JP2012112146A - 除塵機 - Google Patents

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徹 数井
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【課題】バースクリーンの上流側に堆積しやすい沈砂泥等の沈降物を除去するにあたり、構造が簡単であって構成部材の点数が抑えられ、製作コストの安価な除塵機を提供する。
【解決手段】水路に設置される縦引きのバースクリーン2と、チェーン5に取り付けられバースクリーン2に沿ってバースクリーン2上のし渣を掻き寄せるレーキ9と、バースクリーン2の上流側で水路底部の近傍に配設されるチェーン5用の従動スプロケット4と、を備えた除塵機1において、バースクリーン2の上流側で水路底部の近傍に、従動スプロケット4と機械的に連動回転して水路底部の沈砂泥を掻き出す掻き出し羽根10を設けた。掻き出し羽根10は例えば従動スプロケット4の回転軸11に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、下水処理施設等に設置され、水路中の塵(以降、し渣という)を除去する除塵機に関するものである。
水路に設置される縦引きのバースクリーンと、チェーンに取り付けられバースクリーンに沿ってバースクリーン上のし渣を掻き寄せるレーキと、バースクリーンの上流側で水路底部の近傍に配設されるチェーン用のスプロケットと、を備えた除塵機の従来例として特許文献1に記載のものが挙げられる。
大雨時等に大量の砂泥が一度に水路に流入すると、バースクリーンが抵抗となってバースクリーンの上流側の水路底部に沈砂泥が堆積し、この堆積した沈砂泥との接触によりレーキがスムーズに回転移動できない場合がある。この問題に対し、特許文献1には、シリンダ本体部を駆動源とした開閉部を水路底部に配し、通常時は開閉部を閉じて下流へのし渣の流れを阻止し、沈砂泥が堆積したときには開閉部を開いて沈砂泥を下流側に流す技術が記載されている。
特開2006−307445号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、沈砂泥を下流側に流すにあたり、開閉機構およびこの開閉機構を駆動する駆動源(シリンダ本体部)を要することから、構造が複雑になるとともに構成部材の点数が増加して除塵機の製作コストが高くなりやすいという問題がある。また、沈砂泥を流すべく開閉部を開いたとき、沈砂泥だけでなく、本来バースクリーンで捕捉すべきし渣まで下流側に流れてしまう事態も考えられる。
本発明は、このような問題を解決するために創作されたものであり、バースクリーンの上流側に堆積しやすい沈砂泥等の沈降物を除去するにあたり、構造が簡単であって構成部材の点数が抑えられ、製作コストの安価な除塵機を提供することを目的としている。
前記課題を解決するため、本発明は、水路に設置される縦引きのバースクリーンと、チェーンに取り付けられ前記バースクリーンに沿ってバースクリーン上のし渣を掻き寄せるレーキと、前記バースクリーンの上流側で水路底部の近傍に配設される前記チェーン用のスプロケットと、を備えた除塵機において、前記バースクリーンの上流側で水路底部の近傍に、前記スプロケットと機械的に連動回転して水路底部の沈降物を掻き出す掻き出し羽根を設けたことを特徴とする。
当該除塵機によれば、掻き出し羽根がバースクリーンの上流側の水路底部に溜まりやすい沈降物、特に大雨時等に大量の砂泥が一度に水路に流入したときに溜まりやすい沈砂泥を掻き出して水中に分散させるため、バースクリーンの上流側直前の水路底部に沈砂泥が堆積することがない。したがって、レーキは沈砂泥から抵抗を受けることなくスムーズに水路底部において回転移動することとなり、レーキを回転させる駆動源に過負荷が生じることがない。掻き出し羽根をスプロケットと機械的に連動回転させる構造としたため、掻き出し羽根の回転駆動源を別途設ける必要がなく、構造が簡単で構成部材の点数が抑えられ、製作コストの安価な除塵機となる。特許文献1の技術のようにバースクリーンの下方を開放して沈砂泥を下流側に流すこともないので、し渣の下流側への流出も生じない。沈砂泥の掻き揚げ機能を掻き出し羽根が受け持つことで、チェーンにおけるレーキの取付ピッチは本来通りのし渣の性状に合わせた最適なピッチに設定できる。
また、本発明に係る除塵機は、前記掻き出し羽根を前記スプロケットの回転軸に取り付けたことを特徴とする。
当該除塵機によれば、より一層構造が簡単で構成部材の点数が抑えられ、製作コストの安価な除塵機となる。
また、本発明に係る除塵機は、前記掻き出し羽根を、前記スプロケットの回転軸と減速機を介して連結した低速軸に取り付けたことを特徴とする。
当該除塵機によれば、掻き出し羽根の回転トルクが大きくなり、水路底部の沈降物から大きな抵抗を受けた場合でも掻き出し羽根をスムーズに回転させることができる。
また、本発明に係る除塵機は、前記スプロケットによる回転軌跡上の前記レーキが前記バースクリーンの目開部を通過するように、前記バースクリーンの下端周りを円弧状に形成したことを特徴とする。
当該除塵機によれば、バースクリーンの下端周りがレーキの回転軌跡に沿った円弧として形成され、レーキがバースクリーンの下端においても目開部を通過する。これにより、バースクリーンの下端周りにし渣の掻き残しスペース、いわゆるデッドスペースを無くすことができる。
本発明によれば、掻き出し羽根がバースクリーンの上流側の水路底部に溜まりやすい沈降物を掻き出して水中に分散させるため、バースクリーンの上流側直前の水路底部に沈砂泥が堆積することがない。したがって、レーキは沈砂泥から抵抗を受けることなくスムーズに水路底部において回転移動することとなり、レーキを回転させる駆動源に過負荷が生じることがない。掻き出し羽根をスプロケットと機械的に連動回転させる構造としたため、掻き出し羽根の回転駆動源を別途設ける必要がなく、構造が簡単で構成部材の点数が抑えられ、製作コストの安価な除塵機となる。
本発明に係る除塵機の全体説明図であり、(a)、(b)はそれぞれ側面図、正面図である。 図1におけるA−A断面図である。 掻き出し羽根の説明図であり、(a)、(b)はそれぞれ側面図、正面図である。 従動スプロケットの位置が高い場合の掻き出し羽根の説明図であり、(a)、(b)はそれぞれ側面図、正面図である。 減速機を介在させた場合の掻き出し羽根の説明図であり、(a)、(b)はそれぞれ側面図、正面図である。 (a)は、従動スプロケットによる回転軌跡上のレーキがバースクリーンの目開部を通過するように、バースクリーンの下端周りを円弧状に形成した例を示す側面図であり、(b)は(a)におけるB−B断面図である。
図1(a)、(b)において、除塵機1は矩形断面を呈する水路に設置されている。除塵機1は、水路幅方向に並設された複数のスクリーンバー2Aからなるいわゆる縦引きのバースクリーン2を備える。バースクリーン2は、水路幅方向から見て上部が下流側に位置するように傾斜状に水路底部から立設している。水路の天井には開口部が設けられ、バースクリーン2の上部はこの開口部を貫通して天井上の区画まで延設されている。
天井上の区画に配設された水路幅方向を軸方向とする駆動スプロケット3と、バースクリーン2の上流側で水路底部の近傍に配設された水路幅方向を軸方向とする従動スプロケット4との間には、バースクリーン2の前面に沿う直線軌道を有するように無端のチェーン5がトラック状に掛け回される。チェーン5は図1(a)における反時計回りに循環移動する。駆動スプロケット3と従動スプロケット4とチェーン5とは、バースクリーン2の両脇に一対として配設される。直線軌道上におけるチェーン5は、図2に示すように、ケーシング6の側板の内面側に形成したガイド溝7にガイドされる。チェーン5の連結軸には例えばガイドローラ8が回転可能に取り付けられており、このガイドローラ8がガイド溝7にガイドされることでチェーン5の直線軌道が確保される。
レーキ9は、バースクリーン2の目開部に入り込んで通過する櫛型歯9Aを形成した矩形平板状の部材からなり、一対のチェーン5間に掛け渡されるように取り付けられる。レーキ9は、図1(a)に示すようにチェーン5の周回方向に間隔を空けて複数取り付けられる。チェーン5が循環移動することにより、レーキ9は櫛型歯9Aが目開部に入り込んだ状態でバースクリーン2上のし渣を掻き揚げる。掻き揚げられたし渣は、天井上の区画に配されたホッパ(図示せず)等に投入される。
バースクリーン2の上流側で水路底部の近傍には、従動スプロケット4と機械的に連動回転して水路底部の沈降物を掻き出す掻き出し羽根10が設けられる。図3は掻き出し羽根10を従動スプロケット4の回転軸11に取り付けた例を示す。図3(b)に示すように、左右の従動スプロケット4はそれぞれケーシング6に取り付けられた軸受12に軸支されており、回転軸11は両従動スプロケット4が一体回転するように両従動スプロケット4間に掛け渡される。
掻き出し羽根10は、図3(a)に示すように回転軸11の径方向に延出し、図3(b)に示すように左右の従動スプロケット4近傍間にわたる幅寸法を有する矩形平板状の部材として、従動スプロケット4間に位置した回転軸11の外周面に軸方向に沿って固設される。図3には、2枚の掻き出し羽根10を互いに回転軸11の外周面の180度反対の位置に固設した例が示されているが、掻き出し羽根10の枚数は2枚に限定されず、1枚でもよいし3枚以上であってもよい。勿論、掻き出し羽根10は全てのレーキ9と干渉しないように、回転軸11の外周面の所定位置に固設される。レーキ9はスプロケット4に噛合したチェーン9に取り付けられ、掻き出し羽根10はスプロケット4の回転軸11に取り付けられるため、レーキ9と掻き出し羽根10の各回転タイミングがずれて両者が干渉するということもない。
掻き出し羽根10の延出長さ(回転軸11の径方向の長さを指す)Lは、掻き出し羽根10の羽根先端が水路底部の表面ぎりぎりまで接近して沈砂泥等の沈降物を掻き出せる程度の長さとすることが望ましい。また、図3の例では、掻き出し羽根10の羽根先端の回転軌跡Qの径寸法Rは、従動スプロケット4上でのレーキ9の櫛型歯9Aの先端の回転軌跡の径寸法と略同一寸法となっている。前記回転軌跡Qはバースクリーン2の一部に重なるため、掻き出し羽根10の羽根先端には、バースクリーン2と干渉しないように、レーキ9の櫛型歯9Aと同様の形状を呈した櫛型歯10Aが形成されている。
本発明に係る除塵機1によれば、掻き出し羽根10がバースクリーン2の上流側の水路底部に溜まりやすい沈降物、特に大雨時等に大量の砂泥が一度に水路に流入したときにバースクリーン2の上流側の水路底部に溜まりやすい沈砂泥を掻き出して水中に分散させるため、バースクリーン2の上流側直前の水路底部に沈砂泥が堆積することがない。したがって、レーキ9は沈砂泥から抵抗を受けることなくスムーズに水路底部において回転移動することとなり、駆動スプロケット3の駆動源に過負荷が生じることがない。掻き出し羽根10は従動スプロケット4と機械的に連動回転するため、掻き出し羽根10の回転駆動源を別途設ける必要がなく、構造が簡単で構成部材の点数が抑えられ、製作コストの安価な除塵機1となる。
ここで、沈砂泥の掻き出し効率を上げる方法として、例えば掻き出し羽根10を設ける代わりに、レーキ9の取り付け個数を増やす、つまりチェーン5におけるレーキ9の取付ピッチを短くする方法が思い浮かぶ。しかしながら、チェーン5におけるレーキ9の取付ピッチは、水路毎に異なるし渣の性状に合わせて最適なピッチに設定されるものであり、大雨等の突発時のみに発生する沈砂泥をも考慮してレーキ9の取付ピッチを設定すると、通常時の本来のし渣の掻き揚げ機能が損なわれるおそれがある。これに対して本発明によれば、沈砂泥の掻き揚げ専用の掻き出し羽根10を設けたことにより、チェーン5におけるレーキ9の取付ピッチは本来通りのし渣の性状に合わせた最適なピッチに設定しておくことができる。
図4は、図3に比して従動スプロケット4の位置を高くした例を示している。この例でも、掻き出し羽根10の羽根先端が水路底部の表面ぎりぎりまで接近して沈砂泥等の沈降物を掻き出すようにしているため、掻き出し羽根10の延出長さLは図3よりも長くなっている。したがって、掻き出し羽根10の羽根先端の回転軌跡Qの径寸法Rは、従動スプロケット4上でのレーキ9の櫛型歯9Aの先端の回転軌跡の径寸法よりも大きい。
この図4の例では、掻き出し羽根10の羽根先端の回転軌跡Qの径寸法Rが大きくなる分、水路底部に溜まった沈砂泥を掻き出す範囲が広くなり、掻き出し効率が向上する。
図5は、掻き出し羽根10を、従動スプロケット4の回転軸11と減速機13を介して連結した低速軸14に取り付けた例を示す。この例では、回転軸11は両従動スプロケット4間に掛け渡されておらず、一方の従動スプロケット4のみを軸着している。この一方の従動スプロケット4の回転軸11には減速機13としての小径ギヤ13Aが軸着されている。低速軸14は、従動スプロケット4の上方に位置して、その両端が左右のケーシング6に取り付けられた軸受15により軸支されている。低速軸14には、減速機13としての大径ギヤ13Bが軸着されている。小径ギヤ13Aと大径ギヤ13Bとは中間ギヤ13Cに噛合する。中間ギヤ13Cはケーシング6に取り付けられた軸受(図示せず)により軸支される。以上により、低速軸14は減速機13により減速したうえで回転軸11と同期して図5(a)における反時計回りに回転する。
掻き出し羽根10は、低速軸14の径方向に延出し、バースクリーン2と略同じ幅寸法を有する矩形平板状の部材として、低速軸14の外周面に軸方向に沿って固設される。掻き出し羽根10の羽根先端には櫛型歯10Aが形成されている。図5では、2枚の掻き出し羽根10を互いに低速軸14の外周面の180度反対の位置に固設した例が示されている。勿論、掻き出し羽根10は全てのレーキ9と干渉しないように、低速軸14の外周面の所定位置に固設される。レーキ9はスプロケット4に噛合したチェーン5に取り付けられ、掻き出し羽根10は、スプロケット4の回転軸11と一定のギヤ比で回転する低速軸14に取り付けられるため、レーキ9と掻き出し羽根10の各回転タイミングがずれて両者が干渉するということもない。
この図5の例でも、掻き出し羽根10の羽根先端が水路底部の表面ぎりぎりまで接近して沈砂泥等の沈降物を掻き出すようにしているため、掻き出し羽根10の延出長さLは長くなっており、掻き出し羽根10の羽根先端の回転軌跡Qの径寸法Rは、従動スプロケット4上でのレーキ9の櫛型歯9Aの先端の回転軌跡の径寸法よりも大きい。
掻き出し羽根10を、従動スプロケット4の回転軸11と減速機13を介して連結した低速軸14に取り付ける構成とすれば、掻き出し羽根10の回転トルクが大きくなり、水路底部の沈降物から大きな抵抗を受けた場合でも掻き出し羽根10をスムーズに回転させることができる。
図6は、従動スプロケット4による回転軌跡上のレーキ9がバースクリーン2の目開部を通過するように、バースクリーン2の下端周りを円弧状に形成した例を示す。具体的には、バースクリーン2の下端周りを、従動スプロケット4の回転中心Xを曲率半径中心とする円弧状に形成した例を示している。図6(a)には、従動スプロケット4の回転軸11に掻き出し羽根10を取り付けた態様が示されるが、図5で説明したように、回転軸11に減速機13を介して連結した低速軸14に掻き出し羽根10を取り付けた態様であっても差し支えない。
図6(b)に示すように、バースクリーン2は、レーキ9の櫛型歯9Aの先端に対して後端が下流寄りに位置する第1のスクリーンバー2A1と、レーキ9の櫛型歯9Aの先端に対して後端が同位置若しくは上流寄りに位置する第2のスクリーンバー2A2と、から構成されている。勿論、直線部における第1のスクリーンバー2A1の前端と第2のスクリーンバー2A2の前端とは水路長手方向において同位置にある。なお、図6(b)では、第1のスクリーンバー2A1間に2つの第2のスクリーンバー2A2を配した例を示しているが、第1のスクリーンバー2A1間に1つの第2のスクリーンバー2A2を配する構成、つまり第1のスクリーンバー2A1と第2のスクリーンバー2A2とを交互に配してもよいし、第1のスクリーンバー2A1間に第2のスクリーンバー2A2を3つ以上配してもよい。また、第2のスクリーンバー2A2の後端には下流側に延設するブラケット22が適宜に固設され、第2のスクリーンバー2A2はこのブラケット22を介し、水路幅方向に掛け渡した連結バー23により第1のスクリーンバー2A1と一体化される。
図6(a)では、第2のスクリーンバー2A2の下端周りのみを、従動スプロケット4の回転中心Xを曲率半径中心とする円弧状に形成し、第1のスクリーンバー2A1についてはそのまま直線形状とした例を示している。第2のスクリーンバー2A2の円弧部21は、例えば直線平板状を呈した第2のスクリーンバー2A2の下端周りを曲げ加工して形成されるものであり、内径側、外径側共に回転中心Xが略曲率半径中心となるように形成されている。レーキ9が円弧部21における目開部を通過する際、櫛型歯9Aの先端は第2のスクリーンバー2A2の外径側と同位置に位置するか若しくは突出する。つまり、レーキ9の櫛型歯9Aの先端の回転軌跡の径寸法は、円弧部21の外径寸法と略同一、若しくは円弧部21の外径寸法よりも大きく設定されている。また、図6(a)では、掻き出し羽根10の羽根先端の回転軌跡Qの径寸法Rを、レーキ9の櫛型歯9Aの先端の回転軌跡の径寸法と略同一にした場合を示している。
以上のように、従動スプロケット4による回転軌跡上のレーキ9がバースクリーン2の目開部を通過するように、バースクリーン2の下端周りを円弧状に形成することにより、バースクリーン2の下端周りにおいてもレーキ9が目開部を通過することとなって、バースクリーン2の下端周りにし渣の掻き残しスペース、いわゆるデッドスペースを無くすことができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は図面に記載したものに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な設計変更が可能である。
例えば、減速機13として遊星ギア機構を有するもの等を使用し、低速軸14を従動スプロケット4の回転軸11と同軸上に配する構造にしてもよい。その一例としては、従動スプロケット4の回転軸11に太陽ギヤを軸着して遊星ギヤを噛合させ、この遊星ギヤに対して、円筒状の低速軸14の内周面に形成した内ギヤを噛合させる構造が挙げられる。
1 除塵機
2 バースクリーン
3 駆動スプロケット
4 従動スプロケット
5 チェーン
9 レーキ
10 掻き出し羽根
11 回転軸
13 減速機
14 低速軸

Claims (4)

  1. 水路に設置される縦引きのバースクリーンと、チェーンに取り付けられ前記バースクリーンに沿ってバースクリーン上のし渣を掻き寄せるレーキと、前記バースクリーンの上流側で水路底部の近傍に配設される前記チェーン用のスプロケットと、を備えた除塵機において、
    前記バースクリーンの上流側で水路底部の近傍に、前記スプロケットと機械的に連動回転して水路底部の沈降物を掻き出す掻き出し羽根を設けたことを特徴とする除塵機。
  2. 前記掻き出し羽根を前記スプロケットの回転軸に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の除塵機
  3. 前記掻き出し羽根を、前記スプロケットの回転軸と減速機を介して連結した低速軸に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  4. 前記スプロケットによる回転軌跡上の前記レーキが前記バースクリーンの目開部を通過するように、前記バースクリーンの下端周りを円弧状に形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の除塵機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016010608A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 株式会社ニイタカ 粉粒状洗剤自動供給装置
CN114182702A (zh) * 2021-12-16 2022-03-15 中国水利水电第九工程局有限公司 基于水利工程的水资源引流灌溉渠道

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