JP2012127986A - プラズマディスプレイ装置とその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイ装置で、クロストークが発生した場合であっても画像表示に与える影響を抑制し高品質の画像を提供する。
【解決手段】使用するサブフィールドの組合せ(コーディング)で表示する階調の数が異なる表示用組合せ集合のコーディングテーブルを複数備え、特定の色(青)の画像信号以外の画像信号の信号レベルが所定の閾値(階調)以上である場合に特定の色(青)の画像信号に対して用いる表示用組合せ集合(第2のコーディングテーブル)は、特定の色(青)の画像信号以外の画像信号の信号レベルが所定の閾値未満である場合に特定の色(青)の画像信号に対して用いる表示用組合せ集合(第1のコーディングテーブル)よりも組合せの数が少ない。
【選択図】図5

Description

本発明は、交流面放電型のプラズマディスプレイパネルを用いたプラズマディスプレイ装置とその駆動方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面基板と背面基板との間に多数の放電セルが形成されている。前面基板には1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が互いに平行に複数対形成され、背面基板にはデータ電極が平行に複数形成されている。そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面基板と背面基板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極との交差する部分に放電セルが形成される。
プラズマディスプレイパネルを駆動する方法としてはサブフィールド法、すなわち、1フィールド期間を複数のサブフィールドで構成した上で、放電セルを発光させるサブフィールドの組合せによって階調表示を行う方法が一般的である。各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み動作に必要な壁電荷を各電極上に形成する。書込み期間では、走査電極に走査パルスを印加するとともにデータ電極に選択的に書込みパルスを印加して放電セルで書込み放電を発生させ壁電荷を形成する書込み動作を行う。そして維持期間では表示電極対に交互に維持パルスを印加し、書込み放電を発生させた放電セルで維持放電を発生させて発光させることにより画像を表示する。
このようなサブフィールド法を用いて多階調表示を行うプラズマディスプレイ装置では、隣接する放電セル間で、一方の放電セルから他方の放電セルへ電荷が移動する現象(以下、このような現象を「クロストーク」と呼称する)が発生し、このクロストークに起因して壁電荷が消滅してそれ以降の書込み動作ができなくなり、画像表示品質を劣化させてしまうことがあった。
このようなクロストークを防止する方法として、例えば特許文献1には、連続した階調間で、連続したサブフィールドにおいて、SFの点灯、非点灯が入れ替わることがないような発光パターンを選択して実階調とする方法が記載されている。
特開2004−29265号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、列方向に隣接する放電セル(データ電極を共有する放電セル)の間で発生するクロストークについては効果があるものの、行方向に隣接する放電セル(表示電極を共用する放電セル)の間で発生するクロストークについては十分な効果が得られなかった。
また近年は、パネルの高精細化が進んで、行方向に隣接する放電セルの間隔が小さくなり、クロストークがさらに発生しやすくなっている。そのため、仮にクロストークが発生した場合であっても画像表示に与える影響を抑制することができるプラズマディスプレイ装置が望まれていた。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、仮にクロストークが発生した場合であっても画像表示に与える影響を抑制し、品質の高い画像を表示することができるプラズマディスプレイ装置の駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、走査電極および維持電極からなる表示電極対と、放電セルと放電セルの間の幅が、比較的広い間隔と、幅が比較的狭い間隔の2種類の間隔を有し、表示する蛍光体色によって隣接する放電セルとの間の間隔が異なる、放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルにおいて、1フィールド期間をあらかじめ輝度重みの定められた複数のサブフィールドで構成するとともに、サブフィールドの任意の組合せの中から複数の組合せを選択して表示用組合せ集合を作成し、表示用組合せ集合に属するサブフィールドの組合せを用いて放電セルの発光・非発光を制御して階調を表示するプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、組合せの数の異なる複数の表示用組合せ集合を備え、左右どちらかの放電セルとの間に、狭い間隔を有する、対象放電セルは、その狭い間隔を隔てた、比較放電セルの画像信号の信号レベルが所定の閾値以上である場合に、用いる表示用組合せ集合は、比較放電セルの画像信号の信号レベルが所定の閾値未満である場合に特定の色の画像信号に対して用いる表示用組合せ集合よりも組合せの数が少ないことを特徴とする。この方法により、仮にクロストークが発生した場合であっても画像表示に与える影響を抑制し、品質の高い画像を表示することができるプラズマディスプレイ装置の駆動方法を提供することができる。
また本発明のプラズマディスプレイ装置の駆動方法における複数の表示用組合せ集合のそれぞれは、特定のサブフィールドで発光させなかった放電セルでは特定のサブフィールド以降のサブフィールドでも発光させない表示用組合せ集合であって、組合せの数が少ない表示用組合せ集合に対する特定のサブフィールドの数は、組合せの数が多い表示用組合せ集合に対する特定のサブフィールドの数よりも多い。
また本発明のプラズマディスプレイ装置の駆動方法における、左右どちらかの放電セルとの間に、狭い間隔を有する特定の表示色は、赤及び青であっても良い。
また本発明は、走査電極および維持電極からなる表示電極対とデータ電極とを有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、映像信号の1フィールドを複数のサブフィールドで構成するとともに前記サブフィールドを選択して階調表示するために映像信号を画像データに変換する画像信号処理手段と、画像データに応じてデータ電極に電圧を印加するデータ電極駆動手段とを備え、画像信号処理手段はサブフィールドの組合せで表示できる階調を複数選択して表示用組合せ集合とする画像信号変換用テーブルを複数備え、特定のデータ電極に印加する映像信号は、隣接するデータ電極の映像信号と階調と距離に応じて画像信号変換用テーブルを切り替えて使用して画像信号を画像データに変換することを特徴とするプラズマディスプレイ装置に関するものである。また、特定のデータ電極の左右に隣接する隣接データ電極のうち、一方の隣接データ電極と特定のデータ電極の間隔が他方の隣接データ電極と特定のデータ電極の間隔よりも小さい時、特定のデータ電極に印加する画像データは、複数の画像信号変換用テーブルの中からサブフィールドの組合せで表示できる階調の数が少ない表示用組合せ集合である画像信号変換用テーブルを使用することを特徴とするプラズマディスプレイ装置に関するものである。
本発明によれば、プラズマディスプレイにおいてクロストークが発生した場合であっても画像表示に与える影響を抑制し、品質の高い画像を表示することができるプラズマディスプレイ装置の駆動方法を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置に用いるパネルの分解斜視図 同プラズマディスプレイ装置に用いるパネルの電極配列図 同プラズマディスプレイ装置に用いるパネルの各色の蛍光体が塗布された放電セルを示す略図 同プラズマディスプレイ装置に用いるパネルの各電極に印加する駆動電圧波形を示す図 同プラズマディスプレイ装置に用いるコーディングテーブルを示す図 同プラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 同プラズマディスプレイ装置の画像信号処理回路の回路ブロック図 赤の放電セル、緑の放電セル、青の放電セルのそれぞれに対して、各サブフィールドの書込みに必要な書込みパルス電圧の最低値を示す図 維持放電が発生しない可能性がある階調の組合せの一例を示す図
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置に用いるパネル10の分解斜視図である。ガラス製の前面基板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。背面基板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上にパネル10の垂直方向と水平方向に伸びる井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色に発光する蛍光体層35R、緑色に発光する蛍光体層35Gおよび青色に発光する蛍光体層35Bが設けられている。
これらの前面基板21と背面基板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には、例えばネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。ここで、赤色に発光する蛍光体層35Rが設けられた放電セル(赤の放電セル)、緑色に発光する蛍光体層35Gが設けられた放電セル(緑の放電セル)、青色に発光する蛍光体層35Bが設けられた放電セル(青の放電セル)が1組で1つの画素を構成している。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばパネルの垂直方向だけに伸びるストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置に用いるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長い複数本の走査電極22および同数本の維持電極23が配列され、列方向に長い複数本のデータ電極32が配列されている。そして、1対の走査電極22および維持電極23からなる表示電極対24と1本のデータ電極32とが交差する位置に放電セルが形成されている。こうして複数の放電セルは、複数の画素行および複数の画素列が形成されるように行列状に配置されている。
