JP2012122740A - キャビテーション検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部ノイズの影響を回避し、キャビテーション信号を明確に検知でき、かつプロセス流体による腐食等を受けない、間接測定法によるキャビテーション検出装置を提供する。
【解決手段】超音波を用いて流体の状態を検出する流体のキャビテーション検出装置において、
管体の外周面に設置され管体内を流れる流体に所定周波数の超音波を与える超音波付与手段と、前記管体の外周面に設置され流体中を伝播した前記超音波の信号を検出する超音波検出手段と、前記信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音波を用いて流体の状態を検出する流体のキャビテーション検出装置に関する。
プラントの配管内では、オリフィス下流側の局所的な負圧によって気泡(キャビテーション)が発生する場合がある。キャビテーションは配管の壊食等を促進する要因となり、その発生状況は配管の寿命等に影響する。
従来、キャビテーションを検出する方法として、加速度センサを用いた方法が提案されている((株)原子力安全システム研究所LOUTNAL VOL.11 P129)。この方法は、配管内の圧力回復によるキャビテーションの崩壊に伴う衝撃波を電気信号に変換するもので、キャビテーション発生時には通常時の約10倍以上の電圧値が観測されるため、その電圧値に基づいてキャビテーションを検知できる。
また、キャビテーションを検出する別の方法として、マイクロフォンを用いた方法が提案されている((株)原子力安全システム研究所LOUTNAL VOL.12 P160)。この方法は、上記の衝撃波をマイクロフォンで捉えるとともに、フーリエ変換により衝撃波の周波数スペクトルを求めるものである。キャビテーション発生時には特定の周波数近傍にキャビテーション固有のピークが現れるため、キャビテーションの検知が可能となる。
図10は更に他の従来例を示すキャビテーション検出装置を示すものである。
図10に示すように、プラントの配管11の中間を接続する絞り機構用フランジ2の内部にオリフィス4が設けられている。オリフィス4は、ねじ10を締結することにより固定される。
絞り機構用フランジ2の外表面には超音波振動子3が溶接等により取り付けられる。
また、20kHz−100kHz域の周波数特性を有するハイドロフォン12が、溶接あるいはねじ込みにより絞り機構用フランジ2に取り付けられる。
図10に示すように、プロセス流体は図10において右方から左方に向かって流れており、超音波振動子3およびハイドロフォン12はオリフィス4の下流側に設けられる。
超音波振動子3には増幅器9を介してファンクションジェネレータ1が接続されている。また、ハイドロフォン12の出力信号は増幅器9aを介してオシロスコープ6に入力さ、オシロスコープ6により得られた波形はパーソナルコンピュータ7に取り込まれる。
上述の構成において、まず、ファンクションジェネレータ1から周波数20kHz−100kHzの範囲内における基本周波数の連続波を出力し、増幅器9を介して超音波振動子3を駆動する。これにより超音波振動子3は上記基本周波数の超音波を照射し、オリフィス4の下流側に超音波が与えられる。このときの超音波の振幅はキャビテーション閾値よりも小さな値とする。例えば、超音波の周波数が100kHzであり、プロセス流体が飽和水の場合、キャビテーション閾値である0.2W/cm−2よりも低いパワーとなる振幅とする。
この超音波はプロセス流体を伝播し、ハイドロフォン12に到達する。また、オリフィス4の下流側に発生したキャビテーションが上記超音波を受けると、超音波に応答して非線形振動を繰り返し、超音波の基本周波数のn倍(nは2以上の整数)の周波数の高周波成分、あるいは1/nの周波数の分周波成分を持った音波を発生させる。これらの音波も同様にプロセス流体を伝播し、ハイドロフォン12に到達する。
ハイドロフォン12に到達した音波は電気信号に変換され、増幅器9aを介してオシロスコープ6に取り込まれる。
パーソナルコンピュータ7はオシロスコープ6から上記電気信号の波形を取り込み、波形をフーリエ変換して周波数スペクトルに分解する。
キャビテーション気泡の周波数スペクトルは、高調波・分調波を強く含んでいる。そのため、ノイズ周波数と気泡からの高調波・分調波による周波数の比から、キャビテーションの有無の判定・相対的な強さを測定できる。
特開2007−170981号公報 特開2009−098898号公報
(株)原子力安全システム研究所LOUTNAL VOL.11 P129 (株)原子力安全システム研究所LOUTNAL VOL.12 P160 ながれ 24(2005) 405−412
ところで、上述の従来技術において、加速度センサを用いた方法やマイクロフォンを用いた方法は、外部ノイズの少ない研究レベルでの検知方法である。実際のプラントではポンプやタービンなど多数の振動・音響ノイズ発生源があるため、キャビテーション信号とノイズの区別が難しい(S/Nが悪い)という課題があり、それらをクリアしてなんらかの信号を観測できたとしてもそれがキャビテーションからの信号であるという確証は得られない。キャビテーション信号の確証を得るには、プラントを停止⇔運転という作業が必要であり、連続運転しているプラントに対しては適用が難しいという課題があった。
また、ハイドロフォンを用いる図10に示す方法ではS/Nを向上させ、キャビテーション固有の信号を捉えることが可能であるが、ハイドロフォンが直接プロセスに接しているため、プロセスが腐食性物質などの場合は適用が難しいという課題があり、また、キャビテーションによる壊食やプロセスからの異物によって、ハイドロフォンが破損する恐れがあるという課題があった。
従って本発明は、外部ノイズの影響を回避し、キャビテーション信号を明確に検知でき、かつプロセス流体による腐食等を受けない、間接測定法によるキャビテーション検出装置を提供することを目的としている。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載のキャビテーション検出装置においては、
超音波を用いて流体の状態を検出する流体のキャビテーション検出装置において、
管体の外周面に設置され管体内を流れる流体に所定周波数の超音波を与える超音波付与手段と、
前記管体の外周面に設置され流体中を伝播した前記超音波の信号を検出する超音波検出手段と、
前記信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2のキャビテーション検出装置においては、
超音波を用いて流体の状態を検出する流体のキャビテーション検出装置において、
管体の外周面に配置され管体内を流れる流体に所定周波数のバースト波の超音波を与える超音波付与手段と、
前記管体の外周面に配置され流体中を伝播した前記超音波の信号を検出する超音波検出手段と、
前記信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、
を備え、
前記超音波付与手段からの信号を前記分析手段に入力し、前記流体中を伝播した前記超音波の信号から前記超音波付与手段からの信号を減算したことを特徴とする。
請求項3においては、
超音波を用いて流体の状態を検出するキャビテーション検出装置において、
管体内に配置されたオリフィスと、該オリフィスの上流側と下流側の管体の外周面に設置され、管体内を流れる流体に所定周波数の超音波を与える超音波付与手段と、
前記管体の外周面に配置され流体中を伝播した前記超音波の信号をそれぞれ検出する超音波検出手段と、
前記それぞれの信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、
を備え、
前記オリフィスの下流側からの信号から前記オリフィスの上流側からの信号を減算したことを特徴とする。
請求項4においては、
超音波を用いて流体の状態を検出するキャビテーション検出装置において、
管体内に配置されたオリフィスと、該オリフィスの下流側に設置され、管体内を流れる流体に所定周波数のバースト波の超音波を与えるとともに流体中を伝播した前記超音波の信号を受信する超音波送受信手段と、
前記受信した信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項5においては、請求項1乃至3に記載のキャビテーション検出装置において、
前記超音波付与手段および前記超音波検出手段がオリフィスを保持するフランジに取り付けられていることを特徴とする。
請求項6においては、請求項4に記載のキャビテーション検出装置において、
前記超音波送受信手段がオリフィスを保持するフランジに取り付けられていることを特徴とする。
以上説明したことから明らかなように本発明の請求項1乃至6によれば、
外部ノイズの影響を回避し、キャビテーション信号を明確に検知でき、かつプロセス流体による腐食等を受けない、間接測定法によるキャビテーション検出装置を実現することができる。
また、超音波を用いることによって、キャビテーション気泡固有の非線形振動を誘発させ、気泡から発せられる固有の周波数ピークを検知することによって、キャビテーションの有無・相対的強さを測定することができる。
また、気泡の非線形振動を検出することで、キャビテーション信号と外部ノイズとの明確な切り分けが可能なキャビテーション検出装置を実現することができる。
本発明のキャビテーション検出装置の実施形態の一例を示す構成図である。 キャビテーション検出のフローを示す図である。 キャビテーション検出波形の一例を示す図である。 キャビテーション検出装置の他の実施例を示す構成図である。 バースト波の一例を示す図である。 キャビテーション検出のフローを示す図である。 キャビテーション検出装置の他の実施例を示す構成図である。 キャビテーション検出のフローを示す図である。 キャビテーション検出装置の他の実施例を示す構成図である。 従来のキャビテーション検出装置を示す構成図である。
図1は本発明のキャビテーション検出装置の実施形態の一例を示す構成図、図2はキャビテーション検出のためのフローを示す図である。
図1に示すように、プラントの配管11の中間を接続する絞り機構用フランジ2の内部にねじ10を締結することにより固定されたオリフィス4が設けられている。
絞り機構用フランジ2の外表面には送信用超音波振動子3が溶接等により取り付けられている。また、20kHz−100kHz域の周波数特性を有する受信用超音波振動子5が、溶接あるいはねじ込みにより絞り機構用フランジ2に取り付けられている。
図1に示すように、プロセス流体は図1において右方から左方に向かって流れており、送信用超音波振動子3及び受信用超音波振動子5はオリフィス4の下流側に設けられている。
送信用超音波振動子3には増幅器9を介してファンクションジェネレータ1が接続され
ている。また、受信用超音波振動子5の出力信号は増幅器9aを介してオシロスコープ6
に入力し、オシロスコープ6により得られた波形はパーソナルコンピュータ7に取り込まれる。
次に、状態検出の手順について図2のフローを用いて説明する。
まず、a)において、ファンクションジェネレータ1から周波数20kHz−100kHzの範囲内における基本周波数の連続波を出力し、増幅器9を介して送信用超音波振動子3を駆動する。
b)これにより送信用超音波振動子3は上記基本周波数の超音波を照射し、オリフィス4の下流側に超音波が与えられる。
c)与えられた超音波により気泡に非線形振動が生じる。このときの超音波の振幅はキャビテーション閾値よりも小さな値とする。例えば、超音波の周波数が100kHzであり、プロセス流体が飽和水の場合、キャビテーション閾値である0.2W/cm−2よりも低いパワーとなる振幅とする。
d)この超音波はプロセス流体を伝播し、受信用超音波振動子5に到達する。また、オリフィス4の下流側に発生したキャビテーションが上記超音波を受けると、超音波に応答して非線形振動を繰り返し、超音波の基本周波数のn倍(nは2以上の整数)の周波数の高周波成分、あるいは1/nの周波数の分周波成分を持った音波を発生させる。これらの音波も同様にプロセス流体を伝播し、受信用超音波振動子5に到達する。
e)受信用超音波振動子5に到達した音波は電気信号に変換され、増幅器9aを介してオシロスコープ6に取り込まれる。
f)パーソナルコンピュータ7はオシロスコープ6から上記電気信号の波形を取り込み、
波形をフーリエ変換して周波数スペクトルに分解する。
g)パーソナルコンピュータ7は周波数スペクトルに分解された周波数を用いてキャビテーションの有無の判定及びその強さを判定する。
図3は得られた周波数スペクトルからキャビテーションの有無を判定する方法を示すもので、測定点1は、周囲ノイズ等を含む基本周波数foのn倍や1/nでない周波数成分であり、測定点2は気泡の振動から発せられた分調波成分である。ここで、測定点1と2の振幅を比較し、ある値(図3では、振幅2)以上であれば、キャビテーション「有」と判定する。また、キャビテーションの相対強さは(測定点2)/(測定点1)として評価する。
上述の構成によれば、超音波を用いることによって、キャビテーション気泡固有の非線形振動を誘発させ、気泡から発せられる固有の周波数ピークを検知することによって、キャビテーションの有無・相対的強さを測定することができる。
従来の加速度センサを用いた方法やマイクロフォンを用いた間接的検出法では、外部ノイズを受けやすく、キャビテーション信号の切り分けが難しかった。
また、ハイドロフォン等を使用した直接的検出法では、プロセス流体からの腐食等の問題があった。本発明のキャビテーション検出装置によれば、間接的検出法であるにも関わらず、超音波を用いることによって、気泡の非線形振動を検出することで、キャビテーション信号と外部ノイズとの明確な切り分けが可能なキャビテーション検出装置を実現することができる。
図4は他の実施例を示すもので、この実施例においてはファンクションジェネレータ1の信号を送信用超音波振動子3に入力する他にオシロスコープ6に直接入力している点が図1の構成と異なっている。
図5は図4の構成におけるキャビテーション検出のためのフローを示す図である。
状態検出の手順について図5のフローを用いて説明する。
まず、a)において、ファンクションジェネレータより、バースト波を設定する。
図6aは設定するバースト波の周期を示すもので、周波数20kHz−100kHzの範囲内における基本周波数の断続波である。信号1,2の間隔は切り分けが可能な程度の時間とする。そのバースト波は増幅器9を介して送信用超音波振動子3を駆動する。
b)送信用超音波振動子3は、ファンクションジェネレータ1の信号を受け、バースト波を照射する。
c)オリフィス4の下流部のキャビテーション気泡は、非線形成分を持った音波を発する。
d)絞り機構用フランジ2に接着された受信用超音波振動子5は気泡からの音波を受信する。
e)オシロスコープ6において図6bのような波形が得られる。ここで、図6bの信号1はバースト波で振動された気泡振動を含む音波成分、信号2はバースト波の休止時間におけるノイズ成分のみの音波成分となる。
f)パソコン7で信号1、信号2を取り込み、各々フーリエ変換する。ここで、信号1と信号2を取り込むタイミングの決定は、図6aのファンクションジェネレータからの入力波形を参照する。
g)各々フーリエ変換された信号1,2を減算処理することによってノイズ成分のカットされた周波数スペクトルを得ることができる。
h)パーソナルコンピュータ7は得られた周波数スペクトルを用いて、周波数スペクトルに分解された周波数を用いてキャビテーションの有無の判定及びその強さを判定する。
上述の構成によれば超音波の波形をバースト波としているので、ノイズを効果的に除去することができる。
図7は他の実施例を示すもので、図8はキャビテーション検出のためのフローを示す図である。この実施例においてはオリフィス4の上流側の絞り機構用フランジ2に第2送信用超音波振動子3aおよび第2受信用超音波振動子5aを設けている。
そして、ファンクションジェネレータ1からの信号は第1、第2送信用超音波振動子(3,3a)に発信され、キャビテーションからの信号は第1、第2受信用超音波振動子(5,5a)が受信する点が図1の構成と異なっている。
図8は図4の構成におけるフローである。
状態検出の手順について図8のフローを用いて説明する。
まず、a)において、ファンクションジェネレータ1から周波数20kHz−100kHzの範囲内における基本周波数の連続波を出力し、増幅器9を介して第1送信用超音波振動子3及び第2送信用超音波振動子3aを駆動する。
b)これにより送信用超音波振動子3は上記基本周波数の超音波を照射し、オリフィス4の下流側に超音波が与えられる。同様にオリフィスの上流側に配置された送信用超音波振動子3aからも超音波が与えられる。
c)与えられた超音波により気泡に非線形振動が生じる。このときの超音波の振幅はキャビテーション閾値よりも小さな値とする。例えば、超音波の周波数が100kHzであり、プロセス流体が飽和水の場合、キャビテーション閾値である0.2W/cm−2よりも低いパワーとなる振幅とする。
d)これらの超音波はプロセス流体を伝播し、増幅器9aを介して受信用超音波振動子5,5aに到達する。また、オリフィス4の下流側に発生したキャビテーションが上記超音波を受けると、超音波に応答して非線形振動を繰り返し、超音波の基本周波数のn倍(nは2以上の整数)の周波数の高周波成分、あるいは1/nの周波数の分周波成分を持った音波を発生させる。これらの音波も同様にプロセス流体を伝播し、受信用超音波振動子5に到達する。同様にオリフィスの上流側に配置された送信用超音波振動子3aからの超音波も受信用超音波振動子5aに到達するが、オリフィス上流部では気泡が存在しないために、ノイズを含んだ状態の超音波振動がそのまま受信用超音波振動子5aに到達する。
e)受信用超音波振動子5,5aに到達した音波は電気信号に変換され、増幅器9a,9bを介してオシロスコープ6に取り込まれる。
f)パーソナルコンピュータ7はオシロスコープ6から上記電気信号の波形を取り込み、
波形をフーリエ変換して周波数スペクトルに分解する。
g)パーソナルコンピュータ7は周波数スペクトルに分解された周波数を用いてキャビテーションの有無の判定及びその強さを判定する。
g)各々フーリエ変換された信号1,2を減算処理することによってノイズ成分のカットされた周波数スペクトルを得ることができる。
h)パーソナルコンピュータ7は得られた周波数スペクトルを用いて、周波数スペクトルに分解された周波数を用いてキャビテーションの有無の判定及びその強さを判定する。
上述の構成によれば超音波をオリフィス4の上流側と下流側に照射しているためキャビテーションで発生する信号以外のノイズを効果的に除去することができる。
図9はさらに他の実施例を示すもので、この例においては超音波波形を図6に示すようなバースト波とし、超音波の送受信を送受信用超音波振動子3cの1つのみで行うようにしたものである。なお、測定方法のフローや条件は図5と同様なのでここでの説明は省略する。
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。例えば、超音波振動子は必ずしもフランジ等に接着されている必要はなく、使用者の任意の場所を調べることのできる脱着タイプでもよい。
また、超音波振動子、ファンクションジェネレータ、オシロスコープ、パソコンの各機器を1つの機器にまとめ、ポータブル式のキャビテーション検出器としてもよい(例えば、ポータブル式超音波探傷器のように)。
また、キャビテーション検出の対象は、オリフィスに生じたものだけに限定するものではなく配管に一般的に発生するキャビテーションも含まれる。
従って本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を含むものである。
1 ファンクションゼネレータ
2 絞り機構用フランジ
3 送信用超音波振動子
4 オリフィス
5 受信用超音波振動子
6 オシロスコープ
7 パソコン
9 増幅器
10 ねじ
11 配管
12 ハイドロフォン

Claims (6)

  1. 超音波を用いて流体の状態を検出する流体のキャビテーション検出装置において、
    管体の外周面に設置され管体内を流れる流体に所定周波数の超音波を与える超音波付与手段と、
    前記管体の外周面に設置され流体中を伝播した前記超音波の信号を検出する超音波検出手段と、
    前記信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、
    を備えることを特徴とするキャビテーション検出装置。
  2. 超音波を用いて流体の状態を検出する流体のキャビテーション検出装置において、
    管体の外周面に配置され管体内を流れる流体に所定周波数のバースト波の超音波を与える超音波付与手段と、
    前記管体の外周面に配置され流体中を伝播した前記超音波の信号を検出する超音波検出手段と、
    前記信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、
    を備え、
    前記超音波付与手段からの信号を前記分析手段に入力し、前記流体中を伝播した前記超音波の信号から前記超音波付与手段からの信号を減算したことを特徴とするキャビテーション検出装置。
  3. 超音波を用いて流体の状態を検出するキャビテーション検出装置において、
    管体内に配置されたオリフィスと、該オリフィスの上流側と下流側の管体の外周面に設置され、管体内を流れる流体に所定周波数の超音波を与える超音波付与手段と、
    前記管体の外周面に配置され流体中を伝播した前記超音波の信号をそれぞれ検出する超音波検出手段と、
    前記それぞれの信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、
    を備え、
    前記オリフィスの下流側からの信号から前記オリフィスの上流側からの信号を減算したことを特徴とするキャビテーション検出装置。
  4. 超音波を用いて流体の状態を検出するキャビテーション検出装置において、
    管体内に配置されたオリフィスと、該オリフィスの下流側に設置され、管体内を流れる流体に所定周波数のバースト波の超音波を与えるとともに流体中を伝播した前記超音波の信号を受信する超音波送受信手段と、
    前記受信した信号に含まれる周波数成分を分析する分析手段と、
    を備えることを特徴とするキャビテーション検出装置。
  5. 前記超音波付与手段および前記超音波検出手段がオリフィスを保持するフランジに取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3に記載のキャビテーション検出装置。
  6. 前記超音波送受信手段がオリフィスを保持するフランジに取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のキャビテーション検出装置。
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