2bと、この発光素子2a,2bに電圧を印加する導電部材40とをワイヤWによって電気的に接続する工程である。すなわち、導電部材40の正極3と、発光素子2a,2b上部にある電極端子(パッド電極)とを、ワイヤWで電気的に接続する工程である。同じく、発光素子2a,2b上部にある電極端子(パッド電極)と導電部材40の負極4とを、ワイヤWで電気的に接続する工程である。さらにこの工程では、複数の発光素子2a,2bを、それぞれ電極端子(パッド電極)を介して接続する。ワイヤWの接続方法は、特に限定されるものではなく、通常用いられる方法で行えばよい。
<光反射部材形成工程>
光反射部材形成工程は、ダイボンディング工程と封止部材充填工程との間に、第1領域10aが形成される箇所と第2領域10bが形成される箇所の間に第2光反射部材6bを設ける工程である。またここでは、第1領域10aが形成される箇所の周囲に第1光反射部材6aを設ける。すなわち、実装領域1aの周縁に沿って、導電部材40の一部、すなわち、少なくとも正極3および負極4の配線部3b,4bの一部を被覆するように第1光反射部材6aを形成する。また、第1封止部材7aと第2封止部材7bが仕切られるように、所定位置に第2光反射部材6bを設ける。なお、第1光反射部材6aと第2光反射部材6bはどちらを先に形成してもよく、同時に形成してもよい。また、いずれか一方のみ形成してもよい。
光反射部材6a,6bの形成は、例えば、固定された基材1の上側において、基材1に対して上下方向あるいは水平方向等に移動(可動)させることができる樹脂吐出装置(図示省略)を用いて行うことができる(特開2009−182307号公報参照)。
<封止部材充填工程>
封止部材充填工程は、第1封止部材7aによって第1領域10aが形成される部位の第1発光素子2aおよび第2発光素子2bを被覆して第1領域10aを形成するとともに、第2封止部材7bによって第2領域10bが形成される部位の第1発光素子2aを被覆して第2領域10bを形成する工程である。すなわち、ここでは、第1光反射部材6aと第2光反射部材6bとの間に第1蛍光体を含有する第1封止部材7aを充填し、かつ第2光反射部材6bの内側に、第2蛍光体を含有する第2封止部材7bを充填する。その後、加熱や光照射等によってこれらの部材を硬化することで、発光素子2a,2b、金属膜およびワイヤW等を被覆する透光性の封止部材7a,7bを形成する。
なお、第1封止部材7aと第2封止部材7bはどちらを先に形成してもよく、同時に形成してもよい。また、封止部材7a,7bとして粘度の高い部材を用いれば、光反射部材6a,6bを設けなくても、蛍光体領域を容易に形成することができる。光反射部材6a,6bを設けない場合は、第1封止部材7aおよび第2封止部材7bのうち、先に充填した部材を、後の部材を充填する前に硬化することが好ましい。これによって、先に充填した部材が後に充填する部材と混ざることを防止することができる。封止部材7a,7bの充填は、前記した樹脂吐出装置を用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができる。
すなわち、前記に示す発光装置の形態は、本発明の技術思想を具体化するための発光装置を例示するものであって、本発明は、発光装置を前記の形態に限定するものではない。また、特許請求の範囲に示される部材等を、実施の形態の部材に特定するものではない。特に、実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、他の実施形態として以下の構成としてもよい。
[他の実施形態]
図4、5を参照して、他の実施形態に係る発光装置101,102について説明する。なお、前記した発光装置100と同一構成のものについては同一の符号を付して、以下では主に相違点についてのみ説明する。
(他の実施形態1)
図4に示すように、発光装置101では、第1領域10aの一部が、蛍光体を含有しない透明部材7cからなる透明領域11であり、透明領域11に第2発光素子2bが配置されている。この場合、封止部材は、第1封止部材7a、第2封止部材7b、および透明部材7cからなり、第1封止部材7aが第1領域10aの一部を形成し、透明部材7cが第1領域10aの残りの一部を形成していることとなる。具体的には、図2を正面視した場合において、最上部および最下部に位置する第2発光素子2bが透明部材7cにより被覆されており、この部位で透明領域11が形成されている。このように、第2発光素子2bが配置される領域を透明領域11とすることで、第2発光素子2bからの発光が蛍光体によって光散乱されないので、光の取り出し効率を向上させることができ、発光効率を向上させることができる。そのため、出力の向上を図ることができる。なお、透明部材7cの材料としては、封止部材7a,7bと同様のものを用いることができる。
