JP2012125376A - 消火ノズル - Google Patents
消火ノズル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012125376A JP2012125376A JP2010278805A JP2010278805A JP2012125376A JP 2012125376 A JP2012125376 A JP 2012125376A JP 2010278805 A JP2010278805 A JP 2010278805A JP 2010278805 A JP2010278805 A JP 2010278805A JP 2012125376 A JP2012125376 A JP 2012125376A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- water discharge
- flow
- diameter
- channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
【解決手段】ノズル本体1の内部に、消火液が通る放水流路2が形成され、放水流路2は、消火液の流れに抵抗を与えて放水流路2からの放出流の流水断面直径を変化させる抵抗流路10を有する。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係るスプリンクラヘッドの消火ノズルの縦断面図である。消火ノズルの下部にはデフレクタや弁体を支持する感熱分解機構等が組み込まれるフレームが接続され、上部には外周にネジ部を有し、配管に接続される。
消火ノズルの本体1の内部には、消火液が通る放水流路2が形成されている。放水流路2は、放水流路2の流入口1aから略同径の円柱状に形成された上流側流路20と、上流側流路20の下流に形成され、放水流路2を通過する消火液の流れに抵抗を与える抵抗流路10とを有している。
流入口1aから放水流路2内に流入した消火液は、上流側流路20を経て抵抗流路10を通過する際、抵抗流路10の抵抗を受けて流水直径が小さくなる。そして、流水直径が小さくなった消火液は、最小直径流路14を経て放出口1bから放出される。
低圧の場合、流入口1aから放水流路2内に流入した消火液は、上流側流路20を経て抵抗流路10を通過する際、抵抗流路10の抵抗を受けて流水直径を調整後、最小直径流路14に流入する。最小直径流路14に流入した低圧の消火液の流れは、図2(a)に示すように、最小直径流路14の内壁面に接触した状態で最小直径流路14を通過し、放出口1bから放出される。すなわち低圧の場合、消火液の流水直径Aは最小直径流路14の直径に等しくなる。
このように、高圧になるほど、流路の中心に向かう流れW2Aが強くなり、下方に向かう流れW1Aを中心方向に押し寄せるように作用するので、結果として最小直径流路14内においては、内壁面から剥離した状態の水流となる。
本実施の形態1の消火ノズルは、上述したように最小直径流路14によって流路が絞られるため、低圧時において従来よりも放水量が少なくなっている。そして、高圧になるにしたがって放水量は増加するが、本実施の形態1の消火ノズルは、高圧になると流水直径が次第に小さくなるため、放水量の増加度合いは従来に比べて少なくなる。言い換えれば、本実施の形態1の消火ノズルは、高圧になるほど従来に比べて放水量の低減度合いを高めることが可能となっている。
この抵抗部13Aは、上流側流路20の下流端から内側に向けて環状に延出された環状部11の上流側の面を、下流に向かうに従って縮径するテーパー面12Aとし、その傾斜角度θを45°以上(図4には45°の例を示している)としたものである。このように構成した場合、流入口1aから放水流路2内に流入した消火液の流れのうち、放水流路2の中心部付近の流れW1Bは何の抵抗もなく最小直径流路14に流入する。一方、放水流路2の周縁側の消火液の流れは上流側流路20を経て抵抗部13Aを通過する際、抵抗部13Aのテーパー面12Aに衝突し、テーパー面12Aによって一部堰き止められる。そして、テーパー面12Aに堰き止められた流れW2Bは放水流路2の中心側へ押し寄せる流れとなる。消火液が高圧になるほど、流れW2Bの放水流路2の中心側へ押し寄せる力は強くなる。よって、高圧時には、放水流路2の中心部付近の流れW1Bと、放水流路2の中心側へ押し寄せる力が低圧時より強い流れW2Bが最小直径流路を通ることになる。消火液の放水圧が一定以上の高圧になり、流れW2Bの放水流路2の中心側へ押し寄せる力が一定以上の強さになった時に、流れW1BとW2Bの力の合力により、最小直径流路の水の流れW3Bは最小直径流路の内壁から剥離する。これにより高圧時は低圧時よりも流水直径が小さくなる。つまり、図5に示すように低圧時には流水直径Aが最小直径流路14の直径に等しくなり、高圧時には消火液の流れが最小直径流路14の内壁面から剥離するため、流水直径は低圧時よりも小さい流水直径aとなり、放水量を抑えることができる。なお、この場合も最小直径流路14の放水方向の長さは10mm以下とする。
この抵抗部13Bは、言わば図1の抵抗流路10の抵抗部13から堰部12を削除した構成に相当し、環状部11の上流側の面が、上流側流路20の下流端から上流側流路20の内側に向けて垂直に延びる環状面12Bとなっている。このように構成した場合、流入口1aから放水流路2内に流入した消火液の流れのうち、放水流路2の中心部付近の流れW1Cは何の抵抗もなく最小直径流路14に流入する。一方、放水流路2の周縁側の流れは上流側流路20を経て抵抗部13Bを通過する際、抵抗部13Bの環状面12Bに衝突し、環状面12Bによって一部堰き止められる。そして、環状面12Bに堰き止められた流れW2Cは放水流路2の中心側へ押し寄せる、水平方向への力を持った流れとなる。消火液が高圧になるほど、水の流れW2Cの放水流路2の中心側へ押し寄せる力は強くなる。よって、高圧時には、放水流路2の中心部付近の流れW1Cと、水平方向への力が低圧時より強い流れW2Cが最小直径流路を通ることになる。消火液の放水圧が一定以上の高圧になり、流れW2Cの水平方向の力が一定以上の強さになった時に、流れW1CとW2Cの力の合力により、最小直径流路の流れW3Cは最小直径流路の内壁から剥離する。これにより高圧時は低圧時よりも流水直径が小さくなる。つまり、図7に示すように低圧時には流水直径Aが最小直径流路14の直径に等しくなり、高圧時には低圧時よりも小さい流水直径aとなり、放水量を抑えることができる。なお、この場合も最小直径流路14の放水方向の長さは、最小直径流路14の直径の2倍以下とする。
実施の形態2は、放水流路2の途中に抵抗流路を有する点は実施の形態1と同様であり、抵抗流路及び上流側流路の形状が実施の形態1と異なるものである。
消火ノズルの本体101の内部には、消火液が通る放水流路102が形成されている。放水流路102は、放水流路102の流入口101aから内径寸法が徐々に縮小するテーパー状の上流側流路120と、上流側流路120の下流に形成され、放水流路102を通過する消火液の流れに抵抗を与える抵抗流路110とを有している。なお、上流側流路120は、テーパー状に限られたものではない。
流入口101aから放水流路102内に流入した消火液は、上流側流路120を経て抵抗流路110を通過する際、最小直径流路111にて流路が絞られることにより消火液の流れに対して抵抗が与えられ、流水直径を調節する。そして、最小直径流路111にて流水直径を調節された消火液は、テーパー状流路112及び流路113を経て放出口101bから放出される。
高圧の場合、上流側流路120を経て抵抗流路110に流入した消火液は、抵抗流路110を通過する際、抵抗流路110の抵抗を受けて低圧時よりも流水直径が小さくなる。そして、抵抗流路110で流水直径が調節された高圧の消火液は、テーパー状流路112に流入する。この際、高圧の消火液の流れは、図9(b)に示すようにテーパー状流路112の内壁面から剥離した状態となってテーパー状流路112を通過し、流路113を経て放出口101bから放出される。最小直径流路111を通って流水直径が調節された消火液がテーパー状流路112でよどみW5を生じさせて、流路113を通る(図12参照)。この際、よどみW5が生じるエリアは高圧になるほど大きくなり、よどみW5が生じるエリアが放水口101b内に収まらなくなると、消火液の流路とテーパー状流路112の間に空気が侵入し、空気層が形成される。この空気層によって、最小直径流路111を通って流水直径が調節された消火液は、そのままの直径で放水口101bを通ることになる。このように、高圧時では、消火液はテーパー状流路112の内壁面から剥離した状態でテーパー状流路112を通過するため、流水直径aは低圧時の流水直径Aに比べて小さくなり、最小直径流路111の直径に等しくなる。
図11より、本実施の形態2の消火ノズルは流水直径Aの従来の消火ノズルと比較すると何れの放水圧においても放水量が低減されるが、その低減度合いは、高圧になるほど大きくなることがわかる。すなわち、高圧になるほど放水量の低減効果が高くなる。
Claims (4)
- ノズル本体の内部に、消火液が通る放水流路が形成され、
該放水流路は、消火液の流れに抵抗を与えて前記放水流路からの放出流の流水断面直径を変化させる抵抗流路を有することを特徴とする消火ノズル。 - 前記抵抗流路は、前記放水流路の内壁面から内側に環状に延出され、更にその延出部分の先端から上流方向に突出した抵抗部によって構成され、前記抵抗部の内周面が前記放水流路内において最も小径の最小直径流路を成すことを特徴とする請求項1記載の消火ノズル。
- ノズル本体の内部に、消火液が通る放水流路が形成され、該放水流路内において最も小径の最小直径流路と、該最小直径流路の下流端から内径寸法が徐々に拡大するテーパー状流路とを有し、前記最小直径流路を経て前記テーパー状流路に流入した消火液の流れが、前記放水流路の流入口に作用する放水圧が低圧の場合には、前記テーパー状流路の内壁面に接する流れとなり、高圧の場合には、前記テーパー状流路の内壁面から剥離する流れとなるように、前記テーパー状流路の傾斜角度が調整されていることを特徴とする消火ノズル。
- 前記放水流路は、前記最小直径流路の上流に上流側流路を有し、該上流側流路は、前記放水流路の流入口から内径寸法が徐々に縮小するテーパー状を有し、
前記最小直径流路は、前記上流側流路の下流端から下流方向に同径で延びて、前記放水流路内において最も小径の最小直径部を形成することを特徴とする請求項3記載の消火ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010278805A JP5743522B2 (ja) | 2010-12-15 | 2010-12-15 | 消火ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010278805A JP5743522B2 (ja) | 2010-12-15 | 2010-12-15 | 消火ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012125376A true JP2012125376A (ja) | 2012-07-05 |
JP5743522B2 JP5743522B2 (ja) | 2015-07-01 |
Family
ID=46643139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010278805A Active JP5743522B2 (ja) | 2010-12-15 | 2010-12-15 | 消火ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5743522B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014028021A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Nohmi Bosai Ltd | 消火用の噴霧ヘッド |
JP2014140831A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Takagi Co Ltd | 散水ノズル |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52169998U (ja) * | 1976-06-16 | 1977-12-23 | ||
JP2003527942A (ja) * | 2000-03-28 | 2003-09-24 | オプシェストウォ ス オグラニチェンノイ オトヴェトゥストヴェンノストユ ”ウニパト” | スプリンクラ |
JP2004532721A (ja) * | 2001-03-22 | 2004-10-28 | エル デューシュキン アンドレイ | 液体噴霧装置 |
JP2008086637A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 消火用ノズル |
JP2009504215A (ja) * | 2005-08-10 | 2009-02-05 | フィンカンパニー・ソシエタ・アノニマ | 消火装置等用ノズル |
-
2010
- 2010-12-15 JP JP2010278805A patent/JP5743522B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52169998U (ja) * | 1976-06-16 | 1977-12-23 | ||
JP2003527942A (ja) * | 2000-03-28 | 2003-09-24 | オプシェストウォ ス オグラニチェンノイ オトヴェトゥストヴェンノストユ ”ウニパト” | スプリンクラ |
JP2004532721A (ja) * | 2001-03-22 | 2004-10-28 | エル デューシュキン アンドレイ | 液体噴霧装置 |
JP2009504215A (ja) * | 2005-08-10 | 2009-02-05 | フィンカンパニー・ソシエタ・アノニマ | 消火装置等用ノズル |
JP2008086637A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 消火用ノズル |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014028021A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Nohmi Bosai Ltd | 消火用の噴霧ヘッド |
JP2014140831A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Takagi Co Ltd | 散水ノズル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5743522B2 (ja) | 2015-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE502006006428D1 (de) | Vollkegelsprühdüse | |
US6454017B1 (en) | Upright fire protection nozzle | |
RU2007144685A (ru) | Противопожарное устройство и насадка пожаротушения | |
MX2010012053A (es) | Boquilla rociadora de desrecalentador. | |
JP5743522B2 (ja) | 消火ノズル | |
US20170023034A1 (en) | Choke for a flow line | |
KR101581391B1 (ko) | 벤츄리 구조를 이용한 샤워기 노즐 | |
KR20130020041A (ko) | 소방용 관창 | |
WO2018212160A1 (ja) | 液化消火剤用噴射ヘッド | |
RU2272679C2 (ru) | Форсунка для распыления жидкостей | |
WO2004109042A3 (fr) | Ensemble de circulation d’eau a multiplication de debit pour piscine, et groupe de filtration le comportant | |
WO2009109790A3 (en) | Nozzle | |
JP4302125B2 (ja) | スプリンクラヘッド取付具 | |
JP2010222909A (ja) | 吐水機構 | |
JP5034168B2 (ja) | 洗浄装置 | |
JP5767181B2 (ja) | 開閉弁ユニット | |
KR20210031082A (ko) | 소방용 안전 관창 | |
JP4337144B2 (ja) | シャワー装置 | |
RU2647027C1 (ru) | Спринклер | |
CN216382644U (zh) | 一种高压细水雾快速排气阀 | |
US20220355315A1 (en) | Spray mist nozzle for fire-fighting systems, and fire-fighting systems having same | |
CN217067496U (zh) | 水幕式喷头结构 | |
JP2013153922A (ja) | 手乾燥装置 | |
CN207804842U (zh) | 细水雾喷头 | |
JP2012076134A (ja) | デスケーリングノズル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140826 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141022 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150319 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150421 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5743522 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |