JP2012126230A - 電子制御装置のプログラム書換えシステム - Google Patents

電子制御装置のプログラム書換えシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 電子制御装置のプログラム書換えシステムにおいて、プログラム書換え可能とする電子制御装置が追加される場合に、代表となる電子制御装置のソフトウェア変更だけで対応可能とし、また、通信異常の監視制御を停止する前にプログラムが書換えられる電子制御装置の通信を停止して受信異常を検出する事態を避け、更に、電子制御装置の接続位置の変更に対して、フレキシブルに対応することにある。
【解決手段】 プログラムが書換えられる電子制御装置以外の電子制御装置の内、特定の一つの電子制御装置は、プログラムが書換えられる電子制御装置から送信されるプログラム書換え開始情報を受信した時に、監視制御を停止し、かつ、通信線上への通常時の情報送信を停止するように、プログラムの書換え中である電子制御装置以外の電子制御装置に要求する機能を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子制御装置のプログラム書換えシステムに係り、特に車両に搭載される電子制御装置のプログラムを書換える電子制御装置のプログラム書換えシステムに関する。
車両においては、近年、電子制御化が進み、車載用の電子制御装置(ECU)として、例えば、エンジンを制御するエンジンコントローラや、自動変速機を制御するトランスミッションコントローラ、パワーステアリングを制御するパワステコントローラ、エアバックを制御するエアバックコントローラ等の複数の電子制御装置を搭載している。これら複数の電子制御装置は、車載LAN(LOCAL AREA NETWORK)の通信線(通信ライン)によって互いに接続され、各電子制御装置間で互いに情報の送受信を実施しながら制御対象を制御している。
電子制御装置は、記憶したプログラムを書換え可能であり、プログラム書換えシステムによってプログラムの書換え処理が実施される。このプログラム書換えシステムは、通信線を介して互いに接続され、通常時には互いに情報の送受信を実施しながら制御対象を制御する複数の電子制御装置と、これら複数の電子制御装置のいずれか一つの電子制御装置のプログラム書換え処理を実行するために通信線に接続され、この電子制御装置のプログラム書換え処理を実施するプログラム書換え装置とを備えている。
また、従来、車両外部ツールからCAN(CONTROLLER AREA NETWORK)通信にて車両の電子制御装置のプログラミングを行う際、この電子制御装置は、プログラムの書換え開始前に、電子制御装置固有の「CAN ID」でプログラム書換え開始情報を複数回送信し、プログラムの書換えを行う以外の電子制御装置は、そのプログラム書換え開始情報を受信して通常送信停止・通信異常検出停止処理を行っている。
特開2006−46073号公報 特開2007−22362号公報 特開2008−45436号公報
特許文献1に係る電子制御装置のプログラム書換えシステムは、プログラム書換え装置によりプログラムが書換えられる電子制御装置では、プログラムの書換えが開始される前に、通信線上にプログラム書換え開始情報を複数回送信するものである。
特許文献2に係る電子制御装置のプログラム書換えシステムは、電子制御装置に、相互に通信状態にあるかどうかを監視制御する通信異常診断手段と、プログラムの書換えが完了しているかどうかを判定する判定手段とを備え、プログラムの書換えが完了していない場合に、通信異常診断手段による監視制御を停止するものである。
特許文献3に係る電子制御装置のプログラム書換えシステムは、書換え中であることを認識可能な機能を備えた電子制御装置では、他の電子制御装置が書換え中であることを認識した場合に、通信線上に通信異常があるかどうかの監視制御を停止するように、書換え中である電子制御装置以外の電子制御装置に要求する機能を備えたものである。
ところが、従来、電子制御装置のプログラム書換えシステムにおいては、上記の通常送信停止・通信異常検出停止処理を行うため、プログラムの書換えする電子制御装置が発生する都度、車両のCAN通信のバス上の全ての電子制御装置で新たな「CAN ID」の受信追加、通常送信停止・通信異常検出処理追加の変更が発生していた。また、車両上に複数バスが存在する場合に、ある電子制御装置を他バスに接続するために、新規に上記の受信処理を追加する必要があり、フレキシブルな接続対応が難しかった。
また、従来、電子制御装置毎にプログラム書換え前情報を盛り込んだ「CAN ID」を個別に設定し、受信異常を設定している全ての電子制御装置に、全ての電子制御装置の書き換え前情報を受信するよう設定していた。
例えば、図2に示すプログラム書換えシステムにおいて、「ECU D」をプログラミングする場合に、GW1、GW2がプログラム書換え前情報を受信して他のバス(バス1、バス4)へ転送し、プログラム書換え前情報が確定した時点で、順次に、通信停止・通信途絶の診断を停止している。
そして、GWを介したプログラム書換え前情報においては、これまで規定がなく、そのまま適用すると、GW1、GW2は、プログラム書換え前情報を転送する途中でプログラム書換え前情報が確定してしまい、そして、通信停止するために、プログラム書換え前情報を他バスの電子制御装置が確定する前に通信停止してしまう。
ここで、同じ構成で転送情報のみ通信停止しないとした場合は、プログラム書換え前情報を送信開始した電子制御装置の位置によって、車両全体の通信途絶・診断停止を確定するタイミングに差が生じてしまい、このタイミングの差によっては、診断停止する前に診断対象の電子制御装置の通信が停止してしまい、受信異常を検出してしまう不都合があった。
そこで、この発明の目的は、プログラム書換え可能とする電子制御装置が追加される場合に、全ての電子制御装置ではなく、代表となる電子制御装置のソフトウェア変更だけで対応可能とし、また、通信異常の監視制御を停止する前にプログラムが書換えられる電子制御装置の通信を停止して受信異常を検出する事態を避け、更に、電子制御装置の接続位置の変更に対して、フレキシブルに対応することを可能とする電子制御装置のプログラム書換えシステムを提供することにある。
この発明は、通信線を介して互いに接続され、通常時には互いに情報の送受信を実施しながら制御対象を制御する複数の電子制御装置と、これら複数の電子制御装置のいずれか一つの電子制御装置のプログラムの書換え処理を実行するために前記通信線に接続され、この電子制御装置のプログラムの書換え処理を実施するプログラム書換え装置とを備えた電子制御装置のプログラム書換えシステムにおいて、前記複数の電子制御装置は相互に通信異常があるかどうかを監視制御する通信異常診断手段を備え、前記プログラム書換え装置によりプログラムが書換えられる電子制御装置はプログラムの書換えが開始される前に前記通信線上にプログラム書換え開始情報を送信し、前記プログラムが書換えられる電子制御装置以外の電子制御装置の内、特定の一つの電子制御装置は、プログラムが書換えられる電子制御装置から送信されるプログラム書換え開始情報を受信した時に、前記通信異常診断手段による監視制御を停止し、かつ、前記通信線上への通常時の情報送信を停止するように、プログラムの書換え中である電子制御装置以外の電子制御装置に要求する機能を備えていることを特徴とする。
この発明は、プログラム書換え可能とする電子制御装置が追加される場合に、全ての電子制御装置ではなく、代表となる電子制御装置のソフトウェア変更だけで対応可能とすることができる。また、プログラムが書換えられる電子制御装置の接続位置とは無関係に、通信異常の監視制御を停止し、通信線上への通常時の情報送信を停止するように要求するタイミングが同じになるため、通信異常の監視制御を停止する前にプログラムが書換えられる電子制御装置の通信を停止して受信異常を検出する事態を避けることができる。更に、電子制御装置の接続位置の変更に対して、フレキシブルに対応することが可能になる。
プログラム書換えシステムにおける各信号の送信状態のフローチャートである。(実施例) プログラム書換えシステムの回路図である。(実施例) プログラム書換えシステムの構成図である。(実施例)
この発明の電子制御装置のプログラム書換えシステムは、プログラム書換え可能とする電子制御装置が追加される場合に、全ての電子制御装置ではなく、代表となる電子制御装置のソフトウェア変更だけで対応可能とし、また、通信異常の監視制御を停止する前にプログラムが書換えられる電子制御装置の通信を停止して受信異常を検出する事態を避け、更に、電子制御装置の接続位置の変更に対して、フレキシブルに対応することを可能とする目的を、プログラムが書換えられる電子制御装置以外の電子制御装置の内、特定の一つの電子制御装置には、プログラムが書換えられる電子制御装置から送信されるプログラム書換え開始情報を受信した時に、通信異常診断手段による監視制御を停止し、かつ、通信線上への通常時の情報送信を停止するように、プログラムの書換え中である電子制御装置以外の電子制御装置に要求する機能を備えて実現するものである。
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。
図3において、1は車両に搭載される電子制御装置のプログラム書換えシステムである。
このプログラム書換えシステム1は、記憶されたプログラムにより通常時に互いに情報の送受信を実施しながら制御対象を制御する複数の電子制御装置(ECU)として、例えば、第1電子制御装置2A(図面上では「ECU A」と記す)〜第8電子制御装置2H(図面上では「ECU H」と記す)等の各電子制御装置を備えている。
