JP2012127627A - データセンターの空調構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、床下空調方式におけるデータセンターの空調構造に関するものである。
【解決手段】 本発明のデータセンターの空調構造は、発熱機器を設置した機器設置空間と、機器設置空間の床下に設けられた床下空間と、機器設置空間の空気を取込み温度制御した空気を床下空間に送出する空調機と、機器設置空間と床下空間との間に設けられ温度制御された空気を床下空間から機器設置空間へ供給するグリルと、所定の開口率を有し、床下空間を上下に第1の空間と第2の空間とに区画する風向制御板とを備える、よう構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、床下空調方式におけるデータセンターの空調構造に関するものである。
サーバや通信機器等のIT機器を設置するデータセンター等は、機器が発生する熱による誤動作や故障を防ぐために空調システムを設置することが不可欠となっている。
データセンターの空調システムは、データセンターの建屋構造をIT機器を設置した機器設置空間と、その機器設置空間の床下に設けられた床下空間とからなる二重床構造とし、空調機により機器設置空間の空気を取り込んで冷気を床下空間に送出して、床下空間から冷気を機器設置空間に供給する床下空調方式が一般的に知られている。
機器設置空間に設置されるサーバ等の機器はラックに収容され、そのラックは内蔵するファンにより前面から冷気を取り込み、背面および上面から暖められた暖気を排出するようになっている。ラックは複数台でラック列を形成し、各ラック列は前面が同一面となるように揃えられ、互いのラック列は前面同士、および背面同士が向き合う形に配置されている。ラック列の向かい合う前面で構成される床は、床下空間と機器設置空間とを連通するグリル構造のコールドアイルを形成している。ラック列はグリル構造の床を介して床下空間から冷気を取り込むようになっている。
ところで、空調機から床下空間に送出された冷気は、当初は床下空間の床面に沿って並行に流れるが、空調機から距離が離れるに従ってその流れは徐々に上向きとなりコールドアイルのグリルから機器設置空間に吹き出す。この冷気の流れは、データセンターに複数のコールドアイルを有するに、コールドアイルによって風量の大きなコールドアイルと少ないコールドアイルを生じさせることがある。また、1つのコールドアイル内においてもグリルの位置によって吹き出す風量が異なる風量分布を生じさせることがある。このような場合に、グリルからの冷気の風量が少ない位置に配置されたラックは温度上昇の危険があるため、どのグリルからも充分な風量を得られるように空調機からの風量を増加させる必要があり、無駄な電力を使うことになる。
床下からの風量の分布を制御する方法として、グリルにファンを内蔵し、ラックに設置したコンピュータに風量検知部を備え、風量を検知してグリルのファン回転速度を制御して風量を調節することが知られている。
特許第3686825号公報
日本電気技術者協会、電気技術回折講座−電力応用、http://www.jeea.or.jp/course/contents/09202/(2010.10.19閲覧)
上記したように、データセンターでは二重床構造とした床下空調方式が一般となっている。この空調方式は、空調機からの冷気を床下空間に送出し、コールドアイルを形成するグリルから冷気を吹き出させ、それをラックが内蔵するファンで取り込んでラック内に収容したIT機器を冷却するものである。しかしながら、グリルから吹き出す冷気の風量はグリルの位置によってばらつきがあり、ばらつきによる影響を無くすために空調機からの風量を増加させて無駄な電力を使っていた。
風量のばらつきを制御する方法として、グリルにファンを備えて風量を検知し、ファンの回転速度を制御する方法があるが、それらの設置はコストアップとなり経済的な問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、データセンターなどにおいてグリルからの風量を均一化して効率よく空調できる空調構造を提供することを目的とする。
発明の一観点によれば、本発明のデータセンターの空調構造は、発熱機器を設置した機器設置空間と、機器設置空間の床下に設けられた床下空間と、機器設置空間の空気を取込み温度制御した空気を床下空間に送出する空調機と、機器設置空間と床下空間との間に設けられ温度制御された空気を床下空間から機器設置空間へ供給するグリルと、所定の開口率を有し、床下空間を上下に第1の空間と第2の空間とに区画する風向制御板とを備えるデータセンターの空調構造が提供される。
床下空間を孔の開いた風向制御板で上下に区画するようにしたので、空調機から送出された冷気の流れはこの風向制御板を通って上向きとなり、グリルから吹き出す風量は均一化され効率よく空調できる。
