JP2012137171A - リリーフ弁 - Google Patents
リリーフ弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012137171A JP2012137171A JP2010291712A JP2010291712A JP2012137171A JP 2012137171 A JP2012137171 A JP 2012137171A JP 2010291712 A JP2010291712 A JP 2010291712A JP 2010291712 A JP2010291712 A JP 2010291712A JP 2012137171 A JP2012137171 A JP 2012137171A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- valve seat
- movable body
- valve
- spring member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Safety Valves (AREA)
Abstract
【解決手段】リリーフ弁20はケーシング21に螺着したリテーナ25と、該リテーナ35に螺着したプラグ33とにより弁本体49が構成される。プラグ33に隣接してリテーナ25にピストン42を摺動自在に嵌挿し、かつリテーナ25にポペット弁体58を摺動自在に設け、該ポペット弁体58の一端部にリテーナ25に設けられる入口通路30と出口通路32を連通及び遮断する円錐部52を設け、他端部がプラグ33及びピストン42に支持される。ケーシング21の穴部24に摺動自在に嵌挿された弁座80は弁座ストッパー部がリテーナ25のあご部25aに係合している。
【選択図】図2
Description
ばね座107はキャップ98の孔99及びロッド106の外周に挟まれ軸方向に移動可能に挿入されており、その内孔108にロッド106の横孔110に対応する環状溝111及びこの溝111に連なり外周のばね座室114に開口する通路112を設けている(例えば、特許文献1参照。)。
また、弁本体92とキャップ98のシール形状が軸面でのOリングのシール形状のため高圧化に伴いOリングのはみ出しによる油漏れの発生の増加及び弁本体92へのキャップ98の取付け基準面をシート101の端面としているので、スリーブ96及びキャップ98に軸方向に力が作用し変形することで、スリーブ96及びキャップ98内部のクリアランスの管理寸法が変化し、リリーフ弁90の性能が安定しない。これにより、実機において油漏れのリスク増加や性能のバラツキが大きくなる。
ケーシングに螺着されたリテーナと、
前記リテーナに軸心方向に所定距離移動可能に配設され圧油の供給側と排出側との連通路を開閉する可動体と、
前記可動体の外周と前記弁本体の内周との間に配設され軸心方向に変位可能なピストン部材と、
前記ピストン部材と前記可動体との間に設けられ前記可動体を一端側に、かつ前記ピストン部材を他端側に付勢する主ばね部材と、
前記弁本体と前記可動体および該可動体に螺着した調整ボルト部材とにより構成される液圧室と、
前記液圧室に設けられ前記可動体を軸心方向に付勢する調整ばね部材と、
を設け、
前記可動体の一端面に作用する供給側の圧油の一部を前記液圧室に導入する孔を該可動体に形成し、前記液圧室の圧油により前記調整ばね部材を介して前記主ばね部材を圧縮することによって設定圧力を調整するリリーフ弁において、
前記リテーナの先端部に形成され内穴に突出するあご部と、
前記リテーナに同軸で前記ケーシングに装着する摺動自在な円筒形状の弁座と、
前記弁座に前記可動体の円錐部に係合してシート面を形成した弁座ストパー部と、
備え、前記あご部と前記弁座ストッパー部を圧入し、あご部の内周面と弁座の凹部外周面が隙間を有して係合することにより前記リテーナ及び前記弁座を一体的に移動することを特徴とする。
また、リリーフ弁単品状態での搬送時の弁座の落下防止にもなる。
本発明のリリーフ弁20は図1の入口ポート11と出口ポート12を制御するものであり、各ポート11及び12に各1個ずつ、例えばリリーフ弁15a、15bが使用される。この場合、図1に示すリリーフ弁15a、15bは図2及び図3に示すリリーフ弁20を使用している。
一方、リテーナ25の他端部(図2で右端)内周には、略円筒状のプラグ33の略中央部よりも一端側の外周が螺合している。この場合、前記プラグ33はねじ手段34によりリテーナ25に螺着され、プラグ33の略中央部の大径部35の段付部36がリテーナ25の側壁面37に当接されるので、プラグ33はリテーナ25の所定位置に固着される。また、前記プラグ33の一端部内周には雌ねじ38が形成されている。そして、前記ケーシング21とリテーナ25及びプラグ33により弁本体39が構成されている。前記プラグ33の略中央部よりも他端側(図2で左側)、すなわち大径部35はリテーナ25に形成された穴部41に嵌挿されている。さらに穴部41には、ピストン(ピストン部材)42が摺動自在に嵌挿されており、ばね部材43の弾発力によりピストン42の側壁面44(図2で右面)がプラグ33の大径部35の端面78に当接される。なお、ピストン42の側壁面44、45(図2で左面)には環状凹部46、47が形成されている。
前記ばね部材(主ばね部材)43は、ポペット弁体58の円錐部52を入口通路30の端部に係合してシート面53が画成されるので、入口通路30と出口通路32との間が連通・遮断されると共に、ピストン42をプラグ33に押付けている。すなわち、前記リテーナ25の内周と前記ポペット弁体58の外周との間に前記ばね部材43を収容する円筒状のばね室60が形成されており、該ばね室60は孔61を介して排出通路23に連通している。前記孔61はリテーナ25に円周方向に適宜等間隔に複数個形成されている。
前記液圧室63には、前記ポペット弁体58及び調整ボルト62の一端部より軸心方向に突出する円形状の突起部64及び65が臨設されており、これらの突起部64,65にはばね部材(調整ばね部材)66の両端が巻装され、かつプラグ33及びポペット弁体58の一端部に係合されている。前記ばね部材66は弾発力がポペット弁体58及びプラグ33に付勢している。よって、ポペット弁体58の円錐部52が弁本体39の入口通路30の端面に押付けられている。従って、調整ボルト62の回動操作により、ばね部材66の弾発力によるポペット弁体58への押圧力が調整でき、調整ボルト62と、該調整ボルト62に螺合して調整ボルト62の位置を固定するナット67と、該ナット67とプラグ33との間に装着されたワッシャ68とによりばね部材66の弾発力を調整する調整手段69が構成されている。
すなわち、あご部25aの開口部の内周面25bと弁座ストッパー部81の外周面81aとを嵌着する際に、内径面25b及び外周面81を互いに圧入作業により結合し、
あご部25aの内周面25bが弁座80の凹部外周面81bに隙間を有して係合すると共に、あご部25aの内側面(図3で右端面)と弁座ストッパー81の内側面(図2の左側面)とが係合する状態に保持されている。
なお、あご部25aと弁座ストッパー部81との圧入による結合は、工具によりあご部25aもしくは弁座ストッパー部81を一方または両方を軸方向に引っ張ることにより容易に解離することができる。
一方、弁座80の他側(図2で左端)は弁座ストッパー部81より大径になって穴部24に嵌合し、ケーシング21と弁座80とは組付け時に該弁座80がケーシング21に対して摺動可能になるように隙間T4(図示せず)を保持するようになっている。よって、弁座80はケーシング21に対して移動可能に嵌挿されている。
図2及び図3に示すリリーフ弁20は供給通路22の圧力を制御するため、供給通路22が設定圧力以上になると、ポペット弁体58が矢印方向に移動し排出通路23へ圧油を逃がす構造になっており、また図1に示すように旋回モータ10は左右回転が替わることで、供給通路22と出口通路23は交互に高圧となる。
図2に示すように、組付け状態(無加圧状態)及び排出通路23が加圧状態では、弁座80がリテーナ25から抜ける方向(図2で矢印X方向)へ移動して、ケーシング21に当たった状態で止まっている。この際、弁座80とリテーナ25には、隙間T1(図2参照)が発生している。
図2及び図3において、リテーナ25のあご部25aと弁座80の弁座ストッパー部81との軸方向の隙間及びケーシング21と弁座80との径方向の隙間は以下の関係に保持されている。
(1) 図3の状態でのリテーナ25と弁座ストッパー部81との隙間T3は、隙間T2(及び図2の隙間T1)よりも大きくすることである。隙間T3が隙間T2(及び図2の隙間T1)より小さいと弁座80が図2の状態になった際に、リテーナ25の弁座組付け部内径に乗り上げ圧入状態と同等になってしまい騒音が発生するからである。
(2) 弁座ストッパー部81は、リテーナ25へ弁座80を組付ける過程において圧入状態になることから従来技術での圧入代と同等となるよう考慮し、かつリリーフ弁20のばね部材43の弾発力により抜け出さない程度の外径寸法とすべきである。
(3) 弁座80とリテーナ25との組付け部の径方向の隙間T4は、大きすぎるとシート面53の同軸不良となり、リーク量増大の原因となるので、径方向の隙間は例えばJISのハメアイ記号H7程度が望ましい。
15a、15b、20リリーフ弁 21 ケーシング
22 供給通路 23 排出通路
25 リテーナ 33 プラグ
42 ピストン 43、66 ばね部材
48 ポペット 52 円錐部
58 ポペット弁体 80 弁座
Claims (1)
- ケーシングに螺着されたリテーナと、
前記リテーナに軸心方向に所定距離移動可能に配設され圧油の供給側と排出側との連通路を開閉する可動体と、
前記可動体の外周と前記弁本体の内周との間に配設され軸心方向に変位可能なピストン部材と、
前記ピストン部材と前記可動体との間に設けられ前記可動体を一端側に、かつ前記ピストン部材を他端側に付勢する主ばね部材と、
前記弁本体と前記可動体および該可動体に螺着した調整ボルト部材とにより構成される液圧室と、
前記液圧室に設けられ前記可動体を軸心方向に付勢する調整ばね部材と、
を設け、
前記可動体の一端面に作用する供給側の圧油の一部を前記液圧室に導入する孔を該可動体に形成し、前記液圧室の圧油により前記調整ばね部材を介して前記主ばね部材を圧縮することによって設定圧力を調整するリリーフ弁において、
前記リテーナの先端部に形成され内穴に突出するあご部と、
前記リテーナに同軸で前記ケーシングに装着する摺動自在な円筒形状の弁座と、
前記弁座に前記可動体の円錐部に係合してシート面を形成した弁座ストパー部と、
備え、前記あご部と前記弁座ストッパー部を圧入し、あご部の内周面と弁座の凹部外周面が隙間を有して係合することにより前記リテーナ及び前記弁座を一体的に移動することを特徴とするリリーフ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010291712A JP5664856B2 (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | リリーフ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010291712A JP5664856B2 (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | リリーフ弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012137171A true JP2012137171A (ja) | 2012-07-19 |
JP5664856B2 JP5664856B2 (ja) | 2015-02-04 |
Family
ID=46674737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010291712A Active JP5664856B2 (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | リリーフ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5664856B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102943909A (zh) * | 2012-10-19 | 2013-02-27 | 华中科技大学 | 差动式水压溢流阀 |
WO2015168558A1 (en) * | 2014-05-02 | 2015-11-05 | Goehler Dannie | Pressure release valve for oil recovery systems |
JP2021046909A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | ナブテスコ株式会社 | 弁および建設機械 |
