JP2012127476A - 変速操作機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チェンジ軸11に固定され、チェンジペダル24の操作量に応じた角度、チェンジ軸芯O1回りに回動すると共に、駆動用係合孔30を有するチェンジアーム12と、前記駆動用係合孔30に遊動可能に係合する駆動ピン33を有し、チェンジアーム12の回動により、前記チェンジドラム13のドラム軸芯O3回りに回動され、チェンジドラム13をシフトアップ方向及びシフトダウン方向のいずれか任意の回動方向に、所定角度だけ回動するラチェット機構31と、を備えている。ラチェット機構31は、駆動ピン33がドラム軸芯O3よりもチェンジ軸11側に位置するように、配置されている。
【選択図】図2
Description
(a)前記駆動用係合孔は、非変速操作時に前記駆動ピンが位置する待機部と、前記チェンジ軸芯からの距離が、チェンジ軸芯から前記待機部までの距離よりも長く、かつ、前記待機部よりも前記チェンジアームの回動方向の一方に変位したシフトアップ作動部と、前記チェンジ軸芯からの距離が、チェンジ軸芯から前記待機部までの距離よりも長く、かつ、前記待機部よりも前記チェンジアームの回動方向の他方に変位したシフトダウン作動部と、前記待機部と前記シフトアップ作動部及び前記シフトダウン作動部との間に亘り、前記駆動ピンをガイドするガイド通路と、を有する。この場合、前記ガイド通路は、前記待機部から前記チェンジ軸芯回りの回動方向に離反するにつれて、前記チェンジ軸芯からの距離が徐々に増加するように形成されていることが好ましい。
ギヤ式変速装置のシフトフォークを作動するチェンジドラムを、チェンジペダルの操作に連動して、所定角度ずつ回動させる変速操作機構において、チェンジ軸に固定され、前記チェンジペダルの操作量に応じた角度、チェンジ軸芯回りに回動すると共に、駆動用係合孔を有するチェンジアームと、前記駆動用係合孔に遊動可能に係合する駆動ピンを有し、前記チェンジアームの回動により、前記チェンジドラムのドラム軸芯回りに回動され、前記チェンジドラムをシフトアップ方向及びシフトダウン方向のいずれか任意の回動方向に、前記所定角度だけ回動するラチェット機構と、を備え、前記ラチェット機構は、前記駆動ピンが前記ドラム軸芯よりも前記チェンジ軸から遠くに位置するように、配置され、前記駆動用係合孔は、非作動時に前記駆動ピンが位置する待機部と、前記チェンジ軸芯からの距離が、チェンジ軸芯から前記待機部までの距離よりも短く、かつ、前記待機部よりも前記チェンジアームの回動方向の一方に変位したシフトアップ作動部と、他方に変位したシフトダウン作動部と、前記待機部と前記シフトアップ作動部及び前記シフトダウン作動部との間に亘り、前記駆動ピンをガイドするガイド通路と、を有する。
略同様な効果を得ることができる。
図1〜図8は本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車用の変速操作機構を示しており、これらの図面に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は、エンジンの右側面図、図2は変速操作機構の斜視図である。図1において、エンジンEは、自動二輪車のメインフレーム1の下側に搭載されており、シリンダ2及びクランクケース3等を備え、クランクケース3の後部には、ギヤ式変速装置を内蔵するトランスミッションケース部3aが設けられ、該トランスミッションケース部3aの右側を覆う右側エンジンカバー(図示せず)内には、たとえばジェネレータ等と共に、変速操作機構のチェンジアーム12、オイルポンプ駆動用のチェーン5等が配置されている。
図3及び図4は、非変速操作位置及びシフトアップ位置のチェンジアーム12及びラチェット機構31の右側面図、図5は、チェンジアーム12の駆動用係合孔30の拡大図、図6は図3のVI-VI断面図、図7及び図8は、それぞれ図6のVII-VII断面図及びVIII-VIII断面図である。
図2において、シフトアップ操作は、チェンジペダル24を所定の操作角度θ1だけ矢印Su1方向に押し上げることにより、連結ロッド21を前方(実線の矢印方向)に押し、中間アームを矢印Su2方向に回動し、これにより、チェンジ軸11を介して、チェンジアーム12を、チェンジ軸芯O1回りに回動角(揺動角)θ2だけ矢印Su2方向に回動する。
(シフトダウン操作及び作動)
(1)図3において、駆動ピン33が、ドラム軸芯O3よりもチェンジ軸芯O1側に位置するように、ラチェット機構を配置しているので、駆動用係合孔30を有するチェンジアーム12の長さを、図14の従来例に比べて短くすることができ、変速操作装置をコンパクトにすることができる。これにより、たとえば、図1に示すポンプ駆動用のチェーン5とチェンジアーム12との干渉を避けることもできる。
図9は第2の実施の形態であり、チェンジアーム12の駆動用係合孔30は、チェンジ軸11の径方向に長い長孔として形成されている。その他の構造は、前記第1の実施の形態と同様であり、同じ部品には同じ符号を附してある。特に、ラチェット機構31の駆動ピン33は、ドラム軸芯O3よりもチェンジ軸芯O1側に配置されている。
図10及び図11は、本発明の第3の実施の形態であり、前記第1の実施の形態の構造に加え、ラチェット機構31の駆動ピン33を待機部30hへ付勢する付勢機構として、付勢レバー71を備えている。その他の構造は、第1の実施の形態と同じであり、同じ部品には同じ符号を附してある。
図12は、本発明の第4の実施の形態であり、前記第2の実施の形態ように、駆動用係合孔30として長孔が形成された構造において、ラチェット機構31の駆動ピン33を待機部30hへ付勢する付勢機構として、付勢レバー75を備えている。その他の構造は、第2の実施の形態と同じであり、同じ部品には同じ符号を附してある。
図13は、本発明の第4の実施の形態であり、前記第1の実施の形態のようなハート形の駆動用係合孔の変わりにYの字形の駆動用係合孔30を備えている。その他の構造は、第1の実施の形態と同じであり、同じ部品には同じ符号を附してある。
(1)駆動用係合孔30の形状は、前記第1の実施の形態のハート形や第5の実施の形態のYの字形の代わりに、Vの字形とすることも可能である。Vの字形の場合には、たとえば、図5において、駆動側ガイド縁30a1,30b1は、待機部中心Owと作動部中心Ofとを直線で結ぶ仮想線X1、X1と略平行に形成されることになる。
12 チェンジアーム
13 チェンジドラム
24 チェンジペダル
30 駆動用係合孔
30u シフトアップ作動部
30d シフトダウン作動部
30a シフトアップ用ガイド通路
30b シフトダウン用ガイド通路
31 ラチェット機構
33 駆動ピン
71,75 付勢レバー(付勢機構)
O1 チェンジ軸芯
O3 ドラム軸芯
θ2 チェンジアームの揺動角度
θ3 チェンジドラムの回動所定角度
Claims (6)
- ギヤ式変速装置のシフトフォークを作動するチェンジドラムを、チェンジペダルの操作に連動して、所定角度ずつ回動させる変速操作機構において、
チェンジ軸に固定され、前記チェンジペダルの操作量に応じた角度、チェンジ軸芯回りに回動すると共に、駆動用係合孔を有するチェンジアームと、
前記駆動用係合孔に遊動可能に係合する駆動ピンを有し、前記チェンジアームの回動により、前記チェンジドラムのドラム軸芯回りに回動され、前記チェンジドラムをシフトアップ方向及びシフトダウン方向のいずれか任意の回動方向に、前記所定角度だけ回動するラチェット機構と、を備え、
前記ラチェット機構は、前記駆動ピンが前記ドラム軸芯よりも前記チェンジ軸側に位置するように、配置されていることを特徴とする、変速操作機構。 - 請求項1に記載の変速操作機構において、
前記駆動用係合孔は、
非変速操作時に前記駆動ピンが位置する待機部と、
前記チェンジ軸芯からの距離が、チェンジ軸芯から前記待機部までの距離よりも長く、かつ、前記待機部よりも前記チェンジアームの回動方向の一方に変位したシフトアップ作動部と、
前記チェンジ軸芯からの距離が、チェンジ軸芯から前記待機部までの距離よりも長く、かつ、前記待機部よりも前記チェンジアームの回動方向の他方に変位したシフトダウン作動部と、
前記待機部と前記シフトアップ作動部及び前記シフトダウン作動部との間に亘り、前記駆動ピンをガイドするガイド通路と、を有する、変速操作機構。 - 請求項2に記載の変速操作機構において、
前記ガイド通路は、前記待機部から前記チェンジ軸芯回りの回動方向に離反するにつれて、前記チェンジ軸芯からの距離が徐々に増加するように形成されている、変速操作機構。 - 請求項2又は3に記載の変速操作機構において、
前記駆動用係合孔の前記待機部近傍における前記ガイド通路の通路幅は、前記駆動ピンの外周面に対し、隙間を有する大きさに形成されている、変速操作機構。 - 請求項2乃至4のいずれか一つに記載の変速操作機構において、
前記駆動ピンを前記待機部側に向けて付勢する、付勢機構を備えている変速操作機構。 - ギヤ式変速装置のシフトフォークを作動するチェンジドラムを、チェンジペダルの操作に連動して、所定角度ずつ回動させる変速操作機構において、
チェンジ軸に固定され、前記チェンジペダルの操作量に応じた角度、チェンジ軸芯回りに回動すると共に、駆動用係合孔を有するチェンジアームと、
前記駆動用係合孔に遊動可能に係合する駆動ピンを有し、前記チェンジアームの回動により、前記チェンジドラムのドラム軸芯回りに回動され、前記チェンジドラムをシフトアップ方向及びシフトダウン方向のいずれか任意の回動方向に、前記所定角度だけ回動するラチェット機構と、を備え、
前記ラチェット機構は、前記駆動ピンが前記ドラム軸芯よりも前記チェンジ軸から遠くに位置するように、配置され、
前記駆動用係合孔は、
非作動時に前記駆動ピンが位置する待機部と、
前記チェンジ軸芯からの距離が、チェンジ軸芯から前記待機部までの距離よりも短く、かつ、前記待機部よりも前記チェンジアームの回動方向の一方に変位したシフトアップ作動部と、他方に変位したシフトダウン作動部と、
前記待機部と前記シフトアップ作動部及び前記シフトダウン作動部との間に亘り、前記駆動ピンをガイドするガイド通路と、を有する、変速操作機構。
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