JP2012112556A - 熱交換器およびその接続方法 - Google Patents

熱交換器およびその接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、多重管の接続部分の構造を簡素化し、その部分の接続作業を容易かつ迅速に行えることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、多重管25の両端にジョイント30を備え、ジョイント30は、外管26が接続される外管接続部31と、被熱交換液体が流れる配管が接続される流体配管接続部33と、前記内管27が挿入されるとともに液密状に接続される内管接続部32とを備えている。内管接続部32の内径d1は、各内管27の先端部27bを収束すべく、前記外管26の内径d2よりも小さく設定され、前記内管接続部32には冷媒管50が接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給湯装置、空気調和装置、冷凍装置等に使用される熱交換器およびその接続方法に関する。
例えば、ヒートポンプ式給湯装置は、冷媒を圧縮させる圧縮機と、水と冷媒との間の熱交換を行う水熱交換器と、冷媒を膨張させる膨張弁と、空気用熱交換器とを備えたヒートポンプサイクルが組み込まれている。
水熱交換器は、外管とこの外管内に設けられた内管とからなる多重管を、コイル状に巻いて構成したものである。内管内を冷媒が流れ、外管と内管との間の空間(水流路)を、水が流れるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
この多重管90の一方は、図11に示すように、外管91に接続されたジョイント100を介して温水出口管101と、圧縮機に連通する一本の冷媒配管104とに分岐されている。ジョイント100からは、複数本の内管92が突出されており、この突出する内管92の先端部102は、分流器105を介して冷媒配管104に接続されている。
従って、圧縮機で圧縮されて冷媒配管104を流れて来た冷媒は、分流器105により各内管92の先端部102に分流されることとなる。
また、図示省略するが、多重管90の他方もジョイントを介して温水入口管と、膨張弁に連通する冷媒配管とに分岐されている。
特開2006−226618号公報
前記熱交換器は、複数本の内管92の先端部102が、分流器105に挿通される構造であるため、分流器105が必要となる。この分流器105は、各内管92の先端部102が嵌入される複数本の挿通孔106を加工する必要がある。
また、各内管92の先端部102を分流器105の挿通孔106に挿入した後に、各先端部102と分流器105との間の密封性を保持すべく、両者間にろう付加工を行っている。この結果、各内管92と分流器105との接続作業が煩雑となり生産性にも問題があった。
なお、分流器105を採用することによる前記問題は、ジョイントが接続される多重管の他方においても同様である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、熱交換器の接続部分の構造を簡素化し、その部分の接続作業を容易かつ迅速に行えることを目的とする。
本発明は、課題を解決するために、熱交換器およびその接続方法としてなされたもので、熱交換器としての特徴は、外管の内部に冷媒が流れる複数本の内管が設けられ、且つ、外管と内管との間に被熱交換液体が流れるように構成された多重管と、前記多重管の両端に設けられたジョイントとを備え、前記ジョイントは、前記外管が接続される外管接続部と、被熱交換液体が流れる配管が接続される流体配管接続部と、前記内管が挿入されるとともに液密状に接続される内管接続部とを備え、前記内管接続部の内径は、各内管の先端部を収束すべく、前記外管の内径よりも小さく設定され、前記内管接続部には冷媒管が接続されていることにある。
前記本発明は、内管の先端部を内管接続部に挿入し、各内管の先端部を収束すべく、内管接続部の内径を、外管の内径よりも小さく設定しているので、従来必要であった分流器が不要となり、熱交換器のジョイント接続部分の構造の簡素化を図ることができ、その接続作業を容易かつ迅速に行える。
また、本発明の熱交換器は、前記内管の先端部は、前記内管接続部よりも外部に突出しており、その突出した内管の先端部は、冷媒管側に設けられた内管接続部に挿入され、前記冷媒管側の内管接続部の内径は、各内管の先端部を収束すべく、前記外管の内径よりも小さく設定されていることにある。
前記熱交換器において、前記各内管の先端面が面一に形成されているのが好ましい。
本発明の熱交換器は、冷媒が流れる複数本の冷媒管と、前記冷媒管における冷媒入口側の先端部を互いに収束すべく、前記先端部が挿入される管収束部とを備え、前記各冷媒管の先端面が面一に形成されていることにある。
前記本発明は、各内管の先端部を管収束部により収束し、前記各内管の先端面が面一に形成されているので、分流器が不要となり、熱交換器のジョイント接続部分の構造の簡素化を図ることができ、その接続作業を容易かつ迅速に行える。
本発明の熱交換器は、外管の内部に冷媒が流れる複数本の内管が設けられ、且つ、外管と内管との間に被熱交換液体が流れるように構成された多重管を備え、前記多重管の一方は、前記内管が収束される内管収束部と、被熱交換液体が流れる配管が接続される流体配管接続部とを備え、前記内管の先端部は、前記内管収束部よりも外部に突出しており、その突出した内管の先端部は、冷媒管側に設けられた内管接続部に挿入され、前記冷媒管側の内管接続部の内径は、各内管の先端部を収束すべく、前記外管の内径よりも小さく設定されていることにある。
本発明の熱交換器の接続方法は、外管と複数本の内管とから構成された多重管の端部に、ジョイントを接続する熱交換器の接続方法であって、前記外管の端部を前記ジョイントに設けた外管接続部に接続し、しかも、前記内管の端部を、その先端部が内管接続部外に突出するように内管接続部に挿通し、さらに、前記内管の端部をろう付により液密状に接続し、該内管接続部から突出する部分を、切断手段で面一となるように切断し、その後に、前記内管接続部に冷媒管を接続することにある。
本発明は、従来必要であった加工が複雑な分流器が不要となり、熱交換器の接続部分の構造の簡素化を図ることができ、その接続作業を容易かつ迅速に行える利点がある。
本発明の一実施形態に係る熱交換器を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 同熱交換器を搭載した熱源機の斜視図である。 同熱交換器に使用されるジョイントの一部断面を含む正面図である。 (a)は図3のX−X線矢視断面図、(b)は図3のY−Y線矢視断面図である。 ヒートポンプサイクルの概略を示す図である。 (a)〜(d)は多重管にジョイントを接続する工程をそれぞれ示す断面図である。 (a)は、本発明のジョイントの要部を示す断面図、(b)は、比較例を示す断面図である。 (a)および(b)は、本発明の他の実施形態に係るジョイントの一部断面を含む正面図である。 本発明を空気用熱交換器に採用した実施形態に係る一部断面を含む正面図である。 (a)本発明の他の実施形態に係るジョイントの一部断面を含む正面図、(b)は断面図である。 従来のジョイント部分の斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1〜図9は、給湯装置に使用されるヒートポンプ式の熱源機の一実施形態を示す。
ヒートポンプ式の熱源機1は、筐体2内にヒートポンプ構成機器からなるヒートポンプサイクルが組み込まれて構成されたものである。
筐体2の下部内には、図2および図5に示すように、冷媒を圧縮させる圧縮機(コンプレッサ)3と、被熱交換液体としての水と冷媒間との熱交換を行う熱交換器5と、冷媒を膨張させる膨張弁6と、制御ボックス(図示省略)等の機器が収容されている。
筐体2上部の両側面は開口され、そして、両側面には、各開口を閉塞するように一対の空気用熱交換器7が取付けられている。
また、筐体2上部に形成された空気吹出口8には、ファンからなる送風機9が設けられている。従って、この送風機9により吸い込まれた空気は、それぞれの空気用熱交換器7を通過して、筐体2上方に排出されるようになっている。
次に、熱交換器5について図1〜図4を参照しながら説明する。熱交換器5は、冷媒流路21と水流路22とを多重管25により構成したもの(多重管式の水熱交換器)が採用されている。なお、図1(b)は、水熱交換器5を上下4段で且つ並列に配置した場合を示すが、水熱交換器5はそれ以外の複数段であっても、単体であってもよい。
多重管25は、長尺状の外管26と、この外管26内に設けられた複数本の内管27とがコイル状に巻かれて構成されている。そして、内管27により、冷媒流路21が形成されているとともに、各内管27同士の空間や、内管27と外管26との間の空間により、水流路22が形成されている。
多重管25の一方(各水熱交換器5の上側)は、冷媒入口側で且つ水出口側となっており、T字状を呈する第1ジョイント30が接続されている。
また、多重管25の他方(各水熱交換器5の下側)は、冷媒出口側で且つ水入口側となっており、T字状を呈する第2ジョイント40が接続されている。
第1ジョイント30は、図3に示すように、一端側の筒状の外管接続部31と、他端側の筒状の内管接続部32と、中途部の筒状の水配管接続部(流体配管接続部)33とを備えている。
外管接続部31には、外管26の一端が接続されている。内管接続部32には、圧縮機3により圧縮された高温の冷媒が流れる冷媒配管50が接続されている。水配管接続部33には、水熱交換器5で加熱された高温水を、例えば給湯槽(図示省略)に供給する温水出口配管51が接続されている。
内管接続部32の内径d1は、外管26の内径d2よりも小径となっている。このように、内管接続部32の内径d1を外管26の内径d2よりも小径とすることにより、外管26内では互いに間隔を有していた複数本の内管27を、内管接続部32において接近又は接触するように、互いに収束させることができる。そして、収束された内管27は、内管接続部32にろう付加工により接続されている。各内管27と内管接続部32との間には、ろう55が十分に行き渡っており、各内管27と内管接続部32との間は液密性を有している。
従って、内管接続部32は確実に閉塞され、外管26と内管27との間の水流路22を出た高温水は、第1ジョイント30内に流入するが、内管接続部32から漏れ出ることはなく、高温水は、水配管接続部33を介して温水出口配管51に流入するようになっている。
また、内管接続部32に収束された各内管27の先端面27aは、内管接続部32の先端面32aと面一に構成されている。このように、各内管27の先端面27aおよび内管接続部32の先端面32aを面一とすることにより、冷媒の圧力損失を可及的に小さくすることができる。
すなわち、図7(b)に示すように、仮に、内管27の先端部27bの長さが不揃いで、且つ、内管27同士が収束されていない場合、流体(冷媒)は、ろう55からなる壁35に衝突して流れが阻害されるため、冷媒は滞留して各内管27の開口内に入り難くなる。この結果、各内管27に入る前と入った後の冷媒の圧力損失は大きくなる。
これに対して、本実施の形態は、図7(a)に示すように、各内管27の先端部27bが互いに接近または接触するように収束され、且つその先端面27aが面一とされている。この場合には、冷媒が衝突する部分の面積を可及的に小さくできる。この結果、冷媒は、各内管27の開口内に入り易くなり、冷媒の圧力損失を最小限に抑えることが可能である。
多重管25の他方に設けられた第2ジョイント40は、外管接続部41と、内管接続部42と、水配管接続部43とを備えている。外管接続部41には、外管26の他端が接続されている。内管接続部42には、膨張弁6に向けて冷媒を流す冷媒配管53が接続されている。水配管接続部43には、温水入口配管54が接続されている。
本実施の形態の水熱交換器5は、以上の構成からなり、次に、かかる水熱交換器5における多重管25と第1ジョイント30との接続方法について、図6を参照しながら説明する。なお、第2ジョイント40の接続方法についても同様の工程で行うので、その説明は省略する。
先ず、内管27の先端部27bを、外管接続部31から第1ジョイント30内に挿入し、内管接続部32から突出させる。なお、先端部27bの長さは不揃いであってもよい。また、外管26の一端を外管接続部31に接続する(図6(a)参照)。
次に、各内管27と内管接続部32との間をろう付加工により接続する(図6(b)参照)。このとき、ろう55は、内管接続部32の内周面の略全面、および内管接続部32間に十分行き渡っており、内管27と内管接続部32との間の液密性を確保できる。
内管27と内管接続部32とのろう付工程後に、カッター等の切断手段57により、内管接続部32から突出する内管27の先端部27bをカットする(図6(c)参照)。この結果、内管27の先端面27aは、内管接続部32の先端面32aと面一となる。なお、仮に、仮想線Lで示すように、内管接続部32の一部も同時にカットした場合であっても、同様に内管接続部32の先端面32aと各内管27の先端面27aとを、それぞれ面一に加工することが可能となる。
各内管27の切断工程終了後に、冷媒配管50と内管接続部32とを嵌合し、その後に冷媒配管50と内管接続部32とをろう付する。なお、この冷媒配管50と内管接続部32との間をろう付けするろう(例えば、銀ろう55a)の融点は、前記内管27と内管接続部32との間を接続するろう55の融点よりも低く設定されている。従って、冷媒配管50と内管接続部32とのろう付け時に、一端ろう付けされた内管27と内管接続部32とを接続するろう55が融けることはない。また、水配管接続部33に温水出口配管51を接続する(図6(d)参照)。
なお、多重管25の他方側も同様にして第2ジョイント40を接続した後に、第2ジョイント40の内管接続部42に、冷媒配管53を接続する。また、水配管接続部43に、温水入口配管54を接続する。
以上のように、多重管25と冷媒配管50との接続や、多重管25と冷媒配管53との接続に際して、第1ジョイント30および第2ジョイント40を採用するので、従来と異なり、分流器が不要となる。しかも、複数本の内管27は、収束した状態で第1ジョイント30および第2ジョイント40に、ろう付により接続されるので、水熱交換器のジョイント接続部分の構造の簡素化を図ることができ、その接続作業を容易かつ迅速に行える。
また、図9は、本発明を空気用熱交換器7に採用した場合について例示する。
空気用熱交換器7は、冷媒管71からなる複数のモジュール72を備えている。そして、各冷媒管71の一端側(冷媒入口側)の先端部71aを、筒状の管収束部75に挿入し且つろう付で接続する。この管収束部75の端面75aと、冷媒管71の先端面71bとは、面一となっている。これらを面一とする方法は、前記の内管接続部32の場合と同様の工程により行うことができる。そして、管収束部75は、冷媒配管59が嵌合され、ろう付けている。収束された冷媒管71の一端側は、図5に示すように、冷媒配管59を介して膨張弁6と接続されている。
また、冷媒管71の他端側(冷媒出口側)は、圧縮機3に冷媒配管56を介して接続されている。なお、冷媒管71の他端側は、冷媒が流出する側であるため、冷媒が流入する側のように収束させる必要はないが、管収束部により収束させることは可能である。
次に、前記ヒートポンプ式の熱源機1を使用する場合について説明する。
水熱交換器5で水を加熱する場合(給湯装置に使用する場合)
送風機9で大気から吸熱し、空気用熱交換器7に大気熱を集め、冷媒と熱交換する。蒸発気化した冷媒は、圧縮機3で圧縮されて、さらに高温度となる。高温度となった冷媒は、冷媒配管50を流れて第1ジョイント30に達し、内管接続部32を介して各内管27に流入する。
このとき、内管接続部32に接続された各内管27の先端面27aは、内管接続部32の先端面32aと面一となっているため、冷媒は、内管27の開口内に入り易く、冷媒の圧力損失を最小限に抑えることができる。
また、第2ジョイント40の水配管接続部43から多重管25の他方に入った水は、水流路22を流れる。冷媒の流れと温水の流れは逆であって対向流である。冷媒は、内管27を流れる際に、水流路22を流れる水と熱交換し、湯を沸かすことができる。
熱を失った冷媒は、第2ジョイント40、膨張弁6および冷媒配管59を介して再び空気用熱交換器7へ送られる。このとき、管収束部75により収束された各冷媒管71の先端面71bは、それぞれ面一となっているため、冷媒配管59を流れる冷媒は、各冷媒管71の開口内に入り易く、冷媒の圧力損失を最小限に抑えることができる。
本発明は、前記の実施形態に限定されるものではない。例えば、図8(a)に示すように、複数本の内管27を第1ジョイント30の内管接続部32から突出させ、その先端部27bが、内管接続部32と略同じ内径を有する冷媒配管50に、ろう付により接続されていてもよい。なお、冷媒配管50の端部が内管接続部となっている。
本実施の形態において、前記実施の形態と同一部材は同一符号を付してそれぞれの説明は省略する。かかる実施の形態では、先端部27bを冷媒配管50にろう付する際に、図に示すように、先端部27bを若干広げるため、内管27の先端面27aが不揃いとなる場合がある。内管27の先端面27aが不揃いとなっても、先端部27bの冷媒配管50に挿入された部分27cは、収束されているため、冷媒は内管27に入り易くでき、冷媒の圧力損失を抑えることが可能である。
また、図8(b)に示すように、第1ジョイント30の内管接続部32から突出する複数本の内管27の先端部27bに、内管接続部となる筒状の内管収束部58を嵌合し、且つろう付(ろう55)で接続する。この内管収束部58の端面58aと、内管27の先端面27aとは、面一となっている。これらを面一とする方法は、前記の内管接続部32の場合と同様の工程により行うことができる。そして、内管収束部58には、冷媒配管50が嵌合され、且つろう付(ろう55a)で接続されている。
前記実施の形態では、ヒートポンプ式の熱源機を給湯装置に使用する場合について説明したが、ヒートポンプ式の熱源機は、水熱交換器5で水を冷却する場合(冷水供給装置に使用する場合)にも採用できる。かかる場合には、図示省略の四方弁を切り替えて、圧縮機3で圧縮された冷媒が、各空気用熱交換器7に流入し、冷媒配管50、53、56、59を前記とは反対方向に流れる。
図10(a)および(b)に水熱交換器5の接続部分の他の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1ジョイント30および第2ジョイント40を不要としたものである。
すなわち、外管26の一方が、内管27が収束される内管収束部26Aと、水流路22と連通する流体配管接続部26Bが分割して形成されている。かかる外管26は、例えばプレス加工により、略8の字状に変形させることができる。
そして、流体配管接続部26Bの開口部には、温水出口配管51が接続されている。
また、前記内管27の先端部27bは、前記内管収束部26Aよりも外部に突出しており、突出する複数本の内管27の先端部27bに、内管接続部となる筒状の内管収束部58を嵌合し、且つろう付(ろう55)で接続する。なお、内管収束部26Aと内管27との間もろう付により密封されている。
前記筒状の内管収束部58の内径は、各内管27の先端部27bを収束すべく、前記外管26の内径よりも小さく設定されている。
また、この内管収束部58の端面58aと、内管27の先端面27aとは、面一となっている。これらを面一とする方法は、前記の内管接続部32の場合と同様の工程により行うことができる。そして、内管収束部58には、冷媒配管50が嵌合され、且つろう付(ろう55a)で接続されている。
なお、外管26の他方も一方と同様の構成となっているため、その具体的な説明は省略する。
本発明の水熱交換器5は、ヒートポンプ給湯装置以外に、空気調和装置、冷蔵装置、冷凍装置等に採用可能である。
1 熱源機
3 圧縮機
5 水熱交換器(交換器)
6 膨張弁
7 空気用熱交換器
21 冷媒流路
22 水流路
25 多重管
26 外管
26A 内管収束部
26B 流体配管接続部
27 内管
27a 先端面
27b 先端部
30 第1ジョイント(ジョイント)
31 外管接続部
32 内管接続部
33 水配管接続部(流体配管接続部)
40 第2ジョイント(ジョイント)
41 外管接続部
42 内管接続部
43 水配管接続部(流体配管接続部)
50 冷媒配管
51 温水出口配管
53 冷媒配管
54 温水入口配管
55 ろう
56 冷媒配管
57 切断手段
58 内管収束部
59 冷媒配管
71 冷媒管
75 管収束部
d1 内管接続部の内径
d2 外管の内径

Claims (7)

  1. 外管の内部に冷媒が流れる複数本の内管が設けられ、且つ、外管と内管との間に被熱交換液体が流れるように構成された多重管と、
    前記多重管の両端に設けられたジョイントとを備え、
    前記ジョイントは、前記外管が接続される外管接続部と、被熱交換液体が流れる配管が接続される流体配管接続部と、前記内管が挿入されるとともに液密状に接続される内管接続部とを備え、
    前記内管接続部の内径は、各内管の先端部を収束すべく、前記外管の内径よりも小さく設定され、前記内管接続部には冷媒管が接続されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記請求項1に記載の熱交換器において、前記各内管の先端面が面一に形成されていることを特徴とする熱交換器。
  3. 外管の内部に冷媒が流れる複数本の内管が設けられ、且つ、外管と内管との間に被熱交換液体が流れるように構成された多重管と、
    前記多重管の両端に設けられたジョイントとを備え、
    前記ジョイントは、前記外管が接続される外管接続部と、被熱交換液体が流れる配管が接続される流体配管接続部と、前記内管が挿入されるとともに液密状に接続される内管接続部とを備え、
    前記内管の先端部は、前記内管接続部よりも外部に突出しており、その突出した内管の先端部は、冷媒管側に設けられた内管接続部に挿入され、前記冷媒管側の内管接続部の内径は、各内管の先端部を収束すべく、前記外管の内径よりも小さく設定されていることを特徴とする熱交換器。
  4. 前記請求項3に記載の熱交換器において、前記各内管の先端面が面一に形成されていることを特徴とする熱交換器。
  5. 冷媒が流れる複数本の冷媒管と、
    前記冷媒管における冷媒入口側の先端部を互いに収束すべく、前記先端部が挿入される管収束部とを備え、前記各冷媒管の先端面が面一に形成されていることを特徴とする熱交換器。
  6. 外管の内部に冷媒が流れる複数本の内管が設けられ、且つ、外管と内管との間に被熱交換液体が流れるように構成された多重管を備え、
    前記多重管の一方は、前記内管が収束される内管収束部と、被熱交換液体が流れる配管が接続される流体配管接続部とを備え、
    前記内管の先端部は、前記内管収束部よりも外部に突出しており、その突出した内管の先端部は、冷媒管側に設けられた内管接続部に挿入され、前記冷媒管側の内管接続部の内径は、各内管の先端部を収束すべく、前記外管の内径よりも小さく設定されていることを特徴とする熱交換器。
  7. 外管と複数本の内管とから構成された多重管の端部に、ジョイントを接続する熱交換器の接続方法であって、前記外管の端部を前記ジョイントに設けた外管接続部に接続し、しかも、前記内管の端部を、その先端部が内管接続部外に突出するように内管接続部に挿通し、さらに、前記内管の端部をろう付により液密状に接続し、該内管接続部から突出する部分を、切断手段で面一となるように切断し、その後に、前記内管接続部に冷媒管を接続することを特徴とする熱交換器の製造方法。
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