JP2012109703A - 校正基準器並びに、これを備えた画像読取装置および複合機 - Google Patents

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哲也 宮川
Naoki Kimura
尚己 木村
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Abstract

【課題】簡単な構成にすることができると共に、コンパクトに構成することができる校正基準器を提供する。
【解決手段】読取媒体(原稿)の画像を読み取るラインセンサー方式のイメージセンサー41を備えたスキャナーユニット3に設けられ、スキャナーユニット3のイメージセンサー41の校正を行うための校正基準器57であって、イメージセンサー41の色校正処理を行うための色基準部121と、イメージセンサー41の位置校正処理を行うための位置基準部122と、を一体に有する校正基準板111を備えた。
【選択図】図8

Description

本発明は、読取媒体の画像を読み取る読取手段を備えたスキャナー等の画像読取装置に設けられ、読取手段の校正を行うための校正基準器並びに、これを備えた画像読取装置および複合機に関するものである。
従来、画像読取装置として、原稿を光学的に読み取る画像読取部と、画像読取部を移動させる移動部と、画像読取エリアから走査方向に外れた退避エリアで、画像読取部に対面する基準位置特定プレートと、基準位置特定プレートに隣接して配設され、退避エリアで画像読取部に対面する白基準板と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。画像読取装置は、その画像読取部により、基準位置特定プレートのマークを撮像して画像読取部の位置校正を行うと共に、白色基準板を撮像して画像読取部の色校正を行うようにしている。
特開2008−227971号公報
しかしながら、このような従来の構成では、校正のための色基準および位置基準となる部材(以下、校正基準器)として、位置校正用の校正基準板(基準位置特定プレート)と、色校正用の校正基準板(白色基準板)と、別個に設けているため、校正基準器の配設エリアが大きくなってしまうという問題があった。特に、マークを切り抜いて形成した位置校正用の校正基準板は、所定の剛性を持たせるべく走査方向前後に余白を配する必要であり、これが、配設エリアが走査方向に大きくなってしまう要因の1つとなっている。配設エリアが大きくなると、校正基準器を配設する部材(例えば原稿押えの支持枠)が大型化し、装置全体が大型化してしまうという問題がある。また、位置校正用の校正基準板と色校正用の校正基準板とをそれぞれ設けることで、部品点数および組付け工数が増大する問題もあった。
本発明は、簡単且つコンパクトに構成することができる校正基準器並びに、これを備えた画像読取装置および複合機を提供することを課題としている。
本発明の校正基準器は、読取媒体の画像を読み取る読取手段を備えた画像読取装置に設けられ、読取手段の校正を行うための校正基準器であって、読取手段の色校正を行うための色基準部と、読取手段の位置を校正するための位置基準部と、を一体に有する校正基準板を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、校正基準板が、色基準部および位置基準部を一体に有していることにより、位置校正用と色校正用との2枚の校正基準板を必要とせず、校正基準器を、単一の校正基準板で構成することができる。特に、剛性のために位置校正用の校正基準板に形成されていた走査方向前後の余白を省略することができる。ゆえに、校正基準器をコンパクトにすることができ、その配設エリアを小さくすることができる。よって、校正基準器を配設する部材および装置全体をコンパクトにすることができる。また、校正基準器を、単一の校正基準板で構成することができるため、部品点数および組付け工数を削減することができる。
この場合、校正基準板は、読取手段の長さに対応する長さを有して、帯状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、校正基準板に対し、読取手段全体を同時に対面させることができるため、読取手段全体で色校正することができる。よって、色校正を効果的に行うことができる。
この場合、位置基準部は、読取手段の位置を校正するための位置基準となるマーク部を有していることが好ましい。
この構成によれば、読取手段によりマーク部を読み取ることで、読取手段の位置校正を行うことができる。
この場合、マーク部を除いた校正基準板の表面全域が、色基準部と同色に彩色されていることが好ましい。
色基準部の表面は、基準色に彩色する必要がある。一方、位置基準部の表面は、マーク部との境界線を明示するため、マーク部周りに背景色を彩色する必要がある。
これに対し、上記構成によれば、位置基準部を含む校正基準板の表面全域が、色基準部と同色に彩色されているため、色基準部に対する基準色の彩色と、位置基準部に対する背景色の彩色とを一体で行うことができる。ひいて言えば、色基準部と位置基準部とを一体として成形することができる。よって、製造工程を簡易化することができる。
この場合、マーク部は、校正基準板の一部を除去して形成されていることが好ましい。
この構成によれば、マーク部を、校正基準板の一部を除去して形成することにより、例えば、マーク部を印刷する場合などに比べ、マーク部の形成を簡易化することができる。なお、一部を除去して形成する方法としては、射出成形の際に予め当該部分が除去されるように成形するものであっても良いし、校正基準板から切り抜くものであっても良い。
この場合、マーク部の背面側に添設され、位置基準部の背景色に対しコントラストを協調する色となるようにマーク部を彩色するコントラストシートを、更に備えたことが好ましい。
この構成によれば、一部除去して形成したマーク部を彩色するコントラストシートを設けることで、背景色とマーク部とのコントラストを向上することができる。よって、背景とマーク部との境界線をより明確に表示することができ、位置校正の精度を向上することができる。なお、「コントラストを強調する色」として、例えば、背景色に対する補色や、白色(高反射率)に対する黒色(低反射率)等が考えられる。
この場合、色基準部は、白色に彩色されていることが好ましい。
この構成によれば、色基準部を、反射率が極端に高い白色に彩色し、これを基準色とすることで、色校正の精度を向上することができる。
本発明の画像読取装置は、上記の校正基準器と、読取媒体の画像を読み取る読取手段と、読取手段を走査方向に移動させる移動手段と、を備え、校正基準器は、画像を読み取る読取エリアから走査方向の外側に外れた退避エリアに配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、簡単且つコンパクトに構成することができる校正基準器を用いることで、画像記録装置を小型化することができる。
本発明の複合機は、上記の画像読取装置と、記録媒体に画像を記録する画像記録装置と、を一体に備えたことを特徴とする。
この構成によれば、小型化可能な画像読取装置を用いることで、小型の複合機を提供することができる。
実施形態に係る複合機を示した外観斜視図である。 スキャナーユニットを開放状態とした複合機を示した斜視図である。 プリンターユニットの内部構造を示した平面図である。 プリンターユニットの内部構造を示した側面視断面図である。 複合機を示した側面視断面図である。 スキャナーユニットの内部構造を示した斜視図である。 上蓋を下方から見上げた下面図である。 校正基準器周りを示した下面図である。 校正基準器周りを示した側面簡略図である。 センサーユニットと校正基準板との位置関係を示した斜視図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係る校正基準器を備えた複合機について説明する。図1は、複合機1を示した外観斜視図である。図1に示すように、複合機1は、装置本体であるプリンターユニット(画像記録装置)2と、プリンターユニット2の上部に配設され校正基準器57を有するスキャナーユニット(画像読取装置)3と、を一体に備えている。スキャナーユニット3は、後端部のヒンジ部4を介してプリンターユニット2に回動自在に支持されており、プリンターユニット2の上部を開閉自在に覆っている。なお、以下、図1においての前後方向をX軸方向とし、左右方向をY軸方向として説明する。
図2は、スキャナーユニット3を開放状態とした複合機1を示した斜視図である。図2に示すように、プリンターユニット2は、枚葉の記録媒体(印刷用紙や単票紙)を送り経路Rに沿って送る搬送部61と、送り経路Rの上方に配設され、記録媒体にインクジェット方式で印刷処理を行う印刷部62と、前面に配設されたパネル形式の操作部63と、搬送部61、印刷部62および操作部63を搭載した装置フレーム64と、これらを覆う装置ハウジング65と、を備えている。また、図示省略するが、後面下部には、USBポートおよび電源ポートが配設されている。すなわち、複合機1は、USBポートを介してコンピューター等に接続可能に構成されている。
図3は、プリンターユニット2の内部構造を示した平面図である。図4は、プリンターユニット2の内部構造を示した側面視断面図である。図2ないし図4に示すように、印刷部62は、装置フレーム64に支持されると共にY軸方向に幅一杯に延在する板金製のガイドフレーム71と、ガイドフレーム71に往復動自在に支持されたキャリッジユニット72と、キャリッジユニット72をガイドフレーム71に沿って往復動させるキャリッジ移動機構73(図2参照)と、を備えている。そして、このキャリッジユニット72に、インクジェットヘッド83が搭載されている。
ガイドフレーム71は、断面「C」字状に形成されており、その上下でキャリッジユニット72の係合スライダー部81aが係合する。これにより、キャリッジユニット72は、ガイドフレーム71に掛け止めされるようにして片持ちで且つ延在方向(Y軸方向)に往復動自在に、すなわちスライド自在に支持されている。キャリッジ移動機構73は、ガイドフレーム71に沿って延在するタイミングベルト76と、タイミングベルト76を架け渡した主動プーリ(図示省略)および従動プーリ78と、タイミングベルト76とキャリッジユニット72(キャリッジ81)とを連結する連結固定部(図示省略)と、主動プーリを駆動するキャリッジモーター(図示省略)と、を備えている。キャリッジモーターが正逆回転すると、タイミングベルト76を介してキャリッジユニット72がY軸方向(左右方向)に往復動する。この往復動に伴って、キャリッジユニット72のインクジェットヘッド83が吐出駆動することにより、いわゆる主走査が行われる。
図3および図4に示すように、キャリッジユニット72は、係合スライダー部81aを介してガイドフレーム71に往復動自在に支持された箱状のキャリッジ81と、キャリッジ81の下面に一体に組み込まれたインクジェットヘッド83と、キャリッジ81に着脱自在に収納された4個のインクカートリッジ84と、を備えている。インクジェットヘッド83は、4色のインク滴を吐出する4連のノズル列(図示省略)を有しており、4色のインクを貯留する4個のインクカートリッジ84をキャリッジ81に装着することで、インクジェットヘッド83に上側から直接接続される。インクジェットヘッド83の4つのノズル列は、相互に並行に且つX軸方向に延在し、送られる記録媒体に対し所定のペーパーギャップを存して下向きに配設されている。
図4に示すように、搬送部61は、記録媒体を右揃えでセットする可動式の用紙トレイ91と、用紙トレイ91から記録媒体を1枚ずつ分離して送り出す分離ローラー92と、分離ローラー92の下流側に位置し、記録媒体を送り経路Rに沿って印刷部62に送り込む給紙ローラー93と、給紙ローラー93の下流側に位置し、インクジェットヘッド83に対面する媒体規制部材(プラテンに相当する)95と、媒体規制部材95の下流側に位置する鋸歯状のガイドローラー97と、ガイドローラー97の下流側に位置し、排出口100(図2参照)から記録媒体を送り出す排紙ローラー96と、を備えている。
給紙ローラー93は、下側の給紙駆動ローラー93aと上側の給紙従動ローラー93bとから成るニップローラーで構成され、同様に排紙ローラー96は、下側の排紙駆動ローラー96aと上側の排紙従動ローラー96bとから成るニップローラーで構成されている。また、ガイドローラー97および排紙従動ローラー96bは、装置フレーム64とは独立のローラーフレーム113に支持されて、ローラーアッセンブリー99を構成している。そして、給紙ローラー93は、記録媒体の送り(副走査)を制御するメインローラーとして機能し、排紙ローラー96は、媒体規制部材95の上側に位置する記録媒体に張力(tension)を付与するテンションローラーとして機能する。
分離ローラー92により、用紙トレイ91から送り込まれた記録媒体は、給紙ローラー93により、媒体規制部材95上を排紙ローラー96に向かってX軸方向に間欠送りされる(副走査)。この間欠送りに同期して、キャリッジユニット72がX軸方向に往復動しながらインクを選択的に吐出して(主走査)、所望の印刷が行われる。一方、媒体規制部材95を越えてガイドローラー97に達した記録媒体の先端は、ガイドローラー97により上反り状態を矯正されるようにして、排紙ローラー96に送り込まれる。このようにして、印刷が完了した記録媒体は、排紙ローラー96により、排出口100から前方に送り出される。
一方、図1および図2に示すように、スキャナーユニット3は、ヒンジ部4を介して回動し、プリンターユニット2の上面開口部10を開閉自在に覆っている。すなわち、スキャナーユニット3を回動方向に引き上げることで、プリンターユニット2の上面開口部10を露出させ、当該上面開口部10を介して、プリンターユニット2の内部が露出させる(開放状態:図2参照)。一方、スキャナーユニット3を回動方向に引き降ろし、プリンターユニット2上に載置することで、スキャナーユニット3によって上面開口部10を閉塞する(閉塞状態:図1参照)。このように、スキャナーユニット3を開放することで、インクカートリッジ84の交換や紙詰まりの解消等が可能な構成となっている。
図5は、複合機1を示した側面視断面図である。図2および図5に示すように、スキャナーユニット3は、筐体であるアッパーフレーム11と、アッパーフレーム11に収容された画像読取部12(図6参照)と、アッパーフレーム11の上部に回動自在に支持された上蓋13と、を備えている。また、アッパーフレーム11の後端部には、上記ヒンジ部4のスキャナーユニット3側の部品が設けられている。
図6は、スキャナーユニット3の内部構造を示した斜視図である。図5および図6に示すように、アッパーフレーム11は、画像読取部12を収容する箱型の下ケース16と、下ケース16の天面を覆う上ケース17と、を備えている。上ケース17には、ガラス製の原稿載置板(原稿台)21が広く配設されており、読取面を下にした読取媒体をこれに載置する。一方、下ケース16は、上面を開放した浅い箱状に形成されている。下ケース16の前部底面には、後述のセンサーキャリッジ32の移動スペースとなる許容凹部23が凹設され、後部底面には、一端が後述のセンサーユニット31に接続されたケーブル(図示省略)を収容する収容凹部25が凹設されている。
図6に示すように、画像読取部12は、ラインセンサー方式のセンサーユニット31と、センサーユニット31を搭載したセンサーキャリッジ32と、Y軸方向に延在し、センサーキャリッジ32をスライド自在に支持するガイド軸33と、センサーキャリッジ32をガイド軸33に沿って移動する自走式のセンサー移動機構(移動手段)34と、を備えている。センサーユニット31は、X軸方向に延在したCCD(Charge Coupled Device)方式のラインセンサーであるイメージセンサー(読取手段)41を有し、モーター駆動のセンサー移動機構34により、ガイド軸33に沿ってY軸方向(走査方向)に往復動する。これにより、原稿載置板21上の読取媒体(原稿)の画像を読み取るようになっている。すなわち、スキャナーユニット3は、フラットヘッドスキャナーで構成されている。なお、イメージセンサーとして、COMS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)方式のラインセンサーを用いても良い。
イメージセンサー41は、原稿載置板21を挟んで読取媒体の読取面に対面するように配設され、読取面上の画像を読み取る。また、原稿載置板21を挟んで対面した後述の校正基準器57を撮像して、イメージセンサー41の色校正および位置校正を行う。なお、イメージセンサー41は、付勢バネ44(図9参照)によって原稿載置板21側に付勢され、位置決めされている。
センサーキャリッジ32は、センサーユニット31と、センサーモーター53を含むセンサー移動機構34の一部とを搭載すると共に、ガイド軸33に係合するスライダー部43を有して、ガイド軸33にスライド自在に支持されている。
センサー移動機構34は、下ケース16に取り付けられ、ガイド軸33に対し並行に延在するラック51と、センサーキャリッジ32に搭載され、ラック51に噛み合うピニオン52と、同じくセンサーキャリッジ32に搭載され、ピニオン52を駆動するセンサーモーター53と、を備えている。センサーモーター53を駆動することで、ラック51上をピニオン52が走行し、これによって、センサーキャリッジ32、ひいてはセンサーユニット31をガイド軸33に沿って移動する。
図7は、上蓋13を下方から見上げた下面図である。図7に示すように、上蓋13には、原稿載置板21に対応して配設された白色の原稿押え板56と、原稿押え板56に対しY軸方向(走査方向)に隣接して配設され、センサーユニット31の校正基準となる校正基準器57と、が配設されている。原稿押え板56は、画像を記録する記録エリアに配設されており、校正基準器57は、記録エリアからY軸方向(走査方向)の外側に外れた退避エリア(イメージセンサー41のホームポジション側)に配設されている。すなわち、センサーユニット31を退避エリアに移動させて、センサーユニット31の色校正および位置校正が行われる。
次に図8ないし図10を参照して、校正基準器57および校正基準器57周りの構造について、詳細に説明する。図8は、校正基準器57周りを示した下面図である。図9は、校正基準器周り57周りを示した側面簡略図である。図8および図9に示すように、校正基準器57は、上蓋13の下面に添設して取り付けられ、位置基準マーク126を有する校正基準板111と、位置基準マーク126の背面側に添設され、上蓋13の下面に埋め込まれたコントラストシート112と、を備えている。
