JP2012114520A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2012114520A
JP2012114520A JP2010259517A JP2010259517A JP2012114520A JP 2012114520 A JP2012114520 A JP 2012114520A JP 2010259517 A JP2010259517 A JP 2010259517A JP 2010259517 A JP2010259517 A JP 2010259517A JP 2012114520 A JP2012114520 A JP 2012114520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
images
unit
image processing
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010259517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5569357B2 (ja
Inventor
Masayoshi Shimizu
雅芳 清水
Hiroyuki Kobayashi
弘幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2010259517A priority Critical patent/JP5569357B2/ja
Priority to US13/137,447 priority patent/US8687846B2/en
Priority to EP11177716.5A priority patent/EP2456191A3/en
Priority to CN201110259661.2A priority patent/CN102480595B/zh
Publication of JP2012114520A publication Critical patent/JP2012114520A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5569357B2 publication Critical patent/JP5569357B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/684Vibration or motion blur correction performed by controlling the image sensor readout, e.g. by controlling the integration time
    • H04N23/6845Vibration or motion blur correction performed by controlling the image sensor readout, e.g. by controlling the integration time by combination of a plurality of images sequentially taken

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】複数の画像を用いて合成する際に、重ね合わせ後の補正処理をすることなく、より良好な画像を得ること。
【解決手段】撮像部により撮像された撮像対象を含む複数の画像を取得する取得部と、取得部により取得された複数の画像に含まれる第一の画像と第二の画像との位置ずれを検出すると共に、該第一の画像が該第二の画像に対する重ね合わせに適した画像であるかを判定する判定部と、判定部による判定結果に基づいて、複数の画像の中から所定数の画像を選択する選択部と、選択部により選択された所定数の画像を合成する合成部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の画像を重ね合わせる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
近年、デジタルカメラなどの普及に伴い、デジタル画像処理によって画質の優れた画像を得ることが可能になっている。例えば、デジタルカメラなどの撮像機器では、手振れ補正処理、又はノイズ除去処理などの補正処理が実装され、撮像機器で撮像された画像の画質が向上している。
この手振れ補正の方法として、光学的に手振れを補正する方法と、画像処理によって手振れを補正する方法がある。前者は、機械的にぶれを検出し、光学系を移動して、手振れを補正するものであり、これらの機構のための実装空間をとれる機器に使用される。一方、後者は、画像処理で実現するため、実装空間が制限される小型の機器に好適である。
例えば、デジタルカメラやカメラ付携帯電話では、短い露光時間で連続的に撮影した画像を合成(重ね合わせ)する。短い露光時間の画像は、手振れの影響が少ないが、光量不足であるため、連写した複数の画像を合成して、ノイズの少ない手振れを抑制した画像を生成する。
図1は、従来技術を説明するための図である。図1(A)は、露光時間が長いため、ぶれ幅が大きくなり、結果的にぼけてしまった画像を示す。図1(B)は、短い露光時間で連写した場合の画像を示す。これらの画像は、短い露光時間で撮像しているため、ぶれ幅は小さいが、十分な光量を得られずに暗い画像となっている。図1(C)は、図1(B)に示す画像を重ね合わせた画像を示す。複数の画像を重ね合わせることで、光量不足を補うことができる。
前述した画像処理で手振れを補正する技術では、複数の画像に対して、位置合わせ処理、重ね合わせ処理を行うのが基本処理である。このうち、位置合わせ処理が適切に実行できなかった場合、重ね合わせ処理した画像が滲んだように見えるなどの画質劣化が発生する。
位置合わせ処理が適切にできない理由としては、基本的に平行移動で位置合わせを行う場合が多いので、回転が加わった手振れを適切に位置合わせすることができないからである。基本的に平行移動で位置あわせを行うのは、回転処理を行う場合に比べて処理負荷を軽減するためである。
そこで、良好な合成画像を得るために、例えば、露光中の撮像素子からの出力により像の位置変化を求め、その位置変化に基づいて像を合成して像ぶれ補正を行い、合成されなかった部分の画像データを補正する技術がある(特許文献1)。
さらに、関連する複数画像のうちの2枚の画像間の相対変位を求め、相対変位の信頼性が低い画像を重ね合わせ処理に採用せず、画像間の相対変位の信頼性が高い画像を合成することで、適切な像ぶれ補正を行う技術がある(特許文献2)。
特開2005−101837号公報 特開2007−272459号公報
しかし、特許文献1では、複数の画像を合成した後に、合成されなかった領域の画像データを補正するため、合成されずに補正を行った領域と、合成された領域とで差異が生じてしまう。特に、詳細な画像ではこの差異が目立ちやすくなる。また、特許文献2に開示の技術により生成された合成画像は、必ずしも、重ねあわせ後の補正処理が不要な画像となっている補償はない。
そこで、開示の画像処理装置は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の画像を用いて合成する際に、重ね合わせ後の補正処理をすることなく、より良好な画像を得ることを目的とする。
開示の一態様における画像処理装置は、撮像部により撮像された撮像対象を含む複数の画像を取得する取得部と、前記取得部により取得された複数の画像に含まれる第一の画像と第二の画像との位置ずれを検出すると共に、該第一の画像が該第二の画像に対する重ね合わせに適した画像であるかを判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて、前記複数の画像の中から所定数の画像を選択する選択部と、前記選択部により選択された所定数の画像を合成する合成部と、を備える。
開示の画像処理装置などは、複数の画像を用いて合成する際に、重ね合わせ後の補正処理をすることなく、より良好な画像を得ることができる。
従来技術を説明するための図。 各実施例に共通する画像処理装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例1における補正処理部の構成の一例を示すブロック図。 実施例1における判定部の構成の一例を示すブロック図。 レベル差とエッジ強度との関係を説明する図。 エッジ強度算出対象の画素の一例を示す図。 ノイズ除去を説明するための図。 実施例1における画像合成の一例を示す図。 実施例1における画像処理の一例を示すフローチャート。 実施例1における重ね合わせ判定処理の一例を示すフローチャート。 実施例2における補正処理部の構成の一例を示すブロック図。 実施例2における判定部の構成の一例を示すブロック図。 特徴点の一例を示す図。 平均移動ベクトルと各移動ベクトルとの一致数が少ない例を示す図。 平均移動ベクトルと各移動ベクトルとの一致数が多い例を示す図。 平均ベクトルと各移動ベクトルの一致数が少ない場合の重ね合わせを説明する図。 平均ベクトルと各移動ベクトルの一致数が多い場合の重ね合わせを説明する図。 実施例2における画像処理の一例を示すフローチャート。 実施例2における重ね合わせ判定処理の一例を示すフローチャート。 実施例1、2における画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。
まず、一般的な画像処理による手振れ補正の前提について説明する。画像処理による手振れ補正では、撮影にかかる時間を極力短くしたいので、必要最低限の連写枚数で手振れ補正を行う。手振れ補正で効果があるのは、6連写程度であり、これ以上の連写は必要ないと考えられている。撮影時間を短くしたい理由は、撮影している間、手によるぶれ幅が大きくならないようするためである。よって、少ない連写枚数で撮影時間を短くしつつ、良好な画像を得る努力が一般的になされていた。
一方、以下に説明する各実施例では、撮影時間を短くすることにこだわらない。各実施例では、連写された複数の画像の中から、適切に合成できる所定数の画像を選択し、選択された画像を合成するからである。よって、連写枚数が多いほど、合成に適した画像の組み合わせが多くなる。各実施例では、適切に合成できる所定数が選択できた場合に、撮影を完了するようにしてもよい。以下、添付図面を参照しながら前述した考えに基づく各実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
<構成>
図2は、各実施例に共通する画像処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。図2において、画像処理装置10は、レンズ101、イメージセンサ102、撮影制御部103、AGC(Auto Gain Control)回路104、AD変換器(Analog Digital Converter、ADC)105、画像処理部(イメージシグナルプロセッサ(ISP)ともいう)106、画像記憶部107、補正処理部108を含む。
レンズ101は、撮像対象(被写体)からの光をイメージセンサ102上に集光する。イメージセンサ102は、撮像対象からレンズ101を介して受光された光を電荷に光電変換して蓄積する受光部(不図示)と、蓄積された電荷を光電変換データとして出力する信号出力部(不図示)を備える。
AGC回路104は、イメージセンサ102から出力された光電変換データのゲインを制御する。
ADC105は、ゲインが制御された光電変換データをアナログからデジタルに変換する。
画像処理部106は、ADC105の出力を基に、画像データを生成する。例えば、画像処理部106は、ADC105から入力した信号(「生データ」ともいう)を基に、色分離処理、ディスプレイにおいて明るさをリニアに表現するためのガンマ補正処理、光源の温度によらず白を白として表現するためのホワイトバランス制御処理、等を行う。色分離処理を介して、入力信号は、YUV信号、RGB信号、等の要求される形式へ変換される。
画像処理部106は、連写撮影により撮像された画像に対し、輝度調節を行って明るい画像に変換する。例えば、画像処理部106は、画像内で一番大きい輝度値を所定の輝度値になるようゲイン調整し、そのゲイン調整を画像全体に対して行うことで明るさを調整する。
撮影制御部103は、撮影指示に対応して、撮像対象に対して算出された露光制御情報を含む制御信号をイメージセンサ102に出力する。イメージセンサ102は、撮像処理(上記受光部および上記信号出力部による処理)を介して、複数枚の画像データを取り込む。撮影制御部103は、補正処理部108から制御信号を取得した場合、連写撮影を終了するよう制御する。
イメージセンサ102による撮像処理を介して取り込まれた複数枚の画像データは、AGC104、ADC105、画像処理部106を介して画像記憶部107に格納される。
補正処理部108は、画像記憶部107に格納された複数枚の画像データを読み込んで、それらを基に手ぶれ補正された(合成された)1枚の画像データを生成する。補正処理部108は、生成した画像データを、後段の画像データ格納用メモリ(不図示)に出力する。補正処理部108の動作は、後述するそれぞれの実施例で異なる。
補正処理部108は、連写撮影されている場合、所定の条件を満たした場合に撮影を終了するための制御信号を撮影制御部103に出力してもよい。補正処理部108は、画像処理チップとして実装されてもよい。
撮影制御部103、画像処理部106、補正処理部108がプログラムとして実現される場合、撮影制御部103、画像処理部106の処理を実行する中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)と、補正処理部108の処理を実行するCPUとは一致してもよいし、別でもよい。補正処理部108による処理は、画像処理プログラムとして実現されてもよい。
図3は、実施例1における補正処理部108の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、補正処理部108は、取得部200、判定部201、選択部202、合成部203を含む。
取得部200は、画像記憶部107に記憶された複数の画像を取得する。取得される画像は、例えば連写撮影された複数の画像である。また、取得部200は、複数の画像を取得する際、所定数(例えば2)の組み合わせの画像、又は連続する所定数(例えば2)の組み合わせの画像を順に取得してもよい。
判定部201は、取得部200により取得された複数の画像に対して、重ね合わせに適している画像であるか否かを判定する。重ね合わせの適否の具体的な判定方法については、判定部201の構成(図4)を説明する際に合わせて説明する。
選択部202は、判定部201により重ね合わせに適していると判定された所定数の画像を選択する。所定数は、例えば2〜6のうちのいずれかとする。選択部202は、所定数の画像を選択した時点で、撮影制御部103に撮影終了を示す制御信号を出力してもよい。撮影制御部103は、この制御信号を取得した場合に、連写撮影を終了するようにする。
合成部203は、選択部202により選択された所定数の画像を合成する。合成部203は、例えば、所定数の画像内の対応する画素の平均をとる。これにより、合成画像が生成される。この合成画像は、連写撮影の際に予め短露光にて撮影しておけば、露光中の手ぶれが少なくなるとともに合成により露光時間も確保できるので手振れ補正画像でもある。また、この合成画像は、ノイズを平均化して目立たなくするという意味ではノイズ補正画像でもある。
次に、判定部201の構成と判定処理について説明する。図4は、実施例1における判定部201の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、判定部201は、レベル差算出部301、エッジ強度算出部302、ノイズ除去部303、カウント部304を含む。判定部201の各構成については、(1)レベル差のみで判定、(2)レベル差及びエッジ強度で判定、(3)ノイズ除去後のレベル差で判定、の3つの判定例を用いてその処理を説明する。
(1)レベル差のみで判定
レベル差算出部301は、複数の画像のうちの所定数(例えば2枚)の画像に対し、画像間の各画素のレベル差を算出する。レベル差は、例えば画素差分値である。レベル差算出部301は、例えば、複数の画像のうちから2枚を選ぶ全ての組み合わせに対してレベル差を算出する。例えば、10枚の画像から2枚の組み合わせを選ぶのに、10通りの組み合わせが存在する。
しかし、一般的には、連続する2枚の組み合わせの画像同士が類似する可能性が高いため、取得部200は連続する2枚の組み合わせを順に取得するとする。このとき、レベル算出部301は、取得部200により取得した連続する2枚の組み合わせに対してレベル差を算出するようにしてもよい。例えば、1枚目及び2枚目の画像、2枚目及び3枚目の画像、・・・の順にレベル差が算出される。レベル差算出部301は、算出したレベル差をカウント部304に出力する。取得部200は、連続する3枚以上の組み合わせの画像を取得するようにしてもよい。
レベル差算出部301は、画像1、2の対応位置にある各画素のレベル差Δaを算出する。カラー画像RGBの場合、画像1の各画素をR1、G1、B1とし、画像2
の各画素をR2、G2、B2とし、画素位置をx、yとすれば、以下の式(1)によりレベル差Δaが算出できる。
レベル差算出部301は、各組み合わせにおける各画素位置のレベル差をカウント部304に出力する。
カウント部304は、各組み合わせにおける画像間の各画素のレベル差が閾値(例えば5)以上の場合をカウントする。カウント部304は、各組み合わせに対するカウント値を、重ね合わせの適否判定の判定結果として選択部202に出力する。カウント値が大きければ重ね合わせに適していないことを表し、カウント値が小さければ重ね合わせに適していることを表す。
選択部202は、例えば、判定部201から取得したカウント値が一番小さい組み合わせの画像を、重ね合わせ対象の画像として選択する。この場合、所定数は2とする。また、所定数は2である必要はなく、取得部200により連続する3枚の画像が取得されていれば、所定数は3などでもよい。所定数が3の場合、カウント部304は、連続する3枚について1枚目と2枚目、1枚目と3枚目に対するレベル差のうち、閾値(例えば5)を超える画素を重複せずにカウントすればよい。これにより、簡易な方法で、処理負荷をかけずに重ね合わせに適した画像を選択することができる。
(2)レベル差及びエッジ強度で判定
レベル差算出部301は、前述した通り、複数の画像のうちの所定数(例えば2枚)の画像に対し、画像間の各画素のレベル差を算出する。レベル差算出部301は、算出した各画素のレベル差をカウント部304に出力する。
エッジ強度算出部302は、取得部200から取得した画像のエッジ強度を算出する。エッジ強度は、エッジの強い部分であるかどうかを示す尺度である。
図5は、レベル差とエッジ強度との関係を説明する図である。図5を用いてレベル差とエッジ強度とを説明すると、画像1と画像2とのレベル差を、Δa(RGB値の差分の絶対値の和)とし、画像2のある位置(x,y)と1画素隣(x+1,y)の画素とのレベル差をエッジ強度Δbとする。
この時、エッジ強度Δbが大きい場合には、少し位置がずれるだけでレベル差Δaが大きくなるため、エッジ強度を考慮すると、より適切な画像間のレベル差を求めることができる。例えば、エッジ強度が大きい場合には閾値を大きくし、エッジ強度が小さい場合には閾値を小さくする。これにより、エッジ強度が大きいためにレベル差が大きくなっている画素をカウント値から除外することができる。
エッジ強度算出部302は、例えば、対象画素とその周囲4近傍の画素とのエッジ強度Δbを算出する。図6は、エッジ強度算出対象の画素の一例を示す図である。図6に示すように、3×3の画素マトリックスを仮定し、中心を、対象画素Tとすると、中心画素Tから、それぞれ、x、y方向に前後する4つの画素P1〜P4を、評価対象とする。エッジ強度算出部302は、RGB画像の場合、画像2をR2,G2,B2とし、対象画素位置を、x、y、1つの隣接画素位置を、x+1、yとすると、以下の式(2)で、エッジ強度Δbを計算する。
エッジ強度Δbは、隣接画素の差分でもある。エッジ強度Δbが大きいほど、エッジが大きいことを表す。また、図6に示したように、エッジ強度Δbは、対象画素Tを中心に、4つの隣接画素P1〜P4の各々に対して計算される。対象画素Tのエッジ強度としては、これらの4つの値の平均値などを用いてもよい。エッジ強度算出部302は、求めたエッジ強度Δbをカウント部304に出力する。エッジ強度の詳細な算出については、特許第4553942号公報を参照されたい。
カウント部304は、各画素のレベル差が閾値より大きいか否かを判定する際、閾値をエッジ強度により変更する。例えば、エッジ強度が大きい場合、カウント部304は、閾値を大きな値に変更してレベル差と閾値との比較を行う。これにより、エッジ部分であるために、少しの位置ずれでレベル差が大きくなりやすい画素を、カウント値から除外することができる。閾値については、エッジ強度が大きくなるにつれ、閾値も大きくなるような関数などで表現しておけばよい。この関数などは、実験により適切な式を求めて適用すればよい。カウント部304は、エッジ部分を考慮したカウント値を選択部202に出力する。
選択部202は、例えば、カウント部304により取得したカウント値が一番小さい組み合わせの画像を選択する。これにより、エッジ部分を考慮して変動する閾値を用いてカウントした値に基づき、重ね合わせに適した画像を選択することができる。
(3)レベル差の分布に生じるノイズ除去後に判定
レベル差算出部301は、前述した通り、複数の画像のうちの所定数(例えば2枚)の画像に対し、画像間の各画素のレベル差を算出する。レベル差算出部301は、算出した各画素のレベル差をノイズ除去部303に出力する。
ノイズ除去部303は、連写して撮像した画像に点在して発生したノイズに対し、孤立点除去処理を行って除去する。このノイズは、短時間露光で撮像された画像を輝度調整して明るくした場合に発生するノイズである。レベル差が大きい領域が大きければ位置ずれにより生じたレベル差である可能性が高く、レベル差が大きい領域が小さければノイズによるレベル差である可能性が高い。これにより、ノイズ除去部303は、レベル差が大きい領域が小さい場合、このレベル差がカウント値から除外されるようにする。
ノイズ除去の方法について図7を用いて説明する。図7は、孤立点除去処理におけるノイズ除去を説明するための図である。図7に示す例では、ノイズ除去部303は、閾値(例えば5)よりレベル差が大きいと判定された画素に対し、上下左右の4画素の少なくとも1つに、レベル差が閾値より大きい画素ではない画素が含まれる場合、その画素にフラグを立てる。フラグは、この例では分かりやすくするため「×」とする。また、図7では、レベル差が閾値より大きい画素のみを表示する。
図7(A)は、レベル差が大きい領域が小さい場合の例を示す。図7(A)に示すように、ノイズ除去部303は、フラグを立てる条件に該当する画素にフラグ「×」を立てる。図7(A)では、領域全てに「×」のフラグがつく。この場合、ノイズ除去部303は、この領域を孤立点として除去するため、フラグが立てられた画素のレベル差を小さくする(例えば0にする)。これにより、この領域はカウント部304でカウントされないようにする。
図7(B)は、レベル差が大きい領域が大きい場合の例を示す。図7(B)に示すように、ノイズ除去部303は、フラグを立てる条件に該当する画素にフラグ「×」を立てる。図7(B)では、領域内で、フラグが立たない画素が4つ存在する。ノイズ除去部303は、フラグが立てられた画素のレベル差を小さくし、フラグが立たない画素のみがカウント部304でカウントされるようにする。
カウント部304は、ノイズ除去部303から取得した、ノイズが除去された各画素のレベル差をカウントする。これにより、カウント部304は、ノイズが除去されたレベル差をカウントすることで、純粋に位置ずれで生じたレベル差のみをカウントできる可能性が高くなる。カウント部304は、カウント値を選択部202に出力する。
なお、カウント部304は、エッジ強度算出部302により算出されたエッジ強度を考慮して、(2)で説明したように閾値を変更してもよい。
また、ノイズ除去部303は、カウント部304から、レベル差が大きいとしてカウントされた画素を取得し、この画素に対して孤立点除去処理を行い、残った画素をカウントし、このカウント値を選択部202に出力するようにしてもよい。
選択部202は、例えば、カウント部304により取得したカウント値が一番小さい組み合わせの画像を選択する。これにより、ノイズ部分を除去してカウントした値に基づき、重ね合わせに適した画像を選択することができる。
判定部201は、前述した(1)〜(3)のいずれかの判定方法を用いて重ね合わせに適するか否かを判定すればよい。判定部201は、例えばカウント値を判定結果として出力する。
図8は、実施例1における画像合成の一例を示す図である。図8に示す例では、選択部202は、図8(A)に示す画像と図8(B)に示す画像との組み合わせが、重ね合わせに一番適しているとして選択したとする。
合成部203は、図8(A)に示す画像と図8(B)に示す画像とを重ね合わせて、合成画像を生成する。例えば、合成部203は、画像間の対応する画素の平均をとって合成画像を生成する。図8(C)は、合成画像を示す。合成部203は、複数の画像の中から類似する画像同士を合成するので、図8(C)に示すように良好な合成画像を得ることができる。
<動作>
次に、実施例1における画像処理装置10の動作について説明する。図9は、実施例1における画像処理の一例を示すフローチャートである。図9に示すステップS101で、撮影制御部103による制御で、イメージセンサ102は、短時間露光の光電変換データを取得する。取得された光電変換データは、前述した処理がなされて画像記憶部107に記憶される。
ステップS102で、判定部201は、取得部200から複数の画像を取得し、所定枚数の組み合わせに対して重ね合わせ判定を行う。複数の画像は、例えば数秒間連写撮像して得られた画像である。判定部201は、重ね合わせの判定方法について、前述した(1)〜(3)のいずれを用いてもよい。この重ね合わせ判定の処理は、図10を用いて後述する。
ステップS103で、選択部202は、判定部201により重ね合わせ判定された組み合わせのうち、一番重ね合わせに適している組み合わせを選択する。例えば、選択部202は、判定部201によりカウントされたカウント値を、重ね合わせの判定結果として取得し、このカウント値が一番小さい組み合わせの画像を選択する。
ステップS104で、合成部203は、選択部202により選択された画像同士を重ね合わせ、合成画像を生成する。重ね合わせる枚数は2枚に限られず、実験などにより求められた適切な値が予め設定されていればよい。
これにより、最初から手振れ補正用に合成する枚数分のみを撮影して合成画像を生成するのではなく、重ね合わせに適した画像を選択して合成画像を生成することができる。画質劣化の原因となる、所定の画像に対して位置ずれが大きい画像は、重ね合わせの対象から外れるので、良好な合成画像を生成することができる。
図10は、実施例1における重ね合わせ判定処理の一例を示すフローチャートである。図10に示す例では、前述した(3)の判定方法を用いるがこれに限られない。
ステップS201で、レベル差算出部301は、ある組み合わせにおける画像間の各画素のレベル差を算出する。
ステップS202で、エッジ強度算出部302は、例えば画像間のRGBを用いてエッジ強度を算出する。
ステップS203で、ノイズ除去部303は、画像間の各画素のレベル差において、点在する閾値より大きいレベル差をノイズと判断して除去する(図7参照)。なお、ステップS202とステップS203の順序は問わない。
ステップS204で、カウント部304は、各画素に対し、ノイズ除去部204から取得した画像間における各画素のレベル差が、閾値よりも大きい場合をカウントする。この閾値は、エッジ強度算出部302から取得したその画素のエッジ強度に応じて変更される。
ステップS205で、判定部201は、全ての組み合わせの画像についてステップS201〜S204の処理を行ったか否かを判定する。全ての組み合わせについて処理が終了していれば(ステップS205−YES)ステップS206に進み、全ての組み合わせについて処理が終了していなければ(ステップS205−NO)ステップS201に戻り、別の組み合わせに対して処理を行う。
ステップS206で、カウント部304は、全ての組み合わせに対してカウントしたカウント値を選択部202に出力する。なお、判定部201は、複数の画像に対して全ての組み合わせについてレベル差を求めるのではなく、連続する所定数(例えば2)の組み合わせのみについてレベル差を求めてもよい。連続する2枚の方が類似する画像である可能性が高いからである。これにより、処理を高速化することができる。
以上、実施例1によれば、複数の画像を用いて合成する際に、重ね合わせ後の補正処理をすることなく、より良好な画像を得ることができる。また、実施例1によれば、画像間のレベル差のみを用いて重ね合わせ判定を行うことで、簡易な方法で重ね合わせに適した画像を選択することができる。また、実施例1によれば、エッジ強度を用いてレベル差比較を行って重ね合わせ判定を行うことで、重ね合わせにさらに適した画像を選択することができる。また、実施例1によれば、画像間のレベル差が大きい領域が所定の条件を満たす領域である場合に、そのレベル差が生じた画素をカウント対象とすることで、ノイズ除去した正確なカウント値に基づいて重ね合わせの適否を判定することができる。
[実施例2]
次に、実施例2における画像処理装置10について説明する。実施例2における画像処理装置10は、位置ずれ補正を行って重ね合わせ処理を行う。これにより、より良好な合成画像を生成することができる。
<構成>
実施例2における画像処理装置10の構成は、図2に示す実施例1の構成と同様である。実施例2では、補正処理部108の処理内容が実施例1とは異なるので、以下、補正処理部108について説明する。
図11は、実施例2における補正処理部108の構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、実施例2における補正処理部108は、取得部400、判定部401、選択部402、位置補正部403、合成部404を含む。
取得部400は、実施例1における取得部200とその機能は同様であるため、その説明を省略する。
判定部401は、取得部400から取得した複数の画像に対して、重ね合わせに適している画像であるか否かを判定する。重ね合わせの適否の具体的な判定方法については、判定部401の構成(図12)を説明する際に合わせて説明する。
選択部402は、実施例1同様、判定部401により重ね合わせに適していると判定された所定数の画像を選択する。選択部402は、実施例1同様、所定数の画像を選択した時点で、撮影制御部103に撮影終了を示す制御信号を出力してもよい。
位置補正部403は、選択部402により選択された画像に対し、判定部401により位置ずれ検出を行って求められた画像間の移動ベクトルを用いて、画像間の位置ずれ補正を行う。位置ずれ補正は、位置合わせ処理ともいう。
合成部404は、選択部402により選択された所定数の画像であり、所定の画像に対し位置ずれ補正が行われた画像を所定の画像に合成する。合成部404は、例えば、所定数の画像内の対応する画素の平均をとる。
次に、判定部401の構成と判定処理について説明する。図12は、実施例2における判定部401の構成の一例を示すブロック図である。図12に示すように、判定部401は、特徴点抽出部501、特徴点強度算出部502、移動ベクトル算出部503、カウント部504を含む。判定部401の各構成については、(4)特徴点の数で判定、(5)特徴点強度を用いて判定、(6)移動ベクトル数で判定、(7)移動ベクトルと平均移動ベクトルを用いて判定、の4つの判定例を用いてその処理を説明する。
(4)特徴点の数で判定
特徴点抽出部501は、複数の画像に対し、各画像の画素における特徴量を算出し、その特徴量が閾値を超える画素を特徴点として抽出する。特徴点とは、例えば、エッジの曲率が大きい点や、エッジが交差する点が特徴点となる。特徴点の抽出については、Moravec、Harris、SUSANといった作用素やKLT(Kaneda−Lucas−Tomasi)が提案されている。特徴点抽出部501は、これらの公知技術の特徴点抽出方法を用いて特徴点を抽出する。なお、特徴点抽出部501は、特徴点が抽出できればいずれの方法を用いてもよい。
図13は、特徴点の一例を示す図である。図13では、わかりやすいように特徴点を丸で表している。図13に示すように、角の部分などが特徴点として抽出される。図13に示す例は、特徴点の一例を示すだけであって、その他の部分が特徴点として抽出されてもよい。
特徴点抽出部501は、抽出した特徴点をカウント部504及び移動ベクトル算出部503に出力する。
カウント部504は、各画像の特徴点の数をカウントし、各画像に対するカウント値を選択部402に出力する。このカウント値は、重ね合わせの適否を判定した判定結果となる。カウント値が大きければ重ね合わせに適することを表し、カウント値が小さければ重ね合わせに適しないことを表す。
選択部402は、カウント部504から取得したカウント値に基づいて、カウント値が多い上位の所定数(例えば2)の画像を、重ね合わせに適した画像として選択する。特徴点が多い画像はクリアな画像であるため、特徴点の数のみで重ね合わせの適否を判定する方法は、簡易でありかつ処理の高速化を図る判定方法として有効である。
(5)特徴点強度を用いて判定
特徴点抽出部501は、前述したように、いずれかの特徴点抽出方法を用いて特徴点を抽出する。特徴点抽出部501は、抽出した特徴点をカウント部504及び特徴点強度算出部502に出力する。
特徴点強度算出部502は、特徴点抽出部501から取得した特徴点の特徴量に対して強度を算出する。特徴点強度算出部502は、例えば、期待値マップを作成して特徴点の強度を算出することができる。特徴点強度算出部502は、期待値マップの画素数と同数のブロックに特徴量を分割し、各ブロックの特徴量の最大値をこのブロックの期待値とする。期待値マップの大きさは、画像サイズよりも小さく、例えば画像の1/4サイズとする。この場合、縦横4ピクセルの特徴量の最大値が期待値マップの1画素の期待値となる。この期待値マップの期待値が、特徴点強度を表す。この特徴点強度の詳細な算出方法については、特許第4142732号公報を参照されたい。
特徴点強度算出部502は、この期待値マップの期待値に応じて特徴点の数を表す「1」に重みをつけて、カウント部504にカウントさせてもよい。特徴点強度算出部502は、例えば、期待値が大きい画素に対応する画像のブロック内の特徴点には特徴点数「1」に大きな重みをつけ、期待値が小さい画素に対応する画像のブロック内の特徴点には特徴点数「1」に小さな重みをつける。特徴点強度算出部502は、重み付けされた特徴点数をカウント部504に出力する。
カウント部504は、各画像の重み付けされた特徴点数をカウントし、各画像に対するカウント値を選択部402に出力する。このカウント値は、重ね合わせの適否を判定した判定結果となる。カウント値が大きければ重ね合わせに適することを表し、カウント値が小さければ重ね合わせに適しないことを表す。
選択部402は、カウント部504から取得した重み付けされた特徴点数のカウント値に基づいて、カウント値が多い上位の所定数(例えば2)の画像を、重ね合わせに適した画像として選択する。これにより、特徴量が大きい特徴点が多い画像が選択されやすくなるため、より重ね合わせに適した画像を選択することが可能になる。
(6)移動ベクトル数で判定
特徴点抽出部501は、前述したように、いずれかの特徴点抽出方法を用いて特徴点を抽出する。特徴点抽出部501は、抽出した特徴点をカウント部504及び移動ベクトル算出部503に出力する。
移動ベクトル算出部503は、各画像に対して、特徴点抽出部501により抽出された特徴点を取得する。移動ベクトル算出部503は、2枚の画像間において対応する特徴点の追跡を行い、移動ベクトルを算出する。特徴点の追跡の方法は、例えば、著者 Carlo Tomasi and Takeo Kanedaによる文献「Good Features to Track」(IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition, page 593-600)などに示されている。
移動ベクトル算出部503は、画像毎に算出した移動ベクトルをカウント部504及び位置補正部403に出力する。
カウント部504は、移動ベクトル算出部503から取得した移動ベクトルを、画像の組み合わせ毎にカウントする。このカウント値が重ね合わせの適否を判定した判定結果となる。カウント値が大きければ重ね合わせに適することを表し、カウント値が小さければ重ね合わせに適しないことを表す。
選択部402は、カウント部504から取得した移動ベクトルのカウント値に基づいて、カウント値が一番多い画像の組み合わせを、重ね合わせに適した画像として選択する。これにより、移動ベクトル数が多い画像同士で、後述する位置ずれ補正を行い、合成することができる。
(7)移動ベクトルと平均移動ベクトルを用いて判定
特徴点抽出部501は、前述したように、いずれかの特徴点抽出方法を用いて特徴点を抽出する。特徴点抽出部501は、抽出した特徴点をカウント部504及び移動ベクトル算出部503に出力する。
移動ベクトル算出部503は、各画像に対して、特徴点抽出部501により抽出された特徴点を取得する。移動ベクトル算出部503は、2枚の画像間において対応する特徴点の追跡を行い、移動ベクトルを算出する。
移動ベクトル算出部503は、画像の組み合わせ毎に、算出した移動ベクトルから全体の平均移動ベクトルを求める。全体の平均移動ベクトルは、例えば、画像内の移動ベクトルの平均とする。移動ベクトル算出部503は、求めた平均移動ベクトルを画像毎にカウント部504に出力する。
カウント部504は、画像の組み合わせ毎に、移動ベクトル算出部503から取得した平均移動ベクトルと同じ移動ベクトルがいくつあるかをカウントする。このカウント値は、選択部402に出力される。このカウント値は、重ね合わせの適否を判定した判定結果となる。カウント値が大きければ重ね合わせに適することを表し、カウント値が小さければ重ね合わせに適しないことを表す。
選択部402は、カウント部504から取得した移動ベクトルのカウント値に基づいて、
カウント値が一番多い画像の組み合わせを、重ね合わせに適した画像として選択する。これは、平均移動ベクトルに各移動ベクトルが一致するということは、これらの画像は平均移動していることを意味するので、位置補正部403で位置合わせしやすいことになる。適切に位置合わせされた画像同士を重ね合わせると、良好な合成画像が得られる。
図14は、平均移動ベクトルと各移動ベクトルとの一致数が少ない例を示す図である。図14(A)は1枚目の撮像画像を示し、図14(B)は2枚目の撮像画像を示すとする。図14(A)(B)に示すように、1枚目の画像に対し、2枚目の画像は回転成分が含まれてずれが発生している。図14(C)は、図14(A)に示す画像と図14(B)に示す画像とから、移動ベクトル及び平均移動ベクトルを求めた例である。図14(C)に示すように、画像全体の平均移動ベクトルMVと、各移動ベクトルmvとの一致数が少ない。
図15は、平均移動ベクトルと各移動ベクトルとの一致数が多い例を示す図である。図15(A)は1枚目の撮像画像を示し、図15(B)は2枚目の撮像画像を示すとする。図15(A)(B)に示すように、1枚目の画像に対し、2枚目の画像は平行移動でずれが発生している。図15(C)は、図15(A)に示す画像と図15(B)に示す画像とから、移動ベクトル及び平均移動ベクトルを求めた例である。図15(C)に示すように、画像全体の平均移動ベクトルMVと、各移動ベクトルmvとの一致数が多い。この場合、図15(A)(B)に示す画像の組み合わせが選択部402により選択されうる。
次に、合成部404による重ね合わせの例について説明する。図16は、平均ベクトルと各移動ベクトルの一致数が少ない場合の重ね合わせを説明する図である。図16(A)〜(C)は、図14(A)〜(C)に示す画像と同様である。図16(D)に示す画像は、図16(A)と図16(B)とに示す画像を、平均移動ベクトルで重ね合わせた画像である。図16(A)に示す画像と図16(B)に示す画像とは回転成分の位置ずれが生じているため、位置補正部403は適切に位置ずれ補正ができない。その結果、合成部404による合成画像は、境界が滲んだようになっている。
図17は、平均ベクトルと各移動ベクトルの一致数が多い場合の重ね合わせを説明する図である。図17(A)〜(C)は、図15(A)〜(C)に示す画像と同様である。図17(D)に示す画像は、図17(A)と図17(B)とに示す画像を、平均移動ベクトルで重ね合わせた画像である。図17(A)に示す画像と図17(B)に示す画像とは平行移動の位置ずれが生じているため、位置補正部403は適切に位置ずれ補正を行うことができる。これにより、合成部404は良好な合成画像を得ることができる(図17(D)参照)。
なお、前述した(4)と(5)の判定方法を用いる場合でも、移動ベクトル算出部503は、位置ずれ補正を行うための移動ベクトルを算出し、位置補正部403に移動ベクトルを出力する。
<動作>
次に、実施例2における画像処理装置10の動作について説明する。図18は、実施例2における画像処理の一例を示すフローチャートである。図18に示すステップS301で、撮影制御部103による制御で、イメージセンサ102は、短時間露光の光電変換データを取得する。取得された光電変換データは、前述した処理がなされて画像記憶部107に記憶される。
ステップS302で、判定部401は、取得部400から複数の画像を取得し、所定枚数の組み合わせに対して重ね合わせ判定を行う。複数の画像は、例えば数秒間連写撮像して得られた画像である。判定部401は、重ね合わせの判定方法について、前述した(4)〜(7)のいずれを用いてもよい。この重ね合わせ判定の処理は、図19を用いて後述する。
ステップS303で、選択部402は、判定部401により重ね合わせ判定された組み合わせのうち、一番重ね合わせに適している組み合わせを選択する。例えば、選択部402は、判定部401によりカウントされたカウント値を、重ね合わせの判定結果として取得し、このカウント値が一番小さい組み合わせの画像を選択する。
ステップS304で、位置補正部403は、選択部402により選択された画像の組み合わせに対し、位置ずれ補正を行う。
ステップS305で、合成部404は、選択部402により選択された画像の組み合わせに対し、位置補正部403により位置合わせが行われた後に重ね合わせ、合成画像を生成する。重ね合わせる枚数は、例えば2枚である。
これにより、実施例1同様、手振れ補正用に撮像された複数の画像全てを用いて合成画像を生成するのではなく、重ね合わせに適した画像を選択して合成画像を生成することができる。なお、以上の処理により、合成画像を生成する際、位置合わせを行って重ね合わせるので、より良好な合成画像を生成することができる。
図19は、実施例2における重ね合わせ判定処理の一例を示すフローチャートである。図19に示す例では、前述した(7)の判定方法を用いるが、これに限られない。
ステップS401で、特徴点抽出部501は、ある組み合わせの2枚の画像に対し、各画素の特徴量を算出し、特徴量に基づいて特徴点を抽出する。
ステップS402で、移動ベクトル算出部503は、2枚の画像間の特徴点の追跡を行って、移動ベクトルを算出する。
ステップS403で、移動ベクトル算出部503は、求めた移動ベクトルの平均移動ベクトルを求める。
ステップS404で、カウント部504は、平均移動ベクトルと一致する各移動ベクトルの数をカウントする。
ステップS405で、判定部401は、全ての組み合わせの画像についてステップS401〜S404の処理を行ったか否かを判定する。全ての組み合わせについて処理が終了していれば(ステップS405−YES)ステップS406に進み、全ての組み合わせについて処理が終了していなければ(ステップS405−NO)ステップS401に戻り、別の組み合わせに対して処理を行う。
ステップS406で、カウント部504は、全ての組み合わせに対してカウントしたカウント値を選択部402に出力する。なお、判定部401は、複数の画像に対して全ての組み合わせについて判定処理を行うのではなく、連続する所定数(例えば2)の組み合わせのみについて判定処理を行ってもよい。連続する2枚の方が類似する画像である可能性が高いからである。これにより、処理を高速化することができる。
以上、実施例2によれば、複数の画像を用いて合成する際に、重ね合わせに適した画像を用いて位置合わせ処理をすることで、より良好な画像を得ることができる。また、実施例2によれば、画像の特徴点の数のみを用いて重ね合わせ判定を行うことで、簡易な方法で重ね合わせに適した画像を選択することができる。また、実施例2によれば、特徴点強度を用いて重ね合わせ判定を行うことで、特徴量の大きい特徴点が多い画像を選択することができる。また、実施例2によれば、画像間の移動ベクトルの数のみを用いて重ね合わせ判定を行うことで、簡易な方法で重ね合わせに適した画像を選択することができる。また、実施例2によれば、画像間の移動ベクトルと平均移動ベクトルとを用いて重ね合わせ判定を行うことで、平均移動のずれが生じている画像同士を重ね合わせ対象とすることができ、良好な合成画像を生成することができる。
図20は、実施例1、2における画像処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図20に示す画像処理装置10は、CPU601、記憶装置602、メモリ6003、読み取り装置604、通信インタフェース606、入出力装置607を含む。
CPU601は、各装置の制御やデータの演算、加工を行う。CPU601は、メモリ603を利用して画像処理プログラムを実行する。
記憶装置602は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。記憶装置602は、例えば画像処理プログラムを格納する。なお、記憶装置602は、外部記録装置であってもよい。
メモリ603は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などである。メモリ603は、例えばCPU601が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
読み取り装置604は、CPU601の指示に従って可搬型記録媒体605にアクセスする。可搬性記録媒体605は、例えば、半導体デバイス(PCカード等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体、光学的作用により情報が入出力される媒体を含むものとする。
通信インタフェース606は、CPU601の指示に従って、ネットワークを介してデータを送受信する。入出力装置607は、前述した各実施例では、カメラ、表示装置、ユーザからの指示を受け付けるデバイス等に相当する。
なお、各実施例における構成で、撮影制御部103、画像処理部106、補正処理部108は、例えばCPU601やワークメモリとしてのメモリ603により実現され、画像記憶部107は、例えば記憶装置602やメモリ603により実現されうる。この画像処理装置10は、デジタルカメラやカメラ付携帯端末装置、カメラ付タブレットPCに適用することができる。
各実施例に係わる画像処理プログラムは、例えば、下記の形態で提供される。
・記憶装置602に予めインストールされている。
・可搬型記録媒体605により提供される。
・プログラムサーバ610からダウンロードする。
上記構成の画像処理装置10で画像処理プログラムを実行することにより、各実施例に係わる画像処理装置が実現される。
[変形例]
前述した実施例では、位置ずれ補正について、平行移動成分を検出することを前提に説明したが、判定部及び位置補正部は、回転成分や拡大/縮小成分を検出してもよい。
例えば、画像間の回転角、拡大/縮小率に応じて画像変換するアフィン変換を行う。アフィン変換は以下の式(3)により行われる。
ここで、「dx」は水平方向ずれ量であり、「dy」は垂直方向ずれ量である。「θ」はカメラのROLL方向のずれの回転角である。「S」は、カメラが遠近方向に動くことにより発生する拡大/縮小率である。(x,y)は、変換前の画像の座標であり、(x',y')は、変換後の画像の座標である。アフィン変換を行って画像合成する技術の詳細は、特開2010−232710号公報を参照されたい。
また、平行移動成分、回転成分、拡大/縮小成分を精度よく分離する技術を用いてもよい。この技術は、第1画像の中心点に対して対称な位置に存在する第1及び第2の特徴点を抽出し、第2画像においてこの第1及び第2の特徴点を探索する。この技術は、次に、第1画像で抽出された第1及び第2画像の特徴点の座標と、第2画像において探索された第1及び第2画像の特徴点の座標とを用いてずれ量を検出する。この技術の詳細は、特願2009−001010を参照されたい。
回転成分を算出することで、例えば、移動ベクトル算出部503は、算出した回転成分を平均移動ベクトルに加えてから、カウント部504に出力するようにしてもよい。具体的には、[数3]のdx、dyを0として、θとSのみに関して座標を補正した後のベクトルを使用すればよい。これにより、カウント部504は、回転成分を考慮した平均移動ベクトルと各移動ベクトルとが一致する数をカウントできるので、選択部402は、回転成分を有する画像の組み合わせでも、重ね合わせに適した画像であるとして選択することができるようになる。
また、各実施例では、手振れ補正をするために、連写された複数の画像を対象にしていたが、記憶部に記憶された複数の画像の中から、合成に適した所定数の画像を選択する場合にも適用することができる。
また、実施例2における位置合わせを行った画像間に対して、実施例1を適用することで、より類似する画像同士を重ね合わせ対象とすることができる。
また、各実施例では、短時間露光で撮像した各画像を明るくしてから合成することについて説明したが、短時間露光で撮像した複数の画像を加算して明るい画像に合成する技術にも適用することができる。この場合、暗い画像同士を単純に加算せずに、最大輝度値を超えないように輝度調整を行ってから複数の画像を加算するとよい。
前述した各実施例における画像処理装置は、例えば、書類を撮影して書類内容を正確に把握できる画像を取得するために用いることができる。ユーザは、この画像処理装置を用いて、書類を一定時間撮影する。このとき、画質が良好な合成画像が生成されるため、この合成画像をPDFに変換するなどして保存しておくと、この画像が書類のコピー代わりとなる。前述した撮影を一つの撮影モードとすれば、この撮影モードを選択したユーザは、短時間撮影をあまり期待せず、それよりも画質が良い画像を得ることを期待すると考えられる。
各実施例における画像処理装置は、数秒間の連写により数十枚の画像を取得することができるため、重ね合わせに適した画像を選択して合成することで、画質が良好な合成画像を生成することができる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、上記変形例以外にも種々の変形及び変更が可能である。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
撮像部により撮像された撮像対象を含む複数の画像を取得する取得部と、
前記取得部により取得された複数の画像に含まれる第一の画像と第二の画像との位置ずれを検出すると共に、該第一の画像が該第二の画像に対する重ね合わせに適した画像であるかを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記複数の画像の中から所定数の画像を選択する選択部と、
前記選択部により選択された所定数の画像を合成する合成部と、
を備える画像処理装置。
(付記2)
前記選択部は、
前記所定数の画像を選択した場合、前記撮像部に対し、前記撮像対象の撮像を終了するための制御信号を出力する付記1記載の画像処理装置。
(付記3)
前記判定部は、
前記第一の画像における第一の画素と、該第一の画素の位置と対応する前記第二の画像における第二の画素とのレベル差を求め、画像間のエッジ強度に応じて変更される閾値よりも大きい前記レベル差をカウントし、
前記選択部は、
前記判定部によりカウントされたカウント値に基づいて前記所定数の画像を選択する付記1又は2に記載の画像処理装置。
(付記4)
前記判定部は、
前記閾値よりも大きい前記レベル差を有する画素に対し、孤立点除去処理を行ってカウントする付記3記載の画像処理装置。
(付記5)
前記判定部は、
前記位置ずれを検出する際に画像の特徴点を抽出し、抽出結果に基づいて前記画像の重ね合わせの適否を判定する付記1記載の画像処理装置。
(付記6)
前記判定部は、
抽出された前記特徴点の数をカウントし、
前記選択部は、
前記判定部によりカウントされたカウント値に基づいて前記所定数の画像を選択する付記5記載の画像処理装置。
(付記7)
前記判定部は、
抽出された前記特徴点の特徴量に基づいて特徴点の強度を算出し、該特徴点の強度により重み付けされた特徴点数をカウントし、
前記選択部は、
前記判定部によりカウントされたカウント値に基づいて前記所定数の画像を選択する付記5記載の画像処理装置。
(付記8)
前記判定部は、
各画像間の前記特徴点の移動ベクトルを求め、該移動ベクトルの数をカウントし、
前記選択部は、
前記判定部によりカウントされたカウント値に基づいて前記所定数の画像を選択する付記5記載の画像処理装置。
(付記9)
前記判定部は、
前記第一の画像における複数の特徴点と、前記第二の画像における複数の特徴点とに基づいて、該複数の特徴点の移動ベクトルを各々求めると共に、各々求めた前記移動ベクトルの大きさの分布および向きの分布に基づいて判定を行う付記5記載の画像処理装置。
(付記10)
前記判定部は、
各画像間の前記特徴点の移動ベクトル、該移動ベクトルの平均を表す平均移動ベクトルを求め、該平均移動ベクトルと該移動ベクトルとが一致する数をカウントし、
前記選択部は、
前記判定部によりカウントされたカウント値に基づいて前記所定数の画像を選択する付記5記載の画像処理装置。
(付記11)
画像処理装置における画像処理方法であって、
撮像部により撮像された撮像対象を含む複数の画像を取得し、
取得された前記複数の画像に含まれる第一の画像と第二の画像との位置ずれを検出すると共に、該第一の画像が該第二の画像に対する重ね合わせに適した画像であるかを判定し、
判定結果に基づいて、前記複数の画像の中から所定数の画像を選択し、
選択された前記所定数の画像を合成する画像処理方法。
(付記12)
画像処理装置に実行されるための画像処理プログラムであって、
撮像部により撮像された撮像対象を含む複数の画像を取得し、
取得された前記複数の画像に含まれる第一の画像と第二の画像との位置ずれを検出すると共に、該第一の画像が該第二の画像に対する重ね合わせに適した画像であるかを判定し、
判定結果に基づいて、前記複数の画像の中から所定数の画像を選択し、
選択された所定数の画像を合成する画像処理プログラム。
101 レンズ
102 イメージセンサ
103 撮影制御部
106 画像処理部
107 画像記憶部
108 補正処理部
200、400 取得部
201、401 判定部
202、402 選択部
203、404 合成部
301 レベル差算出部
302 エッジ強度算出部
303 ノイズ除去部
304、504 カウント部
403 位置補正部
501 特徴点抽出部
502 特徴点強度算出部
503 移動ベクトル算出部
移動ベクトル算出部503は、各画像に対して、特徴点抽出部501により抽出された特徴点を取得する。移動ベクトル算出部503は、2枚の画像間において対応する特徴点の追跡を行い、移動ベクトルを算出する。特徴点の追跡の方法は、例えば、著者 Jianbo Shi and Carlo Tomasiによる文献「Good Features to Track」(IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition, pages 593-600,1994)などに示されている。


Claims (10)

  1. 撮像部により撮像された撮像対象を含む複数の画像を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された複数の画像に含まれる第一の画像と第二の画像との位置ずれを検出すると共に、該第一の画像が該第二の画像に対する重ね合わせに適した画像であるかを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記複数の画像の中から所定数の画像を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された所定数の画像を合成する合成部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記選択部は、
    前記所定数の画像を選択した場合、前記撮像部に対し、前記撮像対象の撮像を終了するための制御信号を出力する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判定部は、
    前記第一の画像における第一の画素と、該第一の画素の位置と対応する前記第二の画像における第二の画素とのレベル差を求め、画像間のエッジ強度に応じて変更される閾値よりも大きい前記レベル差をカウントし、
    前記選択部は、
    前記判定部によりカウントされたカウント値に基づいて前記所定数の画像を選択する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定部は、
    前記閾値よりも大きい前記レベル差を有する画素に対し、孤立点除去処理を行ってカウントする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記判定部は、
    前記位置ずれを検出する際に画像の特徴点を抽出し、抽出結果に基づいて前記画像の重ね合わせの適否を判定する請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記判定部は、
    抽出された前記特徴点の数をカウントし、
    前記選択部は、
    前記判定部によりカウントされたカウント値に基づいて前記所定数の画像を選択する請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記判定部は、
    各画像間の前記特徴点の移動ベクトルを求め、該移動ベクトルの数をカウントし、
    前記選択部は、
    前記判定部によりカウントされたカウント値に基づいて前記所定数の画像を選択する請求項5記載の画像処理装置。
  8. 前記判定部は、
    前記第一の画像における複数の特徴点と、前記第二の画像における複数の特徴点とに基づいて、該複数の特徴点の移動ベクトルを各々求めると共に、各々求めた前記移動ベクトルの大きさの分布および向きの分布に基づいて判定を行う請求項5記載の画像処理装置。
  9. 画像処理装置における画像処理方法であって、
    撮像部により撮像された撮像対象を含む複数の画像を取得し、
    取得された前記複数の画像に含まれる第一の画像と第二の画像との位置ずれを検出すると共に、該第一の画像が該第二の画像に対する重ね合わせに適した画像であるかを判定し、
    判定結果に基づいて、前記複数の画像の中から所定数の画像を選択し、
    選択された前記所定数の画像を合成する画像処理方法。
  10. 画像処理装置に実行されるための画像処理プログラムであって、
    撮像部により撮像された撮像対象を含む複数の画像を取得し、
    取得された前記複数の画像に含まれる第一の画像と第二の画像との位置ずれを検出すると共に、該第一の画像が該第二の画像に対する重ね合わせに適した画像であるかを判定し、
    判定結果に基づいて、前記複数の画像の中から所定数の画像を選択し、
    選択された所定数の画像を合成する画像処理プログラム。
JP2010259517A 2010-11-19 2010-11-19 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Expired - Fee Related JP5569357B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010259517A JP5569357B2 (ja) 2010-11-19 2010-11-19 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
US13/137,447 US8687846B2 (en) 2010-11-19 2011-08-16 Image processing apparatus, image processing method and computer readable information recording medium
EP11177716.5A EP2456191A3 (en) 2010-11-19 2011-08-16 Image processing apparatus, image processing method and computer readable information recording medium
CN201110259661.2A CN102480595B (zh) 2010-11-19 2011-08-30 图像处理设备和图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010259517A JP5569357B2 (ja) 2010-11-19 2010-11-19 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012114520A true JP2012114520A (ja) 2012-06-14
JP5569357B2 JP5569357B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=44582401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010259517A Expired - Fee Related JP5569357B2 (ja) 2010-11-19 2010-11-19 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8687846B2 (ja)
EP (1) EP2456191A3 (ja)
JP (1) JP5569357B2 (ja)
CN (1) CN102480595B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7983835B2 (en) 2004-11-03 2011-07-19 Lagassey Paul J Modular intelligent transportation system
US8331723B2 (en) 2004-03-25 2012-12-11 Ozluturk Fatih M Method and apparatus to correct digital image blur due to motion of subject or imaging device
US9826159B2 (en) * 2004-03-25 2017-11-21 Clear Imaging Research, Llc Method and apparatus for implementing a digital graduated filter for an imaging apparatus
US10721405B2 (en) 2004-03-25 2020-07-21 Clear Imaging Research, Llc Method and apparatus for implementing a digital graduated filter for an imaging apparatus
JP5976315B2 (ja) * 2011-12-28 2016-08-23 株式会社ザクティ 撮像装置
US9185437B2 (en) * 2012-11-01 2015-11-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Video data
JP6462209B2 (ja) * 2013-12-03 2019-01-30 浜松ホトニクス株式会社 計測装置及び計測方法
CN103873772B (zh) * 2014-03-03 2016-03-02 努比亚技术有限公司 移动终端及其拍摄方法
US11095816B2 (en) 2016-12-02 2021-08-17 Sony Semiconductor Solutions Corporation Image pickup element, image pickup method, and electronic device for image stabilization
CN109461425A (zh) * 2018-12-21 2019-03-12 余姚市荣大塑业有限公司 调音模式选择机构
CN112087593B (zh) * 2019-06-14 2022-10-14 富士通株式会社 视频配置的更新装置、方法以及电子设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270523A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Casio Comput Co Ltd 画像合成装置および画像合成処理プログラム
JP2007272459A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Canon Inc 画像処理装置及び方法、及び撮像装置