データセンターにおける床下空調例を示す図である。 本発明の空調システムの構造例を示す図である。 本発明の床下空間を構成するパーツ例を示す図である。 本発明の床下空間組み立て例を示す図である。 データセンターのシミュレーションモデル例を示す図である。 風向制御板のない場合のシミュレーション結果例を示す図である。 風向制御板を設置した場合のシミュレーション結果例を示す図である。 グリルからの吹き出し風量を示す図である。 風向制御板の高さと開口率を変えた場合のシミュレーション結果を示す図である。
本発明の特徴を明確にするために、実施形態の説明の前に先に説明した床下空調方式の一般的な例とグリルから吹き出す冷気の風量にばらつきが生ずる例を説明する。図1(a)はデータセンターにおける床下空調の例を示す図で、データセンター10は床30上に支持脚(不図示)を配置し、その上に床パネルを嵌め込んで床20を形成している。従って、データセンター10は床30と床20の二重床の構造を成し、床20と天井(不図示)との間の機器設置空間11と床30と床20との間の床下空間12とに区画されている。機器設置空間11には空調機50やIT機器を収容したラック列60等が設置され、床下空間12にはIT機器に接続する電源ケーブルや信号線ケーブルが収容される。機器設置空間11の床20の一部はグリル40構造を成し、機器設置空間11と床下空間12とを連通している。
空調機50は上面および前面から機器設置空間11のIT機器等の発熱により暖められた空気を取込み、空調機50下部から床下空間12に冷気を送出する。この床下空間12に送出された冷気は、グリル40を通って機器設置空間11に吹き出すことになる。ラック列60は複数のラックで構成され、各ラックはファンを内蔵した機器を搭載しており、このファンによりラックの前面下部からグリル40を通過した冷気を取込み、ラック内を通って暖められた空気(暖気)を背面、および上部から排気する。冷気と暖気の流れを効率よく行なわせるために、ラック列60は各ラックの前面を揃えて列を成すと共に、2つのラック列を前面が向き合うように配置する。前面が向き合った床は床下空間からの冷気が吹き出るグリルパネルを配置し、コールドアイルを形成する。なお、ラック列の向かい合う背面で構成される床はフロアパネルを配置し、ラックに収容した機器によって暖められた空気(暖気)が排気されるホットアイルとなる。
次に、グリル40から吹き出す冷気の風量にばらつきが生ずる例を図1(b)を用いて説明する。図1(b)は、図1(a)に示すA−A’断面で、空調機50は上面および前面に空気取込み口51、52を備え、下部に冷気吹き出し口53を備えている。空調機50は空気取込み口51、52からラック列60から排気された暖気(点線の矢印)を取込み、取り込んだ暖気を熱交換により冷気とし、この冷気(実線の矢印)を冷気吹き出し口53から床下空間12に送出する。床下空間12に送出された冷気は床30面上に沿って略水平に流れ、その冷気の流れは空調機50から離れるに従って徐々に上向き、グリル40を通って機器設置空間11に吹き出す。図1(b)に示すように、空調機50に近いほど上向きの冷気が少ないためグリル40から吹き出す風量は小さいが、空調機50からの離れるに従い上向きの冷気が多くなり、風量が大きくなる。即ち、グリル40の位置によって風量にばらつきが生じることになる。
本発明はグリル位置によってばらつく風量を均一化させるものである。以下にその実施例を図2〜図9を用いて説明する。
本発明の空調システムの特徴は床下空間にあり、その構造を図2に示す。図2は、図1(b)に合わせて描いた図である(全体構造を表す図は図1(a)と同一となるので省略した)。図2に示すように、風向制御板100によって床下空間12を下層床下空間12aと上層床下空間12bの上下の空間に分割している。風向制御板100はグリル40と同様に上下の空間(下層床下空間12aと上層床下空間12b)を連通する孔を多数個形成している。
空調機50と床下空間12との間にはダクト200を配置している。ダクト200は空調機50の冷気吹き出し口53から送出される冷気を下層床下空間12aに導く。下層床下空間12aに送り込まれた冷気は、下層床下空間12aを流れると共に一部は孔の開いた風向制御板100を通って上層床下空間12bに流れ込む。風向制御板100を通るとき、冷気の流れに垂直方向の風力のベクトルが加わり上層床下空間12bには上向き方向の流れを持った冷気が流れ込む。これらの冷気は更にグリル40を通って機器設置空間11に吹き出すことになる。
図1(b)に示す風向制御板100がないときと、図2に示す風向制御板100を設置したときの違いは、空調機50に距離が近いグリル40の床下空間12(風向制御板100を設置した場合は上層床下空間12b)の冷気の風向が異なることである。具体的には、風向制御板100がないときの冷気は略水平に流れるが、風向制御板100を設置したときの冷気の流れは上向いたものとなっている。このため、風向制御板100を設置したことにより、空調機50に距離が近いグリル40から機器設置空間11に吹き出す冷気の風量は設置前に較べて増加することになる。
次にデータセンター10に風向制御板100を設置した床下空間12を構築する例を説明する。図3は、床下空間12を構成するパーツである支持脚300、風向制御板100およびグリルパネル41を示した図である。
