JP2012122893A - 形状測定システム及び形状測定方法 - Google Patents

形状測定システム及び形状測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012122893A
JP2012122893A JP2010274845A JP2010274845A JP2012122893A JP 2012122893 A JP2012122893 A JP 2012122893A JP 2010274845 A JP2010274845 A JP 2010274845A JP 2010274845 A JP2010274845 A JP 2010274845A JP 2012122893 A JP2012122893 A JP 2012122893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera shake
information
scanner
image
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010274845A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5616210B2 (ja
Inventor
Hiromitsu Furushima
宏光 古嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2010274845A priority Critical patent/JP5616210B2/ja
Publication of JP2012122893A publication Critical patent/JP2012122893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5616210B2 publication Critical patent/JP5616210B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】スキャナを用いた形状測定システムにおいて、いわゆる手振れによる測定誤差を低減することをその目的とする。
【解決手段】形状測定システム1は、多関節アームの先端に取り付けられ、測定対象Aに対し手動で移動可能であり、測定対象Aに対しレーザ光を照射しその反射光を、光センサ61の複数の受光ラインで順次検出するスキャナ21と、スキャナ21の手振れ情報を光センサ61の受光ライン毎に取得する加速度センサ42と、各受光ラインのスキャナ21の手振れ情報に基づいて、受光ライン毎に画像の位置情報を補正する手振れ補正部80と、スキャナ21の画像情報と手振れ補正部80で補正された画像の位置情報に基づいて、測定対象Aの画像を生成する画像生成部100と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、形状測定システム及び形状測定方法に関する。
物体の形状を測定する形状測定システムとして、多関節アームの先端にスキャナが取り付けられたものがある。スキャナは、レーザ光を照射する光源と、その反射光を検出するCMOSセンサなどの光センサを有している。スキャナは、測定対象に対し移動しながらレーザ光を照射し当該反射光を検出して、測定対象の形状に関する情報を取得している。当該情報は、例えばコンピュータで処理され、測定対象の形状が画像として出力されて形状の測定が行われている(特許文献1、2参照)。
特表2010−515028号公報 特表2005−517914号公報
ところで、上述の形状測定システムでは、光センサのシャッター方式として、例えばローリングシャッター方式が用いられている。ローリングシャッター方式は、例えば図18、図19に示すように光センサ200の一画面Rを構成する複数の受光ラインL1〜Lnにおいて、当該受光ライン毎に順次情報を得て、それらの複数の受光ラインの情報を処理して一つの画像を生成している。かかるローリングシャッター方式では、受光ライン毎に情報を得て順次処理できるので、画面全体の情報が取得するまで処理が開始できないグローバルシャッタ方式に比べて、処理時間を短縮できる。
しかしながら、上述のような形状測定システムでは、測定者がスキャナを持って移動させながらレーザ光を測定対象に照射し、その反射光の情報から画像を生成するので、例えば測定者が操作ボタンを押す時などにスキャナの大きな速度ムラ、いわゆる手振れが生じた場合に、取得した情報と、それに対応させる画像上の位置がずれて測定誤差となる。よって、高精度の形状測定ができなくなる。特に、ローリングシャッタ方式の場合、受光ライン毎に順次画像の情報を取得するので、最終的に生成される画像に手振れによる影響が出やすくなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、スキャナを用いた形状測定システムにおいて、いわゆる手振れによる測定誤差を低減することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、測定対象の形状を測定する形状測定システムであって、多関節アームの先端に取り付けられ、測定対象に対し手動で移動可能であり、前記測定対象に対しレーザ光を照射しその反射光を、光センサの複数の受光ラインで順次検出して、前記測定対象の形状を表す画像に関する情報を取得するスキャナと、前記スキャナの手振れに関する情報を前記光センサの受光ライン毎に取得する手振れ情報取得部と、前記各受光ラインの前記スキャナの手振れに関する情報に基づいて、前記受光ライン毎に、前記スキャナの画像に関する情報に対応する画像の位置情報を補正する手振れ補正部と、前記スキャナの画像に関する情報と、前記手振れ補正部で補正された画像の位置情報に基づいて、前記測定対象の形状を表す画像を生成する画像生成部と、を有するものである。
本発明によれば、スキャナの手振れの影響を光センサの受光ライン毎に補正できるので、手振れによる測定誤差を飛躍的に低減できる。
前記形状測定システムは、前記手振れ情報取得部により取得された前記スキャナの手振れに関する情報と、前記多関節アームに設けられたエンコーダにより取得された前記スキャナの手振れに関する情報とを比較する手振れ情報比較部と、前記手振れ情報比較部による比較結果に基づいて、前記手振れ情報取得部により取得された前記スキャナの手振れに関する情報を補正する手振れ情報補正部と、をさらに有していてもよい。
以上の形状測定システムは、前記手振れ情報取得部の前記スキャナの手振れに関する情報に基づいて、前記受光ライン毎に前記測定対象に対するレーザ光の次の照射位置を予測し、当該次の照射位置におけるレーザパワーを調整するレーザパワー調整部を、さらに有していてもよい。
前記形状測定システムにおける前記レーザパワー調整部は、予め設定されている、照射位置と当該位置における適正なレーザパワーとの相関テーブルに基づいて、前記次の照射位置における前記レーザパワーを調整するようにしてもよい。
前記手振れ情報取得部は、前記スキャナの手振れに関する情報として前記スキャナの加速度を検出してもよい。また、前記手振れ情報取得部は、前記多関節アームに設けられたエンコーダによりも短い周期で前記手振れに関する情報を取得するようにしてもよい。
別の観点による本発明は、測定対象の形状を測定する形状測定方法であって、多関節アームの先端に取り付けられたスキャナを前記測定対象に対し移動させながら、前記測定対象に対し前記スキャナのレーザ光を照射し当該反射光を、光センサの複数の受光ラインで順次検出して、前記測定対象の形状を表す画像に関する情報を取得するステップと、手振れ情報取得部により、前記スキャナの手振れに関する情報を前記光センサの受光ライン毎に取得するステップと、前記各受光ラインの前記スキャナの手振れに関する情報に基づいて、前記受光ライン毎に、前記スキャナの画像に関する情報に対応する画像の位置情報を補正するステップと、前記スキャナの画像に関する情報と、前記補正された画像の位置情報に基づいて、前記測定対象の形状を表す画像を生成するステップと、を有するものである。
本発明によれば、スキャナの手振れの影響を光センサの受光ライン毎に補正できるので、手振れによる測定誤差を飛躍的に低減できる。
前記形状測定方法は、前記手振れ情報取得部により取得された前記スキャナの手振れに関する情報と、前記多関節アームに設けられたエンコーダにより取得された前記スキャナの手振れに関する情報とを比較するステップと、前記比較結果に基づいて、前記手振れ情報取得部により取得された前記スキャナの手振れに関する情報を補正するステップと、をさらに有していてもよい。
以上の形状測定方法は、前記手振れ情報取得部の前記スキャナの手振れに関する情報に基づいて、前記受光ライン毎に前記測定対象に対するレーザ光の次の照射位置を予測し、当該次の照射位置におけるレーザパワーを調整するステップを、さらに有していてもよい。
前記レーザパワーを調整するステップは、予め設定されている、照射位置と当該位置における適正なレーザパワーとの相関テーブルに基づいて、前記次の照射位置における前記レーザパワーを調整するようにしてもよい。
上記形状測定方法における前記手振れ情報取得部は、前記スキャナの手振れに関する情報として前記スキャナの加速度を検出してもよい。また、前記手振れ情報取得部は、前記多関節アームに設けられたエンコーダによりも短い周期で前記手振れに関する情報を取得してもよい。
本発明によれば、レーザ光を照射するスキャナを用いた形状測定システムにおいて、手振れによる測定誤差を低減できる。
形状測定システムの概略図である。 スキャナの構成を示す模式図である。 レーザ光源と光センサの関係を示す説明図である。 受光ラインの受光時間を示す説明図である。 スキャナの回路構成を示すブロック図である。 DSPのブロック図である。 コンピュータのブロック図である。 形状測定プロセスのフローチャートである。 手振れ情報比較部、手振れ情報補正部を有するDSPのブロック図である。 受光ライン上の光量分布の一例を示す説明図である。 受光ライン上の光量分布の補正のイメージを示す説明図である。 画像の位置情報の補正ステップを説明する概念図である。 エンコーダ手振れ情報を用いる場合の形状測定プロセスのフローチャートである。 レーザパワー調整部を有する場合のDSPのブロック図である。 レーザパワー調整を行う場合の形状測定プロセスのフローチャートである。 受光ライン毎にレーザパワーを調整する場合の光センサの受光タイミングを示す説明図である。 次画像の位置予測に位置・レーザパワーテーブルを用いる場合の形状測定プロセスのフローチャートである。 光センサの受光ラインを示す模式図である。 光センサの受光タイミングを示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる形状測定システム1の構成を示す模式図である。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
形状測定システム1は、例えば形状測定器10と、コンピュータ11を有している。形状測定器10は、例えば多関節アーム20と、多関節アーム20の先端に取り付けられたスキャナ21と、コンピュータ11との間で情報を通信する通信制御部22を有している。
多関節アーム20は、複数の間接を有し、先端のスキャナ21は、手動で所定の三次元空間内の任意の向き、任意の位置に移動できる。多関節アーム20の各関節部には、各関節の回転角度を検出するエンコーダ30が設けられている。エンコーダ30で検出された情報は、通信制御部22やスキャナ21に出力される。このエンコーダ30により、三次元座標上のスキャナ21の位置や速度に関する情報を取得できる。例えばコンピュータ11において、このスキャナ21の位置情報から、スキャナ21で取得した画像情報に対応する画像の位置情報を算出できる。
スキャナ21は、レーザ発光部40と、レーザ受光部41と、手振れ情報取得部としての加速度センサ42と、測定の開始時や停止時に操作される測定ボタン43等を有している。レーザ発光部40は、例えば図2に示すようにレーザダイオードなどのレーザ光源50と、レーザ光を集光するコリメートレンズ51と、レーザ光を面状に出力するロッドレンズ52等を有している。レーザ発光部40からのレーザ光の照射により、測定対象A上にライン状の照射ラインができる。
レーザ受光部41は、結像レンズ60と、CMOSセンサなどの光センサ61を有している。光センサ61は、図3に示すように一画面Rとなる複数の受光ラインL1〜Ln(nは正の整数)を有し、レーザ光源50から出力され測定対象Aで反射した反射光を受光ラインL1〜Ln毎に検出できる。光センサ61は、図4に示すようにローリングシャッタ方式であり、複数の受光ラインで順次反射光を検出して、測定対象Aの形状を表す画像に関する情報(画像情報)を取得できる。
加速度センサ42は、図2に示すようにスキャナ21の本体内に設置され、光センサ61の各受光ラインL1〜Ln毎に、スキャナ21の手振れに関する情報(手振れ情報)である速度情報と位置情報を検出できる。なお、エンコーダ30もスキャナ21の速度情報と位置情報を検出できるが、この加速度センサ42は、エンコーダ30によりも短い時間(周期)で手振れ情報を取得する。
スキャナ21は、例えば図5に示すような回路構成を有している。つまりスキャナ21は、加速度センサ42、レーザ光源50、光センサ61に加え、FPGA(Field Programmable Gate Array)70と、メモリ71と、DSP(Digital Signal Processor)72と、外部インターフェイス73(外部I/F)を有している。
FPGA70は、レーザ光源50や光センサ61と接続されており、例えばレーザ光源50に対する発光命令やその停止命令を出力したり、光センサ61で得た画像情報を取得できる。
DSP72は、加速度センサ42と接続されている。DSP72は、例えば図6に示すように手振れ補正部80を有している。手振れ補正部80は、加速度センサ42による受光ラインL1〜Ln毎のスキャナ21の手振れ情報に基づいて、受光ラインL1〜Ln毎に、スキャナ21の画像情報に対応する画像の位置情報を補正できる。
メモリ71は、形状測定を実行するための各種プログラムや情報が記憶される。外部インターフェイス73は、測定ボタン43と、エンコーダインターフェイス(エンコーダI/F)90及びコンピュータインターフェイス(コンピュータI/F)91と接続されている。エンコーダインターフェイス90は、エンコーダ30に対して情報通信を行うためのインターフェイスであり、コンピュータインターフェイス91は、コンピュータ11に対して情報通信を行うためのインターフェイスである。
通信制御部22は、スキャナ21やエンコーダ30で取得した情報をコンピュータ11に送信したり、コンピュータ11の情報をスキャナ21に送信できる。
コンピュータ11は、図7に示すように少なくとも画像生成部100を有している。画像生成部100は、スキャナ21で取得した画像情報と、手振れ補正部80で補正された画像の位置情報に基づいて、測定対象Aの形状を表す画像を生成する。
次に、以上の構成を有する形状測定システム1で行われる形状測定方法について説明する。図8は、形状測定方法のプロセスの一例を示すフローチャートである。
例えば測定者によりスキャナ21の測定ボタン43が押され測定が開始されると、レーザ光源50から測定対象Aにレーザ光が照射される。測定者は、スキャナ21を手動で移動させ、測定対象A上の照射ラインを移動させる。測定対象Aで反射した反射光は、光センサ61で受光され、測定対象Aの形状を表す、光量などの画像情報が読み取られる(図8の工程S1)。光センサ61では、ローリングシャッタ方式が採用され、図4に示したように受光ライン毎に、例えば受光ラインL1から受光ラインLnの順に画像情報が読み取られる。読み取った画像情報は、例えばメモリ71に転送され、記憶される。各受光ラインL1〜Lnで画像情報を取得した時のスキャナ21の位置は、エンコーダ30により認識されている。
一方、例えばスキャナ21の起動時には、加速度センサ42が作動し、測定時のスキャナ21の加速度が読み取られる(図8の工程K1)。このとき、加速度は、光センサ61の受光ラインL1〜Ln毎、つまり各受光ラインL1〜Lnで画像情報の読み取りが行われるときに同期して検出される。次に、加速度は、DSP72において積分計算により、スキャナ21の手振れ情報としての移動速度及び位置情報に変換される(図8の工程K2)。この加速度の読み取り工程K1と、移動速度及び位置情報の算出工程K2は、繰り返し行われる。
次に、DSP72の手振れ補正部80において、スキャナ21の移動速度と位置情報に基づいて、受光ラインL1〜Ln毎に画像の位置情報が補正される(図8の工程S2)。補正される画像の位置情報は、受光ラインL1〜Lnにより情報を得た画像の測定対象A上の位置情報(例えば画像の情報が測定対象A上のどの位置に相当するものかの情報)であり、エンコーダ30により取得されたレーザ光照射時のスキャナ21の位置情報から求められている。
この工程S2では、例えば図9に示すように手振れ前において、画像の位置情報がF1の場合に、手振れによるスキャナ21の受光ラインL1〜Ln毎の加速度から移動速度Vや移動量ΔSが算出され、手振れ後の画像の位置情報F2が、当該移動速度Vや移動量ΔSと、手振れ前の画像の位置情報F1に基づいて、受光ラインL1〜Ln毎に算出される。
続いて、スキャナ21の光センサ61で取得された画像情報と、手振れ補正部80で補正された画像の位置情報が、通信制御部22からコンピュータ11に転送され、それらの情報に基づいて、測定対象Aの形状を表す画像が生成される(図8の工程S3)。具体的な例として、各受光ラインL1〜Ln毎に、画像情報として図10に示すような光量分布H1が得られるが、図11に示すようにこれらの光量分布H1が、加速度センサ42から得られた手振れ情報である位置ずれ情報により補正される。その後、補正後の光量分布H2に基づいて、受光ラインL1〜Lnに対応する測定対象Aの部分形状を表す画像、より具体的には例えば各受光ラインL1〜Lnの光量分布H2の重心を求めてその重心の位置を測定対象Aの表面高さとし、各受光ラインL1〜Lnの測定対象Aの表面高さが合成されて、光センサ61に対応する測定対象Aの部分形状を表す画像が生成される。なお、手振れ情報は、手振れ方向毎に求められ、画像情報は、手振れ方向毎に補正されてもよい。
本実施の形態によれば、スキャナ21の手振れの影響を補正できるので、測定形状の手振れによる誤差を低減できる。また、光センサ61の受光ラインL1〜Ln毎に加速度を検出し、受光ラインL1〜Ln毎に画像の位置情報を補正するので、測定誤差を飛躍的に低減できる。
また、加速度センサ42は、エンコーダ30によりも短い周期で手振れ情報を取得するので、手振れを高い精度で検出し高い精度の手振れ補正を行うことができる。
以上の実施の形態において、エンコーダ30により取得されるスキャナ21の手振れに関する情報に基づいて、加速度センサ42により検出されたスキャナ21の手振れ情報を補正してもよい。
例えば図12に示すようにDSP72には、加速度センサ42により取得されたスキャナ21の手振れに関する情報(センサ手振れ情報)と、エンコーダ30により取得されたスキャナ21の手振れに関する情報(エンコーダ手振れ情報)とを比較する手振れ情報比較部110と、手振れ情報比較部110による比較結果に基づいて、センサ手振れ情報を補正する手振れ情報補正部111とが設けられている。
かかる場合、例えば図13に示すようにエンコーダ30でエンコーダ手振れ情報としてのスキャナ21の位置情報と速度情報が取得され(図13の工程H1)、そのエンコーダ手振れ情報が、センサ手振れ情報としての位置情報と速度情報と比較される(図13の工程K3)。そして、例えばエンコーダ手振れ情報とセンサ手振れ情報が、予め設定された所定の閾値より差がある場合には、センサ手振れ情報が補正される(図13の工程K4)。また、互いに差がない場合には、センサ手振れ情報が補正されない。その後、このセンサ手振れ情報に基づいて、上述のように画像の位置情報が補正される(図13の工程S2)。
この例によれば、加速度センサ42により加速度から算出されたスキャナ21の位置情報及び速度情報が、エンコーダ30により多関節アーム20の実際の角度から算出されたスキャナ21の位置情報及び速度情報に基づいて補正されるので、例えば加速度センサ42の設置位置や外気の温度などの影響により加速度センサ42の検出精度が下がる場合であっても、最終的に精度の高い手振れ補正を行うことができる。
以上の実施の形態において、加速度センサ42のスキャナ21の手振れ情報に基づいて、受光ラインL1〜Ln毎に測定対象Aに対するレーザ光の次の照射位置を予測し、当該次の照射位置におけるレーザパワーを調整するようにしてもよい。
かかる場合、例えば図14に示すようにFPGA70には、レーザパワー調整部120が設けられている。
図15には、この例のプロセスのフローチャートを示す。レーザパワー調整部120において、先ず光センサ61の各受光ラインL1〜Lnの読み取りデータから、各受光ラインL1〜Lnの光量が算出され、レーザパワーに換算される(図15の工程G1)。このレーザパワーが基準値となる。次に、加速度センサ42により取得された速度情報、位置情報から、受光ラインL1〜Ln単位で、レーザ光の次の照射位置が予測される(図15の工程G2)。次に、当該次の照射位置における適正なレーザパワーが算出され、先のレーザパワーの基準値に対し換算値が加算されて、レーザパワーが調整される(図15の工程G3)。なお、適正なレーザパワーの算出は、例えば測定対象A上の周囲の照射位置におけるレーザ光の反射状況や反射傾向などから算出される。
この例によれば、スキャナ21の照射位置が移動して測定対象Aの反射率等が変動しても、測定対象Aに対し適正なパワーでレーザ光を照射し、反射光を適切に受光できるので、測定精度を向上できる。また、光センサ61の一画面R毎にレーザパワーを調整すると、一画面R全体の光センサ61の受光が終了してからレーザ光を調整する必要があるが、この例では、受光ラインL1〜Ln毎にレーザ光を調整できるので、図16に示すように一画面R全体の受光の終了を待つことなく、次のレーザ光の照射を開始できる。よって、測定時間を短縮できる。
前記例において、レーザパワー調整部120は、予め設定されている、照射位置と当該位置における適正なレーザパワーとの相関テーブルに基づいて、次の照射位置におけるレーザパワーを調整するようにしてもよい。かかる場合、例えば図17に示すように予め照射位置と適正なレーザパワーの相関テーブルが登録される(図17の工程G4)。次の照射位置が予測された(図17の工程G2)後、相関テーブルから適正なレーザパワーが導出される(図17の工程G5)。その後、当該適正なレーザパワーになるようにレーザパワーが調整される(図16の工程G3)。この例によれば、相関テーブルを用いるので、適正なレーザパワーの算出を簡単かつ適切に行うことできる。なお、このようなレーザパワーを調整するプロセスは、上述の図13で示したようなエンコーダ手振れ情報を用いてセンサ手振れ情報を補正するプロセスのある形状測定にも適用できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では、手振れ情報取得部として加速度センサ42を用いていたが、他のセンサを用いてもよい。また、画像生成部100は、コンピュータ11に設けられていたが、形状測定器10に内蔵されていてもよい。
本発明は、スキャナを用いた形状測定システムにおいて、いわゆる手振れによる測定誤差を低減する際に有用である。
1 形状測定システム
10 形状測定器
11 コンピュータ
21 スキャナ
30 エンコーダ
42 加速度センサ
50 レーザ光源
61 光センサ
A 測定対象

Claims (12)

  1. 測定対象の形状を測定する形状測定システムであって、
    多関節アームの先端に取り付けられ、測定対象に対し手動で移動可能であり、前記測定対象に対しレーザ光を照射しその反射光を、光センサの複数の受光ラインで順次検出して、 前記測定対象の形状を表す画像に関する情報を取得するスキャナと、
    前記スキャナの手振れに関する情報を前記光センサの受光ライン毎に取得する手振れ情報取得部と、
    前記各受光ラインの前記スキャナの手振れに関する情報に基づいて、前記受光ライン毎に、前記スキャナの画像に関する情報に対応する画像の位置情報を補正する手振れ補正部と、
    前記スキャナの画像に関する情報と、前記手振れ補正部で補正された画像の位置情報に基づいて、前記測定対象の形状を表す画像を生成する画像生成部と、を有する、形状測定システム。
  2. 前記手振れ情報取得部により取得された前記スキャナの手振れに関する情報と、前記多関節アームに設けられたエンコーダにより取得された前記スキャナの手振れに関する情報とを比較する手振れ情報比較部と、
    前記手振れ情報比較部による比較結果に基づいて、前記手振れ情報取得部により取得された前記スキャナの手振れに関する情報を補正する手振れ情報補正部と、をさらに有する、請求項1に記載の形状測定システム。
  3. 前記手振れ情報取得部の前記スキャナの手振れに関する情報に基づいて、前記受光ライン毎に前記測定対象に対するレーザ光の次の照射位置を予測し、当該次の照射位置におけるレーザパワーを調整するレーザパワー調整部を、さらに有する、請求項1又は2に記載の形状測定システム。
  4. 前記レーザパワー調整部は、予め設定されている、照射位置と当該位置における適正なレーザパワーとの相関テーブルに基づいて、前記次の照射位置における前記レーザパワーを調整する、請求項3に記載の形状測定システム。
  5. 前記手振れ情報取得部は、前記スキャナの手振れに関する情報として前記スキャナの加速度を検出する、請求項1〜4のいずれかに記載の形状測定システム。
  6. 前記手振れ情報取得部は、前記多関節アームに設けられたエンコーダによりも短い周期で前記手振れに関する情報を取得する、請求項1〜5のいずれかに記載の形状測定システム。
  7. 測定対象の形状を測定する形状測定方法であって、
    多関節アームの先端に取り付けられたスキャナを前記測定対象に対し移動させながら、前記測定対象に対し前記スキャナのレーザ光を照射し当該反射光を、光センサの複数の受光ラインで順次検出して、前記測定対象の形状を表す画像に関する情報を取得するステップと、
    手振れ情報取得部により、前記スキャナの手振れに関する情報を前記光センサの受光ライン毎に取得するステップと、
    前記各受光ラインの前記スキャナの手振れに関する情報に基づいて、前記受光ライン毎に、前記スキャナの画像に関する情報に対応する画像の位置情報を補正するステップと、
    前記スキャナの画像に関する情報と、前記補正された画像の位置情報に基づいて、前記測定対象の形状を表す画像を生成するステップと、を有する、形状測定方法。
  8. 前記手振れ情報取得部により取得された前記スキャナの手振れに関する情報と、前記多関節アームに設けられたエンコーダにより取得された前記スキャナの手振れに関する情報とを比較するステップと、
    前記比較結果に基づいて、前記手振れ情報取得部により取得された前記スキャナの手振れに関する情報を補正するステップと、をさらに有する、請求項7に記載の形状測定方法。
  9. 前記手振れ情報取得部の前記スキャナの手振れに関する情報に基づいて、前記受光ライン毎に前記測定対象に対するレーザ光の次の照射位置を予測し、当該次の照射位置におけるレーザパワーを調整するステップを、さらに有する、請求項7又は8に記載の形状測定方法。
  10. 前記レーザパワーを調整するステップは、予め設定されている、照射位置と当該位置における適正なレーザパワーとの相関テーブルに基づいて、前記次の照射位置における前記レーザパワーを調整する、請求項9に記載の形状測定方法。
  11. 前記手振れ情報取得部は、前記スキャナの手振れに関する情報として前記スキャナの加速度を検出する、請求項7〜10のいずれかに記載の形状測定方法。
  12. 前記手振れ情報取得部は、前記多関節アームに設けられたエンコーダによりも短い周期で前記手振れに関する情報を取得する、請求項7〜11のいずれかに記載の形状測定方法。
JP2010274845A 2010-12-09 2010-12-09 形状測定システム及び形状測定方法 Active JP5616210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010274845A JP5616210B2 (ja) 2010-12-09 2010-12-09 形状測定システム及び形状測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010274845A JP5616210B2 (ja) 2010-12-09 2010-12-09 形状測定システム及び形状測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012122893A true JP2012122893A (ja) 2012-06-28
JP5616210B2 JP5616210B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=46504470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010274845A Active JP5616210B2 (ja) 2010-12-09 2010-12-09 形状測定システム及び形状測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5616210B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517285A (ja) * 2011-05-19 2014-07-17 ヘキサゴン テクノロジー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 測定対象表面上における3d座標を求めるための光学的測定方法および光学的測定システム
CZ305180B6 (cs) * 2013-09-30 2015-06-03 Vysoká Škola Báňská - Technická Univerzita Ostrava Způsob bezkontaktního měření vnějších rozměrů průřezů tyčového hutního materiálu a modulární rám k provádění tohoto způsobu
JP2019510227A (ja) * 2016-03-22 2019-04-11 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ イメージに基づいたトリガーを持つ対象物の三次元測定のための装置および方法およびコンピュータプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05209719A (ja) * 1992-01-23 1993-08-20 Nec Corp 走査型レーザ変位計
JP2004266322A (ja) * 2003-01-22 2004-09-24 Sony Corp 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2005172695A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Mitsutoyo Corp 非接触式3次元形状測定装置
JP2006293218A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Canon Inc 撮影システム
JP2010515028A (ja) * 2006-12-22 2010-05-06 ローマー・インコーポレイテッド 座標測定機のための改良された継ぎ手軸

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05209719A (ja) * 1992-01-23 1993-08-20 Nec Corp 走査型レーザ変位計
JP2004266322A (ja) * 2003-01-22 2004-09-24 Sony Corp 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2005172695A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Mitsutoyo Corp 非接触式3次元形状測定装置
JP2006293218A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Canon Inc 撮影システム
JP2010515028A (ja) * 2006-12-22 2010-05-06 ローマー・インコーポレイテッド 座標測定機のための改良された継ぎ手軸

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517285A (ja) * 2011-05-19 2014-07-17 ヘキサゴン テクノロジー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 測定対象表面上における3d座標を求めるための光学的測定方法および光学的測定システム
US9628779B2 (en) 2011-05-19 2017-04-18 Hexagon Technology Center Gmbh Optical measurement method and measurement system for determining 3D coordinates on a measurement object surface
CZ305180B6 (cs) * 2013-09-30 2015-06-03 Vysoká Škola Báňská - Technická Univerzita Ostrava Způsob bezkontaktního měření vnějších rozměrů průřezů tyčového hutního materiálu a modulární rám k provádění tohoto způsobu
JP2019510227A (ja) * 2016-03-22 2019-04-11 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ イメージに基づいたトリガーを持つ対象物の三次元測定のための装置および方法およびコンピュータプログラム
US11287247B2 (en) 2016-03-22 2022-03-29 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Apparatus for three-dimensional measurement of an object, method and computer program
US11885612B2 (en) 2016-03-22 2024-01-30 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Apparatus for three-dimensional measurement of an object, method and computer program with image-based triggering

Also Published As

Publication number Publication date
JP5616210B2 (ja) 2014-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4238891B2 (ja) 三次元形状測定システム、三次元形状測定方法
US9188432B2 (en) Profile measuring apparatus, structure manufacturing system, method for measuring profile, method for manufacturing structure, and non-transitory computer readable medium
US20200278197A1 (en) Measurement apparatus, measurement method, system, storage medium, and information processing apparatus
JP6061616B2 (ja) 測定装置及びその制御方法、プログラム
TWI420081B (zh) 測距系統及測距方法
JP2015102423A (ja) 三次元形状計測装置およびその制御方法
US7869007B2 (en) Ranging apparatus and ranging method
JP2014115264A (ja) 3次元形状測定装置及びその制御方法
JP5616210B2 (ja) 形状測定システム及び形状測定方法
JP5210643B2 (ja) 画像測定装置における照明光量の設定方法および画像測定装置
JP2016164557A (ja) 表面形状測定装置及び表面形状測定方法
JP2012173243A (ja) 3次元計測装置、および3次元計測方法
JP6567199B2 (ja) 距離計測装置、距離計測方法、及び距離計測プログラム
US20220155065A1 (en) Measurement apparatus, control apparatus, and control method
US7821652B2 (en) System and method for focusing discrete points on an under-measured object
JP2014190800A (ja) 3次元計測方法および3次元計測装置
JP2014035198A (ja) 形状測定装置、構造物製造システム、形状測定方法、構造物製造方法、及び形状測定プログラム
CN113176578A (zh) 测量距离的修正方法、测距装置和测距系统
CN110440686B (zh) 三维形状测量系统以及测量时间设定方法
JP6604514B2 (ja) 表面形状測定装置及び表面形状測定方法
JP2010169636A (ja) 形状測定装置
JP4632207B2 (ja) 距離測定方法および距離測定装置
JP6880396B2 (ja) 形状測定装置および形状測定方法
WO2022259594A1 (ja) 測距装置、および測距方法
WO2023170814A1 (ja) 三次元計測用演算装置、三次元計測用プログラム、記録媒体、三次元計測装置および三次元計測用演算方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5616210

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250