JP2012139389A5 - - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に係り、詳しくは、各々を識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行い表示結果を導出表示する可変表示手段特定表示結果が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な有利状態に制御する遊技機に関する。
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、繰返演出で繰り返される所定の演出の実行開始における制御負荷の増加を軽減できる遊技機を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本願に係る遊技機は、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば飾り図柄など)の可変表示を行い表示結果を導出表示する可変表示手段(例えば画像表示装置5など)特定表示結果(例えば大当り組合せの確定飾り図柄など)が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な有利状態(例えば大当り遊技状態など)に制御する遊技機(例えばパチンコ遊技機1など)であって、所定の演出を繰返し行う繰返演出を含む識別情報の可変表示の実行を制御する可変表示制御手段(例えば、ステップS162の処理を実行する演出制御用CPU120など)を備え、前記可変表示制御手段は、識別情報の可変表示態様としてリーチ演出を実行する場、リーチ状態となった後の第1タイミング(例えば、タイミングB又はタイミングCなど)と、該第1タイミングよりも前の第2タイミング(例えば、タイミングNなど)とのいずれかにおいて所定の演出を繰り返すことが可能である一方で、識別情報の可変表示態様としてリーチ演出を実行しない場、第1タイミングにおいて所定の演出を繰り返さず(例えば、再変動タイミング決定テーブル145A及び145Bの非リーチハズレパターンに対して、タイミングB、及びタイミングCに対応した決定値が割り当てられていない部分)、前記第1タイミングにおいて所定の演出を繰り返す場合に(例えば、図15(B)に示す場合、又はステップS578及びステップS579AでそれぞれYesと判別され、かつ連続演出タイマのタイマ値が0より大きい場合、若しくはステップS578及びステップS579BでそれぞれYesと判別され、かつ第1再変動タイミングがタイミングNでない場合)、前記第1タイミングより前に、次に実行される所定の演出を実行する処理を開始し(例えば、ステップS577Aで連続演出タイマをスタートさせる処理、又はステップS577Bで次の可変表示動作を内部で開始する処理など)、前記第1タイミングになったときには、開始された処理に基づいて所定の演出を実行する(例えば、ステップS580Aで連続演出タイマのタイマ値で定まる制御内容に従った表示動作を行わせる部分、又はステップS580Bで内部処理によって読み出された制御パターンデータで表される制御内容に従った表示動作を行わせる部分など)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、次に実行される所定の演出を実行する処理を第1タイミングより前から開始するため、所定の演出の実行開始における制御負荷の増加を軽減できる
(2)上記(1)の遊技機において、次に実行される所定の演出を実行する処理が開始されるタイミングは、前記第2タイミングである(例えば、飾り図柄の再変動回数が1回である場合に、飾り図柄の変動時間をT時間とすると、タイミングNが、飾り図柄の可変表示を開始した時刻T0から時間T/2だけ後の時刻であることなど)、ようにしてもよい。
このような構成によれば、第1タイミングにおいて所定の演出を繰り返す場合であっても第2タイミングにおいて所定の演出を繰り返す場合であっても、同じタイミングで次に実行される所定の演出を実行する処理を開始できる。このため、次に実行される所定の演出を実行する処理を開始するための制御負荷の増加を軽減できるので、所定の演出を繰り返すための制御負荷の増加を軽減できる。
(3)上記(1)または(2)の遊技機において、前記有利状態に制御するか否かを、前記識別情報の表示結果が導出表示される以前に決定する事前決定手段(例えばステップS110の特別図柄通常処理を実行するCPU103など)と、前記事前決定手段の決定結果に基づいて、識別情報の可変表示態様として所定のリーチ演出を実行するか否かと、所定の演出を繰返し行う繰返演出を実行するか否かと、可変表示期間と、所定の演出を繰返すタイミングを複数種類のいずれにするかと、を決定する可変表示決定手段(例えばステップS272の処理を実行するCPU103やステップS763又はステップS763Bの処理を実行する演出制御用CPU120など)と、をさらに備える、ようにしてもよい。
(4)上記(3)の遊技機において、前記複数種類のタイミングは、リーチ状態となった後の前記第1タイミング(例えば、タイミングB又はタイミングCなど)と、該第1タイミングよりも前の前記第2タイミング(例えば、タイミングNなど)と、リーチ状態となる前の第3タイミング(例えば、タイミングAなど)とを含み、前記可変表示決定手段は、前記事前決定手段が前記有利状態に制御すると決定する場合に、所定の演出を繰返すタイミングとして、前記複数種類のタイミングの内で遅いタイミングほど高い割合で決定する(例えば、ハズレ変動パターンに対してタイミングNに対応した決定値よりもタイミングAに対応した決定値の方が多く再変動タイミング決定テーブル145A及び145Bに割り当てられている部分、並びに当り変動パターンに対してタイミングAに対応した決定値よりもタイミングNに対応した決定値の方が多く、タイミングNに対応した決定値よりもタイミングBに対応した決定値の方が多く、かつタイミングBに対応した決定値よりもタイミングCに対応した決定値の方が多く再変動タイミング決定テーブル145A及び145Bに割り当てられている部分)、ようにしてもよい。
このような構成によれば、所定の演出を繰り返すタイミングが遅くなるほど、有利状態に対する期待感を向上させることができる。
)上記(または)の遊技機において、前記可変表示決定手段は、識別情報の可変表示態様として前記リーチ演出を実行しないと決定された場合(例えば、ステップS272において変動パターンが非リーチハズレ変動パターンに決定された場合など)、所定の演出を繰返すタイミングとして前記第1タイミングを決定することを規制するタイミング規制手段(例えば、非リーチハズレ変動パターンに対してタイミングN、タイミングB、及びタイミングCの決定値が割り当てられていない再変動タイミング決定テーブル145Aを用いて、ステップS763の処理を実行する演出制御用CPU120、又は擬似連ガセに対してタイミングN、タイミングB、及びタイミングCの決定値が割り当てられていない再変動タイミング決定テーブル145Bを用いて、ステップS763Bの処理を実行する演出制御用CPU120など)、をさらに備える、ようにしてもよい。
このような構成によれば、識別情報の可変表示態様として前記リーチ演出を実行しないと決定された場合、所定の演出を繰返すタイミングをリーチ状態となった後の第1タイミングに決定することを規制するため、有利状態に対する遊技者の期待感を低下させることを防止できる。
)上記()〜()のいずれかの遊技機において、前記事前決定手段による決定結果にもとづいて、前記所定のリーチ演出を含む複数種類のリーチ演出のいずれかを実行して前記表示結果を導出表示するかを決定するリーチ決定手段と、前記識別情報の可変表示においてリーチ状態とした後、前記識別情報の表示結果の導出にあたって、前記リーチ決定手段に決定されたリーチ演出を実行して該表示結果を導出表示するリーチ制御を行うリーチ制御手段と、を備え、前記リーチ決定手段は、前記識別情報の表示結果の導出にあたって、前記複数種類のリーチ演出のうちの第1リーチ演出が実行されて表示結果が導出表示されるときよりも、第2リーチ演出が実行されて表示結果が導出表示されるときのほうが、前記特定表示結果が導出される割合が高くなるように前記リーチ演出を決定し、前記リーチ制御手段は、前記識別情報の可変表示において前記リーチ状態とされた後、前記第1リーチ演出が実行されると判明させ、該時点から第1リーチ演出が実行されて表示結果が導出表示されるまでの間に、再度識別情報の可変表示を開始し直して改めて前記リーチ状態とする再可変表示制御手段と、前記再可変表示制御手段により再度識別情報の可変表示を開始し直して改めて前記リーチ状態とされた後に、前記第2リーチ演出を実行して表示結果を導出表示する再可変表示時リーチ制御手段と、を含む、ようにしてもよい。
このような構成によれば、識別情報の表示態様がリーチ状態となった後に、再度識別情報の可変表示が開始し直されるため、識別情報の可変表示に意外性を与えることができる。また、識別情報の表示結果が特定表示結果になる可能性(大当り期待度)が低い第1リーチ演出が開始された場合でも、その後再度識別情報の可変表示が開始し直されて、大当り期待度が高い第2リーチ演出に発展する可能性があるため、識別情報の可変表示に遊技者をより注目させることができる。
)上記(6)の遊技機において、前記リーチ制御手段は、演出態様を段階的に発展させるステップアップ演出を実行可能であり、再度識別情報の可変表示が開始し直される毎に、前記ステップアップ演出における演出態様を発展させる、ようにしてもよい。
このような構成によれば、再度識別情報の可変表示が開始し直される程、ステップアップ演出における演出態様が発展するため、遊技の興趣を向上させることができる。
)上記(6)または(7)の遊技機において、前記事前決定手段による決定結果と前記リーチ決定手段による決定結果とに基づいて、前記複数種類のリーチ演出のうち、リーチ選択演出にて選択可能なリーチ演出の組合せを複数種類のいずれかに決定する組合せ決定手段をさらに備え、前記リーチ制御手段は、前記識別情報の可変表示において前記リーチ状態とされたときに、前記組合せ決定手段による決定結果に基づいて、前記リーチ選択演出を実行可能であり、該リーチ選択演出にて選択された前記リーチ演出を開始した後、前記組合せ決定手段による決定結果に応じて異なる割合で再度識別情報の可変表示が開始し直される、ようにしてもよい。
このような構成によれば、リーチ選択演出にて選択可能なリーチ演出の組合せに応じて、選択されたリーチ演出の開始後に再度識別情報の可変表示が開始し直される割合が異なってくるため、識別情報の可変表示に意外性を与えて、遊技の興趣が向上させることができる。
)上記()〜()のいずれかの遊技機において、前記リーチ制御手段は、前記識別情報の可変表示において前記リーチ状態とされた後に、前記第1リーチ演出を開始した場合、前記第2リーチ演出を開始した場合よりも高い割合で再度識別情報の可変表示が開始し直される、ようにしてもよい。
このような構成によれば、大当り期待度が低い第1リーチ演出が開始された場合でも、再度識別情報の可変表示が開始し直される可能性があるため、遊技の興趣が低下することを防止することができる。
10)上記()〜()のいずれかの遊技機において、前記識別情報の可変表示において前記リーチ状態とされる前、または、前記リーチ状態とされた後に、前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となる可能性を予告する予告演出を実行する予告演出実行手段と、前記予告演出実行手段が前記予告演出を実行するときに当該予告演出の演出態様を、通常演出態様とするか、該通常演出態様とは異なる特定のデザインを使用した特殊演出態様とするかを決定する予告演出態様決定手段と、をさらに備え、前記予告演出態様決定手段は、前記事前決定手段により前記有利状態に制御すると決定されたか否かに応じて、前記リーチ状態となる前における前記予告演出の演出態様を前記特殊演出態様とするか、前記リーチ状態となった以後における前記予告演出の演出態様を前記特殊演出態様とするかを決定する、ようにしてもよい。
このような構成によれば、特定のデザインを用いた演出が実行されたときの遊技の進行状況に応じて特定表示結果となる割合を異ならせることができ、遊技者の期待感に抑揚をつけることができ、遊技の興趣が向上する。
(1)上記()〜(10)のいずれかの遊技機において、前記リーチ制御手段は、前記事前決定手段の決定結果に基づいて、再度識別情報の可変表示が開始し直されたときに、所定の予告演出を所定回数繰り返し実行する予告演出実行手段を備え、前記予告演出実行手段は、前記予告演出を繰り返すときには、所定の特殊演出を実行してから、前記予告演出を開始し直し、再度識別情報の可変表示が開始し直されたときに、前記予告演出とは異なる特別予告演出を1回のみ実行する特別予告演出実行手段をさらに備える、ようにしてもよい。
このような構成によれば、演出が煩わしくなることを防止して、遊技の興趣の低下を防止しつつ複数種類の演出を実行できる。
(1)上記()〜(1)のいずれかの遊技機において、前記可変表示手段は、前記複数種類の識別情報を複数の変動表示部において可変表示させ、該複数の変動表示部のうちの先停止変動表示部における可変表示を停止させた後に該先停止変動表示部とは異なる後停止変動表示部における可変表示を停止させ、前記リーチ制御手段は、前記複数の変動表示部の各々における可変表示の停止前に、該各変動表示部に停止されることとなる識別情報を予告する識別情報予告手段を備え、前記識別情報予告手段は、再度識別情報の可変表示が開始し直されるときに、前記先停止変動表示部に一旦停止されることとなる識別情報を予告するとともに、再度識別情報の可変表示が開始し直されるときに前記先停止変動表示部に一旦停止されることとなる識別情報を予告する確率が、前記有利状態に制御する旨が決定されず且つ再度識別情報の可変表示が開始し直されないときに前記先停止変動表示部に停止されることとなる識別情報を予告する確率よりも高くなるように、前記先停止変動表示部に停止されることとなる識別情報として前記リーチ状態とならない識別情報を予告する非リーチ状態予告手段を含む、ようにしてもよい。
このような構成によれば、識別情報予告手段によりリーチ状態とならない識別情報が予告されても、この予告が行われた時点では、再度識別情報の可変表示が開始し直されることを遊技者が十分に期待できるので、遊技者の期待感を減退させることがない。しかも、再度識別情報の可変表示が開始し直されないときにリーチ状態とならない識別情報が予告される確率は、有利状態に制御する旨が決定され且つ再度識別情報の可変表示が開始し直されないときにリーチ状態とならない識別情報が予告される確率よりも高いので、リーチ状態とならない識別情報の予告は、遊技者にむしろ再度識別情報の可変表示が開始し直されることを期待させることになり、遊技の興趣を向上させることができる。

Claims (1)

  1. 各々を識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行い表示結果を導出表示する可変表示手段特定表示結果が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な有利状態に制御する遊技機であって
    定の演出を繰返し行う繰返演出を含む識別情報の可変表示の実行を制御する可変表示制御手段を備え、
    前記可変表示制御手段は、識別情報の可変表示態様としてリーチ演出を実行する場、リーチ状態となった後の第1タイミングと、該第1タイミングよりも前の第2タイミングとのいずれかにおいて所定の演出を繰り返すことが可能である一方で、識別情報の可変表示態様としてリーチ演出を実行しない場、第1タイミングにおいて所定の演出を繰り返さず、
    記第1タイミングにおいて所定の演出を繰り返す場合に、前記第1タイミングより前に、次に実行される所定の演出を実行する処理を開始し、前記第1タイミングになったときには、開始された処理に基づいて所定の演出を実行する、
    ことを特徴とする遊技機。
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