JP2012129687A - A/dコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ入力信号の信号レベルに応じてFSR電圧を変化させることにより、D/Aコンバータの基準電圧を切り替える基準電圧発生回路の有無に関係なく、電圧変動の小さなアナログ入力信号に対する分解能を充分に向上させることができるA/Dコンバータを提供すること。
【解決手段】A/Dコンバータは、複数のアナログ入力信号のうちのいずれか1つを選択して出力する選択部の出力を第1比較基準電圧と比較する比較部と、前記複数のアナログ入力信号のうちのいずれか1つのアナログ入力信号の電圧変動範囲に応じた第2比較基準電圧を出力するD/Aコンバータと、前記選択部で選択されたアナログ入力信号の電圧変動範囲に応じて、前記D/Aコンバータが出力する第2比較基準電圧を前記第1比較基準電圧に切り替えて前記比較部に出力する切替部とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、逐次比較型のA/Dコンバータに関する。
例えば、携帯電話、スマートフォン、携帯型音楽プレーヤ等のように、リチウムイオン電池等の二次電池を使用した携帯型電子機器のシステム電源は、複数のアナログ入力信号をデジタル変換(A/D(Analog/Digital)変換)する場合がある。
このように複数のアナログ入力信号をA/D変換する場合に、その信号の数だけA/Dコンバータを用意することは、コストの低減、機器の小型化を図る上で問題がある。
そこで、携帯型電子機器において複数のアナログ入力信号をA/D変換する場合には、マルチプレクサを用いて複数のアナログ入力信号を切り替え、1つのA/Dコンバータにより時分割でデジタル信号に変換する方法が取られている。
一般に、nビット(nは自然数)のA/Dコンバータにおける最小変換単位は、FSR/2^nで表される(2^nは、2のn乗(nは自然数)を表す)。ここで、FSR(Full Scale Range)電圧は、A/Dコンバータの変換可能な電圧の範囲であり、最小変換単位が小さいほどA/Dコンバータの変換精度が良い(高い)ことを表す。
すなわち、同一ビット数のA/Dコンバータであれば、FSR電圧が小さい方が最小変換単位は小さくなり、変換誤差は小さくなる。
一方、FSR電圧は、アナログ入力信号のオーバーレンジを防ぐために、アナログ入力信号の電圧変動範囲の全範囲を含むように設定する必要がある。
そのため、従来は、マルチプレクサを用いて複数のアナログ入力信号を切り替えて、1つのA/Dコンバータで時分割処理を行う場合、すべてのアナログ入力信号の電圧変動範囲がA/DコンバータのFSR電圧の範囲内に収まるように、FSR電圧を設定していた。
すなわち、従来のA/Dコンバータでは、最も電圧変動の大きいアナログ入力信号に合わせてFSR電圧を設定していた。
しかしながら、最も電圧変動の大きいアナログ入力信号に合わせてFSR電圧を設定すると、電圧変動の小さいアナログ入力信号にとっては最小変換単位が大きくなりすぎ、小さな電圧変化を検出することが困難となる。
そこで、アナログ入力信号の電圧変動範囲に応じてD/Aコンバータの基準電圧を切り替える基準電圧発生回路を含み、基準電圧発生回路でFSR電圧の上限値を変更することにより、A/Dコンバータの変換精度を向上させることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、A/Dコンバータには、D/Aコンバータの基準電圧を切り替える基準電圧発生回路を含まない形式のものもある。
例えば、D/Aコンバータの基準電圧が外部回路から供給されるA/Dコンバータや、A/Dコンバータの電源回路と同じ電源からD/Aコンバータの基準電圧が供給されるA/Dコンバータでは、D/Aコンバータの基準電圧を切り替える基準電圧発生回路を含まないため、FSR電圧を変化させることができず、A/Dコンバータの分解能を充分に向上させることができないという課題があった。
