JP2012112099A - 鉄骨構造物におけるスプライスプレート - Google Patents
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Abstract
【課題】 鉄骨構造物のスプライスプレートを改良して、該スプライスプレート上に敷設する床材を支持するデッキプレートを合理的に補強し、平坦な床面を得る構成。
【解決手段】 主柱のブラケットと梁材をスプライスするデッキプレートの床材を支持する側の上面のスプライス部材16の長手方向の両縁より水平方向に張り出すデッキ受部15を一体的に設けて構成する。
【選択図】 図3
【解決手段】 主柱のブラケットと梁材をスプライスするデッキプレートの床材を支持する側の上面のスプライス部材16の長手方向の両縁より水平方向に張り出すデッキ受部15を一体的に設けて構成する。
【選択図】 図3
Description
この発明は鉄骨構造物の構成に供せられ、主柱に設けられたブラケットと梁材との連結に際して用いられるスプライスプレートの改良であり、特に上記梁材上に床材を敷設して床面を得る鉄骨構造物に好適に用いられるものである。
主柱より突出して設けられた複数のブラケットとこれらに連結すべき梁材とは同大同一形状の断面を呈し、所望の構造物に対応した長さの梁材をつきあわせ、スプライスプレートを用いてボルトナットにて緊締し連結して構造物の骨格を得るものである。 更に、上記梁材上に床材を敷設するのであるが、前記スプライスプレートの上面はボルトの先端が突出して、敷設する床面に不陸な箇所が生じやすく、このため梁材と床材との間にデッキプレートを配して床面を平坦面となすことが一般工法として用いられている。
この場合デッキプレートは、上記スプライスプレートの厚みや突出するボルト先端の突起を避けて床材を支持する必要があり、スプライスプレート上面の形状に対応してデッキプレートの当該部分を切り欠いて配することで、床面が平坦なものとなるよう床材を支持する。
この場合デッキプレートは、上記スプライスプレートの厚みや突出するボルト先端の突起を避けて床材を支持する必要があり、スプライスプレート上面の形状に対応してデッキプレートの当該部分を切り欠いて配することで、床面が平坦なものとなるよう床材を支持する。
スプライスプレートの典型的な使用例を図1に示す。
主柱1に設けられたブラケット2と梁材3をスプライスプレート4を用いて連結し、所望の鉄骨構造物を構成している。次いで、デッキ受部5を備えた一般的なスプライスプレート4の構成を図2(A)(B)に示すと、つきあわせたブラケット2と梁材3を連結するが、この場合デッキ受部5は連結部分のスプライス部材6のサイズに対応したサイズで、前記ブラケット2と梁材3のフランジ7部分に溶接して設けられる(図2では4箇所)。スプライス部材6とボルト受材8は、上記フランジ7を挟持してボルトナットにて緊締される(当然ながら当該各部材は各位置に略同一径のボルト孔が穿設されている)。
主柱1に設けられたブラケット2と梁材3をスプライスプレート4を用いて連結し、所望の鉄骨構造物を構成している。次いで、デッキ受部5を備えた一般的なスプライスプレート4の構成を図2(A)(B)に示すと、つきあわせたブラケット2と梁材3を連結するが、この場合デッキ受部5は連結部分のスプライス部材6のサイズに対応したサイズで、前記ブラケット2と梁材3のフランジ7部分に溶接して設けられる(図2では4箇所)。スプライス部材6とボルト受材8は、上記フランジ7を挟持してボルトナットにて緊締される(当然ながら当該各部材は各位置に略同一径のボルト孔が穿設されている)。
鉄骨構造物は、当然ながら容積、重量ともに嵩大であり、建設現場へは分解して搬入可能に小分割小嵩にして、かつ短時正確に現場建立がなされるよう部材の形状、材質や構造が研究され提案されてきた。特に骨材の連結部分は枢機な重視箇所であり、本発明はこの部分の改良を課題とした。
鉄骨構造物のブラケットと梁材を連結するスプライス部材に、デッキプレートの受部を一体的に設けて当該部分の部品点数を減ずるとともに、デッキプレートの受部を設ける溶接作業工程をも省略可能としたものである。
本発明の実施例を図3により説明するが、図3、図2の(A)は上下対称、(B)は左右対称であるので、符号の一部を省略した。 ブラケット12と梁材13をスプライスプレートにより連結し、上方視は(A)の状態である。スプライス部材16は長手方向の両縁より水平方向に張り出すデッキ受部15を持つ。スプライス部材16は(B)に示す如くブラケット12(または梁材13)の連結部分に載置され、両材のフランジ17をボルト受材18と共に挟持してボルトナットにより緊締する。この場合、ボルトは下方より、ボルト受材18、フランジ17、スプライス部材16をボルト孔を介して貫通し、スプライス部材17上でナットにて固定される。なお、ボルトを下方より挿入することは、万一ナットが緩みボルトの脱落などがあったとき、工事ミスなどでボルトの欠落などがあったとき、ボルトが残留しないのでこれの発見を容易なものとするための慣習であり、故にスプライス部材16上は突出するボルト先端があり、デッキプレートを床材との間に介在させて不陸であり、平坦な床面を得る工夫がなされたものである。
デッキプレート受部15はスプライス部材16と一体に設けられており、現状でのブラケット2、梁材3のフランジ7部分に溶接して設けられるデッキプレート受部5とは大差がある。 すなわち、デッキ受部5ではブラケット2、梁材3の工場出荷時に溶接位置を厳しく計測されて溶接され、要部の鉄骨部材として建立現場に搬入されるが本発明のデッキ受部15にあってはスプライス部材16と一体であり、工場出荷時は通常方法で建立現場へ搬入され、必要であれば梁材13の長さの調整、ボルト孔の穿設程度の小加工にて、即に鉄骨構造物への工事に着手できるものである。
現状のスプライスプレートのデッキ受部5は、所詮溶接は工場加工を余儀なくされ時間的にも不利であり、かつスプライスプレートの部品は3種7点を要する。本発明のスプライスプレートにあっては2種3点にて同効以上のものが得られ、この点においても有利な構成といえる。
本発明のスプライスプレートは、鉄骨構造物の目的により同効を有する剛性材料と置換して採用してもよく、また、スプライスプレートの構成部材の一部を以下に例示する機能性鋼材に替えて構成しても、本発明の設計変更の範囲とするものである。
上記した"機能性鋼材"の一例を示すと、60℃〜−60℃で温度が下がるほど衝撃吸収エネルギーが上昇し、一般的強度鋼の6倍の強度を示し、かつ耐力が脆性破壊応力に強い超高強度鋼が公表されている(独立行政法人物質・材料研究機構より平成20年5月23日公開)。寒冷地に立設する鋼構造物や塔状建造物に好適な材料である。この鋼材は高価ではあるが、構造物全体に用いるのではなく、応力が過剰に集中する枢機な箇所の耐力増強として、本発明のスプライスプレートの部材の一部を置換して用いることは可能である。上記超高強度鋼は、マルエージング鋼の如くレアメタルを多くは必要としない。新開発されたこの超高強度鋼は低温で衝撃に強く(一般強度鋼の6倍)、かつて英客船が北大西洋上で氷山と衝突した大事故(1912年4月事故発生当時の海水温5℃)は、仮令この強度鋼が当時あれば避け得られたであろうとの説や、また、一般強度鋼の6倍の強度を持つ特長を活かして、超軽量の大型艦船が実現するやの説がある。機能性鋼材は、耐圧、耐熱、耐候など多様に存在するが、高価でもあり目的も多岐に異なるので、本発明への採用に可能性が高いものを示すに止めた。
1 主柱
2,12 ブラケット
3,13 梁材
4 スプライスプレート
5,15 デッキ受部
6,16 スプライス部材
7,17 フランジ
8,18 ボルト受材
2,12 ブラケット
3,13 梁材
4 スプライスプレート
5,15 デッキ受部
6,16 スプライス部材
7,17 フランジ
8,18 ボルト受材
上記デッキプレートは、切欠きにより床材への支持力の低下が生じ、これを防止する目的で前記ブラケットと梁材の連結部分にデッキプレートを支持するデッキプレートの受部を溶接して設けて、上記支持力の低下に対応している。
Claims (1)
- 鉄骨構造物の主柱に設けられたブラケットと梁材との連結に際して用いられるスプライスプレートであって、該ブラケットと梁材は同大同一形状の断面を呈し、この両者をつきあわせてその連結箇所のフランジ部分の上下面を挟持するごとくして、スプライス部材を上面にボルト受材を下面に配し、それぞれの共通位置に穿設されたボルト孔を介してボルトナットにて緊締し連結してなり、更に上記スプライス部材は、長手方向の両縁より水平方向に張り出す、前記ブラケット・梁材の上方に敷設される床材との間に配するデッキプレートを支持するデッキ受部を、一体的に設けて構成したことを特徴とする鉄骨構造物におけるスプライスプレート。
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JP2010259375A JP2012112099A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | 鉄骨構造物におけるスプライスプレート |
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CN110760662A (zh) * | 2019-11-25 | 2020-02-07 | 溧阳市永恒热处理有限公司 | 一种装配式热处理炉底板 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10280601A (ja) * | 1997-04-02 | 1998-10-20 | Kazuaki Wake | 梁のデッキ受け |
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2010
- 2010-11-19 JP JP2010259375A patent/JP2012112099A/ja active Pending
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