JP2012132654A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2012132654A
JP2012132654A JP2010287349A JP2010287349A JP2012132654A JP 2012132654 A JP2012132654 A JP 2012132654A JP 2010287349 A JP2010287349 A JP 2010287349A JP 2010287349 A JP2010287349 A JP 2010287349A JP 2012132654 A JP2012132654 A JP 2012132654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defrosting
evaporator
cooling
temperature sensor
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010287349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5764738B2 (ja
Inventor
Hirofumi Yanagi
裕文 柳
Katsumi Maekawa
勝美 前川
Mitsuhiro Maeda
光裕 前田
Takeshi Otaki
孟 大瀧
Takeo Azuma
武雄 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2010287349A priority Critical patent/JP5764738B2/ja
Publication of JP2012132654A publication Critical patent/JP2012132654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5764738B2 publication Critical patent/JP5764738B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

【課題】着霜の成長による送風機のロックを効果的に防止若しくは抑制することができる冷却貯蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵室3内の温度を検出するための庫内温度センサ37と、蒸発器6の除霜ヒータ12と、蒸発器に取り付けられた除霜終了温度センサ36と、庫内温度センサが検出する温度に基づいて冷却装置の運転を制御し、除霜終了温度センサが検出する温度に基づいて除霜ヒータによる蒸発器の除霜を終了する制御装置を備える。送風機7から蒸発器に至る冷却室15内の冷気の経路中に庫内温度センサを配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、蒸発器と熱交換した冷気を送風機により貯蔵室に吐出して冷却すると共に、除霜ヒータにより蒸発器の除霜を行う冷却貯蔵庫に関するものである。
従来より、ホテルやレストランの厨房に設置される業務用冷蔵庫等の冷却貯蔵庫は、前面が開口した断熱箱体内に貯蔵室を構成しており、貯蔵室内には物品載置棚が複数段設けられ、その上部には貯蔵室を冷却するための冷却装置を構成する蒸発器及び冷気循環用の送風機が設けられている。
また、断熱箱体の天部には、機械室が形成されており、この機械室内には前記蒸発器と共に冷却装置の周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、凝縮器用送風機などが設けられている。そして、圧縮機が運転されると蒸発器が冷却作用を発揮する。この場合、断熱箱体内は上部に配置されたドレンパンにより上下に区画され、上方が冷却室、下方が貯蔵室とされている。
そして、蒸発器や送風機は冷却室内に配設され、ドレンパンに形成された吸込口に対応して設けられた送風機により吸込口から貯蔵室内の冷気を吸引し、蒸発器に送って熱交換させた後、貯蔵室に吐出する。そして、貯蔵室内を強制循環した後、送風機より吸込口から冷却室内に吸い込まれる。これによって貯蔵室内は所定の温度(冷凍或いは冷蔵温度)に冷却されるものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−141861号公報