そこで、本発明は、アナログ入力信号の信号レベルに応じてFSR電圧を変化させることにより、D/Aコンバータの基準電圧を切り替える基準電圧発生回路の有無に関係なく、電圧変動の小さなアナログ入力信号に対する分解能を充分に向上させることができるA/Dコンバータを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の一観点のA/Dコンバータは、複数のアナログ入力信号のうちのいずれか1つを選択して出力する選択部の出力を第1比較基準電圧と比較する比較部と、前記複数のアナログ入力信号のうちのいずれか1つのアナログ入力信号の電圧変動範囲に応じた第2比較基準電圧を出力するD/Aコンバータと、前記選択部で選択されたアナログ入力信号の電圧変動範囲に応じて、前記D/Aコンバータが出力する第2比較基準電圧を前記第1比較基準電圧に切り替えて前記比較部に出力する切替部とを含む。
また、前記切替部は、電圧変動範囲の異なる複数の前記アナログ入力信号の各々の電圧変動範囲に応じて前記第2比較基準電圧を前記第1比較基準電圧に切り替えるために、抵抗値の異なる複数の電圧切替用の抵抗器を含んでもよい。
また、前記切替部は、前記D/Aコンバータが前記第2比較基準電圧を生成するための抵抗器と同一の単位抵抗素子で構成される電圧切替用の抵抗器を含んでもよい。
また、前記切替部は、前記第2比較基準電圧を前記第1比較基準電圧に切り替える切り替え動作を行わないときは、非能動状態にされてもよい。
また、前記D/Aコンバータには、前記A/Dコンバータの動作電圧と同一の電圧が入力されてもよい。
アナログ入力信号の信号レベルに応じてFSR電圧を変化させることにより、D/Aコンバータの基準電圧を切り替える基準電圧発生回路の有無に関係なく、電圧変動の小さなアナログ入力信号に対する分解能を充分に向上させることができるA/Dコンバータを提供できる。
第1実施例のA/Dコンバータ100を示すブロック図である。 第1実施例のA/Dコンバータ100のD/Aコンバータ10、フルスケール電圧切替回路20、及び比較回路30を示す図である。 第1実施例のA/Dコンバータ100のアナログ信号AIN1をデジタル変換する回路を示す図である。 第1実施例のA/Dコンバータ100におけるアナログ信号1(AIN1)の変換特性を示す図である。 第1実施例のA/Dコンバータ100におけるアナログ入力信号2(AIN2)の変換回路である。 第1実施例のA/Dコンバータ100におけるアナログ信号2(AIN2)の変換特性を示す図である。 第2実施例のA/Dコンバータ200を示すブロック図である。 第2実施例のA/Dコンバータ200のフルスケール電圧切替回路220を示す図である。 第3実施例のA/Dコンバータ300を示すブロック図である。 第4実施例のA/DコンバータのD/Aコンバータ10、フルスケール電圧切替回路420、及び比較回路30を示す図である。
以下、本発明のA/Dコンバータを適用した実施例について説明する。
以下で説明する本発明の実施例のA/Dコンバータは、例えば、携帯電話、スマートフォン、携帯型音楽プレーヤ等のように、リチウムイオン電池等の二次電池を使用した携帯型の電子機器のシステム電源に用いることができる。
ただし、本発明の実施の形態のA/Dコンバータは、携帯型の電子機器に限らず、携帯型以外の電子機器に適用することも可能である。
<第1実施例>
図1は、第1実施例のA/Dコンバータ100を示すブロック図である。
逐次比較型のA/Dコンバータ100は、D/Aコンバータ(R-2R Ladder D/A Converter)10、フルスケール電圧切替回路(FSR Select)20、比較回路(Sample Hold & Comparator)30、逐次比較レジスタ(Successive Approximation Register)40、Nビットラッチ(Data Latch)50、及びコントロール回路(Control Logic)60を含む。
A/Dコンバータ100には、マルチプレクサ70と基準電圧発生回路80が接続されている。
マルチプレクサ70は、選択信号(AINEN1〜AINENk)に応じて、複数のアナログ入力信号(AIN1〜AINk)のうちの1つを選択して出力する選択部の一例である。なお、kはアナログ入力信号の数を表す整数である。
マルチプレクサ70に入力される選択信号(AINEN1〜AINENk)は、複数(k個)あるアナログ入力信号から1つのアナログ入力信号を任意に選択するための信号であり、図示しない電子機器の制御部から入力される。
マルチプレクサ70は、いずれか1つのアナログ入力信号を比較回路30に入力する。
なお、マルチプレクサ70に入力されるアナログ入力信号AIN1〜AINkのうち、アナログ入力信号AIN1は、高電位側のアナログ電圧(VBAT)が分圧抵抗器(R1、R2)で分圧されることによって低電位側にレベルシフトされているため、他のアナログ入力信号AIN2〜AINkとは電圧変動範囲が異なる。アナログ入力信号AIN2〜AINkの電圧変動範囲は、すべて等しい。アナログ入力信号AIN1の電圧変動範囲は、アナログ入力信号AIN2〜AINkの電圧変動範囲よりも小さいものとする。アナログ入力信号AIN2〜AINkは、例えば、電子機器の汎用入力電圧、電池パックの電圧、又は、筐体のサーミスタ電圧等である。
基準電圧発生回路80は、バンドギャップリファレンス(BGR: Band Gap Reference)回路81、オペアンプ回路(AMP)82、及びオペアンプ回路(AMP)83を含み、上位側基準電圧(VRT)と下位側基準電圧(VRB)を出力する。基準電圧発生回路80が出力する上位側基準電圧(VRT)と下位側基準電圧(VRB)は、D/Aコンバータ10に供給される。
なお、基準電圧発生回路80が出力する上位側基準電圧(VRT)と下位側基準電圧(VRB)は、アナログ入力信号AIN2の電圧変動範囲の上限VRTと下限VRBに対応している。
D/Aコンバータ10は、逐次比較レジスタ40の出力側に接続されるとともに、基準電圧発生回路80の出力側に接続されている。
D/Aコンバータ10は、逐次比較レジスタ40からコードデータ(nビットのコードを表すデータ)が入力されるとともに、基準電圧発生回路80から上位側基準電圧(VRT)と下位側基準電圧(VRB)が入力され、逐次比較レジスタ40から入力されるコードデータに応じた所定の電圧を出力する。
D/Aコンバータ10が出力する電圧は、比較回路30が比較に用いる第1比較基準電圧の元になる第2比較基準電圧である。
ここで、D/Aコンバータ10は、アナログ入力信号AIN1〜AINkのうちのアナログ入力信号AIN2の電圧変動範囲に応じた第2比較基準電圧を出力できるように設定されている。
アナログ入力信号AIN2の電圧変動範囲は、上限がVRTで下限がVRBである。
フルスケール電圧切替回路20は、D/Aコンバータ10の出力側に接続されるとともに、基準電圧発生回路80から上位側基準電圧が入力される。また、フルスケール電圧切替回路20には、コントロール回路60からフルスケール電圧切り替え信号1(FSREN1)が入力される。なお、フルスケール電圧切り替え信号1(FSREN1)は、フルスケール電圧の切り替えの有効/無効を切り替えるイネーブル信号である。
フルスケール電圧切替回路20は、コントロール回路60から入力されるフルスケール電圧切り替え信号1(FSREN1)に基づき、D/Aコンバータ10が出力する電圧(第2比較基準電圧)をフルスケール電圧切り替え信号の信号レベルに応じた電圧に切り替えて出力する切替部の一例である。
フルスケール電圧切替回路20は、D/Aコンバータ10が出力する電圧(第2比較基準電圧)を比較回路30が比較に用いる第1比較基準電圧に切り替えて出力する。
なお、フルスケール電圧切替回路20が出力する電圧(第1比較基準電圧)については、図3乃至図6を用いて後述する。
比較回路30は、フルスケール電圧切替回路20の出力側に接続されるとともに、マルチプレクサ70の出力側に接続される。また、比較回路30には、コントロール回路60から動作制御信号が入力される。
比較回路30は、コントロール回路60から入力される動作制御信号に基づき、フルスケール電圧切替回路20から入力される電圧と、マルチプレクサ70から入力されるアナログ入力信号の電圧とを比較し、比較結果を表す比較結果データを出力する比較部の一例である。
比較回路30が出力する比較結果データは、アナログ入力信号AIN1〜AINkと、フルスケール電圧切替回路20から入力される、フルスケール電圧切り替え信号の信号レベルに応じた電圧との比較結果である。比較結果データは、逐次比較レジスタ40に入力される。
比較回路30は、例えば、アナログ入力信号AIN1〜AINkの方が電圧値が高い場合は比較結果データとして"1"を出力し、アナログ入力信号AIN1〜AINkの方が電圧値が低い場合は比較結果データとして"0"を出力する。
比較回路30は、1つのアナログ入力信号について、すべてのビットに対してデジタル変換を繰り返し行う。
なお、コントロール回路60から入力される動作制御信号は、例えば、比較結果データをサンプル&ホールドするために必要な制御信号等である。
逐次比較レジスタ40は、比較回路30の出力側に接続されるとともに、コントロール回路60から動作制御信号が入力される。
逐次比較レジスタ40は、nビットのデータ領域を有し、比較回路30から入力される比較結果データを逐次保持する。比較回路30から逐次比較レジスタ40に逐次入力される比較結果データがnビット分揃うと、コードデータとなる。
逐次比較レジスタ40が保持するコードデータは、D/Aコンバータ10とNビットラッチ50に入力される。
Nビットラッチ50は、逐次比較レジスタ40の出力側に接続されてコードデータが入力されるとともに、コントロール回路60から動作制御信号が入力される。
Nビットラッチ50は、コントロール回路60から入力される動作制御信号に従って動作し、逐次比較レジスタ40から入力されるコードデータに基づき、アナログ入力信号をデジタル変換したデジタル信号(D0〜Dk)を出力する。
Nビットラッチ50が出力するデジタル信号(D0〜Dk)は、それぞれ、アナログ入力信号(AIN1〜AINk)をデジタル変換したA/Dコンバータ100の出力である。
コントロール回路60は、フルスケール電圧切替回路20、比較回路30、逐次比較レジスタ40、Nビットラッチ50の動作制御を行う。
図2は、第1実施例のA/Dコンバータ100のD/Aコンバータ10、フルスケール電圧切替回路20、及び比較回路30を示す図である。
フルスケール電圧切替回路(FSR Select)20は、スイッチS1とフルスケール電圧調整抵抗器R3を含む。スイッチS1とフルスケール電圧調整抵抗器R3は直列接続されており、フルスケール電圧調整抵抗器R3の出力端子22は、D/Aコンバータ10の出力端子と接続されている。フルスケール電圧調整抵抗器R3の出力端子22と、D/Aコンバータ10の出力端子とは、比較回路30に接続されている。
スイッチS1は、コントロール回路60から入力されるフルスケール電圧切り替え信号1(FSREN1)によって切り替えられる。
フルスケール電圧切替回路20は、フルスケール電圧切り替え信号1(FSREN1)に基づき、アナログ入力信号(AIN1)をデジタル変換するときにスイッチS1を閉成(オン)し、アナログ入力信号(AIN2〜AINk)をデジタル変換するときにスイッチS1を開放(オフ)する。
基準電圧発生回路80から入力される上位側基準電圧(VRT)は、スイッチS1の入力端子21に入力されるとともに、D/Aコンバータ10に入力されている。
フルスケール電圧切替回路20は、スイッチS1を開放(オフ)しているときはD/Aコンバータ10の出力をそのまま比較回路30に出力し、スイッチS1を閉成(オン)しているときはD/Aコンバータ10の出力をフルスケール電圧調整抵抗器R3で調整して比較回路30に出力する。
図3は、第1実施例のA/Dコンバータ100のアナログ信号AIN1をデジタル変換する回路を示す図である。
図3には、D/Aコンバータ10内の上位側基準電圧(VRT)が入力される等価回路(R4、Dout)、フルスケール電圧切替回路20、比較回路30(図1参照)内のコンパレータ31、アナログ電圧源90、及び分圧抵抗器R1、R2を示す。
D/Aコンバータ10は、図3に示す電圧源11と出力抵抗器R4の等価回路で表される。電圧源11の出力電圧(Dout)は、逐次比較レジスタ40から入力されるコードデータによって決定される。出力電圧(Dout)は、コードデータに応じて、下位側基準電圧(VRB)から、上位側基準電圧(VRT)と下位側基準電圧(VRB)の電位差で表される電圧まで変化する。
フルスケール電圧切替回路20のスイッチS1を開放(オフ)した状態では、フルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)は、D/Aコンバータ10の出力電圧(電圧源11の出力電圧(Dout))に等しくなる。フルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)はコンパレータ31の右側の入力端子に入力される。このため、コンパレータ31の右側の入力端子には、電圧源11の出力電圧(Dout)が入力される。