発光装置101の製造方法としては、前記した発光装置100の製造方法と同様にして、基材作製工程と、ダイボンディング工程と、封止部材充填工程と、をこの順で行なう。また、必要に応じて、めっき工程、ワイヤボンディング工程、光反射部材形成工程を行なう。そして、封止部材充填工程において、透明部材7cによって第2発光素子2bを被覆し、かつ第1封止部材7aによって第1領域10aが形成される部位の第1発光素子2aを被覆して第1領域10aを形成する。また、第2封止部材7bによって第2領域10bが形成される部位の第1発光素子2aに被覆して第2領域10bを形成する。
第1封止部材7a、第2封止部材7b、および透明部材7cはどの順序で形成してもよく、同時に形成してもよい。例えば、まず透明部材7cを形成し、次に第1封止部材7a形成して第1領域10aを形成した後、第2封止部材7bを形成して第2領域10bを形成することができる。また、図4に示すように、第2発光素子2bを最上部および最下部にライン状に配置することで、透明領域11をライン状に形成することができるため、蛍光体領域の形成を容易に形成できる。このような透明部材7cの形成には前記した樹脂吐出装置を用いることが好ましい。また、第1封止部材7a、第2封止部材7b、および透明部材7cのうち、先に充填した部材を、後の部材を充填する前に硬化することが好ましい。これによって、先に充填した部材が後に充填する部材と混ざることを防止することができる。なお、透明領域11は複数形成してもよい。例えば、第2発光素子2bを1つずつ封止し、透明領域11を複数形成してもよい。
(他の実施形態2)
図5に示すように、発光装置102では、発光装置100では実装領域1aが略矩形状であったのに対し、実装領域1aが円形を呈している。そして、第1光反射部材6aは、基材1上において実装領域1aのうち第1領域(第1封止部材7a)を囲うように円状に形成されている。また、第2光反射部材6bは、第1領域(第1封止部材7a)と、第2領域(第2封止部材7b)との間に設けられ、これらを区切る壁として円形に形成されている。また、封止部材7a,7bも円形に形成されている。このように、実装領域1aを円形とすることで、発光装置102の周辺のどの方向から見ても、発光強度が均一となる。なお、図中の矢印は、発光が均一に進行することを模式的に示したものである。また、実装領域1aは楕円形であってもよい。
その他、第1領域10aと第2領域10bは隣接(密着)して設けられていてもよい。また、第1蛍光体の発光波長が前記第2蛍光体の発光波長よりも長いものであってもよい。さらに、基材1として、ここでは基板を用いた場合について説明したが、基材1としては樹脂パッケージ等でもよい。そして、載置する発光素子2a,2bの数は限定されるものではなく、第1領域10aに第1発光素子2aと第2発光素子2bがそれぞれ1つ以上、第2領域10bに第1発光素子2aが1つ以上であればよい。また、発光素子2a,2bとして、ここではフェースアップ(FU)素子を用いた場合について説明したが、フェースダウン(FD)素子や対向電極構造の素子であってもよい。なお、発光素子や発光装置の形態によっては、光反射部材6a,6b、導電部材40、ワイヤW、金属膜等は備えない構成のものであってもよく、また、過大な電圧印加による素子破壊や性能劣化から保護するための保護素子を備える構成としてもよい。さらに、基材作製工程、めっき工程、ワイヤボンディング工程、光反射部材形成工程等を含まない製造方法であってもよい。
また、発光装置の製造方法においては、本発明を行うにあたり、前記各工程に悪影響を与えない範囲において、前記各工程の間あるいは前後に、前記した工程以外の工程を含めてもよい。例えば、基材を洗浄する基材洗浄工程や、ごみ等の不要物を除去する不要物除去工程や、発光素子や保護素子の載置位置を調整する載置位置調整工程等、他の工程を含めてもよい。
1 基材(基板)
1a 実装領域
2a 第1発光素子
2b 第2発光素子
3 正極
3a パッド部
3b 配線部
4 負極
4a パッド部
4b 配線部
6a 第1光反射部材
6b 第2光反射部材
7a 第1封止部材
7b 第2封止部材
7c 透明部材
10a 第1領域
10b 第2領域
11 透明領域
21 n電極
22 p電極
40 導電部材
80 温度計測ポイント
100,101,102 発光装置
AM アノードマーク
CM カソードマーク
W ワイヤ

Claims (11)

  1. 基材と、前記基材上に配置された複数の発光素子と、前記発光素子を被覆する封止部材と、を備える発光装置であって、
    前記封止部材は、第1蛍光体を含有して前記基材上に第1領域を形成する第1封止部材と、前記第1蛍光体の発光波長と異なる発光波長の第2蛍光体を含有して前記基材上に第2領域を形成する第2封止部材と、を含み、
    前記発光素子は、前記第1蛍光体および前記第2蛍光体を励起し、前記第1蛍光体および前記第2蛍光体の発光波長よりも短い波長を発光する第1発光素子と、前記第1発光素子の発光波長と前記第1蛍光体および前記第2蛍光体の発光波長との間の波長を発光する第2発光素子と、からなり、
    前記第1領域には、前記第1発光素子および前記第2発光素子が配置され、前記第2領域には、前記第1発光素子が配置されていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1蛍光体の発光波長が前記第2蛍光体の発光波長よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1領域および前記第2領域が、前記第2領域を内側にして同心形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1領域と、前記第2領域との間に光反射部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 前記複数の発光素子が前記基材上に縦列横列に整列して配置され、前記縦列横列のいずれかの列において、前記列毎に、全ての発光素子が第1発光素子または第2発光素子からなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発光装置。
  6. 前記第1発光素子と前記第2発光素子を含む列において、前記第1発光素子と前記第2発光素子とが、直列接続されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記直列接続された列が複数あり、1つの列における前記第1発光素子および前記第2発光素子の数が、前記複数の列毎に、互いに同数であることを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記第1領域の一部が、蛍光体を含有しない透明部材からなる透明領域であり、前記透明領域に前記第2発光素子が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発光装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法であって、
    基材上に、第1領域が形成される部位に第1発光素子および第2発光素子を載置するとともに、第2領域が形成される部位に第1発光素子を載置するダイボンディング工程と、
    第1封止部材によって前記第1領域が形成される部位の第1発光素子および第2発光素子を被覆して第1領域を形成するとともに、第2封止部材によって前記第2領域が形成される部位の第1発光素子を被覆して第2領域を形成する封止部材充填工程と、を含むことを特徴とする発光装置の製造方法。
  10. 請求項8に記載の発光装置の製造方法であって、
    基材上に、第1領域が形成される部位に第1発光素子および第2発光素子を載置するとともに、第2領域が形成される部位に第1発光素子を載置するダイボンディング工程と、
    透明部材によって前記第2発光素子を被覆し、かつ第1封止部材によって前記第1領域が形成される部位の第1発光素子を被覆して第1領域を形成するとともに、第2封止部材によって前記第2領域が形成される部位の第1発光素子を被覆して第2領域を形成する封止部材充填工程と、を含むことを特徴とする発光装置の製造方法。
  11. 前記ダイボンディング工程と前記封止部材充填工程との間に、前記第1領域が形成される箇所と前記第2領域が形成される箇所の間に光反射部材を設ける光反射部材形成工程を行なうことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の発光装置の製造方法。
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