一方、前記蒸発器が冷却作用を発揮すると循環冷気中の湿気が凍結し、蒸発器に着霜として成長する。蒸発器に着霜が発生すると冷媒が通風空気と熱交換し難くなるため、冷却貯蔵庫の貯蔵室内が十分に冷却されなくなって、冷却能力が低下してしまう。このような不都合を防ぐため、圧縮機の運転を開始して所定時間経過したことをタイマで積算し、その積算が終了した場合、圧縮機を停止し、除霜ヒータを発熱させて蒸発器に付着した霜を融解除去する除霜を行っていた。
他方、貯蔵室の前面開口を閉塞する扉が開放されると、貯蔵室内に循環される冷気が漏出してしまうと共に、湿気を多く含んだ外気が貯蔵室内に侵入する。そのため、扉の開閉が多い使用環境では、蒸発器自体に加えて、蒸発器の周辺、特に送風機の周辺にも着霜が発生してしまう。
この場合、除霜ヒータは蒸発器を加熱するように取り付けられているため、送風機周辺の着霜まで除霜ヒータで融解することは難しく、これが成長して結果的に送風機が回転できなくなり、所謂ロック状態に陥るという問題があった。
本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、着霜の成長による送風機のロックを効果的に防止若しくは抑制することができる冷却貯蔵庫を提供することを目的とするものである。
本発明の冷却貯蔵庫は、断熱箱体内上部に配置されたドレンパンにより、冷却室と貯蔵室とを上下に区画形成し、冷却室内に冷却装置の蒸発器を配設し、ドレンパンに形成された吸込口に対応して冷却室内に配設された送風機により、吸込口から貯蔵室内の冷気を吸引して蒸発器に送り、熱交換させた後、貯蔵室内に吐出することで、当該貯蔵室内を冷却するものであって、貯蔵室の開口を開閉自在に閉塞する扉と、貯蔵室内の温度を検出するための庫内温度センサと、蒸発器の除霜ヒータと、蒸発器に取り付けられた除霜終了温度センサと、庫内温度センサが検出する温度に基づいて冷却装置の運転を制御し、除霜終了温度センサが検出する温度に基づいて除霜ヒータによる蒸発器の除霜を終了する制御装置とを備え、送風機から蒸発器に至る冷却室内の冷気の経路中に庫内温度センサを配置したことを特徴とする。
請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、上記において制御装置は、除霜終了温度センサが検出する温度が庫内温度センサが検出する温度より所定値以上低下し、その状態が所定時間継続した場合、除霜ヒータによる蒸発器の強制除霜を開始することを特徴とする。
請求項3の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1において制御装置は、貯蔵室内を0℃より高い所定の冷蔵温度に冷却すると共に、庫内温度センサが検出する温度が0℃以下の状態が所定時間継続した場合、除霜ヒータによる蒸発器の強制除霜を開始することを特徴とする。
請求項4の発明の冷却貯蔵庫は、請求項2又は請求項3において制御装置は、強制除霜を開始した場合、庫内温度センサが検出する温度が所定の値に上昇するまで強制除霜を実行することを特徴とする。
請求項5の発明の冷却貯蔵庫は、上記各発明において庫内温度センサを、扉が開放される際に開き始める側に寄せて配置したことを特徴とする。
請求項6の発明の冷却貯蔵庫は、上記各発明において制御装置は、タイマの積算により除霜ヒータによる蒸発器の通常除霜を開始すると共に、当該通常除霜を開始した場合、除霜終了温度センサが検出する温度が所定の除霜終了温度まで上昇し、且つ、庫内温度センサが検出する温度が前記除霜終了温度より低い所定の値まで上昇した場合に通常除霜を終了することを特徴とする。
本発明によれば、断熱箱体内上部に配置されたドレンパンにより、冷却室と貯蔵室とを上下に区画形成し、冷却室内に冷却装置の蒸発器を配設し、ドレンパンに形成された吸込口に対応して冷却室内に配設された送風機により、吸込口から貯蔵室内の冷気を吸引して蒸発器に送り、熱交換させた後、貯蔵室内に吐出することで、当該貯蔵室内を冷却する冷却貯蔵庫において、貯蔵室の開口を開閉自在に閉塞する扉と、貯蔵室内の温度を検出するための庫内温度センサと、蒸発器の除霜ヒータと、蒸発器に取り付けられた除霜終了温度センサと、庫内温度センサが検出する温度に基づいて冷却装置の運転を制御し、除霜終了温度センサが検出する温度に基づいて除霜ヒータによる蒸発器の除霜を終了する制御装置とを備え、送風機から蒸発器に至る冷却室内の冷気の経路中に庫内温度センサを配置したので、ドレンパン下方の貯蔵室側に庫内温度センサを取り付ける場合に比して、センサからの配線処理が容易となり、安全性も向上する。