一方、フルスケール電圧切替回路20のスイッチS1を閉成(オン)した状態では、D/Aコンバータ10の出力(出力電圧(Dout))と上位側基準電圧(VRT)とは、フルスケール電圧調整抵抗器R3と抵抗器R4とによって分圧され、分圧された電圧がフルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)としてコンパレータ31の右側の入力端子に入力される。
ここで、D/Aコンバータ10の出力(出力電圧(Dout))は第2比較基準電圧であり、フルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)は、第1比較基準電圧である。
フルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)は、上述のようにスイッチS1の閉成(オン)/開放(オフ)によって切り替えられ、互いに電圧変動範囲の異なるアナログ入力信号AIN1とアナログ入力信号AIN2〜AINkとの全電圧変動範囲に対応する第1比較基準電圧として、コンパレータ31の右側の入力端子に入力される。
ここで、フルスケール電圧調整抵抗器R3と抵抗器R4は、相対比精度を考慮して同一形状の単位素子を用い近傍配置して抵抗分圧精度を向上することが望ましい。
すなわち、フルスケール電圧切替回路20は、D/Aコンバータ10が第2比較基準電圧を生成するための抵抗器R4と同一の単位抵抗素子で構成される電圧切替用の抵抗器をフルスケール電圧調整抵抗器R3として含むことが望ましい。
また、コンパレータ31の左側の入力端子には、アナログ電圧源90の出力電圧(VBAT)が分圧抵抗器R1、R2による分圧によって低電位へレベルシフトされたアナログ入力信号(AIN1)が入力される。
なお、コントロール回路60は、アナログ信号AIN1をA/D変換する必要がないときは、フルスケール電圧切り替え信号1(FSREN1)を切り替え、スイッチS1を開放(オフ)した状態でフルスケール電圧調整抵抗器R3による電流経路を遮断する。
これにより、フルスケール電圧切替回路20は、非能動状態にされる。動作させる必要がないときに非能動状態にすることにより消費電力を削減することができる。特に、二次電池を使用した携帯型の電子機器では、消費電力の削減は重要なウェイトを占めているため、非動作時にフルスケール電圧切替回路20を非能動状態にすることは有効的である。
図4は、第1実施例のA/Dコンバータ100におけるアナログ信号1(AIN1)の変換特性を示す図である。
図4では、横軸はコードデータのコードmを示し、縦軸は電圧値(V)を示す。なお、コードmは、nビットのコードデータで表される値であり、2^n個の値を取り得る。コード(code)mは、例えば、コードデータが8ビットである場合は、0から255間での256個の値のうちのいずれかの値を取る。
例えば、アナログ電圧源90が電子機器のバッテリ電圧である場合は、バッテリの電力が消費されることにより、出力電圧(VBAT)は徐々に低下する。
アナログ電圧源90の出力電圧(VBAT)が低下すれば、図4に示すようにアナログ信号1(AIN1)も低下する。ここで、アナログ信号1(AIN1)の電圧変動範囲は、V1〜VRT(上位側基準電圧)であるとする。
第1実施例のA/Dコンバータ100は、他のアナログ入力信号AIN2〜AINkよりも低電位側にレベルシフトされているアナログ入力信号AIN1についても、アナログ入力信号AIN1のオーバーレンジを防ぐために、アナログ入力信号AIN1の電圧変動範囲の全範囲を含むように、第1比較基準電圧としてのフルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)を設定する。
具体的には、フルスケール電圧調整抵抗器R3の抵抗値を調整して、次式(1)、(2)を用いて出力電圧(RDout)を設定すればよい。
Dout= Code*(VRT-VRB)/2^n ・・・(1)
RDout=(VRT-Dout)*R3/(R3+R4)+Dout ・・・(2)
コードが0の場合は、Dout が0(V)になるため、RDoutはVRT*R3/(R3+R4)(V)である。VRT*R3/(R3+R4)(V)は、図4に示すV1である。
すなわち、スイッチS1が閉成(オン)されているときは、第1比較基準電圧としてのフルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)の値は、V1から上位側基準電圧(VRT)の間の値に設定される。
これにより、他のアナログ入力信号AIN2〜AINkよりも低電位側にレベルシフトされているアナログ入力信号AIN1についても、コンパレータ31で第1比較基準電圧としてのフルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)との比較を行うことにより、全電圧変動範囲でA/D変換を行うことができる。
図5は、第1実施例のA/Dコンバータ100におけるアナログ入力信号2(AIN2)の変換回路である。
アナログ入力信号AIN2のA/D変換を行う場合は、図5に示すように、スイッチS1を開放(オフ)する。
この場合、第1比較基準電圧としてのフルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)の値は、D/Aコンバータ10の電圧源11の出力電圧(Dout)となる。
なお、これは、アナログ信号3(AIN3)〜アナログ信号k(AINk)のA/D変換を行う場合についても同様である。
図6は、第1実施例のA/Dコンバータ100におけるアナログ信号2(AIN2)の変換特性を示す図である。
ここで、アナログ入力信号AIN2の電圧変動範囲は、上述のように下位側基準電圧(VRB)から上位側基準電圧(VRT)である。
式(1)、(2)においてR3=0とすれば、アナログ入力信号AIN2のA/D変換を行う場合の第1比較基準電圧としてのフルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)は、次式(3)で与えられる。
RDout=Dout= Code*(VRT-VRB)/2^n ・・・(3)
このため、図6に示すように、スイッチS1が開放(オフ)されているときは、第1比較基準電圧としてのフルスケール電圧切替回路20の出力電圧(RDout)の値は、下位側基準電圧(VRB)から上位側基準電圧(VRT)の間の値に設定される。
これにより、アナログ入力信号AIN1とは電圧値の異なるアナログ入力信号AIN2についても、全電圧変動範囲でA/D変換を行うことができる。
なお、これは、アナログ信号3(AIN3)〜アナログ信号k(AINk)のA/D変換を行う場合についても同様である。
以上、第1実施例のA/Dコンバータ100によれば、互いに電圧値の異なる入力アナログ信号AIN1, AIN2の双方の全電圧変動範囲について、図4及び図6に示すように、FSR電圧を設定することができる。
また、入力アナログ信号AIN1は、入力アナログ信号AIN2よりも電圧値が低く、電圧変動が小さいアナログ入力信号であるが、このように電圧変動の小さなアナログ入力信号に対して分解能を充分に向上させることができる。
このように、第1実施例によれば、アナログ入力信号の信号レベルに応じてFSRを変化させることにより、アナログ入力信号が入力される電子機器にとって最適なデジタル信号を供給することができるA/Dコンバータ100を提供することができる。
<第2実施例>
図7は、第2実施例のA/Dコンバータ200を示すブロック図である。
第2実施例のA/Dコンバータ200は、第1実施例のA/Dコンバータ100におけるアナログ入力信号3(AIN3)からアナログ入力信号k(AINk)が、高電位側のアナログ電圧(VBUS)から、分圧抵抗器によって低電位側にレベルシフトされている構成を有する。
図7には、説明の便宜上、アナログ入力信号3(AIN3)を分圧するための分圧抵抗器(R11, R12)を示し、アナログ入力信号4(AIN4)からアナログ入力信号k(AINk)をそれぞれ分圧する分圧抵抗器を省略する。
アナログ入力信号3(AIN3)からアナログ入力信号k(AINk)は、それぞれ電圧変動範囲が異なり、かつ、アナログ入力信号1(AIN1)及びアナログ入力信号2(AIN2)とも電圧変動範囲が異なる。
このため、第2実施例のA/Dコンバータ200は、フルスケール電圧切替回路220の構成が第1実施例のA/Dコンバータ100のフルスケール電圧切替回路20と異なる。
その他の構成は第1実施例のA/Dコンバータ100と同様であるため、第1実施例のA/Dコンバータ100と同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図8は、第2実施例のA/Dコンバータ200のフルスケール電圧切替回路220を示す図である。