図3は、本発明の実施の形態における同プラズマディスプレイ装置に用いるパネルの各色の蛍光体が塗布された放電セルの配置の状態を示す略図である。本実施の形態では、パネル10の2ラインと6列の一部の領域の放電セルを記すもので、赤の放電セルと青の放電セルとの間隔は、緑の放電セルと赤の放電セルとの間、及び緑の放電セルと青の放電セルとの間より狭くなっている。図示していないが、各放電セルには垂直方向にはデータ電極が存在し、各色の放電セルのデータ電極がいずれも同じ幅であり、何れも放電セルの同じ位置に配置されているものであるとする。従って図3では緑の蛍光体が塗付された放電セルのデータ電極と青の蛍光体が塗付された放電セルのデータ電極との間は、青の蛍光体が塗付された放電セルのデータ電極と赤の蛍光体が塗付された放電セルのデータ電極との間の間隔より大きい。同様に緑の蛍光体が塗付された放電セルのデータ電極と赤の蛍光体が塗付された放電セルのデータ電極との間は、赤の蛍光体が塗付された放電セルのデータ電極と青の蛍光体が塗付された放電セルのデータ電極との間の間隔よりも大きい。
次に、パネル10を駆動するための駆動電圧波形とその動作について説明する。本実施の形態においては説明のために、映像信号の1フィールドを6個のサブフィールド(SF1、SF2、・・・、SF6)に分割し、各サブフィールドはそれぞれ(1、2、4、8、16、32)の輝度重みをもつものとして説明する。しかし本発明はサブフィールド数、輝度重みが上記に限定されるものではない。実用的には、例えば1フィールドを10のサブフィールド(SF1、SF2、・・・、SF9、SF10)に分割し、各サブフィールドの輝度重みをそれぞれ(1、2、3、6、11、18、30、44、60、81)等としてもよい。
各サブフィールドは初期化期間、書込み期間、維持期間を有する。図4は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置に用いるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形を示す図である。図4には3つのサブフィールドSF1〜SF3に対する駆動電圧波形を示しているが、他のサブフィールドにおける駆動電圧波形もほぼ同様である。
サブフィールドSF1の初期化期間では、データ電極32および維持電極23に電圧0(V)を印加するとともに、走査電極22に電圧Vi1から電圧Vi2に向かって緩やかに上昇するランプ電圧を印加する。その後、維持電極23に電圧Ve1を印加するとともに、走査電極22に電圧Vi3から電圧Vi4に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。すると各放電セルで微弱な初期化放電が発生し、続く書込み動作に必要な壁電荷を各電極上に形成する。
なお、初期化期間の動作としては、サブフィールドSF2の初期化期間に示したように、走査電極22に対して緩やかに下降するランプ電圧を印加するだけでもよい。
続く書込み期間では、維持電極23に電圧Ve2を、走査電極22に電圧Vcを、データ電極32に電圧0(V)をそれぞれ印加する。次に、1行目の走査電極22に走査パルス電圧Vaを印加するとともに、発光すべき放電セルに対応するデータ電極32に書込みパルス電圧Vdを印加する。すると走査パルス電圧Vaと書込みパルス電圧Vdとが同時に印加された1行目の放電セルでは書込み放電が発生し、放電セルの走査電極22上および維持電極23上に壁電荷を蓄積する書込み動作が行われる。
次に、2行目の走査電極22に走査パルス電圧Vaを印加するとともに、発光すべき放電セルに対応するデータ電極32に書込みパルス電圧Vdを印加する。すると走査パルス電圧Vaと書込みパルス電圧Vdとが同時に印加された2行目の放電セルでは書込み放電が発生して書込み動作が行われる。以上の書込み動作を全ての行の放電セルに至るまで順次繰り返し、発光すべき放電セルに対して選択的に書込み放電を発生させ壁電荷を形成する。
続く維持期間では、維持電極23に電圧0(V)を印加する。そして走査電極22に維持パルス電圧Vsを印加する。すると、書込み放電を起こした放電セルでは維持放電が起こり発光する。
次に、走査電極22に電圧0(V)を印加するとともに、維持電極23に維持パルス電圧Vsを印加する。すると維持放電を起こした放電セルでは再び維持放電が起こり発光する。以降、輝度重みに応じた維持パルスを走査電極22と維持電極23とに交互に印加して、放電セルを発光させる。
そして、維持期間の最後には電圧Vrに向かって緩やかに上昇するランプ電圧を走査電極22に印加して、データ電極32上の正の壁電圧を残したまま、走査電極22上および維持電極23上の壁電圧を弱める。こうして維持期間における維持動作が終了する。
続くサブフィールドSF2〜SF6においても維持パルス数を除いてサブフィールドSF1と同様の動作を行う。このようにして、あらかじめ輝度重みの定められた複数のサブフィールドで1フィールド期間を構成し、放電セルを発光させるサブフィールドを組合せて階調を表示している。
次に、階調を表示する方法について説明する。本実施の形態においては、映像信号の1フィールド期間をあらかじめ輝度重みの定められた複数のサブフィールドで構成するとともに、サブフィールドの任意の組合せの中から複数の組合せを選択して表示用組合せ集合を作成し、表示用組合せ集合に属するサブフィールドの組合せを用いて放電セルの発光・非発光を制御して階調を表示している。このように実際の画像表示に用いる表示用組合せを「コーディング」と称する。また表示用組合せ集合を「コーディングテーブル」と称する。
次に、本実施の形態において用いるコーディングテーブルについて説明する。なお、説明を簡単にするために、黒を表示するときの階調を階調「0」と表記し、輝度重み「N」に対応する階調を階調「N」と表記する。したがって、輝度重み「1」をもつ第1SFのみで発光する放電セルの階調は階調「1」であり、輝度重み「1」の第1SFと輝度重み「2」の第2SFとの両方で発光させる放電セルの階調は階調「3」である。
本実施の形態においては、組合せ(コーディング)の数の異なる複数の表示用組合せ集合(コーディングテーブル)を備えている。図5は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置に用いる2つのコーディングテーブルを示す図である。
図5の第1のコーディングテーブルおよび第2のコーディングテーブルにおいて、最も左の列に示した数値は表示する階調の値を示し、その右側の6つの列ではその階調を表示する際に各サブフィールドで放電セルを発光させるか否かを示しており、空欄は非発光、「○」は発光することを示している。例えば、階調「3」を表示するためには、最も左側の列において「3」を記す行において、サブフィールドSF1およびサブフィールドSF2の列に「○」が記され、それぞれで放電セルを発光させることを示している。また階調「23」を表示するためには、サブフィールドSF1、サブフィールドSF2、サブフィールドSF3およびサブフィールドSF5で放電セルを発光させることを示している。
図5(a)の第1のコーディングテーブルは33通りの階調を表示できるコーディングテーブルであり、階調「1」以上を表示する放電セルではサブフィールドSF1の列にはすべて「○」が記されており、必ずサブフィールドSF1で発光させるという規則をもったコーディングテーブルであることがわかる。すなわち、サブフィールドSF1で発光しない放電セルではサブフィールドSF2以降でも発光させないという規則をもったコーディングテーブルである。
図5(b)の第2のコーディングテーブルは11通りの階調を表示できるコーディングテーブルであり、階調「1」以上を表示する放電セルでは必ずサブフィールドSF1で発光させ、階調「3」以上を表示する放電セルでは必ずサブフィールドSF1およびサブフィールドSF2で発光させ、階調「7」以上を表示する放電セルでは必ずサブフィールドSF1〜サブフィールドSF3で発光させるという規則をもったコーディングテーブルである。あるいは同じことであるが、サブフィールドSF1で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF2以降でも発光させず、サブフィールドSF2で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF3以降でも発光させず、サブフィールドSF3で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF4以降でも発光させないという規則をもったコーディングテーブルである。
このように、2つのコーディングテーブル図5(a)、図5(b)のそれぞれは、1つの階調を表現するにあたり特定のサブフィールドで発光させなかった放電セルでは、その特定のサブフィールド以降のサブフィールドでも発光させない駆動を行うコーディングテーブルである。そして第1のコーディングテーブル図5(a)のコーディングの数は33であり、特定のサブフィールドはサブフィールドSF1である。また第2のコーディングテーブル図5(b)のコーディングの数は11であり、特定のサブフィールドはサブフィールドSF1、サブフィールドSF2およびサブフィールドSF3である。このように組合せの数が少ない第2のコーディングテーブルに対する特定のサブフィールドの数は、組合せの数が多い第1のコーディングテーブルに対する特定のサブフィールドの数よりも多い。
以下、コーディングテーブルを単に「テーブル」と略記し、図5(a)の第1のコーディングテーブルを単に「第1テーブル」と略記し、図5(b)の第2のコーディングテーブルを単に「第2テーブル」と略記する。図5(a)に示した第1テーブルでは階調「2」、階調「4」、階調「6」、・・・、等の偶数階調が表示できない。しかしこれらの階調はよく知られたディザ処理や誤差拡散処理を用いて奇数階調で擬似的に表示することができる。また図5(b)に示した第2テーブルでは階調「2」、階調「4」、階調「5」、階調「6」、階調「8」、階調「9」、階調「10」、・・・、等の階調が表示できない。しかしこれらの階調もディザ処理や誤差拡散処理を用いて擬似的に表示することができる。
本発明の本実施の形態においては、図5に示した第1テーブル図5(a)および第2テーブル図5(b)を備え、パネルに表示する画像信号に基づき、これら2つのテーブルを切り換えて用いることで、クロストークの影響を受けず、表示品質の高い画像の表示を実現している。
図6は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置40の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置40はパネル10と駆動回路とを備え、駆動回路は、画像信号処理回路41、データ電極駆動回路42、走査電極駆動回路43、維持電極駆動回路44、タイミング発生回路45および各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路41は、赤の画像信号、緑の画像信号、青の画像信号を入力し、それぞれの画像信号に対して第1テーブルまたは第2テーブルに基づき、サブフィールドのそれぞれにおける発光・非発光をデジタル信号のそれぞれのビットの「1」、「0」に対応させた赤の画像データ、緑の画像データ、青の画像データを出力する。従って、例えば階調「3」を表示する場合には画像データ「110000」を出力し、階調「23」を表示する場合には画像データ「111010」を出力する。
データ電極駆動回路42は、画像信号処理回路41から出力された各色の画像データを各データ電極32に対応する書込みパルスに変換し、各データ電極32に印加する。タイミング発生回路45は水平同期信号、垂直同期信号をもとにして各回路の動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路へ供給する。走査電極駆動回路43はタイミング信号に基づいて各走査電極22に印加する駆動電圧波形を発生する。維持電極駆動回路44はタイミング信号に基づいて維持電極23に印加する駆動電圧波形を発生する。
図7は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置40の画像信号処理回路41の回路ブロック図である。画像信号処理回路41は、赤の画像信号に対する第1テーブル52Rと、赤の画像信号に対する第2テーブル53Rと、緑の画像信号に対する第1テーブル52Gと、青の画像信号に対する第1テーブル52Bと、青の画像信号に対する第2テーブル53Bと、赤の画像信号に対するデータ変換部54Rと、緑の画像信号に対するデータ変換部54Gと、青の画像信号に対するデータ変換部54Bと、コンパレータ61とコンパレータ62と、赤の画像信号に用いるテーブルを選択するセレクタ56Rと、青の画像信号に用いるテーブルを選択するセレクタ56Bとを有する。
ここで、赤の画像信号、緑の画像信号、青の画像信号のそれぞれは、画素数変換やガンマ補正等の必要な画像処理を施されており、表示すべき階調を示す信号である。また、1つの画素を構成する赤の画像信号と緑の画像信号と青の画像信号とは同期して同時に出力される。
第1テーブル52Rは図5(a)に示した第1テーブルであり、第2テーブル53Rは図5(b)に示した第2テーブルである。そしてデータ変換部54Rは、入力した赤の画像信号に対して、第1テーブル52Rまたは第2テーブル53Rに基づく画像データを赤の画像データとして出力する。第1テーブル52Gは図5(a)に示した第1テーブルである。そしてデータ変換部54Gは、入力した緑の画像信号に対して、第1テーブル52Gに基づく画像データを緑の画像データとして出力する。第1テーブル52Bは図5(a)に示した第1テーブルであり、第2テーブル53Bは図5(b)に示した第2テーブルである。そしてデータ変換部54Bは、入力した青の画像信号に対して、第1テーブル52Bまたは第2テーブル53Bに基づき画像データを出力する。
コンパレータ61は、赤の画像信号と所定の閾値とを比較する。本実施の形態においては所定の閾値は階調「3」に設定されており、赤の画像信号が階調「3」以上であれば「H」レベルを出力し、階調「3」未満であれば「L」レベルを出力する。コンパレータ62は、青の画像信号と所定の閾値とを比較する。ここでも所定の閾値は階調「3」に設定されており、青の画像信号が階調「3」以上であれば「H」レベルを出力し、階調「3」未満であれば「L」レベルを出力する。
セレクタ56Bは、コンパレータ61の出力が「H」レベルであれば、データ変換部54Bが用いるコーディングテーブルとして第2テーブル53Bを選択し、コンパレータ61の出力が「L」レベルであれば、データ変換部54Bが用いるコーディングテーブルとして第1テーブル52Bを選択する。
セレクタ56Rは、コンパレータ62の出力が「H」レベルであれば、データ変換部54Rが用いるコーディングテーブルとして第2テーブル53Rを選択し、コンパレータ62の出力が「L」レベルであれば、データ変換部54Rが用いるコーディングテーブルとして第1テーブル52Rを選択する。
次に、画像信号処理回路41の動作について説明する。クロストーク、すなわち、一方の放電セルから他方の放電セルへ電荷が移動する現象は、書込み動作に必要な最小の書込みパルス電圧で定量化することができる。クロストークが発生すると、このクロストークに起因して壁電荷が減少するため、書込みに必要な書込みパルス電圧の最低値が上昇する。