また、庫内温度センサは送風機により吸込口から吸引され、蒸発器に流入する貯蔵室内の冷気に晒されるので、支障無く庫内温度を検出することができ、制御装置による冷却装置の運転制御も問題無く実行される。
一方、冷却室内の送風機周辺に着霜が成長してロックした場合、蒸発器に通風が行われなくなり、蒸発器には負荷が無くなるので除霜終了温度センサが検出する蒸発器の温度も著しく低下していく。また、送風機から蒸発器に至る冷気経路中にある庫内温度センサも着霜に埋もれるかたちとなるが、こちらは氷の温度である0℃以下となる。
そこで、例えば請求項2の如く制御装置により、除霜終了温度センサが検出する温度が庫内温度センサが検出する温度より所定値以上低下し、その状態が所定時間継続した場合、除霜ヒータによる蒸発器の強制除霜を開始するようにすれば、送風機周辺の着霜も効果的に融解し、除去することが可能となる。これにより、扉の開閉が多くなる使用環境においても、送風機がロックした状態を最小限に抑えることができるようになる。
また、制御装置が貯蔵室内を0℃より高い所定の冷蔵温度に冷却する冷却貯蔵庫の場合には、通常庫内温度センサは0℃より高い温度を検出することになる。しかしながら、送風機周辺への着霜の成長で庫内温度センサが着霜に埋もれた場合には、庫内温度センサが検出する温度も0℃より低くなるので、請求項3の如く庫内温度センサが検出する温度が0℃以下の状態が所定時間継続した場合、制御装置が除霜ヒータによる蒸発器の強制除霜を開始するようにしても、送風機周辺の着霜を効果的に融解し、除去することが可能となる。
そして、請求項4の如く制御装置が強制除霜を開始した場合、庫内温度センサが検出する温度が所定の値に上昇するまで強制除霜を実行するようにすれば、送風機周辺の着霜を確実に除去することができるようになる。
特に、着霜は外気の侵入によって増加するので、冷却室内の着霜は、どうしても扉が開放される際に開き始める側に多く成長することになる。そこで、請求項5の如く庫内温度センサを、扉が開放される際に開き始める側に寄せて配置すれば、冷却室内の送風機周辺への着霜をより早期に検出して融解除去することができるようになる。
また、制御装置は、請求項6の如く通常はタイマの積算により除霜ヒータによる蒸発器の通常除霜を開始することになるが、当該通常除霜を開始した場合、除霜終了温度センサが検出する温度が所定の除霜終了温度まで上昇し、且つ、庫内温度センサが検出する温度が前記除霜終了温度より低い所定の値まで上昇した場合に通常除霜を終了するようにすれば、蒸発器の除霜に加えてこの通常除霜時にも送風機周辺の着霜を確実に融解除去することが可能となるものである。
本発明を適用した実施例の冷却貯蔵庫の斜視図である。 図1の冷却貯蔵庫の縦断側面図である。 図1の冷却貯蔵庫の冷却装置の斜視図である。 図1の冷却貯蔵庫の冷却室の概略縦断側面図である。 図1の冷却貯蔵庫の冷媒回路図である。 図1の冷却貯蔵庫の制御装置のブロック図である。 従来の冷却貯蔵庫の冷却室の概略縦断側面図である。
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
実施例の冷却貯蔵庫1は、レストランやホテルの厨房に設置される所謂業務用冷蔵庫であり、前面が開口した断熱箱体2内に被冷却空間としての貯蔵室3が構成され、この断熱箱体2の前面には開口を開閉自在に閉塞する断熱扉(扉)4が設けられている。断熱扉4は上下二枚設けられており、各断熱扉4、4は向かって右側がヒンジHにより回動自在に断熱箱体2に枢支され、向かって左側にそれぞれ開閉用の把手5、5が設けられている。
また、断熱箱体2内に構成された貯蔵室3内の上部には、貯蔵室3を冷却するための冷却装置Rを構成する蒸発器6と冷気循環用の送風機7が設けられている。図2中において、蒸発器6の下部に取り付けられる12は、本実施例において除霜手段として機能する除霜ヒータ(電気ヒータ)であり、詳細は後述する制御装置Cにより通電制御が行われる。
また、蒸発器6及び送風機7の下方に取り付けられる8は、蒸発器6から生じた除霜水を受容するためのドレンパンであり、送風機7と蒸発器6は前後に配設される冷却室15と貯蔵室3内とを上下に区画する蒸発器カバーとしての役目を果たしている。このドレンパン8の前部には、送風機7に対応して吸込口8Aが形成され、後方は開放されている。送風機7の運転により、吸込口8Aから吸引された貯蔵室3内の冷気は、後方の蒸発器6に送られる。そして、この蒸発器6と熱交換した後、冷却室15の後方から貯蔵室3内に吐出される。そして、貯蔵室3内を循環して冷却した後、再び吸込口8Aから冷却室15に吸引される。
また、蒸発器6には当該蒸発器6の除霜終了温度Tdeを検出するための除霜終了温度センサ36が取り付けられている。更に、本発明では冷却室15内の送風機7から蒸発器6に至る冷気の経路中に、貯蔵室3内の温度を検出するための庫内温度センサ37が設けられている。この場合、図3に示すように送風機7はドレンパン8の左右方向の中央に形成された吸込口8Aに対応して当該ドレンパン8に取り付けられているが、庫内温度センサ37は、この送風機7が設けられた中央から向かって左側に寄った位置に配置されている。即ち、閉じた状態の断熱扉4がヒンジHを中心にして開き始める側(非枢支側)に寄って配置されている。
一方、断熱箱体2の天部には機械室13が構成されており、この機械室13内には前記蒸発器6と共に冷却装置Rの冷媒回路17を構成する圧縮機9、凝縮器10、凝縮器用送風機11などが収納設置されている。即ち、図5の冷媒回路図に示すように、冷却装置Rは、圧縮機9と、凝縮器10と、ドライヤ23と、減圧装置としてのキャピラリーチューブ24と、蒸発器6とを順次環状に配管接続することにより、冷媒回路17が構成されている。
そして、機械室13の前面には機械室パネル14が設けられている。この機械室パネル14の下方には空気吸込部が形成され、凝縮器用送風機11の運転によって、図2中矢印の如く外気が吸い込まれ、圧縮機9や凝縮器10を空冷した後、後方に排出される構成とされている。尚、19は断熱箱体2の脚、20はドレンパン8で受けた蒸発器6の除霜水などを排出するための排水ホースである。また、貯蔵室3内には物品載置棚21・・が複数段設けられており、図示しない棚受けにて支持されている。
次に、図6のブロック図を参照して、本実施例の制御装置Cについて説明する。制御装置Cは、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、この入力側には、前記貯蔵室3内の温度を任意に設定可能とするためのコントローラ25と、前記庫内温度センサ37と、蒸発器6に取り付けられた除霜終了温度センサ36が接続されている。また、制御装置Cの出力側には、前記圧縮機9と、凝縮器用送風機11と、冷気循環用の送風機7と、除霜手段を構成する除霜ヒータ12等が接続されている。尚、制御装置Cは、少なくとも時限手段としてのタイマ26と、記憶手段としてのメモリ27を内蔵している。
また、制御装置Cは蒸発器6の除霜制御も行う。制御装置Cはタイマ26の積算による所定の周期(例えば冷却貯蔵庫1に電源を投入してから6時間毎)にて圧縮機9を停止すると共に、蒸発器6に取り付けられた除霜ヒータ12に通電して蒸発器6を加熱する通常除霜を行う。また、除霜終了温度センサ36にて検出される蒸発器6の温度が予め設定された除霜終了温度Tde(例えば+10℃)に上昇した場合、通常除霜を終了する。更に、制御装置Cは庫内温度センサ37を用いた蒸発器6の強制除霜を実行するが、これについては後述する動作で説明する。
以上の構成で次に実施例の冷却貯蔵庫1の動作を説明する。冷却運転時では、制御装置Cにより圧縮機9の運転(インバータによる周波数制御)が開始されると、圧縮機9内に冷媒ガスが吸い込まれて圧縮される。また、制御装置Cは圧縮機9の運転が開始されると、前記送風機7、11のモータの運転を開始する。尚、送風機11は後述する圧縮機9の運転/停止に同期して運転/停止されるが、送風機7は冷却貯蔵庫1に電源が投入されている間、連続運転(圧縮機9が停止中も運転)される。
圧縮機9で圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒ガスとなり、圧縮機9から吐出され、凝縮器10にて放熱し、ドライヤ23を経て減圧装置としてのキャピラリーチューブ24に流入して圧力を低下させた後、蒸発器6に流入する。そこで冷媒は周囲の空気から吸熱することにより蒸発する。
送風機7の運転により吸込口8Aから冷却室15内に吸引された貯蔵室3内の冷気(空気)は、送風機7を経て更に庫内温度センサ37を通過した後、蒸発器6に流入する。この蒸発器6に流入した冷気は当該蒸発器6と熱交換し、吸熱されて冷却される。そして、ドレンパン8の後方から前述した如く貯蔵室3内に吐出され、循環される。
制御装置Cは、当該冷却運転時には庫内温度センサ37が検出する温度に基づき、当該検出温度が設定温度(例えば−20℃)よりも所定温度低く設定された所定の下限温度(例えば−21℃)に達すると圧縮機9の運転を停止し、当該検出温度が設定温度よりも所定温度高く設定された所定の上限温度(例えば−19℃)に達すると圧縮機9を起動するサーモサイクル制御を行う。このような冷却運転によって、この実施例では貯蔵室3内は平均して所定の冷凍温度(−20℃程)に維持される。
この場合、庫内温度センサ37は吸込口8Aから吸引されて蒸発器6に流入する前の貯蔵室3内の冷気に晒されるので、冷却室15内にあっても支障なく貯蔵室3内の温度を検出することができる。
また、断熱扉4の開閉により貯蔵室3内には外気が流入する。この外気中には多量の湿気が含まれているため、やがてこの湿気は蒸発器6表面や送風機7周辺の冷却室15内に着霜として成長していく。そこで、制御装置Cは冷却貯蔵庫1に電源を投入してから所定時間(前述した6時間毎)経過すると、タイマ26の積算終了に基づいて圧縮機9の運転を停止すると共に、蒸発器6の除霜ヒータ12に通電して、蒸発器6の除霜運転(通常除霜)を開始する。
この除霜ヒータ12の加熱により、蒸発器6の温度は徐々に上昇していき、蒸発器6に付着した霜は融解除去されていく。そして、除霜終了温度センサ36にて検出される蒸発器6の温度が予め設定された除霜終了温度Tde(前述した+10℃)まで上昇し、且つ、庫内温度センサ36が検出する温度がこの除霜終了温度Tdeより低い所定の終了値Te1、例えば、除霜運転開始時に庫内温度センサ36が検出している貯蔵室3内の温度(庫内温度)より5deg程度高い−15℃程度まで上昇した場合、制御装置Cは蒸発器6の除霜(通常除霜)が終了し、送風機7周辺の着霜も減少させることができたものと判断し、除霜ヒータ12への通電を停止し、その後は所定の水切り運転を実行した後、上述した如き冷却運転を再開する。前記終了値Te1を除霜運転開始時に庫内温度センサ36が検出している温度(前記設定温度−20℃)より5deg程度高い温度である−15℃程度とする理由は、庫内温度センサ36が霜で覆われると、除霜運転中における庫内温度センサ36が検出する温度の上昇が鈍くなることに基づいている。
このようにタイマ26の積算により除霜ヒータ12による蒸発器6の通常除霜を開始した場合、除霜終了温度センサ36が検出する温度が所定の除霜終了温度Tdeまで上昇し、且つ、庫内温度センサ37が検出する温度が除霜終了温度Tdeより低い所定の終了値Te1まで上昇した場合に通常除霜を終了するようにしているので、蒸発器6の除霜に加えて送風機7周辺の着霜を確実に融解除去することが可能となる。
また、庫内温度センサ37を冷却室15内に取り付けているので、図7の如くドレンパン8下側の貯蔵室3側に庫内温度センサ37を取り付ける場合に比して、庫内温度センサ37からの配線処理が容易となり、安全性も向上する。その一方で、前述したように庫内温度センサ37は送風機7により吸込口8Aから吸引され、蒸発器6に流入する貯蔵室3内の冷気に晒されるので、支障無く庫内温度を検出することができ、制御装置Cによる圧縮機9の運転制御も問題無く実行される。
ここで、断熱扉4の開閉が多い使用環境では、貯蔵室3内への外気の流入も多くなるので、冷却室15内での着霜量も多くなり、短時間で着霜は成長し、ひどい場合にはドレンパン8の下面にも着霜が成長するようになる。このような状況に至ると、冷却室15内の送風機7周辺における着霜が成長して送風機7が回転できなくなり、ロックしてしまう。送風機7がロックすると、蒸発器6に通風が行われなくなり、勿論貯蔵室3への冷気循環も停止してしまう。
また、蒸発器6には負荷が無くなるので除霜終了温度センサ36が検出する蒸発器6の温度は著しく低下していく。また、送風機7から蒸発器6に至る冷気経路中にある庫内温度センサ37も送風機7近傍の冷却室15内にあるために着霜に埋もれるかたちとなるが、こちらは氷の温度である0℃以下となる。ここで、正常時には除霜終了温度センサ36が検出する温度(蒸発器6の温度)と庫内温度センサ37が検出する温度(貯蔵室3内の温度)との差は7deg程であるが、送風機7のロックが発生した場合には、その差は拡大することになる。
そこで、制御装置Cは除霜終了温度センサ36が検出する温度が庫内温度センサ37が検出する温度より所定値(前記7deg程度より大きい例えば15deg)以上低下し、その状態が所定時間(例えば30分)継続した場合、タイマ26が積算終了(6時間)する以前であっても、除霜ヒータ12による蒸発器6の強制除霜を開始する。
この強制除霜の開始時、制御装置Cは図示しないランプやブザーにより所定の警報を行っても良い。それにより、使用者に送風機7のロックを報知することができる。尚、制御装置Cはこのような強制除霜を開始した場合、除霜終了温度センサ36が前述した除霜終了温度Tdeに達した場合にも除霜は終了しないで継続する。そして、庫内温度センサ37が検出する温度がこの場合の所定の終了値Te2(前記通常除霜時の終了値Te1より高い値。例えば+3℃)に上昇するまで強制除霜を実行し、達したら除霜ヒータ12への通電を停止し、その後は所定の水切り運転を実行した後、上述した如き冷却運転を再開する。
これにより、送風機7周辺の着霜も効果的且つ確実に融解し、除去することが可能となり、断熱扉4の開閉が多くなる使用環境においても、送風機7がロックした状態を最小限に抑えることができるようになる。
特に、着霜は外気の侵入によって増加するので、冷却室15内の着霜は、どうしても断熱扉4が開放される際に開き始める側である向かって左側に多く成長することになるが、実施例のように庫内温度センサ37を、断熱扉4が開放される際に開き始める向かって左側に寄せて配置していうので、冷却室15内の送風機7周辺への着霜をより早期に検出して融解除去することができるようになる。
尚、このような強制除霜を行った場合、制御装置Cはタイマ26の積算をリセットする。これにより、無用な通常除霜を回避する。
次に、貯蔵室3内を冷蔵温度に冷却する場合の例について説明する。勿論冷蔵温度に冷却する場合にも上記実施例の強制除霜を実行して良いが、ここでは係る強制除霜の他の実施例について説明する。この場合、制御装置Cは、冷却運転時に庫内温度センサ37が検出する温度に基づき、当該検出温度が設定温度(例えば+3℃)よりも所定温度低く設定された所定の下限温度(例えば+2℃)に達すると圧縮機9の運転を停止し、当該検出温度が設定温度よりも所定温度高く設定された所定の上限温度(例えば+4℃)に達すると圧縮機9を起動するサーモサイクル制御を行う。このような冷却運転によって、この実施例では貯蔵室3内は平均して所定の冷蔵温度(+3℃程)に維持される。
ここで、制御装置Cが貯蔵室3内を0℃より高い冷蔵温度(上記+3℃)に冷却する場合には、通常庫内温度センサ37は0℃より高い+2℃〜+4℃の温度を検出することになる。しかしながら、送風機7周辺への着霜の成長でその近傍の冷却室15内にある庫内温度センサ37が着霜に埋もれるかたちとなるが、そのような場合には庫内温度センサ37が検出する温度も0℃かそれより低くなる。これは、冷蔵温度で冷却する冷却貯蔵庫1の場合には通常あり得ない値である。
そこで、このように冷蔵温度の冷却貯蔵庫1の場合、制御装置Cは庫内温度センサ37が検出する温度が0℃以下の状態が所定時間(例えば30分)継続した場合、除霜ヒータ12による蒸発器6の強制除霜を開始する。係る構成によっても送風機7周辺の着霜を効果的に融解し、除去することが可能となる。
尚、上記実施例では通常除霜のときに庫内温度センサ37の終了値Te1も加味して通常除霜を終了するようにしたが、従来通り除霜終了温度センサ36が検出する温度が除霜終了温度Tdeに達したことのみで通常除霜を終了するものでも請求項1乃至請求項5の発明は有効である。
R 冷却装置
C 制御装置
1 冷却貯蔵庫
3 貯蔵室
4 断熱扉(扉)
6 蒸発器
7 送風機
8 ドレンパン
8A 吸込口
9 圧縮機
12 除霜ヒータ
36 除霜終了温度センサ
37 庫内温度センサ

Claims (6)

  1. 断熱箱体内上部に配置されたドレンパンにより、冷却室と貯蔵室とを上下に区画形成し、前記冷却室内に冷却装置の蒸発器を配設し、前記ドレンパンに形成された吸込口に対応して前記冷却室内に配設された送風機により、前記吸込口から前記貯蔵室内の冷気を吸引して前記蒸発器に送り、熱交換させた後、前記貯蔵室内に吐出することで、当該貯蔵室内を冷却する冷却貯蔵庫において、
    前記貯蔵室の開口を開閉自在に閉塞する扉と、
    前記貯蔵室内の温度を検出するための庫内温度センサと、
    前記蒸発器の除霜ヒータと、
    前記蒸発器に取り付けられた除霜終了温度センサと、
    前記庫内温度センサが検出する温度に基づいて前記冷却装置の運転を制御し、前記除霜終了温度センサが検出する温度に基づいて前記除霜ヒータによる前記蒸発器の除霜を終了する制御装置とを備え、
    前記送風機から前記蒸発器に至る前記冷却室内の冷気の経路中に前記庫内温度センサを配置したことを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記制御装置は、前記除霜終了温度センサが検出する温度が前記庫内温度センサが検出する温度より所定値以上低下し、その状態が所定時間継続した場合、前記除霜ヒータによる前記蒸発器の強制除霜を開始することを特徴とする請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記制御装置は、前記貯蔵室内を0℃より高い所定の冷蔵温度に冷却すると共に、前記庫内温度センサが検出する温度が0℃以下の状態が所定時間継続した場合、前記除霜ヒータによる前記蒸発器の強制除霜を開始することを特徴とする請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記制御装置は、前記強制除霜を開始した場合、前記庫内温度センサが検出する温度が所定の値に上昇するまで前記強制除霜を実行することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の冷却貯蔵庫。
  5. 前記庫内温度センサを、前記扉が開放される際に開き始める側に寄せて配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載の冷却貯蔵庫。
  6. 前記制御装置は、タイマの積算により前記除霜ヒータによる前記蒸発器の通常除霜を開始すると共に、当該通常除霜を開始した場合、前記除霜終了温度センサが検出する温度が所定の除霜終了温度まで上昇し、且つ、前記庫内温度センサが検出する温度が前記除霜終了温度より低い所定の値まで上昇した場合に前記通常除霜を終了することを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載の冷却貯蔵庫。
JP2010287349A 2010-12-24 2010-12-24 冷却貯蔵庫 Expired - Fee Related JP5764738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010287349A JP5764738B2 (ja) 2010-12-24 2010-12-24 冷却貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010287349A JP5764738B2 (ja) 2010-12-24 2010-12-24 冷却貯蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012132654A true JP2012132654A (ja) 2012-07-12
JP5764738B2 JP5764738B2 (ja) 2015-08-19

Family

ID=46648446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010287349A Expired - Fee Related JP5764738B2 (ja) 2010-12-24 2010-12-24 冷却貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5764738B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63123973A (ja) * 1986-11-13 1988-05-27 三菱電機株式会社 冷蔵庫の制御装置
JPH03233280A (ja) * 1990-02-08 1991-10-17 Mitsubishi Electric Corp 冷凍冷蔵庫の霜取り制御装置
JPH05141861A (ja) * 1991-11-18 1993-06-08 Sanyo Electric Co Ltd 高湿低温貯蔵庫
JPH08210740A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷蔵庫における温度センサの故障検出装置
JP2004286381A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2005282952A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Gac Corp 冷却システム
JP2008032322A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Toshiba Corp 冷凍冷蔵庫
