JP2012126336A - 車両用フレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】側突時や横転時等に車室内を保護すると共に、車体のねじり剛性を向上させて車両の良好な操縦安定性を実現するために必要な強度や剛性を具備しながら、十分に軽量化された車両用のフレーム構造を提供する。
【解決手段】車体側の第1面部11と、車内側の第2面部12と、これらの間の第3面部13、13とを有する断面略矩形の管状のフレーム本体10内の前記第3面部寄りに、第1面部11と第3面部との間の角部に合致する第1基部22a、32aと、第2面部12と第3面部13との間の角部に合致する第2基部と22b、32bと、これらを連結して一体化する中間部22c、32cとを有する樹脂体20、30を配設し、該樹脂体20、30におけるフレーム本体10の中央部を臨む辺部の中間の部位に、前記第3面部13側に向けて窪む凹部22e、32eを設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、車体を構成するサイドシルやピラー等のフレーム構造に関し、車両の車体構造技術の分野に属する。
自動車等の車両においては、車体の側部下縁に配設されて前後方向に延びるサイドシルや、車体側面の開口部に沿って配設されて上下方向に延びるピラーなどとして、金属製の板状素材を用いて閉断面状に形成した管状フレームが設けられるが、この種のフレームは、例えば衝突時や横転時に車室内を保護するために、或いは車体のねじり剛性を向上させて車両の良好な操縦安定性を実現するために、所要の強度や剛性が要求される。
このような要求に応じるものとして、特許文献1、2には、センタピラー等を構成する管状フレームの内部に、樹脂製の補強体を配設したものが開示されている。また、特許文献3には、同じくセンタピラー等を構成する管状フレームの内部に、外力が作用する外面と該面に対向する内面との間に両側の側面に沿って一対の仕切部材を配設し、該フレームの内部を3つの空間に仕切ると共に、両側の仕切部材と側面との間の空間に発泡剤を充填した補強構造が開示されている。
特開2002−362412号公報 特表2004−525813号公報 特開2005−119588号公報
ところで、前記のような管状フレームの内部に配設される補強部材は、車体の重量増を抑制するために、極力軽量に形成されることが望まれるのであるが、上記のように、種々の要求に応じるため、前記特許文献1の補強体における縦板、特許文献2の補強体における補強リブは、いずれもフレーム内部の閉断面の全域に及ぶ形状とされており、軽量化が必ずしも十分に図られているとはいえない面がある。
また、特許文献3の補強構造は、歪が集中しやすいフレームの角部を重点的に補強し、閉断面の中央の一対の仕切部材の間の空間を中空状としているから、閉断面の全領域を補強するものに比べて軽量化されることになるが、この補強構造においてもさらに軽量化する余地があり、所要の強度、剛性の確保と、軽量化とが十分に両立できているとはいえない面がある。
そこで、本発明は、車両のフレーム構造として、例えば側突時や横転時等に車室内を保護するために、或いは車体のねじり剛性を向上させて車両の良好な操縦安定性を実現するために必要とされる強度や剛性を具備しながら、軽量化が十分に図られたフレーム構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本願各請求項に記載の発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明は、管状のフレーム本体の内部に、該フレーム本体を補強するための樹脂体を配設した車両用フレーム構造であって、前記フレーム本体は、車体外方を向く第1面部と、該第1面部と対向する車内側の第2面部と、該第1面部と第2面部との間に位置して該第1面部と第2面部との間でそれぞれ角部を形成する両側の第3面部とを有し、断面形状が中空の略矩形状に形成されていると共に、前記樹脂体は、一対備えられて前記フレーム本体の両側の第3面部寄りにそれぞれ配設され、かつ、各樹脂体は、前記フレーム本体の第1面部と第3面部との間に形成される角部に合致して該角部内面に接合される第1基部と、前記フレーム本体の第2面部と第3面部との間に形成される角部に合致して該角部内面に接合される第2基部と、前記第1、第2基部を連結してこれらを一体化し、前記フレーム本体の第3面部の内面に接合される中間部とを有すると共に、該樹脂体におけるフレーム本体の中央部を臨む辺部の中間の部位に、前記第3面部側に向けて窪む凹部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記凹部は、曲線状に設けられていることをと特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、前記樹脂体は、前記フレーム本体の長手方向に並ぶ複数のリブと、これらのリブを連結する連結部とで構成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記樹脂体は、前記フレーム本体への各接合部に、発泡接着剤により接合されていると共に、前記発泡接着剤の発泡時に一対の樹脂体がフレーム本体の中央部側へ移動することを阻止する移動規制手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の発明において、前記移動規制手段は、前記一対の樹脂体を結合する結合部であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項4に記載の発明において、前記移動規制手段は、前記フレーム本体における第1面部と第2面部の少なくとも一方に設けられ、前記一対の樹脂体の間に突入して両樹脂体の接近を阻止するビードであることを特徴とする。
そして、請求項7に記載の発明は、前記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記フレーム本体は、当該車両のセンタピラーを構成するものであり、前記樹脂体は、前記センタピラーの下部に配設される下方への延長部を有し、該延長部は、前記フレーム本体の第1面部と第3面部との間に形成される角部に合致して該角部内面に接合される基部と、該基部から第3面部に沿って第2面部側に延び、該第3面部に接合される脚部とでなることを特徴とする。
以上の構成により、前記各請求項に記載の発明によれば、次の効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、フレーム本体の内部に配設された一対の樹脂体は、該フレーム本体の第1面部と第3面部との間に形成される角部に合致する第1基部と、該フレーム本体の第2面部と第3面部との間に形成される角部に合致する第2基部と、前記第1、第2基部を連結してこれらを一体化する中間部とを有し、前記フレーム本体の内面に接合されるので、該フレーム本体が当該車両の例えばピラーやサイドシル等を構成するものである場合に、これらに入力される側突時や横転時等の荷重、或いは車体のねじれによる荷重等により、フレーム本体の第1面部側または第2面部側のいずれの角部に歪が集中する場合にも、これらの角部が該樹脂体の第1、第2基部のいずれか一方により或いは双方により補強されることになり、また、中間部を介して第1面部側の角部と第2面部側の角部との間で荷重が確実に伝達、分散されることになる。
したがって、前記のような各種の荷重に対し、フレーム本体の断面形状の変形が抑制され、当該車両の側突時や横転時等に車室内が保護されると共に、車体のねじり剛性が向上して該車両の良好な操縦安定性が実現される。
そして、特にこの発明によれば、前記樹脂体におけるフレーム本体の中央部を臨む辺部の中間の部位に、該フレーム本体の第3面部側に向けて窪む凹部が設けられているので、前記のように、第1、第2基部及び中間部によるフレーム本体の角部の補強機能や荷重の伝達機能を確保しながら、これらの機能に余り関与しない前記部位の余分な肉が除去されることになり、前記部位を窪ませない場合に比べて樹脂体が軽量化される。これにより、重量増加を抑制して当該車両の燃費の改善ないし省エネルギー効果の向上を図りつつ、当該フレームに要求される各種の荷重に対する強度や剛性が向上され、両者が両立することになる。
そして、請求項2に記載の発明によれば、前記凹部は曲線状に設けられているので、樹脂体が荷重を受け止め、或いは荷重を伝達する場合に、該凹部における応力の集中が緩和されることになり、該凹部の形状が角を有する場合に比べて、樹脂体の強度や耐久性が向上する。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記樹脂体は前記フレーム本体の長手方向に並ぶ複数のリブを連結部で連結した構成とされているので、フレーム本体の角部の補強機能や荷重の伝達機能を維持しながら、第1、第2基部及び中間部を有する断面形状がフレーム本体の長手方向に連続する場合に比べて、軽量化されることになる。
ところで、前記樹脂体をフレーム本体の内部に配設する場合に、該樹脂体の周囲に塗布した発泡接着剤を発泡させることにより、該樹脂体をフレーム本体の内面に接合させる方法が用いられることがあるが、この場合、発泡接着剤が発泡するときに、フレーム本体の両側の第3面部寄りにそれぞれ配置された樹脂体が互に接近するように該フレーム本体の中央部に移動するおそれがある。この場合、樹脂体の位置が所定の位置からずれるので、該樹脂体に要求される補強機能や荷重伝達機能が低下することになる。
これに対し、請求項4に記載の発明によれば、前記発泡接着剤の発泡時に、一対の樹脂体がフレーム本体の中央部側へ移動することを阻止する移動規制手段が設けられるので、該樹脂体がフレーム本体内部の所定の位置で該本体に接合されることになり、該樹脂体の所要の補強機能や荷重伝達機能が実現される。
その場合に、請求項5に記載の発明によれば、前記移動規制手段は、前記一対の樹脂体を結合する結合部で構成され、これにより、前記発泡接着剤の発泡時に、これらの樹脂体がフレーム本体の中央部側へ移動することが阻止される。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記移動規制手段は、前記フレーム本体における第1面部と第2面部の少なくとも一方に設けられて、前記一対の樹脂体の間に突入する
ビードで構成され、これにより、請求項5荷記載の発明と同様、前記発泡接着剤の発泡時に、一対の樹脂体がフレーム本体の中央部側へ移動することが阻止される。
そして、本願の請求項7に記載の発明によれば、当該フレーム構造が車両のセンタピラーに適用され、この場合、当該車両の側突時に、該センタピラーに車体内方へ屈曲させるような曲げ荷重が作用し、フレーム本体の車外側に位置する第1面部側の角部に歪が集中することになるが、前記樹脂体の第1基部がフレーム本体の車外側に位置する第1面部側の角部を補強すると共に、中間部を介して該角部から車内側に位置する第2面部側の角部へ荷重を伝達して分散させることにより、前記曲げ荷重による第1面部側の角部における歪の集中が抑制されて、フレーム本体ないしセンタピラーの変形が抑制され、該ピラーの耐側突性能が向上する。
また、当該車両の横転時には、いわゆるルーフクラッシュ荷重がセンタピラーに作用して、該ピラーに車体外方へ屈曲させるような曲げ荷重が作用し、フレーム本体の車内側に位置する第2面部側の角部に歪が集中することになるが、前記樹脂体の第2基部がフレーム本体の車内側に位置する第2面部側の角部を補強しているので、該角部における前記曲げ荷重による歪の集中が抑制され、フレーム本体ないしセンタピラーの変形が抑制されて、該ピラーの耐ルーフクラッシュ性能が向上する。
さらに、路面の凹凸等によって車体にねじり荷重が発生したときには、フレーム本体の前記第2面部側の角部に歪が集中することになるが、この角部は樹脂体の前記第2基部により補強されているので変形が抑制され、これにより、前記ねじり荷重に対する該フレームないしセンタピラーの剛性、ひいては車体のねじり剛性が向上し、車両の操縦安定性が向上する。
なお、センタピラーの下部には、前記のルーフクラッシュ荷重や車体のねじり荷重が及ぶことが少なく、したがって、該ピラーの下部では、前述の側突による曲げ荷重に対する補強のみを施せばよいことになる。
そこで、この請求項7荷記載の発明では、前記樹脂体に、前記第1基部と同様に、フレーム本体の第1面部と第3面部との間に形成される角部に合致する基部と、該基部から第3面部に沿って第2面部側に延びる脚部とでなり、前記第2基部に相当する部分を有しない延長部を設け、該延長部を前記センタピラーの下部に配設するようにしたのである。これにより、必要な補強を確実に行いながら、樹脂体の重量の不要な増大が回避され、強度、剛性の確保と軽量化とが、より効果的に両立されることになる。
本発明の実施形態におけるセンタピラーの分解斜視図である。 同センタピラーの断面図である。 センタピラーのフレーム本体内に配設された樹脂体を示すもので、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。 本発明の前提となる補強すべき領域の説明図である。 前記樹脂体のリブの基本形状を示す断面図である。 同樹脂体の各部位の説明図である。 同樹脂体の部位ごとの断面図である。 移動規制手段を示すセンタピラーの断面図である。 移動規制手段の他の例を示すセンタピラーの断面図である。 樹脂体の他の例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る車両用フレーム構造をセンタピラーに適用した場合の実施形態について説明する。
図1に示すように、センタピラー1は、アウタパネル2と、インナパネル(図示せず)と、これらの間に配設されたアウタレインフォースメントパネル(以下「アウタレイン」という)3及びインナレインフォースメントパネル(以下「インナレイン」という)4と、前後一対の補強用の樹脂体20、30とで構成されている。
図2に示すように、前記アウタレイン3は、中央面部3aとその両側に続く側面部3b、3bとを有する略コ字状とされ、インナレイン4は略平板状とされている。そして、アウタレイン3の側面部3b、3bの端部に設けられたフランジ部3c、3cと、インナレイン4の両端部に設けられたフランジ部4a、4aとが接合され、これにより、断面形状が中空の略矩形状とされて、上下方向に延びる管状のフレーム本体10が構成されている。
そして、図1に示すように、該フレーム本体10及び前記アウタパネルやインナパネル等のセンタピラー1の各構成部材の上下の端部が、ルーフサイドレール構成部材5及びサイドシル構成部材6にそれぞれ接合され、車体の側面を形成するようになっている。
ここで、図2に示すように、前記アウタレイン3の中央面部3aが車体外方を向くように配置されることにより、該中央面部3aが、フレーム本体10の側突時等に外部から作用する曲げ荷重により圧縮方向の力を受ける第1面部11とされ、前記インナレイン4によって構成される面が、前記第1面部11と対向し、前記曲げ荷重により引張方向の力を受ける第2面部12とされ、前記アウタレイン3の両側の側面部3b、3bで構成される面が、前記第1面部11と第2面部12との間に位置する第3面部13、13とされている。これにより、前記第1面部11と両側の第3面部13、13との間に車外側の角部a、aが、第2面部12と両側の第3面部13、13との間に車内側の角部b、bがそれぞれ形成されている。
また、前記フレーム本体10の内部には、前述のように、上下方向に長い前後一対の樹脂体20、30が配設されている。この樹脂体20、30は、図2、図3に示すように、前記フレーム本体10の内部空間の前部及び後部の形状にそれぞれ対応した形状で上下方向に延びる略コ字状断面の連結部21、31と、これらの連結部21、31の内部を横断するように長手方向に所定間隔を設けて配設された多数のリブ22、32とで構成されている。
そして、両樹脂体20、30は、前記連結部21、31の開口した面を互に対向させて、前記フレーム本体10の内部空間の前部及び後部に配設され、図2に示すように、前記連結部21、31の外面に塗布された発泡接着剤41、41を発泡させることにより、フレーム本体10の前記各辺部11〜13の内面に接合されている。
前記樹脂体20、30のリブ22、32は、フレーム本体10に作用する各種の荷重に対して該フレーム本体10を補強し或いは荷重を効果的に伝達して、該フレーム本体10の変形を抑制するもので、必要最小限の形状で、各種の荷重に対する補強効果や荷重伝達効果を実現できるような形状とされており、次に、該リブ22、32の形状と補強性能や荷重伝達性能との関係を説明する。
まず、図4により、フレーム本体10における各種の荷重による歪の発生領域や荷重の伝達領域について検討すると、当該車両の側突時には、センタピラー1に外方から該ピラー1を車内側へ屈曲させるような曲げ荷重が作用することになり、このとき、フレーム本体10の荷重を直接受ける第1面部11の両側の角部a、aに歪が集中する。
したがって、図4(a)に示すように、側突時の曲げ荷重に対しては、フレーム本体10の第1面部11側(車外側)の角部a、aにおける略三角形状の領域a’、a’を補強すると共に、この角部a、aに作用する荷重を車内側へ伝達するために、前記領域a’、a’から第3面部13に沿って第2面部12側(車内側)に延びる略三角形状領域a”、a”を補強することが、該フレーム本体10の変形を抑制する上で効果的である。
なお、曲げ荷重は、センタピラー1の上下方向の略全長にわたって同様の傾向を示すので、これに対する前記対策も、センタピラー1の上下方向の略全長にわたって同様のものとなる。
また、当該車両の横転時には、センタピラー1にルーフクラッシュ荷重が作用するが、この荷重が曲げ荷重として最も大きく作用する該ピラー1の比較的上部の部位では、該ピラー1を外方に屈曲させるように作用し、この部位で、フレーム本体10の第2面部12の両側の角部b、bから第1面部11側に向けて第3面部13に沿う領域に歪が集中する。
したがって、図4(b)に示すように、ルーフクラッシュによる曲げ荷重に対しては、フレーム本体10の第2面部12側(車内側)の角部b、bから第3面部13に沿って第1面部11側(車外側)に延びる略三角形状の領域b’、b’を補強することが、該フレーム本体10の変形を抑制する上で効果的である。
なお、ルーフクラッシュ荷重は、センタピラー1に対し、前記部位の上下で該ピラー1を内方に屈曲させる方向にも作用するが、その大きさは、前記部位における外方に屈曲させる荷重に比べて小さい。そして、センタピラー1の下部では、このルーフクラッシュ荷重による影響は略消滅する。
さらに、路面の凹凸等に起因して車体にねじり荷重が作用したときには、センタピラー1に対しては、フレーム本体10の第2面部12の両側の角部b、bに歪が集中する。
したがって、図4(c)に示すように、車体のねじり剛性を向上させるためには、前記フレーム本体10の第2面部12側(車内側)の角部b、bの略三角形状の領域b”、b”を補強し、該フレーム本体10の変形を抑制することが効果的である。なお、車体のねじれによる影響も、センタピラー1の下部では略消滅する。
そして、前記各荷重のいずれに対しても、フレーム本体10の変形を効果的に抑制するためには、図4(d)に示すように、両側の第3面部13、13の内側で、ぞれぞれ、同図(a)〜(c)に示す各領域a’、a”、b’、b”を総合した領域c、cを補強すればよいことになり、逆に言えば、この領域c、cを超えて補強しても、補強用樹脂体の重量増に対する補強効果が低下することになる。
以上の検討結果に基づき、前記フレーム本体10内に配設される補強用の樹脂体20、30のリブ22、32は、基本形状として、図5に示すような形状とされている。
即ち、リブ22、32は、前記フレーム本体10の第1面部11の両側の車外側の角部a、aに合致し、前記連結部21、31を介して該角部a、aの内面にそれぞれ接合される第1基部22a、32aと、前記フレーム本体10の第2面部12の両側の車内側の角部b、bに合致し、前記連結部21、31を介して該角部b、bの内面にそれぞれ接合される第2基部22b、32bと、該第1、第2基部22a、22b及び32a、32bをそれぞれ連結してこれらを一体化し、前記連結部21、31を介して前記フレーム本体10の両側の第3面部13、13にそれぞれ接合される中間部22c、32cとを有する。
ここで、第1基部22a、32aは、図4の前記領域a’、a’を専ら補強し、第2基部22b、32bは、前記領域b”、b” を専ら補強し、また、中間部22c、32cは、前記領域a”、b’の第1、第2基部22a、22b、32a、32bによる補強領域を除いた領域をそれぞれ補強する。
そして、前記各領域a’、b’、 a”、b”に該当しない部分を除去するため、リブ22、32のフレーム本体10の中央部を臨む辺部22d、32dに凹部22e、32eが設けられており、全体の形状が、図4(d)の総合した補強領域cに略対応する形状とされている。
さらに、前記リブ22、32に要求される補強機能或いは荷重伝達機能は、樹脂体20、30の上下方向の位置、即ちセンタピラー1の上下方向の位置に応じて異なることに対応させて、リブ22、32の形状は、上下方向の各部位で異なる形状に設定されており、次に、各部位ごとに、補強性能や荷重伝達性能とリブ22、32の形状との関係を説明する。
まず、図6により、樹脂体20、30の上下方向の部位の区分を説明すると、該樹脂体20、30は、フレーム本体10のアウタレイン3及びインナレイン4がルーフサイドレール構成メンバ5に接合される上端部ないしその近傍に位置する部位1と、その下方に続く上下方向の寸法が比較的短い部位2と、その下方に続き、インナレイン4の上下方向の中央部に設けられたハーネス挿通穴4bの直下方位置に対応する位置までの部位3と、さらにその下方に続き、アウタレイン3及びインナレイン4がサイドシル構成メンバ6に接合される部位の直上方に位置する下端部までの部位4とに区分される(部位4は特許請求の範囲における延長部に該当する)。
そして、樹脂体20、30のリブ22、32は前記各部位に応じて、それぞれ次のような形状とされている。
まず、部位1においては、図7(a)に示すように、リブ22、32のフレーム本体10の中央部を臨む辺部に設けられる凹部22e、32eがやや車内側に設けられ、車外側の第1基部22a、32aが、車内側の第2基部22b、32bより大きく形成されている。
したがって、フレーム本体10における側突時の曲げ荷重による歪が集中する車外側の角部a、aが重点的に補強されると共に、該角部a、aから、前記樹脂体20、30の第1基部22a、32a、中間部22c、32c及び第2基部22b、32bを介して、車内側の角部b、bへの荷重の伝達、分散が良好に行われることになり、これにより、前記フレーム本体10の車外側の角部a、aにおける歪の集中が抑制され、側突時における該フレーム本体10ないしセンタピラー1の変形が効果的に抑制されることになる。
また、部位2においては、リブ22、32は、図7(b)に示すように、フレーム本体10の中央部を臨む辺部に設けられる凹部22e、32eが車外側に寄せて設けられ、車内側の第2基部22b、32bが、車外側の第1基部22a、32aより大きく形成されている。
これにより、前記側突時の曲げ荷重による歪が集中する車外側の角部a、aが第1基部22a、32aによって補強されると共に、これに加えて、ルーフクラッシュ荷重に伴うフレーム本体10を外方へ屈曲させるような大きな曲げ荷重による歪が集中する車内側の角部b、bが、樹脂体20、30の車内側の第2基部22b、32b及び中間部22c、32cにより、第3面部13にわたる広い領域で補強されることになり、転倒時における該フレーム本体10ないしセンタピラー1の変形が効果的に抑制されることになる。
また、部位3においては、リブ22、32は、図7(c)に示すように、フレーム本体10の中央部を臨む辺部に設けられる凹部22e、32eがやや車内側に設けられ、車外側の第1基部22a、32aが、車内側の第2基部22b、32bより大きく形成されている。
この形状は、前記部位1におけるリブ22、32と同様で、フレーム本体10における側突時の曲げ荷重による歪が集中する車外側の角部a、aが重点的に補強されると共に、該角部a、aから車内側の角部b、bへの荷重の伝達、分散が良好に行われることになり、側突時における該フレーム本体10ないしセンタピラー1の変形が効果的に抑制されることになる。
以上の部位1〜3におけるリブ22〜22、32〜32は、図5に示す基本形状を反映したものであるが、部位4においては、リブ22、32は、図7(d)に示すように、車外側の基部22a’、32a’と該基部22a’、32a’からフレーム本体10の第3辺部13に沿って延びる脚部22c’、32c’のみで構成され、前記各部位1〜3における第2基部に相当する部分を備えていない。
つまり、この部位4では、側突時の曲げ荷重は、前記部位1〜3と同様に受けるが、横転時のルーフクラッシュ荷重や車体のねじれ荷重が及ぶことが少なく、したがって、側突時の曲げ荷重による変形のみを抑制するようになっているのである。
そして、以上の結果、部位1〜4のいずれにおいても、リブ22、32の第1基部22a、32a及び基部22a’、32a’と、中間部22c、32c及び脚部22c’、32c’とにより、側突時におけるセンタピラー1ないしフレーム本体10を内方へ屈曲させるような曲げ荷重に対する補強が効果的に行われると共に、特に、部位2では、第2基部22b、32bにより、ルーフクラッシュに伴うセンタピラー1ないしフレーム本体10を外方へ屈曲させるような荷重に対する補強が効果的に行われることになる。
また、部位1〜3では、リブ22、32の第2基部22b、32bにより、車体のねじれ荷重による変形による変形が抑制されて該車体のねじり剛性が向上し、当該車両の操縦安定性が向上することになる。
そして、前記部位1〜3においては、前記各荷重の影響を余り受けない部位、具体的にはにおけるリブ22、32のフレーム本体10の中央部を臨む辺部22d、32dの略中間の部位に凹部22e、32eを設け、また、部位4には第2基部を設けないことにより、樹脂体20、30の不要な重量増を回避し、該樹脂体20、30に要求される補強機能や荷重伝達機能を確保しながら、その軽量化が図られている。
また、前記リブ22、32においては、凹部22e、32eが曲線状に形成されており、したがって、例えば図4(d)に示す総合補強領域c、cのように、凹部を設けるために辺部に角部c’、c’が生じた場合に比べて、該凹部22e、32eにおける応力の集中が緩和され、該リブ22、32、ひいては樹脂体20、30の強度や耐久性が向上することになる。
ところで、前記樹脂体20、30をフレーム本体10の内部に配設する場合、該樹脂体20、30の連結部21、31の外面に未発泡の発泡接着剤41、41を塗布し、これを発泡させることにより、該樹脂体20、30をフレーム本体10内の両側の第3辺部13、13寄りに接合させることになるが、前記発泡接着剤41、41が発泡する際、フレーム本体10の両側の第3面部13、13寄りにそれぞれ配置した樹脂体20、30が、互に接近するように該フレーム本体10の中央部に移動するおそれがあり、この場合、該樹脂体20、30の配設位置が最適位置からずれ、補強機能や荷重伝達機能が低下するおそれがある。
これに対し、発泡接着剤41、41の発泡時に、一対の樹脂体20、30がフレーム本体10の中央部側へ移動することを阻止する移動規制手段を設けることが考えられ、図8に示す例では、フレーム本体10における第1面部11と第2面部12を構成するアウタレイン3の中央面部3aとインナレイン4とに、両側の樹脂体20、30の間に突入するビードx、yを設け、これにより、発泡接着剤41、41の発泡時における樹脂体20、30のフレーム本体中央部側への移動を阻止している。なお、前記アウタレイン3及びインナレイン4のビードx、yは、可能であれば、いずれか一方のみでもよい。
また、図9に示す例では、樹脂体20、30における連結部21、31を該樹脂体20、30の全長にわたって或いは部分的に連絡する連絡部zを設け、これにより両樹脂体20、30の位置関係を固定して、前記発泡接着剤41、41の発泡時に、これらの樹脂体20、30がフレーム本体の中央部側へ移動することを阻止するようにしてもよい。
また、所要の補強機能や荷重伝達機能が確保されれば、以上の実施形態の樹脂体20、30のように、連結部21、31とリブ22、32とでなる構成とした方が軽量化されることになるが、必要な場合には、図10に示すように、樹脂体20’、30’(一方のみ図示)を、第1基部22a’、32a’、第2基部22b’、32b’、及び中間部22c’、32c’(部位4では基部及び脚部)を有する断面形状が該樹脂体20’、30’の長手方向に連続する構成としてもよい。なお、この場合も、フレーム本体の中央部を臨む辺部22d’,32d’の中間の部位に凹部22e’、32e’が設けられ、不要な重量増が回避される。
以上のように、本発明によれば、車体の耐側突性能や耐横転性能、及び操縦安定性能等に優れたフレーム構造が実現されることになり、したがって、本発明は、車両の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 センタピラー
10 フレーム本体
11 第1面部
12 第2面部
13 第3面部
a、b 角部
20、30 樹脂体
21、22 連結部
22、23 リブ
22a、32a 第1基部
22b、32b 第2基部
22c、32c 中間部
22e、32e 凹部
22a’、32a’ 基部
22c’、32c’ 脚部

Claims (7)

  1. 管状のフレーム本体の内部に、該フレーム本体を補強するための樹脂体を配設した車両用フレーム構造であって、
    前記フレーム本体は、車体外方を向く第1面部と、該第1面部と対向する車内側の第2面部と、該第1面部と第2面部との間に位置して該第1面部と第2面部との間でそれぞれ角部を形成する両側の第3面部とを有し、断面形状が中空の略矩形状に形成されていると共に、
    前記樹脂体は、一対備えられて前記フレーム本体の両側の第3面部寄りにそれぞれ配設され、
    かつ、各樹脂体は、前記フレーム本体の第1面部と第3面部との間に形成される角部に合致して該角部内面に接合される第1基部と、前記フレーム本体の第2面部と第3面部との間に形成される角部に合致して該角部内面に接合される第2基部と、前記第1、第2基部を連結してこれらを一体化し、前記フレーム本体の第3面部の内面に接合される中間部とを有すると共に、
    該樹脂体におけるフレーム本体の中央部を臨む辺部の中間の部位に、前記第3面部側に向けて窪む凹部が設けられていることを特徴とする車両用フレーム構造。
  2. 前記凹部は、曲線状に設けられていることをと特徴とする請求項1に記載の車両用フレーム構造。
  3. 前記樹脂体は、前記フレーム本体の長手方向に並ぶ複数のリブと、これらのリブを連結する連結部とで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用フレーム構造。
  4. 前記樹脂体は、前記フレーム本体への各接合部に、発泡接着剤により接合されていると共に、前記発泡接着剤の発泡時に一対の樹脂体がフレーム本体の中央部側へ移動することを阻止する移動規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用フレーム構造。
  5. 前記移動規制手段は、前記一対の樹脂体を結合する結合部であることを特徴とする請求項4に記載の車両用フレーム構造。
  6. 前記移動規制手段は、前記フレーム本体における第1面部と第2面部の少なくとも一方に設けられ、前記一対の樹脂体の間に突入して両樹脂体の接近を阻止するビードであることを特徴とする請求項4に記載の車両用フレーム構造。
  7. 前記フレーム本体は、当該車両のセンタピラーを構成するものであり、前記樹脂体は、前記センタピラーの下部に配設される下方への延長部を有し、該延長部は、前記フレーム本体の第1面部と第3面部との間に形成される角部に合致して該角部内面に接合される基部と、該基部から第3面部に沿って第2面部側に延び、該第3面部に接合される脚部とでなることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用フレーム構造。
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