フルスケール電圧切替回路220は、スイッチS1及びフルスケール電圧調整抵抗器R3に加えて、スイッチS3〜Sk及びフルスケール電圧調整抵抗器R3A〜RkAを含む。スイッチS3〜Sk及びフルスケール電圧調整抵抗器R3A〜RkAは、それぞれ直列接続されており、それぞれ、スイッチS1及びフルスケール電圧調整抵抗器R3に並列に接続されている。
スイッチS3〜Sk及びフルスケール電圧調整抵抗器R3A〜RkAは、それぞれフルスケール電圧切り替え信号3(FSREN3)〜フルスケール電圧切り替え信号k(FSRENk)によって閉成(オン)/開放(オフ)が切り替えられる。
フルスケール電圧切替回路220は、フルスケール電圧切り替え信号1(FSREN1)、及びスケール電圧切り替え信号3(FSREN3)〜フルスケール電圧切り替え信号k(FSRENk)に基づき、アナログ入力信号(AIN1)、及びアナログ入力信号3(AIN3)〜アナログ入力信号k(AINk)をそれぞれデジタル変換するときにスイッチS1、S3〜Skをそれぞれ閉成(オン)し、アナログ入力信号(AIN2)をデジタル変換するときにはスイッチS1、S3〜Skをすべて開放(オフ)する。
フルスケール電圧切替回路220は、アナログ入力信号1(AIN1)、アナログ入力信号3(AIN3)〜アナログ入力信号k(AINk)のすべてに応じてD/Aコンバータ10の出力をフルスケール電圧調整抵抗器R3、R3A〜RkAで調整し、出力電圧(RDout)を比較回路30に出力する。
このため、第2実施例のA/Dコンバータ200によれば、互いに電圧値の異なる入力アナログ信号AIN1, AIN2, AIN3〜AINkのそれぞれの全電圧変動範囲について、第1実施例のA/Dコンバータ100と同様に、FSR電圧を設定することができる。
また、入力アナログ信号AIN1, AIN3〜AINkは、入力アナログ信号AIN2よりも電圧値が低く、電圧変動が小さいアナログ入力信号であるが、このように電圧変動の小さなアナログ入力信号に対して分解能を充分に向上させることができる。
このように、第2実施例によれば、アナログ入力信号の信号レベルに応じてFSRを変化させることにより、アナログ入力信号が入力される電子機器にとって最適なデジタル信号を供給することができるA/Dコンバータ200を提供することができる。
<第3実施例>
図9は、第3実施例のA/Dコンバータ300を示すブロック図である。
第3実施例のA/Dコンバータ300は、第1実施例及び第2実施例のA/Dコンバータ100及び200のように基準電圧発生回路80(図1、図7参照)からD/Aコンバータ10に上位側基準電圧(VRT)と下位側基準電圧(VRB)が入力されるのではなく、上位側基準電圧(VRT)として電源電圧(Vcc)が入力され、下位側基準電圧(VRB)として接地電圧(0(V))が入力される点が第1実施例及び第2実施例と異なる。
すなわち、D/Aコンバータ10の基準電圧は、A/Dコンバータ300の動作電圧と同一である。
その他の構成は、第2実施例のA/Dコンバータ200と同様であるため、同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
このように基準電圧発生回路80(図1、図7参照)を介して上位側基準電圧(VRT)及び下位側基準電圧(VRB)が供給されない構成のA/Dコンバータ300では、フルスケール電圧切替回路220内のフルスケール電圧調整抵抗器R3及びフルスケール電圧調整抵抗器R3A〜RkAの抵抗値を調整することにより、D/Aコンバータ10の出力を調整して出力電圧(RDout)を比較回路30に出力することができる。
このため、第3実施例のA/Dコンバータ300によれば、基準電圧発生回路80(図1、図7参照)を介して上位側基準電圧(VRT)及び下位側基準電圧(VRB)が供給されなくても、互いに電圧値の異なる入力アナログ信号AIN1, AIN2, AIN3〜AINkのそれぞれの全電圧変動範囲について、第1、2実施例のA/Dコンバータ100、200と同様に、FSR電圧を設定することができる。
以上、第3実施例によれば、アナログ入力信号の信号レベルに応じてFSR電圧を変化させることにより、D/Aコンバータの基準電圧を切り替える基準電圧発生回路の有無に関係なく、電圧変動の小さなアナログ入力信号に対する分解能を充分に向上させることができるA/Dコンバータ300を提供することができる。
また、第3実施例によれば、アナログ入力信号の信号レベルに応じてFSRを変化させることにより、アナログ入力信号が入力される電子機器にとって最適なデジタル信号を供給することができるA/Dコンバータ300を提供することができる。
また、第3実施例によれば、D/Aコンバータの基準電圧をA/Dコンバータの動作電圧と同一にすることにより、バンドギャップリファレンス回路とオペアンプ回路等で構成されている基準電圧発生回路が不要となり、面積削減を図ることができる。
<第4実施例>
図10は、第4実施例のA/DコンバータのD/Aコンバータ10、フルスケール電圧切替回路420、及び比較回路30を示す図である。
第4実施例のA/Dコンバータは、第1実施例のA/Dコンバータ100のフルスケール電圧切替回路20(図2参照)を、図10に示すフルスケール電圧切替回路420に置き換えたものである。
その他の構成は第1実施例のA/Dコンバータ100と同様であるため、同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すフルスケール電圧切替回路420は、下位側基準電圧(VRB)が入力されている点が第1実施例のA/Dコンバータ100のフルスケール電圧切替回路20(図2参照)と異なる。
このため、第4実施例のA/Dコンバータは、D/Aコンバータ10の下位側の電圧値を調整することにより、出力電圧(RDout)を比較回路30に出力する。
以上、第4実施例のA/Dコンバータによれば、互いに電圧値の異なる入力アナログ信号AIN1, AIN2の双方の全電圧変動範囲について、FSR電圧を設定することができる。
また、入力アナログ信号AIN1は、入力アナログ信号AIN2よりも電圧値が低く、電圧変動が小さいアナログ入力信号であるが、このように電圧変動の小さなアナログ入力信号に対して分解能を充分に向上させることができる。
このように、第4実施例によれば、アナログ入力信号の信号レベルに応じてFSRを変化させることにより、アナログ入力信号が入力される電子機器にとって最適なデジタル信号を供給することができるA/Dコンバータを提供することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のA/Dコンバータについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
10 D/Aコンバータ
20、220、420 フルスケール電圧切替回路
30 比較回路
40 逐次比較レジスタ
50 Nビットラッチ
60 コントロール回路
70 マルチプレクサ
80 基準電圧発生回路
31 コンパレータ
90 アナログ電圧源
100、200、300 A/Dコンバータ
特開2010−109963号公報

Claims (5)

  1. 複数のアナログ入力信号のうちのいずれか1つを選択して出力する選択部の出力を第1比較基準電圧と比較する比較部と、
    前記複数のアナログ入力信号のうちのいずれか1つのアナログ入力信号の電圧変動範囲に応じた第2比較基準電圧を出力するD/Aコンバータと、
    前記選択部で選択されたアナログ入力信号の電圧変動範囲に応じて、前記D/Aコンバータが出力する第2比較基準電圧を前記第1比較基準電圧に切り替えて前記比較部に出力する切替部と
    を含むA/Dコンバータ。
  2. 前記切替部は、電圧変動範囲の異なる複数の前記アナログ入力信号の各々の電圧変動範囲に応じて前記第2比較基準電圧を前記第1比較基準電圧に切り替えるために、抵抗値の異なる複数の電圧切替用の抵抗器を含む、請求項1記載のA/Dコンバータ。
  3. 前記切替部は、前記D/Aコンバータが前記第2比較基準電圧を生成するための抵抗器と同一の単位抵抗素子で構成される電圧切替用の抵抗器を含む、請求項1記載のA/Dコンバータ。
  4. 前記切替部は、前記第2比較基準電圧を前記第1比較基準電圧に切り替える切り替え動作を行わないときは、非能動状態にされる、請求項1乃至3のいずれか一項記載のA/Dコンバータ。
  5. 前記D/Aコンバータには、前記A/Dコンバータの動作電圧と同一の電圧が入力される、請求項1乃至4のいずれか一項記載のA/Dコンバータ。
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