JP2012128340A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

光源装置及びプロジェクター Download PDF

Info

Publication number
JP2012128340A
JP2012128340A JP2010281836A JP2010281836A JP2012128340A JP 2012128340 A JP2012128340 A JP 2012128340A JP 2010281836 A JP2010281836 A JP 2010281836A JP 2010281836 A JP2010281836 A JP 2010281836A JP 2012128340 A JP2012128340 A JP 2012128340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
phosphor layer
source device
excitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010281836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5659775B2 (ja
Inventor
Akira Egawa
明 江川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010281836A priority Critical patent/JP5659775B2/ja
Publication of JP2012128340A publication Critical patent/JP2012128340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5659775B2 publication Critical patent/JP5659775B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】エネルギーロスを小さくするとともにスペックルノイズを抑制することが可能な光源装置及びプロジェクターを提供する。
【解決手段】第1の光として励起光を射出する第1光源と、第2の光としてレーザー光を射出する第2光源と、第1光源により射出された第1の光によって励起されて第3の光として蛍光を発する蛍光体層42と、蛍光体層42の第2の光が照射される領域を時間的に変動させる駆動装置45と、を備え、蛍光体層42は、光透過性を有する基材と、基材の内部に含まれ第3の光として蛍光を発するとともに第2の光を散乱させる複数の蛍光体粒子と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源装置及びプロジェクターに関するものである。
プロジェクター用の光源としてレーザー光源が注目されている。例えば、特許文献1のプロジェクターは、励起光としてレーザー光を射出する複数の光源と、回転円板に配置された複数の蛍光体層と、を備えている。そして、各蛍光体層の励起波長に対応する励起光のみが各蛍光体層に照射されるように、各光源は回転円板の回転に連動して点灯または消灯される。
特開2010−85740号公報
特許文献1のプロジェクターでは、各光源から射出される全てのレーザー光が蛍光体層で蛍光に変換される構成となっているため、蛍光を得るために消費されるエネルギーに比して得られる蛍光が弱く、エネルギーの利用効率が低い。
一方、蛍光のみを画像表示に利用するのではなく、レーザー光を画像表示に利用することも考えられる。しかしながら、レーザー光はコヒーレント光であるため、スクリーン上には、干渉によって生じたスペックルと呼ばれる斑点模様が表示され、表示品質を低下させる原因となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、エネルギーの利用効率が高く、かつスペックルによる表示品質の低下(スペックルノイズ)を抑制することが可能な光源装置及びプロジェクターを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の光源装置は、光透過性を有する基材および該基材の内部に設けられた複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層と、前記蛍光体粒子の励起波長を含む励起光を射出する第1光源と、前記励起波長とは異なる波長を含むレーザー光を射出する第2光源と、前記蛍光体層の前記レーザー光が照射される領域を時間的に変動させる駆動装置と、を備えることを特徴とする。
特許文献1のプロジェクターでは、前述したように、各光源から射出される全てのレーザー光が蛍光体層で蛍光に変換されるため、波長変換に伴うエネルギーロスが生じる。しかし、本発明によれば、第2の光(レーザー光)は蛍光体粒子の励起波長とは異なる波長を含むため、蛍光体層で蛍光に変換されずに蛍光体層から射出される。そのため、本発明による光源装置のエネルギーの利用効率は、各レーザー光が全て各蛍光体層で蛍光に変換される特許文献1の光源装置のエネルギーの利用効率よりも高い。
さらに、本発明によれば、蛍光体層を構成する基材の内部に複数の蛍光体粒子が含まれるため、蛍光体層に入射した第2の光(レーザー光)は複数の蛍光体粒子によって散乱される。散乱された第2の光は干渉が生じにくくなるため、スペックルの発生が抑制される。また、蛍光体層の第2の光が照射される領域が時間的に変動するため、蛍光体層から射出される第2の光によって形成されるスペックルのパターンも時間的に変化する。そして、このようなスペックルのパターンが時間的に重畳され平均化されることで、スペックルが認識されにくくなる。
したがって、エネルギーの利用効率が高く、かつスペックルによる表示品質の低下(スペックルノイズ)が抑制された光源装置を提供することができる。
前記光源装置において、前記蛍光体層は、前記蛍光体層に入射した前記励起光の一部を前記複数の蛍光体粒子によって散乱させて射出してもよい。
この光源装置によれば、蛍光体層に入射した励起光が散乱されるため、励起光においても干渉が生じにくくなる。よって、スペックルノイズがより効果的に抑制される。
前記光源装置において、前記蛍光体層は、回転基板の所定の回転軸の周りに設けられており、前記駆動装置は、前記蛍光体層を前記所定の回転軸の周りに回転させるモーターを含んでもよい。
この光源装置によれば、蛍光体層を回転させる際に、簡単な構成でスペックルノイズを抑制することができる。
前記光源装置において、前記駆動装置は、前記蛍光体層に対して前記蛍光体層の厚み方向と交差する方向に振動を付与する圧電素子を含んでもよい。
この光源装置によれば、蛍光体層を振動させる際に、簡単な構成でスペックルノイズを抑制することができる。
前記光源装置において、前記基材の内部に、複数のフィラー粒子が設けられていてもよい。
この光源装置によれば、蛍光体層に入射したレーザー光は、複数の蛍光体粒子によって散乱されることに加えて複数のフィラー粒子によっても散乱される。よって、フィラー粒子を含まない構成と比較して、スペックルノイズがより効果的に抑制される。また、スペックルノイズを効果的に抑制する構成としては、蛍光体粒子の数を増やすことも考えられるが、所望の量の蛍光を取り出すことが困難となる。よって、蛍光体粒子の数を増やすことに替えて複数のフィラー粒子を含む構成とすることで、所望の量の蛍光を取り出しつつスペックルノイズを効果的に抑制することができる。
前記光源装置において、前記蛍光体層における前記励起光の照射スポットの面積は、前記蛍光体層における前記レーザー光の照射スポットの面積と略等しく、前記蛍光体層における前記励起光の照射スポットの少なくとも一部は、前記蛍光体層における前記レーザー光の照射スポットと重なっていてもよい。
この光源装置によれば、蛍光体層から射出される蛍光と蛍光体層を透過するレーザー光とを、一つのコリメート光学系によって照明光学系等に導くことができるため、光利用効率が高く、かつ小型の光源装置を実現できる。
前記光源装置において、前記蛍光体層において前記励起光と前記レーザー光とが入射する面には、前記励起光及び前記レーザー光を透過するとともに、前記蛍光体層から発せられる蛍光を反射する波長選択反射膜が配置されていてもよい。
この光源装置によれば、励起光及びレーザー光を透過しつつ蛍光の後方散乱光を前方に反射することができるため、光の利用効率を高めることができる。
前記光源装置において、前記第2光源と前記蛍光体層との間の前記レーザー光の光路上に設けられた光拡散部をさらに備えていてもよい。
この光源装置によれば、レーザー光が光拡散部と蛍光体層によって2重に拡散されるので、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
前記光源装置において、前記レーザー光は赤色光であってもよい。
人間の眼は、波長ごとに光を感じ取る強さ(視感度)が異なっており、赤色の視感度は青色の視感度よりも高いため、赤色のスペックルは青色のスペックルよりも視認されやすい。そのため、レーザー光として赤色光を用いることで、スペックルノイズが抑制された光源装置を実現することができる。
本発明のプロジェクターは、上述した光源装置と、前記光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系と、を備えることを特徴とする。
このプロジェクターによれば、上述した光源装置を備えているので、エネルギーロスを小さくするとともにスペックルノイズを抑制することが可能なプロジェクターを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの光学系を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る光源アレイを示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る回転蛍光板を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る蛍光体層を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る蛍光体層の発光スペクトルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る波長選択反射膜の反射特性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光源装置を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る振動蛍光板を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係る光源装置を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係る光拡散部を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
以下の説明においては、図1中に示されたXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクター1000の光学系を示す模式図である。なお、図1において、符号100axは照明光軸(光源装置1から色分離導光光学系200に向けて射出される光の光軸)である。照明光軸と平行な方向をY軸とする。なお、光軸とは、光学系において、系全体を透過する光束の代表となる仮想的な光線を指すものとする。
図1に示すように、プロジェクター1000は、光源装置1と、色分離導光光学系200と、光変調装置としての3つの液晶光変調装置400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500及び投写光学系600と、を具備して構成されている。
光源装置1は、第1光源アレイ10と、第2光源アレイ20と、集光光学系30と、回転蛍光板40と、コリメート光学系50と、照明光学系100と、を具備して構成されている。
第1光源アレイ10は、第1の光として励起光を射出するものである。なお、第1の光はレーザー光からなる青色光である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る第1光源アレイ10を示す模式図である。図2(a)は第1光源アレイ10の側面図であり、図2(b)は第1光源アレイ10の正面図である。
図2に示すように、第1光源アレイ10は、基体11と、基体11上に配置された複数の第1光源12と、を備えている(図2(a)参照)。第1光源12としては、レーザー光源あるいは発光ダイオード(LED)等の固体光源を用いる。本実施形態において、第1光源12は、励起光として、レーザー光からなる青色光(発光強度のピーク:約445nm)を射出するレーザー光源である。なお、光源として、445nm以外の波長の青色光を射出する光源を用いることもできる。第1光源12は基体11上に3行3列で9個配置されているが、第1光源12の個数は9個に限定されず、適宜変更可能である。
第1光源アレイ10には、複数の第1光源12が、第1の光の射出方向(+Y方向)から視て、第1の方向(X方向)に沿って等間隔で配列されるとともに第1の方向と直交する第2の方向(Z方向)に沿って等間隔で配列されている(図2(b)参照)。第1の方向に沿って配列された複数の第1光源12の配列間隔は、第2の方向に沿って配列された複数の第1光源12の配列間隔と同じ間隔になっている。
第2光源アレイ20も、第1光源アレイ10と同様に、基体21と、基体21上に配置された複数の第2光源22と、を備えている(図2(a)参照)。第2光源22としては、レーザー光源あるいは発光ダイオード(LED)等の固体光源を用いる。本実施形態において、第2光源22は、レーザー光として赤色光(発光強度のピーク:約635nm)を射出するレーザー光源である。なお、光源として、635nm以外の波長の赤色光を射出する光源を用いることもできる。第2光源22は基体21上に3行3列で9個配置されているが、第2光源22の個数は9個に限定されず、適宜変更可能である。
図1に示すように、集光光学系30は、光源アレイ10と回転蛍光板40との間の第1の光の光路上と、光源アレイ20と回転蛍光板40との間の第2の光の光路上と、に配置されている。集光光学系30は、平行化レンズ31、平行化レンズ32及び集光レンズ33を備えている。平行化レンズ31は複数の凸レンズからなっており、各凸レンズは第1光源アレイ10の各レーザー光源に対応する位置に配置されている。一方、平行化レンズ32についても複数の凸レンズからなっており、各凸レンズは第2光源アレイ20の各レーザー光源に対応する位置に配置されている。集光レンズ33は凸レンズからなっている。平行化レンズ31は、励起光を略平行化した状態で集光レンズ33に入射させる。一方、平行化レンズ32は、レーザー光を略平行化した状態で集光レンズ33に入射させる。集光レンズ33は、励起光及びレーザー光を略集光した状態で回転蛍光板40に入射させる。
図3は、本発明の第1実施形態に係る回転蛍光板40を示す模式図である。図3(a)は回転蛍光板の側面図であり、図3(b)は回転蛍光板40の正面図である。回転蛍光板40は、中心軸CL1の周りに回転可能に構成されている。
図3に示すように、回転蛍光板40は、円板(回転基板)41と、蛍光体層42と、波長選択反射膜43と、を備えている。円板41の一部には、単一の蛍光体層42が中心軸CL1の周りに連続して形成されている。円板41と蛍光体層42との間には、波長選択反射膜43が設けられている。回転蛍光板40は、円板41の蛍光体層42が形成されていない側の面が集光光学系30側に面するように配置される。また、蛍光体層42は集光光学系30により集光される第1の光及び第2の光の焦点位置に配置されている。
円板41は、第1の光及び第2の光の双方の光を透過する光透過材料によって形成されており、例えば石英ガラス、水晶、サファイア、透明樹脂等を用いることができる。特に、第1の光及び第2の光による加熱で変形しないように無機物である石英ガラス、水晶、サファイアが好適に用いられる。
蛍光体層42は、集光光学系30によって集光された第1の光及び集光光学系30によって集光された第2の光のうち第1の光(青色光)によって励起され、青色光を緑色光に変換してコリメート光学系50に向けて放射する。
図4は、本発明の第1実施形態に係る蛍光体層を示す模式図である。
図4に示すように、蛍光体層42は、光透過性を有する基材421と、第3の光(蛍光)を発する複数の蛍光体粒子422と、光透過性を有する粒子状の物質である複数のフィラー粒子423と、を有している。蛍光体粒子422の屈折率とフィラー粒子423の屈折率は、基材421の屈折率とは異なり、基材421の内部に複数の蛍光体粒子422と複数のフィラー粒子423とが含まれているため、第1の光及び第2の光は蛍光体層42によって散乱させられる。
基材421の形成材料としては、光透過性を有する樹脂材料を用いることができ、中でも高い耐熱性を有するシリコーン樹脂(屈折率:約1.4)を好適に用いることができる。
蛍光体粒子422は、図1に示す第1光源12から射出される励起光を吸収し蛍光を発する粒子状の蛍光物質である。例えば、蛍光体粒子422には、波長が約445nmの青色光によって励起されて蛍光を発する物質が含まれており、第1光源12が射出する励起光の一部を、緑色の波長帯域を有する光に変換して射出する。このような蛍光体粒子422として、平均粒径が1μmから数十μm程度のものが高い発光効率を示すことが知られている。蛍光体粒子422としては、通常知られたYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体を用いることができる。例えば、平均粒径が10μmの(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceで示される組成のYAG系蛍光体(屈折率:約1.8)を用いることができる。
なお、蛍光体粒子422の形成材料は、1種であっても良く、2種以上の形成材料を用いて形成されている粒子を混合したものを蛍光体粒子422として用いることとしても良い。
フィラー粒子423は、蛍光体層42に入射する第1の光(励起光)及び第2の光、さらには蛍光体粒子422から発せられる第3の光(蛍光)を散乱させる機能を有している。フィラー粒子423の屈折率は、基材421の屈折率とは異なる。また、フィラー粒子423の形成材料としては、光透過性を有する粒子状物質であれば、樹脂材料や無機材料など広範な種類の材料を用いることができる。なかでも、高い耐熱性を有する無機材料を好適に用いることができ、例えば平均粒径が10μmの酸化チタン(屈折率:約2.5)を用いることができる。
図5は、本発明の第1実施形態に係る蛍光体層の発光スペクトルを示す図である。図5において、横軸は波長(nm)、縦軸は発光強度である。ただし、図5に示した発光スペクトルは、発光強度の最大値が1になるように規格化されている。また、図5において、左側の縦線L1は本実施形態のプロジェクターにおいて青色の波長と緑色の波長とを区分する線(波長490nmにおける線)、右側の線L2は本実施形態のプロジェクターにおいて緑色の波長と赤色の波長とを区分する線(波長590nmにおける線)である。
図5に示すように、蛍光体層の発光スペクトルは、480〜730nmの波長を含んでいる。本実施形態においては、プロジェクターの緑色光として、490〜590nmの波長の光を使用しており、蛍光体層の発光スペクトルが含む波長のうち490nm以下の波長の光と590nm以上の波長の光は緑色光としては使用しない。プロジェクターの青色光については、蛍光体層の発光スペクトルが含む波長のうち490nm以下の波長の光と、蛍光体層を透過する波長が445nmの第1の光とが混合されて、青色光として使用される。一方、プロジェクターの赤色光については、蛍光体層の発光スペクトルが含む波長のうち590nm以上の波長の光と、蛍光体層を透過する波長が635nmの第2の光とが混合されて、赤色光として使用される。
図3に戻り、波長選択反射膜43は、蛍光体層42において第1の光及び第2の光が入射する側の面に配置されている。波長選択反射膜43は、第1の光及び第2の光を透過し、第1の光によって励起された第3の光を反射する波長選択性を有している。このような波長選択反射膜43は、例えば誘電体多層膜によって形成されている。
図6は、本発明の第1実施形態に係る波長選択反射膜の反射特性を示す図である。図6において、横軸は波長(nm)、縦軸は反射率である。
図6に示すように、波長選択反射膜は、445nmよりも大きく635nmよりも小さい波長の光をほぼ100%反射する。言い換えると、波長選択反射膜は、445nm以下の波長の光と635nm以上の波長の光を透過する。すなわち、波長選択反射膜は、第1の光(波長445nm)及び第2の光(波長635nm)を透過し、第3の光(波長が445nmよりも大きく635nmよりも小さい範囲)を反射する。
図3に戻り、円板41は、中心部にモーター45の軸が固定されており、モーター45により中心軸CL1の回りに回転可能になっている。すなわち、モーター45は、蛍光体層42に第1の光が照射される領域と蛍光体層42に第2の光が照射される領域とを時間的に変動させる駆動装置として機能する。モーター45は、駆動時間内において所定の回転数で駆動する。このため、集光光学系30によって集光された光が円板41(蛍光体層42)に照射される領域が特定の領域に固定されない。よって、光の照射により蛍光体層42において発生する熱を周方向に沿った広い領域において放散させることができる。
図1に戻り、コリメート光学系50は、回転蛍光板40と照明光学系100との間の第1の光の光路上と、第2の光の光路上と、第3の光の光路上とに配置されている。コリメート光学系50は、第1レンズ51及び第2レンズ52を備えている。コリメート光学系50は、回転蛍光板40から射出される光(第1の光、第2の光及び第3の光)を略平行化した状態で照明光学系100(インテグレータ光学系110)に入射させる。
照明光学系100は、コリメート光学系50と色分離導光光学系200との間に配置されている。照明光学系100は、インテグレータ光学系110と、偏光変換素子120と、重畳レンズ130とを備えている。
インテグレータ光学系110は、第1フライアイレンズ111及び第2フライアイレンズ112を備えている。第1フライアイレンズ111及び第2フライアイレンズ112は、それぞれマトリクス状に配置された複数の要素レンズからなる。第1フライアイレンズ111は、第1フライアイレンズ111を構成する複数の要素レンズによってコリメート光学系50からの光(励起光、レーザー光及び蛍光)を分割して個別に集光する機能を有する。第2フライアイレンズ112は、第2フライアイレンズ112を構成する複数の要素レンズによって第1フライアイレンズ111からの分割光束を適当な発散角にして射出する機能を有する。インテグレータ光学系110は、コリメート光学系50により合成された光の光強度分布を均一化する。
偏光変換素子120は、PBS、ミラー、位相差板等を一組の要素とするアレイで形成されている。偏光変換素子120は、第1フライアイレンズ111により分割された各部分光束の偏光方向を一方向の直線偏光に揃える機能を有する。
重畳レンズ130は、偏光変換素子120を経た照明光を全体として適宜収束させて、液晶光変調装置400R,400G,400Bの被照明領域に対する重畳照明を可能にする。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220、反射ミラー230,240,250を備えている。色分離導光光学系200は、光源装置1(照明光学系100)からの光(励起光、レーザー光及び蛍光)を赤色光、緑色光及び青色光に分離し、赤色光、緑色光及び青色光のそれぞれの色光を照明対象となる液晶光変調装置400R,400G,400Bに導光する機能を有する。色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210,220は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して、他の波長領域の光を透過させる波長選択透過膜が形成されたミラーである。具体的には、ダイクロイックミラー210は、赤色光成分及び緑色光成分を透過させ、青色光成分を反射する。ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、赤色光成分を透過させる。
反射ミラー230,240,250は、入射した光を反射するミラーである。具体的には、反射ミラー230は、ダイクロイックミラー210を反射した青色光成分を反射する。反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した赤色光成分を反射する。
ダイクロイックミラー210で反射された青色光は、反射ミラー230で反射され、集光レンズ300Bを透過して青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー210を透過した緑色光は、ダイクロイックミラー220で反射され、集光レンズ300Gを透過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー220を透過した赤色光は、入射側の反射ミラー240、射出側の反射ミラー250、集光レンズ300Rを経て赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。
反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した赤色光成分を液晶光変調装置400Rまで導く機能を有する。これにより、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長い場合であっても、赤色光の発散等による赤色光の利用効率の低下を抑制することができる。なお、他の色光(例えば青色光)の光路の長さが赤色光の光路の長さよりも長い場合は、リレーレンズ及び反射ミラーを青色光の光路に配置する構成も考えられる。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、光源装置1の照明対象となる。なお、図示を省略したが、各集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置されている。また、各液晶光変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。これら入射側偏光板、液晶光変調装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって、入射された各色光の光変調が行われる。
例えば、液晶光変調装置400R,400G,400Bは、一対の透明基板に液晶を密閉封入した透過型の液晶光変調装置であり、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板(図示略)から射出された1種類の直線偏光の偏向方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板(図示略)から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなしている。直角プリズムを貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
本実施形態の光源装置1によれば、第2の光(レーザー光)は蛍光体粒子422の励起波長とは異なる波長を含むため、蛍光体層42で蛍光に変換されずに蛍光体層42から射出される。そのため、本実施形態の光源装置1のエネルギーの利用効率は、各レーザー光が全て各蛍光体層で蛍光に変換される特許文献1の光源装置のエネルギーの利用効率よりも高い。
さらに、本実施形態の光源装置1によれば、基材421の内部に複数の蛍光体粒子422が含まれるため、蛍光体層42に入射した第2の光(レーザー光)は複数の蛍光体粒子422によって散乱される。散乱された第2の光は干渉が生じにくくなるため、スペックルの発生が抑制される。また、蛍光体層42の第2の光が照射される領域が時間的に変動するため、蛍光体層42から射出される第2の光によって形成されるスペックルのパターンも時間的に変化する。そして、このようなスペックルのパターンが時間的に重畳され平均化されることで、スペックルが認識されにくくなる。
したがって、エネルギーの利用効率が高く、かつスペックルノイズが抑制された光源装置1を提供することができる。
また、この構成によれば、蛍光体層42に入射した第1の光が散乱されるため、第2の光の場合と同様に、第1の光においても干渉が生じにくくなる。よって、スペックルノイズがより効果的に抑制される。
また、この構成によれば、駆動装置がモーター45を含むので、蛍光体層42を回転させる際に、簡単な構成でスペックルノイズを抑制することができる。
また、この構成によれば、基材421の屈折率とは異なる屈折率を有する複数のフィラー粒子423が基材421の内部に含まれているので、蛍光体層42に入射した第2の光は、複数の蛍光体粒子422によって散乱されることに加えて複数のフィラー粒子423によっても散乱される。よって、フィラー粒子423を含まない構成と比較して、スペックルノイズがより効果的に抑制される。また、スペックルノイズを効果的に抑制する構成としては、蛍光体粒子の数を増やすことも考えられるが、所望の量の蛍光を取り出すことが困難となる。よって、蛍光体粒子の数を増やすことに替えて複数のフィラー粒子を含む構成とすることで、所望の量の蛍光を取り出しつつスペックルノイズを効果的に抑制することができる。
