JP2012119692A - 半導体発光素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態によれば、n形半導体層と、電極と、p形半導体層と、発光層と、を備えた半導体発光素子が提供される。p形半導体層は、n形半導体層と電極との間に設けられる。p形半導体層は、電極に接するp側コンタクト層を含む。発光層は、n形半導体層とp形半導体層との間に設けられる。p形半導体層は、p側コンタクト層と発光層との間に設けられ、p形不純物濃度がp形コンタクト層のp形不純物濃度よりも低いp形層を含む。p側コンタクト層は、n形半導体層からp形半導体層に向かう第1方向に突出した複数の突起部を含む。複数の突起部の第1方向に対して垂直な平面内における密度は、5×107個/cm2以上、2×108個/cm2以下である。複数の突起部に含まれるMgの濃度は、突起部以外の部分に含まれるMgの濃度よりも高い。
【選択図】図1
Description
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る半導体発光素子の構成を例示する模式的断面図である。
図1に表したように、実施形態に係る半導体発光素子110は、n形半導体層20と、電極(p側電極80)と、p形半導体層50と、発光層40と、を備える。
第2p形層52には、例えばp形GaN層が用いられる。
第3p形層53には、例えばp形GaN層が用いられる。第3p形層53に含まれるp形不純物濃度は、例えば、第2p形層52に含まれるp形不純物濃度よりも高い。第3p形層53は、コンタクト層として機能することができる。
p形不純物として、例えばMg(マグネシウム)が用いられる。
n形不純物として、例えばSi(シリコン)が用いられる。
すなわち、これらの図は、発光層40の構成の例を示している。
図2(a)に表したように、実施形態に係る半導体発光素子110aにおいては、発光層40は、複数の障壁層(第1障壁層BL1及びp側障壁層BLp)と、複数の障壁層の間に設けられた井戸層(第1井戸層WL1)と、を含む。この例では、井戸層が1つである。すなわち、発光層40は、単一量子井戸(SQW:Single Quantum Well)構造を有することができる。
但し、実施形態において、発光層40の構成は任意である。
図3に表したように、平坦部54aは、Z軸方向に対して垂直な平面(例えばX−Y平面に対して平行な面)を有する。すなわち、平坦部54aは、Z軸方向に対して垂直な平面内に延在する層である。突起部54bは、平坦部54aからp側電極80に向かって突出する。
そして、複数の突起部54bのZ軸方向に対して垂直な平面内における密度は、5×107個/cm2以上、2×108個/cm2以下である。
上記の構成により、p側コンタクト層54とp側電極80との接触抵抗を低減できる。
高さh1は、例えば50nm以下である。さらに具体的には、高さh1は、20nm以下である。
径d2の大きさが400nmよりも大きくなると、高濃度にMgをドープした場合、Mg濃度が高い部分が一様に形成されることと実質的に同じ状態となり、この状態においては、結晶の欠陥が発生し易く、接触抵抗Rが増大しやすい。
高さh1が50nmよりも大きくなると、高濃度にMgをドープした場合、結晶の欠陥が発生し易く、接触抵抗Rが増大しやすい。
上記の結晶成長の後、温度を室温まで下げた。
これにより、半導体発光素子が得られる。
図5(a)及び図5(b)は、参考例の半導体発光素子の特性を例示する模式図である。
すなわち、図4(a)及び図5(a)は、p側コンタクト層54となるp型GaN層の表面の原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)像である。これらの像は、10μm四方の領域を示している。高さスケールは5nmである。
実施形態においては、p側コンタクト層54の表面の二乗平均面粗さ(RMS)は、0.3以上である。
すなわち、図6(a)は接触抵抗を示し、図6(b)は駆動電圧を示す。これらの図の横軸は、突起部54bの密度Cp(Z軸方向に対して垂直な平面における突起部54bの密度)である。図6(a)の縦軸は、p側コンタクト層54とp側電極80との接触抵抗Rである。図6(b)の縦軸は、半導体発光素子の駆動電圧Vfである。駆動電圧Vfは、電流が20ミリアンペア(mA)のときの駆動電圧である。
すなわち、同図は、p側コンタクト層54におけるMgの濃度Cmと、突起部54bの密度Cpと、の関係を示している。Mgの濃度Cmは、p側コンタクト層54を二次イオン質量分析(Secondary Ion Mass Spectrometry:SIMS)法により分析した結果である。この分析においては、分析の面積は例えば200μm程度である。この分析においては、p形コンタクト層54における深さ方向と層面方向との両方における平均のMgの濃度が得られる。
さらに、具体的には、Mgの濃度(例えば平均の濃度)を1×1020/cm3以上、1×1021/cm3以下にすることが望ましい。
すなわち、図8(a)は、半導体発光素子110のp側コンタクト層54におけるMg元素の分布を3次元アトムプローブにより評価した結果の例を模式的に表す図である。この図の横方向はX軸方向(X軸方向の位置Xp)であり、縦方向はY軸方向(Y軸方向の位置Yp)である。これらの図において、画像の濃度が高い部分はMg元素の濃度が高い部分に対応し、画像の濃度が低い部分はMg元素の濃度が低い部分に対応する。
すなわち、複数の突起部54bに含まれるMgの濃度は、平坦部54aに含まれるMgの濃度よりも高い。例えば、複数の突起部54bに含まれるMgの濃度は、平坦部54aに含まれるMgの濃度の2倍以上である。例えば、複数の突起部54bに含まれるMgの濃度は1原子パーセント程度であり、平坦部54aに含まれるMgの濃度は2.5〜3原子パーセントである。
すなわち、第2領域R2に含まれるp形不純物の濃度は、第1領域R1に含まれるp形不純物の濃度よりも高い。そして、複数の突起部54bに含まれるp形不純物の濃度は、平坦部54aに含まれるp形不純物の濃度よりも高い。
すなわち、これらの図は、p側コンタクト層54に種々の処理を施した後のp側コンタクト層54の表面の凹凸形状を示している。これらの図は、p側コンタクト層54の表面を原子間力顕微鏡で評価した結果から求められている。図9(a)はp側コンタクト層54を形成した直後の状態に対応している。図9(b)は、エタノール(3分間)及び水(10分間)の処理後の状態に対応している。図9(c)は、NH4F(3分間)及び水(10分間)の処理後の状態に対応している。図9(d)は、HCl(+H2O)(20分間)及び水(10分間)の処理後の状態に対応している。
これに対し、実施形態は、選択成長を用いずにp側コンタクト層54の突起部54bを形成する。このため、突起部54bは、平坦部54aの上の任意の位置にランダムに形成される。そして、選択成長法を用いないため、製造が簡便である。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
Claims (6)
- n形半導体層と、
電極と、
前記n形半導体層と前記電極との間に設けられ、前記電極に接するp側コンタクト層を含むp形半導体層と、
前記n形半導体層と前記p形半導体層との間に設けられた発光層と、
を備え、
前記p形半導体層は、前記p側コンタクト層と前記発光層との間に設けられ、p形不純物濃度が前記p形コンタクト層のp形不純物濃度よりも低いp形層をさらに含み、
前記p側コンタクト層は、前記n形半導体層から前記p形半導体層に向かう第1方向に向かって突出した複数の突起部を含み、
前記複数の突起部の前記第1方向に対して垂直な平面内における密度は、5×107個/cm2以上、2×108個/cm2以下であり、
前記複数の突起部に含まれるMgの濃度は、前記突起部以外の部分に含まれるMgの濃度よりも高いことを特徴とする半導体発光素子。 - 前記p側コンタクト層に含まれるMgの濃度は、1×1020/cm3以上、5×1021/cm3以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
- 前記複数の突起部の前記第1方向に沿った前記高さは、50ナノメートル以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光素子。
- 前記複数の突起部のそれぞれの先端部分の前記平面で切断した径は、前記複数の突起部の前記先端部分とは反対側の部分の径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
- 前記電極は、前記発光層から放出される光に対して透光性を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
- 前記電極は金属酸化物を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
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