JP2012110808A - 粉砕機 - Google Patents

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雅之 大坪
Takeshi Sugino
岳 杉野
Yasunobu Nakagawa
泰伸 中川
Takuya Aoki
卓也 青木
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Abstract

【課題】ケーシング及び回転翼を洗浄する際の作業性を向上させて、品質のよい粉砕物を得ることができる粉砕機を提供すること。
【解決手段】粉砕機1は、被粉砕物を投入する投入口2aと、粉砕処理された粉砕物を吐出する吐出口2bと、粉砕物を粉砕する第1回転翼3A及び第2回転翼3Bと、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bが回転可能に内設されると共に、投入口2a及び吐出口2bに連通する粉砕室2cと、複数のケーシング分割体21,22に分離可能に形成されたケーシング2と、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bにそれぞれ設けられた回転軸4A,4Bと、回転軸4A,4Bを支持して回転させる駆動部5と、を備えている。粉砕機1は、複数のケーシング分割体21,22のうちの一つのケーシング分割体21をスライド移動させるスライド機構6と、駆動部5を旋回可能に軸支する駆動部旋回軸51と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、農産物、食品、鉱物、医薬品等の被粉砕物を粉砕する粉砕機に関する。
従来、被粉砕物を細かく粉砕(微粒子化)する粉砕機としては、湿式粉砕機と乾式粉砕機とがある。湿式粉砕機としては、スラリー状の被粉砕物同士を衝突させることによって、被粉砕物の乳化や、粒子の微細化を施すことのできる装置が知られている。
乾式粉砕機としては、ケーシング内の対向した二つの回転翼を回転させることによって発生する気流に被粉砕物を乗せ、被粉砕物の回転翼等への衝突を繰り返すことにより、被粉砕物を細かく粉砕し、吐出口に接続された吸引装置で粉砕物を吸引して回収する粉砕機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
その他の乾式粉砕機としては、投入口側回転翼及び吐出側回転翼の回転方向の前方に位置する側の総表面積と、回転数の積の比率を条件にした装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、回転翼とケーシング内の間隔を変えることによって、ケーシング内の気流を調整する粉砕機が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3739303号公報(図1及び図2) 特許第3762257号公報(図1〜図3)
しかしながら、従来の乾式粉砕機では、装置内部の二つの回転翼及びケーシングを取り外して洗浄する際、一方の回転翼に回転軸を介在して嵌合される二つの駆動部のうちの少なくとも一方を軸方向にスライド移動させて粉砕室から分離させる必要がある。このため、メンテナンスの際に回転軸を軸方向へスライド移動させるのに十分なスペースが必要であり、装置全体が大型化してしまうという問題点と、回転軸を精緻に離間及び移動させることができず、メンテナンス性が悪化してしまうという問題点とがあった。
また、粉砕機は、一台で多種多様な被粉砕物を粉砕することができるため、被粉砕物を他の物に変更する際に、ケーシング内の粉砕室及び回転翼を洗浄し付着した粉砕物を取り除いて、残存物が混じらないようにしてから他の被粉砕物の粉砕を行う必要がある。従来の粉砕機は、その洗浄作業を行う際、ケーシング、回転翼、回転軸などを洗浄し易いように分解することができないため、分解作業、洗浄作業及び掃除作業をする際の作業性が悪いという問題点があった。
これに伴って、洗浄精度が悪化し、回転翼等に付着した被粉砕物や塵埃を除去できず、粉砕物の品質の悪化を招くという問題点があった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決するために創案されたものであり、ケーシング及び回転翼を洗浄する際の作業性を向上させて、品質のよい粉砕物を得ることができる粉砕機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る粉砕機は、被粉砕物を投入する投入口と、粉砕処理された粉砕物を吐出する吐出口と、前記被粉砕物を粉砕するための第1回転翼及び第2回転翼と、前記第1回転翼及び前記第2回転翼が回転可能に内設されると共に、前記投入口及び前記吐出口に連通する粉砕室と、前記投入口と前記吐出口と前記粉砕室とを有すると共に、複数のケーシング分割体に分離可能に形成されたケーシングと、前記第1回転翼及び第2回転翼にそれぞれ設けられた回転軸と、前記回転軸を支持して回転させる駆動部と、を備えた粉砕機であって、少なくとも前記複数のケーシング分割体のうちの一つのケーシング分割体をスライド移動させるスライド機構と、前記駆動部を旋回可能に軸支する駆動部旋回軸と、を備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、粉砕機は、少なくとも複数のケーシング分割体のうちの一つのケーシング分割体をスライド移動させることができるスライド機構を備えたことにより、ケーシングのうちの少なくとも一つのケーシング分割体を、スライド機構によって他のケーシング分割体から移動させて離間させることができる。ケーシングは、複数のケーシング分割体を離間させることによって、粉砕室が解放されるため、粉砕室内を容易に洗浄することができる。
また、第1回転翼及び第2回転翼の回転軸を回転させる駆動部は、駆動部旋回軸によって旋回可能に軸支されているので、第1回転翼及び第2回転翼を駆動部旋回軸を中心として旋回することにより、第1回転翼及び第2回転翼を粉砕室から離間させて粉砕室の外に移動させることができる。このため、第1回転翼及び第2回転翼は、粉砕室内から外に出して容易に洗浄や掃除を行うことができると共に、洗浄作業や掃除作業の作業性を向上させることができる。
その結果、粉砕機は、粉砕室、第1回転翼及び第2回転翼の本体や後面部をきれいに洗浄して、それらに付着していた粉砕物や塵埃を取り除くことができるので、被粉砕物を所望状態に粉砕して品質のよい粉砕物を得ることができる。
また、本発明に係る粉砕機は、前記スライド機構が、前記複数のケーシング分割体のうちの一つを旋回可能に軸支するケーシング旋回軸と、前記ケーシング旋回軸を支持する軸支持部材と、前記軸支持部材に固定されたスライダと、前記スライダを、前記複数のケーシング分割体が互いに離間及び合致する方向に移動可能に支持するガイド部材と、を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、粉砕機は、複数のケーシング分割体のうちの一つを旋回可能に軸支するケーシング旋回軸と、ケーシング旋回軸を支持する軸支持部材と、軸支持部材に固定されたスライダと、そのスライダを、複数のケーシング分割体が互いに離間及び合致する方向に移動可能に支持するガイド部材と、を備えたスライダ機構を有していることによって、ケーシング分割体を移動させ、ケーシング分割体同士を分離させて互いに離した状態できる。このため、ケーシング分割体の内部(粉砕室の一部)を容易に洗浄することができる。
また、ケーシング分割体は、ケーシング旋回軸を中心として旋回させることによって、ケーシング分割体の内部(粉砕室の一部)を作業者の作業し易い方向に向けることができるので、洗浄作業や回転翼の着脱作業(交換作業)が行い易くなる。
その結果、粉砕機は、メンテナンスの際に、被粉砕物の投入口や吐出口を分離しなくてもよい構造にすることができる。また、粉砕機は、メンテナンスの際に、第1回転翼及び第2回転翼の回転軸を軸方向へスライド移動させることが不要となるので、回転軸を左右方向へ移動させない分だけ、装置全体の左右方向に幅を短くすることができる。このため、本発明は、従来の粉砕機よりも小型で設置スペースの小さい粉砕機を提供することができる。
また、本発明に係る粉砕機は、前記第1回転翼及び前記第2回転翼は、前記複数のケーシング分割体がそれぞれ離間されて分割された状態のときに、前記回転軸と共に前記駆動部旋回軸を中心として旋回可能に配置されていることが好ましい。
かかる構成によれば、第1回転翼及び前記第2回転翼は、複数のケーシング分割体がそれぞれ離間されて分割された場合、回転軸と共に駆動部旋回軸を中心として旋回させることができる。このため、第1回転翼及び前記第2回転翼は、駆動部旋回軸を中心として旋回させれば、作業者のいる方向に向けることができるので、洗浄作業や回転翼の点検作業等を行い易くすることができる。
また、本発明に係る粉砕機は、前記吐出口に、前記第1回転翼及び前記第2回転翼によって粉砕された粉砕物を回収する集塵装置に連通する吐出側流路が接続されていることが好ましい。
かかる構成によれば、粉砕機は、吐出口が、第1回転翼及び第2回転翼によって粉砕された粉砕物を回収する集塵装置に連通する吐出側流路が接続されていることにより、粉砕処理した粉砕物を容易に回収することができる。
また、本発明に係る粉砕機は、前記駆動部旋回軸が、中空部を有する中空状軸部材からなると共に、前記中空部には、少なくとも、電線あるいはチューブのいずれかが挿入されていることが好ましい。
かかる構成によれば、駆動部旋回軸は、中空部を有する中空状軸部材からなることによって、例えば、その中空部内にモータに電力を供給するための電線、あるいは、軸受ハウジング内部にパージエアを供給するためのチューブを挿通した状態に配置することができる。電線あるいはチューブは、駆動部旋回軸内に配置されているので、駆動部旋回軸が回動したとしてもその配置状態が影響されることがなく、メンテナンスの際に、電線及びチューブが邪魔にならず、メンテナンス作業の作業性を向上させることができると共に、駆動部旋回軸周辺を水によって丸洗いをすることが可能となる。
本発明に係る粉砕機は、ケーシング及び回転翼を洗浄する際の作業性を向上させて、品質のよい粉砕物を得ることができる。
本発明の実施形態に係る粉砕機を示す一部断面を有する概略正面図である。 本発明の実施形態に係る粉砕機の運転時の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る粉砕機のメンテナンス時の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る粉砕機のメンテナンス時の状態を示す左側面図である。 本発明の実施形態に係る粉砕機のメンテナンス時の状態を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る粉砕機の運転時の状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る粉砕機のメンテナンス時の状態を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る粉砕機1を説明する。なお、粉砕機1は、設置状態によって、前後左右の方向が変わるが、便宜上、図1に示す状態を前側から見た正面として説明する。
まず、粉砕機1を説明する前に、この粉砕機1で粉砕する被粉砕物を説明する。
≪被粉砕物の構成≫
被粉砕物は、例えば、米、麦、お茶等の農産物、カニ甲羅、くま笹、健康食品等の食品、医薬品、電池の原料等の工業用材料、鉱物等の種々の物からなる。つまり、被粉砕物は、投入口2aから投入可能な大きさの物で、回転翼3で粉砕可能なものであればよく、特に限定されない。
≪粉砕機の構成≫
図1に示すように、粉砕機1は、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bを回転させて被粉砕物を粉砕する装置である。粉砕機1は、被粉砕物を投入する投入口2aと、被粉砕物を吐出する吐出口2bと、粉砕物を粉砕するための第1回転翼3A及び第2回転翼3Bと、
第1回転翼3A及び第2回転翼3Bが回転可能に内設された粉砕室2cと、複数のケーシング分割体21,22に分離可能に形成されたケーシング2と、分割体ロック機構23と、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bにそれぞれ設けられた回転軸4(4A,4B)と、回転軸4A,4Bを回転させる駆動部5と、ケーシング分割体21をスライド移動させるスライド機構6と、駆動部5を旋回可能に軸支する駆動部旋回軸51と、筐体ロック機構55と、基台10と、を主に備えている。図1に示すように、粉砕機1は、中央部を中心として略左右対称に、前記した各部材が配置されている。
<投入口及び投入側筒部の構成>
図1に示すように、投入口2aは、不図示の被粉砕物を少量ずつ投入して、被粉砕物を粉砕室2cに供給するための供給口である。この投入口2aは、粉砕室2cを形成するケーシング2の上部に形成された投入側筒部2eの開口部であり、粉砕室2cに連通されている。なお、投入口2aには、例えば、被粉砕物を入れ易くするために、投入口側流路P1を介して不図示の被粉砕物供給装置に接続したり、また、ホッパ(図示省略)を取り付けたりしても構わない。
投入側筒部2eは、ケーシング2に一体形成された筒状の部位である。
<吐出口及び吐出側筒部の構成>
図1に示すように、吐出口2bは、粉砕処理した粉砕物を粉砕室2c内から粉砕室2c外へ吐出する吐出口である。この吐出口2bは、粉砕室2cを形成するケーシング2の上部の投入側筒部2eと対称な位置に設けられた吐出側筒部2fの開口部であり、粉砕室2cに連通している。吐出口2bは、吐出側流路P2を介して粉砕物を回収する集塵装置Sに接続されている。
吐出側筒部2fは、ケーシング2に一体形成された筒状の部位である。
<回転翼(第1回転翼及び第2回転翼)の構成>
回転翼3は、被粉砕物を粉砕する第1回転翼3A及び第2回転翼3Bからなり、粉砕室2c内に回転可能に配置されている。第1回転翼3Aと第2回転翼3Bとは、互いに所定間隔を介して対向して粉砕室2c内に回転自在に配置されている。第1回転翼3Aと第2回転翼3Bは、ケーシング2の左右側面部にそれぞれ設けられた軸受ハウジング42に回動自在に軸支されて、水平方向に向けて配置された回転軸4(4A,4B)の先端に外嵌されている。回転翼3は、例えば、5〜12枚程度の羽を有するインペラからなり、表面にコーティングが施され、3,000から10,000rpmの回転速度で回転する。
<粉砕室の構成>
粉砕室2cは、投入口2aから投入された被粉砕物が供給されて、回転する第1回転翼3A及び第2回転翼3Bで粉砕が行われる空間であり、ケーシング2内に形成されている。粉砕室2cは、この中で細かく砕かれた粉砕物が吐出口2bから粉砕室2c外に吐出されるように形成されている。粉砕室2cは、粉砕作業時に、二つに分割されたケーシング2によって密閉空間状に形成され、メンテナンス時に、ケーシング2の垂直方向の分断面が二つに分離されて開放された状態になるように形成されている。
<ケーシング(ケーシング分割体)の構成>
図1に示すように、ケーシング2は、前記投入口2aと、前記吐出口2bと、前記粉砕室2cと、前記投入側筒部2eと、吐出側筒部2fと、軸受支持部2g,2hと、ケーシング分割体21,22と、分割体ロック機構23と、把手24(図2参照)と、シール材25と、を有する略角筒状の部材である。
図2は、粉砕機の運転時の状態を示す斜視図であり、前側のケーシング分割体と後側のケーシング分割体とが合致しているときの状態を示す。図3は、粉砕機のメンテナンス時の状態を示す斜視図であり、前側のケーシング分割体を手前に移動させて後側のケーシング分割体から分離させ、さらに、手前側のケーシング分割体を垂直方向を向いたケーシング旋回軸の軸回りに180°旋回させたときの状態を示す。
図2及び図3に示すように、ケーシング2は、分割体ロック機構23を解除し、把手24を持って手前側に引っ張ることにより、スライド機構6にガイドされて、縦断面視して略凹部形状の前側のケーシング分割体21と、縦断面視して略凹部形状の後側のケーシング分割体22とに分離する。また、ケーシング2は、その状態から前側のケーシング分割体21を押し戻すことにより、スライド機構6にガイドされて元の状態に復帰し、断面視して略筒状の状態に合体して粉砕室2cが形成されるようになっている。
図3に示すように、軸受支持部2g,2hは、軸受ハウジング42を支持する部位であり、前側のケーシング分割体21及び後側のケーシング分割体22の左右中央に形成された側面視して半円状の支持部である。軸受支持部2g,2hは、軸受ハウジング42,42にそれぞれ外嵌されたシール材41に常に当接した状態に配置されている。
シール材41は、粉砕室2cを密閉して、軸受支持部2g,2hと回転軸4A,4Bとの間から外部へ粉塵等が漏れるのを防止するためのゴム製の環状部材である。
<前側のケーシング分割体の構成>
図4及び図5は、前側のケーシング分割体を手前に移動させて後側のケーシング分割体から分離させ、さらに、手前側のケーシング分割体を垂直方向を向いたケーシング旋回軸の軸回りに180°旋回させた粉砕機のメンテナンス時の状態を示す図であり、図4は左側面図、図5は正面図である。
図4及び図5に示すように、前側のケーシング分割体21は、ケーシング旋回軸61を有するスライド機構6を介在して基台10上に載置されて、後側のケーシング分割体22及び基台10に対して旋回及び進退可能な状態に配置されている。前側のケーシング分割体21には、上部に分割体ロック機構23の係合部23dが設けられ、前側外面に把手24(図2参照)、前側内面に粉砕室2cを形成する窪みが形成され、左右側面に半円状の軸受支持部2g,2hの半分が形成され、下面にケーシング旋回軸61が設けられている。前側のケーシング分割体21は、スライド機構6を介して基台10の盤面10a上に、前後方向へ移動可能、水平に旋回可能な状態に載置されている。
<後側のケーシング分割体の構成>
図6は、本発明の実施形態に係る粉砕機の運転時の状態を示す平面図であり、前側のケーシング分割体と後側のケーシング分割体とが合致しているときの状態を示す。図7は、本発明の実施形態に係る粉砕機のメンテナンス時の状態を示す平面図であり、前側のケーシング分割体を手前に移動させて後側のケーシング分割体から分離させ、さらに、手前側のケーシング分割体を垂直方向を向いたケーシング旋回軸61の軸回りに180°旋回させたときの状態を示す。
図6及び図7に示すように、後側のケーシング分割体22は、ケーシング台65を介在して基台10上に載設されて固定されている。後側のケーシング分割体22には、上部に投入側筒部2e、吐出側筒部2f、分割体ロック機構23が設けられ、前側内面にシール材25を装着するための溝と粉砕室2cを形成する窪みとが形成され、左右側面に半円状の軸受支持部2g,2hが形成され、下面にケーシング台65が設けられている。後側のケーシング分割体22は、ケーシング台65を介在して基台10の盤面10a上に載設されている。
<分割体ロック機構の構成>
図2及び図3に示すように、分割体ロック機構23は、前側のケーシング分割体21と後側のケーシング分割体22とが合致した状態にロックしたり、その状態から開放してアンロック状態にしたりするためのロック装置である。この分割体ロック機構23は、ケーシング2の上部の左右にそれぞれ設けられている。分割体ロック機構23は、作業者が操作する際に把持するノブ23aと、先端部にノブ23aが固定され、基端部が軸支されたレバー23bと、レバー23bの基端部を前後方向に回動自在に軸支する回動支持部23cと、ロック時にレバー23bの先端部寄りの部位が係合する係合部23d(図4参照)と、を備えて構成されている。
ノブ23aは、例えば、レバー23bの先端部に形成された雄ねじ部(図示省略)に螺合する雌ねじ部(図示省略)を有する略円盤状の部材からなる。
レバー23bは、図2に示すように、ロック時(運転時)に、前側に倒して係合部23dに係合した状態(ロック状態)になる。レバー23bは、図3に示すように、アンロック時(メンテナンス時)に、垂直に立てた状態に操作して係合部23dから離間させる。
回動支持部23cは、例えば、後側のケーシング分割体22の上端部から上方向に向けて突設された一対の舌片と、中央部がレバー23bの下端部に挿通されて、両端部がこの舌片に穿設された軸孔に軸入される軸ピンと、から構成されている。
係合部23dは、その回動支持部23cに対応する前側のケーシング分割体22の上端部に突設された略U字状の突起である。
<把手の構成>
図2に示すように、把手24は、前側のケーシング分割体21を後側のケーシング分割体22から離間させるときに、手で持って手前に引っ張るための部位であり、前側のケーシング分割体21の前面側に設けられている。この把手24は、例えば、平面視してコ字状に折曲した棒状部材からなる。
<シール材の構成>
図1及び図3に示すように、シール材25は、後側のケーシング分割体22の粉砕室2cの周囲に配置されて、粉砕室2cの気密性を保つための部材であり、ゴム部材からなる。シール材25は、後側のケーシング分割体22の粉砕室2cの周縁に沿って形成された溝に挿入されて、前側のケーシング分割体22が後側のケーシング分割体22に合致したときに、前側のケーシング分割体22の粉砕室2cの周縁部に押し当たるように配置される。これにより、シール材25は、粉砕室2c内から粉砕された粉砕物や、粉砕中の粉砕音が外に漏れるのを抑制することができる。
≪スライド機構の構成≫
図3及び図4に示すように、スライド機構6は、前側のケーシング分割体21を前後方向に進退移動させるための機構であって、前側のケーシング分割体21を旋回させることが可能な機能も備えている。このスライド機構6は、前側のケーシング分割体21を旋回可能に軸支するケーシング旋回軸61と、ケーシング旋回軸61を支持する軸支持部材62と、軸支持部材62に固定されたスライダ63と、スライダ63を前側のケーシング分割体21が後側のケーシング分割体22に対して離間及び合致する方向(前後方向)に移動可能に支持するガイド部材64と、そのガイド部材64と一体のケーシング台65と、を備えている。
ケーシング旋回軸61は、前側のケーシング分割体21を回転自在に軸支するための軸であり、例えば、丸棒状の軸棒からなる。ケーシング旋回軸61は、上端部が、前側のケーシング分割体21の下面中央部に固定、または、回転自在に軸支され、下端部が、軸支持部材62に回転自在に軸支、または、固定されている。
図5に示すように、軸支持部材62は、ケーシング旋回軸61を回動自在に軸支して、左右一対のスライダ63に連結させるための部材である。軸支持部材62は、例えば、ケーシング旋回軸61を軸支する厚板状の軸支部62aと、この軸支部62aの左右に一体に設けられると共に、左右一対のスライダ63の先端部にそれぞれ連結された連結ブロック62bと、を備えてなる。
図3及び図4に示すように、スライダ63は、前側のケーシング分割体21を前後方向に移動可能にするための摺動部材であり、例えば、左右一対の丸棒状の部材からなる。スライダ63は、基端側(後側)が、略筒状の部材からなるガイド部材64に進退自在に挿入され、先端側(前側)が、軸支持部材62の連結孔に内嵌されて固定されている。
図2〜図4に示すように、ガイド部材64は、スライダ63を前後方向に出没自在に支持して、前側のケーシング分割体21がガタツキなく前後方向へ移動するようにガイドする部材である。ガイド部材64は、基台10の盤面10a上に固定されている。
図7に示すように、ケーシング台65は、後側のケーシング分割体22を載設して基台10の盤面10a上に固定される保持部材である。
≪回転軸の構成≫
図1に示すように、回転軸4(4A,4B)は、駆動部5(5A,5B)のモータMA、MBの回転がモータ回転伝達機構52A,52Bを介して伝達されて、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bをそれぞれ回転駆動させるための軸であり、水平方向に向けて配置されている。回転軸4A,4Bは、基端部に従動プーリ52b,52bが固定され、先端部に第1回転翼3A,第2回転翼3Bが固定され、中央部に軸受ハウジング42が回転自在に外嵌されている。
軸受ハウジング42は、回転軸4(4A,4B)において、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bと従動プーリ52b,52bとの間に配置された段付円筒状の部材であり、ケーシング2の軸受支持部2g,2hと、駆動部5(5A,5B)の軸受支持部5a,5bによって支持されている。軸受ハウジング42は、ケーシング2の軸受支持部2g,2hとの接触面に、粉塵及び粉砕音の漏れ防止用の環状のシール材41(図3参照)が外嵌されている。
≪駆動部の構成≫
駆動部5(5A,5B)は、回転軸4(4A,4B)を回転させるための装置であり、基台10の盤面10a上に左右方向及び前方向に旋回可能に軸支されている。この駆動部5(5A,5B)は、前記回転軸4(4A,4B)を回転させるためのモータ回転伝達機構52と、モータ回転伝達機構52を収納した筐体54(54A,54B)と、筐体54(54A,54B)を旋回自在に軸支する駆動部旋回軸51(51A,51B)と、筐体54(54A,54B)を運転位置及びメンテナンス位置に保持する筐体ロック機構55(55A,55B)と、電線Dと、チューブTと、を備えている。
<モータ回転伝達機構の構成>
モータ回転伝達機構52は、それぞれ後記するモータM,Mと、原動プーリ52a,52aと、従動プーリ52b,52bと、伝達ベルト52cとを備えて構成されている。
モータM,Mは、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bの回転駆動源である電動機であり、左右一対の筐体54(54A,54B)にそれぞれ内設されている。
原動プーリ52a,52aは、モータM,Mのモータ軸に外嵌されて、モータ軸を回転させるベルト車である。
従動プーリ52b,52bは、回転軸4の基端部側に固定されて、共に回転するベルト車である。
伝達ベルト52cは、原動プーリ52a,52aと従動プーリ52b,52bとに巻き掛けられて原動プーリ52a,52aの回転を従動プーリ52b,52bに伝えるためのベルトである。
筐体54(54A,54B)は、モータM,Mと、原動プーリ52a,52aと、従動プーリ52b,52bと、伝達ベルト52cとを覆って保護する箱体である。駆動部5の筐体54(54A,54B)には、前記軸受支持部5a,5bが設けられて、回転軸4(4A,4B)と共に第1駆動部旋回軸51A,第2駆動部旋回軸51Bを中心として、少なくとも、横方向から前方向までの90°の間を旋回するように設けられている。
図1に示すように、駆動部旋回軸51(第1駆動部旋回軸51A及び第2駆動部旋回軸51B)は、筐体54(54A,54B)の下部中央部から粉砕機1の中央部側aに若干寄った位置に設けられて、上端部が筐体54(54A,54B)に固定され、下端部が盤面10aに回動可能に軸支されている。駆動部旋回軸51(51A,51B)は、垂直方向に向けて基台10に回動自在に配置された管状の軸部材からなる。
<筐体ロック機構の構成>
筐体ロック機構55(55A,55B)は、筐体54(54A,54B)を基台10に対して運転時の位置(横側の位置)及びメンテナンス時の位置(前側の位置)にロックさせたり、筐体54(54A,54B)を旋回させる際にアンロックさせたりする機構である。筐体ロック機構55(55A,55B)は、筐体54(54A,54B)の下部に設けられたロック部材55aと、基台10の盤面10aの左右横方向に載設された横側ロック台55b,55bと、基台10の盤面10aの前側方向に載設された前側ロック台55c,55cと、前側ロック台55cに設けられ前記ロック部材55a,55aを前側の位置に固定するロックレバー55dと、を備えている。
ロック部材55aは、筐体54(54A,54B)と共に第1駆動部旋回軸51A及び第2駆動部旋回軸51Bを中心として水平に旋回するブロック体であり、例えば、左右横方向から前方向へ90°回転可能に配置されている。
図3に示すように、横側ロック台55b,55bは、筐体54(54A,54B)の左右外側の位置に配置されて、筐体54(54A,54B)を前側に向けてメンテナンスを行なう際に、ロック部材55aが上部に合致して係止されるようになっている。
図2に示すように、前側ロック台55c,55cは、筐体54(54A,54B)の前側の位置に配置されて、筐体54(54A,54B)及び回転軸4(4A,4B)を横方向に向けた状態で運転を行なう際に、ロック部材55aの上部に合致してロックレバー55d,55dで前側ロック台55c,55cにロックできるようになっている。
ロックレバー55dは、上下方向に回動操作することにより、レバーが上下してレバーの下端が前側ロック台55cに形成されたロック溝(図示省略)にロック、アンロックされるようになっている。
≪電線及びチューブの構成≫
図1に示すように、電線Dは、一方が電源(図示省略)に接続され、他方が中空状軸部材からなる第1駆動部旋回軸51A及び第2駆動部旋回軸51Bを挿通して、モータM,Mに接続されている。チューブTは、一方がエア供給源(図示省略)に接続され、他方が中空の第1駆動部旋回軸51A及び第2駆動部旋回軸51Bを挿通して、軸受ハウジング42のパージエア供給口に接続されている。
≪集塵装置の構成≫
集塵装置Sは、被粉砕物を回転翼3(3A,3B)によって細かく粉砕処理することで生成された粉砕物を回収する装置であり、吐出側流路P2に設けられている。この集塵装置Sは、例えば、通過する粉砕物を回収するサイクロンフィルタ、濾布を備えたバグフィルタ、集塵フィルタ等を備えたバキュームポンプ装置等からなる。
≪基台の構成≫
図1に示すように、基台10は、ケーシング2、駆動部5、スライド機構6等を主に載設した取付台であり、例えば、金属製骨格フレームの組立体からなる。基台10の下面の端部四箇所には、ローラ11とレベル調整器12とがそれぞれ設けられて、移動させたり、固定させたりできるようになっている。
[作用]
以上のように構成された本実施形態に係る粉砕機1の作用、動作を粉砕作業順に、各図を参照しながら説明する。
≪粉砕機の運転時≫
粉砕機1の運転時の場合、図1に示すように、第1回転翼3Aと第2回転翼3Bとが相対向する水平方向を向いた状態で、粉砕室2c内に配置されている。図2に示すように、このとき、前側のケーシング分割体21と後側のケーシング分割体22とが合致し、その状態を分割体ロック機構23で保持されている。駆動部5は、筐体54(54A,54B)に固定されたロック部材55a,55aが前側ロック台55c,55cにロックされて保持されている。
≪被粉砕物を粉砕する場合≫
図1に示すように、粉砕機1で被粉砕物を粉砕する場合は、まず、電源(図示省略)をONしてモータM,Mを回転させる。すると、モータM,Mが回転して、その回転が原動プーリ52a,52a、伝達ベルト52c,52c、従動プーリ52b,52、及び、回転軸4(4A,4B)を介して第1回転翼3A、第2回転翼3Bに伝達されて、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bが回転する。
次に、被粉砕物を少量ずつ投入口2aに投入する。投入された被粉砕物は、第1回転翼3A、第2回転翼3B、粉砕室2cの内壁、及び、被粉砕物同士に衝突して粉砕され、吐出口2bから吐出側流路P2を通って集塵装置Sに送られて回収される。
被粉砕物を投入口2aから所定量(例えば、1kg程度)投入したら、一旦投入を停止し、集塵装置Sのフィルタに溜まった被粉砕物を回収する。
前記作業を繰り返して行い、被粉砕物を多量に粉砕処理して、粉砕物を生成する。
≪粉砕機のメンテナンス時≫
第1回転翼3A、第2回転翼3B及び粉砕室2cを洗浄あるいは掃除したり、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bを交換したりするメンテナンス時には、まず、分割体ロック機構23のレバー23bを上方向に操作して、前側のケーシング分割体21と後側のケーシング分割体22とが合致した状態を保持したロック状態から解除する。
次に、図6に示すように、把手24を持って前方向に引っ張る。すると、図3〜図5、図7に示すように、スライダ63がガイド部材64から前方向へ前側のケーシング分割体21、軸支持部材62及びスライダ63と共に移動する。
このように、前側のケーシング分割体21と後側のケーシング分割体22が離間されて開放された場合、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bは、軸受ハウジング42が支持されていた軸受支持部2g,2hから開放されて自由になるため、回転軸4A,4Bと共に垂直な駆動部旋回軸51を中心として、前側のケーシング分割体21と後側のケーシング分割体22とが前側(作業者側)を向くように旋回可能な状態になる。
次に、前側のケーシング分割体21を手で、粉砕室2cが前方向を向くように垂直なケーシング旋回軸61回りに180°旋回させると、図3〜図5、図7に示すように、前側のケーシング分割体21の粉砕室2cが前側(作業者側)を向く。
続いて、図6に示す状態の駆動部5(5A,5B)の筐体54(54A,54B)を、前方向に垂直な駆動部旋回軸51回りに90°手で回転させて、図3〜図5、図7に示すような状態にする。すると、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bが、粉砕室2cから離れて前側(作業者側)を向く。
図3に示すように、前側のケーシング分割体21及び後側のケーシング分割体22の粉砕室2c,2cと、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bと、がそれぞれ前側(作業者側)を向いた状態になるため、洗浄作業や、回転翼3等が故障した場合の部品交換作業や、メンテナンス作業が行い易くなり、作業性を向上させることができる。
なお、ケーシング2や駆動部5を元の運転時の状態に戻す場合は、前記した逆の操作を行えばよい。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
前記実施形態では、図3に示すように、ケーシング2を前側のケーシング分割体21と、後側のケーシング分割体22との二つに分離する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ケーシング2は、少なくとも二つ以上のケーシング分割体21,22に分離できればよく、三つや四つや五つ等に分離できるケーシング分割体であっても構わない。
また、前記実施形態では、図3に示すように、スライド機構6の一例として、後側のケーシング分割体22に対して前側のケーシング分割体21が移動して離間する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、スライド機構6は、前側のケーシング分割体21と後側のケーシング分割体22とを互いに離間するように配置すればよく、後側のケーシング分割体22に設けて、後側のケーシング分割体22を移動可能にしても構わない。
そのスライド機構6の一例として、手動で動くものを説明したが、油圧式ピストンシリンダ装置や空気圧式ピストンシリンダ装置や電動モータ歯車機構によってケーシング分割体21,22が自動的に進退するようにしても構わない。
また、前記実施形態では、前側のケーシング分割体21の下部にケーシング旋回軸61を設けて、前側のケーシング分割体21を旋回可能にした場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ケーシング旋回軸61は、前側のケーシング分割体21と後側のケーシング分割体22とを互いに離間したときに、どちらか一方のケーシング分割体21,22が旋回するようにすればよく、後側のケーシング分割体22にケーシング旋回軸61を設けて旋回可能にしてもよい。
また、前記実施形態では、図3に示すように、メンテナンス時に、各ケーシング分割体21,22の粉砕室2cと、左右の駆動部5,5に軸支された回転軸4A,4B、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bと、が水平に旋回して粉砕機1の前側を向く場合を例に挙げて説明したが、それらが、作業者が作業し易い方向を向くようにすればよく、前側(正面側)方向以外の適宜な方向を向くようにしても構わない。
つまり、作業者が作業し易い方向であればよく、ケーシング分割体21の旋回角度は、ケーシング旋回軸61を中心として180°旋回する場合を説明したが、それ以外の旋回角度で回動するようにしてもよい。また、駆動部5,5、第1回転翼3A及び第2回転翼3Bの旋回角度は、回転軸4A,4Bを中心として90°旋回する場合を説明したが、それ以外の旋回角度で回動するようにしてもよい。
また、回転翼3の一例として、同一形状の第1回転翼3Aと第2回転翼3Bとを対称に配置したインペラの場合を例に挙げて説明したが、第1回転翼3Aと第2回転翼3Bは、互いに相違した羽根形状や厚さのものを配置しても構わない。
また、前記実施形態では、左右の駆動部5A,5Bと、ケーシング分割体21とを手動で旋回する場合を説明したが、歯車機構を伝達ベルトに代替してもよく、さらには、電動歯車機構によって、電動で自動的に旋回するようにしても構わない。
1 粉砕機
2 ケーシング
2a 投入口
2b 吐出口
2c 粉砕室
3 回転翼
3A 第1回転翼
3B 第2回転翼
4,4A,4B 回転軸
5,5A,5B 駆動部
6 スライド機構
21,22 ケーシング分割体
51 駆動部旋回軸
51a 中空部
61 ケーシング旋回軸
62 軸支持部材
63 スライダ
64 ガイド部材
D 電線
S 集塵装置
T チューブ

Claims (5)

  1. 被粉砕物を投入する投入口と、
    粉砕処理された粉砕物を吐出する吐出口と、
    前記被粉砕物を粉砕するための第1回転翼及び第2回転翼と、
    前記第1回転翼及び前記第2回転翼が回転可能に内設されると共に、前記投入口及び前記吐出口に連通する粉砕室と、
    前記投入口と前記吐出口と前記粉砕室とを有すると共に、複数のケーシング分割体に分離可能に形成されたケーシングと、
    前記第1回転翼及び第2回転翼にそれぞれ設けられた回転軸と、
    前記回転軸を支持して回転させる駆動部と、を備えた粉砕機であって、
    少なくとも前記複数のケーシング分割体のうちの一つのケーシング分割体をスライド移動させるスライド機構と、
    前記駆動部を旋回可能に軸支する駆動部旋回軸と、を備えたことを特徴とする粉砕機。
  2. 前記スライド機構は、前記複数のケーシング分割体のうちの一つを旋回可能に軸支するケーシング旋回軸と、
    前記ケーシング旋回軸を支持する軸支持部材と、
    前記軸支持部材に固定されたスライダと、
    前記スライダを、前記複数のケーシング分割体が互いに離間及び合致する方向に移動可能に支持するガイド部材と、を備えたことを特徴とする粉砕機。
  3. 前記第1回転翼及び前記第2回転翼は、前記複数のケーシング分割体がそれぞれ離間されて分割された状態のときに、前記回転軸と共に前記駆動部旋回軸を中心として旋回可能に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の粉砕機。
  4. 前記吐出口は、前記第1回転翼及び前記第2回転翼によって粉砕された粉砕物を回収する集塵装置に連通する吐出側流路が接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の粉砕機。
  5. 前記駆動部旋回軸は、中空部を有する中空状軸部材からなると共に、
    前記中空部には、少なくとも、電線あるいはチューブのいずれかが挿入されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の粉砕機。
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