支持脚300は、床面に固定されるベースプレート310の上面に、支柱320を垂直に設けた構造になっている。さらに支柱320の略中央の高さ位置には、風向制御板100を載せる風向制御板受台330を設け、上端にはグリルパネルやフロアパネルを載せるパネル受台340を設けている。風向制御板受台330には高さ調節が可能のように支柱320と風向制御板受台330とを固定するネジを備えている。支持脚300のベースプレート310の下面からパネル受台340の上面までの高さは床下空間の高さを決める寸法で、この例では800mmである。材質はフロアパネルを介してラック列などを支える必要があり、大きな強度を要するためここではスチールを用いている。
風向制御板100は、上下の面を貫通する孔を形成した板である。孔の形状は丸でも矩形でもよいが、ここでは開口率を60%としている(開口率は、風向制御板100の面積に対する開口面積の比率である)。また、風向制御板100の四隅を支柱320の風向制御板受台330に載せるため、4つの角部は角切りしてある。ここでの風向制御板100の形状は600mm×600mm×30mmで、アルミダイキャストにより作成している。
グリルパネル41は、開口率は60%、形状は600mm×600mm×50mmで、アルミダイキャスト、あるいはスチールにより作成される。グリルパネル41は風向制御板100と略同様の形状であるが、通路を構成する床でもあるため、それに耐え得る強度が必要である。
図4に、図3に示したパーツを用いて床を組み立てる例を説明する。予め、図2に示したダクト200が設置されているものとし、その個所以外のデータセンター10の床30に支持脚300を600mm角に配置する。図4(a)は4個の支持脚300を配置した例を示したが、データセンター10の床30の全床面に配置する。
続いて、風向制御板100の四隅を支持脚300の風向制御板受台330に載せる。風向制御板受台330の高さは、ここでは床30から400mmに合わせている(床下空間の高さが800mmであるので、風向制御板100は床下空間の50%の高さ、ということになる)。データセンター10の床30に配置した支持脚300の全てに風向制御板100を載せた後、グリルパネル41の四隅をパネル受台340に載せる。グリルパネル41はコールドアイルを形成する部分のみで、他の部分は孔の明いていないフロアパネル(不図示)をパネル受台340に載せる(グリルパネル41とフロアパネルの外形寸法は同一である)。全ての支持脚300上に、グリルパネル41若しくはフロアパネルを配置すれば作業完了である。
次に本発明の風向制御板の効果を確認するためにグリルから吹き出す冷気の風速をシミュレーションした(風量は風速×単位面積で求まり、風速を求めることで風量を知ることができる)。図5は、シミュレーションを行うためのデータセンターのモデルを示したもので、データセンター400にはラック列430を4列配置し、そのラック列430の中央と左右に3列のグリル410(複数のグリルパネルで構成)を設けている。また、ラック列430の両端方向に空調機420を合計4個を配置している。データセンター400の平面寸法は20.4m×16.8m、床下空間の高さは800mm、1列のグリル410の寸法は13.2m×1.2mである。
シミュレーションは、空調機420の風量を4.4m/sec、8.4m/sec、10m/secの弱、中、強の3種類に対し、風向制御板がない場合と風向制御板を設置した場合(風向制御板の床下空間における高さは400mmとした)について実施した。図6は風向制御板がない場合のシミュレーション結果である。図6(a)〜(c)は空調機420に設定した前述の各風量に対するグリル410からの吹き出す風速を白黒の濃度で示している。各図において、左側に風速値を白黒の濃度で表すゲージを示し、右側にグリル410からの風速を白黒濃度で示している。例えば、図6(a)は空調機風量が4.4m/secの結果を示した図で、3列の真ん中のグリル410では中央部の風速は0.7〜0.8m/secであるのに対し、端部では0.3m/sec以下の風速となり、1列のグリル410の中で風速の強弱の差は大きい。また、両側のグリル410は1列内の強弱の差は真ん中の1列より少ないものの、やはり中央部の風速は大きいことが分かる。図6(b)は空調機風量が8.4m/secの結果を示した図であるが、各列とも略中央部に部分的に強い風速(1.5m/sec)を示す個所があり、1列内のグリル410位置における風速の強弱の差は図6(a)より大きくなっている。空調機風量が10m/secの図6(c)でもその傾向はより強く表れている。
次に、風向制御板を設置した場合のシミュレーション結果を図7に示す。図6と同様に、図7(a)〜(c)は空調機420に設定した各風量に対する結果を示している。図7(a)
の空調機風量が4.4m/secでは略0.5m/secの風速でグリル410の列間、列内で均一になっていることが分かる。また、空調機風量が8.4m/sec、および10m/secの図7(b)と図7(c)においても、それぞれ略0.8m/sec、および1.1m/secの風速で、図7(a)と同様にグリル410の列間、列内で均一になっている。即ち、風向制御板を設置することで、コールドアイルを形成するグリルパネルから吹き出す風速(即ち、風量)を均一化する効果があることが判る。
