JP2012112355A - デリバリパイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】破片等の異物の発生が抑制され、かつ密封性に優れる栓構造を燃料供給路の一端に備えたデリバリパイプの提供。
【解決手段】本発明のデリバリパイプは、内側に燃料供給路221を有する長尺状のハウジング2、球状の内栓3、及びねじ栓4を備える。ハウジング2の一端にある窪み部212内に、内栓3を入れ、更にねじ栓4を螺着することによって、燃料供給路221の一端が密封される。その際、先端に凹部413を有するねじ栓4によって、内栓3が押し当てられることによって、燃料供給路221の一端に位置する穴214が塞がれる。それと共に、凹部413が外側へ拡がるように内栓3に押し返されて、ねじ栓4の外周面412がハウジング2の内周面219に押し付けられて密着する。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料供給路の一端が栓で塞がれたデリバリパイプに関する。
内燃機関において燃料を噴射させる装置として、燃料噴射弁(インジェクタ)が使用されている。この種の燃料噴射弁は、エンジンの気筒数に応じて、適宜、複数個のものが使用されている。
複数個の燃料噴射弁を使用する場合、各燃料噴射弁は、特許文献1に示されるような、燃料を供給するための1本の配管上に並べて接続される。この種の配管は、一般的にデリバリパイプと称されており、燃料を供給するための高圧(燃料)ポンプと接続される。
前記デリバリパイプは、その内部に一端から他端に向かって細長く延びた1本の燃料供給路を備える(特許文献1参照)。この燃料供給路は、デリバリパイプ内において軸方向(長さ方向)に沿って設けられた孔からなる。燃料供給路は、その途中で分岐しており、それらの分岐先に各燃料噴射弁が設けられている。このような、燃料供給路を有するデリバリパイプの一端側から、高圧ポンプを用いて燃料(高圧燃料)が加圧供給されると、その燃料は燃料供給路を通って各燃料噴射弁に行き渡り、分配される。
ところで、前記燃料供給路の他端側は、特許文献1に示されるように、ボルト状の栓(キャップ部材)を利用して塞がれている。この栓は、デリバリパイプの他端側に設けられた窪みに螺着されている。この窪みは、前記燃料供給路の孔(内径)よりも大きな内径を有しており、そしてその窪みの底には、前記燃料供給路と繋がる穴が設けられている。特許文献1では、前記栓の先端側に扁平状のシール部材を配置し、そのシール部材を前記窪みの底に押し当てることによって、前記穴を塞いでいる。なお前記シール部材は、合成ゴム等の弾性材料からなり、隙間なく前記穴を塞ぐこと(所謂、シール性、密封性)に優れる。
特開2005−76476号公報
しかしながら、特許文献1に示される合成ゴム等からなるシール部材は、長期間に亘る燃料との接触等によって次第に劣化し、弾性力を失ってしまうことがある。弾性力を失ったシール部材は、密封性が低下するため、問題となる。また、劣化が進行したシール部材は脆くなるため、そのまま使用し続けると、そのシール部材が欠けて破片が生じやすくなる。このような破片が、万が一燃料供給路内に混入してしまうと、配管の目詰まり等が発生し、問題となる。
なお、ボルト状の栓のみを利用して、前記燃料供給路の一端を塞いで密栓する栓構造も考えられる。しかしながら、前記栓は、前記デリバリパイプの窪みに螺着される際に、先端が前記窪みの底と回転しながら接触してしまう。このように回転しながら接触すると、先端等が擦れて変形するため、前記栓の先端等に突起(所謂、バリ)が生じやすい。この突起が遊離して破片となり、前記燃料供給路内に混入してしまうと、配管の目詰まり、配管の損傷等が発生する虞があり、問題となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、破片等の異物の発生が抑制され、かつ密封性に優れる栓構造を燃料供給路の一端に備えたデリバリパイプを提供することである。
上記の目的を達成するための手段として、デリバリパイプは、球状の内栓と、周面に雄ねじ部を含み、先端面に前記内栓を受け止める凹部を有するねじ栓と、一方の端面から掘り込まれたような形状の窪み部を内側に含み、内周面上に前記雄ねじ部と噛み合う雌ねじ部を含む筒状の栓側周壁部と、前記窪み部における奥側の一部に前記内栓の直径よりも小さな穴が空くように他方の端面から延びた貫通孔からなる燃料供給路を内側に含み、前記栓側周壁部と接続する筒状の燃料側周壁部とを有する長尺状のハウジングとを備え、前記内栓を前記窪み部の奥側へ押し込み、かつ前記穴を塞ぐために前記穴の周縁部に前記内栓を押し当てながら前記栓側周壁部に前記ねじ栓が螺着され、その際に前記凹部が外側へ拡がるように前記内栓に押し返されて前記ねじ栓の外周面が前記栓側周壁部の内周面に押し付けられて密着することを特徴とする。
前記デリバリパイプにおいて、ねじ栓は、その先端面に前記内栓を受け止める凹部を有し、前記内栓を前記窪み部の奥側へ押し込み、かつ前記穴を塞ぐために前記穴の周縁部に前記内栓を押し当てながら前記栓側周壁部に螺着される。前記ねじ栓が前記栓側周壁部に螺着されると、前記凹部が外側へ拡がるように前記内栓に押し返される。このように押し返されると前記ねじ栓の外周面が前記栓側周壁部の内周面に押し付けられることになり、前記ねじ栓の外周面と前記栓側周壁部の内周面とが密着する。
前記デリバリパイプにおいて、前記ねじ栓が前記栓側周壁部に螺着される際、回転しながら進行する前記ねじ栓は、球状の内栓を前記窪み部の奥側へ押し込みつつ、前記穴の周縁部に押し当てる(押し付ける)。前記ねじ栓は、前記内栓とは分離しており、互いに独立している。そのため、前記ねじ栓は、前記内栓の回転を抑制しつつ前記周縁部に押し当てることができる。したがって、前記内栓が回転しながら前記周縁部に押し当てられることが抑制されるため、バリ等の異物の発生も抑制される。
前記デリバリパイプにおいて、前記ねじ栓が前記栓側周壁部に螺着されると、前記凹部が外側へ拡がるように前記内栓に押し返されて前記ねじ栓の外周面が前記栓側周壁部の内周面に押し付けられて密着する。そのため、前記ねじ栓と前記栓側周壁部との密封性が高まる。
前記デリバリパイプにおいて、前記内栓が前記穴の周縁部に押し当てられて接触(密着)する部分と、前記ねじ栓の前記外周面が前記栓側周壁部の前記内周面に押し付けられて接触(密着)する部分との2箇所で、主として、前記燃料供給路の一端が塞がれている。このように2箇所でシールされる栓構造を備えるデリバリパイプは、密封性に優れる。
前記デリバリパイプにおいて、前記凹部は、その表面に潤滑剤が塗布されていることが好ましい。潤滑剤が塗布されていると、ハウジングに螺着される際に、前記ねじ栓が回転しながらその凹部で内栓を窪み部の奥側へ押し込みつつ進んでも、前記凹部と前記内栓との摩擦が低減される。そのため、前記内栓が前記ねじ栓と共に回転することが更に抑制され、バリ等の異物の発生も更に抑制される。
本発明によれば、破片等の異物の発生が抑制され、かつ密封性に優れる栓構造を燃料供給路の一端に備えたデリバリパイプを提供できる。
実施形態1におけるデリバリパイプの断面図 ねじ栓及び内栓をハウジングに取り付ける前の状態を表したデリバリパイプの拡大断面図 ねじ栓及び内栓をハウジングに取り付けた後の状態を表したデリバリパイプの拡大断面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を、図1ないし図3を参照しつつ説明する。図1は、実施形態1におけるデリバリパイプ1の断面図である。図1に示されるように、デリバリパイプ1は、主として、ハウジング2、球状の内栓3、及びねじ栓4を備える。
ハウジング2は、細長く延びた(即ち、長尺状の)1本の筒体からなる。このハウジング2は、説明の便宜上、栓側周壁部21と、燃料側周壁部22との2つの筒状の部分に区分される。栓側周壁部21は、ハウジング2の一端側に配置し、ねじ栓4等が取り付けられる部分となっている。これに対して、燃料側周壁部22は、ハウジング2の他端側に配置し、栓側周壁部21よりも長く、ハウジング2の大部分を占めている。
燃料側周壁部22は、その内部に軸方向(長手方向)に沿って配置された貫通孔221を有する。この貫通孔221は、ハウジング2の他端側の端面224から前記栓側周壁部21側に向かって延びている。この貫通孔221は、燃料供給路221として利用される。
燃料供給路221は、その途中部分から外側へ分岐した複数個の分岐路223を備える。各分岐路223は、それぞれ燃料側周壁部22の外周面上に突設された筒状の分岐周壁部224によって囲まれている。各分岐周壁部224は、燃料側周壁部22の外周面上において、軸方向に沿って並ぶように配置している。各分岐周壁部224には、それぞれ燃料噴射弁10が取り付けられる。
なお、燃料側周壁部22は、その端部に外径が、その他の部分の外径よりも小さく設定されたインレット部225を有する。このインレット部225には、外部の高圧(燃料)ポンプ(不図示)と接続した燃料チューブ(不図示)が取り付けられる。
図1に示されるように、栓側周壁部21は、端部211から掘り込まれたような形状の窪み部212を有する。栓側周壁部21はこの窪み部212を囲むように配置している。本実施形態において、窪み部212の内径は、前記燃料供給路221の内径よりも大きく設定されている。
図2は、ねじ栓4及び内栓3をハウジング2に取り付ける前の状態を表したデリバリパイプ1の拡大断面図である。図2には、ハウジング2における栓側周壁部21と燃料側周壁部22との接続部分(境界部分)が拡大されて示されている。窪み部212は、端面211側から見て略円形状の入り口213を有し、その入り口213から入って最も奥側に、底215を有する。この底215の一部には、穴214が設けられている。この穴214は、端面211側から見て略円形状であり、前記燃料側周壁部22で囲まれた燃料供給路221の末端に位置している。つまり、前記穴214は、窪み部212と燃料供給路221との境界部分に位置しており、この穴214を境にして窪み部212と燃料供給路221とが一本の孔として繋がっている。なお、穴214の大きさ(直径)は、球状の前記内栓3の大きさ(直径)よりも小さく設定されている。
前記穴214の周りを囲む底215は、前記端面211側から見て略円環状であり、その表面が入り口213側(手前側)から奥側に向かって傾斜している。なお、前記穴214は、底215の略中央に配置している。
栓側周壁部21は、更に、手前側に配置される手前側大径部216と、内径が前記手前側大径部216よりも小さく奥側に配置される奥側小径部217とに区分される。なお、前記底215は、奥側小径部217よりも更に奥側に配置している。手前側大径部216は、その内周面上に雌ねじ部218を有する。そして、この雌ねじ部218よりも奥側における手前側大径部216の内周面上には、表面が滑らかな領域(滑面領域)219が存在している。この滑面領域219は、手前側大径部216(栓側周壁部21)の内周面上を周回するような帯状の形を有している。なお、前記領域219よりも奥側の内周面上には、奥側小径部217と接続する勾配領域220が存在している。
奥側小径部217は、その内径が略同一であり、球状の内栓3を収容できるようにその内径が、前記内栓3の直径よりも若干大きく設定されている。
上記のような構造を有するハウジング2は、例えば、アルミニウム材を鋳造すること(アルミダイカスト)によって得られる。
前記内栓3は、例えば、鋼球からなる。前記内栓3は、前記栓側周壁部21の窪み部212に対して、前記ねじ栓4よりも先に入れられる。
前記ねじ栓4は、前記栓側周壁部21に螺着されて、窪み部212を密栓する。このねじ栓4は、例えば、ハウジング2と同種の材料(つまり、アルミニウム材)からなる。ねじ栓4は、軸状の本体部41を有し、この本体部41の外周面上には、雄ねじ部411が設けられている。この雄ねじ部411は、前記栓側周壁部21の雌ねじ部218と噛み合い、螺合するように設定されている。また雄ねじ部411よりも先側の外周面上には、表面が滑らかな領域(滑面領域)412が設けられている。この滑面領域412は、本体部41の外周面上を周回するような帯状の形を有している。なお、この滑面領域412の位置は、ねじ栓4が前記栓側周壁部21に取り付けられた際に、前記栓側周壁部21の滑面領域219と密着できるように設定されている。
本体部41の先端には、凹部413が設けられている。この凹部413は、本体部41(ねじ栓4)の先端面が内側へ窪んだような形状を有しており、その凹部413内に、前記内栓3の約3分の1が収容されるように構成されている。この凹部413によって、前記窪み部212内に先に入れられた前記内栓3を受け止めることができる。前記凹部413は、その内面形状が逆円錐台状になっている。そのため、前記凹部413は、軸方向に対して表面が傾斜した勾配面414と、軸方向に対して水平な平坦面415を有する。前記内栓3の表面(球面)は、凹部413の勾配面414及び平坦面415のそれぞれに対して接触する。
なお、本体部41の先端側におけるねじ栓周縁部416は、ねじ栓4を窪み部212内に挿入し易くする等の目的で、面取りされている。この面取りされたねじ栓周縁部416よりも後端側に、前記滑面領域412が配置されている。本実施形態において、前記凹部413の表面(勾配面414及び平坦面415)上には、グリース等の潤滑剤が塗布されており、前記凹部413の表面が前記内栓3の表面(球面)上を滑りやすくなっている。
前ねじ栓4の後端面417には、六角形状の係止穴(不図示)が設けられている。この係止穴には、ねじ栓4を栓側周壁部21に取り付ける際に、所定の工具(所謂、六角レンチ)が差し込まれる。
ここで、ハウジング2にねじ栓4及び内栓3を取り付ける工程、及びねじ栓4及び内栓3によって密封されるデリバリパイプの栓構造(密封構造)について説明する。図2に示されるように、栓側周壁部21の窪み部212内に、その入り口213から、球状の内栓3が入れられる。次いで、その内栓3を窪み部212の奥側へ押し込むように、ねじ栓4を、凹部413を有する先端側から、前記入り口213内に入れる。
次いで、ねじ栓4の前記係止穴に六角レンチが差し込まれて、時計回りに前記ねじ栓4が回転されると、本体部41の外周面上に設けられている雄ねじ部411が、栓側周壁部21の内周面上に設けられている雌ねじ部218と噛み合い、その雌ねじ部218に案内されて、ねじ栓4(本体部41)が窪み部212の奥側へ向けて進む。そして、最終的に、ねじ栓4(本体部41)が栓側周壁部21に螺着され、固定される。
ねじ栓4は、上記のように螺着される際、回転しながらその先端面の凹部413で、内栓3を受け止めつつ、窪み部212の奥側へ押し込む(押し進める)。
内栓3はその表面が球状(球面)であり、また、ねじ栓4の凹部413表面には上記のように潤滑剤が塗布されているため、ねじ栓4の凹部413は、内栓3の表面(球面)に対して回りながら滑るように接触する。そのため、内栓3が窪み部212の奥側へ押し込まれる際、ねじ栓4の回転につられて、内栓3が回転することが抑制される。
図3は、ねじ栓4及び内栓3をハウジング2に取り付けた後の状態を表したデリバリパイプ1の拡大断面図である。内栓3は、上記のようにねじ栓4によって押し込められると、最終的に、栓側周壁部21の奥側小径部217内に半分程度、収容され、そして螺着されたねじ栓4によって窪み部212の底215に押し当てられる。その際、内栓3は、前記底215の穴214を塞ぐように、その穴214を囲む周縁部215aに対して、円環状に押し付けられる。つまり、前記内栓3は、前記周縁部215aに対して密に接触される。なお、この際、内栓3は、その表面の一部が前記穴214から燃料供給路22側に向けてせり出すような状態で静止している。
上述したように、球状の内栓3は、ねじ栓4の回転につられて、回転することが抑制される。そのため、窪み部212の底215に押し付けられる際、内栓3の表面(球面)は、前記穴214の周縁部215aに対して回転しながら接触することが抑制される。その結果、内栓3で穴214を塞いで燃料供給路221の末端を密封する際、内栓3及び周縁部215a等において、摩擦による突起状の異物(所謂、バリ)が生じ難くなっている。
また、ねじ栓4は、窪み部212内にねじ込まれると、最終的に、本体部41における外周面上の滑面領域412は、栓側周壁部21(手前側大径部216)における内周面上の滑面領域219まで到達する。そして、ねじ栓4は、栓側周壁部21の手前側大径部216に、収納されるように螺着される。
ねじ栓4が栓側周壁部21に螺着されると、ねじ栓4の凹部413は、上記のようにして静止した内栓3に押し返されて力を受ける。この際、特に、凹部413の勾配面414に対して外側に拡がるように力を受ける。すると、前記凹部413は、ねじ栓4の先端側の外周面(特に、滑面領域412)が、前記栓側周壁部21の内周面(特に、滑面領域219)に対して強く押し付けられることになる(図3における矢印参照)。その結果、これらの滑面領域412,219が、互いに強く密着することになり、燃料供給路221の一端における密封性が高まる。
本実施形態のデリバリパイプ2は、その燃料供給路221の一端が、主として、2箇所で密封されている。1箇所目は、球状の内栓3と穴214を囲む周縁部215aとの接触部分であり、2箇所目は、ねじ栓4の滑面領域412と栓側周壁部21の滑面領域219との接触部分である。このような栓構造を有するデリバリパイプは1、破片等の異物の発生を抑制しつつ、燃料供給路の一端を確実に密封できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1において、ねじ栓4の凹部413は、その内面形状が逆円錐台状であったが、他の実施形態においては、例えば、半球状、円錐状等であってもよい。
(2)上記実施形態1において、ハウジング2等は、アルミニウム材を鋳造することによって形成したものであったが、他の実施形態おいては、例えば、鋳鉄、あるいは鋼材を加工したものであってもよい。
(3)上記実施形態1において、栓側周壁部21は、内径の違いによって手前側大径部216と、奥側小径部217とに区分されていたが、他の実施形態においては、栓側周壁部21の内径が略同一であり、1つの部分からなるものであってもよい。
1・・・デリバリパイプ
2・・・ハウジング
21・・・内栓側周壁部
212・・・窪み部
214・・・穴
215・・・底
215a・・・周縁部
218・・・雌ねじ部
219・・・滑面領域
22・・・燃料側周壁部
221・・・燃料供給路
3・・・内栓
4・・・ねじ栓
413・・・凹部
411・・・雄ねじ部
412・・・滑面領域

Claims (2)

  1. 球状の内栓と、
    周面に雄ねじ部を含み、先端面に前記内栓を受け止める凹部を有するねじ栓と、
    一方の端面から掘り込まれたような形状の窪み部を内側に含み、内周面上に前記雄ねじ部と噛み合う雌ねじ部を含む筒状の栓側周壁部と、前記窪み部における奥側の一部に前記内栓の直径よりも小さな穴が空くように他方の端面から延びた貫通孔からなる燃料供給路を内側に含み、前記栓側周壁部と接続する筒状の燃料側周壁部とを有する長尺状のハウジングとを備え、
    前記内栓を前記窪み部の奥側へ押し込み、かつ前記穴を塞ぐために前記穴の周縁部に前記内栓を押し当てながら前記栓側周壁部に前記ねじ栓が螺着され、
    その際に前記凹部が外側へ拡がるように前記内栓に押し返されて前記ねじ栓の外周面が前記栓側周壁部の内周面に押し付けられて密着することを特徴とするデリバリパイプ。
  2. 前記凹部は、その表面に潤滑剤が塗布されている請求項1に記載のデリバリパイプ。
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