JP2012114577A - 放送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各部署等に設置されている画像形成装置をスピーカ代わりに利用することで、従来の館内放送のような機能を実現できるとともに、音声データを各部署ごと、若しくは各部署等をグループ化したグループごとに選択して一括出力可能とする。
【解決手段】音声データを送信する端末装置10と、端末装置10からの音声データを受信するサーバ装置20と、サーバ装置20から送信されてきた音声データを受信して出力する複数の画像形成装置30とがネットワークNを介して接続されたシステムにおいて、端末装置10は、音声データを送信するとき、サーバ装置20からグループ情報テーブルを取得し、その取得したグループ情報テーブルから所望のグループを選択することで、その選択したグループに含まれる全ての画像形成装置30に音声データを出力可能とし、画像形成装置30は、受信した音声データをスピーカから出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声データを送信する端末装置と、端末装置からの音声データを受信するサーバ装置と、サーバ装置から送信されてきた音声データを受信して出力する複数の画像形成装置とがネットワークを介して接続された放送システムに関する。
従来、画像データと音声データとを組み合わせて送受信する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、画像データと音声データとを組み合わせて符号化した合成データをファクシミリ送信し、送信先で復号化した画像データを印刷出力するとともに、音声データを音声出力するファクシミリ装置(マルチメディア・ファクシミリ)が開示されている。
ところで、ファクシミリ装置は複数人に共用されることが多いため、特許文献1の開示技術のように、受信した音声データをそのまま音声出力すると、その音声データを聞くべき者以外の者にも音声を聞かれてしまう可能性があるといった問題があった。
そこで、受信した音声データに含まれるセキュリティレベルと自機のセキュリティレベルとを比較して、音声の再生可否を決定する音声データ通信システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−203100号公報 特開2006−50236号公報
特許文献2によれば、ファクシミリ送信に併せて音声データを送信する場合に、その音声データに係るセキュリティを保護することができる。この場合、セキュリティレベルの比較は、音声データを音声出力する再生機器ごとの個別の判定であり、送信先の再生機器をグループとしてまとめて扱うといった概念については開示されていない。
ところで、音声データを出力する一つの利用形態として、例えば建物の館内放送システムがある。従来の館内放送システムでも、全館放送や放送する場所を個別に指定した部分放送といったことが可能であるが、これは、館内放送する者がその都度放送エリアを設定するものであり、例えばネットワークを介して送信されてきた音声データの出力を個別に指定できるものではない。
一方、最近の企業等では、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の印刷機能を有する画像形成装置は、少なくとも各部署に1台は設置されている。従って、これらの画像形成装置をネットワーク接続し、各画像形成装置に音声出力機能を付加すれば、各部署の画像形成装置をスピーカとして音声出力に利用することがでる。すなわち、従来と同様の館内放送システムを画像形成装置を利用することで実現することができる。この場合、各部署等の画像形成装置をグループ化し、送信元では、音声データを出力したい部署等をグループから選択することで、複数の画像形成装置を一括選択して音声出力することが可能となる。すなわち、従来の館内放送システムの部分放送の形態を、音声データを送信する送信元で容易に設定することが可能となる。
本発明はかかる点に着目して創案されたもので、その目的は、各部署等に設置されている画像形成装置をスピーカ代わりに利用することで、従来の館内放送のような機能を実現できるとともに、音声データを各部署ごと、若しくは各部署等をグループ化したグループごとに選択して一括出力することのできる放送システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の放送システムは、音声データを送信する端末装置と、前記端末装置からの音声データを受信するサーバ装置と、前記サーバ装置から送信されてきた音声データを受信して出力する複数の画像形成装置とがネットワークを介して接続された放送システムであって、前記サーバ装置は、前記複数の画像形成装置を複数のグループに分けたグループ情報テーブルを備え、前記画像形成装置は、音声出力手段を備えており、前記端末装置は、音声データを送信するとき、前記サーバ装置から前記グループ情報テーブルを取得し、取得したグループ情報テーブルの中から送信グループを選択して前記音声データを送信し、前記サーバ装置は、受信した音声データを、選択された前記グループの全画像形成装置に送信し、前記画像形成装置は、前記サーバ装置から送信されてきた音声データを前記音声出力手段を介して出力することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明の放送システムによれば、サーバ装置にて送信先の画像形成装置をグループ管理することにより、送信元にて個別に送信先を管理する必要がなくなるため、端末装置を利用する送信者にとって利便性が向上する。また、サーバ装置、画像形成装置、ネットワークを利用して、複数かつ指定した特定の画像形成装置に対して音声出力させることが可能となる。
また、本発明の放送システムでは、前記サーバ装置は、前記画像形成装置の設置部署や設置階、設置エリアなどの情報が登録された登録情報テーブルを備え、前記グループ情報テーブルは、前記登録情報テーブルの情報を元に作成されている。
このように、グループ情報テーブルを、各画像形成装置の基本情報である登録情報テーブルの内容を元に作成することで、グループ情報テーブルを容易に作成することができる。
また、本発明の放送システムでは、前記端末装置は、音声データを送信するとき、前記サーバ装置から前記登録情報テーブルを取得し、取得した前記登録情報テーブルに基づいて新たなグループを作成し、前記サーバ装置の前記グループ情報テーブルに登録可能に設けられた構成としてもよい。
このような構成とすれば、音声出力先の画像形成装置と登録情報テーブルに登録されている情報とを関連付けることで、端末装置の利用者は、音声を出力する先の画像形成装置を容易に設定することができる。
また、本発明の放送システムでは、前記サーバ装置は、前記端末装置から送信されてきた音声データに出力時刻の指定情報が含まれている場合には、その指定された時刻に、受信した前記音声データを選択された前記グループの全画像形成装置に送信する構成としている。
このような構成とすれば、端末装置の利用者(送信者)により、出力したい音声データの出力時刻が事前に指定されている場合には、その指定時刻情報を音声データと合わせてサーバ装置に送信することで、サーバ装置でその指定時刻を管理し、指定時刻になると、サーバ装置から選択されたグループの複合機に対して音声データ(または音声データと画像データ)を一斉送信することで、指定時刻に各複合機から音声データを一斉出力することが可能となる。
また、本発明の放送システムでは、前記サーバ装置は、前記端末装置から送信されてきた音声データに出力時刻の指定情報が含まれている場合には、その指定された時刻情報を受信した音声データとともに、選択された前記グループの全画像形成装置に送信し、前記時刻情報と前記音声データとを受信した画像形成装置は、受信した音声データを一旦保存するとともに、指定された時刻になると保存した前記音声データを出力する構成としている。
このような構成とすれば、端末装置の利用者(送信者)により、出力したい音声データの出力時刻が事前に指定されている場合には、その指定時刻情報を音声データと合わせてサーバ装置を経由して各画像形成装置に送信することで、各画像形成装置でその指定時刻を管理し、指定時刻になると、記憶部に保存している音声データを読み出して出力することで、指定されたグループの全画像形成装置から、同じ音声データを一斉出力することが可能となる。
また、本発明の放送システムでは、前記グループ情報テーブルには、登録されている各グループの使用履歴情報が付加されており、前記端末装置は、音声データを送信するとき、前記サーバ装置から取得した前記グループ情報テーブルを、前記使用履歴情報に基づいて決定された表示順に従って表示する構成としている。
このような構成とすれば、グループ情報テーブルに登録されているグループが多い場合、使用履歴情報に基づいて決定された表示順に従ってグループを表示することで、端末装置の利用者(送信者)が使用しようとしているグループを比較的早く見つけることが可能となる。
また、本発明の放送システムでは、前記表示順は、使用頻度の高いもの、または、使用時刻の新しいものから順に表示する構成としてもよい。
このような構成によれば、グループ情報テーブルに登録されているグループが多い場合、使用頻度の高いもの、または、使用時刻の新しいものから順にグループを表示することで、端末装置の利用者が使用しようとしているグループを比較的早く見つけることが可能となる。
また、本発明の放送システムでは、前記サーバ装置は、前記使用履歴情報に基づき、予め設定された期間より古いグループ情報を前記グループ情報テーブルから削除する構成としてもよい。
このような構成によれば、古いグループ情報をグループ情報テーブルから削除して、使用される可能性のあるものだけをグループ情報として残すことで、端末装置の利用者の使い勝手を向上させることができる。
また、本発明の放送システムでは、前記端末装置は、前記音声データに画像データを付加して送信し、前記サーバ装置は、前記画像データの付加された音声データを、選択されたグループの全画像形成装置に送信し、前記画像形成装置は、受信した音声データを前記音声出力手段から出力する際に、受信した画像データを画像処理手段によって印字出力する構成としてもよい。
このような構成によれば、出力対象の音声データと関連する画像データ(資料)を印字出力できるようになり、利便性が向上する。
また、本発明の放送システムでは、前記画像形成装置は、表示装置を接続可能に設けられ、受信した画像データを前記表示装置に表示する構成としてもよい。
このような構成によれば、出力対象の音声データと関連する画像データ(資料)を表示装置に表示できるようになり、利便性がさらに向上する。
本発明の放送システムによれば、サーバ装置にて送信先の画像形成装置をグループ管理することにより、送信元である端末装置にて個別に送信先である画像形成装置を管理する必要がなくなり、送信者にとって利便性が向上する。また、サーバ装置、画像形成装置、ネットワークを利用して、複数かつ指定した特定の画像形成装置に対して音声出力させることで、従来の館内放送システムと同様の機能を実現することができる。
本発明の放送システムの全体構成を示す説明図である。 端末装置の詳細を示したブロック図である。 複合機の詳細を示したブロック図である。 サーバ装置の詳細を示したブロック図である。 登録情報テーブルのデータ構成例を示す説明図である。 グループ情報テーブルのデータ構成例を示す説明図である。 処理動作例1における端末装置の処理動作を示すフローチャートである。 処理動作例1におけるサーバ装置の処理動作を示すフローチャートである。 処理動作例1における複合機の処理動作を示すフローチャートである。 処理動作例2における端末装置の処理動作を示すフローチャートである。 処理動作例2におけるサーバ装置の処理動作を示すフローチャートである。 処理動作例3におけるサーバ装置の処理動作を示すフローチャートである。 処理動作例3における複合機の処理動作を示すフローチャートである。 新たなグループが登録されたグループ情報テーブルの構成例を示す説明図である。 グループ情報テーブルの他の実施例を示す説明図である。 グループ情報テーブルをグループの使用頻度の高い順に表示する例を示す説明図である。 グループ情報テーブルをグループの使用時刻の新しい順に表示する例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の放送システムの全体構成を示す説明図である。
本実施形態の放送システム1は、音声データを送信する端末装置10と、端末装置10からの音声データを受信するサーバ装置20と、サーバ装置20から送信されてきた音声データを受信して出力する複数の画像形成装置30とが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワークNを介して接続された構成となっている。画像形成装置30は、本実施形態では、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を備えた複合機(MFP)である。以下の説明では、画像形成装置を複合機と称する。
端末装置10は、例えば文書作成ソフト、表計算ソフト、画像編集ソフト等のアプリケーションプログラム、プリンタドライバ、OS(operating system)等がインストールされているコンピュータであり、本実施形態では、音声入力のためのマイク等も備えている。
複合機30は、ネットワークNを通じて送信されてくる印刷ジョブに応じて、記録紙上に画像を印刷する印刷装置であり、本実施形態では、音声を出力するための音声処理手段を備えるとともに、外部表示装置を接続可能な接続端子部を備えている。
サーバ装置20は、汎用のパーソナルコンピュータであり、ネットワークNに接続されている全ての複合機30を統括的に管理する装置である。
図2は、端末装置10の詳細を示したブロック図である。
端末装置10は、制御部11、表示部12、入力部13、音声処理部14、記憶部15、外部記憶装置の接続端子部16、通信部17を含む構成となっており、表示部12、入力部13、音声処理部14、記憶部15、接続端子部16、及び通信部17は、バス18を介して制御部11に接続されている。
表示部12は、CRT、LCD、PDP(プラズマディスプレィ)、有機/無機ELディスプレィなどの表示デバイスによって構成され、制御部11から受信する表示データに基づいて文字や画像などの各種の情報を表示する。
入力部13は、端末装置10の利用者から各種の入力を受け付けるものであり、入力用ボタン、キーボード、マウスなどのポインティングデバイス、その他の入力デバイスによって構成されている。入力部13は、利用者から入力された情報を入力データに変換して制御部11に送信する。
音声処理部14は、マイク入力端子14aを備えており、マイク入力端子14aに接続されたマイク14bから入力される音声を音声データに変換して制御部11に送信する。
接続端子部16は、半導体メモリやハードディスク(HD)といった外部記憶装置を接続する端子部であり、外部記憶装置に予め記憶されている音声データや画像データを取り込んで制御部11に送信する。
記憶部15は、文書作成ソフトや表計算ソフトによって作成された文字データや表データ、及び画像編集ソフトによって作成された画像データ等を記憶するとともに、マイク14aから入力された音声データ、及び外部記憶装置から取り込んだ音声データや画像データを記憶する。
通信部17は、ネットワークNを介してサーバ装置20との間でデータの送受信を行うための通信インターフェースである。
制御部11は、端末装置10を統括的に制御するものであり、図示は省略しているがCPU、ROM、RAM等によって構成され、各種の制御は、CPUがROMに格納されているプログラムをRAM上に随時展開して実行することによって行われる。
図3は、複合機30の詳細を示したブロック図である。
複合機30は、制御部31、原稿読取部32、画像処理部33、画像形成部34、入力部35、表示部36、記憶部37、音声出力部38、時計部39、及び通信部40を含む構成となっている。
原稿読取部32は、原稿画像を入力するもので、例えば、原稿画像を画像データとして取り込むためのCCDや、原稿の有無を検知する原稿検知センサなどが備えられている。
画像処理部33は、原稿読取部32が読み取った画像データにOCR(Optical Character Reader)処理を施して文字データを生成可能とする。
画像形成部34は、原稿読取部32で読み取った画像データ若しくは通信部40から入力された印字データなどを記録紙等に印字出力する。
入力部35は、利用者による入力が可能なタッチパネルやキー等により構成されている。また、表示部36は、各種データや情報の表示を行うLCD等の表示手段により構成されている。
記憶部37は、原稿読取部32で読み取られた原稿の画像データや、通信部40を介して送信されてきた音声データや画像データを記憶する。
音声出力部38は、スピーカ38aを備え、記憶部37に記憶されている音声データを処理してスピーカ38aから出力する。
時計部39は、現在時刻を計測して制御部31に送信する。
通信部40は、ネットワークNを介してサーバ装置20との間でデータの送受信を行うための通信インターフェースである。
制御部31は、複合機30を統括的に制御するものであり、図示は省略しているがCPU、ROM、RAM等によって構成され、各種の制御は、CPUがROMに格納されているプログラムをRAM上に随時展開して実行することによって行われる。また、制御部31は、CRTモニタや液晶モニタ等の外部表示装置41を接続可能な接続端子部41aを備えており、記憶部37に記憶されている画像データを、接続端子部41aを介して外部表示装置41に表示可能となっている。
図4は、サーバ装置20の詳細を示したブロック図である。
サーバ装置20は、制御部21、記憶部22、時計部23、通信部24を含む構成となっており、記憶部22、時計部23、及び通信部24は、バス25を介して制御部21に接続されている。
記憶部22は、ネットワークNに接続されている全ての複合機30の設置部署や設置階、設置エリアなどの情報を含む基本情報が登録された登録情報テーブルT1、及び、ネットワークNに接続されている複合機30を複数のグループに分けたグループ情報テーブルT2を格納している。また、記憶部22は、端末装置10から送信されてきた音声データや画像データを一時的に保存しておくための記憶エリアを備えている。
時計部23は、現在時刻を計測して制御部21に送信する。
通信部24は、ネットワークNを介して端末装置10や複合機30との間でデータの送受信を行うための通信インターフェースである。
制御部21は、サーバ装置20を統括的に制御するものであり、図示は省略しているがCPU、ROM、RAM等によって構成され、各種の制御は、CPUがROMに格納されているプログラムをRAM上に随時展開して実行することによって行われる。
図5は、記憶部22に格納されている登録情報テーブルT1のデータ構成例を示している。この例では、説明を簡略化するために、7台の複合機が登録情報テーブルT1に登録されている場合を例示するが、実際には会社の規模等により50台,100台といった多くの複合機が登録されている場合が多い。
登録情報テーブルT1は、ネットワークNに接続可能な全複合機30の名称、IPアドレス、設置部署、設置階、設置エリアの項目からなっている。
例えば、名称「first」、IPアドレス「***.***.0.101」の複合機は、1階Aフロアの第1技術部に設置され、名称「second」、IPアドレス「***.***.0.102」の複合機は、1階Aフロアの第2技術部に設置されている。
図6は、記憶部22に格納されているグループ情報テーブルT2のデータ構成例を示している。
グループ情報テーブルT2は、登録情報テーブルT1の情報を元に作成されており、この例では、「全館」、「技術部」、「営業部」、「2階」、「個別グループA」、「個別グループB」の6つのグループが登録されている場合を例示している。
すなわち、「全館」というグループは、グループ番号(001)で登録され、文字通り全ての複合機30が対応となり、全ての複合機30から音声データを出力する場合に選択される。「技術部」というグループは、グループ番号(002)で登録され、第1技術部と第2技術部とが対象部署となり、対象複合機は、「first」と「second」の2台である。また、「営業部」というグループは、グループ番号(003)で登録され、第1営業部と第2営業部とが対象部署となり、対象複合機は、「third」と「fourth」の2台である。また、「2階」というグループは、グループ番号(004)で登録され、2階のAフロアとBフロアが対象エリアとなり、対象複合機は、「third」、「fourth」、「fifth」の3台である。また、個別グループAは、グループ番号(005)で登録され、2階Aフロアが対象エリアとなり、対象複合機は、「third」と「fifth」の2台である。また、個別グループBは、グループ番号(006)で登録され、第1技術部と第1営業部が対象部署となり、対象複合機は、「first」と「third」の2台である。
<処理動作例1>
次に、上記構成の放送システム1において、任意の端末装置10から音声データを送信して所望の複合機30から音声データを出力する処理動作のうち、最も基本的な処理動作例1について、図5に示す登録情報テーブルT1及び図6に示すグループ情報テーブルT2を参照し、図7ないし図9に示すフローチャートに従って説明する。ただし、図7は端末装置10の処理動作、図8はサーバ装置20の処理動作、図9は複合機30の処理動作を示している。
(1)端末装置10の処理動作(図7参照)
任意の端末装置10の利用者は、所望する複合機30に対して音声データ(または音声データと画像データ)を送信する場合、入力部13を操作して、まずサーバ装置20に対してグループ情報テーブルT2の送信を要求する(ステップS101)。そして、サーバ装置20からグループ情報テーブルT2を受信すると、制御部11は、受信したグループ情報テーブルT2を表示部12に表示する(ステップS102)。
利用者は、その表示されたグループ情報テーブルT2から、音声データ(または音声データと画像データ)を送信したいグループを選択する(ステップS103)。すなわち、入力部13を操作して、グループ情報テーブルT2上の所望のグループにカーソルを移動してクリックする、若しくは、入力部13のテンキーを操作して所望のグループのグループ番号を直接入力する。これにより、制御部11は、送信すべきグループ番号を認識する。ここでは、例えばグループ番号(002)の技術部が選択されたものとして以下説明する。
次に、利用者は、すでに音声データ(または音声データと画像データ)が記憶部15に記憶されている場合には、入力部13を操作して、記憶部15から音声データ(または音声データと画像データ)を取り出して送信する操作を行う。これにより、制御部11は、ステップS104でYesと判断し、記憶部から取り出した音声データ(または音声データと画像データ)をグループ番号(002)とともにサーバ装置20に送信して(ステップS105)、処理を終了する。
一方、利用者は、音声データをこれから入力する場合には、音声処理部14のマイク入力端子14aに接続されているマイク14bから音声入力を開始する。これにより、制御部11は、ステップS104でNoと判断し、マイク14bから入力される音声を音声処理部14で音声データに処理しつつ、選択されたグループ番号(002)とともにサーバ装置20に順次送信する(ステップS106)。このとき、記憶部15に送信すべき画像データが記憶されており、入力中の音声データとともに送信する場合(すなわち、入力部13を操作して画像データを音声データとともに送信する操作が行われている場合)には、画像データもグループ番号(002)とともに送信する。そして、音声データの送信を終了すると、処理を終了する。
(2)サーバ装置20の処理動作(図8参照)
サーバ装置20は、各端末装置10からの各種テーブルの送信要求を監視している(ステップS201)。そして、任意の端末装置10からグループ情報テーブルT2の送信要求があると(ステップS201でYesと判断されると)、記憶部22に記憶しているグループ情報テーブルT2を読み出して送信要求のあった端末装置10に送信する(ステップS202)。
この後、サーバ装置20は、端末装置10からグループ番号と音声データ(または音声データと画像データ)とが送信されてくるのを監視する(ステップS203)。
そして、グループ番号と音声データ(または音声データと画像データ)とが送信されてくると(ステップS203でYesと判断されると)、制御部21は、送信されてきた音声データがリアルタイム送信であるか否かを判断し(ステップS204)、リアルタイム送信である場合(ステップS204でYesと判断された場合)には、受信したグループ番号(002)に基づいてグループ情報テーブルT2から該当グループの対象複合機の名称(ここでは、「first」と「second」)を取得し、登録情報テーブルT1から該当する名称の複合機のIPアドレス(「***.***.0.101」、「***.***.0.102」)を取得して(ステップS205)、取得したIPアドレスの複合機30(「first」と「second」)に、受信している音声データを順次送信する(ステップS206)。このとき、画像データが同時に送信されてきている場合には、その画像データも合わせて複合機30に送信する。そして、送信を終了すると、処理を終了する。
一方、送信されてきた音声データがリアルタイム送信で無い場合、すなわち、一塊りのデータとして送信されてきた場合(ステップS204でNoと判断された場合)には、受信した音声データ(または音声データと画像データ)を一旦記憶部22に保存する(ステップS207)。そして、受信したグループ番号(002)に基づいてグループ情報テーブルT2から該当グループの対象複合機の名称(「first」と「second」)を取得し、登録情報テーブルT1から該当する名称の複合機のIPアドレス(「***.***.0.101」、「***.***.0.102」)を取得して(ステップS208)、取得したIPアドレスの複合機30(「first」と「second」)に、記憶部22に保存した音声データ(または音声データと画像データ)を読み出して送信し(ステップS209)、処理を終了する。
(3)複合機30の処理動作(図9参照)
複合機30は、サーバ装置20から送信されてくる音声データの待ち受け状態となっている(ステップS301)。
ここで、「first」と「second」の複合機30に、サーバ装置20からそれぞれ音声データ(または音声データと画像データ)が送信されてくると(ステップS301でYesと判断されると)、制御部31は、送信されてきた音声データと一緒に画像データも送信されてきたかを判断し(ステップS302)、画像データが送信されてきている場合(ステップS302でYesと判断された場合)には、その画像データを記憶部37に保存するとともに(ステップS303)、画像処理部33及び画像形成部34を駆動して、保存した画像データを印字出力する(ステップS304)。このとき、接続端子部41aに外部表示装置41が接続されており、かつ、外部表示装置41の電源がオン状態(またはスリープモード状態)である場合には、制御部31は、保存した画像データを外部表示装置41に表示する。なお、表示時間は、例えば音声データの出力完了後、所定時間(例えば10秒等)経過すると自動的にオフするようにしてもよいし、その部署にいる担当者が手動でオフするようにしてもよい。
一方、制御部31は、送信されてきた音声データがリアルタイム送信であるか否かを判断し(ステップS305)、リアルタイム送信である場合(ステップS305でYesと判断された場合)には、送信されてきた音声データを、音声出力部38を介してスピーカ38aからそのまま音声出力する(ステップS306)。
一方、送信されてきた音声データがリアルタイム送信でない場合(ステップS305でNoと判断された場合)には、送信されてきた音声データを記憶部37に保存し(ステップS307)、その後、保存した音声データを読み出して、音声出力部38を介してスピーカ38aから音声出力する(ステップS308)。
以上により、端末装置10にて指定されたグループ番号(002)の2台の複合機30(すなわち、第1技術部に設置されている複合機30と第2技術部に設置されている複合機30)からそれぞれ同じ音声データがほぼ同時に出力され、また画像データがある場合には、その画像データが印字出力されるとともに、外部表示装置41が電源オン状態(またはスリープモード状態)で接続されている場合には、その外部表示装置41に画像データが表示されることになる。これにより、端末装置10の利用者(送信者)は、第1技術部と第2技術部の全員に音声による連絡を行うことができるとともに、画像データによる資料がある場合には、その資料を外部表示装置41に表示することで、全員にその資料を見せることができる。このように、出力対象の音声データと関連する画像データ(資料等)を、音声出力している複写機30で印字出力し、または、接続されている外部表示装置41に表示することで、放送システム1としての利便性を向上させることができる。
本発明の放送システム1によれば、サーバ装置20にて送信先の複合機30をグループ管理することにより、送信元である端末装置10にて個別に送信先である複合機30を管理する必要がなくなるため、端末装置10を利用する送信者にとって利便性が向上する。
<処理動作例2>
処理動作例2は、上記処理動作例1にさらに音声出力の指定時刻を追加した例であり、かつ、その指定時刻の管理をサーバ装置20で行う例である。以下、処理動作例2について、図5に示す登録情報テーブルT1及び図6に示すグループ情報テーブルT2を参照し、図10及び図11に示すフローチャートに従って説明する。ただし、図10は端末装置10の処理動作、図11はサーバ装置20の処理動作である。
(1)端末装置10の処理動作(図10参照)
任意の端末装置10の利用者は、所望する複合機30に対して音声データ(または音声データと画像データ)を送信する場合、入力部13を操作して、まずサーバ装置20に対してグループ情報テーブルT2の送信を要求する(ステップS111)。そして、サーバ装置20からグループ情報テーブルT2を受信すると、制御部11は、受信したグループ情報テーブルT2を表示部12に表示する(ステップS112)。
利用者は、その表示されたグループ情報テーブルT2から、音声データ(または音声データと画像データ)を送信したいグループを選択する(ステップS113)。すなわち、入力部13を操作して、グループ情報テーブルT2上の所望のグループにカーソルを移動してクリックする、若しくは、入力部13のテンキーを操作して所望のグループのグループ番号を直接入力する。これにより、制御部11は、送信すべきグループ番号を認識する。ここでは、例えばグループ番号(003)の営業部が選択されたものとして以下説明する。
次に、利用者は、すでに音声データ(または音声データと画像データ)が記憶部15に記憶されている場合には、入力部13を操作して、記憶部15から音声データ(または音声データと画像データ)を取り出して送信する操作を行う。このとき、利用者は、音声出力の時刻を指定する場合には、指定時刻を入力する操作も行う。これにより、制御部11は、ステップS114でYesと判断し、記憶部から取り出した音声データ(または音声データと画像データ)と入力された指定時刻の情報とをグループ番号(003)とともにサーバ装置20に送信し(ステップS115)、処理を終了する。
一方、利用者は、音声データをこれから入力する場合には、まず入力部13を操作して音声出力の指定時刻を入力し(ステップS116)、この後、音声処理部14のマイク入力端子14aに接続されているマイク14bから音声入力を開始する。これにより、制御部11は、ステップS114でNoと判断し、マイク14bから入力される音声を音声処理部14で音声データに処理しつつ、選択されたグループ番号(003)と入力された指定時刻の情報とともにサーバ装置20に順次送信する(ステップS117)。このとき、記憶部15に送信すべき画像データが記憶されており、入力中の音声データとともに送信する場合(すなわち、入力部13を操作して画像データを音声データとともに送信する操作が行われている場合)には、画像データもグループ番号(003)とともに送信する。そして、最後に音声データの送信を終了すると、処理を終了する。
(2)サーバ装置20の処理動作(図11参照)
サーバ装置20は、各端末装置10からの各種テーブルの送信要求を監視している(ステップS211)。そして、任意の端末装置10からグループ情報テーブルT2の送信要求があると(ステップS211でYesと判断されると)、記憶部22に記憶しているグループ情報テーブルT2を読み出して送信要求のあった端末装置10に送信する(ステップS202)。
この後、サーバ装置20は、端末装置10からグループ番号と音声データ(または音声データと画像データ)とが送信されてくるのを監視する(ステップS213)。
そして、グループ番号と音声データ(または音声データと画像データ)とが送信されてくると(ステップS213でYesと判断されると)、制御部21は、送信されてきた音声データがリアルタイム送信であるか否かを判断する(ステップS214)。
その結果、リアルタイム送信である場合(ステップS214でYesと判断された場合)には、次に、送信されてきたデータの中に指定時刻の情報が含まれているか否かを判断する(ステップS215)。その結果、指定時刻の情報が含まれていない場合(ステップS215でNoと判断された場合)には、受信したグループ番号(003)に基づいてグループ情報テーブルT2から該当グループの対象複合機の名称(ここでは、「third」と「fourth」)を取得し、登録情報テーブルT1から該当する名称の複合機のIPアドレス(「***.***.0.103」、「***.***.0.104」)を取得して(ステップS216)、取得したIPアドレスの複合機30(「third」と「fourth」)に、受信している音声データを順次送信する(ステップS217)。このとき、画像データが同時に送信されてきている場合には、その画像データも合わせて複合機30に送信する。そして、送信を終了すると、処理を終了する。
一方、ステップS215において、送信されてきたデータの中に指定時刻の情報が含まれている場合(ステップS215でYesと判断された場合)には、受信した音声データ(または音声データと画像データ)と指定時刻情報とを記憶部22に保存する(ステップS218)。次に、制御部21は、時計部23の計測時刻を監視して、記憶部22に記憶された指定時刻になったか否かを監視する(ステップS219)。そして、指定時刻になると(ステップS219でYesと判断されると)、受信したグループ番号(003)に基づいてグループ情報テーブルT2から該当グループの対象複合機の名称(「third」と「fourth」)を取得し、登録情報テーブルT1から該当する名称の複合機のIPアドレス(「***.***.0.103」、「***.***.0.104」)を取得して(ステップS220)、取得したIPアドレスの複合機30(「third」と「fourth」)に、記憶部22に保存した音声データ(または音声データと画像データ)を読み出して送信し(ステップS221)、処理を終了する。
一方、ステップS214において、送信されてきた音声データがリアルタイム送信で無い場合、すなわち、一塊りのデータとして送信されてきた場合(ステップS214でNoと判断された場合)には、次に、送信されてきたデータの中に指定時刻の情報が含まれているか否かを判断する(ステップS222)。その結果、指定時刻の情報が含まれていない場合(ステップS222でNoと判断された場合)には、受信した音声データ(または音声データと画像データ)を一旦記憶部22に保存する(ステップS223)。そして、受信したグループ番号(003)に基づいてグループ情報テーブルT2から該当グループの対象複合機の名称(「third」と「fourth」)を取得し、登録情報テーブルT1から該当する名称の複合機のIPアドレス(「***.***.0.103」、「***.***.0.104」)を取得して(ステップS224)、取得したIPアドレスの複合機30(「third」と「fourth」)に、一旦記憶部22に保存した音声データ(または音声データと画像データ)を読み出して送信し(ステップS225)、処理を終了する。
一方、ステップS222において、送信されてきたデータの中に指定時刻の情報が含まれている場合(ステップS222でYesと判断された場合)には、ステップS218に処理を進めて、ステップS218からステップS221までの処理を実行する。
(3)複合機30の処理動作
複合機30の処理動作は、上記処理動作例1で説明した図9に示す処理動作と同じであるので、ここでは複合機30の処理動作の説明を省略する。
以上により、端末装置10にて指定されたグループ番号(003)の2台の複合機30(すなわち、第1営業部に設置されている複合機30と第2営業部に設置されている複合機30)からそれぞれ、指定された時刻に同じ音声データが出力され、また画像データがある場合には、その画像データが印字出力されるとともに、外部表示装置41が電源オン状態(またはスリープモード状態)で接続されている場合には、その外部表示装置41に画像データが表示されることになる。
処理動作例2によれば、端末装置10の利用者(送信者)により、出力したい音声データの出力時刻が事前に指定されている場合には、その指定時刻情報を音声データ(または音声データと画像データ)と合わせてサーバ装置20に送信することで、サーバ装置20でその指定時刻を管理し、指定時刻になると、サーバ装置20から選択されたグループの複合機30に対して音声データ(または音声データと画像データ)を一斉送信することで、指定時刻に各複合機30から音声データを一斉出力することが可能となる。
<処理動作例3>
処理動作例3は、上記処理動作例1にさらに音声出力の指定時刻を追加した例であり、かつ、その指定時刻を複合機30で行う例である。以下、処理動作例3について、図5に示す登録情報テーブルT1及び図6に示すグループ情報テーブルT2を参照し、図12及び図13に示すフローチャートに従って説明する。ただし、図12はサーバ装置20の処理動作、図13は複合機30の処理動作である。
(1)端末装置10の処理動作
端末装置10の処理動作は、上記処理動作例2で説明した図10に示す処理動作と同じであるので、ここでは複合機30の処理動作の説明を省略する。
(2)サーバ装置20の処理動作(図12参照)
サーバ装置20は、各端末装置10からの各種テーブルの送信要求を監視している(ステップS231)。そして、任意の端末装置10からグループ情報テーブルT2の送信要求があると(ステップS231でYesと判断されると)、記憶部22に記憶しているグループ情報テーブルT2を読み出して送信要求のあった端末装置10に送信する(ステップS232)。
この後、サーバ装置20は、端末装置10からグループ番号と音声データ(または音声データと画像データ)とが送信されてくるのを監視する(ステップS233)。
そして、グループ番号と音声データ(または音声データと画像データ)とに加えて指定時刻の情報が送信されてくると(ステップS233でYesと判断されると)、制御部21は、送信されてきた音声データがリアルタイム送信であるか否かを判断し(ステップS234)、リアルタイム送信である場合(ステップS234でYesと判断された場合)には、受信したグループ番号(003)に基づいてグループ情報テーブルT2から該当グループの対象複合機の名称(ここでは、「third」と「fourth」)を取得し、登録情報テーブルT1から該当する名称の複合機のIPアドレス(「***.***.0.103」、「***.***.0.104」)を取得して(ステップS235)、取得したIPアドレスの複合機30(「third」と「fourth」)に、指定時刻情報を送信するとともに、受信している音声データを順次送信する(ステップS236)。このとき、画像データが一緒に送信されてきている場合には、その画像データも合わせて複合機30に送信する。そして、送信を終了すると、処理を終了する。
一方、送信されてきた音声データがリアルタイム送信で無い場合、すなわち、一塊りのデータとして送信されてきた場合(ステップS234でNoと判断された場合)には、受信した音声データ(または音声データと画像データ)を指定時刻情報とともに一旦記憶部22に保存する(ステップS237)。そして、受信したグループ番号(003)に基づいてグループ情報テーブルT2から該当グループの対象複合機の名称(「third」と「fourth」)を取得し、登録情報テーブルT1から該当する名称の複合機のIPアドレス(「***.***.0.103」、「***.***.0.104」)を取得して(ステップS238)、取得したIPアドレスの複合機30(「third」と「fourth」)に、記憶部22に保存した音声データ(または音声データと画像データ)と指定時刻情報とを読み出して送信し(ステップS239)、処理を終了する。
(3)複合機30の処理動作(図13参照)
複合機30は、サーバ装置20から送信されてくる音声データの待ち受け状態となっている(ステップS331)。
そして、「third」と「fourth」の複合機30に、サーバ装置20からそれぞれ音声データ(または音声データと画像データ)が送信されてくると(ステップS331でYesと判断されると)、制御部31は、送信されてきた音声データと一緒に画像データも送信されてきたかを判断し(ステップS332)、画像データが送信されてきている場合(ステップS332でYesと判断された場合)には、その画像データを記憶部37に保存する(ステップS333)。
次に、制御部31は、送信されてきた音声データがリアルタイム送信であるか否かを判断し(ステップS334)、リアルタイム送信である場合(ステップS3334でYesと判断された場合)には、次に、送信されてきたデータの中に指定時刻の情報が含まれているか否かを判断する(ステップS335)。その結果、指定時刻の情報が含まれていない場合(ステップS335でNoと判断された場合)には、送信されてきた音声データを、音声出力部38を介してスピーカ38aからそのまま音声出力するとともに、画像データが記憶部37に保存されている場合には、その画像データを読み出して出力する(ステップS336)。すなわち、制御部31は、画像処理部33及び画像形成部34を駆動して、保存した画像データを印字出力する。このとき、接続端子部41aに外部表示装置41が接続されており、かつ、外部表示装置41の電源がオン状態(またはスリープモード状態)である場合には、制御部31は、保存した画像データを外部表示装置41に表示する。なお、表示時間は、例えば音声データの出力完了後、所定時間(例えば10秒等)経過すると自動的にオフするようにしてもよいし、その部署にいる担当者が手動でオフするようにしてもよい。
一方、ステップS335において、送信されてきたデータの中に指定時刻の情報が含まれていると判断した場合(ステップS335でYesと判断した場合)には、受信した音声データ(または音声データと画像データ)と指定時刻情報とを記憶部37に一旦保存する(ステップS337)。次に、制御部31は、時計部39の計測時刻を監視して、記憶部37に記憶された指定時刻になったか否かを監視する(ステップS338)。そして、指定時刻になると(ステップS338でYesと判断されると)、記憶部37から音声データを読み出し、音声出力部38を介してスピーカ38aから音声出力するとともに、画像データが記憶部37に保存されている場合には、その画像データを読み出して出力(すなわち、印字出力、画像表示等)する(ステップS339)。
一方、ステップS334において、送信されてきた音声データがリアルタイム送信でない場合(ステップS334でNoと判断された場合)には、次に、送信されてきた(受信した)データの中に指定時刻の情報が含まれているか否かを判断する(ステップS340)。その結果、指定時刻の情報が含まれていない場合(ステップS340でNoと判断された場合)には、送信されてきた音声データを記憶部37に保存し(ステップS341)、その後、保存した音声データを読み出して、音声出力部38を介してスピーカ38aから音声出力するとともに、画像データが記憶部37に保存されている場合には、その画像データを読み出して出力(すなわち、印字出力、画像表示等)する(ステップS342)。
一方、ステップS340において、送信されてきたデータの中に指定時刻の情報が含まれていると判断した場合(ステップS340でYesと判断した場合)には、ステップS337に処理を進めて、ステップS337からステップS339までの処理を実行する。
以上により、端末装置10にて指定されたグループ番号(003)の2台の複合機30(すなわち、第1営業部に設置されている複合機30と第2営業部に設置されている複合機30)から指定時刻にそれぞれ同じ音声データが出力され、画像データがある場合にはその画像データも出力(印字出力、画像表示等)されることになる。
処理動作例3によれば、端末装置10の利用者(送信者)により、出力したい音声データの出力時刻が事前に指定されている場合には、その指定時刻情報を音声データと合わせてサーバ装置20を経由して各複合機30に送信することで、各複合機30でその指定時刻を管理し、指定時刻になると、記憶部37に保存している音声データを読み出して出力することで、指定されたグループの全複合機30から、同じ音声データを一斉出力することが可能となる。この場合、その指定時刻に複合機30がネットワークNに接続されていなくても、全ての管理を複合機30で行うことから、その指定時刻に確実に音声出力及び画像出力を行うことができる。
以上が、任意の端末装置10から音声データを送信して所望の複合機30から音声データを出力させる処理動作例である。
上記処理動作例1〜3では、端末装置10の利用者(送信者)がグループ情報テーブルT2から送信先のグループを選択しているが、グループ情報テーブルT2に希望するグループがなかった場合には、自らグループを作成してグループ情報テーブルT2に登録できるようになっている。ここで、グループ情報テーブルT2に新たなグループを登録する処理手順について説明する。
任意の端末装置10の利用者は、入力部13を操作して、サーバ装置20に対して登録情報テーブルT1の送信を要求する。そして、サーバ装置20から登録情報テーブルT1を受信すると、制御部11は、受信した登録情報テーブルT1を表示部12に表示する。
利用者は、その表示された登録情報テーブルT1から、送信したいグループを構成する複数の複合機30を選択する。例えば、登録情報テーブルT1から複合機名称「sixth」と「seventh」とを選択し、グループ名称として「実験室」と入力する。そして、これらのデータをグループ情報テーブルT2への登録情報として、サーバ装置20に送信する。サーバ装置20は、この登録情報を受信すると、グループ名称「実験室」に新たなグループ番号(この例では通し番号の(007))を付与してグループ情報テーブルT2に登録する。図14は、このようにして新たなグループが登録されたグループ情報テーブルT2の構成例を示している。このように、本実施形態では、端末装置10の利用者が、グループ情報テーブルT2に登録するグループを自由に追加できるようになっている。
また、図15は、グループ情報テーブルT2の他の実施例を示している。
この実施例では、グループ情報テーブルT2は、登録されている各グループの使用履歴情報を書き込む項目欄が設けられている。端末装置10は、音声データを送信するとき、サーバ装置20から取得したグループ情報テーブルT2を、使用履歴情報に基づいて決定された表示順に従って表示する構成としている。このような構成とすれば、グループ情報テーブルT2に登録されているグループが多い場合、使用履歴情報に基づいて決定された表示順に従ってグループを表示することで、端末装置10の利用者(送信者)は、使用したいグループを比較的早く見つけることが可能となる。
この実施例では、使用履歴情報として使用頻度と使用時刻の2つの情報が新たな項目として付加されている。ここで、使用頻度とは、例えば直近1箇月(この期間は任意である)の間にそのグループが利用された回数を示している。また、使用時刻とは、使用回数に関係なく直近に使用された時刻を示している。図15の例では、「全館」のグループは5回利用され、直近の使用時刻が2010年11月5日の午後1時15分となっている。また、「技術部」のグループは10回利用され、直近の使用時刻が2010年11月6日の午前10時00分となっている。また、「営業部」のグループは13回利用され、直近の使用時刻が2010年10月30日の午後3時00分となっている。また、「2階」のグループは8回利用され、直近の使用時刻が2010年10月15日の午前11時00分となっている。また、「個別グループA」のグループは3回利用され、直近の使用時刻が2010年10月5日の午後1時00分となっている。また、「個別グループB」のグループは2回利用され、直近の使用時刻が2010年10月3日の午後1時30分となっている。また、「実験室」のグループは4回利用され、直近の使用時刻が2010年11月7日の午後2時00分となっている。
ここで、グループ情報テーブルT2の使用頻度情報を用いる場合、このグループ情報テーブルT2を取得した端末装置10では、グループ情報テーブルT2を図16に示すように、使用頻度の高い順に表示する。図16では、グループが7つしか登録されていないため見た目はさほど変わらないが、グループ情報テーブルT2に登録されているグループが多い場合(例えば、グループが20とか30といった具合に多数登録されている場合)には、使用頻度の高い順に表示することで、端末装置10の利用者は、使用しようとしているグループを比較的早く見つけることが可能となる。
一方、グループ情報テーブルT2の使用時刻を用いる場合、このグループ情報テーブルT2を取得した端末装置10では、グループ情報テーブルT2を図17に示すように、使用時刻の新しい順に表示する。図17では、グループ情報テーブルT2に登録されているグループが多い場合(例えば、グループが20とか30といった具合に多数登録されている場合)には、使用時刻の新しい順に表示することで、端末装置10の利用者は、使用しようとしているグループを比較的早く見つけることが可能となる。
ところで、グループ情報テーブルT2に登録するグループを自由に追加できるようにした場合、グループ情報テーブルT2に多くのグループが登録されることになるが、その中には、すでに使用されなくなった不要なグループ情報も含まれる可能性が高い。そこで、本実施形態では、サーバ装置20の制御部21は、グループ情報テーブルT2の使用時刻情報に基づき、予め設定された期間(例えば、直近1箇月等)より古いグループ情報をグループ情報テーブルT2から削除する構成としてもよい。例えば、本日が2010年11月10日とすると、直近1箇月より前のグループは、図15から「個別グループA」と「個別グループB」であるから、これらのグループをグループ情報テーブルT2から削除するようにテーブルを更新する。このように、古いグループ情報をグループ情報テーブルT2から削除して、使用される可能性の高いものだけをグループ情報として残すことで、端末装置10の利用者の使い勝手を向上させることができる。
一方、グループ情報テーブルT2の管理という意味では、登録可能なグループの件数を一定数(例えば、20件等)に制限し、これを超える登録があった場合には、すでに登録されているグループの中から、使用頻度の低いもの、または、使用時刻の古いものを順次消去するように構成してもよい。これにより、グループ情報テーブルT2において、常に一定数を超えない範囲でグループ登録を管理することが可能となる。
なお、上記実施形態では、端末装置10からの音声データを送信するとき、グループ情報テーブルT2からグループを選択して送信する構成としているが、サーバ装置20から登録情報テーブルT1を取得し、この登録情報テーブルT1から所望の複合機30を選択して個別に送信することも可能である。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の放送システムは、各部署等に設置されている画像形成装置をスピーカとして利用することで、従来の館内放送システムとして利用可能であるとともに、画像形成装置自体の機能も利用した新たな館内放送システムとして利用することができる。
1 放送システム
10 端末装置
11 制御装部
12 表示部
13 入力部
14 音声処理部
14a マイク入力端子
14b マイク
15 記憶部
16 接続端子部
17 通信部
18 バス
20 サーバ装置
21 制御部
22 記憶部
23 時計部
24 通信部
25 バス
30 複合機(画像形成装置)
31 制御部
32 原稿読取部
33 画像処理部
34 画像形成部
35 入力部
36 表示部
37 記憶部
38 音声出力部
39 時計部
40 通信部
41 外部表示装置
41a 接続端子部
T1 登録情報テーブル
T2 グループ情報テーブル
N ネットワーク

Claims (10)

  1. 音声データを送信する端末装置と、前記端末装置からの音声データを受信するサーバ装置と、前記サーバ装置から送信されてきた音声データを受信して出力する複数の画像形成装置とがネットワークを介して接続された放送システムであって、
    前記サーバ装置は、前記複数の画像形成装置を複数のグループに分けたグループ情報テーブルを備え、前記画像形成装置は、音声出力手段を備えており、
    前記端末装置は、音声データを送信するとき、前記サーバ装置から前記グループ情報テーブルを取得し、取得したグループ情報テーブルの中から送信グループを選択して前記音声データを送信し、
    前記サーバ装置は、受信した音声データを、選択された前記グループの全画像形成装置に送信し、
    前記画像形成装置は、前記サーバ装置から送信されてきた音声データを前記音声出力手段を介して出力することを特徴とする放送システム。
  2. 請求項1に記載の放送システムであって、
    前記サーバ装置は、前記画像形成装置の設置部署や設置階、設置エリアなどの情報が登録された登録情報テーブルを備え、
    前記グループ情報テーブルは、前記登録情報テーブルの情報を元に作成されていることを特徴とする放送システム。
  3. 請求項2に記載の放送システムであって、
    前記端末装置は、音声データを送信するとき、前記サーバ装置から前記登録情報テーブルを取得し、取得した前記登録情報テーブルに基づいて新たなグループを作成して前記サーバ装置の前記グループ情報テーブルに登録可能に設けられていることを特徴とする放送システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の放送システムであって、
    前記サーバ装置は、前記端末装置から送信されてきた音声データに出力時刻の指定情報が含まれている場合には、その指定された時刻に、受信した前記音声データを選択された前記グループの全画像形成装置に送信することを特徴とする放送システム。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の放送システムであって、
    前記サーバ装置は、前記端末装置から送信されてきた音声データに出力時刻の指定情報が含まれている場合には、その指定された時刻情報を受信した音声データとともに、選択された前記グループの全画像形成装置に送信し、
    前記時刻情報と前記音声データとを受信した画像形成装置は、受信した音声データを一旦保存するとともに、指定された時刻になると保存した前記音声データを出力することを特徴とする放送システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の放送システムであって、
    前記グループ情報テーブルには、登録されている各グループの使用履歴情報が付加されており、
    前記端末装置は、音声データを送信するとき、前記サーバ装置から取得した前記グループ情報テーブルを、前記使用履歴情報に基づいて決定された表示順に従って表示することを特徴とする放送システム。
  7. 請求項6に記載の放送システムであって、
    前記表示順は、使用頻度の高いもの、または、使用時刻の新しいものから順に表示することを特徴とする放送システム。
  8. 請求項6または請求項7に記載の放送システムであって、
    前記サーバ装置は、前記使用履歴情報に基づき、予め設定された期間より古いグループ情報を前記グループ情報テーブルから削除することを特徴とする放送システム。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の放送システムであって、
    前記端末装置は、前記音声データに画像データを付加して送信し、
    前記サーバ装置は、前記画像データの付加された音声データを、選択されたグループの全画像形成装置に送信し、
    前記画像形成装置は、受信した音声データを前記音声出力手段から出力する際に、受信した画像データを画像処理手段によって印字出力することを特徴とする放送システム。
  10. 請求項9に記載の放送システムであって、
    前記画像形成装置は、表示装置を接続可能に設けられ、受信した画像データを前記表示装置に表示することを特徴とする放送システム。
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