WO2022185847A1 (ja) * | 2021-03-03 | 2022-09-09 | 株式会社山田製作所 | リリーフ弁 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5018617B1 (ja) * | 1969-07-30 | 1975-07-01 | ||
JPS57100675U (ja) * | 1980-12-11 | 1982-06-21 | ||
JPH0262175U (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-09 | ||
US5794652A (en) * | 1995-11-30 | 1998-08-18 | Konan Electric Co., Ltd. | Relief valve |
-
2010
- 2010-12-28 JP JP2010291712A patent/JP5664856B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5018617B1 (ja) * | 1969-07-30 | 1975-07-01 | ||
JPS57100675U (ja) * | 1980-12-11 | 1982-06-21 | ||
JPH0262175U (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-09 | ||
US5794652A (en) * | 1995-11-30 | 1998-08-18 | Konan Electric Co., Ltd. | Relief valve |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102943909A (zh) * | 2012-10-19 | 2013-02-27 | 华中科技大学 | 差动式水压溢流阀 |
WO2015168558A1 (en) * | 2014-05-02 | 2015-11-05 | Goehler Dannie | Pressure release valve for oil recovery systems |
CN106537009A (zh) * | 2014-05-02 | 2017-03-22 | Bs和B创新有限公司 | 用于采油系统的减压阀 |
US10451190B2 (en) | 2014-05-02 | 2019-10-22 | Bs&B Innovations Limited | Pressure release valve for oil recovery systems |
JP2021046909A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | ナブテスコ株式会社 | 弁および建設機械 |
JP7479807B2 (ja) | 2019-09-19 | 2024-05-09 | ナブテスコ株式会社 | 弁および建設機械 |
WO2022185847A1 (ja) * | 2021-03-03 | 2022-09-09 | 株式会社山田製作所 | リリーフ弁 |
WO2022185846A1 (ja) * | 2021-03-03 | 2022-09-09 | 株式会社山田製作所 | リリーフ弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5664856B2 (ja) | 2015-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102342755B1 (ko) | 밸브 장치 | |
JP2006194334A (ja) | リリーフバルブ | |
JP4629119B2 (ja) | バルブを有する冷却スプレイヤ | |
US9915276B2 (en) | Valve, in particular pilot-operated proportional pressure control valve | |
EP3631284B1 (en) | Compact gas cylinder valve with residual pressure function | |
JP5664856B2 (ja) | リリーフ弁 | |
KR20170065830A (ko) | 체크밸브 | |
CN104344010A (zh) | 一种电磁流量换向阀 | |
US2655173A (en) | Piston actuated sleeve type relief valve | |
JP4801375B2 (ja) | エアオペレイトバルブ | |
US10968926B2 (en) | Fluid pressure device and method for manufacturing same | |
JP2013194835A (ja) | 複合弁 | |
JP2013079692A (ja) | 流量制御弁 | |
WO2013140935A1 (ja) | 流体圧シリンダ | |
JP2008002570A (ja) | パイロットチェック弁及びこれを備えた流体圧回路 | |
RU71724U1 (ru) | Дифференциальный предохранительный клапан | |
CN220365983U (zh) | 一种液压换向阀 | |
JP4424674B2 (ja) | 減圧弁 | |
JP2019157949A (ja) | 制御弁 | |
JP2014119048A (ja) | 電磁弁 | |
JP4294845B2 (ja) | 定量バルブ | |
JP3990573B2 (ja) | リリーフバルブ | |
JP2009121504A (ja) | ポペットバルブおよびそれを用いた電磁弁 | |
JP2527253Y2 (ja) | 流体圧制御弁 | |
EP3680491A1 (en) | Control valve |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140806 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20140811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5664856 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |