JP2012130835A - 砂採取機における異物除去装置 - Google Patents
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Abstract
【効果】上ベルト5a上の砂から異物を効率良く排出することができる。
【選択図】図3
Description
請求項1、請求項2及び請求項3の発明にかかる砂採取機の異物除去装置は、下記の共通構成を有している。
この砂採取機においては、水槽(1)内にベルトコンベヤ(2)を傾斜させて下方より上方にわたり配設し、このベルトコンベヤ(2)の下端側で水槽(1)に流入した原水からベルトコンベヤ(2)上に沈殿した砂(S)をベルトコンベヤ(2)の上端側で水槽(1)から搬出するようにしている。このベルトコンベヤ(2)の砂搬送ベルト(5)の上方で吸込み口(8a)から砂搬出向き(P)へ砂搬送ベルト(5)に沿って延設した異物採取部(7)には、吸込み口(8a)を設けた後板部(11)と、吸込み口(8a)の下側でこの後板部(11)から砂搬出向き(P)へ砂搬送ベルト(5)に面して延びる底板部(12)と、吸込み口(8a)の両側でこの後板部(11)から砂搬出向き(P)へ延びる側板部(13)と、この後板部(11)と底板部(12)と側板部(13)とにより区画される吸込み通路(14)と、吸込み口(8a)に対し砂搬出向き(P)へ吸込み通路(14)を介して離間して吸込み通路(14)に連通する入口(15)とを設けている。この入口(15)と吸込み口(8a)との間で底板部(12)に吸上げ口(18,19)を吸込み通路(14)に連通するように設けている。請求項4の発明では、吸込み口(8a)からの吸引力により吸込み通路(14)に水流が生じ、砂搬送ベルト(5)で搬出される砂(S)上に溜まった例えば木屑やビニール等のプラスチック材や軽石や泥などの異物(D)が、その水流により、入口(15)を通って吸込み通路(14)に吸い込まれて吸込み口(8a)から排出されるばかりでなく、吸上げ口(18,19)を通って吸込み通路(14)に吸い上げられて吸込み口(8a)から排出されるので、砂搬送ベルト(5)上の砂(S)から異物(D)を効率良く排出することができる。例えば、底板部(12)で砂搬出向き(P)へ互いに離間する複数の吸上げ口(18,19)を並設すれば、砂搬送ベルト(5)上の砂(S)から異物(D)をより一層効率良く排出することができる。
図1に示す水槽1内にはベルトコンベヤ2が傾斜して後側後方より前側前方にわたり配設されている。ベルトコンベヤ2においては、下側ベルト車3と上側ベルト車4との間に砂搬送ベルト5が巻き掛けられ、砂搬送ベルト5の上ベルト5aが水槽1の後下端側から前上端側に向けて砂搬送向きP(前向き)へ回転する。砂搬送ベルト5の上ベルト5aにおいては、上下両ベルト車3,4の付近を除き、砂搬送向きPに対し直交する幅方向(砂搬送方向に沿う前後方向に対し直交する左右方向)でU状に湾曲している。ベルトコンベヤ2の途中には上ベルト5aを振動させる振動装置6が設置されている。水槽1の後側に投入された原水から砂搬送ベルト5の上ベルト5aに沈殿した砂Sは、ベルトコンベヤ2の前上端側でその上ベルト5aから落下して水槽1から搬出される。振動装置6の上方の付近には図2及び図3に示す異物採取部7が設置されて排出管8に接続されている。排出管8はポンプ9介して脱水装置10に接続されている。なお、異物採取部7の前方及び後方で清水が上ベルト5aに向けて供給される。
砂搬送ベルト5の上ベルト5aには振動装置6により振動が付与されるため、上ベルト5aに沈殿した砂S上に例えば木屑やビニール等のプラスチック材や軽石や泥などの異物Dが浮き上がる。吸込み通路14に満たされた水がポンプ9により排出管8の吸込み口8aから吸引されると、吸込み通路14に水流が生じる。砂S上の異物Dは、その水流により、入口15を通って吸込み通路14に吸い込まれて吸込み口8aから排出されるばかりでなく、底板部12の各吸上げ口18,19を通って吸込み通路14に吸い上げられて吸込み口8aから排出され、脱水装置10に至る。脱水装置10では、脱水された異物Dが回収されるとともに、脱水後の水は水槽1に戻される。
(1) 異物採取部7には、吸込み口8aを設けた後板部11と、吸込み口8aの下側で後板部11から砂搬出向きPへ砂搬送ベルト5に面して延びる底板部12と、吸込み口8aの左右両側で後板部11から砂搬出向きPへ延びる側板部13と、後板部11と底板部12と左右両側板部13とにより区画される吸込み通路14と、吸込み口8aに対し砂搬出向きPへ吸込み通路14を介して離間して吸込み通路14に連通する入口15とを設けている。従って、吸込み口8aからの吸引力により吸込み通路14で水を吸込み口8aへ円滑に案内して水流を生じさせることができる。
・ 前記実施形態において、後側の吸上げ口19にも前側の吸上げ口18と同様に蓋21を設ける。
・ 前記実施形態において、前側の吸上げ口18の蓋21を省略する。
・ 前記実施形態において、各蓋20,21を省略する。
Claims (5)
- 水槽内にベルトコンベヤを傾斜させて下方より上方にわたり配設し、このベルトコンベヤの下端側で水槽に流入した原水からベルトコンベヤ上に沈殿した砂をベルトコンベヤの上端側で水槽から搬出するようにした砂採取機において、
このベルトコンベヤの砂搬送ベルトの上方で吸込み口から砂搬出向きへ砂搬送ベルトに沿って延設した吸込み通路を有する異物採取部を設け、
この異物採取部では、吸込み口に対し砂搬出向きへ吸込み通路を介して離間して吸込み通路に連通する入口を設けるとともに、この入口と吸込み口との間で砂搬送ベルトに面する底部に吸上げ口を吸込み通路に連通するように設け、この入口と吸上げ口とのうち少なくとも一方の開口面積を調節し得る蓋を設けた
ことを特徴とする砂採取機における異物除去装置。 - 水槽内にベルトコンベヤを傾斜させて下方より上方にわたり配設し、このベルトコンベヤの下端側で水槽に流入した原水からベルトコンベヤ上に沈殿した砂をベルトコンベヤの上端側で水槽から搬出するようにした砂採取機において、
このベルトコンベヤの砂搬送ベルトの上方で吸込み口から砂搬出向きへ砂搬送ベルトに沿って延設した吸込み通路を有する異物採取部を設け、
この異物採取部では、吸込み口に対し砂搬出向きへ吸込み通路を介して離間して吸込み通路に連通する入口を設けるとともに、この入口と吸込み口との間で砂搬送ベルトに面する底部に、砂搬出向きへ互いに離間する複数の吸上げ口を吸込み通路に連通するように設け、各吸上げ口のうち少なくとも一つには開口面積を調節し得る蓋を設けた
ことを特徴とする砂採取機における異物除去装置。 - 水槽内にベルトコンベヤを傾斜させて下方より上方にわたり配設し、このベルトコンベヤの下端側で水槽に流入した原水からベルトコンベヤ上に沈殿した砂をベルトコンベヤの上端側で水槽から搬出するようにした砂採取機において、
このベルトコンベヤの砂搬送ベルトの上方で吸込み口から砂搬出向きへ砂搬送ベルトに沿って延設した吸込み通路を有する異物採取部を設け、
この異物採取部では、吸込み口に対し砂搬出向きへ吸込み通路を介して離間して吸込み通路に連通する入口を設けるとともに、この入口の開口面積を調節し得る蓋を設けた
ことを特徴とする砂採取機における異物除去装置。 - 水槽内にベルトコンベヤを傾斜させて下方より上方にわたり配設し、このベルトコンベヤの下端側で水槽に流入した原水からベルトコンベヤ上に沈殿した砂をベルトコンベヤの上端側で水槽から搬出するようにした砂採取機において、
このベルトコンベヤの砂搬送ベルトの上方で吸込み口から砂搬出向きへ砂搬送ベルトに沿って延設した異物採取部には、吸込み口を設けた後板部と、吸込み口の下側でこの後板部から砂搬出向きへ砂搬送ベルトに面して延びる底板部と、吸込み口の両側でこの後板部から砂搬出向きへ延びる側板部と、この後板部と底板部と側板部とにより区画される吸込み通路と、吸込み口に対し砂搬出向きへ吸込み通路を介して離間して吸込み通路に連通する入口とを設け、この入口と吸込み口との間で底板部に吸上げ口を吸込み通路に連通するように設けた
ことを特徴とする砂採取機における異物除去装置。 - 前記異物採取部はベルトコンベヤの砂搬送ベルトのとの離間距離を保つように固定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一つの請求項に記載の砂採取機における異物除去装置。
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JP2010283098A JP5504146B2 (ja) | 2010-12-20 | 2010-12-20 | 砂採取機における異物除去装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015199047A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-12 | 鹿島建設株式会社 | 浮力選別装置、及び選別方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5756054A (en) * | 1980-09-24 | 1982-04-03 | Toho:Kk | Sand dollector |
JPS6111163A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-18 | Nikken Sangyo Kk | 振動式砂分級機 |
JP2005282092A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Hayamizugumi:Kk | 収集タンク及び表土収集装置及び表土収集方法 |
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2010
- 2010-12-20 JP JP2010283098A patent/JP5504146B2/ja active Active
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