JP2012134890A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力画像の解像度よりも高い解像度の閾値マトリクスを用いる画像処理装置において、装置構成を簡易化し、計算コストを抑える。
【解決手段】入力画像の解像度よりも高い解像度の高解像度閾値マトリクスMHが予め用意されている画像処理装置において、高解像度閾値マトリクスMHを、入力画像の解像度に合わせた低解像度閾値マトリクスMLに解像度変換し、ここで新たに得られた閾値をスクリーン処理のための閾値として利用する。具体的には、高解像度閾値マトリクスMHを構成する各セルの閾値に対して重み付け平均をとって、入力画像の各画素に対応する新たな閾値を取得する。そして、入力画像の各画素の画素値を新たな閾値と比較して、多値の出力画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置により中間調画像を出力する場合には、閾値マトリクスを用いたスクリーン処理が行われている(特許文献1参照)。特許文献1には、入出力画像信号の解像度に対して高解像度の網点パターンに基づいて出力画素値を算出した後、出力解像度に合わせた多値化信号を得る画像処理装置が開示されている。
図8を参照して、従来の高解像度の閾値マトリクスを用いたスクリーン処理の一例について説明する。ここでは、入力画像及び出力画像の解像度が主走査方向・副走査方向ともに1200dpi(dot per inch)であり、閾値マトリクスの解像度が主走査方向・副走査方向ともに2400dpiである場合を例にする。
まず、1200dpiの入力画像にガンマ補正処理を施し、次いで、ガンマ補正処理後の入力画像を閾値マトリクスと同じ解像度(2400dpi)に変換する。1200dpiから2400dpiへの変換では、主走査方向・副走査方向ともに解像度が2倍になるので、1画素から4画素分のデータが生成される。次に、解像度変換後の各画素に対して2400dpiの閾値マトリクスを用いてスクリーン処理を行う。そして、スクリーン処理により出力された結果(2400dpi)を、出力デバイスの解像度(1200dpi)に応じた解像度に変換する。
特許第3726470号公報
しかしながら、入力画像を閾値マトリクスと同じ解像度に変換した後にスクリーン処理を行うためには、解像度変換に対応した画素数だけスクリーン演算回路が必要となる。例えば、画像の解像度を1200dpiから2400dpiに変換した場合には、4画素分のデータを並列に処理するために、4個のスクリーン演算回路が必要となる。同様に、600dpiから2400dpiに解像度を変換した場合には、16画素分のデータを並列に処理するために、16個のスクリーン演算回路が必要となる。このように、入力画像を高解像度の閾値マトリクスと同じ解像度に変換する方法を用いる場合には、画像処理装置の回路規模が大きくなるため、計算コストがかかり、実用化が困難であった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、入力画像の解像度よりも高い解像度の閾値マトリクスを用いる画像処理装置において、装置構成を簡易化し、計算コストを抑えることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、入力された入力画像に対してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段を備える画像処理装置において、前記入力画像の解像度よりも高い解像度の閾値マトリクスを記憶するマトリクス記憶手段と、前記閾値マトリクスを構成する各セルの閾値に基づいて、前記入力画像の各画素に対応する新たな閾値を取得する閾値取得手段と、を備え、前記スクリーン処理手段は、前記入力画像の各画素の画素値を、前記閾値取得手段により取得された前記入力画像の各画素に対応する新たな閾値と比較して、多値の出力画像を生成する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記閾値マトリクスの解像度は、前記入力画像の解像度に対して主走査方向にP倍、副走査方向にQ倍であり、前記閾値取得手段は、前記閾値マトリクスを構成するP×Q個の各セルの閾値に対して重み付け平均をとって、前記入力画像の各画素に対応する新たな閾値を取得する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記重み付け平均に用いる重み付け係数の組み合わせを複数記憶する重み付け係数記憶手段と、前記複数の重み付け係数の組み合わせの中から、前記閾値取得手段が使用する重み付け係数の組み合わせをランダムに選択する選択手段と、を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像処理装置において、前記出力画像は画像形成装置に出力されるものであり、前記重み付け係数記憶手段には、前記画像形成装置の出力色毎に、重み付け係数の組み合わせが複数記憶されている。
