JP2012116548A - ロンドレーション容器およびロンドレーション容器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決課題】収容される物品の保持性等に優れるとともに、簡易な構造であって、安価に製造することのできるロンドレーション容器およびロンドレーション容器の製造方法を提供する。
【解決手段】ロンドレーション容器10は、ベースシート11と、山部14と谷部15とが交互に連続して成形されるとともに、間隔Sを存する複数列をなしてベースシート11上に固着され、収容される物品25の複数部位を非隣接状態にて抱持する成形シート12、12と、を備えて構成される。
【選択図】 図1
Description
を有するように構成される。
本発明の第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1〜図2は本実施形態に係るロンドレーション容器10を示す図であり、図1は斜視図、図2は側面図である。図3は本実施形態に係るロンドレーション容器10を製造するための製造装置30を示す概略平面図であり、図4はロンドレーション容器10の製造状況を示す図である。
また、ロンドレーション容器10では、成形シート12、12が互いに間隔Sをあけて設けられ、収容される物品25の両端部位が、各列の成形シート12、12により非隣接状態にて抱持される構成であるため、物品25の略全長に相当する広幅の成形シートが一列に設けられる従来容器等と比べて、無駄が少なく、効率的に物品25を安定して保持することができる。しかも、物品25の両端部位以外は、成形シート12、12により抱持されていないため、物品25の中間部位を掴む等して、物品25の取り出しを容易におこなえる。さらに、ロンドレーション容器10によれば、成形シート12、12が細幅に形成されたものであっても物品25の十分な保持が可能であるため、成形シート12、12の材料使用量が少なくて済み、材料コストの削減と省資源化が図られる。ロンドレーション容器10を紙によって構成する場合には、プラスチック製容器等と比べて、環境への負荷も抑制できる。
なお、ノズル41先端に、図示しない遮蔽板を適宜付設して、成形シート12の裏側に飛散し得る接着剤43が、成形ブレード50や挿入支援部60の動作を妨げるおそれを低下させるようにしてもよい。
この状態において、図4(e)に示すように、第2スタンパー70’が昇降方向C’に沿って下降する。成形シート12は、成形ブレード50の前後を覆うように被装されるとともに、第2スタンパー70’の押込み部74によって、成形ブレード50の後側突端部55よりも内方に向けて押込まれ、圧着部75によって、ベースシート11上に圧着される。押込み部74によって、上記同様、括れ部17が成形される。このとき、上記引張力T2によって成形シート12の上記部分12Tが所定の緊張状態となっているため、成形シート12を弛みなく密着状に成形ブレード50および押込み部74に沿わせながら、第2スタンパー70’で押圧することが可能となっている。
また、上記製造装置30によれば、挿入支援部60とバックテンション部80とを備えているため、ベースシート11と各成形シート12との間に成形ブレード50を挿入し易いうえに、成形シート12を弛みなく密着状に成形ブレード50および各押込み部74に沿わせながら、第1スタンパー70および第2スタンパー70’で押圧することが可能となる。よって、各成形シート12に成形される山部14および谷部15の形状を確実に均一化してベースシート11上に固着させることが容易におこなえる。
しかも、上記製造装置30によれば、挿入支援部60とバックテンション部80とが、上記した如くの所定構成であるため、挿入支援部60の制御を介して、バックテンション部80をこれに連動して効果的に動作させることができる。そして、挿入支援部60が、成形ブレード50と第2スタンパー70’との間を(略水平に)前後移動するため、例えば挿入支援部60が第2スタンパー70’の後方で上下移動されるようなもの等に比べ、第2スタンパー70’(したがって第1スタンパー70も)の配設高さやストロークを小さくできる。よって、ロンドレーション容器10を非常に精度よく高速で製造することが可能となる。
また、成形ブレード50や、第1スタンパー70および第2スタンパー70’の各先端部材73等は、適宜位置調整がおこなわれたり、交換部品として交換可能に構成されてもよい。このような必要最小限の部材の変更により、手間やコストをかけることなく、各成形シート12に多様な形状の山部14、谷部15を自在に成形することが可能となる。第1スタンパー70および第2スタンパー70’の配設角度を略90度にして、これらを略鉛直方向に沿って昇降させる構成とすれば、括れ部17を有しない山部14を成形することもできる。
本実施形態では、成形ブレード50、挿入支援部60、第1スタンパー70、第2スタンパー70’、バックテンション部80が、各列の成形シート12、12で併用されるようにしたが、これらの全部または一部を各列ごとに設ける構成とすることもできる。また、ロンドレーション容器10の製造ラインは、適宜増設され得る。成形ブレード50、挿入支援部60、第1スタンパー70、第2スタンパー70’、バックテンション部80をさらに幅広に形成し、一の成形ステーション31により、ロンドレーション容器10が複数の製造ラインで同時併行的に製造されるようにしてもよい。
本発明の第2実施形態について、図5〜図6を参照して説明する。図5は本実施形態に係るロンドレーション容器210を示す斜視図、図6はロンドレーション容器210の製造状況を示す図である。なお、以降の実施形態では、上記第1実施形態と同様の構成に同一符号を付して詳細な説明を省略し、主に上記第1実施形態と異なる点について述べる。
各成形シート212には、図5に示すように、山部214aと谷部215aとが交互に連続して成形されるとともに、これに延在して山部214bと谷部215bとが交互に連続して成形されている。そして、各成形シート212は、隣り合う頭部216aの間隔221a、括れ部217aの高さ222a、谷部215aの長さ223aからなる部分と、隣り合う頭部216bの間隔221b、括れ部217bの高さ222b、谷部215bの長さ223bからなる部分と、を有する(図6(a)(b)参照)。本実施形態では、各列の成形シート212、212は長さ方向Xに沿って互いに同一断面をなし、且つ両者の山部214a、214bないし谷部215a、215bの長さ方向Xに沿った位置が一致するように構成されている。
なお、本実施形態では、成形シート212、212における一の列内で、頭部216aの間隔221a、括れ部217aの高さ222a、谷部215aの長さ223aと、頭部216bの間隔221b、括れ部217bの高さ222b、谷部215bの長さ223bと、をそれぞれ非同一に構成したが、これらの少なくとも何れかが非同一に設けられたものであれば、複数種類の適宜の物品を収容することが可能となる。
山部214aおよび谷部215aが各所定数だけ成形されると、挿入される成形ブレード50の高さ位置が変更される。この実施形態では、成形ブレード50が、ベースシート11からさらに離間した高さ位置(第2段の位置)に挿入され、併せて搬送ローラ等(図示せず)によるベースシート11の送りピッチが大きくなる。これにより、図6(b)に示すように、山部214b(頭部216b、括れ部217b)および谷部215bが順次成形された成形シート212がベースシート11上に続けて固着されるようになる。隣り合う頭部216bは間隔221b、括れ部217bは高さ222b、谷部215bは長さ223bをそれぞれ有するが、これらは、上記の間隔221a、高さ222a、長さ223aよりもそれぞれ大きく形成されている。山部214bおよび谷部215bが各所定数だけ成形されると、挿入される成形ブレード50の高さ位置が再び上記第1段の位置に変更され、図6(a)に示した如くの状況に戻る。
本発明の第3実施形態について、図7〜図9を参照して説明する。図7〜図8は本実施形態に係るロンドレーション容器310を示し、図7は平面図、図8は側面図である。図9はロンドレーション容器310の製造装置330を示す概略平面図である。
成形シート312aには、図7および図8(a)に示すように、山部314aと谷部315aとが交互に連続して成形され、成形シート312bには、図7および図8(b)に示すように、山部314bと谷部315bとが交互に連続して成形される。そして、成形シート312aでは、隣り合う頭部316aの間隔321a、括れ部317aの高さ322a、谷部315aの長さ323aが各一定に設けられ、成形シート312bでは、隣り合う頭部316bの間隔321b、括れ部317bの高さ322b、谷部315bの長さ323bが各一定に設けられる。各列の成形シート312a、312bは長さ方向Xに沿って互いに異なる断面をなし、且つ両者の谷部315a、315bにおける幅方向Yに沿った中心線328a、328b(図7参照)が所定間隔ごとに一致するように構成されている。
なお、本実施形態では、成形シート312a、312bにおける各列の間で、頭部316aの間隔321a、括れ部317aの高さ322a、谷部315aの長さ323aと、頭部316bの間隔321b、括れ部317bの高さ322b、谷部315bの長さ323bと、をそれぞれ非同一に構成したが、これらの少なくとも何れかが非同一に設けられたものであれば、軸方向に沿って形状が変化する適宜の物品を収容することが可能となる。さらに、第2実施形態のように、成形シート312a、312bにおける各列内で、頭部の間隔、括れ部の高さ、谷部の長さを非同一に設けるようにすれば、軸方向に沿って形状が変化する複数種類の適宜の物品を収容することもできる。
なお、各成形ステーション331a、331bにおける成形シート312a、312bの具体的な成形動作等については、上記第1実施形態のものと同様であるため、詳細な説明を省略する。
このようなロンドレーション容器410も、図9に示した製造装置330と同様に構成されたもの等を使用して製造することができる。
例えば、成形シートは、収容される物品の形状等に応じて、ベースシート上の任意の位置に配設してよく、収容される物品において好都合な部位が、成形シートにより適宜抱持され得る。成形シートを3列以上設ける構成とすることもできる。
また、本発明に係るロンドレーション容器は、上記実施形態で例示した製造方法以外の方法で製造されたものであってもよい。
11 ベースシート
12 成形シート
14 山部
15 谷部
16 頭部
17 括れ部
19 起立片
21 間隔
22 高さ
23 長さ
25 物品
30 製造装置
35 案内ガイド
40 塗布部
50 成形ブレード
60 挿入支援部
70 第1スタンパー
70’ 第2スタンパー
80 バックテンション部
S 間隔
A 搬送方向
B 移動方向
C、C’ 昇降方向
θ 斜め角度
P 基準面
Claims (8)
- ベースシートと、
山部と谷部とが交互に連続して成形されるとともに、所定間隔を存する複数列をなして該ベースシート上に固着され、収容される物品の複数部位を非隣接状態にて抱持する成形シートと、
を備えたロンドレーション容器。 - 該山部が、
凸状の頭部と、
該頭部と該谷部とを括れ状に接続する括れ部と、
を備えた請求項1に記載のロンドレーション容器。 - 該成形シートにおける二の列間で、
該頭部の間隔、該括れ部の高さ、該谷部の長さの少なくとも何れかが非同一に設けられた請求項2に記載のロンドレーション容器。 - 該成形シートにおける一の列内で、
該頭部の間隔、該括れ部の高さ、該谷部の長さの少なくとも何れかが非同一に設けられた請求項2または3に記載のロンドレーション容器。 - 該ベースシートの端部に、
収容される物品の小口に対向して折り曲げ可能な起立片が連設された請求項1乃至4の何れかに記載のロンドレーション容器。 - ベースシートと、山部と谷部とが交互に連続して成形されるとともに、所定間隔を存する複数列をなして該ベースシート上に固着され、収容される物品の複数部位を非隣接状態にて抱持する成形シートと、を備えたロンドレーション容器の製造方法であって、
ベースシートを一定の搬送方向に搬送する第1工程と、
該ベースシートに対して一定の案内角度にて複数列の成形シートを供給し、各合流位置で該ベースシート上に合流させる第2工程と、
該ベースシートの搬送にあわせて、複数列をなす該成形シートに、それぞれ所定の山部と谷部とを、複数列併行して成形する第3工程と、
を含み、
該第3工程が、各列同時または各列ごとに、
該合流位置において、該ベースシートと該成形シートとの間に、該搬送方向に略直交して成形ブレードを移動自在に挿入する工程と、
該成形ブレードを挟み得るように該合流位置の前後において昇降自在に対設されるスタンパーにより、該成形ブレードに被装される該成形シートを該ベースシートに順次押圧する工程と、
を有するロンドレーション容器の製造方法。 - 該スタンパーにより、該成形ブレードに被装される該成形シートを、それぞれ所定の斜め角度にて押圧し、該成形ブレードの前後の突端部よりも内方に向けて該成形シートを押込むことで、
該成形シートの該山部に、凸状の頭部と、該頭部と該谷部とを括れ状に接続する括れ部と、を成形可能とした請求項6に記載のロンドレーション容器の製造方法。 - 該成形ブレードに被装される該成形シートを、該搬送方向の後方に向けて引っ張り、該スタンパーによって押圧される前の該成形シートを、それぞれ所定の緊張状態とする請求項7に記載のロンドレーション容器の製造方法。
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JP2010269782A JP2012116548A (ja) | 2010-12-02 | 2010-12-02 | ロンドレーション容器およびロンドレーション容器の製造方法 |
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JP2014058342A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Bosch Packaging Technology Kk | 緩衝波ケース、緩衝波ケース製造方法、緩衝波ケース製造装置、及び物品収容ケース |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58134733A (ja) * | 1982-01-13 | 1983-08-11 | オツト−・ヨツト・ホフア− | 波形部材の製造方法及び装置 |
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- 2010-12-02 JP JP2010269782A patent/JP2012116548A/ja active Pending
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