JP2012135795A - 浸漬ノズル支持用鍵盤構造 - Google Patents

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【課題】既設の連続鋳造機でも大がかりな改造を必要とせず、浸漬ノズルの交換を容易にする浸漬ノズル支持用鍵盤構造を提供する。
【解決手段】フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている鍵盤7の駒部材9同士の斜面13を浸漬ノズル押し出し所定水平方向にずらすことにより、新しい浸漬ノズル1で古い浸漬ノズル1を所定水平方向に押し出して交換する際、押し出し装置12に必要な押し出し力を軽減することができる。また、一方の駒部材9の斜面13から上面14に新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が乗り上がってから、他方の駒部材9の斜面13に新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が当接するようにすれば、押し出し装置12に必要な押し出し力を約半分にすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、鋼の連続鋳造に使用される浸漬ノズルを支持する鍵盤構造に関し、特に新たしい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを水平方向に押し出して交換する形式の鍵盤構造に好適なものである。
鋼の連続鋳造は、取鍋内の溶鋼をタンディッシュに移し、更に浸漬ノズルから鋳型に流し込んで行われる。浸漬ノズルは高温の溶鋼に晒されて損耗するため、損耗した古い浸漬ノズルを新しい浸漬ノズルに交換する。浸漬ノズルの交換は、浸漬ノズルの上方溶鋼流路を個別のノズルで閉じ、新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを水平方向に押し出して行われるのが一般的である。
この浸漬ノズルの交換を容易にし且つ浸漬ノズルの上端部のフランジ部を上方に押し上げて支持するために、一般に鍵盤と呼ばれるフランジ部押し上げ用の駒部材が用いられている。この鍵盤の駒部材は、新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを押し出す所定水平方向に複数配設され且つフランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている。各駒部材は、例えばピンを回転中心として上下方向に回転自在に支持され、浸漬ノズルのフランジ部への当接端部と反対側の端部をバネ部材で下方に押し下げ、駒部材のフランジ部当接端部を上方に付勢している。
例えば、下記特許文献1では、浸漬ノズルの交換時に新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを押し出す押し出し装置に連動して、前記バネ部材の上端部の押し付けを解除して駒部材のフランジ部当接端部の付勢を解除するようにしている。このようにすることにより、新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを押し出し始めたときの駒部材のフランジ部押し上げ力を解除することができ、浸漬ノズルの交換が容易になる。
特開2001−150108号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載される浸漬ノズル支持用鍵盤構造は構造が複雑で大がかりであり、例えば既設の連続鋳造機では大がかりな改造が必要となる。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、既設の連続鋳造機でも大がかりな改造を必要とせず、浸漬ノズルの交換を容易にする浸漬ノズル支持用鍵盤構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明者等は鋭意検討を行い、以下の知見を得た。即ち、実際の浸漬ノズル交換時に問題となるのは、新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを押し出す押し出し装置に過大な押し出し力が必要となって、装置が停止してしまうことであり、そのためには駒部材のフランジ部当接端部の付勢を解除するまでしなくとも、押し出し装置に係る押し出し力を軽減する程度でよいことを見出した。
以上より、本発明の浸漬ノズル支持用鍵盤構造は、連続鋳造用の浸漬ノズルの上端部に設けられたフランジ部を上方に押し上げて支持し且つ所定水平方向に複数配設され且つ前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材と、前記各駒部材の前記所定水平方向一方側上部に当該所定水平方向一方側下がりに形成されている斜面とを備えて構成され、前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士で前記斜面を前記所定水平方向にずらしたことを特徴とするものである。
また、新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを前記所定水平方向一方側から他方側に押し出して交換する際に、前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士のうち、前記斜面が前記所定水平方向一方側の一方の駒部材の斜面から上面に新しい浸漬ノズルのフランジ部が乗り上がってから、前記斜面が前記所定水平方向他方側の他方の駒部材の斜面に新しい浸漬ノズルのフランジ部が当接するように、前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士の斜面を前記所定水平方向にずらすことを特徴とするものである。
また、前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士を前記所定水平方向にずらすことにより前記斜面を前記所定水平方向にずらしたことを特徴とするものである。
また、前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士で前記斜面の形状を変更することにより前記斜面を前記所定水平方向にずらしたことを特徴とするものである。
而して、本発明の浸漬ノズル支持用鍵盤構造によれば、連続鋳造用の浸漬ノズルの上端部に設けられたフランジ部を上方に押し上げて支持する駒部材を所定水平方向に複数配設すると共にフランジ部を挟んで対向又は略対向配置し、各駒部材の所定水平方向一方側上部には当該所定水平方向一方側下がりな斜面を形成し、フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士の斜面を所定水平方向にずらしたことにより、新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを所定水平方向に押し出して交換する際、浸漬ノズル押し出し装置に必要な押し出し力を軽減することができ、浸漬ノズルの交換を容易にすることができると共に、既設の連続鋳造機でも軽微な改造ですむことから、大がかりな改造を必要としない。
また、新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを所定水平方向一方側から他方側に押し出して交換する際に、フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士のうち、斜面が所定水平方向一方側の一方の駒部材の斜面から上面に新しい浸漬ノズルのフランジ部が乗り上がってから、斜面が所定水平方向他方側の他方の駒部材の斜面に新しい浸漬ノズルのフランジ部が当接するように、フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士の斜面を所定水平方向にずらすことにより、浸漬ノズル押し出し装置に必要な押し出し力を確実に軽減することができる。
また、フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士を所定水平方向にずらすことによりそれらの駒部材の斜面を所定水平方向にずらすこととすれば、発明を実施化し易い。
また、フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士で斜面の形状を変更することによりそれらの駒部材の斜面を所定水平方向にずらすこととすれば、発明を実施化し易い。
本発明の浸漬ノズル支持用鍵盤構造が適用されたスライディングノズル装置の一実施形態を示す正面図である。 図1の鍵盤構造の駒部材の付勢構造を説明するための側面図である。 図1の鍵盤構造の駒部材のレイアウトの説明図である。 図3の鍵盤構造の駒部材の作用の説明図である。 図1の鍵盤構造の駒部材の他のレイアウトの説明図である。 従来の鍵盤構造の駒部材のレイアウトの説明図である。
次に、本発明の浸漬ノズル支持用鍵盤構造の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の浸漬ノズル支持用鍵盤構造が適用されたスライディングノズル装置の正面図である。図の上方が実際の装置の上方になっている。スライディングノズル装置は、図示しない鋳型に接続される浸漬ノズル1を支持すると共に、その浸漬ノズル1の上方で図示しないタンディッシュに連通する溶鋼流路を開閉するものであり、複数のノズルを上下方向に積層して構成される。このうち、溶鋼流路を開閉するスライディングノズル5は、上側固定ノズル部材2と下側固定ノズル部材3との間に摺動ノズル部材4を挟んで構成される。夫々のノズル部材2〜4にはノズル孔2a〜4aが開設されており、それらのノズル孔2a〜4aが図示のように連通していれば、タンディッシュと浸漬ノズル1とが連通状態(開状態)となる。一方、図示しない摺動ノズル移動装置によって、例えば摺動ノズル部材4を図の横方向に移動させてノズル孔4aが固定ノズル部材2、3のノズル孔2a、3aと連通しない状態とすればタンディッシュと浸漬ノズル1とが非連通状態(閉状態)となる。
スライディングノズル5の下方には、耐火物で構成された、コレクタと呼ばれる整流ノズル6が配設されている。この整流ノズル6の下方に浸漬ノズル1が接続される。浸漬ノズル1の内部にはノズル孔1aが開設されており、この浸漬ノズル1のノズル孔1aを整流ノズル6のノズル孔6aに連通することで溶鋼が鋳型に流れ込む。浸漬ノズル1は押し上げ装置としての鍵盤7によって上方に押し上げられ、整流ノズル6に押し付けられている。
浸漬ノズル1の上端部には、径方向外側に拡幅された平面視方形のフランジ部(鍔部)8が形成されており、このフランジ部8を鍵盤7の駒部材9で上方に押し上げることにより、浸漬ノズル1を整流ノズル6に押し付けている。前述したように、図1は図の上方が実際の装置の上方となっているので、図の横方向を所定水平方向とすると、本実施形態では、鍵盤7の駒部材9は所定水平方向に4つ設けられている。更に、この駒部材9は、浸漬ノズル1のフランジ部8を挟んだ反対側にも対向又は略対向するように配置されており、浸漬ノズル1のフランジ部8の紙面垂直方向反対側も同じように上方に押し上げている。
図2は、鍵盤7の駒部材9の上方付勢構造を示す側面図である。側面図であるから、前述した所定水平方向は、図の紙面垂直方向であり、図の横方向は所定水平方向の直交方向である。前述したように鍵盤7の駒部材9は浸漬ノズル1のフランジ部8を挟んで所定水平方向と直交方向に対向又は略対向配置されている。本実施形態では、鍵盤7の駒部材9を所定水平方向と直交方向に長手とし、その中央部をピン10で回転自在に係止する。この駒部材9は、図2の横方向内側が浸漬ノズル1のフランジ部8に当接する端部であるから、このフランジ部当接端部と反対側の端部をバネ部材11によって上方から下方に押し下げる。その結果、駒部材9のフランジ部当接端部は上方に付勢される。
前述のように高温の溶鋼に晒される浸漬ノズル1は損耗するので、例えば所定期間毎に新しいものに交換する。浸漬ノズル1を交換するときは、図1に示すように、図の左側の新しい浸漬ノズル1を押し出し装置12で前記所定水平方向に押し、図の右側の古い浸漬ノズル1を押し出す。新しい浸漬ノズル1のフランジ部8は、所定水平方向に並んだ4つの駒部材9に順番に乗り上げ、当該駒部材9によって上方に押し上げられ、整流ノズル6に押し付けられる。この浸漬ノズル1のフランジ部8の駒部材9への乗り上げをスムーズにするために、駒部材9の前記所定水平方向の図示左側(一方側)には、当該所定水平方向左側(一方側)下がりの斜面13が形成されている。なお、図1の図示左端の駒部材9は、浸漬ノズル1のフランジ部8の大きさの関係から、図示左端部を切除し、そこから斜面13を形成している。また、本実施形態では駒部材9のフランジ部当接端部の押し上げ力をバネ部材11で付勢しているため、駒部材9に浸漬ノズル1のフランジ部8が乗り上げると駒部材9自体は少し下方に押し下げられる。ちなみに、本実施形態では、各駒部材9に形成されている斜面13の形状は同じである。
図3には、計8つの駒部材9に形成されている斜面13の状態を示す。前述のように、駒部材9は浸漬ノズル1のフランジ部8を挟んで対向又は略対向するように配置されているが、本実施形態では、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9を互いに前記所定水平方向にずらすことにより、当該フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13を所定水平方向にずらしている。このようにフランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13を所定水平方向にずらすと、新しい浸漬ノズル1で古い浸漬ノズル1を押し出して交換する際、新しい浸漬ノズル1のフランジ部8は、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9のうち、斜面13が所定水平方向手前側、即ち図の左側(一方側)にある駒部材9の斜面13に当接し、次いで斜面13が所定水平方向先方側、図の右側(他方側)にある駒部材9の斜面13に当接する。このように浸漬ノズル1のフランジ部8が駒部材9の斜面13に当接するタイミングをずらすと、押し出し装置12の押し出し力を低減することができる。
更に、本実施形態では、新しい浸漬ノズル1で古い浸漬ノズル1を前記所定水平方向左側(一方側)から右側(他方側)に押し出して交換する際に、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9同士のうち、斜面13が所定水平方向左側(一方側)の一方の駒部材9の斜面13から上面14に新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が乗り上がってから、斜面13が所定水平方向右側(他方側)の他方の駒部材9の斜面13に新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が当接するように、当該フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9同士の斜面13を所定水平方向にずらしている。
押し出し装置12により新しい浸漬ノズル1で古い浸漬ノズル1を所定水平方向に押し出して交換する際、押し出し装置12の押し出し力が大きくなるのは、新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が駒部材9の押し上げ力に抗して斜面13に沿って駒部材9を押し下げるときである。従来は、図6に示すように、浸漬ノズル1のフランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13が所定水平方向にずれていない。このようにフランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13が所定水平方向にずれていないと、浸漬ノズル1の交換時、新しい浸漬ノズル1のフランジ部8は、当該フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている2つの駒部材9の斜面13に同時に当接し、それらの斜面13に沿って2つの駒部材9を同時に下方に押し下げなければならず、大きな押し出し力が必要とされる。
これに対し、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13を所定水平方向にずらすと、少なくとも一方の駒部材9の斜面13にのみ当接しているときの押し出し装置12の押し出し力は、2つの駒部材9の斜面13に同時に当接しているときの約半分でよい。従って、図4に示すように、新しい浸漬ノズル1で古い浸漬ノズル1を前記所定水平方向左側(一方側)から右側(他方側)に押し出して交換する際に、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9同士のうち、斜面13が所定水平方向左側(一方側)の一方の駒部材9の斜面13から上面14に新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が乗り上がってから、斜面13が所定水平方向右側(他方側)の他方の駒部材9の斜面13に新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が当接するように、当該フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9同士の斜面13を所定水平方向にずらせば、押し出し装置12の押し出し力は、常に、従来の約半分でよい。例えば既設の連続鋳造機の鍵盤7を図3のように改造するのは比較的簡易で、その改造内容は比較的軽微である。そして、このようにすることにより、従来の浸漬ノズル交換時の押し出し装置12の停止頻度は8%から0%、即ち皆無となった。
前記図3に示す実施形態では、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9を互いに前記所定水平方向にずらすことにより、当該フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13を所定水平方向にずらしたが、図6に示すように、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9自体は所定水平方向にずらさなくとも、それら駒部材9に形成される斜面13の形状を変更することでも、当該フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13を所定水平方向にずらすことができる。具体的には、図5aの下方の列の駒部材9の斜面13は上方の列の駒部材9の斜面13よりも大きい。そして、このようにしても前記図3に示す実施形態と同様の効果が得られる。なお、例えば既設の連続鋳造機の鍵盤7を図5のように改造するのは簡易で、その改造内容は軽微である。
このように本実施形態の浸漬ノズル支持用鍵盤構造では、連続鋳造用の浸漬ノズル1の上端部に設けられたフランジ部8を上方に押し上げて支持する駒部材9を所定水平方向に複数配設すると共にフランジ部8を挟んで対向又は略対向配置し、各駒部材9の所定水平方向一方側上部には当該所定水平方向一方側下がりな斜面13を形成し、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9同士の斜面13を所定水平方向にずらすことにより、新しい浸漬ノズル1で古い浸漬ノズル1を所定水平方向に押し出して交換する際、押し出し装置12に必要な押し出し力を軽減することができ、浸漬ノズル1の交換を容易にすることができると共に、既設の連続鋳造機でも軽微な改造ですむことから、大がかりな改造を必要としない。
また、新しい浸漬ノズル1で古い浸漬ノズル1を所定水平方向一方側から他方側に押し出して交換する際に、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9同士のうち、斜面13が所定水平方向一方側の一方の駒部材9の斜面13から上面14に新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が乗り上がってから、斜面13が所定水平方向他方側の他方の駒部材9の斜面13に新しい浸漬ノズル1のフランジ部8が当接するように、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9同士の斜面13を所定水平方向にずらすことにより、押し出し装置12に必要な押し出し力を確実に軽減することができる。
なお、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9を互いに前記所定水平方向にずらすことにより、当該フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13を所定水平方向にずらす場合の駒部材9の所定水平方向へのずらし方は前記に限定されるものではない。
また、フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9に形成される斜面13の形状を変更することにより、当該フランジ部8を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材9の斜面13を所定水平方向にずらす場合の斜面13の形状は前記に限定されるものではない。
1は浸漬ノズル
2は上側固定ノズル部材
3は下側固定ノズル部材
4は摺動ノズル部材
5はスライディングノズル
6は整流ノズル
7は鍵盤
8はフランジ部
9は駒部材
10はピン
11はバネ部材
12は押し出し装置
13は斜面
14は上面

Claims (4)

  1. 連続鋳造用の浸漬ノズルの上端部に設けられたフランジ部を上方に押し上げて支持し且つ所定水平方向に複数配設され且つ前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材と、前記各駒部材の前記所定水平方向一方側上部に当該所定水平方向一方側下がりに形成されている斜面とを備えて構成され、前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士で前記斜面を前記所定水平方向にずらしたことを特徴とする浸漬ノズル支持用鍵盤構造。
  2. 新しい浸漬ノズルで古い浸漬ノズルを前記所定水平方向一方側から他方側に押し出して交換する際に、前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士のうち、前記斜面が前記所定水平方向一方側の一方の駒部材の斜面から上面に新しい浸漬ノズルのフランジ部が乗り上がってから、前記斜面が前記所定水平方向他方側の他方の駒部材の斜面に新しい浸漬ノズルのフランジ部が当接するように、前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士の斜面を前記所定水平方向にずらすことを特徴とする請求項1に記載の浸漬ノズル支持用鍵盤構造。
  3. 前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士を前記所定水平方向にずらすことにより前記斜面を前記所定水平方向にずらしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の浸漬ノズル支持用鍵盤構造。
  4. 前記フランジ部を挟んで対向又は略対向配置されている駒部材同士で前記斜面の形状を変更することにより前記斜面を前記所定水平方向にずらしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の浸漬ノズル支持用鍵盤構造。
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