JP2012134926A - 立体画像表示装置、および立体画像の表示を制御するための方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な立体画像が表示される立体画像表示装置を提供する。
【解決手段】立体画像表示装置10は、立体画像表示装置10を構成する各要素の動作を制御するための中央演算処理部100と、画像データを格納するための画像データ記憶部101と、画像データ記憶部101に格納されているデータに基づいて、表示領域に画像を表示するための画像表示部102と、観察者の顔位置を検出するための顔位置検出部104と、画像表示部102と観察者の顔の位置との相対的な位置関係を計算するための相対的位置情報算出部105と、表示領域にスリットを表示するためのスリット表示部103とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】立体画像表示装置10は、立体画像表示装置10を構成する各要素の動作を制御するための中央演算処理部100と、画像データを格納するための画像データ記憶部101と、画像データ記憶部101に格納されているデータに基づいて、表示領域に画像を表示するための画像表示部102と、観察者の顔位置を検出するための顔位置検出部104と、画像表示部102と観察者の顔の位置との相対的な位置関係を計算するための相対的位置情報算出部105と、表示領域にスリットを表示するためのスリット表示部103とを含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の視点に対応した複数の画像を、立体表示する技術に関する。
従来、観察者が視差を有する一組の画像を立体視することにより、立体感のある画像を見ることができる立体画像表示方法が知られている。たとえば、特別な眼鏡等を用いずに立体画像を表示する方法として、パララックスバリア方式と呼ばれる方法が知られている。
特開平7−92936号公報(特許文献1)は、「単数又は複数の観察者に対し特殊な眼鏡を装着することなしに自然な立体映像を認識させる」ために([要約]の[目的])、「立体的な映像を表示する立体映像表示装置と、立体物体を撮影して記録しこれを上記立体映像表示装置で再生表示可能な立体映像撮影記録装置」に関する発明を開示している(段落0001)。当該立体映像表示装置によると、「画面シャッタ手段1は、縦長のシャッタ1aを複数配置してなるシャッタ群を有する。シャッタ制御手段2は、シャッタ群の中から所定間隔で選択された複数のシャッタのみを光の透過可能な縦長のスリット1bとし、これらスリット群の全体位置を一定の時間間隔で横方向に移動させる制御を行う。表示制御手段4は、シャッタ制御手段2によるスリット群の移動タイミングと同期して、立体像Mを画像表示面3a上に投射して得られる像を、各スリットと対応した画像として表示させる。スリット1bと対応して画像表示面3aに表示される画像の一部分のみがスリット1aにより選択されて観察者の目Sに達することにより、観察者に立体映像を認識させることができる。」というものである([要約]の[構成])。
しかしながら、特開平7−92936号公報に開示された技術によると、「スリット群の全体位置」が「一定の時間間隔で横方向に移動」するため、良好な立体画像の観察に限界があった。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、観察者がより良好な立体画像を観察できる装置を提供することである。
一実施の形態に従うと立体画像表示装置は、画像を表示するための画像表示部と、画像表示部の前面にスリットを表示するためのスリット表示部と、画像表示部を見ている観察者の顔位置を検出するための顔位置検出部と、顔位置検出部の情報に基づいて、観察者の顔位置と画像表示部との位置関係を表わす情報を算出するための相対的位置情報算出部と、位置関係を表わす情報に基づいて、スリット表示部によるスリットの表示を制御するための制御部とを備える。
好ましくは、スリット表示部は、スリットの表示方向を切り替えるように構成されている。
好ましくは、スリット表示部は、スリットの表示と非表示を切り替えるように構成されている。
好ましくは、画像表示部は、スリット表示部によって表示されるスリットの状態と同期して、画像表示部に表示される画像を切り替えるように構成されている。
好ましくは、立体画像表示装置は、当該立体画像を表示するための装置の慣性情報を検出するための慣性情報検出部をさらに備える。慣性情報が予め定められた動作条件を満たしている場合に、制御部は、画像表示部とスリット表示部と顔位置検出部と相対的位置情報算出部のうち、少なくとも1つを動作させるように構成されている。
他の実施の形態に従うと、立体画像の表示を制御するための方法が提供される。この方法は、ディスプレイに画像を表示するステップと、画像を見ている観察者の顔位置を検出するステップと、顔位置の情報に基づいて、観察者の顔位置とディスプレイとの位置関係を表わす情報を算出するステップと、位置関係を表わす情報に基づいて、画像の前面におけるスリットの表示を制御するステップとを備える。
一実施の形態において、観察者がより良好な立体画像を観察することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[構成]
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る立体画像表示装置10の構成について説明する。図1は、立体画像表示装置10の構成の一例を示すブロック図である。ある局面において、立体画像表示装置10は、携帯電話機、携帯情報通信端末、タブレット型パーソナルコンピュータその他の情報表示装置として実現されるが、これらに限られない。立体画像表示装置10は、中央演算処理部100と、画像データ記憶部101と、画像表示部102と、スリット表示部103と、顔位置検出部104と、相対的位置情報算出部105とを含む。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る立体画像表示装置10の構成について説明する。図1は、立体画像表示装置10の構成の一例を示すブロック図である。ある局面において、立体画像表示装置10は、携帯電話機、携帯情報通信端末、タブレット型パーソナルコンピュータその他の情報表示装置として実現されるが、これらに限られない。立体画像表示装置10は、中央演算処理部100と、画像データ記憶部101と、画像表示部102と、スリット表示部103と、顔位置検出部104と、相対的位置情報算出部105とを含む。
中央演算処理部100は、予め作成されたプログラムを実行することにより立体画像表示装置10を構成する各要素の動作を制御する。画像データ記憶部101は、画像データを格納する。ある局面において、画像データは、立体画像表示装置10の外部から与えられる。たとえば、立体画像表示装置10がカメラを有する場合には、画像データは、当該カメラによって撮影された画像であってもよい。あるいは、立体画像表示装置10が電子メールその他のデータ通信機能を有する場合には、画像データは、データ通信回線を介して与えられるものであってもよい。
画像表示部102は、画像データ記憶部101に格納されているデータに基づいて、表示領域に画像を表示する。スリット表示部103は、当該表示領域にスリットを表示する。
顔位置検出部104は、観察者の顔位置を検出する。相対的位置情報算出部105は、画像表示部102と観察者の顔の位置との相対的な位置関係を計算する。
詳しくは、中央演算処理部100は、たとえば、一般的なCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などによって実現される。中央演算処理部100は、立体画像表示装置10を構成する他の構成要素の動作を制御し、あるいは、データを計算し、または加工する。
[パララックスバリア方式について]
ここで、図2〜図5を参照して、パララックスバリア方式について説明する。図2は、左目用画像と右目用画像とに対する画像処理を説明するための図である。図2に示されるように、左目用画像200と右目用画像201は、画像の短辺方向に短冊状に分解される。一例として、ある局面に従う表示装置において、表示装置のプロセッサは、左目用画像200と右目用画像201とを、それぞれ交互に並べることにより、一枚の画像202を、当該表示装置が有するディスプレイ装置に表示する。画像202を表示する表示装置には、画像を分解した方向と同方向の短冊状のスリットがある。たとえば、ある局面において、立体画像表示装置10は、スリット表示部103を用いて短冊状のスリットを形成することができる。
ここで、図2〜図5を参照して、パララックスバリア方式について説明する。図2は、左目用画像と右目用画像とに対する画像処理を説明するための図である。図2に示されるように、左目用画像200と右目用画像201は、画像の短辺方向に短冊状に分解される。一例として、ある局面に従う表示装置において、表示装置のプロセッサは、左目用画像200と右目用画像201とを、それぞれ交互に並べることにより、一枚の画像202を、当該表示装置が有するディスプレイ装置に表示する。画像202を表示する表示装置には、画像を分解した方向と同方向の短冊状のスリットがある。たとえば、ある局面において、立体画像表示装置10は、スリット表示部103を用いて短冊状のスリットを形成することができる。
図3は、観察者が立体画像を観察している様子を説明するための図である。図3に示されるように、表示装置のディスプレイ装置に表示される画像202は、スリット300を通して観察者に視認される。観察者は、スリット300を介して、短冊状に配置された左目用画像を観察者の左目301で視認し、右目用画像を右目302で視認するので、立体画像を観察することができる。
また、スリット300は、電気的に制御することができる。たとえば、プロセッサが駆動信号を切り替えることにより、スリット300の表示と非表示とを切り替えることができ、また、スリット300を表示する方向を切り替えることができる。
[画像処理]
図4は、スリット300の表示例を表わす図である。図5は、左目用画像と右目用画像に対する画像処理を示す説明図である。図4および図5を参照して、スリット300の表示と非表示との切り替え、および、スリット300の表示方向について説明する。ディスプレイ装置の表示領域が矩形である場合、電気的に制御可能なスリット300は、その表示方向として、当該表示領域の短辺方向に対して平行にまたは垂直に、表示することができる。
図4は、スリット300の表示例を表わす図である。図5は、左目用画像と右目用画像に対する画像処理を示す説明図である。図4および図5を参照して、スリット300の表示と非表示との切り替え、および、スリット300の表示方向について説明する。ディスプレイ装置の表示領域が矩形である場合、電気的に制御可能なスリット300は、その表示方向として、当該表示領域の短辺方向に対して平行にまたは垂直に、表示することができる。
表示画面400は、スリット300を表示していない状態の表示領域における画面である。表示装置は、電気的な制御により、表示画面401または402を形成することができる。表示画面401は、スリット300の方向が表示画面400の短辺方向に対して平行になるようにスリット300を表示している。表示画面402は、スリット300の方向が表示画面400の短辺方向に対して垂直になるようにスリット300を表示している。また、他の局面において、当該表示装置は、スリット300を表示している状態で、表示画面401から表示画面402へ、もしくはその逆への切り替えも可能である。
表示装置がスリット300を形成している場合、表示装置は、スリット300の方向と同じ方向に短冊状に分解された左目用画像および右目用画像を表示する必要がある。このとき、表示画面401のように、スリット300が表示画面の短辺方向に対して平行になるよう表示されている場合には、表示装置は、図2における画像202のような短冊状に分解した左目用画像200と右目用画像201とがスリット300の方向と同じ方向に並べられた画像を表示する。また、スリット300が表示画面の短辺方向に対して垂直になるように表示されている場合には、表示装置は、図5の画像500のような短冊状に分解された左目用画像200と右目用画像201をスリット方向と同じ方向に並べられた画像を表示する。
図1および図2を再び参照して、本実施の形態に係る立体画像表示装置10の構成についてさらに説明する。
画像データ記憶部101は、図2に示すような立体画像表示用に画像加工をする前の左目用画像200や右目用画像201を格納する。または、画像データ記憶部101は、立体画像表示のために加工された後の画像202も格納する。画像データ記憶部101は、ハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)のようなフラッシュメモリその他の媒体であって、データを不揮発的に保持できるデータ記憶媒体によって実現される。
画像表示部102は、画像データ記憶部101に格納されているデータ等に基づいて、画像を表示する。ある局面において、画像表示部102は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどを含む。
スリット表示部103は、中央演算処理部100等からの要求に基づいて、スリット300の表示と非表示とを切り替える。たとえば、図4に示される例では、スリット表示部103は、スリット300を表示していない表示画面400と、スリットを表示している表示画面401と、表示画面402と間の画面の切り替え処理や、スリット300を表示している方向が異なる表示画面401と表示画面402との切り替え処理を実行する。
顔位置検出部104は、画像表示部102を見ている観察者の顔の位置を検出する。ある局面において、顔位置検出部104は、カメラを含む。カメラは、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)カメラ等によって実現される。顔位置検出部104は、たとえば、観察者の顔を撮影できるカメラを用いて、顔の位置を検出する。顔の位置の検出処理は後述する。顔位置検出部104で検出された情報は、後に説明する相対的位置情報算出部105の処理で使用される。
図6および図7を参照して、顔位置検出部104の動作について説明する。本実施の形態では、顔位置検出部104が検出する情報として、観察者の左目と右目を結ぶ直線を検出する例を説明する。図6は、観察者が立体画像表示装置10を観察している様子を示す説明図である。図7は、カメラの撮影画像を示す説明図である。
図6に示されるように、観察者600は、立体画像表示装置10の画像表示部102を観察している。詳しくは、観察者600は、画像表示部102と正面から対峙する形で画像表示部102を観察している。立体画像表示装置10は、画像表示部102と同じ面にカメラ603を備えている。カメラ603は、両目を含む観察者の顔を撮影することができる。
図7を参照して、画像700は、カメラ603が観察者600を連続的に撮影しているうちの1フレーム分の画像に相当する。観察者600は、画像表示部102と正面から対峙する形で観察しているため、同様に、カメラ603とも正面から対峙している状態となる。そのため、観察者600の右目604は、画像700の右目部分701に相当し、左目605は画像700の左目部分702に相当する。なお、画像700は、観察者600に表示される必要はなく、立体画像表示装置10が有する画像データ記憶部101に記憶されるだけでもよい。
次に、顔位置検出部104は、画像700から、右目部分701と左目部分702を結ぶ直線703を検出する。顔位置検出部104は、カメラ603の出力から得られるYUVデータやRGBデータなどの非圧縮の画像データに対して検出処理を実行する。
他の局面において、顔位置検出部104は、検出精度を高めるために画像データを加工してから検出処理を行ってもよい。また、顔位置検出部104は、ある局面において、カメラ603から出力される全てのフレームを検出処理に用いてもよく、他の局面において、たとえば、10フレーム毎に実施するというように、特定数のフレーム毎に行ってもよい。また、検出処理の計算では、顔位置検出部104だけが検出処理に必要な計算を実行する態様に限られず、中央演算処理部100が当該計算を行なってもよい。
また、顔位置検出部104によって検出される情報は、両目を結ぶ線だけに限られず、顔の輪郭、鼻の位置、口の位置、耳の位置など、顔の位置が特定できる情報であれば何でもよい。また、顔位置検出部104は、これら情報を複数使用して顔位置を検出してもよい。また、本実施の形態において一例として顔位置を検出する手段としてカメラを使った例が示されているが、顔位置を検出することができれば他のセンサなどを使用してもよい。
ここで、図8を参照して、相対的位置関係の導出について説明する。図8は、立体画像表示装置10の外観を表わす図である。
相対的位置情報算出部105は、画像表示部102の位置と、画像表示部102を観察している観察者の位置とから、これら2つの位置の相対的位置関係を導出する。まず、相対的位置情報算出部105は、相対的位置関係を計算するために、画像表示部102の位置が特定できる画像表示部基準線と、観察者の位置が特定できる観察者基準線とを検出する。
画像表示部基準線の検出に関して、相対的位置情報算出部105は、たとえば、画像表示部102の外枠のうちの1辺を画像表示部基準線とする。一例として、図8に示すような長方形の画像表示部102を備える立体画像表示装置10は、画像表示部102の短辺方向801、または、長辺方向802を画像表示部基準線とすることができる。本実施の形態では、短辺方向801を画像表示部基準線とした例を説明する。
一方、相対的位置情報算出部105は、顔位置検出部104によって検出された情報を用いて、観察者基準線を導出する。
図9および図10を参照して、顔位置検出部104で検出された情報が観察者の右目と左目を結ぶ直線であった場合の観察者基準線の算出方法の具体例を説明する。図9は、観察者基準線の算出方法を説明するための図である。図10は、観察者基準線の算出方法の例を説明するための図である。
図9を参照して、立体画像表示装置10の画像表示部102の表示面がXY平面上にあり、画像表示部102の画像表示部基準線1901がY軸上に存在している状態である。また、観察者の右目と左目を結ぶ線1902は、XY平面とは交わらない位置に存在している。三次元空間において、画像表示部基準線1901は、たとえば、点a1(0,Ya1,0)と、点a2(0,Ya2,0)とによって規定される。線1902は、点b1(Xb1,Yb1,Zb1)と、点b2(Xb2,Yb2,Zb2)とによって規定される。
図10を参照して、相対的位置情報算出部105は、観察者の右目と左目を結ぶ線1902をXY平面に投影した線2000を算出する。たとえば、観察者の右目と左目を結ぶ線1902を作る2点b1,b2の座標値をそれぞれ(Xb1, Yb1, Zb1)、(Xb2,Yb2,Zb2)とすると、XY平面に投影された線2000を作る2点の座標値はそれぞれ、(Xb1,Yb1,0)、(Xb2,Yb2,0)となる。相対的位置情報算出部105は、この線2000を観察者基準線とする。
線2000と画像表示部基準線1901とが交わることにより交点2001ができるため、相対的位置情報算出部105は、2つの線が同一平面上で作る角度を算出できる。もし、XY平面に投影された投影線が画像表示部基準線1901と交わらない場合には、相対的位置情報算出部105は、投影線をXY軸上で平行移動することにより、当該交点を作ってもよい。また、投影に関するこれらの処理は、顔位置検出部104によって予め行なわれてもよい。また、観察者基準線の算出は上記の態様に限られず、観察者基準線は、画像表示部基準線と組み合わせて相対的位置情報が算出できるものであれば、どのような方法で算出されてもよい。
次に、図11を参照して、相対的位置情報算出部105の相対的位置情報の算出処理の一例を説明する。まず、画像表示部102の画像表示部基準線を検出するための処理として、相対的位置情報算出部105は、画像表示部102の短辺方向の1辺を検出し、画像表示部基準線901を導出する。一方、顔位置検出部104は、観察者902の位置情報の検出処理を実行し、観察者基準線903を導出する。
次に、相対的位置情報算出部105は、画像表示部基準線901と観察者基準線903とが同一平面上で交わることにより作られる角の角度904を計算する。図12を参照して、角度の算出についてさらに説明する。図12は、画像表示部基準線と観察者基準線とが同一平面上で交差することにより形成される角を表わす図である。
図12に示される例では、2つの直線が交わる場合、作られる角度が他に比べて大きい角1000と小さい角1001が存在する。本実施の形態では、相対的位置情報算出部105は、相対的位置情報として、小さい角1001の角度を算出するが、大きい角1000が算出対象とされてもよい。また、2つの直線が直角に交わる場合には、2つの直線で作られる角の角度はいずれも90度となる。2つの直線が交わらずに平行である場合には、当該角度は0度となる。図11においては、相対的位置情報算出部105は、画像表示部基準線901と観察者基準線903とから角度904を検出することにより、画像表示部102と観察者902との相対的位置情報を導出することができる。画像表示部基準線901と観察者基準線903は直角に交わっているため、角度904の値は、90度となる。
図13は、図11の画像表示部102が左回り方向に(反時計周りに)45度回転した状態を表わす図である。この場合、画像表示部102の回転に従って画像表示部基準線も回転するので、画像表示部基準線1101が得られる。相対的位置情報算出部105は、画像表示部基準線1101と観察者基準線903とによって生成される角度を計算することにより、角度1102の値を導出する。角度1102は、45度となる。
図14は、図9の画像表示部102が左回り方向に90度回転した状態を表わす図である。この場合、画像表示部102の回転に従って画像表示部基準線も回転し、画像表示部基準線1201が得られる。画像表示部基準線1201と観察者基準線903とは交わらずに平行になるため、角度1202の値は、0度となる。
図15は、図9の観察者902の位置が右回り方向に(時計回りに)45度回転した状態を表わす図である。この場合、観察者902の回転に従って観察者基準線も回転し、観察者基準線1301が得られる。画像表示部基準線901と観察者基準線1301との2つの直線が交差することにより作られる角の角度1302は、45度となる。
図16は、図9の観察者902の位置が右回り方向に90度回転した状態を表わす図である。この場合、観察者902の回転に応じて観察者基準線も回転し、観察者基準線1401が得られる。画像表示部基準線901と観察者基準線1401とは交わらずに平行になるため、角度1402の値は、0度となる。
なお、相対的位置情報算出部105によって行われる演算処理は、中央演算処理部100によって行なわれてもよい。また、画像表示部基準線として画像表示部102の外枠のうちの1辺を使用した例が示されたが、相対的位置情報の計算に使用できる情報であれば何でもよい。
また、観察者基準線については、観察者の左目と右目を結ぶ線から導出される線が使用される例が示されたが、観察者基準線は当該直線に限られない。観察者基準線は、相対的位置情報の計算に使用できる情報であればよい。
相対的位置情報算出部105によって得られる角度情報は、中央演算処理部100に渡される。中央演算処理部100は、相対的位置情報算出部105から得た角度情報をもとに、スリット表示部103によるスリットの形成を制御する。立体画像を表示するための方式がパララックスバリア方式の場合、観察者が画像表示部102に表示された画像を立体視できるようにするために、図4に示すようなスリットの表示制御を適切に行う必要がある。
図17を参照して、中央演算処理部100の動作の具体例を説明する。図17は、観察者1501が、立体画像表示装置の画像表示部102の表示面と正面から対峙する形で画像表示部102を観察している状態を表わす図である。状態1500において、相対的位置情報算出部105は、観察者1501の両目を結ぶ線1503と、画像表示部102の画像表示部基準線1504から、2つの線の交わりによって作られる角の角度1505を計算する。画像表示部102に表示される画像が立体画像として観察者1501に視認されるように、中央演算処理部100は、角度1505の値を用いて、スリット表示部103を制御する。
たとえば、角度1505が90度に近い場合には、状態1506に示されるように、中央演算処理部100は、画像表示部102の短辺方向に対して平行にスリット1507が表示されるように、スリット表示部103を制御する。また、中央演算処理部100は、観察者がスリット1507を通して画像を立体視することを可能にする画像を、画像表示部102に表示させる。たとえば、本実施の形態においては、図2に示される画像202のように、中央演算処理部100は、スリット1507の方向と同じ方向に並べられた、短冊状に分解された左目用画像200と右目用画像201とを、画像表示部102に表示させる。
次に、図18を参照して、中央演算処理部100の動作の別の具体例を説明する。図18は、縦方向に配置された立体画像表示装置10を観察者が見ている状態を表わす図である。
状態1600において、立体画像表示装置10の画像表示部102は、左回り方向に90度回転した状態である。したがって、角度1601は、0度に近い値となる。この場合には、状態1602に示されるように、中央演算処理部100は、画像表示部102の短辺方向に対して垂直になるようにスリット1603を表示する。また、画像表示部102は、観察者がスリット1603を通して立体画像を視認できることを可能にする画像を表示する。たとえば、この具体例の場合では、図5に示される画像500のように、中央演算処理部100は、短冊状に分解された左目用画像200と右目用画像201とを、スリット1603の方向と同じ方向に並べて表示する。
中央演算処理部100は、相対的位置情報算出部105から得た角度に基づいてスリット1603の表示/非表示を制御する。これに関し、ある局面において、スリット1603の表示/非表示が切り替えられる角度の範囲は、予め定められていてもよい。たとえば、当該角度が0度から30度の場合に画像表示部102の短辺方向に対して垂直になるようにスリット1603を表示し、および/または、角度が60度から90度の場合に画像表示部102の短辺方向に対して平行になるようにスリット1603を表示するように、角度の範囲が予め定められていてもよい。
図19は、立体画像表示装置10の画像表示部102の前にスリットを表示している状態で、立体画像表示装置10を左回り方向に回転させた状態を表わす図である。中央演算処理部100は、角度によってスリットの表示態様を切り替える制御を行う。状態1700において、角度1701が90度であるため、中央演算処理部100は、画像表示部102の短辺方向に対して平行になるようにスリット1703をスリット表示部103に表示させる。状態1704において、角度1705が約45度であるため、中央演算処理部100は、スリット1703が表示される方向の切り替えは行わず、スリットの状態は、状態1700におけるスリット1703の表示態様と同じである。状態1706では、角度1707が0度であるため、中央演算処理部100は、画像表示部102の短辺方向に対して垂直になるようにスリット1708をスリット表示部103に表示させる。
また、他の局面において、観察者の観察位置に対してスリットの方向が適切でない場合には、観察者は画像表示部102に表示されている画像を立体視することができないので、中央演算処理部100は、スリットを表示しない制御をしてもよい。たとえば、ある局面において、中央演算処理部100は、以下のような制御を実行する。すなわち、相対的位置情報算出部105から得られた角度が0度から30度の場合には、中央演算処理部100は、画像表示部102の短辺方向に対して垂直になるようにスリットを表示する。当該角度が30度から60度の場合には、中央演算処理部100は、スリットを表示しないようにする。さらに、角度が60度から90度の場合には、中央演算処理部100は、画像表示部102の短辺方向に対して平行になるようにスリットを表示する。また、顔位置検出部104が観察者の顔の位置を検出できなければ、相対的位置情報算出部105は、角度情報を算出できない。そこで、そのような場合には、中央演算処理部100は、スリット表示部103に、スリットを表示させないようにしてもよい。
図20は、図19と同様に、立体画像表示装置10の画像表示部102の前にスリットを表示している状態で、立体画像表示装置10を左回り方向に回転させた時の例を表わす図である。状態1700および状態1706では、図19に示される状態と同様に、中央演算処理部100は、角度1701および角度1707に応じて、スリット表示部103にスリットを表示させる。一方、状態1800では、角度1705の値が45度であるため、中央演算処理部100は、スリット表示部103に対して、スリットを表示しないような制御を行う。なお、画像表示部102に表示される画像は、スリットの表示状態に応じて切り替えられてもよい。たとえば、スリットが画像表示部102に表示されている場合には、画像表示部102は、当該スリットの方向に応じて図2の画像202や図5の画像500を表示する。一方、状態1800のようにスリットが表示されていない場合には、画像表示部102は、図2の左目用画像200や右目用画像201を表示する。
また、他の局面において、立体画像表示装置10は、スリットの表示態様が切り替えられる角度の範囲を設定するためのメニューを有していてもよい。このような構成によると、観察者が当該メニューを用いて角度の範囲を自由に設定できる。また、他の局面において、立体画像表示装置10は、スリット表示の切り替えを自動的に行う機能を有効にするかどうかを選択するためのメニューを有していてもよい。このような構成によると、観察者がスリットの表示の自動的な切り替えが行なわれるか否かを自由に設定できるため、立体画像表示装置10の使用態様に応じたカスタマイズが可能になる。
図21を参照して、本発明の実施の形態のさらに他の局面について説明する。図21は、さらに他の局面に従う立体画像表示装置20の構成を表わすブロック図である。立体画像表示装置20は、位置情報を常時算出せずに予め定められた条件が満たされた時に算出する点で、立体画像表示装置10と異なる。
立体画像表示装置20は、図1に示される構成に加えて、慣性情報検出部2100をさらに備える。慣性情報検出部2100は、観察者が立体画像表示装置20を傾けたり、回転させたり、移動させたりした際の立体画像表示装置20の動き情報(加速度、角速度、傾き等)を検出する。たとえば、慣性情報検出部2100は、加速度センサ、角速度センサ、傾きセンサなどによって実現される。
慣性情報検出部2100によって検出される動き情報の使用の一例を説明する。前述のとおり、中央演算処理部100は、相対的位置情報算出部105によって算出された相対的位置情報に基づいて、スリットの表示方向を制御する。ここで、表示方向の制御に必要な位置情報を算出するための処理は、常時行なわれる必要はない。ある局面において、観察者や立体画像表示装置20に動きがあり、相対的位置情報が更新される場合のみ、当該処理が行なわれてもよい。
たとえば、本実施の形態においては、上述のとおり、顔位置検出部104は、カメラその他の撮像装置を用いて観察者の顔の位置情報を検出する。カメラが常時撮影可能な状態であると、立体画像表示装置の消費電力が多くなり、電池残量の減りが早くなる。そこで、中央演算処理部100は、慣性情報検出部2100からの動き情報に基づいて、立体画像表示装置20に動きがあったどうかを判断する。動きがあった場合のみ、中央演算処理部100は、各部を制御する。動きがあったかどうかの判断として、たとえば、中央演算処理部100は、慣性情報検出部2100からの動き情報を数値化し、この数値が予め規定された閾値を超えた時に、立体画像表示装置20に動きがあったと判断する。立体画像表示装置20に動きがあった場合には、中央演算処理部100は、顔位置検出部104や相対的位置情報計算106などを動作させて、スリットの表示(表示のオンまたはオフ、および/または、表示方向)を制御する。一方、動きがなかった場合には、中央演算処理部100は、顔位置検出部104や相対的位置情報計算106などを動作させず、スリットの表示制御を実行しない。
中央演算処理部100は、慣性情報検出部2100からの動き情報の検出処理を、たとえば100msec毎に1回行うというように、ある特定の時間毎に行ってもよい。また、立体画像表示装置20は、慣性情報検出部2100からの動き情報により、相対的位置情報の算出に伴う処理を行うかどうかを選択するためのメニューを有していてもよい。このようにすると、観察者が自由に設定できる。たとえば、ある局面において、この設定がオンならば、中央演算処理部100は、立体画像表示装置20に動きがあった場合のみ相対的位置情報の算出に関する各処理を実行し得る。当該設定がオフならば、中央演算処理部100は、立体画像表示装置20に動きがあったか否かにかかわらず、相対的位置情報の算出に伴う処理を常時実行し得る。
図22を参照して、本実施の形態に係る立体画像表示装置20の制御構造について説明する。図22は、立体画像表示装置20が実行する一連の処理を表わすフローチャートである。この処理は、観察者が画像表示部102の観察を開始することによって開始される。
ステップS2201にて、中央演算処理部100は、画像表示部102に立体視用画像が表示されているか否かを判定する。立体視用画像とは、観察者が画像を立体視する際に使用する画像である。立体視用画像は、図2の画像202や図5の画像500のようなスリットを通して観察する画像や、図2の左目用画像200や右目用画像201のようなスリットを通さないで観察する画像を含む。立体視用画像が表示されていない場合には(ステップS2201にてYES)、中央演算処理部100は、処理を終了する。立体視用画像が表示されていれば(ステップS2201にてNO)、中央演算処理部100は、制御をステップS2203に切り替える。
ステップS2203にて、中央演算処理部100は、慣性情報検出部2100からの出力に基づいて、立体画像表示装置20の動き情報を検出する。なお、ステップS2203の処理は、本実施の形態に係る立体画像表示装置20において必須の構成ではない。
ステップS2204にて、中央演算処理部100は、動き情報に基づいて、立体画像表示装置20に動きがあるかどうかを判定する。立体画像表示装置20に動きがあると判定すると(ステップS2204にてYES)、中央演算処理部100は、制御をステップS2205に切り替える。そうでない場合には(ステップS2204にてNO)、中央演算処理部100は、制御をステップS2203に戻し、動き情報の検出を再度実行する。
ステップS2205にて、中央演算処理部100は、顔位置検出部104を制御して、観察者の顔位置を検出する。
ステップS2206にて、中央演算処理部100は、画像表示部102の画像表示部基準線を検出する。
ステップS2207にて、相対的位置情報計算106は、ステップS2205およびステップS2206から得られる情報に基づいて、観察者と画像表示部102との相対的位置情報を算出する。先に記載したように、ある局面に従う本実施の形態では、相対的位置情報は、一例として角度である。角度の値をAとした場合、Aのとり得る範囲は0度以上、かつ90度以下となる。
ステップS2208にて、中央演算処理部100は、Aの値が0度以上、かつK度未満の範囲(範囲Xという。)に含まれているか否かを判定する。Kの値は、0度より大きく、かつ90度未満の範囲で予め決められている。Kの値は0度に近い値の方が好ましい。Aの値が範囲Xに含まれている場合には(ステップS2208にてYES)、中央演算処理部100は、制御をステップS2209に切り替える。Aが範囲Xに含まれていない場合には(ステップS2208にてNO)、中央演算処理部100は制御をステップS2210に切り替える。
ステップS2209にて、中央演算処理部100は、図4に示される表示画面402のように、画像表示部102の短辺方向に対して垂直になるように、スリット表示部103にスリットを表示させる。また、中央演算処理部100は、スリット表示の切り替えのタイミングと同期するように、画像表示部102に表示される画像も切り替える。画像表示部102は、図5の画像500のような画像を表示する。
ステップS2210にて、中央演算処理部100は、Aの値がL度以上かつ90度以下の範囲(範囲Yという)に含まれているか否かを判定する。ここで、Lの値は、0度より大きく、かつ90度未満、かつKの値より大きい範囲で予め決められている。ある局面において、Lの値は、90度に近い値の方が好ましい。Aが範囲Yに含まれている場合には(ステップS2210にてYES)、中央演算処理部100は、制御をステップS2211に切り替える。そうでない場合には(ステップS2210にてNO)、中央演算処理部100は、制御をステップS2212に切り替える。
ステップS2211にて、中央演算処理部100は、図4の表示画面401のように画像表示部102の短辺方向に対して平行になるように、スリット表示部103にスリットを表示させる。また、中央演算処理部100は、スリット表示の切り替えと同期するように画像表示部102に表示する画像も切り替える。画像表示部102は、図2の画像202のような画像を表示する。
ステップS2211にて、中央演算処理部100は、スリットが表示されないようにスリット表示部103を制御する。たとえば、中央演算処理部100は、スリットを非表示にするための信号を、スリット表示部103に対して与える。また、中央演算処理部100は、スリット表示の切り替えと同期するように、図2の左目用画像200もしくは右目用画像201を表示する。
上記の立体画像表示装置は、周知の構成を有するコンピュータシステムであって、3次元表示機能を有するコンピュータシステムによっても実現可能である。そこで、図23を参照して、コンピュータシステム2300の構成について説明する。図23は、コンピュータシステム2300のハードウェア構成を表わすブロック図である。
コンピュータシステム2300は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU2310と、コンピュータシステム2300の使用者による指示の入力を受けるマウス2320およびキーボード2330と、CPU2310によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2320若しくはキーボード2330を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM2340と、データを不揮発的に格納するハードディスク2350と、光ディスク駆動装置2360と、モニタ2380と、通信IF(Interface)2390とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。光ディスク駆動装置2360には、CD−ROM2362その他の光ディスクが装着される。
コンピュータシステム2300における処理は、各ハードウェアおよびCPU2310により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク2350に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD−ROM2362その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置2360その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF2390を介してダウンロードされた後、ハードディスク2350に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU2310によってハードディスク2350から読み出され、RAM2340に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU2310は、そのプログラムを実行する。
図23に示されるコンピュータシステム2300を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM2340、ハードディスク2350、CD−ROM2362その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、コンピュータシステム2300の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
以上のようにして、本実施の形態に係る立体画像表示装置10,20は、立体画像表示装置の画像表示部と観察者の顔の位置との相対的な位置関係を検出し、相対的な位置関係に応じて画像表示部のスリットの表示制御、および画像表示部に表示する画像の表示制御を自動的に行う。これにより、立体画像表示装置のユーザである観察者は、当該立体画像表示装置を操作することなく、より良い立体画像を観察することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 立体画像表示装置、200 左目用画像、201 右目用画像、202 画像、300 スリット、301 左目、302 右目、400,401,402 表示画面、500 画像、600 観察者、603 カメラ、604 右目、605 左目、700 画像、701 右目部分、702 左目部分、703 直線、801 短辺方向、802 長辺方向。
Claims (6)
- 立体画像を表示するための装置であって、
画像を表示するための画像表示部と、
前記画像表示部の前面にスリットを表示するためのスリット表示部と、
前記画像表示部を見ている観察者の顔位置を検出するための顔位置検出部と、
前記顔位置検出部の情報に基づいて、前記観察者の顔位置と前記画像表示部との位置関係を表わす情報を算出するための相対的位置情報算出部と、
前記位置関係を表わす情報に基づいて、前記スリット表示部によるスリットの表示を制御するための制御部とを備える、立体画像表示装置。 - 前記スリット表示部は、スリットの表示方向を切り替えるように構成されている、請求項1に記載の立体画像表示装置。
- 前記スリット表示部は、スリットの表示と非表示を切り替えるように構成されている、請求項1または2に記載の立体画像表示装置。
- 前記画像表示部は、前記スリット表示部によって表示されるスリットの状態と同期して、前記画像表示部に表示される画像を切り替えるように構成されている、請求項3に記載の立体画像表示装置。
- 当該立体画像を表示するための装置の慣性情報を検出するための慣性情報検出部をさらに備え、
前記慣性情報が予め定められた動作条件を満たしている場合に、前記制御部は、前記画像表示部と前記スリット表示部と前記顔位置検出部と前記相対的位置情報算出部のうち、少なくとも1つを動作させるように構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の立体画像表示装置。 - 立体画像の表示を制御するための方法であって、
ディスプレイに画像を表示するステップと、
前記画像を見ている観察者の顔位置を検出するステップと、
前記顔位置の情報に基づいて、前記観察者の顔位置と前記ディスプレイとの位置関係を表わす情報を算出するステップと、
前記位置関係を表わす情報に基づいて、前記画像の前面におけるスリットの表示を制御するステップとを備える、立体画像の表示を制御するための方法。
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