図10は、センサーユニット31と校正基準板111との位置関係を示した斜視図である。図9および図10に示すように、校正基準板111は、一体に形成された部材であり、イメージセンサー41の長さに対応する長さを有して、帯状に形成されている。そして、イメージセンサー41に対し、原稿載置板21を介して対峙するように配設されている。すなわち、校正基準板111は、表面を下にして、イメージセンサー41のセンサー面全域に対面する。また、校正基準板111は、上蓋13上に形成された位置決め溝120上に配設されている。さらに、校正基準板111は、位置基準マーク126を除いた表面領域が基準白色に彩色されている。
図8に示すように、校正基準板111は、Y軸方向に並んで、イメージセンサー41の色校正の基準(基準色)を表示する色基準部121と、イメージセンサー41の位置校正の基準(基準位置)を表示する位置基準部122と、を一体に有している。位置基準部122は、読取エリア側に、色基準部121は、記録エリアの逆側に形成されている。
色基準部121は、表面全域が基準色である基準白色に彩色されており、これを表示する。厳密には、上記したように、位置基準マーク126を除く校正基準板111の表面全域は、基準白色に彩色されている。すなわち、色基準部121の基準色に合わせて、校正基準板57の表面全域が彩色されている形となっている。
位置基準部122は、記録エリア側端部において、校正基準板111の一部を除去して形成された位置基準マーク126を有している。位置基準マーク126は、校正基準板111の記録エリア側端部に沿って隣接した3つの方形除去部126aによって構成されている。各方形除去部126aは、イメージセンサー41の走査方向(Y軸方向)に延在する辺と、走査方向に直交した方向(X軸方向)に延在する辺と、で構成されており、校正基準板111の端部に凹状形成されている。すなわち、当該各辺が、X軸方向およびY軸方向の基準位置となる。校正基準板111は、位置基準マーク126を除いて基準白色に彩色されているため、当該基準白色が位置基準マーク126の背景色となる。
コントラストシート112は、位置基準マーク126の背面側に沿設されており、除去して形成された位置基準マーク126内を彩色する。具体的には、コントラストシート112は、位置基準マーク126の背景色である基準白色に対し、高いコントラストを有した黒色に彩色されている。すなわち、背景色に対し、コントラストを強調する色に彩色されている。なお、厳密には、コントラストシート112は、位置基準マーク126を含む位置基準マーク126周りの領域(浅い溝となっている)に敷設されている。また、位置基準マーク126のX軸方向の配置位置は、イメージセンサー41内の単一のCCDアレイによって、読み取れる位置になっている。
ここでスキャナーユニット3による校正処理について詳細に説明する。上記したように、イメージセンサー41によって校正基準器57を撮像することで、イメージセンサー41の色校正および位置校正が行われる。電源ON時には、色校正および位置校正を行い、一方、各画像読取処理の前には、色校正のみを行う。具体的には、色校正では、退避エリアを走査して校正基準板111の色基準部121を撮像し、基準白色(基準色)を読み取る。そして、この読取データに基づいて、イメージセンサー41の輝度の誤差を補正する(シェーディング補正)。一方、位置校正では、退避エリアを走査して、校正基準板111の位置基準部122を撮像し、X軸方向およびY軸方向の基準位置(位置基準マーク126の各辺)を読み取る。そして、この読取データに基づいて、イメージセンサー41のホームポジションの位置(位置基準マーク126におけるX・Y軸方向の特定の縁端位置)を検出する。
以上のような構成によれば、校正基準板111が、色基準部121および位置基準部122を一体に有しているため、位置校正用と色校正用との2枚の校正基準板111を必要とせず、校正基準器57を、単一の校正基準板111で構成することができる。特に、剛性のために位置校正用の校正基準板111に形成されていた走査方向前後の余白を省略することができる。ゆえに、校正基準器57をコンパクトにすることができ、その配設エリアを小さくすることができる。よって、校正基準器57を配設する部材および装置全体をコンパクトにすることができる。また、校正基準器57を、単一の校正基準板111で構成することができるため、部品点数および組付け工数を削減することができる。
また、校正基準板111が、イメージセンサー41の長さに対応する長さを有していることにより、校正基準板111に対し、イメージセンサー41全体を同時に対面させることができるため、イメージセンサー41全体で色校正することができる。よって、色校正を効果的に行うことができる。
さらに、位置基準マーク126を除いた校正基準板111の表面全域が、色基準部121と同色に彩色されているため、色基準部121に対する基準色の彩色と、位置基準部122に対する背景色の彩色とを一体で行うことができる。ひいて言えば、色基準部121と位置基準部122とを一体として成形することができる。よって、製造工程を簡易化することができる。
またさらに、位置基準マーク126を、校正基準板111の一部を除去して形成することにより、例えば、位置基準マーク126を印刷する場合などに比べ、位置基準マーク126の形成を簡易化することができる。なお、一部を除去して形成する方法としては、射出成形の際に予め当該部分が除去されるように成形するものであっても良いし、校正基準板111から切り抜くものであっても良い。
また、一部除去して形成した位置基準マーク126を彩色するコントラストシート112を設けることで、背景色と位置基準マーク126とのコントラストを向上することができる。よって、背景と位置基準マーク126との境界線をより明確に表示することができ、位置校正の精度を向上することができる。
さらに、色基準部121を、反射率が極端に高い白色に彩色し、これを基準色とすることで、色校正の精度を向上することができる。
なお、本実施形態においては、位置基準マーク126を、校正基準板111の一部を除去して形成したが、位置基準マーク126を、校正基準板111表面に印刷して形成しても良いし、校正基準板111表面を凹設して形成しても良い。
また、本実施形態においては、白色を基準色として、色校正(輝度補正)を行うものであったが、これに限るものではない。例えば、色の三原色を基準色として、色相や彩度を補正するものであっても良い。
さらに、本実施形態においては、校正基準板111を、一体に形成した部材で構成しているが、色基準部121と位置基準部122とを別々に形成し、これらを結合して一体の校正基準板111を構成するものであっても良い。
1:複合機、 2:プリンターユニット、 3:スキャナーユニット、 34:センサー移動機構、 52:イメージセンサー、 57:校正基準器、 111:校正基準板、 112:コントラストシート、 121:色基準部、 122:位置基準部、 126:位置基準マーク

Claims (9)

  1. 読取媒体の画像を読み取る読取手段を備えた画像読取装置に設けられ、前記読取手段の校正を行うための校正基準器であって、
    前記読取手段の色校正を行うための色基準部と、前記読取手段の位置を校正するための位置基準部と、を一体に有する校正基準板を備えたことを特徴とする校正基準器。
  2. 前記校正基準板は、前記読取手段の長さに対応する長さを有して、帯状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の校正基準器。
  3. 前記位置基準部は、前記読取手段の位置を校正するための位置基準となるマーク部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の校正基準器。
  4. 前記マーク部を除いた前記校正基準板の表面全域が、前記色基準部と同色に彩色されていることを特徴とする請求項3に記載の校正基準器。
  5. 前記マーク部は、前記校正基準板の一部を除去して形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の校正基準器。
  6. 前記マーク部の背面側に添設され、前記位置基準部の背景色に対しコントラストを強調する色となるように前記マーク部を彩色するコントラストシートを、更に備えたことを特徴とする請求項5に記載の校正基準器。
  7. 前記色基準部は、白色に彩色されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の校正基準器。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の校正基準器と、
    読取媒体の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段を走査方向に移動させる移動手段と、を備え、
    前記校正基準器は、前記画像を読み取る読取エリアから前記走査方向の外側に外れた退避エリアに配設されていることを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項8に記載の画像読取装置と、
    記録媒体に画像を記録する画像記録装置と、を一体に備えたことを特徴とする複合機。
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