JP2008124625A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2570487B2 (ja) 1990-10-03 1997-01-08 三菱電機株式会社 半導体装置の製造方法
JP3748717B2 (ja) * 1998-08-31 2006-02-22 シャープ株式会社 動画像符号化装置
US7533806B1 (en) * 1998-10-09 2009-05-19 Diebold, Incorporated Reading of image data bearing record for comparison with stored user image in authorizing automated banking machine access
JP2001255862A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Seiko Epson Corp オーバレイ画像処理装置およびオーバレイ画像表示装置
US7187785B2 (en) * 2001-08-28 2007-03-06 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Image processing method and apparatus
GB2394136B (en) * 2002-09-12 2006-02-15 Snell & Wilcox Ltd Improved video motion processing
JP4307198B2 (ja) 2003-09-24 2009-08-05 キヤノン株式会社 光学機器の制御方法
JP2006140971A (ja) 2004-11-15 2006-06-01 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
WO2006131967A1 (ja) 2005-06-08 2006-12-14 Fujitsu Limited 画像処理装置
DE602006009191D1 (de) * 2005-07-26 2009-10-29 Canon Kk Bildaufnahmegerät und -verfahren
JP4717539B2 (ja) * 2005-07-26 2011-07-06 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像方法
WO2007032082A1 (ja) 2005-09-16 2007-03-22 Fujitsu Limited 画像処理方法及び画像処理装置
JP5142491B2 (ja) * 2006-07-31 2013-02-13 株式会社リコー 画像表示装置、画像表示方法及び画像表示プログラム
JP2008042659A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Sony Corp 画像処理装置および方法、プログラム、並びにプログラム格納媒体
JP4959445B2 (ja) * 2007-07-04 2012-06-20 オリンパス株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2009065619A (ja) 2007-09-10 2009-03-26 Fujifilm Corp 手振れ補正装置及び撮像装置
JP4882956B2 (ja) * 2007-10-22 2012-02-22 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US8144937B2 (en) * 2008-10-15 2012-03-27 The Boeing Company System and method for airport mapping database automatic change detection
US8605942B2 (en) * 2009-02-26 2013-12-10 Nikon Corporation Subject tracking apparatus, imaging apparatus and subject tracking method
WO2010100677A1 (ja) 2009-03-05 2010-09-10 富士通株式会社 画像処理装置およびぶれ量算出方法
JP2010232710A (ja) 2009-03-25 2010-10-14 Fujitsu Ltd 画像処理装置および画像処理方法
TWI390970B (zh) * 2009-07-22 2013-03-21 Altek Corp Use motion detection to adjust the digital camera's shooting settings

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270523A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Casio Comput Co Ltd 画像合成装置および画像合成処理プログラム
JP2007272459A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Canon Inc 画像処理装置及び方法、及び撮像装置
JP2008124625A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5569357B2 (ja) 2014-08-13
CN102480595B (zh) 2014-11-19
US20120128202A1 (en) 2012-05-24
CN102480595A (zh) 2012-05-30
EP2456191A2 (en) 2012-05-23
EP2456191A3 (en) 2014-08-06
US8687846B2 (en) 2014-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5569357B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4623111B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5179398B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
JP6157242B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5744614B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
US20120008005A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable recording medium having image processing program recorded thereon
US8310553B2 (en) Image capturing device, image capturing method, and storage medium having stored therein image capturing program
KR101424923B1 (ko) 화상 합성 장치 및 화상 합성용 컴퓨터 프로그램
JP2014143613A (ja) 画像処理装置、方法、及びプログラム、並びに撮像装置
JP2009033392A (ja) パノラマ画像生成装置およびプログラム
JP2010166558A (ja) 撮像装置
JP5210198B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
JP5882702B2 (ja) 撮像装置
JP6320053B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
JP6564284B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2009302960A (ja) 映像信号処理装置並びにプログラム及び方法
JP5541956B2 (ja) 画像合成方法、画像合成プログラムおよび画像合成装置
JP5029573B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5645704B2 (ja) 画像処理装置、及びその制御方法
US11206344B2 (en) Image pickup apparatus and storage medium
JP2013187726A (ja) 画像解析装置、画像処理装置、画像解析方法及びプログラム
JP7409604B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP5721552B2 (ja) 撮像装置および画像合成方法
JP2011182084A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP5012805B2 (ja) 画像処理装置、電子カメラおよび画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5569357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees