JP2012107768A - 水冷媒熱交換器 - Google Patents

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治 青柳
Kazuhiko Machida
和彦 町田
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Abstract

【課題】水の流路抵抗を抑えながら熱交換性能に優れた水冷媒熱交換器を提供すること。
【解決手段】水と冷媒を熱交換させ、前記冷媒を二酸化炭素とし、前記水の入口部121より前記水の出口部122との間の略中央部に、水の流路抵抗が最大となる部位を設けたことを特徴とする水冷媒熱交換器100で、これにより、乱流促進などの効果による高効率化を図ると水の流路抵抗が増大するが、略中央部に限定することで、一部分は流路抵抗が大きいものの水冷媒熱交換器全体の水の流路抵抗は最小限に抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヒートポンプ式給湯機における水冷媒熱交換器の構成に関するものである。
従来の水冷媒熱交換器について説明する。図7は、従来の水−冷媒熱交換器の内管の構成を示す要部斜視図である。従来の水−冷媒熱交換器は、2本の中径管11を互いに密着させながら絡み合うように螺旋状にねじり合わせ、大径管10内に挿入されている。中径管11の表面には多数の溝が設けられている。
これにより、大径管10内を流れる流体と中径管内を流れる流体は螺旋状に乱流化され、さらに中径管11表面多数の溝により伝熱面積を拡大することにより、伝熱促進が図れ、熱交換効率の高い水冷媒熱交換器がえられるというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−32183号公報
冷媒に二酸化炭素を用いた冷凍サイクルでは、高温側が超臨界領域を利用した冷凍サイクルで、このような超臨界領域では、圧力が一定であっても温度は大きく変化する。
このような冷凍サイクルに冷媒と水を対向流に流した水冷媒熱交換器を用いた場合、冷媒と水との温度差は、水入口部での温度差が小さく、次第に大きくなるが、中央付近では再び温度差が小さくなり、さらにこの領域を過ぎると水出口に行くに従い、温度差は再び大きくなるという特性を有している。
このような冷凍サイクルに上記従来の構成の水冷媒熱交換器を用いると、高性能化とはなるものの、中径管11の表面に溝を設けることで、大径管10内を流れる水の流路抵抗が著しく増大してしまい、水を送るポンプが同じであれば、流せる水の流量が少なくなってしまう。
また、流せる水の流量を確保しようとすると、水を送るポンプの容量を大きくする必要があり、これによりポンプの入力が増加してしまい、機器の効率を低下させてしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、水の流路抵抗を抑えながら熱交換性能に優れた水冷媒熱交換器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の水冷媒熱交換器は、水の入口部から出口部との間の略中央部に、水の流路抵抗が最大となる部位を設ける。また、水流路断面積を水の出口側が最大となる構成とする。さらに、水が流れる大径管と、冷媒が流れる小径管と、前記小径管の外周に密着させた複数本の中径管とを備え、前記大径管と前記中径管の水流路内に、挿入部材を配置する。
本発明によれば、水の流路抵抗を抑えながら熱交換性能に優れた水冷媒熱交換器を提供できる。
本発明の実施の形態1における水冷媒熱交換器の平面図 本発明の実施の形態1における水冷媒熱交換器の側面図 本発明の実施の形態1における水冷媒熱交換器の略構成図 水冷媒熱交換器内の水と冷媒の温度分布のグラフ 本発明の実施の形態2における水冷媒熱交換器の略構成図 図4のC−C断面図 従来の水冷媒熱交換器の略構成図 従来の水冷媒熱交換器の内管の構成を示す要部斜視図
第1の発明は、水と冷媒を熱交換させ、前記冷媒を二酸化炭素とし、前記水の入口部より前記水の出口部との間の略中央部に、水の流路抵抗が最大となる部位を設けたものである。これにより乱流促進などの効果による高効率化を図ると水の流路抵抗が増大するが、略中央部に限定することで、一部分は流路抵抗が大きいものの水冷媒熱交換器全体の水の流路抵抗は最小限に抑えることができる。また、略中央部で局部的に高効率化を図ることで、冷媒と水の温度差の小さい略中央部の領域を小さくでき、圧力損失の増大を抑えた高効率な水冷媒熱交換器を提供できる。
第2の発明は、水の流路断面積は、水の入口側より略中央部の方が、小さくなるように構成する。これにより、水側の流速を速くすることができ、第1の効果が得られるものである。
第3の発明は、水の流路断面積を、水の出口側が最大となるように構成したものである。これにより、温度の高いところで析出しやすいカルシウムやマグネシウムのスケールの析出による流路の閉塞を抑えることができる。
第4の発明は、水が流れる大径管と、冷媒が流れる小径管と、前記小径管の外周に密着させた複数本の中径管とを備え、前記大径管内に前記中径管を設けたものである。これにより、高温の冷媒を内側に流すことで、冷媒の熱を最大限に水に伝えることができる。
第5の発明は、大径管と中径管の水流路内に、挿入部材を配置したものである。大径管と中径管の水流路内に、挿入部材を配置することで、容易にしかも任意に略中央部で局部的に水の流路の断面積を小さくでき、水流速を速くすることができる。
これにより、高効率化を図ることができ、冷媒と水の温度差の小さい略中央部の領域を小さくでき、圧力損失の増大を抑えた高効率な水冷媒熱交換器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。図1に平面図、図2に側面図、図3に略構成図を示す。また、図4は、横軸に水の入口から出口までの長さ、縦軸に温度を表し、水の温度を実線、冷媒の温度を破線で表した温度のグラフを示す。
図1〜図3において、100は水冷媒熱交換器、101、102、103はそれぞれ大径管A、大径管B、大径管Cであり、131は冷媒入口管、132は冷媒出口管、121は水入口管、122は水出口管を示す。112は小径管、111は中径管を示す。また、Aは大径管A101と大径管C103の接続部、Bは大径管A101と大径管B102の接続部である。
図1〜図3において、高温の二酸化炭素の冷媒は、冷媒入口管131から流入し(矢印193)、中径管111内に密着成形された小径管112内を通り、冷媒出口管132より流出する(矢印194)。ここで、中径管111は大径管A101、大径管B102、大径管C103内に挿入されており、低温の水は、中径管111の外側部分であり、大径管A101、大径管B102、大径管C103の内側部分で形成する隙間を流れる。
また、低温の水の流れは、水が水入口管121からから流入し(矢印191)、大径管A101、102、103内を通り、水は水出口管122より流出する(矢印192)。ここで、大径管A101と103とは、接続部Aで、また、大径管A101と102は接続部Bで接続されている。
さらに、大径管A101と102と103の内径は、大径管C103が最も小さく、大径管C103より大径管A101の内径が大きく、さらに大径管A101より大径管B102の内径が大きく、大径管B102が最も内径が大きい管で構成されている。また、大径管C103の使用個所としては、水入口と水出口のほぼ中央部に配置する。
以上のように構成された水冷媒熱交換器について、以下の動作、作用を説明する。
冷媒に二酸化炭素を用いた冷凍サイクルにおける水冷媒熱交換器の冷媒と水の温度分布のグラフを図4に示すが、冷媒と水の温度差が小さい領域が水入口部と水出入口の中央付近の2か所に存在する。
特に、中央付近の温度差の小さい領域は一般にピンチ温度と呼ばれ、超臨界領域を用いる冷凍サイクル特有のものである。このピンチ温度付近では、温度差が小さいため能力が小さく、冷媒のエンタルピーの変化も小さくなってしまう。
このため、どうしても熱交換器の長い領域を使って熱交換することとなる。実施の形態1の場合、ピンチ温度付近で、最も内径の小さい大径管C103を用いることで水流路断面積を小さくし、水流速を向上させることで熱伝達率を向上させている。
これにより、大径管C103のところでは、水側の流路抵抗が増大するものの、長さとして短い領域であり、水冷媒熱交換器全体の流路抵抗の増大を抑制でき、使用するポンプの容量を最大限に活かした設計を可能にでき、最良の構成で熱伝達率を向上させることができる。
また、大径管A101の内径より大径管B102の内径を大きくすることは次のような効果を可能とする。低温の水は、水入口191から入り、小径管内を通る高温の流体と熱交換しながら徐々に温度が上昇し、水出口192付近ではかなりの高温になる。
水が高温になると、低温では溶け込むことができたスケール成分(例えば、カルシウムやマグネシウムなど)は、高温では固体となって析出してしまう。析出したスケールは、中径管111の外表面や大径管B102の内表面に付着し、水が通過する際の圧力損失を増大させてしまう。
ここで、大径管A101の内径よりも高温部に使用する水管の内径を大きくした大径管B102を用いることで、スケールが多少付着しても圧力損失の急激な上昇を抑制でき、長期間の使用に耐える水冷媒熱交換器を有することができる。
以上により、本発明の水冷媒熱交換器によれば、水の入口部から出口部との間の略中央部に、水の流路抵抗が最大となる部位を設け、乱流促進などの効果による高効率化を図ることで、一部分は流路抵抗が大きいものの水冷媒熱交換器全体の水の流路抵抗は最小限に抑えることができる。
また、略中央部で局部的に高効率化を図ることで、冷媒と水の温度差の小さい略中央部の領域を小さくでき、圧力損失の増大を抑えた高効率な水冷媒熱交換器を提供できる。また、水の流路断面積を水の出口側が最大となるように構成することで、温度の高いところで析出しやすいカルシウムやマグネシウムなどのスケールの析出による流路の閉塞を抑えることができる。
また、水が流れる大径管と、冷媒が流れる小径管と、前記小径管の外周に密着させた複数本の中径管とを備え、前記大径管と前記中径管の水流路内に、挿入部材を配置することで、容易にしかも任意に略中央部で局部的に高効率化を図ることができ、冷媒と水の温度差の小さい略中央部の領域を小さくでき、圧力損失の増大を抑えた高効率な水冷媒熱交換器を提供できる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態について、図5〜図6を用いて説明する。図5は実施の形態2の略構成図、図6は図5におけるC−C断面での断面図である。
図5、図6において、101、102はそれぞれ大径管A、大径管Bであり、111は中径管、201は大径管A101、大径管B102と中径管111とで形成する水流路202内に挿入された挿入部材である。
以上のように構成された水冷媒熱交換器について、以下の動作、作用を説明する。
実施の形態1では、最も内径の小さい大径管C103を用いて水側の流路面積を小さくしたが、実施の形態2では、挿入部材201をピンチ温度付近に挿入することで水側の流路面積を小さくするものである。
これにより、実施の形態1で説明した同様の作用が得られ、挿入部材201を挿入した部分では、水側の流路抵抗が増大するものの、長さとしては短い領域であり、水冷媒熱交換器全体の流路抵抗の増大を抑制でき、最良の構成で熱伝達率を向上させることができる。
また、実施の形態1では、大径管C103の内径が中径管111の直径の2倍までしか小さくできないが、実施の形態2の挿入部材201を挿入することで、さらに流路面積を小さくでき、さらに最良の形態を構成できる。また、大径管B102の効果については、実施の形態1と同様の効果が期待できる。
以上のように、本発明に係る水冷媒熱交換器は、ヒートポンプサイクルと給湯サイクルが一体に構成された一体型ヒートポンプ式給湯機、別体に構成された分離型ヒートポンプ式給湯機、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯できる直接出湯型ヒートポンプ式給湯機などの各種ヒートポンプ給湯機の水―冷媒熱交換器に適用でき、給湯機能のほか
に、浴槽給湯、暖房機能、乾燥機能を有するヒートポンプ装置にも適用できる。
100 水冷媒熱交換器
101 大径管A
102 大径管B
103 大径管C
111 中径管
112 小径管
121 水入口管
122 水出口管
131 冷媒入口管
132 冷媒出口管
201 挿入部材
202 中径管と大径管で形成された水流路

Claims (5)

  1. 水と冷媒を熱交換させ、前記冷媒を二酸化炭素とし、前記水の入口部より前記水の出口部との間の略中央部に、水の流路抵抗が最大となる部位を設けたことを特徴とする水冷媒熱交換器。
  2. 水の流路断面積は、水の入口側より略中央部の方が、小さくなるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の水冷媒熱交換器。
  3. 水の水流路断面積は、水の出口側が最大となるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の水冷媒熱交換器。
  4. 水が流れる大径管と、冷媒が流れる小径管と、前記小径管の外周に密着させた複数本の中径管とを備え、前記大径管内に前記中径管を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水冷媒熱交換器。
  5. 前記大径管と前記中径管の水流路内に、挿入部材を配置したことを特徴とする請求項4に記載の水冷媒熱交換器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012112556A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Nippon Itomic Co Ltd 熱交換器およびその接続方法
JP2014042423A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Sanyo Denki Co Ltd リニアモータ
JPWO2018189860A1 (ja) * 2017-04-13 2019-11-07 三菱電機株式会社 水冷媒熱交換器及び水熱交換器を備えたヒートポンプ装置

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