JP2008075964A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置の除霜装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63123973A (ja) * 1986-11-13 1988-05-27 三菱電機株式会社 冷蔵庫の制御装置
JPH03233280A (ja) * 1990-02-08 1991-10-17 Mitsubishi Electric Corp 冷凍冷蔵庫の霜取り制御装置
JPH05141861A (ja) * 1991-11-18 1993-06-08 Sanyo Electric Co Ltd 高湿低温貯蔵庫
JPH08210740A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷蔵庫における温度センサの故障検出装置
JP2004286381A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2005282952A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Gac Corp 冷却システム
JP2008032322A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Toshiba Corp 冷凍冷蔵庫
JP2008075964A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置の除霜装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5764738B2 (ja) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5017340B2 (ja) 冷蔵庫
JP5571044B2 (ja) 冷蔵庫
KR100568060B1 (ko) 냉장고
JP5756898B2 (ja) 保冷庫
JP2008075964A (ja) 冷却装置の除霜装置
KR101721771B1 (ko) 냉장고 제어 방법
KR101698101B1 (ko) 냉장고 및 이의 제어방법
KR20180090501A (ko) 냉장고 및 냉장고의 제상 운전 제어 방법
JP5384271B2 (ja) 冷却装置
JP6167430B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP4982537B2 (ja) 冷蔵庫
JP2013200084A (ja) 冷却貯蔵庫
JP5975379B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP5764738B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP6837423B2 (ja) 冷蔵庫
JP5957761B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2010266123A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2005180788A (ja) 冷却貯蔵庫の霜取り制御装置
JP3819815B2 (ja) 冷蔵庫の冷媒洩れ検出方法
JP2013200081A (ja) 冷却貯蔵庫
KR101535673B1 (ko) 냉장고의 제어 방법
JP3851246B2 (ja) 可燃性冷媒冷蔵庫の制御方法
JP3615433B2 (ja) 冷蔵庫
KR100569895B1 (ko) 냉장고의 온도제어방법
JP3615434B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140820

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150225

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150313

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150427

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees