JP2012122167A5 - 繊維束の監視装置および繊維束の製造方法 - Google Patents
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(2)さらに、[F]前記断面積および/または前記断面積のバラツキを予め設定した閾値と比較して、該閾値を超えた場合に警報を発する警報手段、
を有する、(1)に記載の繊維束の監視装置。
を有する、(1)に記載の繊維束の監視装置。
(6)前記走行する繊維束が1000本以上である、(1)〜(5)のいずれかに記載の繊維束の監視装置。
(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の繊維束の監視装置を用いて前記走行する繊維束の断面積および/またはそのバラツキを監視する工程を含む繊維束の製造方法。
(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の繊維束の監視装置を用いて前記走行する繊維束の断面積および/またはそのバラツキを監視する工程を含む繊維束の製造方法。
ここで繊維束とは、1000本以上の繊維の総称である。繊維束を構成するフィラメントの本数が1000本以上のものを検出対象として用いることにより、基準面に対して走行する繊維束の高さの変位を有意なものとでき、断面積を精度良く検出することができる。
前記位置決め手段は、振動や振れが小さいものがより好ましい。例えば前記ローラーであれば、外形公差が0.03mm以内、真円度や円筒度が0.03mm以内、さらには、たわみなどがないことが好ましい。なお、レーザー受光部の素子やCPUユニットなどからなる第1のデータ処理手段によって前記ローラーや固定ガイドの振れを補正する機能を有していることも好ましく、かかる機能を有している場合、かかる機能を有していない場合に比べ、位置決め手段の振動、振れ、たわみの程度を考慮する必要がなく、装置設計の自由度を高めることができる。また、測定される範囲で、実質的に平面であるために、そのローラー直径は100mmを超えるものがより好ましい。また、前記位置決め手段の素材は特に限定されるものではないが、耐摩耗性に優れた、SUS材料やプラスチック材料であれば良い。
これらのデータ処理手段により得られた断面積変動値が予め定められた判定基準値(以下閾値)を超えるレベルで検出された場合は、工程中になんらかの異常が発生しているため、警報を発する警報装置を備えていることが好ましい。警報を発することにより、巻き取られた製品をパッケージ単位で区分することができ、ユーザーへの流出を防ぎ、品質管理において好ましい。
(実施例1)
検出する対象の繊維束として、12000本からなるポリアクリロニトリル繊維束(単繊維繊度0.9dtex)を用いた。この繊維束を、製造工程の巻き取り直前で駆動回転する黒色ローラードライブステーション(表面粗度0.5S、直径200mm)に繊維束の走行速度を100m/分、300m/分、500m/分、700m/分の水準で走行させ、測定部の張力は引き取り側の駆動速度を調整して、0.5cN/dtexにした。
検出する対象の繊維束として、12000本からなるポリアクリロニトリル繊維束(単繊維繊度0.9dtex)を用いた。この繊維束を、製造工程の巻き取り直前で駆動回転する黒色ローラードライブステーション(表面粗度0.5S、直径200mm)に繊維束の走行速度を100m/分、300m/分、500m/分、700m/分の水準で走行させ、測定部の張力は引き取り側の駆動速度を調整して、0.5cN/dtexにした。
並行して走行する16本についてプログラムを作動させたところ、スチーム流量や圧力が通常の運転状態と異なった場合にPHを超え、異常警報によって直ちに原因対応が可能となった。
Claims (7)
- 走行する繊維束の断面積および/またはそのバラツキを監視する装置であって、下記[A]〜[E]の手段を有する繊維束の監視装置。
[A]ローラーまたは固定ガイドに接して繊維束を走行させる位置決め手段
[B]走行する前記繊維束に対してレーザー光を照射する出力手段
[C]受光体にて前記レーザー光の前記繊維束の幅方向の各点における反射光を受光する入力手段
[D]前記繊維束の幅方向の各点において前記照射光の照射と前記反射光の受光角度の変化量を検出する検出手段
[E](i)前記角度の変化量から求められる前記ローラーまたは前記固定ガイドを基準面とした前記繊維束の幅方向の各点における繊維束の厚さから、前記繊維束の断面積を求める第1のデータ処理手段、または、(ii)(i)の第1のデータ処理手段、および第1のデータ処理手段により得た断面積のバラツキを求める第2のデータ処理手段 - さらに、[F]前記断面積および/または前記断面積のバラツキを予め設定した閾値と比較して、該閾値を超えた場合に警報を発する警報手段を有する、請求項1に記載の繊維束の監視装置。
- さらに、[G]前記断面積および/または前記断面積のバラツキを記録する記録手段を有する、請求項1または2に記載の繊維束の監視装置。
- 前記走行する繊維束がポリアクリロニトリル繊維束である、請求項1〜3のいずれかに記載の繊維束の監視装置。
- 前記走行する繊維束が炭素繊維束である、請求項1〜3のいずれかに記載の繊維束の監視装置。
- 前記走行する繊維束が1000本以上のフィラメントである、請求項1〜5のいずれかに記載の繊維束の監視装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の繊維束の監視装置を用いて前記走行する繊維束の断面積および/またはそのバラツキを監視する工程を含む繊維束の製造方法。
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JP2010274332A JP2012122167A (ja) | 2010-12-09 | 2010-12-09 | 繊維束の監視装置 |
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