請求項1、2に記載の発明によれば、入力画像の解像度よりも高い解像度の閾値マトリクスを用いる画像処理装置において、装置構成を簡易化し、計算コストを抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、重み付け係数の組み合わせをランダムに選択するので、周期的なノイズの発生を抑制するとともに、階調性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成装置の出力色毎に、ノイズ感の調整が可能となる。
画像処理の概略を示す図である。 画像処理装置の構成図である。 Yデータ処理部の機能的構成を示すブロック図である。 重み付け係数の組み合わせを示す図である。 低解像度閾値マトリクスの例を示す図である。 高解像度閾値マトリクスの例を示す図である。 Yデータ処理部により行われる処理を示すフローチャートである。 従来の高解像度の閾値マトリクスを用いたスクリーン処理の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像処理装置の一実施形態について説明する。本実施の形態では、入力画像の解像度及び画像形成装置の出力解像度が主走査方向・副走査方向ともに1200dpiであり、閾値マトリクスの解像度が主走査方向・副走査方向ともに2400dpiである場合を例にする。
図1に、本実施の形態における画像処理の概略を示す。
まず、1200dpiの入力画像にガンマ補正処理を施す。次いで、高解像度の条件で設計された2400dpiの閾値マトリクス(以下、高解像度閾値マトリクスという。)MHを、入力画像の解像度(1200dpi)に合わせた閾値マトリクス(以下、低解像度閾値マトリクスという。)MLに解像度変換し、ここで新たに得られた閾値をスクリーン処理のための閾値として利用する。次いで、ガンマ補正処理後の入力画像(1200dpi)の各画素に対して、新たに得られた閾値を用いてスクリーン処理を行い、出力画像(1200dpi)を生成する。
本実施の形態において、高解像度閾値マトリクスMHの解像度は、低解像度閾値マトリクスMLの解像度に対して、主走査方向に2倍、副走査方向に2倍であるから、低解像度閾値マトリクスMLのマトリクスサイズをM画素×N画素、高解像度閾値マトリクスMHのマトリクスサイズを(2×M画素)×(2×N画素)とする。
図2に、本実施の形態に係る画像処理装置10の構成を示す。
画像処理装置10は、Y(イエロー)データ処理部20、M(マゼンタ)データ処理部30、C(シアン)データ処理部40、K(ブラック)データ処理部50を備える。画像処理装置10は、YMCKの各色に対応する入力画像Din_y,Din_m,Din_c,Din_kに対して画像処理を行い、画像形成装置60に出力画像Dout_y,Dout_m,Dout_c,Dout_kを出力する。
画像形成装置60は、画像処理装置10から出力された出力画像Dout_y,Dout_m,Dout_c,Dout_kの画像データに基づいて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの出力色により、用紙上に画像形成を行う。例えば、画像形成装置60は、電子写真方式の画像形成を行うものであり、感光ドラム、感光ドラムの帯電を行う帯電部、画像処理装置10から出力された出力画像の画像データに基づいて感光ドラム表面を露光走査する露光部、感光ドラムにトナーを付着させる現像部、感光ドラム上に形成されたトナー像を印刷用紙に転写する転写部、印刷用紙上に形成されたトナー像を定着させる定着部等から構成される。
図3に、Yデータ処理部20の機能的構成を示す。
Yデータ処理部20は、ガンマ補正部21、マトリクス記憶部22、重み付け係数記憶部23、閾値取得部24、スクリーン処理部25を備える。ガンマ補正部21、閾値取得部24、スクリーン処理部25における処理は、専用のハードウェアにより行われることとしてもよいし、各処理をプログラム化し、このプログラムとCPU(Central Processing Unit)との協働によるソフトウェア処理によって実現されることとしてもよい。このようなプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な媒体としては、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することができる。
ガンマ補正部21は、予め定められた1次元のLUT(ルックアップテーブル)を用いて、入力画像Din_yに対してガンマ補正処理を施し、入力画像Din_y2を出力する。