また、この構成によれば、蛍光体層42において第1の光及び第2の光が入射する側の面に波長選択反射膜43が配置されているので、第1の光及び第2の光を透過しつつ第3の光の後方散乱光を前方に反射することができる。よって、光の利用効率を高めることができる。
本実施形態の光源装置1からは、緑色光としては蛍光が射出され、青色光としては第1光源アレイ10から射出されるレーザー光が射出され、赤色光としては第2光源アレイ20から射出されるレーザー光が射出される。蛍光はコヒーレント光ではないため、緑色光にはスペックルは発生しないが、青色光と赤色光はいずれもコヒーレント光であるため、スペックルが発生する。人間の眼は、波長ごとに光を感じ取る強さ(視感度)が異なっており、赤色の視感度は青色の視感度よりも高いため、赤色のスペックルは青色のスペックルよりも視認されやすい。そのため、第2の光として赤色光を用いることで、スペックルノイズが抑制された光源装置を実現することができる。
本実施形態のプロジェクター1000によれば、上述した光源装置1を備えているので、エネルギーロスを小さくするとともにスペックルノイズを抑制することが可能なプロジェクター1000を提供することができる。
なお、本実施形態の光源装置1では、第1の光が青色光であり、第2の光が赤色光であり、第3の光が緑色光である構成を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第1の光と第3の光とが互いに同じ色である構成においても適用可能である。また、第2の光と第3の光とが互いに同じ色である構成においても適用可能である。
また、本実施形態の光源装置1では、第1光源及び第2光源としてレーザー光を射出する光源を用いたが、これに限らない。例えば、第1光源としてレーザー光以外の光を射出する光源を用い、第2光源としてレーザー光を射出する光源を用いてもよい。すなわち、少なくとも第2光源としてレーザー光を射出する光源を用いればよい。
また、本実施形態の光源装置1では、コリメート光学系における第1レンズ及び第2レンズとして凸レンズを用いたが、これに限らない。要するに、コリメート光学系が、蛍光体層によって散乱された光を略平行化した状態で照明光学系に入射させるようになっていればよい。また、コリメート光学系を構成するレンズの枚数は、1枚であってもよく、3枚以上であってもよい。
また、本実施形態の光源装置1では、蛍光体層が回転基板の回転方向に沿って形成されているが、これに限らない。例えば、蛍光体層が回転基板全体に形成されていてもよい。
また、本実施形態の光源装置1では、モーター45が駆動時間内において所定の回転数で駆動する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、駆動時間内においてモーター45の回転数が時間的に変動してもよい。
また、本実施形態のプロジェクター1000では、液晶光変調装置として3つの液晶光変調装置を用いたが、これに限らない。1つ、2つ又は4つ以上の液晶光変調装置を用いたプロジェクターにも適用可能である。
また、本実施形態のプロジェクター1000では、透過型のプロジェクターを用いたが、これに限らない。例えば、反射型のプロジェクターを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を透過するタイプであることを意味している。「反射型」とは、反射型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクターに本発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を奏することができる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態に係る光源装置2を示す模式図である。
図7に示すように、本実施形態に係る光源装置2は、上述の回転蛍光板40に替えて振動蛍光板140を備えている点、で上述の第1実施形態に係る光源装置1と異なっている。すなわち、上述の第1実施形態では駆動装置がモーターを含む構成となっているのに対し、本実施形態の駆動装置は圧電素子を含む構成となっている。その他の点は上述の構成と同様であるので、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
光源装置2は、第1光源アレイ10と、第2光源アレイ20と、集光光学系30と、振動蛍光板140と、コリメート光学系50と、照明光学系100と、を具備して構成されている。
図8は、本発明の第2実施形態に係る振動蛍光板を示す模式図である。図8(a)は振動蛍光板140の側面図であり、図8(b)は振動蛍光板140の正面図である。なお、図8において、符号CL2は振動蛍光板の中心軸である。
図8に示すように、振動蛍光板140は、基板141と、蛍光体層142と、波長選択反射膜143と、を備えている。基板141の中央部には蛍光体層142が形成されている。基板141と蛍光体層142との間には、波長選択反射膜143が設けられている。振動蛍光板140は、基板141の蛍光体層142が形成されていない側の面が集光光学系30側に面するように配置される。また、蛍光体層142は集光光学系30により集光される第1の光及び第2の光の焦点位置に配置されている。
基板141は、第1の光及び第2の光を透過する光透過材料によって形成されている。 蛍光体層142は、集光光学系30によって集光された第1の光及び集光光学系30によって集光された第2の光のうち第1の光(青色光)によって励起され、青色光を緑色光に変換してコリメート光学系50に向けて放射する。波長選択反射膜143は、第1の光及び第2の光を透過し、第3の光を反射する波長選択性を有している。
基板141は、一端部に圧電素子145が固定されており、圧電素子145により振動可能になっている。すなわち、圧電素子145は、蛍光体層142に第1の光が照射される領域と蛍光体層142に第2の光が照射される領域とを時間的に変動させる駆動装置として機能する。圧電素子145は、蛍光体層142に対して蛍光体層142の厚み方向と交差する方向(中心軸CL2と交差する方向、例えば図8に示す矢印の方向)に振動を付与する。圧電素子145は、駆動時間内において所定の振動の振幅で駆動する。
本実施形態の光源装置2によれば、駆動装置が圧電素子145を含むので、蛍光体層142を振動させる際に、簡単な構成でスペックルノイズを抑制することができる。
なお、本実施形態の光源装置2では、圧電素子145が駆動時間内において所定の振動の振幅で駆動する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、駆動時間内において圧電素子145の振動の振幅は時間的に変動してもよい。
また、本実施形態の光源装置2では、基板141の一端部に1個の圧電素子145を配置した構成を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、基板141に配置する圧電素子の数は、2個以上であってもよい。また、基板141に配置する圧電素子の配置位置についても適宜変更することができる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態に係る光源装置3を示す模式図である。
図9に示すように、本実施形態に係る光源装置3は、集光光学系30と回転蛍光板40との間の第2の光の光路上に、光拡散部60と、集光光学系70と、が配置されている点で上述の第1実施形態に係る光源装置1と異なっている。その他の点は上述の構成と同様であるので、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
光源装置3は、第1光源アレイ10と、第2光源アレイ20と、集光光学系30と、光拡散部60と、集光光学系70と、回転蛍光板40と、コリメート光学系50と、照明光学系100と、を具備して構成されている。
光拡散部60は、集光光学系30から射出された第1の光及び第2の光を拡散して拡散光を生成し、生成した拡散光を射出端面から射出させる。
図10は、本発明の第3実施形態に係る光拡散部60を示す模式図である。
図10に示すように、光拡散部60は、例えば透明樹脂等の光透過材料からなる基材61内に光拡散性を有する拡散粒子62を分散させて構成されている。拡散粒子62は、基材61において光拡散部60において集光光学系30により射出された光が集光する位置に分散されている。この光拡散部60(基材61)の厚みは、約1〜2mmである。
図9に戻り、集光光学系70は、第1レンズ71及び第2レンズ72を備えている。集光光学系70は、光拡散部60により拡散された第1の光及び第2の光を集光して回転蛍光板40(蛍光体層42)に入射させる。
本実施形態の光源装置3によれば、第2の光が光拡散部60と蛍光体層42によって2重に拡散されるので、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
また、この構成によれば、第1の光についても光拡散部60と蛍光体層42によって2重に拡散されるので、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
なお、本実施形態の光源装置3では、光拡散部60が集光光学系30と回転蛍光板40との間の第2の光の光路上に配置されている構成を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、光拡散部60が回転蛍光板40と照明光学系100との間の第2の光の光路上に配置されていてもよい。
本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクターに適用する場合にも、適用することができる。
上記各実施形態においては、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、本発明の光源装置を他の光学機器(例えば、光ディスク装置、自動車のヘッドランプ、照明機器等)に適用することも可能である。
1,2,3…光源装置、12…第1光源、22…第2光源、41…円板(回転基板)、42,142…蛍光体層、43,143…波長選択反射膜、45…モーター(駆動装置)、60…光拡散部、70…集光光学系、145…圧電素子(駆動装置)、400R,400G,400B…液晶光変調装置(光変調装置)、421…基材、422…蛍光体粒子、423…フィラー粒子、600…投写光学系、1000…プロジェクター

Claims (10)

  1. 光透過性を有する基材および該基材の内部に設けられた複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層と、
    前記蛍光体粒子の励起波長を含む励起光を射出する第1光源と、
    前記励起波長とは異なる波長を含むレーザー光を射出する第2光源と、
    前記蛍光体層の前記レーザー光が照射される領域を時間的に変動させる駆動装置と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 前記蛍光体層は、前記蛍光体層に入射した前記励起光の一部を前記複数の蛍光体粒子によって散乱させて射出することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記蛍光体層は、回転基板の所定の回転軸の周りに設けられており、
    前記駆動装置は、前記蛍光体層を前記所定の回転軸の周りに回転させるモーターを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記駆動装置は、前記蛍光体層に対して前記蛍光体層の厚み方向と交差する方向に振動を付与する圧電素子を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  5. 前記基材の内部に、複数のフィラー粒子が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記蛍光体層における前記励起光の照射スポットの面積は、前記蛍光体層における前記レーザー光の照射スポットの面積と略等しく、
    前記蛍光体層における前記励起光の照射スポットの少なくとも一部は、前記蛍光体層における前記レーザー光の照射スポットと重なっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 前記蛍光体層において前記励起光と前記レーザー光とが入射する面には、前記励起光及び前記レーザー光を透過するとともに、前記蛍光体層から発せられる蛍光を反射する波長選択反射膜が配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 前記第2光源と前記蛍光体層との間の前記レーザー光の光路上に設けられた光拡散部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光源装置。
  9. 前記レーザー光は赤色光であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光源装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
JP2010281836A 2010-12-17 2010-12-17 光源装置及びプロジェクター Active JP5659775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010281836A JP5659775B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 光源装置及びプロジェクター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010281836A JP5659775B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 光源装置及びプロジェクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012128340A true JP2012128340A (ja) 2012-07-05
JP5659775B2 JP5659775B2 (ja) 2015-01-28

Family