図6、図7の風速を風量に換算し、グリル410から吹き出す最大風量と最小風量の値を空調機420の風量に対してプロットしたグラフが図8である。図8に示されるように、点線で示した風向制御板なしの最大風量と最小風量で囲われる領域の中に風向制御板ありの最大風量と最小風量の領域が収まり、明らかに均一化の効果を見て取れる。例えば空調機420の設定風量が4.4m/secの場合では、単位面積当たりの最大風量と最小風量の差は風向制御板なしでは0.12m/secであるのに対し、風向制御板ありでは0.02m/secと1/6に減少し、ばらつきが改善している。
次に、風向制御板を設置した場合の消費電力について検討する。例えば、空調機420風量が4.4m/secの場合の風向制御板なしの最小風量(図8のa)を、風向制御板ありの最小風量(図8のb)まで増加させようとすると、空調機420の風量を2.3倍にする必要がある。風量はファンの回転数に比例し、ファンの消費電力は回転数の3乗に比例することから、風量を2.3倍にするためには消費電力は約12倍となる。
一方、風向制御板を設置したことにより空気抵抗が増大し、空調機420から送出する風圧を増加する必要があり、この点も考慮する必要がある。空調機420からの冷気は風向制御板の下の空間(図2の下層床下空間12a)に送出するようにしており、風向制御板を設置する床下空間の高さが圧力に影響する。風向制御板を低く設置した場合は、風向制御板の下の空間は狭くなるので圧力を高くする必要がある。風向制御板を高く設置した場合は、風向制御板を設置しない状態に近づき圧力を高くする必要はなくなるが、均一化の効果が薄くなってしまうことが考えられる。風向制御板の開口率も圧力に影響するので、風向制御板の高さと開口率を変えて、空調機420の空気取り入れ口と送出口の圧力差とグリル410からの吹き出し量比をシミュレーションにより求めた(シミュレーションモデルは図5と同一であり、空調機420風量を4.4m/secとした)。図9(a)〜(d)は、風向制御板の高さを床下空間の25%、50%、62.5%および87.5%の高さに設置した場合の結果を示している。縦軸の最大圧力差は、空調機420の空気取り入れ口と送出口の圧力差であり、グリル吹き出し風量比はグリル410からの吹き出し量の最大と最小の比である。
風向制御板を設置しない場合の最大圧力差は70Paで、その10%増(即ち、77pa)までを許容値とし、グリルの吹き出し風量比を1.5倍までを許容値とすることとする。図中に示した一点鎖線はその許容値を示しており、図9(a)〜(d)に示した圧力差および風量比のグラフはこの一点鎖線より下にあることが望ましい。図に示されるように、両グラフが一点鎖線より下回っているものは、図9(b)の風向制御板高さが50%で開口率が10〜60%の場合である。また、風向制御板高さが62.5%では開口率を10〜30%でもよい。従って、この条件で風向制御板を設置すれば空調機420の圧力増加は10%でよいことになり、空調機420の圧力が風量に比例するとすれば前述の計算により風量10%増の消費電力の増加は約1.2倍となる。
先に求めた風向制御板を設置せずに必要風量を得るために風量増とする場合の消費電力の増加は約12倍であったが、風向制御板を設置することによる風量10%増とする消費電力は約1.2倍でよいことになり、大幅な消費電力の節減が図れることになる。
以上、本発明の空調システムの実施例を説明したが、これらは上記した内容に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得るものである。
10 データセンター
11 機器設置空間
12 床下空間
12a 下層床下空間
12b 上層床下空間
20 床
30 床
40 グリル
41 グリルパネル
50 空調機
51 空気取込み口
52 空気取込み口
53 冷気吹き出し口
60 ラック列
100 風向制御板
200 ダクト
300 支持脚
310 ベースプレート
320 支柱
330 風向制御板受台
340 パネル受台
400 データセンター
410 グリル
420 空調機
430 ラック列

Claims (2)

  1. 発熱機器を設置した機器設置空間と、
    前記機器設置空間の床下に設けられた床下空間と、
    前記機器設置空間の空気を取込み、温度制御した空気を前記床下空間に送出する空調機と、
    前記機器設置空間と前記床下空間との間に設けられ、前記温度制御された空気を該床下空間から該機器設置空間へ供給するグリルと、
    所定の開口率を有し、前記床下空間を上下に第1の空間と第2の空間とに区画する風向制御板と
    を備えることを特徴とするデータセンターの空調構造。
  2. 前記第1の空間が前記床下空間の下層に区画された空間であるとき、前記空調機により温度制御された空気は該第1の空間に送出され、前記第2の空間を経て前記グリルを介して前記機器設置空間に供給される
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータセンターの空調構造。
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