マトリクス記憶部22は、不揮発性メモリ等により構成され、スクリーン処理部25に入力される入力画像Din_y2の解像度(1200dpi)及び画像形成装置60の出力解像度(1200dpi)よりも高い解像度(2400dpi)の高解像度閾値マトリクスMHを記憶する。高解像度閾値マトリクスMHの解像度は、入力画像Din_y2の解像度に対して、主走査方向に2倍(P=2)、副走査方向に2倍(Q=2)である。高解像度閾値マトリクスMHは、マトリクス記憶部22に1次元配列TH[2M×2N]として保存されている
重み付け係数記憶部23は、不揮発性メモリ等により構成され、イエローについての重み付け平均に用いる重み付け係数の組み合わせを複数記憶する。図4(a)〜(d)に、主走査方向(図4(a)〜(d)において横方向)に2画素、副走査方向(図4(a)〜(d)において縦方向)に2画素分の4画素に対する4通りの重み付け係数の組み合わせを示す。図4(a)〜(d)において、例えば、W0=5、W1=3、W2=3、W3=5と予め定められている。
閾値取得部24は、マトリクス記憶部22に記憶されている高解像度閾値マトリクスMHを構成する各セルの閾値に基づいて、入力画像Din_y2の各画素に対応する新たな閾値を取得する。具体的に、閾値取得部24は、マトリクス記憶部22から高解像度閾値マトリクスMHを構成する2(主走査方向)×2(副走査方向)=4個の各セルの閾値を取得する。そして、閾値取得部24は、重み付け係数記憶部23に記憶されている複数の重み付け係数の組み合わせの中から、閾値取得部24が使用する重み付け係数の組み合わせをランダムに選択する。閾値取得部24は、選択された重み付け係数の組み合わせに基づいて、4個の閾値を重み付け平均し、入力画像Din_y2の各画素に対応する新たな閾値とする。すなわち、閾値取得部24は、閾値取得手段及び選択手段として機能する。
ここで、閾値取得部24における閾値マトリクスの解像度変換処理について、より詳細に説明する。図5に、低解像度閾値マトリクスMLの例を示し、図6に、高解像度閾値マトリクスMHの例を示す。
閾値取得部24は、入力画像Din_yの注目画素の画素位置情報(i,j)に基づいて、当該注目画素に対応する低解像度閾値マトリクスML(すなわち、解像度変換後の閾値マトリクス)内の参照位置座標(sai,saj)を、式(1)、(2)により求める。なお、式(1)、(2)において、a%bは、aをbで割ったときの余りである。
sai=i%M …(1)
saj=j%N …(2)
次に、閾値取得部24は、低解像度閾値マトリクスMLの参照位置座標(sai,saj)の参照アドレスe(図5参照)に対応する高解像度閾値マトリクスMHの参照アドレスea,eb,ec,ed(図6参照)を、式(3)〜(6)により求める。
ea=2×sai+(2×saj)×(2×M)
=2×sai+4×saj×M …(3)
eb=ea+1 …(4)
ec=ea+2×M …(5)
ed=ea+2×M+1 …(6)
次に、閾値取得部24は、式(3)〜(6)によって得られた高解像度閾値マトリクスMHの参照アドレスea,eb,ec,edに基づいて、式(7)〜(10)により、高解像度閾値マトリクスMHの1次元配列TH[2M×2N]から4個の閾値THa,THb,THc,THdを取得する。
THa=TH[ea] …(7)
THb=TH[eb] …(8)
THc=TH[ec] …(9)
THd=TH[ed] …(10)
次に、閾値取得部24は、2ビットの乱数rndを取得し、取得した乱数rndに基づいて、重み付け係数記憶部23に記憶されている重み付け係数の組み合わせの中から、使用する重み付け係数の組み合わせを選択する。具体的には、閾値取得部24は、取得した乱数rnd(2進数)が「00」、「01」、「10」、「11」のいずれであるかに応じて、4画素分の重み付け係数Coefa,Coefb,Coefc,Coefdを選択する。
例えば、閾値取得部24は、rnd=00の場合には、図4(a)に示す重み付け係数の組み合わせに基づいて、Coefa=W0、Coefb=W1、Coefc=W2、Coefd=W3を選択する。閾値取得部24は、rnd=01の場合には、図4(b)に示す重み付け係数の組み合わせに基づいて、Coefa=W3、Coefb=W0、Coefc=W1、Coefd=W2を選択する。閾値取得部24は、rnd=10の場合には、図4(c)に示す重み付け係数の組み合わせに基づいて、Coefa=W2、Coefb=W3、Coefc=W0、Coefd=W1を選択する。閾値取得部24は、rnd=11の場合には、図4(d)に示す重み付け係数の組み合わせに基づいて、Coefa=W1、Coefb=W2、Coefc=W3、Coefd=W0を選択する。
なお、乱数rndの取得については、専用のハードウェアにより乱数を発生させることとしてもよいし、乱数を発生させるソフトウェアを利用することとしてもよい。
次に、閾値取得部24は、式(11)、(12)により、重み付け係数Coefa,Coefb,Coefc,Coefdに基づいて、4個の閾値THa,THb,THc,THdを重み付け平均し、新たな閾値THを求める。
TH=(Coefa×THa+Coefb×THb+Coefc×THc
+Coefd×THd)/weight_div …(11)
weight_div=Coefa+Coefb+Coefc
+Coefd …(12)
このようにして、スクリーン処理に用いる新たな閾値THを取得する。
なお、新たな閾値THを求める際に、式(11)で除算を行う(weight_divで割る)代わりに、ビットシフトを用いてもよい。例えば、16(10進数)で割る場合には、2進数で表された値を右に4ビットシフトさせればよい。
スクリーン処理部25は、スクリーン処理部25に入力された入力画像Din_y2に対してスクリーン処理を行う。具体的に、スクリーン処理部25は、入力画像Din_y2の各画素の画素値を、閾値取得部24により取得された入力画像Din_y2の各画素に対応する新たな閾値THと比較して、多値の出力画像を生成する。本実施の形態では、スクリーン処理部25は、入力画像Din_y2の各画素の画素値が当該画素に対応する新たな閾値TH以上であるか否かによって、画素値を2値化する。
Mデータ処理部30、Cデータ処理部40、Kデータ処理部50の機能的構成については、処理対象の色が異なるのみで、他はYデータ処理部20と同様であるため、図示及び説明を省略する。
なお、Yデータ処理部20、Mデータ処理部30、Cデータ処理部40、Kデータ処理部50のそれぞれにおいて使用される高解像度閾値マトリクスや複数の重み付け係数の組み合わせについては、YMCKの色毎に異なっていてもよいし、同じであってもよい。
例えば、YMCKの色毎に、図4(a)〜(d)に示すW0、W1、W2、W3の値を個々に設定してもよい。ノイズが目立たないイエローについてはW0=7、W1=1、W2=1、W3=7とし、ノイズが目立つブラックについてはW0=4、W1=4、W2=4、W3=4とする等、出力色毎にノイズ感の調整が可能となる。
図7は、Yデータ処理部20により行われる処理を示すフローチャートである。
まず、ガンマ補正部21により、入力画像Din_yの注目画素に対してガンマ補正処理が施され、入力画像Din_y2が生成される(ステップS1)。
次に、閾値取得部24により、上記式(1)、(2)に従って、入力画像Din_yの注目画素の画素位置情報(i,j)に基づいて、注目画素に対応する低解像度閾値マトリクスML内の参照位置座標(sai,saj)(図5参照)が求められる(ステップS2)。
次に、閾値取得部24により、上記式(3)〜(6)に従って、低解像度閾値マトリクスMLの参照位置座標(sai,saj)の参照アドレスe(図5参照)に対応する高解像度閾値マトリクスMHの参照アドレスea,eb,ec,ed(図6参照)が求められる(ステップS3)。
次に、閾値取得部24により、上記式(7)〜(10)に従って、高解像度閾値マトリクスMHの参照アドレスea,eb,ec,edに基づいて、マトリクス記憶部22に記憶されている高解像度閾値マトリクスMHの1次元配列TH[2M×2N]から4個の閾値THa,THb,THc,THdが取得される(ステップS4)。
次に、閾値取得部24により、乱数rndが取得される(ステップS5)。そして、閾値取得部24により、取得された乱数rndに基づいて、重み付け係数記憶部23に記憶されている重み付け係数の組み合わせの中から、使用する重み付け係数の組み合わせが選択される(ステップS6)。
次に、閾値取得部24により、上記式(11)、(12)に従って、ステップS6で選択された重み付け係数の組み合わせに基づいて、ステップS4で取得された4個の閾値THa,THb,THc,THdが重み付け平均され、新たな閾値THが取得される(ステップS7)。
次に、スクリーン処理部25により、新たな閾値THに基づいて、注目画素の画素値が2値化され、出力画像が生成される(ステップS8)。具体的には、スクリーン処理部25により、ステップS1で生成された入力画像Din_y2の注目画素の画素値と、ステップS7で取得された新たな閾値THとが比較され、入力画像Din_y2の注目画素の画素値が当該注目画素に対応する新たな閾値TH以上であるか否かによって、画素値が2値化される。
以上で、Yデータ処理部20により行われる処理が終了する。
なお、Mデータ処理部30、Cデータ処理部40、Kデータ処理部50により行われる処理についても、処理対象の色が異なるのみで、同様である。
以上説明したように、従来は、入力画像を閾値マトリクスの解像度に合わせて解像度変換し、当該解像度変換に対応した画素数だけスクリーン演算回路が必要であったのに対し、本実施の形態によれば、高解像度閾値マトリクスMHの解像度を、スクリーン処理部25に入力される入力画像Din_y2の解像度に合わせてから、スクリーン処理を行うことができる。したがって、入力画像の解像度よりも高い解像度の閾値マトリクスを用いる画像処理装置10において、装置構成を簡易化し、計算コストを抑えることができる。
また、スクリーンの設計における自由度が向上し、高品質なスクリーンを容易に提供することができる。
また、高解像度閾値マトリクスMHを構成する4個の各セルの閾値THa,THb,THc,THdに対して重み付け平均をとる際に、重み付け係数の組み合わせをランダムに選択するので、周期的なノイズの発生を抑制するとともに、階調性を向上させることができる。
また、画像形成装置60の出力色(YMCK)毎に、重み付け平均に用いる複数の重み付け係数の組み合わせの候補を用意することにより、各色に適した重み付け平均をとることができ、画像形成装置60の出力色毎に、ノイズ感の調整が可能となる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像処理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、予め用意されている閾値マトリクスの解像度が入力画像の解像度に対して主走査方向に2倍、副走査方向に2倍である場合について説明したが、予め用意されている閾値マトリクスの解像度と入力画像の解像度との割合はこれに限定されない。
また、上記実施の形態では、スクリーン処理部25によって出力される出力画像Dout_yが2値である場合について説明したが、スクリーン処理部25によって出力される出力画像Dout_yが3値以上の多値であってもよい。その場合には、高解像度閾値マトリクスMHを構成する各セルに対して第1の閾値及び第2の閾値(>第1の閾値)が予め定められている。閾値取得部24は、上記実施の形態と同様、高解像度閾値マトリクスMHの解像度が入力画像Din_y2の解像度に対して主走査方向にP倍、副走査方向にQ倍である場合に、P×Q個の第1の閾値を重み付け平均して新たな閾値TH1を取得し、P×Q個の第2の閾値を重み付け平均して新たな閾値TH2を取得する。そして、スクリーン処理部25は、入力画像Din_y2の画素値が閾値TH1未満の場合には第1の定数値を出力し、入力画像Din_y2の画素値が閾値TH2以上の場合には第2の定数値を出力し、入力画像Din_y2の画素値が閾値TH1以上かつ閾値TH2未満の場合には第1の定数値と第2の定数値を線形補間した値を出力すればよい。他の色についても同様である。
また、画像に対して、矩形の閾値マトリクスをタイル状に並べてスクリーン処理を行う場合だけでなく、矩形の閾値マトリクスを所定のシフト量だけシフトさせながら画像に配置してスクリーン処理を行う場合にも、同様に、高解像度の閾値マトリクスを、入力画像と同じ解像度に変換してからスクリーン処理を行うことが可能である。
10 画像処理装置
20 Yデータ処理部
21 ガンマ補正部
22 マトリクス記憶部
23 重み付け係数記憶部
24 閾値取得部
25 スクリーン処理部
30 Mデータ処理部
40 Cデータ処理部
50 Kデータ処理部
60 画像形成装置

Claims (4)

  1. 入力された入力画像に対してスクリーン処理を行うスクリーン処理手段を備える画像処理装置において、
    前記入力画像の解像度よりも高い解像度の閾値マトリクスを記憶するマトリクス記憶手段と、
    前記閾値マトリクスを構成する各セルの閾値に基づいて、前記入力画像の各画素に対応する新たな閾値を取得する閾値取得手段と、
    を備え、
    前記スクリーン処理手段は、前記入力画像の各画素の画素値を、前記閾値取得手段により取得された前記入力画像の各画素に対応する新たな閾値と比較して、多値の出力画像を生成する画像処理装置。
  2. 前記閾値マトリクスの解像度は、前記入力画像の解像度に対して主走査方向にP倍、副走査方向にQ倍であり、
    前記閾値取得手段は、前記閾値マトリクスを構成するP×Q個の各セルの閾値に対して重み付け平均をとって、前記入力画像の各画素に対応する新たな閾値を取得する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記重み付け平均に用いる重み付け係数の組み合わせを複数記憶する重み付け係数記憶手段と、
    前記複数の重み付け係数の組み合わせの中から、前記閾値取得手段が使用する重み付け係数の組み合わせをランダムに選択する選択手段と、
    を備える、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記出力画像は画像形成装置に出力されるものであり、
    前記重み付け係数記憶手段には、前記画像形成装置の出力色毎に、重み付け係数の組み合わせが複数記憶されている、
    請求項3に記載の画像処理装置。
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