ID=46645389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010281836A Active JP5659775B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 光源装置及びプロジェクター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5659775B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014017344A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Olympus Corp 光源装置
WO2014196015A1 (ja) * 2013-06-04 2014-12-11 Necディスプレイソリューションズ株式会社 照明光学系及びプロジェクタ
JP2015146008A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 セイコーエプソン株式会社 光源装置、プロジェクター
JP2015528983A (ja) * 2012-07-06 2015-10-01 オスラム ゲーエムベーハーOSRAM GmbH 蛍光体配列部とレーザーを備えた照明装置
JP2015219321A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 日亜化学工業株式会社 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ
JP2016099520A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 日亜化学工業株式会社 波長変換部材および該波長変換部材を備えたプロジェクタ
JP2016122160A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 日亜化学工業株式会社 光源装置及び光源装置を備えたプロジェクタ
WO2016126005A1 (ko) * 2015-02-03 2016-08-11 엘지이노텍(주) 발광 장치
JP2017083907A (ja) * 2017-02-07 2017-05-18 Necディスプレイソリューションズ株式会社 プロジェクタおよび画像形成素子への照明光の照射方法
JP2018084757A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 セイコーエプソン株式会社 照明装置及びプロジェクター
US10261401B2 (en) 2017-08-01 2019-04-16 Panasonic Intellectual Property Management Co. Ltd. Light source device and projection display apparatus
WO2019142698A1 (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 ソニー株式会社 光源装置および投射型表示装置
JP2019219625A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 セイコーエプソン株式会社 照明装置及びプロジェクター
CN112867968A (zh) * 2018-10-26 2021-05-28 索尼公司 光学装置、光源装置和投影仪

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008052070A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Samsung Electronics Co Ltd カラーホイール、可視光光源、投射型画像表示装置、投射型画像表示方法
US20090034284A1 (en) * 2007-07-30 2009-02-05 Ylx Corp. Multicolor illumination device using moving plate with wavelength conversion materials
JP2009539219A (ja) * 2006-06-02 2009-11-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 有色及び白色光を生成する照明装置
JP2010078975A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Panasonic Corp 照明装置および投射型画像表示装置
JP2010086815A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Casio Computer Co Ltd 発光装置及び光源装置並びにこの光源装置を用いたプロジェクタ
JP2010256457A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Casio Computer Co Ltd 光源装置及びプロジェクタ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009539219A (ja) * 2006-06-02 2009-11-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 有色及び白色光を生成する照明装置
JP2008052070A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Samsung Electronics Co Ltd カラーホイール、可視光光源、投射型画像表示装置、投射型画像表示方法
US20090034284A1 (en) * 2007-07-30 2009-02-05 Ylx Corp. Multicolor illumination device using moving plate with wavelength conversion materials
JP2010078975A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Panasonic Corp 照明装置および投射型画像表示装置
JP2010086815A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Casio Computer Co Ltd 発光装置及び光源装置並びにこの光源装置を用いたプロジェクタ
JP2010256457A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Casio Computer Co Ltd 光源装置及びプロジェクタ

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9989203B2 (en) 2012-07-06 2018-06-05 Osram Gmbh Lighting device comprising phosphor arrangement and laser
JP2015528983A (ja) * 2012-07-06 2015-10-01 オスラム ゲーエムベーハーOSRAM GmbH 蛍光体配列部とレーザーを備えた照明装置
JP2014017344A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Olympus Corp 光源装置
WO2014196015A1 (ja) * 2013-06-04 2014-12-11 Necディスプレイソリューションズ株式会社 照明光学系及びプロジェクタ
JPWO2014196015A1 (ja) * 2013-06-04 2017-02-23 Necディスプレイソリューションズ株式会社 照明光学系及びプロジェクタ
JP2015146008A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 セイコーエプソン株式会社 光源装置、プロジェクター
JP2015219321A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 日亜化学工業株式会社 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ
JP2016099520A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 日亜化学工業株式会社 波長変換部材および該波長変換部材を備えたプロジェクタ
JP2016122160A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 日亜化学工業株式会社 光源装置及び光源装置を備えたプロジェクタ
WO2016126005A1 (ko) * 2015-02-03 2016-08-11 엘지이노텍(주) 발광 장치
US10408421B2 (en) 2015-02-03 2019-09-10 Lg Innotek Co, Ltd. Light emitting apparatus
JP2018084757A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 セイコーエプソン株式会社 照明装置及びプロジェクター
JP2017083907A (ja) * 2017-02-07 2017-05-18 Necディスプレイソリューションズ株式会社 プロジェクタおよび画像形成素子への照明光の照射方法
US10261401B2 (en) 2017-08-01 2019-04-16 Panasonic Intellectual Property Management Co. Ltd. Light source device and projection display apparatus
WO2019142698A1 (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 ソニー株式会社 光源装置および投射型表示装置
US11215911B2 (en) 2018-01-19 2022-01-04 Sony Corporation Light source device and projection-type display apparatus
JP2019219625A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 セイコーエプソン株式会社 照明装置及びプロジェクター
US10642140B2 (en) 2018-06-22 2020-05-05 Seiko Epson Corporation Illumination device and projector
JP7131120B2 (ja) 2018-06-22 2022-09-06 セイコーエプソン株式会社 照明装置及びプロジェクター
CN112867968A (zh) * 2018-10-26 2021-05-28 索尼公司 光学装置、光源装置和投影仪
CN112867968B (zh) * 2018-10-26 2022-07-01 索尼公司 光学装置、光源装置和投影仪
US11445156B2 (en) 2018-10-26 2022-09-13 Sony Group Corporation Optical device, light source device, and projector

Also Published As

Publication number Publication date
JP5659775B2 (ja) 2015-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5659775B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
US8998421B2 (en) Projector having polarization conversion
JP5682813B2 (ja) 照明装置及びプロジェクター
JP5617288B2 (ja) 照明装置及びプロジェクター
JP6236975B2 (ja) プロジェクター
JP5673119B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP5759198B2 (ja) 発光素子、光源装置及びプロジェクター
JP2016070947A (ja) 波長変換素子、光源装置、プロジェクター
JP2013162021A (ja) 波長変換素子、光源装置、及びプロジェクター
JP2012098438A (ja) 波長変換素子、光源装置及びプロジェクター
US9291313B2 (en) Wavelength conversion element, light source device, and projector
JP2014119471A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2012189938A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2012103615A (ja) 照明装置、プロジェクター
JP2016099566A (ja) 波長変換素子、光源装置、およびプロジェクター
JP5659794B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2012128121A (ja) 照明装置、プロジェクター
JP2012063488A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP5991389B2 (ja) 照明装置及びプロジェクター
JP6044674B2 (ja) 発光素子、光源装置及びプロジェクター
JP5803447B2 (ja) 光源装置およびプロジェクター
JP6332485B2 (ja) プロジェクター
JP2011154930A (ja) 照明装置及びプロジェクター
JP2013109283A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2012190698A (ja) 発光装置、光源装置及びプロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5659775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350