JP2012117967A - ナビゲーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末装置に備わった複数の地図アプリケーションの中から状況に応じて適切なものを選択して車載装置において地図表示を行うことができるナビゲーションシステムを提供すること。
【解決手段】ナビゲーションシステムに備わった車載装置50は、携帯端末装置10に備わった複数の地図アプリを検出する地図アプリ検出部70と、携帯端末装置10の電池残量を取得する電池残量取得部78と、目的地まで走行した場合の所要時間を取得する所要時間取得部76と、目的地に到達するまで地図表示等を行う場合の携帯端末装置10との間の通信頻度を取得する通信頻度取得部80と、電池残量および通信頻度に基づいて目的地に到達するまで地図表示等が可能な地図アプリを抽出する地図アプリ抽出部82と、抽出した地図アプリを用いて地図データを取得する地図データ取得部84とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末装置において地図アプリケーションを実行して車載装置の表示部に地図表示を行うようにしたナビゲーションシステムに関する。
従来から、携帯電話機に備わった地図アプリケーション(以後、「地図アプリ」と称する)を実行して、出発地や目的地の設定を行って経路探索処理を地図情報サーバに依頼し、地図情報サーバから取得した目的地までの最適ルートを地図上に表示するようにしたナビゲーションシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−133731号公報(第5−11頁、図1−8)
ところで、最近では、スマートフォンと称される携帯電話機と携帯情報端末(PDA)の機能を併せ持った高機能の携帯端末装置が普及しつつある。この携帯端末装置では、地図アプリの機能改良や追加で複数の地図アプリをインストールすることが可能となる。したがって、特許文献1のナビゲーションシステムにおける地図アプリを複数備えることも可能になる。例えば、自車位置周辺の地図画像の描画や経路探索処理を携帯端末装置側で行い、ナビゲーション機能のない車載装置(例えば、オーディオ装置)の表示部にその結果を表示するような使い方が考えられる。特に、このような地図アプリを複数備える場合には、状況に応じて最適な地図アプリを選択できれば便利であるが、従来はこのような考え方はなかった。例えば、表示する地図の品質は高いほど望ましいが、携帯端末装置から車載装置に送信する通信量や回数が多くなるとその分だけ電力消費が増すため、電池残量によっては地図の品質を落として通信量や回数を減らした方がよい場合があるが、このような観点で地図アプリを選択するという発想はなかった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、携帯端末装置に備わった複数の地図アプリケーションの中から状況に応じて適切なものを選択して車載装置において地図表示を行うことができるナビゲーションシステムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のナビゲーションシステムは、携帯端末装置と車載装置とが無線通信で接続され、携帯端末装置に備わった複数の地図アプリケーションを用いて作成した地図データを車載装置に送って車載装置に備わった表示部において地図表示を行うナビゲーションシステムにおいて、車載装置は、携帯端末装置に備わった複数の地図アプリケーションを検出する地図アプリ検出手段と、携帯端末装置に電力を供給している電池の電池残量を取得する電池残量取得手段と、車両の自車位置から目的地まで走行した場合の所要時間を取得する所要時間取得手段と、自車位置から目的地まで車両が走行する際に、複数の地図アプリケーションのそれぞれによって作成した地図データに基づいて表示部において地図表示を行うために必要な携帯端末装置との間の通信量および通信回数の少なくとも一方を通信頻度として取得する通信頻度取得手段と、電池残量および通信頻度に基づいて、目的地に達するまで表示部における地図表示が可能な地図アプリケーションを抽出する地図アプリ抽出手段と、地図アプリ抽出手段によって抽出された地図アプリケーションを用いて作成した走行経路を含む地図データの送信依頼を携帯端末装置に向けて行い、目的地に到達するまで地図データを取得する地図データ取得手段とを備えている。
これにより、目的地までの地図表示が可能な地図アプリケーションと目的地までの地図表示が不可能な地図アプリケーションが混在する場合に、地図表示が可能な地図アプリケーションを適切に選択することができ、目的地に到達するまでに地図表示による走行案内が中断してしまう事態を回避することができる。
また、上述した地図アプリケーションは、地図データの作成に必要な情報が定期的あるいは不定期に更新されており、地図アプリ抽出手段は、目的地に達するまで表示部における地図表示が可能な地図アプリケーションが2つ以上存在する場合に、その中から情報の更新日が最も新しい地図アプリケーションを抽出することが望ましい。これにより、最新の道路の状態を反映した地図表示が可能になり、実情に即した適切な地図アプリケーションを選択することができる。
また、上述した地図アプリ抽出手段は、目的地に達するまで表示部における地図表示が可能な地図アプリケーションが2つ以上存在する場合に、その中から通信頻度が最も高い地図アプリケーションを抽出することが望ましい。これにより、詳細な道路を含む地図表示が可能になり、よりわかりやすい地図表示を行う地図アプリケーションを選択することができる。
また、上述した所要時間取得手段は、最も起動が早い地図アプリケーションを用いて所要時間を取得することが望ましい。これにより、所要時間の取得やその後の地図表示開始までの時間を短くすることができる。
また、上述した地図アプリ抽出手段は、目的地に達するまで表示部における地図表示が可能な地図アプリケーションが一つもない場合には、目的地に達するまで表示部における地図表示が可能な地図アプリケーションに代えて、通信頻度が最も低い地図アプリケーションを抽出することが望ましい。これにより、電池残量が少ない場合など、目的地までの地図表示が不可能な場合であっても、可能な限り長い時間地図表示を継続することが可能となる。
また、上述した地図アプリ抽出手段は、目的地の設定がなされない場合には、目的地に達するまで表示部における地図表示が可能な地図アプリケーションに代えて、通信頻度が最も低い地図アプリケーションを抽出することが望ましい。これにより、目的地までの走行経路の案内が不要な場合に、可能な限り電池残量の低下を抑えた地図表示が可能となる。
一実施形態のナビゲーションシステムの構成を示す図である。 車載装置の詳細構成を示す図である。 車載装置の動作手順を示す流れ図である。
以下、本発明を適用した一実施形態のナビゲーション装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態のナビゲーションシステムの構成を示す図である。図1に示すナビゲーションシステムは、相互に無線通信で接続された携帯端末装置10と車載装置50とを有し、携帯端末装置10に備わった複数の地図アプリケーションを用いて作成した地図データを車載装置50に送って車載装置に備わった表示部56において地図表示を行う。
携帯端末装置10は、一般にスマートフォンと称されるものであり、携帯電話機と携帯情報端末の機能を有する。この携帯端末装置10は、制御部12、操作部14、表示部16、電話処理部18、メモリ20、無線通信部22、電源回路24を備えている。
制御部12は、携帯端末装置10の全体を制御するためのものであり、CPUを含んで構成されている。
操作部14は、テンキーやその他のキーおよび各種のスイッチを含んでおり、利用者の操作指示や各種の入力を受け付ける。タッチパネルで構成した操作部14を用いて、画面に表示したテンキー等を利用者が指等で指し示すようにしてもよい。
表示部16は、LCD(液晶表示装置)等で構成されており、操作部14を用いた操作内容や制御部12による制御内容および処理内容(地図表示等)などが表示される。
電話処理部18は、携帯電話機としての処理を行う。例えば、電話処理部18は、基地局との間で発着信処理を行って通話処理やインターネット接続処理等を行う。
メモリ20は、制御部12によって実行される制御プログラムや、携帯情報端末として動作する際に必要な各種のアプリケーションプログラムを格納する。本実施形態では、自車位置周辺の地図表示や経路探索・誘導、交差点案内等のナビゲーション処理を行うアプリケーションプログラムである地図アプリケーション(以後、「地図アプリ」と称する)が複数格納されている。図1に示した例では、3つの地図アプリ21a、21b、21cが格納されている。3つの地図アプリ21a、21b、21cのいずれかを起動(実行)することにより、地図表示や経路探索等を同じように実施することができる。また、各地図アプリ21aを実行することにより自車位置周辺の地図表示等を行うために、携帯端末装置10の位置情報を取得する必要があり、制御部12は、メモリ20に格納された位置情報取得用の制御プログラムを実行することによりこの位置情報を取得する。なお、この位置情報取得は、現在のGPS機能付きの携帯電話において広く行われているものであり、GPS衛星からの信号を受信して位置を測位することにより実現される。
無線通信部22は、無線LANによって車載装置50との間で各種データの送受信を行う。なお、携帯端末装置10の近傍(通信可能エリア内)にアクセスポイントが存在する場合には、無線通信部22およびこのアクセスポイントを介してインターネット接続を行うようにしてもよい。
電源回路24は、二次電池(あるいは充電できない乾電池等でもよい)を含んで構成されており、携帯端末装置10内の各構成に動作電力を供給する。
上述した携帯端末装置10は、単独で(車載装置50が接続されていない状態で)地図アプリ21a等を起動して表示部16に自車位置周辺の地図表示を行ったり、経路探索処理を行って自車位置から目的地(操作部14を用いて設定される)までの走行経路を求めたり、この走行経路に沿って経路誘導を行ったりすることができる。また、車載装置50が無線通信で接続された場合には、車載装置50から地図アプリ21a等の起動が指示されると、表示部16を用いて行っていた地図表示や経路誘導等に必要な地図データ(表示に必要な描画データや走行経路、交差点案内に必要なデータ)を車載装置50に送って、車載装置50側で同様の地図表示等を行うことが可能となる。
特に、3つの地図アプリ21a、21b、21cのそれぞれは、いずれを起動した場合でも基本的に同じ地図表示や経路探索、経路誘導および交差点案内を行うことができるが、地図表示の際の描画画像の解像度や交差点案用の画面の構成(内容や解像度)などに違いがある。したがって、車載装置50側で地図表示を行う場合には、どの地図アプリを用いるかによって、描画画像の解像度等に違いが生じるとともに、そのために携帯端末装置10から車載装置50に受けて送信するデータ量(通信量)や通信回数が異なる。例えば、通信量および通信回数は、地図アプリ21aを用いる場合が最も多く、通信アプリ21bを用いる場合が次に多く、地図アプリ21cを用いる場合が最も少ない。この通信量および通信回数は電力消費と比例する関係にあり、通信量や通信回数が多いほど電力消費が多くなる。
また、上述した3つの地図アプリ21a、21b、21cのそれぞれは、地図表示や経路探索等に必要な情報が定期的あるいは不定期に更新される。この更新は、地図アプリ毎に行われる。また、この更新は利用者が操作部14を操作してその旨の指示を行ったときに、インターネット経由で接続される地図サーバ(図示せず)から送られてくる更新データを受信することにより行われる。あるいは、インターネットを介した通信が可能な状態において、この更新データが自動的に送られてくるようにしてもよい。
図2は、車載装置50の詳細構成を示す図である。図2に示すように、車載装置50は、車両に搭載されたオーディオ装置やハンズフリー電話装置などであり、無線通信部52、操作部54、表示部56、制御部60を備えている。
無線通信部52は、無線LANによって携帯端末装置10内の無線通信部22との間で各種データの送受信を行う。なお、無線LAN以外の方式(例えばブルーツース等)で無線通信を行うようにしてもよい。
操作部54は、テンキーやその他のキーおよび各種のスイッチを含んでおり、利用者の操作指示や各種の入力を受け付ける。タッチパネルで構成した操作部54を用いて、画面に表示したテンキー等を利用者が指等で指し示すようにしてもよい。
表示部56は、LCD(液晶表示装置)等で構成されており、操作部54を用いた操作内容の表示や携帯端末装置10から送られてくる地図データに基づく地図表示などが行われる。
制御部60は、車載装置50の全体を制御するためのものであり、CPUを含んで構成されている。図示しないメモリ等に格納された制御プログラムを実行することにより、以下に示す各構成の動作が実現される。この制御部60は、地図アプリ検出部70、地図アプリ起動部72、目的地設定部74、所要時間取得部76、電池残量取得部78、通信頻度取得部80、地図アプリ抽出部82、地図データ取得部84、表示処理部86を備えている。
地図アプリ検出部70は、携帯端末装置10に備わった地図アプリケーションを検出する。図1に示した例では、携帯端末装置10は3つの地図アプリ21a、21b、21cを有しており、地図アプリ検出部70はこれらの3つの地図アプリを検出する。例えば地図アプリ検出部70から携帯端末装置10内の制御部12に対して問い合わせを行って地図アプリを検出する場合の他、携帯端末装置10と車載装置50とが無線通信で接続された時点で携帯端末装置10内の制御部12から車載装置50に対して、保有している地図アプリに関する情報を通知し、この通知に基づいて検出する場合などが考えられる。
地図アプリ起動部72は、地図アプリ検出部70によって検出された地図アプリのいずれかを特定してその起動指示を携帯端末装置10に送る。携帯端末装置10では、この指示にしたがって地図アプリが起動される。
目的地設定部74は、操作部54を用いた利用者の指示に応じて車両の目的地を設定する。
所要時間取得部76は、自車位置から車両を走行させた場合の目的地までの所要時間を取得する。
電池残量取得部78は、携帯端末装置10の電池残量を取得する。電池残量取得の具体例としては、電池残量取得部78から携帯端末装置10内の制御部12に対して問い合わせを行って取得する場合の他、携帯端末装置10と車載装置50とが無線通信で接続された時点で携帯端末装置10内の制御部12から車載装置50に対して電池残量を通知し、この通知に基づいて取得する場合などが考えられる。
通信頻度取得部80は、地図アプリ検出部70によって検出した各地図アプリについて、目的地に到達するまでに必要な(所要時間取得部76によって取得された所要時間の間地図表示を継続することが可能な)通信量および通信回数を通信頻度として取得する。通信頻度取得の具体例としては、通信頻度取得部80から携帯端末装置10内の制御部12に対して問い合わせを行い、制御部12から送り返されてくる通信頻度を取得する場合の他、各地図アプリを実際に起動して調べた通信頻度から類推する場合や、過去にこれらの地図アプリを用いて地図表示等を行った際に得られた通信頻度に関するデータを保持しておいてこの保持したデータに基づいて取得する場合などが考えられる。なお、通信頻度として、必ずしも通信量と通信回数の両方が必要なわけではなく、いずれか一方を用いるようにしてもよい。例えば、通信の時間間隔が各地図ソフトにおいて同じである場合には通信量のみを用いることができ、1回の通信で送受信される通信量が同じである場合には通信回数のみを用いることができる。
地図アプリ抽出部82は、所要時間取得部76によって取得した所要時間と、電池残量取得部78によって取得した電池残量と、通信頻度取得部80によって取得した通信頻度とに基づいて、各地図アプリを用いて地図表示等を行った場合に、目的地に到達するまで地図表示等を継続的に行うことが可能であるかを判定し、可能であると判定した地図アプリを抽出する。このような地図アプリが複数存在する場合には、さらにその中から、地図表示や経路探索に必要な地図データの更新日が最も新しい地図アプリや、通信頻度が最も高い(通信量や通信回数が最も多い)地図アプリが抽出される。なお、通信頻度と電池残量がわかっているときに、この状態が継続した場合に電池残量が0になるまでの時間(残り時間)が計算可能であるものとする(通信頻度に対応する消費電力から計算する場合や、検証実験を通して通信頻度と電池残量と残り時間との関係をテーブルやマップの形式で保持しておいてこれらのテーブルやマップを参照して求める場合などが考えられる)。
また、地図アプリ抽出部82は、起動が最も早い地図アプリを抽出する。なお、複数の地図アプリが存在した場合に、少なくとも一部の地図アプリの起動の長短に関する情報は既知であるものとする。例えば、過去の地図表示に用いたことがある地図アプリについてはその起動時間に関する情報が地図アプリ抽出部82内(あるいは外部でもよい)に保持されており、この中で最も起動が早い地図アプリが抽出される。また、起動時間に関する情報が保持された地図アプリが一つも存在しない場合には、起動時間の長短に関係なくいずれかの地図アプリが代わりに抽出される。
地図データ取得部84は、地図アプリ抽出部82によって抽出された地図アプリを用いて作成された地図データを取得する。表示処理部86は、地図データ取得部84によって取得した地図データを用いて表示部56に地図表示や走行経路の表示、交差点案内表示等を行う。
本実施形態のナビゲーションシステムはこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。図3は、車載装置50の動作手順を示す流れ図であり、携帯端末装置10が接続された後に携帯端末装置10に備わった地図アプリで作成された地図データを取得して車載装置50側で地図表示等を行う場合の動作手順が示されている。
携帯端末装置10と車載装置50との間で無線通信が可能になると、まず、地図アプリ検出部70は、携帯端末装置10に備わった地図アプリの検出を行う(ステップ100)。また、地図アプリ抽出部82は、地図アプリ検出部70によって検出された地図アプリの中から起動が最も早い地図アプリ(例えば、地図アプリ21b)を抽出する(ステップ102)。次に、地図アプリ起動部72は、抽出された地図アプリ21bを起動する指示を携帯端末装置10に送って地図アプリ21bを起動する(ステップ104)。その後、地図データ取得部84は、この地図アプリ21bによって作成された自車位置周辺の地図データ(地図描画データ)を取得し、表示処理部86はこの地図描画データを用いて表示部56に自車位置周辺の地図表示を行う(ステップ106)。
次に、目的地設定部74は、目的地が設定されたか否かを判定する(ステップ108)。目的地が設定された場合には肯定判断が行われ、この設定された目的地が携帯端末装置10に向けて送られる。携帯端末装置10では地図アプリ21bが起動されているため、この目的地を受け取ると現在の自車位置を出発地としてこの目的地までの経路探索が行われ、目的地までの所要時間が計算される。なお、この例では、目的地を送ることにより地図アプリ21bによって経路探索処理が実施されるようにしたが、目的地とともにこの目的地を用いた経路探索動作の開始を目的地設定部74によって指示するようにしてもよい。所要時間取得部76は、このようにして計算により得られた所要時間を取得する(ステップ110)。
次に、地図アプリ抽出部82は、所要時間取得部76によって取得した所要時間と、電池残量取得部78によって取得した電池残量と、通信頻度取得部80によって取得した通信頻度とに基づいて、3つの地図アプリ21a、21b、21cを用いて地図表示等(地図表示以外に走行経路の表示や交差点案内表示も含まれる)を行った場合に、目的地に到達するまで地図表示等を継続的に行うことが可能であるかを判定する(ステップ112)。目的地までの表示等が可能である場合には肯定判断が行われ、次に、地図アプリ抽出部82は、表示等が可能な地図アプリが複数存在するか否かを判定する(ステップ114)。存在する場合には肯定判断が行われ、地図アプリ抽出部82は、その中から地図表示の品質が最も良い地図アプリを抽出する(ステップ116)。例えば、地図表示や経路探索に必要な地図データの更新日が最も新しい地図アプリや、通信頻度が最も高い(通信量や通信回数が最も多い)地図アプリが、地図表示の品質が最も良い地図アプリとして抽出される。
また、目的地までの表示等が可能な地図アプリが一つしか存在しない場合にはステップ114の判定において否定判断が行われる。この場合には、地図アプリ抽出部82は、最終的にこの地図アプリを抽出対象として決定する(ステップ118)。
次に、地図アプリ起動部72は、ステップ116において抽出された、あるいはステップ118において決定された地図アプリを起動する指示を携帯端末装置10に送ってこの地図アプリを起動する(ステップ120)。携帯端末装置10では、この地図アプリを起動して地図表示や経路探索・誘導、交差点案内等に必要が地図データが作成される。
次に、地図データ取得部84は、この地図データを取得し、表示処理部86は自車位置周辺の地図表示や走行経路の表示、交差点案内表示等を行う(ステップ122)。また、地図データ取得部84は、目的地に到着したか否かを判定する(ステップ124)。目的地に到着すると、その旨の通知が地図データの一部あるいは別の通知として携帯端末装置10から送られてくるため、地図データ取得部84は、取得した地図データ等に基づいてこの判定を行うことが可能となる。目的に到着しない場合にはステップ124の判定において否定判断が行われ、ステップ122に戻って地図表示等が繰り返される。また、目的地に到着するとステップ124の判定において肯定判断が行われ、車載装置50における一連の地図表示等の動作が終了する。
また、目的地設定がなされずにステップ108の判定において否定判断が行われた場合や、目的地に到達するまで地図表示等を継続的に行うことが可能な地図アプリが存在せずにステップ112の判定において否定判断が行われた場合には、地図アプリ抽出部82は、ステップ100で検出した複数の地図アプリの中から最も通信頻度が低い(通信量や通信回数が少ない)地図アプリを抽出する(ステップ126)。
次に、地図アプリ起動部72は、抽出された最も通信頻度が低い地図アプリを起動する指示を携帯端末装置10に送ってこの地図アプリを起動する(ステップ128)。その後、地図データ取得部84は、この地図アプリによって作成された自車位置周辺の地図表示等に必要な地図データを取得し、表示処理部86はこの地図データを用いて表示部56に自車位置周辺の地図表示等を行う(ステップ130)。
このように、本実施形態のナビゲーションシステムでは、目的地までの地図表示が可能な地図アプリと目的地までの地図表示が不可能な地図アプリが携帯端末装置10に混在する場合に、地図表示が可能な地図アプリを適切に選択することができ、目的地に到達するまでに地図表示による走行案内が中断してしまう事態を回避することができる。
また、目的地に達するまで表示部における地図表示が可能な地図アプリが2つ以上存在する場合に、その中から情報の更新日が最も新しい地図アプリを抽出することにより、最新の道路の状態を反映した地図表示が可能になり、実情に即した適切な地図アプリを選択することができる。
あるいは、目的地に達するまで表示部における地図表示が可能な地図アプリが2つ以上存在する場合に、その中から通信頻度が最も高い地図アプリを抽出することにより、詳細な道路を含む地図表示が可能になり、よりわかりやすい地図表示を行う地図アプリを選択することができる。
また、最初(図3のステップ102)に最も起動が早い地図アプリを抽出して所要時間を取得しているため、所要時間の取得やその後の地図表示開始までの時間を短くすることができる。
また、目的地に達するまで継続的な地図表示が可能な地図アプリが一つもない場合に通信頻度が最も低い地図アプリを抽出して地図表示等を行っているため、電池残量が少ない場合など、目的地までの地図表示が不可能な場合であっても、可能な限り長い時間地図表示を継続することが可能となる。
また、目的地の設定がなされない場合に通信頻度が最も低い地図アプリを抽出して地図表示を行っているため、目的地までの走行経路の案内が不要な場合などに可能な限り電池残量の低下を抑えた地図表示が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、1つの携帯端末装置10に3つの地図アプリ21a、21b、21cが備わっている場合について説明したが、2つ以上の携帯端末装置に合計で2つ以上の地図アプリが備わっている場合にも本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、目的地までの地図表示が可能な地図アプリと目的地までの地図表示が不可能な地図アプリが携帯端末装置10に混在する場合に、地図表示が可能な地図アプリを適切に選択することができ、目的地に到達するまでに地図表示による走行案内が中断してしまう事態を回避することができる。
10 携帯端末装置
12、60 制御部
14、54 操作部
16、56 表示部
18 電話処理部
20 メモリ
22、52 無線通信部
24 電源回路
50 車載装置
70 地図アプリ検出部
72 地図アプリ起動部
74 目的地設定部
76 所要時間取得部
78 電池残量取得部
80 通信頻度取得部
82 地図アプリ抽出部
84 地図データ取得部
86 表示処理部

Claims (6)

  1. 携帯端末装置と車載装置とが無線通信で接続され、前記携帯端末装置に備わった複数の地図アプリケーションを用いて作成した地図データを前記車載装置に送って前記車載装置に備わった表示部において地図表示を行うナビゲーションシステムにおいて、
    前記車載装置は、
    前記携帯端末装置に備わった複数の前記地図アプリケーションを検出する地図アプリ検出手段と、
    前記携帯端末装置に電力を供給している電池の電池残量を取得する電池残量取得手段と、
    車両の自車位置から目的地まで走行した場合の所要時間を取得する所要時間取得手段と、
    自車位置から目的地まで車両が走行する際に、複数の前記地図アプリケーションのそれぞれによって作成した地図データに基づいて前記表示部において地図表示を行うために必要な前記携帯端末装置との間の通信量および通信回数の少なくとも一方を通信頻度として取得する通信頻度取得手段と、
    前記電池残量および前記通信頻度に基づいて、前記目的地に達するまで前記表示部における地図表示が可能な前記地図アプリケーションを抽出する地図アプリ抽出手段と、
    前記地図アプリ抽出手段によって抽出された前記地図アプリケーションを用いて作成した走行経路を含む前記地図データの送信依頼を前記携帯端末装置に向けて行い、前記目的地に到達するまで前記地図データを取得する地図データ取得手段と、
    を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 請求項1において、
    前記地図アプリケーションは、前記地図データの作成に必要な情報が定期的あるいは不定期に更新されており、
    前記地図アプリ抽出手段は、前記目的地に達するまで前記表示部における地図表示が可能な前記地図アプリケーションが2つ以上存在する場合に、その中から情報の更新日が最も新しい前記地図アプリケーションを抽出することを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1において、
    前記地図アプリ抽出手段は、前記目的地に達するまで前記表示部における地図表示が可能な前記地図アプリケーションが2つ以上存在する場合に、その中から前記通信頻度が最も高い前記地図アプリケーションを抽出することを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記所要時間取得手段は、最も起動が早い前記地図アプリケーションを用いて前記所要時間を取得することを特徴とするナビゲーションシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記地図アプリ抽出手段は、前記目的地に達するまで前記表示部における地図表示が可能な前記地図アプリケーションが一つもない場合には、前記目的地に達するまで前記表示部における地図表示が可能な前記地図アプリケーションに代えて、前記通信頻度が最も低い前記地図アプリケーションを抽出することを特徴とするナビゲーションシステム。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記地図アプリ抽出手段は、前記目的地の設定がなされない場合には、前記目的地に達するまで前記表示部における地図表示が可能な前記地図アプリケーションに代えて、前記通信頻度が最も低い前記地図アプリケーションを抽出することを特徴とするナビゲーションシステム。
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