図8は、赤の放電セル、緑の放電セル、青の放電セルのそれぞれに対して、各サブフィールド毎の書込みに必要な書込みパルス電圧の最低値を示す図であり、横軸はサブフィールドを示し、縦軸は書込みパルス電圧の最低値を示している。図8は、1つの画素を構成する3つの放電セルのうち、特定のサブフィールドにおいて注目する1つの放電セル(注目放電セル)を発光させることなく他の2つの放電セルを発光させた後、次のサブフィールドにおける注目放電セルの書込みに必要な書込みパルス電圧の最低値を測定したものである。図8において、aは注目放電セルを青の放電セルとした場合の結果であり、bは注目放電セルを赤の放電セルとした場合の結果であり、cは注目放電セルを緑の放電セルとした場合の結果である。
このように本実施の形態において測定したパネル10では、図3に示すように、赤の放電セルと青の放電セルとの間はその間隔を狭く設定しており、緑の放電セルと赤の放電セルとの間及び緑の放電セルと青の放電セルとの間の間隔を広く設定している。放電セルと放電セルとの間の間隔を広く設定すると、隣接画素への放電干渉が発生しにくくなり、逆に放電セルと放電セルとの間の間隔を狭く設定すると、隣接画素への放電干渉は発生しやすくなることは一般的に知られている。従って本実施の形態のパネルでは、図8に示すように、緑の放電セルの書込みに必要な書込みパルス電圧は、隣接する、赤の放電セルとの間も、青の放電セルとの間も、どちらも間隔が広いため、放電干渉も小さく抑えることができ、低いパルス電圧で書込みが可能である。
一方で、青及び赤の放電セルは、ともに緑の放電セルとの間の間隔は広いが、青の放電セルと赤の放電セルとの間隔が狭い為、赤の放電セルは隣接する青の放電セルの、青の放電セルは隣接する赤の放電セルの、放電干渉が大きくなり、高い書込みパルス電圧が必要となり、特にサブフィールドSF2およびサブフィールドSF3の書込みパルス電圧の最低値が高く、大きなクロストークが発生することがわかる。
これは、1つの画素を構成する3つの放電セルのうち、サブフィールドSF2またはサブフィールドSF3において、青または赤の放電セルを発光させることなく赤または青の放電セルを発光させた場合に、それ以降のサブフィールドにおいて書込み動作が不安定となり、維持放電が発生しない可能性が高いことを示している。
図9(a)および図9(b)は維持放電が発生しない可能性がある階調の組合せの一例を示す図である。例えば、図9(a)に示すように、赤の放電セルで階調「31」を表示させ緑の放電セルで階調「15」を表示させ青の放電セルで階調「29」を表示させる場合、仮に図5(a)に示した第1テーブルを用いて画像データ変換を行うと仮定すると、サブフィールドSF2で赤の放電セルを発光させ青の放電セルを発光させない。すると、赤の放電セルと青の放電セルとの間の間隔が狭いため、赤の放電セルの放電が青の放電セルと干渉して(クロストークして)青の放電セルの壁電圧が低下する。そのためサブフィールドSF3以降のサブフィールドにおける青の放電セルの書込みが不安定となって維持放電が発生しなくなり、青の放電セルで表示する階調はサブフィールドSF1だけで表される階調「1」となる可能性がある。
また図9(b)に示すように、赤の放電セルで階調「27」を表示させ緑の放電セルで階調「5」を表示させ青の放電セルで階調「31」を表示させる場合、サブフィールドSF3で青の放電セルを発光させ赤の放電セルを発光させない。すると、赤の放電セルと青の放電セルとの間の間隔が狭いため、青の放電セルの放電が赤の放電セルと干渉して(クロストークして)赤の放電セルの壁電圧が低下する。そのためサブフィールドSF4以降のサブフィールドにおける赤の放電セルの書込みが不安定となって維持放電が発生しなくなり、赤の放電セルで表示する階調は、サブフィールドSF1とサブフィールドSF2だけで表される階調「3」となる可能性がある。
一方で、緑の放電セルは、赤及び青の放電セルとの間の間隔が広い為、放電干渉がおき難く、隣接する放電セルの放電有無に関わらず、表示したい階調を表示できる可能性が高い。
ここで、本実施の形態においては、図9(a)の場合には、コンパレータ61は赤の画像信号が階調「31」であり設定している閾値の階調「3」以上であるので「H」レベルを出力し、セレクタ56Bはこの「H」レベルの信号を受けて第2テーブル53Bを選択する。第2テーブル53Bには階調「29」のコーディングは存在しないが、階調「29」の近隣の階調のコーディングと、ディザ処理や誤差拡散処理を用いて擬似的に表示する。例えば、階調「31」や階調「23」のコーディングを使用し、加えてディザ処理や誤差拡散処理を用いてサブフィールド表示することで階調「29」を擬似的に表示することができる。このように第2テーブル53Bを使用すると、サブフィールドSF2およびサブフィールドSF3を発光させるので擬似的に階調を表示するため、赤の放電セルの放電が青の放電セルと干渉することなく、青の放電セルで安定した書込みが発生するので安定した維持放電が発生し、擬似的に正しい階調を表示することができる。もちろん赤の画像信号が「3」未満の場合には、表示できる階調数の多い第1テーブル52Bを用いて良好な階調表示を行う。
また、図9(b)の場合には、コンパレータ62は青の画像信号が階調「3」以上であるので「H」レベルを出力し、セレクタ56Rは、第2テーブル53Rを選択する。第2テーブル53Rには階調「27」のコーディングは存在しないが、階調「27」の近隣の階調のコーディングと、例えば、階調「31」や階調「23」のコーディングを使用し、加えてディザ処理や誤差拡散処理を用いてサブフィールド表示することで階調「27」を擬似的に表示することができる。このように赤の画像信号のデータ変換部54Rは第2テーブル53Rを使用することでサブフィールドSF2およびサブフィールドSF3を発光させるので、青の放電セルの放電が赤の放電セルと干渉することなく、赤の放電セルで安定した書込みが発生するので安定した維持放電が発生し、擬似的に正しい階調を表示することができる。もちろん青の画像信号が階調「3」未満の場合には、表示できる階調数の多い第1テーブルを用いて良好な階調表示を行う。
以上のように本実施の形態では、特定の色である青の画像信号以外の画像信号の階調が所定の閾値である階調「3」以上である場合に、青の画像信号を画像データに変換する際に用いる第2テーブルは、青の画像信号以外の画像信号の階調が所定の閾値である階調「3」未満である場合に青の画像信号に用いる第1テーブルよりも表現できる階調の数が少ない。つまり他の画像信号の影響を受けやすい時は、青の画像信号の変換には使用するのが早い低サブフィールドを連続して発光させる階調だけを多く使用することで他の信号の影響を抑えることができる。
また本実施の形態においては、2つのコーディングテーブルを切り換える構成について説明したが、3つ以上のコーディングテーブルを切り換える構成であってもよい。例えば、画像信号処理回路41は3つのコーディングテーブルを有し、赤の画像信号が階調「3」未満である場合は青の画像信号に第1のコーディングテーブルを用いて画像データに変換し、赤の画像信号が階調「7」以上である場合は第2のコーディングテーブルを用いて画像データに変換し、赤の画像信号が階調「15」以上である場合は第3のコーディングテーブルを用いて画像データに変換する構成であってもよい。ここで、第1のコーディングテーブルは、例えばサブフィールドSF1で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF2以降でも発光させないという規則をもったコーディングテーブルである。また第2のコーディングテーブルは、例えばサブフィールドSF1で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF2以降でも発光させず、サブフィールドSF2で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF3以降でも発光させないという規則をもったコーディングテーブルである。また第3のコーディングテーブルは、例えばサブフィールドSF1で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF2以降でも発光させず、サブフィールドSF2で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF3以降でも発光させず、サブフィールドSF3で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF4以降でも発光させないという規則をもったコーディングテーブルである。
この法則に従って、更に多くのコーディングテーブルを用意することで、データ電極の狭い色に対応した画像信号は、すべてのサブフィールドSFにおいて、クロストークを発生させない形態をとっても良い。すなわち、左右に隣接する放電セルのうちどちらかの放電セルとの間に、狭い間隔を有する対象放電セルと、その狭い間隔を隔てた、比較放電セルでは、比較放電セルに対応した画像信号が点灯する階調が、少なくともサブフィールドSF4まで点灯している場合は、対象放電セルに対応した画像信号はサブフィールド4で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF5以降でも発光させず、比較放電セルに対応した画像信号が点灯する階調が、少なくともサブフィールドSF5まで点灯している場合は、対象放電セルに対応した画像信号はサブフィールド5で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF6以降でも発光させず、比較放電セルに対応した画像信号が点灯する階調が、少なくともサブフィールドSFNまで点灯している場合は、対象放電セルに対応した画像信号はサブフィールドNで発光させなかった放電セルではサブフィールドSFN+1以降でも発光させないという構成でも良い。
また本実施の形態においては、サブフィールドSF2およびサブフィールドSF3におけるクロストークが顕著であるため、第2のコーディングテーブルとして図5(b)に示した第2テーブル、すなわちサブフィールドSF2で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF3以降でも発光させず、サブフィールドSF3で発光させなかった放電セルではサブフィールドSF4以降でも発光させないという規則をもったコーディングテーブルを用いる構成について説明した。しかしクロストークの発生するサブフィールドに応じて第2のコーディングテーブルを設定することが望ましく、前述したように、データ電極の広い色に対応した画像信号が点灯する階調が、少なくともN番目のサブフィールドであるサブフィールドSFNまで点灯している場合は、データ電極の狭い色に対応した画像信号はサブフィールドNで発光させなかった放電セルでは、その後のサブフィールドSF(N+1)以降でも発光させないという構成でも良い。
尚、本実施の形態においては、特定の放電セルの左、右のいずれかの放電セルとの間に狭い間隔を有する特定の蛍光体の色を青及び赤に設定した。これは本実施の形態を形成するプラズマディスプレイの蛍光体である、赤、緑、青のうち、色の視認度の低いほうから2色を選んだ為、青及び赤に設定したものであるが、本発明は、これに何ら制限されるものではない。
また、本実施の形態においては隣接する放電セルの間の間隔が異なる構成のパネルについて説明したが、放電セルの間の間隔は一定であっても隣り合うデータ電極との間隔が異なるものであってもよい。
なお、実施の形態において用いた具体的な各数値は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
本発明は、放電セル間にクロストークが発生した場合であっても画像表示に与える影響を抑制し、品質の高い画像を表示することができるので、プラズマディスプレイ装置の駆動方法として有用である。
10 パネル
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
32 データ電極
40 プラズマディスプレイ装置
41 画像信号処理回路
42 データ電極駆動回路
43 走査電極駆動回路
44 維持電極駆動回路
45 タイミング発生回路
52R,52G,52B 第1テーブル
53B 第2テーブル
54R,54G,54B データ変換部
56R,56B セレクタ
61,62 コンパレータ

Claims (6)

  1. 隣接する放電セルの間の幅が、比較的広い間隔と比較的狭い間隔の2種類の間隔を有する放電セルに走査電極および維持電極からなる表示電極対とデータ電極を備えるプラズマディスプレイパネルにおいて、1フィールド期間をあらかじめ輝度重みの定められた複数のサブフィールドで構成するとともに、前記サブフィールドの任意の組合せの中から複数の組合せを選択して表示用組合せ集合を作成し、前記表示用組合せ集合に属するサブフィールドの組合せを用いて放電セルの発光・非発光を制御して階調を表示するプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、
    組合せの数の異なる複数の表示用組合せ集合を備え、
    前記データ電極の幅が比較的広い、特定の色の画像信号以外の画像信号の信号レベルが所定の閾値以上である場合に、前記データ電極の幅が比較的狭い前記特定の色の画像信号に対して用いる表示用組合せ集合は、前記特定の色の画像信号以外の画像信号の信号レベルが所定の閾値未満である場合に前記特定の色の画像信号に対して用いる表示用組合せ集合よりも組合せの数が少ないことを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  2. 前記複数の表示用組合せ集合のそれぞれは、特定のサブフィールドで発光させなかった放電セルでは前記特定のサブフィールド以降のサブフィールドでも発光させない表示用組合せ集合であって、
    前記組合せの数が少ない表示用組合せ集合に対する特定のサブフィールドの数は、組合せの数が多い表示用組合せ集合に対する特定のサブフィールドの数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  3. 前記データ電極の幅が比較的狭い前記特定の色の画像信号は、青の画像信号であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  4. 前記データ電極の幅が比較的狭い前記特定の色の画像信号は、青及び赤の画像信号であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  5. 走査電極および維持電極からなる表示電極対とデータ電極とを有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、
    映像信号の1フィールドを複数のサブフィールドで構成するとともに前記サブフィールドを選択して階調表示するために前記映像信号を画像データに変換する画像信号処理手段と、
    前記画像データに応じて前記データ電極に電圧を印加するデータ電極駆動手段とを備え、
    前記画像信号処理手段は前記サブフィールドの組合せで表示できる階調を複数選択して表示用組合せ集合とする画像信号変換用テーブルを複数備え、特定のデータ電極に印加する映像信号は、隣接するデータ電極の映像信号と階調と距離に応じて前記画像信号変換用テーブルを切り替えて使用して前記画像信号を画像データに変換することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  6. 特定のデータ電極の左右に隣接する隣接データ電極のうち、一方の隣接データ電極と前記特定のデータ電極の間隔が他方の隣接データ電極と前記特定のデータ電極の間隔よりも小さい時、前記特定のデータ電極に印加する画像データは、複数の画像信号変換用テーブルの中からサブフィールドの組合せで表示できる階調の数が少ない表示用組合せ集合である画像信号変換用テーブルを使用することを特徴とする請求項5記載のプラズマディスプレイ装置。
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