JP2012115454A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】右打ちが可能な遊技機の右寄りの遊技領域に大入賞装置を配置し、且つ大入賞口の左端縁に沿って遊技球の抜け落ちを阻止する壁を設けた場合に、壁と開放した開閉扉との間に発生し易い遊技球詰まりを効果的に解消する。
【解決手段】遊技盤面の右下領域に形成された大入賞口と対応する位置に配置された大入賞装置13は、入賞用開口36Aを備えたベース部材36と、入賞用開口を開閉する開閉扉34と、入賞用開口の左側に進退自在に配置されて開放状態にある開閉扉との協働により遊技球を入賞用開口内にガイドする進退部材40と、を備え、進退部材は、遊技球阻止位置と、遊技球放出位置との間を進退自在であり、開放した開閉扉の内面と遊技球阻止位置にある進退部材との間に遊技球が滞留し、滞留した遊技球から加わる圧力が所定値を越えた時に進退部材が遊技球放出位置へ退避する。
【選択図】図3

Description

本発明はパチンコ遊技機の遊技盤面に配置される大入賞装置(アタッカー)の改良に関し、特に右打ちが可能な遊技機の右寄りの遊技領域に大入賞装置を配置し、且つ大入賞口の左端縁に沿って遊技球の抜け落ちを阻止する壁部材を設けた場合に、壁部材と開放した開閉扉との間に発生し易い遊技球詰まりを効果的に解消する技術に関する。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞装置、風車、可変表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図り、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として各可動盤面部品を動作させる等により演出効果を高めている。
入賞装置の一つとして、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞装置が設けられている。大入賞装置は、遊技盤面に形成された横長の開口部から成る大入賞口と、大入賞口の下縁に沿って配置された開閉軸によって下部を支持されて前後(上下)方向へ回動することによって大入賞口を開閉する開閉扉と、を備えている。
一方、右打ち(強打ち)を可能とする遊技機にあっては、発射装置から遊技領域内に強く打ち出された遊技球を遊技領域の上縁に沿って時計回り方向へガイドすると共に、この遊技球を返しゴムによって跳ね返して遊技領域の右側領域に流下させるように構成されている。
このような右打ちタイプのパチンコ遊技機には、大入賞装置を遊技領域の中央部よりも右側に偏位した領域に配置したものがある。更に、大入賞装置の前方(ガラス板の背面)に離間配置した化粧板によって、返しゴムから跳ね返って流下してきた遊技球を大入賞口内にガイドするように構成したものがある(特許文献1)。
図29は遊技領域の右側領域に配置された大入賞装置の一部構成を示す正面図である。
この大入賞装置は、遊技盤面100に開口形成された大入賞口101と、大入賞口の下縁に沿って配置された開閉軸102によって下部を支持されて前後(上下)方向へ回動することによって大入賞口を開閉する開閉扉103と、大入賞口101の左端縁に沿った遊技盤面から前方に突設された固定壁(壁部材)104と、を備えている。また、大入賞装置の前方には所定の間隔を隔てて図示しない化粧板が配置されている。従って、大当たり時に、右打ちされて返しゴムで跳ね返って大入賞装置に向けて流下してきた遊技球は、開放状態にある開閉扉と固定壁と化粧板との間の空間に入り込み、開放した開閉扉の内面103aに当たって跳ね返って大入賞口101内に導かれる。
固定壁104は、大入賞口101の左端縁に沿って突設されており、開閉扉103が(a)の閉止状態から(b)の開放状態に移行した時に、開閉扉の左端縁との間に隙間を形成しないように構成されている。このため、右上方向から流下してきた遊技球が開放状態にある開閉扉103の内面に落下し、その後内面に沿って左方へ移動して大入賞口の左側へ離脱しようとしても、固定壁104によって跳ね返されて大入賞口101内に導かれる。
しかし、(b)に示すように固定壁104を設けた大入賞口101の左端側に遊技球が集中して移動してきた場合には、固定壁104の内壁面104aと開閉扉の内面103aとの間の空間に複数の遊技球が詰まりを起こして新たに流下してくる他の遊技球の入賞を妨げる事態が発生する。つまり、開閉扉が開放している時に大入賞口の左端縁へ向けて移動してきた遊技球は固定壁の存在によって左横方向へ逃げることができないため、唯一の逃げ場は大入賞口である。このため、固定壁と開閉扉とが形成するコーナー部に一旦遊技球が滞留し始めると、後続の遊技球が続けてそこに滞留し易くなり、結果として大量の遊技球が詰まりを起こすこととなる。
このように遊技球が詰まりを起こした場合、従来は、遊技盤の前面に配置されたガラス枠を開放してから(c)に示すようにホールの担当者が手で除去するしか対応策がなく、遊技盤の稼働率を低下させたり、遊技者の興趣を低下させる原因となっていた。
特開2008−167881公報
従来、右打ちが可能な遊技機の右寄りの遊技領域に大入賞装置を配置し、且つこの大入賞口の左端縁に沿って遊技球の左横方向への抜け落ちを阻止する固定壁を設けた場合には、固定壁と開放した開閉扉との間に遊技球詰まりが発生し、後続の遊技球の入賞を妨げ易くなるという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、右打ちが可能な遊技機の右寄りの遊技領域に大入賞装置を配置し、且つ大入賞口の左端縁に沿って遊技球の抜け落ちを阻止する壁部材を設けた場合に、壁部材と開放した開閉扉との間に発生し易い遊技球詰まりを効果的に解消することができるパチンコ遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係るパチンコ遊技機は、遊技盤面の右下領域に形成された大入賞口と対応する位置に配置された大入賞装置と、該大入賞装置の前方に離間配置された化粧板と、を備えたパチンコ遊技機であって、前記大入賞装置は、前記大入賞口と連通する入賞用開口を備えたベース部材と、該入賞用開口の下方に設けた開閉軸によって上下方向へ開閉自在に軸支されて該入賞用開口を開閉すると共に開放時に遊技球を前記入賞用開口内にガイドする開閉扉と、該入賞用開口の左側に進退自在に配置されて開放状態にある前記開閉扉との協働により遊技球を前記入賞用開口内にガイドする進退部材と、を備え、前記進退部材は、前記入賞用開口の左端縁に沿って前方へ突出した遊技球阻止位置と、該遊技球阻止位置から退避した遊技球放出位置との間を進退自在に構成されており、開放状態にある前記開閉扉の内面と遊技球阻止位置にある前記進退部材との間に遊技球が滞留し、該滞留した遊技球から加わる圧力が所定値を越えた時に前記進退部材が前記遊技球放出位置へ退避するように構成されていることを特徴とする。
開放した開閉扉と進退部材と化粧板との間に形成される空間内に遊技球が滞留した場合には、遊技球からの圧力によって遊技球阻止位置にあった進退部材が遊技球放出位置(退避位置)に移動することによって滞留した遊技球を入賞用開口の左横方向、或いは下方へ放出するように構成した。このため、遊技球の詰まりによって後続の遊技球が入賞できなくなる不具合を解消できる。
請求項2の発明は、前記進退部材は、付勢部材によって前記遊技球阻止位置に保持されており、前記滞留した遊技球から加わる圧力が前記付勢部材の付勢力を越えた時に前記進退部材が前記遊技球放出位置へ退避するように構成されていることを特徴とする。
進退部材は、常時においては付勢部材によって遊技球阻止位置に保持されているが、開閉扉上に滞留した遊技球からの圧力によって押圧され、この圧力が付勢部材の付勢力を上回った場合には開放状態となり、遊技球を放出する。
請求項3の発明は、前記進退部材を進退させる作動機構を備え、前記作動機構は、前記進退部材の背面に突設した回動軸を前記ベース部材に形成した軸穴内に挿通すると共に、該進退部材の背面の他の部位に突設した作動軸を該ベース部材に形成された円弧状のガイド穴内に挿通させ、且つ前記ベース部材裏面に突設した係止部と前記作動軸との間に弾性部材を係止して前記進退部材を遊技球阻止位置に保持するように構成したことを特徴とする。
付勢部材として弾性部材を用い、弾性部材によって進退部材を遊技球阻止位置に保持しているため、構成をシンプル化することができる。
請求項4の発明では、前記軸穴は、前記回動軸を進退自在に支持する長穴、或いは該回動軸を移動不能に支持する丸穴であることを特徴とする。
進退部材は丸穴としての軸穴によって移動不能に支持された回動軸によって回動自在に軸支してもよいし、長穴としての軸穴によって移動可能に支持された回動軸によって回動自在に軸支してもよい。後者の場合には、進退部材の可動範囲が拡張するため、滞留した遊技球を一挙に一掃することができる。
請求項5の発明は、前記進退部材を進退させる作動機構を備え、前記作動機構は、背面に回動軸を突設した前記進退部材と、該進退部材を前記遊技球阻止位置に付勢する付勢部材と、を備え、前記回動軸が前記ベース部材に設けた円弧状の軸穴によって移動自在に支持されることによって、前記進退部材は前記回動軸を中心として、前記遊技球阻止状態と前記遊技球放出状態との間を進退自在に構成されており、前記付勢部材は、前記ベース部材裏面の適所に突設した軸部材によって一部を上下方向へ回動自在に軸支されていると共に、他部には係止凹所を備えており、前記係止凹所内には、前記回動軸が遊嵌しており、前記進退部材が該回動軸を中心として回動する際に該回動軸が前記軸穴内を上下動することにより、前記付勢部材は該軸部材を中心として上下方向に揺動することを特徴とする。
付勢部材として、弾性部材に代えて、回動自在に軸支された部材を用いており、構成をシンプル化することができる。
請求項6の発明は、前記進退部材は、前記遊技球阻止位置と前記遊技球放出位置との間を遊技盤面に沿って進退することを特徴とする。
進退部材の一つの態様は、遊技盤面に沿って進退する構造である。
請求項7の発明は、前記進退部材は、前記遊技盤面上に起立した遊技球阻止位置と、該遊技盤面上に横臥した遊技球放出位置との間を進退することを特徴とする。
請求項8の発明は、前記進退部材は、前記遊技盤面上に起立した姿勢を保持したまま、前記入賞用開口の左端縁に沿った遊技球阻止位置と、該遊技球阻止位置から退避した遊技球放出位置との間を進退することを特徴とする。
請求項9の発明は、前記進退部材は、横方向、上下方向、又は左右方向へ直線的に、或いは曲線的に進退することを特徴とする。
本発明によれば、右打ちが可能な遊技機の右寄りの遊技領域に大入賞装置を配置し、且つ大入賞口の左端縁に沿って遊技球の抜け落ちを阻止する壁を設けた場合に、壁と開放した開閉扉との間に発生し易い遊技球詰まりを効果的に解消することができる。
本発明に係るパチンコ遊技機の正面図である。 遊技盤単体の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る大入賞装置の構成を示す正面側斜視図である。 大入賞装置の背面側分解斜視図である。 開閉扉の開放時に遊技球が詰まりを起こすメカニズムとガイド壁によって詰まりを解消する手順を示す斜視図である。 開閉扉の開放時に遊技球が詰まりを起こすメカニズムとガイド壁によって詰まりを解消する手順を示す斜視図である。 開閉扉の開放時に遊技球が詰まりを起こすメカニズムとガイド壁によって詰まりを解消する手順を示す斜視図である。 開閉扉の開放時に遊技球が詰まりを起こすメカニズムとガイド壁によって詰まりを解消する手順を示す斜視図である。 第1の実施形態における作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。 第1の実施形態における作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。 第1の実施形態における作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。 第1の実施形態における作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。 進退部材が起立状態(阻止状態)から退避状態(遊技球放出状態)に移行する過程を示す要部正面図である。 進退部材が起立状態(阻止状態)から退避状態(遊技球放出状態)に移行する過程を示す要部正面図である。 進退部材が起立状態(阻止状態)から退避状態(遊技球放出状態)に移行する過程を示す要部正面図である。 進退部材が起立状態(阻止状態)から退避状態(遊技球放出状態)に移行する過程を示す要部正面図である。 (a)乃至(c)は軸穴内における回動軸の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る大入賞装置の構成を示す分解斜視図である。 作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。 作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。 作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。 作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。 作動機構の動作を示す要部正面図である。 作動機構の動作を示す要部正面図である。 作動機構の動作を示す要部正面図である。 (a)乃至(c)は付勢部材の動作を示す背面図である。 (a)乃至(d)は本発明の第3の実施形態に係る大入賞装置の正面図、平面図、他の平面図、及び斜視図である。 (a)及び(b)は本発明の第4の実施形態に係る大入賞装置の正面図である。 (a)乃至(c)は遊技領域の右側領域に配置された大入賞装置の一部構成を示す正面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明に係るパチンコ遊技機の正面図であり、図2は遊技盤単体の正面図である。
遊技盤1の前面側には、ガラス板を支持したガラス枠2が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部3と、受け皿部内の遊技球を発射する発射レバー4が設けられている。また、受け皿部3の上面には遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン(何れも図示せず)が設けられている。
遊技盤1の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域1aの周囲には、発射レバー4を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域1aの上部に案内したり、アウト口10に案内する外レールR1、及び内レールR2が設けられている。
遊技盤1のほぼ中央部には、中央が開口したセンター台板5が配置される。センター台板5の内部には図柄表示装置6が配置されている。図柄表示装置6は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
センター台板5の右下の遊技領域には、図柄表示装置6の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。また、可変入賞装置11の右方には、普通図柄表示装置16に表示される普通図柄を作動させるための図示しないゲートが設けられている。さらに可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞装置13が設けられている。
可変入賞装置11は、図柄表示装置6を可変表示させるための左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップを備えて構成される。
また遊技盤1には普通入賞口14やアウト口10等が設けられていると共に、風車15や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置16に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲートが遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
また図柄表示装置6に表示される特別図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当たり状態となるように構成されている。また特別図柄は可変入賞装置の電動式チューリップの開成動作により遊技球が誘導される下始動口(図示していない)において遊技球を検出することを条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当たり状態が発生する。なお、特別図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
発射装置から発射されて外レールR1と内レールR2との間の導入経路から遊技盤内に打ち込まれた遊技球は、センター台板5の左側の遊技領域と右側の遊技領域の何れか一方を流下する。発射装置から強く発射(右打ち)された遊技球は、導入経路から出た後で、遊技盤の上部外周に沿って延設された外レールR1に沿って時計回り方向へ移動し、遊技盤の右上部に設けた返しゴム20で跳ね返って右側の遊技領域内に流下して行く。
右側の遊技領域内の下部に配置された大入賞装置13の前方(ガラス板の裏面側)には、所定のギャップ(遊技球が進入可能な間隔)を隔てて化粧板21が離間配置されている。化粧板は、返しゴム20から跳ね返って流下してきた遊技球を大入賞装置にガイドする役割を有している。
次に、図3は本発明の第1の実施形態に係る大入賞装置の構成を示す正面側斜視図であり、図4はこの大入賞装置の背面側分解斜視図であり、図5乃至図8は開閉扉の開放時に遊技球が詰まりを起こすメカニズムとガイド壁によって詰まりを解消する手順を示す斜視図である。また、図9乃至図12は第1の実施形態における作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図である。また、図13乃至図16は進退部材が起立状態(阻止状態)から退避状態(遊技球放出状態)に移行する過程を示す要部正面図であり、図17(a)乃至(c)は軸穴内における回動軸の動作を説明するための図である。
大入賞装置13は、遊技盤面に固定されるベース部材36と、遊技盤面に開口形成された大入賞口30と連通する入賞用開口36Aと、入賞用開口36Aの下縁に沿って水平に配置された開閉軸32(図4)によって下部を支持されて前後(上下)方向へ回動することによって大入賞口を開閉する開閉扉34と、大入賞口の左側のベース部材部分に配置されて開放状態にある開閉扉との協働により遊技球を大入賞口内にガイドしたり詰まった遊技球を放出するために退避する進退部材(壁部材)40と、進退部材を作動させる作動機構41と、を備えている。
なお、遊技盤面の大入賞口30を塞ぐようにベース部材36が固定されており、ベース部材36に貫通形成した入賞用開口36Aが遊技盤面の大入賞口30と連通している。
進退部材40は、内面40aが平坦面となっている部材であり、図3、図5のように入賞用開口36Aの左端縁36aに沿って前方へ突出した起立位置(遊技球阻止位置)と、起立位置から退避した退避位置(図8、遊技球放出位置)との間を進退(回動)自在に構成されている。常時においては、進退部材40は遊技球の横方向への放出を阻止する起立位置に保持されている。大当たり状態になったときに、右打ちされ、返しゴム20で跳ね返ってきた遊技球が大入賞装置13に流下して来ると、開放した開閉扉34の内面34d上に落下した遊技球の多くは入賞用開口36A内にガイドされる。一方、開閉扉の内面34dに沿って進退部材40へ向けて移動してきた遊技球B、或いは直接進退部材に向けて落下してきた遊技球の一部は、開閉扉の内面34dと起立状態にある進退部材の内面40aと化粧板21との間に形成される空間S内に詰まる(滞留する)ことがある。遊技球が詰まりを起こした空間S内に後続の遊技球が連続して進入すると、図6乃至図7に示すように多数の遊技球が詰まった状態となり、後続の遊技球が大入賞口内に入賞する妨げとなったり、開閉扉の閉止動作を妨げる虞がある。
本発明の大入賞装置13では、複数個の遊技球Bが空間S内に滞留して遊技球からの圧力が所定以上に高まった時に、遊技球からの外方向(左方向)への圧力によって進退部材40が退避位置へ移動して詰まっていた遊技球を大入賞口の左横方向へ逃がすと共に、遊技球からの圧力が解消された時に起立位置に復帰するように構成されている。
次に、図4の分解斜視図に基づいて本発明の第1の実施形態に係る大入賞装置の具体的な構成例について説明する。
大入賞装置13は、遊技盤1に対して固定されるベース部材36に対して、開閉扉34、進退部材40、進退部材を作動させる作動機構41(回動軸40a、作動軸40b、軸穴43、ガイド穴44、係止部45)を組み付けた構成を備えている。入賞用開口36Aは、ベース部材36に開口形成されており、遊技盤側に設けた図示しない入賞穴(アタッカー)と連通している。
図4に示すように開閉扉34は、2つの支持部材32aによって水平に支持された開閉軸32を左右に設けた軸穴34a内に遊嵌することによって前後方向へ開閉自在に構成されている。各支持部材32aは、ベース部材裏面の入賞用開口36Aの左右下部に固定される。
開閉扉34の右端縁下部から後方へ突出した突片34bの外側面には被作動軸34cが突設されており、図示しないソレノイドのプランジャからの駆動力を被作動軸34cに伝達することにより、開閉軸32を中心として開閉扉34を開閉動作させることができる。
図4、図9等に示すように、進退部材40は、背面下部に突出した回動軸40aをベース部材36に形成した軸穴43内に挿通すると共に、背面上部に突設した作動軸40bをベース部材に形成された円弧状のガイド穴44内に挿通させている。また、ベース部材裏面のガイド穴44の上部に突設した係止部(突起)45と作動軸40bとの間にコイルバネ(弾性部材=付勢部材)46を係止して進退部材40を起立位置に保持するようにしている。
回動軸40aを支持する軸穴43は、回動軸40aを回動自在(且つ移動不能)に軸支する丸穴であってもよいが、本例では、2つの丸穴43a、43bを連続させた長穴として構成した例を示している。回動軸40aは、軸穴43内では、2つの丸穴43a、43b間を進退することができる(図17参照)。進退部材が起立状態にある時には、回動軸40aは入賞用開口36Aに近い方の第1の丸穴43a内に位置しており、進退部材が退避状態にある時には回動軸40aは入賞用開口36Aから遠い方の第2の丸穴43b内に位置している。
ガイド穴44は、回動軸40aを中心として進退部材40が起立位置と退避位置との間を進退(回動)する際に、進退部材の上部(作動軸40b)を所定の円弧状軌跡に沿って移動させるガイドとなる。
ベース部材に固定された係止部45と作動軸40bとによって両端部を係止されたコイルバネ(付勢部材)46は、収縮状態(遊技球阻止状態)を維持することによって進退部材40を起立状態に保持する。進退部材40が起立状態から退避状態(遊技球放出状態)に移行する際には、コイルバネ46の収縮力に抗して移動することとなる。
次に、以上の構成を備えた第1の実施形態に係る大入賞口装置における進退部材の動作について説明する。
まず、図5に示したように空間S内に遊技球が詰まっていない状態、或いは図6に示したように遊技球が詰まり始めた状態では、進退部材40は遊技球から強い圧力を受けていないため、コイルバネ46の力によって起立状態を維持することができる。この時、進退部材の下部に突設した回動軸40aは第1の丸穴43a内に位置している(図9、図10、図14、図17(a))。
次に、図7に示すように空間S内に滞留した遊技球の数が増大して進退部材40の内側面40cを外側に押す圧力が増大すると、まず図11、図12、図15、図16、図17(b)(c)に示すように回動軸40aが第1の丸穴43aから第2の丸穴43bへ移動する。
遊技球からの圧力が解消せず、或いは、更に圧力が高まることにより、コイルバネ46の圧縮力を上回った場合には、図12に示すようにコイルバネ46が伸長し、回動軸40aを中心として進退部材を傾倒(退避)させる。この時、作動軸40bがガイド穴44に沿って動作することとなる。
進退部材40が退避位置(遊技球放出位置)に移動して空間Sを開放することによって、それまで進退部材を加圧していた空間S内の遊技球群は進退部材と共に大入賞口の左端縁から左横方向へ抜け落ちることができる。
進退部材40の退避動作によって開閉扉の裏面34a上に滞留して進退部材を加圧していた遊技球が一掃された後は、コイルバネ46の復帰力によって進退部材は起立状態(遊技球阻止状態)に復帰する。この際、作動軸40bはガイド穴44に沿って復帰し、回動軸40aは第2の丸穴から第1の丸穴へ移動する。
なお、本例では進退部材40の内側面下部にバランサーとしての突起40Aを設けて進退部材の重心を低くし、進退部材40を起立状態に保持し易くしている。進退部材の起立時に、突起40Aと開閉扉とは非接触である。なお、突起40Aは必須ではない。
上記したように軸穴43を丸穴として回動軸40aを移動不能、且つ回転自在に支持するように構成してもよいが、本実施形態のように長穴とすることにより、起立位置にある進退部材40が退避位置に動作する際の移動距離を大きくして詰まった遊技球を早期に一掃することが可能となる。
なお、上記実施形態では、進退部材の背面下部に設けた回動軸40aを中心として進退部材を回動(揺動)させる構成例を示したが、上下を逆転させた構成としてもよい。即ち、軸穴43を上側に、ガイド穴44を下側に位置させ、夫々に回動軸40a、作動軸40bを嵌合させるようにしてもよい。
この場合における作動機構41の動作は上記実施形態の場合と同様である。
上記実施形態に係る大入賞装置にあっては、モータ、ソレノイド等の格別の駆動源を用いることなく、大入賞口の側部に配置した進退部材を退避させて詰まった遊技球を排出させたり、排出後に元の位置に復帰させることができる。
次に、図18乃至図26に基づいて本発明の第2の実施形態に係る大入賞装置について説明する。
図18は本発明の第2の実施形態に係る大入賞装置の構成を示す分解斜視図であり、図19乃至図22は作動機構の構成及び動作を示す要部斜視図であり、図23乃至図25は作動機構の動作を示す要部正面図であり、図26(a)乃至(c)は付勢部材の動作を示す背面図である。
なお、第1の実施形態の構成要素と同一部分には同一符号を付して説明する。
この大入賞装置13は、進退部材40を動作させる作動機構(回動軸40a、軸穴43、)41の構成が第1の実施形態と異なっている。
即ち、本実施形態の作動機構41では、進退部材40はその背面下部に回動軸40aを突設した構成を備え、回動軸40aはベース部材36に設けた円弧状の軸穴43によって移動自在に支持されている。つまり、進退部材40は軸穴43内に嵌合された回動軸40aを中心として、図19、図23に示した起立位置(遊技球阻止状態)と図22、図25に示した退避位置(遊技球放出状態)との間を進退(回動)自在に構成されている。
また、ベース部材36の裏面の適所に突設した軸部材50には、付勢部材51の一端に設けた穴51aが回動自在に軸支されている。付勢部材51は、略扇形を有した板状体であり、穴51aと反対側の円弧状の端縁中央部には切欠き状の係止凹所51bが形成されている。
係止凹所51b内には、進退部材40から突設された回動軸40aが抜け落ち不能に遊嵌しており、進退部材40が回動軸40aを中心として回動する際に回動軸40aが軸穴43内を上下動することにより、付勢部材51は軸部材50を中心として上下方向に揺動する。
付勢部材51は、その自重によって、回動軸40aを介して進退部材40を起立方向へ付勢する錘として機能する。つまり、図19、図23、図26(a)に示すように進退部材40が起立状態にある時には、付勢部材51の重量によって回動軸40aが下方に付勢されて軸穴43の最下部に達しており、外力が作用しない限り進退部材は起立姿勢を維持することができる。
一方、空間S内に詰まった遊技球Bからの圧力が付勢部材51の付勢力、即ち進退部材40を起立位置に保持する力に打ち勝った場合には、図20乃至図22、図24乃至図25に示すように進退部材40は退避方向へ回動して行く。この際、軸穴43の最下部に位置していた回動軸40aが付勢部材の係止凹所51bの内壁を押上げながら軸穴43内を上向きに移動開始し、最後には進退部材が図22、図25の退避状態となって、滞留していた遊技球を放出、一掃する。
滞留していた遊技球が一掃されると、進退部材40に加わっていた負荷がなくなるため、付勢部材51の重量が進退部材の重量に打ち勝って進退部材を起立状態へ戻す(図22→図21→図20、図26(c)→(b)→(a))。
この実施形態に係る大入賞装置にあっては、モータ、ソレノイド等の格別の駆動源を用いることなく、大入賞口の側部に配置した進退部材を退避させて詰まった遊技球を排出させたり、排出後に元の位置に復帰させることができる。
第1の実施形態と第2の実施形態に係る大入賞装置は、何れも進退部材40が遊技盤面に沿った軌道にて進退移動する構成が共通している。
次に、図27(a)乃至(d)は本発明の第3の実施形態に係る大入賞装置の正面図、平面図、他の平面図、及び斜視図である。
この実施形態に係る大入賞装置13は、進退部材40が遊技盤面とほぼ直交する起立姿勢(遊技球阻止姿勢)と遊技盤面上に横臥(傾倒)した退避姿勢(遊技球放出姿勢)との間を進退(回動)する点において上記の各実施形態と異なっている。なお、上記各実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
即ち、大入賞装置13が備える進退部材40は、図27(a)(b)中に実線で示した起立姿勢と図27(c)中に実線で示した退避姿勢との間を、進退部材の底部に設けた回動軸60によって回動自在に軸支されている。換言すれば、進退部材40は、作動機構41によって、遊技盤面上に起立した遊技球阻止位置と、遊技盤面上に横臥した遊技球放出位置との間を進退自在に構成されている。
本例では、ベース部材36に設けた軸支部37によって進退部材40の底部に設けた回動軸60を回動自在に軸支することにより、進退部材40は起立状態と退避状態との間を進退できる。進退部材40は回動軸60に設けたトーションバネ(弾性部材=付勢部材)、その他の弾性部材によって常時起立位置に付勢されている。一方、空間Sに詰まった遊技球Bから進退部材に加わる圧力が弾性部材の付勢力を上回った場合には、弾性部材に抗して進退部材は退避位置へ移動して空間Sを開放する。このため、詰まっていた遊技球は一掃される((c))。
なお、本例では、軸支部37、回動軸60、弾性部材が作動機構41を構成している。
次に、図28(a)及び(b)は本発明の第4の実施形態に係る大入賞装置の正面図である。
この実施形態に係る大入賞装置13では、進退部材40はその姿勢を変更することなく、遊技盤面に沿って直線的に進退する点において、上記の各実施形態と異なっている。なお、上記各実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
即ち、大入賞装置13が備える進退部材40は、図28(a)中に示した起立姿勢(遊技球阻止姿勢)と図28(b)中に示した退避姿勢(遊技球放出姿勢)との間を、ベース部材36に設けたガイド部(ガイド溝、或いはガイド突条)38に沿って直線的に進退自在に支持されている。進退部材40の底部には、ガイド溝に嵌合する被ガイド突起(被ガイド部)、或いはガイド突条と係合する被ガイド溝(被ガイド部)を設ける。
換言すれば、本実施形態に係る進退部材40は、作動機構41(ガイド部、被ガイド部))によって、遊技盤面上に起立した姿勢を保持したまま、入賞用開口36Aの左端縁に沿った遊技球阻止位置と、遊技球阻止位置から退避した遊技球放出位置との間を進退させられる。
本例では、ベース部材36に設けたガイド部38によって進退部材40の底部に設けた被ガイド部を進退自在に支持することにより、進退部材40は起立状態と退避状態との間を進退できる。進退部材40はベース部材36と進退部材との間に配設された図示しない弾性部材によって常時起立位置に付勢されている((a))。一方、空間Sに詰まった遊技球Bから進退部材に加わる圧力が弾性部材の付勢力を上回った場合には、弾性部材に抗して進退部材は退避位置へ移動して空間Sを開放する。このため、詰まっていた遊技球は一掃される((b))。
なお、図28の実施形態では、進退部材40を直線的に横方向へ進退させる構成としたが、斜め上方、或いは斜め下方に直線的に進退させるようにしてもよい。
また、進退部材を曲線的な移動経路に沿って進退させるようにしてもよい。
以上のように本発明のパチンコ遊技機によれば、開放した開閉扉と進退部材と化粧板との間に形成される空間S内に遊技球が滞留した場合には、遊技球からの圧力によって遊技球阻止位置にあった進退部材が遊技球放出位置(退避位置)に移動することによって滞留した遊技球を入賞用開口の左横方向、或いは下方へ放出するように構成した。このため、遊技球の詰まりによって後続の遊技球が入賞できなくなる不具合を解消できる。
進退部材は、常時においては付勢部材によって遊技球阻止位置に保持されているが、開閉扉上に滞留した遊技球からの圧力によって押圧され、この圧力が付勢部材の付勢力を上回った場合には開放状態となり、遊技球を放出する。このため、格別の動力を用いずに放出動作を実現できる。
また、付勢部材として弾性部材を用い、弾性部材によって進退部材を遊技球阻止位置に保持していれば、構成をシンプル化することができる。
進退部材は丸穴としての軸穴によって移動不能に支持された回動軸によって回動自在に軸支してもよいし、長穴としての軸穴によって移動可能に支持された回動軸によって回動自在に軸支してもよい。後者の場合には、進退部材の可動範囲が拡張するため、滞留した遊技球を一挙に一掃することができる。
また、付勢部材として、弾性部材に代えて回動自在に軸支された部材を用いることにより構成をシンプル化することができる。
本発明の大入賞装置を遊技盤に組み込むことにより構築される遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、その他の遊技機に適用することができる。
1…遊技盤、1a…遊技領域、2…ガラス枠、3…皿部、4…発射レバー、5…センター台板、10…アウト口、11…可変入賞装置、13…大入賞装置、14…普通入賞口、15…風車、16…普通図柄表示装置、20…返しゴム、21…化粧板、30…大入賞口、32…開閉軸、32a…支持部材、34…開閉扉、34a…軸穴、34a…内面、34b…突片、34c…被作動軸、36…ベース部材、36A…入賞用開口、36a…左端縁、37…軸支部、38…ガイド部、40…進退部材、40A…突起、40a…回動軸、40b…作動軸、41…作動機構、43…軸穴、43a…第1の丸穴、43b…第2の丸穴、44…ガイド穴、45…係止部、46…コイルバネ、50…軸部材、51…付勢部材、51a…穴、51b…係止凹所、60…回動軸

Claims (9)

  1. 遊技盤面の右下領域に形成された大入賞口と対応する位置に配置された大入賞装置と、該大入賞装置の前方に離間配置された化粧板と、を備えたパチンコ遊技機であって、
    前記大入賞装置は、前記大入賞口と連通する入賞用開口を備えたベース部材と、該入賞用開口の下方に設けた開閉軸によって上下方向へ開閉自在に軸支されて該入賞用開口を開閉すると共に開放時に遊技球を前記入賞用開口内にガイドする開閉扉と、該入賞用開口の左側に進退自在に配置されて開放状態にある前記開閉扉との協働により遊技球を前記入賞用開口内にガイドする進退部材と、を備え、
    前記進退部材は、前記入賞用開口の左端縁に沿って前方へ突出した技球阻止位置と、該遊技球阻止位置から退避した遊技球放出位置との間を進退自在に構成されており、
    開放状態にある前記開閉扉の内面と遊技球阻止位置にある前記進退部材との間に遊技球が滞留し、該滞留した遊技球から加わる圧力が所定値を越えた時に前記進退部材が前記遊技球放出位置へ退避するように構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記進退部材は、付勢部材によって前記遊技球阻止位置に保持されており、前記滞留した遊技球から加わる圧力が前記付勢部材の付勢力を越えた時に前記進退部材が前記遊技球放出位置へ退避するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記進退部材を進退させる作動機構を備え、
    前記作動機構は、前記進退部材の背面に突設した回動軸を前記ベース部材に形成した軸穴内に挿通すると共に、該進退部材の背面の他の部位に突設した作動軸を該ベース部材に形成された円弧状のガイド穴内に挿通させ、且つ前記ベース部材裏面に突設した係止部と前記作動軸との間に弾性部材を係止して前記進退部材を遊技球阻止位置に保持するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記軸穴は、前記回動軸を進退自在に支持する長穴、或いは該回動軸を移動不能に支持する丸穴であることを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記進退部材を進退させる作動機構を備え、
    前記作動機構は、背面に回動軸を突設した前記進退部材と、該進退部材を前記遊技球阻止位置に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記回動軸が前記ベース部材に設けた円弧状の軸穴によって移動自在に支持されることによって、前記進退部材は前記回動軸を中心として、前記遊技球阻止状態と前記遊技球放出状態との間を進退自在に構成されており、
    前記付勢部材は、前記ベース部材裏面の適所に突設した軸部材によって一部を上下方向へ回動自在に軸支されていると共に、他部には係止凹所を備えており、
    前記係止凹所内には、前記回動軸が遊嵌しており、前記進退部材が該回動軸を中心として回動する際に該回動軸が前記軸穴内を上下動することにより、前記付勢部材は該軸部材を中心として上下方向に揺動することを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記進退部材は、前記遊技球阻止位置と前記遊技球放出位置との間を遊技盤面に沿って進退することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記進退部材は、前記遊技盤面上に起立した遊技球阻止位置と、該遊技盤面上に横臥した遊技球放出位置との間を進退することを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  8. 前記進退部材は、前記遊技盤面上に起立した姿勢を保持したまま、前記入賞用開口の左端縁に沿った遊技球阻止位置と、該遊技球阻止位置から退避した遊技球放出位置との間を進退することを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  9. 前記進退部材は、横方向、上下方向、又は左右方向へ直線的に、或いは曲線的に進退することを特徴とする請求項8に記載のパチンコ遊技機。
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