これら第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hは、シリアル通信線又はCAN(CONTROLLER AREA NETWORK)通信線からなる車内通信線(通信ライン)3を介して互いに接続され、この車内通信線3を通じて情報の交換が可能である。
また、この車内通信線3には、コネクタ装置4の車両側コネクタ5が接続している。この車両側コネクタ5には、コネクタ装置4の外部装置側コネクタ6が結合・離脱可能に設けられる。
この外部装置側コネクタ6には、シリアル通信線又はCAN(CONTROLLER AREA NETWORK)通信線からなる車外通信線(通信ライン)7により車両外部に設けられた外部装置である故障診断テスタ8が接続される。
第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hは、図3に示すように構成される。なお、第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hは、同じ様に構成されているので、ここでは、以下に、第1電子制御装置2Aを例示して説明する。
図3に示すように、第1電子制御装置2Aは、他の電子制御装置である第2電子制御装置2B〜第8電子制御装置2Hや故障診断テスタ8との間で車内通信線3を介してシリアル通信やCAN通信により情報通信を行う通信ポート9を備え、後述する入力処理回路15からの信号に基づいて制御対象に対する最適制御量を演算し、この演算結果に基づいた制御信号を出力するCPU(中央演算処理装置)10を備え、制御用のプログラムや情報を格納するブロック書き換え可能な情報保存用記憶手段であるROM11を備え、CPU10が演算を行うための情報を保存する記憶手段であるRAM12を備え、電気的に内容を書き換え可能な記憶手段であるEEPROM13を備えている。
また、第1電子制御装置2Aは、制御用のセンサ(例えば、エンジン回転数センサ、エンジン水温センサ、バッテリ電圧センサ等)14からの信号を入力して波形処理する入力処理回路15を備え、CPU10からの制御信号を受けて制御用のアクチュエータ(例えば、アイドルスピードコントロールバルブ等)16を駆動する出力制御回路17を備え、車載用の電源18とイグニションスイッチ19とが接続される電源供給回路20を備えている。
第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hは、車内通信線3を介して相互に接続し、通常時には互いに情報の送受信を実施しながら制御対象であるエンジン等を制御し、また、相互で通信異常があるか否かを通信異常診断制御により監視制御する。
電源18は、車両側電源ライン21と車両側グランドライン22とにより、コネクタ装置4を介して外部装置側電源ライン23と外部装置側グランドライン24とにより故障診断テスタ8に接続している。
故障診断テスタ8は、コネクタ装置4を介して第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hに接続すると、電源18からの電力が供給されて起動し、第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hの各電子制御装置の内部のROM11に保存された故障コードと走行状態とを読み出し、ディスプレイに表示する。
第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hは、共に、記憶したプログラムを書換え可能であり、プログラム書換え装置25によってプログラムの書換え処理を実施する。
このプログラム書換え装置25は、車内通信線3を介して接続され、通常時には互いに情報の送受信を実施しながら制御対象を制御する複数の電子制御装置(第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2H)と、これら複数の電子制御装置のいずれか一つの電子制御装置のプログラムの書換え処理を実行するために車内通信線3に接続され、書換え対象となる電子制御装置のプログラムの書換え処理を実施する。このプログラム書換え装置25は、例えば、故障診断テスタ8に内蔵されている。
複数の電子制御装置である第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hは、共に、相互に通信異常があるかどうかを監視制御する通信異常診断手段26をCPU10に備えている。
そして、プログラム書換え装置25によりプログラムが書換えられる電子制御装置は、プログラムの書換えが開始される前に車内通信線3上にプログラム書換え開始情報を送信する。また、プログラムが書換えられる電子制御装置以外の電子制御装置の内、特定の一つの電子制御装置は、プログラムが書換えられる電子制御装置から送信されるプログラム書換え開始情報を受信した時に、通信異常診断手段26による監視制御を停止し、かつ、車内通信線3上への通常時の情報送信を停止するように、プログラムの書換え中である電子制御装置以外の電子制御装置に要求する機能を備えている。
この実施例におけるプログラム書換えシステム1は、各電子制御装置のプログラム書換えにおいて、ある電子制御装置のプログラムの書換え時に車両の定期通信を途絶させて書換え効率を上げ、通信を途絶させることにより生じる故障診断情報の検出を停止させる構成であって、電子制御装置のプロラグム書換え前情報を他の電子制御装置全てに対して送信せず、車両全体のプログラム書込み前情報を監視する代表の電子制御装置にプロラグム書換え前情報を受信させ、他の全ての電子制御装置に対して通信途絶・診断停止の信号を送信する。
このため、図2に示すように、プログラム書換えシステム1は、上記の第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hと、複数の通信機器としてのGW(ゲートウェイ:異なる電子制御装置と接続するためのネットワークノード)としての第1ゲートウェイ27A(図面上では「GW1」と記す)〜第3ゲートウェイ27C(図面上では「GW3」と記す)を備え、そして、第1電子制御装置2A〜第8電子制御装置2Hの情報を交換するための経路である複数のバス(Bus)として、第1電子制御装置2A〜第3電子制御装置2Cと第1ゲートウェイ27A・第3ゲートウェイ27CとALDL(Assembly Line Diagnosis Link:システムに異常があるか否かを診断)28とを接続する第1バス29A(図面上で「バス1」と記す)と、第4電子制御装置2Dと第1ゲートウェイ27A・第2ゲートウェイ27Bとを接続する第2バス29B(図面上で「バス2」と記す)と、第7電子制御装置2G・第8電子制御装置2Hと第3ゲートウェイ27Cとを接続する第3バス29C(図面上で「バス3」と記す)と、第5電子制御装置2E・第6電子制御装置2Fと第2ゲートウェイ27Bとを接続する第4バス29D(図面上で「バス4」と記す)とを構成している。
さらに詳しく説明するに、電子制御装置毎にプログラム書換え前情報を盛り込んだ「CAN ID」を設定するが、これらをある「CAN ID」の範囲に限定する。この範囲の「CAN ID」は、ゲートウェイ(GW)、及び代表の電子制御装置(ECU)が受信することとし、ゲートウェイ(GW)が受信した場合は、他のバスヘ転送する。この場合、代表の電子制御装置・ゲートウェイ(GW)以外の電子制御装置は、受信しない。
また、代表の電子制御装置が受信した場合には、車両全体への通信途絶・診断停止の信号を専用の「CAN ID」で送信する。つまり、この「CAN ID」は、車両上の全ての電子制御装置で受信することとする。このようにすることで、プログラム書換え対応の電子制御装置が増えた場合に、代表の電子制御装置以外のソフトウェア変更を抑えることができる。また、プログラムの書換えを行う電子制御装置の接続位置によらず、常に一定の動作を取らせることができる(通信途絶・診断停止処理に入るタイミングが一定)。更に、電子制御装置の接続位置の変更に対して、フレキシブルな対応が可能となり、プログラム書換え対応の電子制御装置が増える都度、受信する「CAN ID」を増やすためのソフトウェア変更が不要となる。
例えば、図2に示すように、複数の電子制御装置中の第4電子制御装置2D(ECU D)をプログラミングする場合に、第1ゲートウェイ27A(GW1)・第2ゲートウェイ27B(GW2)がプログラム書換え前情報を受信して、第1バス29A(バス1)へ転送する。この時点では、通信途絶・診断停止の処理がない。
そして、代表の電子制御装置である第1電子制御装置2A(ECU A)が転送された信号を受信して、車両全体に通信途絶・診断停止信号を送信する。
その後、第1ゲートウェイ27A(GW1)・第3ゲートウェイ27C(GW3)は、代表の電子制御装置である第1電子制御装置2A(ECU A)からの信号を受け、第1バス29B(バス2)・第3バス29C(バス3)へそのまま転送する。さらに、第2ゲートウェイ27B(GW2)は、第4バス29D(バス4)へ転送する。そして、各バスである第1バス29A(バス1)〜第4バス29D(バス4)では、通信途絶・診断停止を実施する。
次に、この実施例の作用を、図1のフローチャートに基づいて説明する。
プログラム書換えシステムのプログラムがスタートして、第1バス29A〜第4バス29Dの各電子制御装置をプログラミングをする場合について述べる。
図1に示すように、第1バス29A(バス1)の電子制御装置をプログラミングする場合には(ステップA01)、第1バス29A(バス1)の第2電子制御装置2B(ECU B)あるいは第2電子制御装置2C(ECU C)がプログラム書換え開始情報を送信する(ステップA02)。
第2バス29B(バス2)の電子制御装置をプログラミングする場合には(ステップA03)、第2バス29B(バス2)の第4電子制御装置4D(ECU D)がプログラム書換え開始情報を送信し(ステップA04)、また、第1ゲートウェイ27A(GW1)から第1バス29Aにプログラム書換え開始情報を送信する(ステップA05)。
第3バス29C(バス3)の電子制御装置をプログラミングする場合には(ステップA06)、第4バス29D(バス4)の第5電子制御装置2E(ECU E)あるいは第6電子制御装置2F(ECU F)がプログラム書換え開始情報を送信し(ステップA07)、また、第2ゲートウェイ27B(GW2)から第2バス29B(バス2)にプログラム書換え開始情報を送信し(ステップA08)、その後、前記ステップA05に移行する。
第4バス29D(バス4)の電子制御装置をプログラミングする場合には(ステップA09)、第3バス29C(バス3)の第7電子制御装置2G(ECU G)あるいは第8電子制御装置2H(ECU H)がプログラム書換え開始情報を送信し(ステップA10)、また、第3ゲートウェイ27C(GW3)から第1バス29A(バス1)にプログラム書換え開始情報を送信する(ステップA11)。
前記ステップA02の処理後、前記ステップA05の処理後、又は、前記ステップA11の処理後は、第1バス29A(バス1)の第1電子制御装置2A(ECU A)が送受信・診断停止の信号を送る(ステップA12)。
そして、第1ゲートウェイ27A(GW1)から第2バス29B(バス2)に送受信・診断停止の信号を送信し(ステップA13)、又は、第3ゲートウェイ27C(GW3)から第3バス29C(バス3)に送受信・診断停止の信号を送信する(ステップA14)。
前記ステップA13で第1ゲートウェイ27A(GW1)から第2バス29B(バス2)に送受信・診断停止の信号を送信した場合には、第2ゲートウェイ27B(GW2)から第4バス29D(バス4)に送受信・診断停止の信号を送信する(ステップA15)。
この結果、この実施例では、プログラム書換え可能とする電子制御装置が追加される場合に、全ての電子制御装置ではなく、代表となる電子制御装置のソフトウェア変更だけで対応可能とすることができる。
また、プログラムが書換えられる電子制御装置の接続位置とは無関係に、通信異常の監視制御を停止し、車内通信線3上への通常時の情報送信を停止するように要求するタイミングが同じになるため、通信異常の監視制御を停止する前にプログラムが書換えられる電子制御装置の通信が停止して受信異常を検出する事態を避けることができる。
更に、電子制御装置の接続位置の変更に対して、その接続位置の自由度が高くなり、フレキシブルに対応することが可能になる。
この発明に係るプログラム書換えシステムは、各種車両に適用可能である。
1 プログラム書換えシステム
2A〜2H 第1〜第8電子制御装置(ECU)
3 車内通信線
7 車外通信線
8 故障診断テスタ
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 EEPROM
25 プログラム書換え装置
26 通信異常診断手段
27A〜27C ゲートウェイ(GW)
29A〜29D バス

Claims (1)

  1. 通信線を介して互いに接続され、通常時には互いに情報の送受信を実施しながら制御対象を制御する複数の電子制御装置と、これら複数の電子制御装置のいずれか一つの電子制御装置のプログラムの書換え処理を実行するために前記通信線に接続され、この電子制御装置のプログラムの書換え処理を実施するプログラム書換え装置とを備えた電子制御装置のプログラム書換えシステムにおいて、前記複数の電子制御装置は相互に通信異常があるかどうかを監視制御する通信異常診断手段を備え、前記プログラム書換え装置によりプログラムが書換えられる電子制御装置はプログラムの書換えが開始される前に前記通信線上にプログラム書換え開始情報を送信し、前記プログラムが書換えられる電子制御装置以外の電子制御装置の内、特定の一つの電子制御装置は、プログラムが書換えられる電子制御装置から送信されるプログラム書換え開始情報を受信した時に、前記通信異常診断手段による監視制御を停止し、かつ、前記通信線上への通常時の情報送信を停止するように、プログラムの書換え中である電子制御装置以外の電子制御装置に要求する機能を備えていることを特徴とする電子制御装置のプログラム書換えシステム。
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WO2014017454A1 (ja) * 2012-07-21 2014-01-30 株式会社ゼットエムピー 車載情報通信装置及び車載情報利用ネットワークシステム
JP2018139082A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 京セラ株式会社 電源システム及び電源システムの制御方法

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