JP2012124856A - 無線リソース割当装置、基地局装置、無線リソース割当方法、及び無線リソース割当プログラム - Google Patents

無線リソース割当装置、基地局装置、無線リソース割当方法、及び無線リソース割当プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】隣接セル干渉が生じる可能性を低減させつつ、周波数が連続する無線リソースをセルエッジ帯域として割り当てる。
【解決手段】無線リソース割当装置は、基地局装置ごとに、複数の無線リソースから隣接する基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択部と、基地局装置ごとに、基地局装置のセルエッジに位置する端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出部と、基地局装置ごとに、セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースをセルエッジ帯域に追加する処理を、セルエッジ帯域の無線リソースの数が割当数に達するまで繰り返し行う追加部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線リソース割当装置、基地局装置、無線リソース割当方法、及び無線リソース割当プログラムに関する。
日本国内の移動通信システムでは、W−CDMA及びCDMA2000に代表される第3世代移動通信システムが普及している。第3世代移動通信システムの高度化、及びその次世代システムとして、3GPP(Third Generation Partnership Project)の標準規格の一つである「LTE(Long Term Evolution)」が知られている(非特許文献1)。
LTEにおいて、端末装置から基地局装置への上りリンクでは、シングルキャリア周波数分割多重アクセス(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access;SC−FDMA)方式が使用される。SC−FDMA方式は、端末装置ごとに異なる周波数帯域を用いてシングルキャリア伝送を行う方式であり、送信電力の変動が少なく、上りリンクのデータ伝送に適している。
また、LTEでは、リソースブロック(Resource Block;RB)と呼ばれる単位の無線リソースを端末装置に割り当てることで、データ伝送を行う。上りリンクで使用されるSC−FDMA方式では、RBを端末装置に割り当てる際に、連続するRBを一の端末装置に割り当てることで、シングルキャリア伝送を実現している。
基地局装置は、予め決められた基準に従い、端末装置ごとに異なるRB、若しくは連続する複数のRBを割り当てるスケジューリングを行うことで、複数の端末装置が並行してデータを伝送できるようにしている。
広帯域移動通信システムでは、端末装置と基地局装置との間の伝搬路特性がRB(周波数)によって異なることがあるため、上記スケジューリングを行う際、RBごとに、伝搬路特性が良い端末装置をRBに割り当てるようにスケジューリング(周波数スケジューリング)を行うことで、高い周波数利用効率を達成できるようにしている。
広帯域移動通信システムにおいて、適用されているセルラ方式では、隣接するセルの基地局装置と、当該基地局装置と通信をする端末装置とから送信される信号で生じる干渉(隣接セル干渉)により、セル境界に位置する端末装置の受信品質の劣化が問題となっている。
これに対して、端末装置の伝搬路特性に応じて、端末装置を複数グループに分割し、特定のグループに属する端末装置の干渉を回避することを目的とした、干渉制御技術が複数検討されている。
例えば、隣接するセル同士の境界近傍(セルエッジ)に位置する端末装置(セルエッジ端末)をグループ化し、当該グループに属する端末装置が使用するRB(無線リソース)を重複しないように割り当てることで、隣接セルからの干渉を低減させ、受信品質を改善するFFR(Fractional Frequency Reuse)がある(非特許文献2)。
図7は、FFRの概念の一例を表す図である。同図に示すように、RBを周波数方向に3分割し、セル1の基地局装置が周波数帯域F1をセルエッジ帯域にし、周波数帯域F1を用いてセルエッジ端末にRBの割り当てを行う。同様に、セル2の基地局装置が周波数帯域F2をセルエッジ帯域にし、周波数帯域F2を用いてセルエッジ端末にRBの割り当てを行う。また、セル3の基地局装置が周波数帯域F3をセルエッジ帯域にし、周波数帯域F3を用いてセルエッジ端末にRBの割り当てを行う。
このように、セルエッジ端末に対する周波数帯域の割り当てを制限することにより、各セルのセルエッジ帯域は重複することなくセルエッジ端末に対するRBの割り当てを行うことができる。
また、基地局装置の近傍に位置する端末装置、すなわち、セルエッジに位置していない端末装置が、隣接するセルにおけるセルエッジ帯域を利用する場合、送信信号の電力を低下させ、隣接するセルへの干渉を抑えることにより、スループットの改善を図ることができる。
ところで、FFRは、セルエッジ帯域を固定で設定する静的FFR(Static FFR)と、セルエッジ帯域を動的に設定する動的FFR(Dynamic FFR)に分類される。静的FFRは、制御が容易であるものの、端末装置の移動や、トラヒックの変動等により変化する隣接セル干渉に追従できない欠点がある。動的FFRは、隣接セルから受ける干渉等に応じた制御を行うため制御が複雑になるが、現在の隣接セル干渉に応じたセルエッジ帯域を設定することが可能である。
実環境のネットワーク運用を想定する場合、隣接セル干渉の変化に追従し、動的にセルエッジ帯域を制御することが望ましい。これに対し、隣接セル間でグループを形成し、グループ化されたセルの間で、バックボーンネットワークを介して隣接セル干渉を示す情報を交換し、得られた情報を元にセルエッジ帯域を設定することが検討されている(特許文献1、2)
例えば、LTEにおいて、過負荷指標(Overload Indicator;OI)や、過干渉指標(High Interference Indicator;HII)と呼ばれる干渉を示す干渉情報を、X2回線と呼ばれる基地局装置を相互に接続するバックボーンネットワークを介して当該グループ内の基地局装置に送信し、また同グループ内の基地局装置から受信した干渉情報を集計処理し、干渉の回避を実現することが検討されている。
特開2009−152826号公報 特表2010−508779号公報
FFRのように、セルエッジ端末に対してセルごとに、周波数帯域が異なるRBを割り当てる干渉制御技術を、SC−FDMA方式が採用されているLTE上りリンクに適用する場合、周波数帯域が連続したRBを割り当てる必要がある。このとき、周波数帯域が不連続なRBをセルエッジ帯域にしてしまうと、周波数スケジューリングを行う際に、各端末装置に周波数が連続したRBを割り当てることが制限され、十分なスループットを確保できずにスループットが劣化する可能性がある。
ところで、隣接セルの基地局装置から送信される干渉情報は、例えば、基地局装置と端末装置との間の伝搬路特性や、基地局装置のセルにおけるセルエッジ端末に対する周波数スケジューリングの結果を元に、基地局装置ごとに独立に生成される。また、基地局装置では、複数ある隣接セルのそれぞれ独立に生成された干渉情報を元にセルエッジ帯域を決定する。この場合、干渉情報に基づいて、干渉が検出された周波数帯域を、セルエッジ帯域に割り当てないようにすると、不連続なRBがセルエッジ帯域と設定される可能性が高くなる。そのため、各端末装置が要求するRB数を端末装置に割り当てられなくなり、すべての端末装置のスループットが劣化する可能性がある。上記の特許文献1、2や、非特許文献1、2には、このような課題を考慮したセルエッジ帯域の決定方法については検討されていない。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、その目的は、隣接セル干渉が生じる可能性を低減させつつ、周波数が連続する無線リソースをセルエッジ帯域として割り当てることができる無線リソース割当装置、基地局装置、無線リソース割当方法、及び無線リソース割当プログラムを提供することにある。
[1]上記課題を解決するために、本発明は、複数の基地局装置と、周波数が連続した複数の無線リソースを用いて前記基地局装置と無線通信を行う端末装置とを具備する通信システムにおける無線リソース割当装置であって、前記基地局装置ごとに、前記複数の無線リソースから隣接する前記基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択部と、前記基地局装置ごとに、基地局装置のセルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出部と、前記基地局装置ごとに、前記セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、前記セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する処理を、前記セルエッジ帯域の無線リソースの数が前記割当数に達するまで繰り返し行う追加部とを備えることを特徴とする無線リソース割当装置である。
[2]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記帯域数算出部は、更に、セルエッジに位置する前記端末装置であるセルエッジ端末が送信したデータ量から該セルエッジ端末の平均伝送効率を算出するとともに、セルエッジに位置しない前記端末装置である非セルエッジ端末が送信したデータ量から該非セルエッジ端末の平均伝送効率を算出し、算出した前記セルエッジ端末及び前記非セルエッジ端末の平均伝送効率、及び、前記セルエッジ端末の数と該非セルエッジ端末の数との比に基づいて、前記セルエッジ端末の平均伝送効率と、前記非セルエッジ端末の平均伝送効率とが等しくなるように前記割当数を算出することを特徴とする。
[3]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記帯域数算出部は、更に、前記セルエッジ端末が送信したデータ量から前記セルエッジ端末が今後送信するデータ量の推定値を算出するとともに、前記非セルエッジ端末が送信したデータ量から前記非セルエッジ端末が今後送信するデータ量の推定値を算出し、算出した前記セルエッジ端末及び前記非セルエッジ端末のデータ量の推定値に基づいて、前記セルエッジ端末の平均伝送効率と、前記非セルエッジ端末の平均伝送効率とが等しくなるように前記割当数を算出することを特徴とする。
[4]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記帯域数算出部は、更に、前記セルエッジ端末の数と、前記非セルエッジ端末の数との比に基づいて前記割当数を算出することを特徴とする。
[5]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記開始ポイント選択部は、更に、隣接する前記基地局装置のセル間における干渉を示す干渉情報を隣接する基地局装置から受信し、受信した干渉情報に基づいて、前記複数の無線リソースのうち、隣接するセルから受ける干渉が最も少ない無線リソースを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域にすることを特徴とする。
[6]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記開始ポイント選択部は、更に、隣接する前記基地局装置のセル間における干渉を示す干渉情報を隣接する基地局装置から受信し、受信した干渉情報に基づいて、前記複数の無線リソースにおいて、隣接するセルから受ける干渉が所定の干渉量より少ない無線リソースのうち、連続する無線リソース数が最も多い区間の無線リソースを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域にすることを特徴とする。
[7]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記開始ポイント選択部は、更に、前記基地局装置ごとに予め割り当てられている識別子と、予め定められた関数とに基づいて、前記複数の無線リソースのうち、隣接する前記基地局装置において選択される無線リソースと異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域にすることを特徴とする。
[8]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記追加部は、更に、隣接する前記基地局装置のセル間における干渉を示す干渉情報を隣接する前記基地局装置から受信し、受信した干渉情報に基づいて、前記セルエッジ帯域に隣接している無線リソースのうち、前記セルエッジ端末が隣接するセルから受ける干渉が少ない無線リソースを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加することを特徴とする。
[9]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記追加部は、更に、前記セルエッジ帯域に隣接している無線リソースのうち、前記開始ポイント選択部が選択した無線リソースとの周波数の差が小さい無線リソースを選択することを特徴とする。
[10]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記干渉情報は、隣接する基地局装置において前記セルエッジ端末に割り当てられている無線リソースを示す過干渉情報と、隣接する基地局装置のセル間で前記端末装置が他のセルから干渉を受けていることを示す過負荷情報とのいずれか一方、あるいは両方を含むことを特徴とする。
[11]また、本発明は、複数の基地局装置と、周波数が連続した複数の無線リソースを用いて前記基地局装置と無線通信を行う端末装置とを具備する通信システムにおける基地局装置であって、前記複数の無線リソースから隣接する基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択部と、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出部と、前記セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、前記セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する処理を、前記セルエッジ帯域の無線リソースの数が前記割当数に達するまで繰り返し行う追加部とを備えることを特徴とする基地局装置である。
[12]また、本発明は、複数の基地局装置と、周波数が連続した複数の無線リソースを用いて前記基地局装置と無線通信を行う端末装置とを具備する通信システムにおける無線リソース割当方法であって、前記複数の無線リソースから隣接する基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択ステップと、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出ステップと、前記セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、前記セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する処理を、前記セルエッジ帯域の無線リソースの数が前記割当数に達するまで繰り返し行う追加ステップとを有することを特徴とする無線リソース割当方法である。
[13]また、本発明は、複数の基地局装置と、周波数が連続した複数の無線リソースを用いて前記基地局装置と無線通信を行う端末装置とを具備する通信システムにおける基地局装置が有するコンピュータに前記複数の無線リソースから隣接する基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択ステップと、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出ステップと、前記セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、前記セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する処理を、前記セルエッジ帯域の無線リソースの数が前記割当数に達するまで繰り返し行う追加ステップとを実行させる無線リソース割当プログラムである。
この発明によれば、隣接する基地局装置では、周波数の異なる無線リソースを起点としてセルエッジ帯域が形成されるので、隣接する基地局装置において、セルエッジ帯域が重複する可能性を低減しつつ、周波数が連続する無線リソースをセルエッジ帯域に割り当てることができる。その結果、隣接セル干渉が生じる可能性を低減させつつ、セルエッジに位置する端末装置に連続した無線リソースを割り当てることが容易になり、セルエッジに位置する端末装置のスループットを改善することができる。
第1実施形態における移動通信システム100の構成例を示す概略図である。 同実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における無線リソース割当部14がセルエッジ帯域を決定する手順を示すフローチャートである。 第2実施形態における基地局装置2の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における無線リソース割当部24がセルエッジ帯域を決定する手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の開始ポイント選択部244に対する変形例における処理の概要を示す図である。 FFRの概念の一例を表す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における無線リソース割当装置、基地局装置、無線リソース割当方法、及び無線リソース割当プログラムを説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における移動通信システム100の構成例を示す概略図である。同図に示すように、移動通信システム100は、複数の基地局装置1と、基地局装置1と無線通信を行う端末装置6と、複数の基地局装置1を接続するバックボーンネットワーク7とを具備している。ここで、本実施形態の移動通信システム100は、LTEの標準規格を適用した無線通信を行い、端末装置6から基地局装置1への上りリンクの無線通信は、SC−OFDM方式を用いる場合について説明する。
移動通信システム100は、各基地局装置1それぞれがカバーする通信エリア(セル)1A内の端末装置6に対して無線リソースの割り当てをするとともに、割り当てた無線リソースを使用して端末装置6から送信された情報を受信する。また、各基地局装置1は、バックボーンネットワーク7を介し、隣接する基地局装置1と、相互に情報を送受信する。また、端末装置6は、自装置と無線通信をしている基地局装置1との間における伝搬路特性をリソースブロック(Resource Block;RB)ごとに示す伝搬路情報と、隣接するセルから受信する受信電力をRBごとに示す干渉測定情報とを当該基地局装置1に送信する。この伝搬路情報は、例えば、基地局装置1から送信されるパイロット信号などに基づいて推定された伝搬路特性を示す情報である。
ここで、リソースブロック(RB)は、移動通信システム100に割り当てられた周波数帯域(システム帯域)を周波数方向及び時間方向に分割した無線リソースであり、無線リソースを端末装置6に割り当てる際の最小単位である。また、RBには、それぞれを識別するために、例えば、周波数の低いRBから順にID(0,1,2,3,…)が割り当てられている。
図2は、本実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、基地局装置1は、バックボーン送受信部11、無線送受信部12、アンテナ13、及び無線リソース割当部14を備えている。
バックボーン送受信部11は、バックボーンネットワーク7を介して、他の基地局装置1と情報の送受信を行う。バックボーン送受信部11は、例えば、他の基地局装置1と無線通信をしている端末装置6宛ての情報を、自装置と無線通信をしている端末装置6から受信すると、バックボーンネットワーク7を介して、当該情報を当該基地局装置1に送信する。
無線送受信部12は、無線リソース割当部14から入力される無線リソース割当情報に基づいて、自装置のセル内に位置する端末装置6とアンテナ13を介して無線通信を行う。ここで、無線リソース割当情報は、端末装置6それぞれに割り当てられたRBを示す情報である。また、無線送受信部12は、端末装置6から受信する干渉測定情報を、無線リソース割当部14に出力する。ここで、干渉測定情報は、端末装置6において、隣接するセルの端末装置6から受ける干渉の度合いを示す情報であり、例えば、隣接するセルの端末装置6から受信する信号の受信電力を示す情報である。
無線リソース割当部14は、セルエッジ帯域記憶部141、初期化部142、開始ポイント選択部143、比較指標算出部144、端末判定部145、帯域数算出部146、リソースブロック追加部147、及びリソースブロック割当部148を有している。
セルエッジ帯域記憶部141には、システム帯域に含まれるRBごとに、隣接するセルとの境界近傍(セルエッジ)に位置する端末装置6に割り当てられるセルエッジ帯域であるか否かを示す情報がRBのIDに対応付けられて記憶されている。
初期化部142は、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されているRBのIDに対応付けられているすべての情報を、RBがセルエッジ帯域でないことを示す情報に変更する初期化を行う。
開始ポイント選択部143は、基地局装置1ごとに予め割り当てられている自装置を識別するためのID、例えば、LTEであればPCI(Physical Cell Identifier;物理セル識別子)を用いて、隣接する基地局装置1と異なるRBを開始ポイントに選択する。具体的には、開始ポイント選択部143は、自装置のID又はPCIの剰余値や、予め定められた関数に自装置のID又はPCIを代入して得られる数値により識別されるRBを選択する。このとき、隣接する基地局装置1において選択されるRBは、それぞれが周波数方向に離れているようにする。
比較指標算出部144は、開始ポイント選択部143が選択したRB(開始ポイント)のIDと、各RBのIDとの差を、セルエッジ帯域を決定する際に用いる指標であるメトリックM(i)として算出する。具体的には、比較指標算出部144は、開始ポイント選択部143が選択したRBのIDをIstartとし、i(=0,1,2,3,…)番目のRBのIDをI(i)とした場合、次式(1)を用いてメトリックM(i)を算出する。
Figure 2012124856
端末判定部145は、自装置と無線通信をしている端末装置6から受信する干渉測定情報に基づいて、自装置と無線通信をしている端末装置6を、セルエッジに位置する端末装置6と、自装置のセル内のうちセルエッジ以外に位置する端末装置6との2つのグループに分ける判定を行う。具体的には、端末判定部145は、干渉測定情報が予め定めた閾値より大きい場合、当該干渉測定情報を送信した端末装置6をセルエッジに位置すると判定し、干渉測定情報が閾値以下の場合、当該端末装置6をセルエッジに位置しないと判定する。以下、セルエッジに位置する端末装置6をセルエッジ端末といい、セルエッジに位置しない端末装置6を非セルエッジ端末という。
帯域数算出部146は、端末判定部145の判定結果に基づいて、セルエッジに位置する端末装置6に割り当てられるRBであるセルエッジ帯域のRB数を算出する。具体的には、帯域数算出部146は、自装置と無線通信をしている端末装置6の数に対するセルエッジに位置する端末装置6の数の比から、次式(2)を用いてセルエッジ帯域に割り当てられるRB数である割当数Xを算出する。
Figure 2012124856
ここで、NRBは、システム帯域において、制御信号などを送信する帯域を除いた端末装置6に割り当て可能なRB数を示す。
リソースブロック追加部147は、開始ポイント選択部143が選択したRBを起点として、セルエッジ帯域に割り当てるRB数が割当数Xに達するまで、比較指標算出部144が算出するメトリックM(i)に基づいてRBをセルエッジ帯域に追加する。また、リソースブロック追加部147は、RBをセルエッジ帯域に追加すると、追加したRBがセルエッジ帯域であることを示す情報をセルエッジ帯域記憶部141に記憶させる。
リソースブロック割当部148は、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されている情報と、端末判定部145の判定結果と、無線送受信部12から入力される干渉測定情報とに基づいて、セルエッジ端末に対して干渉の少ないセルエッジ帯域のRBを順に割り当てる。またリソースブロック割当部148は、非セルエッジ端末に対してシステム帯域のうちセルエッジ帯域以外のRBで干渉の少ないRBを順に割り当てる。また、リソースブロック割当部148は、各端末装置6に割り当てたRBを示す無線リソース割当情報を無線送受信部12に出力する。
図3は、本実施形態における無線リソース割当部14がセルエッジ帯域を決定する手順を示すフローチャートである。
無線リソース割当部14において、セルエッジ帯域の決定が開始されると、端末判定部145は、自装置と無線通信しているすべての端末装置6が、セルエッジ端末と、非セルエッジ端末とのいずれであるかを判定する(ステップS1)。
初期化部142は、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されているRBのIDに対応付けられているすべての情報を、セルエッジ帯域でないことを示す情報に変更する初期化を行う(ステップS3)。
帯域数算出部146は、セルエッジ帯域にする割当数Xを算出し(ステップS5)、算出した割当数Xが「0」であるか否かの判定をする(ステップS7)。
ステップS7において、割当数Xが「0」である場合(ステップS7:NO)、無線リソース割当部14は、セルエッジ帯域を決定する処理を終了する(エンド)。すなわち、すべてのRBが、非セルエッジ端末に割り当てられることになる。
一方、ステップS7において、割当数Xが「0」でない場合(ステップS7:YES)、開始ポイント選択部143は、開始ポイントとなるRBを選択し、選択したRBのIDを比較指標算出部144及びリソースブロック追加部147に出力する(ステップS9)。このとき、リソースブロック追加部147は、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されている情報のうち、入力されたRBのIDに対応する情報を、セルエッジ帯域であることを示す情報に変更する(ステップS11)。すなわち、開始ポイントに選択されたRBをセルエッジ帯域にする。
比較指標算出部144は、入力されたRBのIDに基づいて、各RBのメトリックM(i)(ID:i=0,1,2,3,…)を算出する(ステップS13)。
リソースブロック追加部147は、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されている情報を読み出し、セルエッジ帯域であるRBの数が割当数Xより小さいか否かを判定し(ステップS15)、セルエッジ帯域であるRBの数が割当数Xより小さくない場合(ステップS15:NO)、セルエッジ帯域を決定する処理を終了する(エンド)。
一方、リソースブロック追加部147は、セルエッジ帯域であるRBの数が割当数Xより小さい場合(ステップS15:YES)、セルエッジ帯域の周波数の高い側に隣接しセルエッジ帯域でないRBのメトリックM(s)と、セルエッジ帯域の周波数の低い側に隣接しセルエッジ帯域出ないRBのメトリックM(t)とを比較する(ステップS17)。
リソースブロック追加部147は、メトリックM(s)、M(t)を比較した2つのRB、RBのうち、メトリックが小さいRBを選択し、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されている情報のうち、選択したRBのIDに対応する情報を、セルエッジ帯域であることを示す情報に変更して、当該RBをセルエッジ帯域に追加する(ステップS19)。換言すると、リソースブロック追加部147は、開始ポイントに選択されたRBと周波数の差が少ないRBを選択してセルエッジ帯域に追加する。
続いて、リソースブロック追加部147は、ステップS19の後に、ステップS15に処理を戻し、セルエッジ帯域のRB数が割当数Xに達するまで、ステップS15〜S19の処理を繰り返し行う。
上述のように、無線リソース割当部14は、隣接する基地局装置1において、周波数の異なるRB(無線リソース)を開始ポイントに選択するとともに、開始ポイントに選択したRBをセルエッジ帯域にする。そして、無線リソース割当部14は、選択した開始ポイントのRBを起点にして、当該RBと周波数方向に隣接するRBのうち、周波数差が少ないRBを順次追加して、セルエッジ帯域のRB数が、割当数Xに達するまでRBの追加を行う。
このように、開始ポイント選択部143が隣接する基地局装置1において、周波数の異なるRBを開始ポイントに選択することにより、隣接する基地局装置1におけるセルエッジ帯域のRBが重複する可能性を低減しつつ、連続したRBをセルエッジ帯域にすることができる。その結果、セルエッジ端末に対して連続したRBを割り当てることが容易になり、セルエッジ端末のスループットを改善することができる。更に、セルエッジ帯域を1つの連続したRBにすることにより、非セルエッジ端末に連続したRBを割り当てることが容易になるので、非セルエッジ端末のスループットを改善することができ、周波数利用効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態における移動通信システムは、基地局装置の構成が第1実施形態の基地局装置1と異なる。ここでは、第2実施形態の基地局装置の説明をし、第1実施形態と同じ構成の端末装置6及びバックボーンネットワーク7に対する説明を省略する。
図4は、第2実施形態における基地局装置2の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように基地局装置2は、バックボーン送受信部21、無線送受信部22、アンテナ13、無線リソース割当部24、及び干渉情報生成部25を備えている。
バックボーン送受信部21は、第1実施形態のバックボーン送受信部21が行う処理に加えて、干渉情報生成部25から入力される干渉情報を隣接する基地局装置2にバックボーンネットワーク7を介して送信する。また、バックボーン送受信部21は、バックボーンネットワーク7を介して、隣接する基地局装置2から干渉情報を受信し、受信した干渉情報を無線リソース割当部24に出力する。
ここで、干渉情報は、RBごとに、隣接するセル間における干渉を示す情報であり、隣接するセルから干渉を受けていることを示す過負荷指標(Overload Indicator;OI)と、隣接するセルとの境界近傍の領域(セルエッジ)に位置する端末装置6に当該RBを割り当てていることを示す過干渉指標(High Interference Indicator;HII)とを含んでいる。
過負荷指標の取り得る値は、例えば、「0」又は「1」であり、「0」がRBにおいて干渉を受けていないことを示し、「1」がRBにおいて干渉を受けていることを示す。また、過干渉指標の取り得る値は、例えば、「0」又は「1」であり、「0」がRBをセルエッジ端末に割り当てていないことを示し、「1」がRBをセルエッジ端末に割り当てていることを示す。なお、過負荷指標及び過干渉指標は、上述のように2値の情報に限らず、多値の情報であってもよく、過負荷指標は受けている干渉量に応じて値を選択するようにしてもよい。また、過干渉指標はセルエッジに位置する端末装置6にRBを割り当てる確率に応じて値を選択するようにしてもよい。
また、隣接するセルとの境界近傍とは、例えば、隣接するセルから受信する信号の受信電力が予め定められた電力値より大きくなる領域である。
無線送受信部22は、第1実施形態の無線送受信部12と同様に、無線リソース割当部24から入力される無線リソース割当情報に基づいて、自装置のセル内に位置する端末装置6とアンテナ13を介して無線通信を行う。また、無線送受信部22は、端末装置6から受信する干渉測定情報を、無線リソース割当部24及び干渉情報生成部25に出力する。また、無線送受信部22は、自装置と無線通信をしている端末装置6から受信するデータ量を所定の期間(例えば、サブフレーム)ごとに測定し、測定した各端末装置6のデータ量を示す伝送量情報を無線リソース割当部24に出力する。
無線リソース割当部24は、セルエッジ帯域記憶部141、初期化部142、統計情報算出部243、開始ポイント選択部244、端末判定部145、帯域数算出部246、リソースブロック追加部247、及びリソースブロック割当部148を有している。ここで、無線リソース割当部24において、第1実施形態と同じ構成に対しては、同じ符号を付して、その説明を省略する。
統計情報算出部243は、バックボーン送受信部21から入力される干渉情報に含まれる過負荷指標及び過干渉指標に対する統計値(平均値、最頻値など)をRBごとに算出し、RBごとの統計値である隣接セル干渉情報を開始ポイント選択部244及びリソースブロック追加部247に出力する。具体的には、統計情報算出部243は、例えば、隣接する基地局装置2から受信する干渉情報に含まれる過負荷指標又は過干渉指標いずれか一方の値をRBごとに平均し、RBごとの平均値を隣接セル干渉情報にする。
開始ポイント選択部244は、統計情報算出部243から入力される隣接セル干渉情報に基づいて、システム帯域のRBからいずれか一つのRBを開始ポイントに選択する。開始ポイント選択部244は、隣接セル干渉情報に含まれる各RBの統計値、及び次式(3)を用いて、各RB(ID:i=0,1,2,3,…)に対する開始ポイント値S(i)を算出する。
Figure 2012124856
ここで、w(j)はRB(ID:j=0,1,2,3,…)に対する重み係数である。s(j)はRB(ID:j=0,1,2,3,…)の過負荷指標又は過干渉指標のいずれかの統計値である。また、xは予め定められた値を用いてもよいし、帯域数算出部246が算出する割当数Xの半分の値としてもよい。
例えば、w(j)=1とし、s(j)を過負荷指標の統計値とした場合、開始ポイント値S(i)は、隣接するセルにおいて、RBにおける干渉を受けている度合いを示していることになる。また、w(j)=1とし、s(j)を過干渉指標の統計値とした場合、開始ポイント値S(i)は、隣接するセルにおいて、RBをセルエッジ端末に割り当てている度合いを示していることになる。したがって、開始ポイント値S(i)の値が大きいRBは、セルエッジ端末に割り当てると干渉を生じさせる可能性が高いことになる。そこで、開始ポイント選択部244は、開始ポイント値S(i)が最小のRBを、セルエッジ帯域を決定する際の開始ポイント(起点)に選択する。
帯域数算出部246は、無線送受信部22から入力される伝送量情報と、端末判定部145の判定結果とに基づいて、自装置と無線通信をしている各端末装置6の伝送効率を等しくするように、セルエッジ帯域に割り当てるRB数である割当数Xを算出する。具体的には、帯域数算出部246は、自装置と無線通信をしている端末装置6ごとに、時間ΔT前から現在までの期間における平均伝送効率を算出する。ここで、時間ΔTは、予め定められた時間である。また、平均伝送効率は、端末装置6に割り当てられたRBと、当該RBを用いた通信における変調符号化方式(Modulation and Coding Scheme;MCS)とを用いて算出するようにしてもよい。
そして、帯域数算出部246は、算出した各端末装置6の平均伝送効率と、端末判定部145の判定結果とを次式(4)に代入して、セルエッジ帯域に割り当てる割当数Xを算出する。
Figure 2012124856
ここで、Cedgeは端末判定部145がセルエッジに位置すると判定した端末装置6(セルエッジ端末)の集合であり、Nedgeはセルエッジ端末の数であり、Nnon−edgeは非セルエッジ端末の数であり、Rは端末装置6(i)それぞれの平均伝送効率であり、NRBはシステム帯域において、制御信号などを送信する帯域を除いた端末装置6に割り当て可能なRB数である。なお、Cedge、Nedge、Nnon−edgeは、端末判定部145の判定結果より得られる。
このように、帯域数算出部246は、セルエッジ端末のグループと、非セルエッジ端末のグループとの平均伝送効率に基づいて、自装置と無線通信をしているセルエッジ端末の平均伝送効率と、非セルエッジ端末の平均伝送効率とが等しくなるように、セルエッジ帯域に割り当てる割当数Xを算出する。
リソースブロック追加部247は、開始ポイント選択部244が選択した開始ポイント(RB)を起点として、セルエッジ帯域に割り当てるRB数が割当数Xに達するまで、統計情報算出部243が算出し隣接セル干渉情報に基づいて、セルエッジ帯域に周波数方向に隣接するRBをセルエッジ帯域に順に追加する。また、リソースブロック追加部247は、RBをセルエッジ帯域に追加すると、追加したRBがセルエッジ帯域であることを示す情報をセルエッジ帯域記憶部141に記憶させる。
干渉情報生成部25は、無線送受信部22から入力される伝搬路情報及び干渉測定情報と、リソースブロック割当部148から入力される無線リソース割当情報とに基づいて、干渉情報を生成し、生成した干渉情報をバックボーン送受信部21に出力する。例えば、干渉情報生成部25は、RBごとに、干渉測定情報の示す値が予め定めた干渉閾値より大きい場合、OIを「1」とし、干渉閾値以下の場合、OIを「0」にする。また、干渉情報生成部25は、無線リソース割当情報に基づいて、RBごとに、セルエッジ帯域に割り当てられている場合、HIIを「1」にし、割り当てられていない場合、HIIを「0」にする。ここで、干渉閾値は、シミュレーションや、実測値などに基づいて、予め定められる値である。
図5は、本実施形態における無線リソース割当部24がセルエッジ帯域を決定する手順を示すフローチャートである。
無線リソース割当部24において、セルエッジ帯域の決定が開始されると、端末判定部145は、自装置と無線通信しているすべての端末装置6が、セルエッジ端末と、非セルエッジ端末とのいずれであるかを判定する(ステップS21)。
初期化部142は、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されているRBのIDに対応付けられているすべての情報を、セルエッジ帯域でないことを示す情報に変更する初期化を行う(ステップS23)。
帯域数算出部246は、セルエッジ帯域にする割当数Xを算出し(ステップS25)、算出した割当数Xが「0」であるか否かの判定する(ステップS27)。
ステップS27において、割当数Xが「0」である場合(ステップS27:NO)、無線リソース割当部24は、セルエッジ帯域を決定する処理を終了する(エンド)。すなわち、すべてのRBが、非セルエッジ端末に割り当てられることになる。
一方、ステップS27において、割当数Xが「0」でない場合(ステップS27:YES)、統計情報算出部243は、入力された干渉情報に基づいて、隣接セル干渉情報を算出し、算出した隣接セル干渉情報を開始ポイント選択部244及びリソースブロック追加部247に出力する(ステップS29)。
開始ポイント選択部244は、入力された隣接セル干渉情報に基づいて、開始ポイントとなるRBを選択し、選択した開始ポイントを示すRBのIDをリソースブロック追加部247に出力する(ステップS31)。このとき、リソースブロック追加部247は、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されている情報のうち、入力されたRBのIDに対応する情報を、セルエッジ帯域であることを示す情報に変更する(ステップS33)。
リソースブロック追加部247は、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されている情報を読み出し、セルエッジ帯域であるRBの数が割当数Xより小さいか否かを判定し(ステップS35)、セルエッジ帯域であるRBの数が割当数Xより小さくない場合(ステップS35:NO)、セルエッジ帯域を決定する処理を終了する(エンド)。
一方、リソースブロック追加部247は、セルエッジ帯域であるRBの数が割当数Xより小さい場合(ステップS35:YES)、隣接セル干渉情報に含まれる統計値のうち、セルエッジ帯域の周波数の高い側に隣接しセルエッジ帯域でないRBの統計値と、セルエッジ帯域の周波数の低い側に隣接しセルエッジ帯域でないRBの統計値とを比較する(ステップS37)。
リソースブロック追加部247は、統計値の小さいRBを選択し、セルエッジ帯域記憶部141に記憶されている情報のうち、選択したRBのIDに対応する情報を、セルエッジ帯域であることを示す情報に変更して、当該RBをセルエッジ帯域に追加する(ステップS39)。換言すると、リソースブロック追加部247は、セルエッジ帯域に隣接するRBのうち、隣接するセルと干渉する可能性の低いRBを選択してセルエッジ帯域に追加する。
続いて、リソースブロック追加部247は、ステップS39の後に、ステップS35に処理を戻し、セルエッジ帯域のRB数が割当数Xに達するまで、ステップS35〜S39の処理を繰り返し行う。
上述のように、本実施形態における無線リソース割当部24は、各基地局装置2において、隣接するセルから干渉を受ける可能性の低いRB(無線リソース)を開始ポイントに選択するとともに、開始ポイントに選択したRBをセルエッジ帯域にする。そして、無線リソース割当部24は、選択した開始ポイントのRBを起点にして、当該RBと周波数方向に隣接する2つのRBのうち、隣接するセルから干渉を受ける可能性の低いRBを順次追加して、セルエッジ帯域のRB数が、割当数Xに達するまでRBの追加を行う。
このように、開始ポイント選択部244が隣接するセルから干渉を受ける可能性の低いRBを開始ポイントに選択することにより、隣接する基地局装置1におけるセルエッジ帯域のRBと重複する可能性を低減しつつ、連続したRBをセルエッジ帯域にすることができる。また、リソースブロック追加部247が、隣接するセルから干渉を受ける可能性の低いRBをセルエッジ帯域に順次追加するので、各基地局装置2のセルエッジ帯域のRBが重複する可能性を低減しつつ、連続したRBをセルエッジ帯域にすることができる。
その結果、セルエッジ端末に対して連続したRBを割り当てることが容易になり、セルエッジ端末のスループットを改善することができる。更に、セルエッジ帯域を1つの連続したRBにすることにより、非セルエッジ端末に連続したRBを割り当てることが容易になるので、非セルエッジ端末のスループットを改善することができ、周波数利用効率を向上させることができる。
また、隣接する基地局装置2から受信する干渉情報を用いているので、隣接する基地局装置2におけるセルエッジ帯域の変更にも動的に対応して、セルエッジ帯域の割当てを行うことができ、移動通信システム全体におけるスループット及び周波数利用効率を向上させることができる。
なお、本実施形態において、開始ポイント選択部244は、式(3)を用いて開始ポイント値S(i)を算出し、開始ポイント値S(i)が最小のRBを開始ポイントに選択する構成を説明したが、これに限らずに、他の処理を用いてRBを開始ポイントに選択するようにしてもよい。
図6は、第2実施形態の開始ポイント選択部244に対する変形例における処理の概要を示す図である。同図において、横軸はRBを示し、縦軸は統計値を示し、統計値が大きいほど隣接するセルから受ける干渉が少ないことを表している。
開始ポイント選択部244は、例えば、図6に示すように、予め定められた閾値と、隣接セル干渉情報に含まれる各RBの統計値とを比較し、統計値が閾値以上となるRBが連続する区間を検出する。そして、開始ポイント選択部244は、検出した区間のうち最もRB数が多い区間のRBを開始ポイントに選択するようにしてもよい。すなわち、システム帯域において、セルエッジ端末が隣接するセルから受ける干渉が閾値で表される干渉量より少ないRBのうち、連続するRB数が最も多い区間のRBを開始ポイントに選択するようにしてもよい。
また、閾値には、予め定められた値に替えて、隣接セル干渉情報に含まれる各RBの統計値の平均値を用いてもよいし、隣接セル干渉情報に含まれる各RBの統計値の累積分布から求められる値(例えば、50%値、90%値など)を用いるようにしてもよい。
また、隣接セル干渉情報に含まれる各RBの統計値の累積分布において、セルエッジ帯域に割り当てる割当数XのNRBに対する比から閾値を算出するようにしてもよい。例えば、割当数XがNRBの30%である場合、隣接セル干渉情報に含まれる各RBの統計値の累積分布における上位30%値を閾値とするようにしてもよい。
また、上述の変形例において、連続するRB数が、セルエッジ帯域に割り当てる割当数Xを超えている場合、開始ポイントに選択されるRB数を、割当数X以下になるように閾値を変更するようにしてもよい。
また、第2実施形態の帯域数算出部246は、セルエッジ端末と非セルエッジ端末との間で、伝送効率が等しくなるようにセルエッジ帯域に割り当てる割当数Xを算出する構成を説明したが、これに限らずに、各端末装置6が今後送信するデータ量を推定し、推定値に基づいて、セルエッジ端末と非セルエッジ端末との間で伝送効率が等しくなるように、セルエッジ帯域に割り当てる割当数Xを算出するようにしてもよい。例えば、帯域数算出部246は、無線送受信部22から入力される伝送量情報に基づいて、時間ΔT前から現在までの期間において、送信したデータ量dtr,iを端末装置6(i)ごとに算出し、算出したデータ量に基づいて発生したトラヒックデータ量dgen,iの推定値を端末装置6ごとに算出する。そして、帯域数算出部246は、次式(5)を用いて、現在より時間ΔT後までの期間における送信データ量の推定値dest,iを算出する。
Figure 2012124856
ここで、Bufは、現在、端末装置6(i)の送信バッファに記憶され、まだ送信されていないデータ量である。帯域数算出部246は、式(5)を用いて、各端末装置6の送信データ量の推定値dest,iを算出し、次式(6)を用いて、セルエッジ帯域に割り当てる割当数Xを算出するようにしてもよい。
Figure 2012124856
これにより、隣接するセル間において、セルエッジ帯域が重複する可能性を低下させつつ、各端末装置6の送信するデータ量に応じてセルエッジ帯域を割り当てることができる。その結果、セルエッジ端末と、非セルエッジ端末との間における無線リソースの分配が、各端末装置6が送信するデータ量に応じたものになり、周波数利用効率を向上させることができる。
また、本実施形態において、統計情報算出部243は、干渉情報に含まれる過負荷指標と過干渉指標とのいずれか一方の統計値を算出するようにしたが、過負荷指標と過干渉指標とを合わせて統計値を算出するようにしてもよい。この場合、開始ポイント選択部244、及びリソースブロック追加部247は、過負荷指標と過干渉指標とを合わせて算出された統計値を用いるようにしてもよい。これにより、セルエッジにおいて、隣接するセルから受ける干渉が生じる可能性をより低減することができる。
なお、上述の第1及び第2実施形態では、固定された基地局装置1(2)と、移動可能な端末装置6とを具備する移動通信システム100について説明したが、これに限ることなく、端末装置6が固定された無線通信システム、あるいは、基地局装置1(2)を移動可能とした無線通信システムとしてもよい。
また、上述の各実施形態では、1つのRBずつセルエッジ帯域に追加する構成を説明したが、これに限ることなく、複数のRBを1つのブロックとして、ブロック単位でセルエッジ帯域に追加するようにしてもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態における開始ポイントを決定する手順と、RBをセルエッジ帯域に追加する際のRBの選択する手順とを組み合わせて用いるようにしてもよい。例えば、開始ポイント選択部143が開始ポイントを設定し、リソースブロック追加部247が隣接セル干渉情報に基づいてRBをセルエッジ帯域に追加するようにしてもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態において、無線リソース割当部14(24)は、基地局装置1(2)内に設けられている構成を説明したが、これに限ることなく、無線リソース割当部14(24)を、基地局装置1(2)に対応して設けられる独立した装置としてもよい。
なお、本発明における無線リソース割当部14(24)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりセルエッジ帯域に無線リソース(RB)を割り当てるようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
なお、本発明に記載の追加部は実施の形態に記載のリソースブロック追加部147(247)に対応し、本発明に記載の過負荷情報は実施形態に記載の過負荷指標に対応し、本発明に記載の過干渉情報は実施形態に記載の過干渉指標に対応する。
1,2…基地局装置
6…端末装置
7…バックボーンネットワーク
11,21…バックボーン送受信部
12,22…無線送受信部
13…アンテナ
14,24…無線リソース割当部
25…干渉情報生成部
100…移動通信システム
141…セルエッジ帯域記憶部
142…初期化部
143,244…開始ポイント選択部
144…比較指標算出部
145…端末判定部
146,246…帯域数算出部
147,247…リソースブロック追加部
148…リソースブロック割当部
243…統計情報算出部

Claims (13)

  1. 複数の基地局装置と、周波数が連続した複数の無線リソースを用いて前記基地局装置と無線通信を行う端末装置とを具備する通信システムにおける無線リソース割当装置であって、
    前記基地局装置ごとに、前記複数の無線リソースから隣接する前記基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択部と、
    前記基地局装置ごとに、基地局装置のセルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出部と、
    前記基地局装置ごとに、前記セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、前記セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する処理を、前記セルエッジ帯域の無線リソースの数が前記割当数に達するまで繰り返し行う追加部と
    を備えることを特徴とする無線リソース割当装置。
  2. 前記帯域数算出部は、更に、
    セルエッジに位置する前記端末装置であるセルエッジ端末が送信したデータ量から該セルエッジ端末の平均伝送効率を算出するとともに、セルエッジに位置しない前記端末装置である非セルエッジ端末が送信したデータ量から該非セルエッジ端末の平均伝送効率を算出し、算出した前記セルエッジ端末及び前記非セルエッジ端末の平均伝送効率、及び、前記セルエッジ端末の数と該非セルエッジ端末の数との比に基づいて、前記セルエッジ端末の平均伝送効率と、前記非セルエッジ端末の平均伝送効率とが等しくなるように前記割当数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線リソース割当装置。
  3. 前記帯域数算出部は、更に、
    前記セルエッジ端末が送信したデータ量から前記セルエッジ端末が今後送信するデータ量の推定値を算出するとともに、前記非セルエッジ端末が送信したデータ量から前記非セルエッジ端末が今後送信するデータ量の推定値を算出し、
    算出した前記セルエッジ端末及び前記非セルエッジ端末のデータ量の推定値に基づいて、前記セルエッジ端末の平均伝送効率と、前記非セルエッジ端末の平均伝送効率とが等しくなるように前記割当数を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線リソース割当装置。
  4. 前記帯域数算出部は、更に、
    前記セルエッジ端末の数と、前記非セルエッジ端末の数との比に基づいて前記割当数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線リソース割当装置。
  5. 前記開始ポイント選択部は、更に、
    隣接する前記基地局装置のセル間における干渉を示す干渉情報を隣接する基地局装置から受信し、受信した干渉情報に基づいて、前記複数の無線リソースのうち、隣接するセルから受ける干渉が最も少ない無線リソースを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域にする
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線リソース割当装置。
  6. 前記開始ポイント選択部は、更に、
    隣接する前記基地局装置のセル間における干渉を示す干渉情報を隣接する基地局装置から受信し、受信した干渉情報に基づいて、前記複数の無線リソースにおいて、隣接するセルから受ける干渉が所定の干渉量より少ない無線リソースのうち、連続する無線リソース数が最も多い区間の無線リソースを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域にする
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線リソース割当装置。
  7. 前記開始ポイント選択部は、更に、
    前記基地局装置ごとに予め割り当てられている識別子と、予め定められた関数とに基づいて、前記複数の無線リソースのうち、隣接する前記基地局装置において選択される無線リソースと異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域にする
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線リソース割当装置。
  8. 前記追加部は、更に、
    隣接する前記基地局装置のセル間における干渉を示す干渉情報を隣接する前記基地局装置から受信し、受信した干渉情報に基づいて、前記セルエッジ帯域に隣接している無線リソースのうち、前記セルエッジ端末が隣接するセルから受ける干渉が少ない無線リソースを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の無線リソース割当装置。
  9. 前記追加部は、更に、
    前記セルエッジ帯域に隣接している無線リソースのうち、前記開始ポイント選択部が選択した無線リソースとの周波数の差が小さい無線リソースを選択する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の無線リソース割当装置。
  10. 前記干渉情報は、隣接する基地局装置において前記セルエッジ端末に割り当てられている無線リソースを示す過干渉情報と、隣接する基地局装置のセル間で前記端末装置が他のセルから干渉を受けていることを示す過負荷情報とのいずれか一方、あるいは両方を含む
    ことを特徴とする請求項5、請求項6、及び請求項8のいずれか一項に記載の無線リソース割当装置。
  11. 複数の基地局装置と、周波数が連続した複数の無線リソースを用いて前記基地局装置と無線通信を行う端末装置とを具備する通信システムにおける基地局装置であって、
    前記複数の無線リソースから隣接する基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択部と、
    セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出部と、
    前記セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、前記セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する処理を、前記セルエッジ帯域の無線リソースの数が前記割当数に達するまで繰り返し行う追加部と
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  12. 複数の基地局装置と、周波数が連続した複数の無線リソースを用いて前記基地局装置と無線通信を行う端末装置とを具備する通信システムにおける無線リソース割当方法であって、
    前記複数の無線リソースから隣接する基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択ステップと、
    セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出ステップと、
    前記セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、前記セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する処理を、前記セルエッジ帯域の無線リソースの数が前記割当数に達するまで繰り返し行う追加ステップと
    を有することを特徴とする無線リソース割当方法。
  13. 複数の基地局装置と、周波数が連続した複数の無線リソースを用いて前記基地局装置と無線通信を行う端末装置とを具備する通信システムにおける基地局装置が有するコンピュータに
    前記複数の無線リソースから隣接する基地局装置と異なる無線リソースを選択し、選択した無線リソースを、セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てるセルエッジ帯域にする開始ポイント選択ステップと、
    セルエッジに位置する前記端末装置に対して割り当てる無線リソースの数である割当数を算出する帯域数算出ステップと、
    前記セルエッジ帯域の高周波側に隣接する無線リソースと、前記セルエッジ帯域の低周波側に隣接する無線リソースとのいずれかを選択し、選択した無線リソースを前記セルエッジ帯域に追加する処理を、前記セルエッジ帯域の無線リソースの数が前記割当数に達するまで繰り返し行う追加ステップと
    を実行させる無線リソース割当プログラム。
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