JP2012109633A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】寄生素子による影響を抑制し、かつ、オン電圧が増大することを防止することができる半導体素子の製造方法を提供すること。
【解決手段】n-型のドリフト領域1の表面層に、p型のベース領域2が設けられている。半導体基板のおもて面には、ベース領域2を貫通し、ドリフト領域1まで達するトレンチ3が設けられている。トレンチ3の内部には、ゲート絶縁膜4を介してゲート電極5が設けられている。ベース領域2の表面層には、第1凹部6が選択的に設けられている。ベース領域2の表面は、第1凹部6と、第1凹部6が設けられていない凸部とで構成された凹凸形状を成している。第1凹部6は、トレンチ3に接する。また、第1凹部6の底面は、ゲート電極5の上端よりも基板表面から深く設けられている。ソース電極8は、ベース領域2の凸部に接し、第1凹部6の内部に埋め込まれている。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体素子および半導体素子の製造方法に関する。
電気自動車(EV:Electric Vehicle)などに用いられる電力変換装置として、消費電力が少なく、かつ電圧制御で駆動が容易である絶縁ゲート型半導体素子が最も普及している。絶縁ゲート型半導体素子としては、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)や絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)などが公知である。
以下、本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および−は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。
図17は、従来の半導体素子を示す断面図である。従来の絶縁ゲート型半導体素子として、例えばトレンチゲート構造のMOSFETについて説明する。n-型のドリフト領域101となる半導体基板の表面に、p型のベース領域102が設けられている。また、ベース領域102を貫通し、ドリフト領域101まで達するトレンチ103が設けられている。トレンチ103の内部には、ゲート絶縁膜104を介してゲート電極105が設けられている。ベース領域102の表面層には、トレンチ103に接するように、n+型のソース領域106が選択的に設けられている。ソース電極108は、ベース領域102およびソース領域106に接する。また、ソース電極108は、層間絶縁膜107によってゲート電極105と電気的に絶縁されている。半導体基板の裏面には、ドレイン電極109が設けられている。
このような半導体素子は、次に示すように動作する。ソース電極108は、グランドに接地された状態か、負の電圧が印加された状態となっている。ドレイン電極109は、正の電圧が印加された状態となっている。ここで、ゲート電極105に閾値よりも低い電圧が印加された場合、ベース領域102とドリフト領域101からなるpn接合は逆バイアスされているため、ソース・ドレイン間に電流は流れない。つまり、半導体素子はオフ状態を維持する。一方、ゲート電極105に閾値を超える電圧が印加された場合、p型のベース領域102のうち、ソース領域106下のトレンチ103に接する領域が反転し、n型のチャネル領域となる。これにより、ソース電極108から出た電子が、チャネル領域およびドリフト領域101からなるn型領域を通ってドレイン電極109へと動き、ソース・ドレイン間に電流が流れる。つまり、半導体素子はオン状態となる。
このような半導体素子として、ドレイン領域となる第1導電型の半導体基体、半導体基体の主表面に形成した第2導電型のチャネル領域、チャネル領域内に形成したソース領域、ソース領域とドレイン領域にまたがるように設けたゲート絶縁膜およびゲート電極、ゲート電極に囲まれた窓部にコンタクトしたソース電極からなる絶縁ゲート型電界効果トランジスタにおいて、ゲート電極に囲まれた窓部のチャネル領域に、ゲート絶縁膜直下のチャネル領域面より深く、かつ、少なくともゲート電極端部直下に及ぶ幅をもつ凹部を形成し、凹部の底辺部領域にバックゲート領域を導入し、上記凹部にシリサイド層又は金属層のソース領域を設け、ソース領域の内面にチャネル領域およびバックゲート領域のみが接するように構成された装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
次に、図17に示す従来の絶縁ゲート型半導体素子の製造方法について説明する。まず、n-型のドリフト領域101となる半導体基板の表面に、p型のベース領域102を形成する。ついで、ベース領域102を貫通し、ドリフト領域101まで達するトレンチ103を形成する。ついで、ゲート絶縁膜104を介して、トレンチ103の内部にゲート電極105を形成する。ついで、ベース領域102の表面層に、トレンチ103に接するように選択的にn+型のソース領域106を形成する。ついで、半導体基板の表面に例えばPSG(Phospho Silicate Glass)膜などからなる層間絶縁膜107を選択的に形成し、ゲート電極105の表面を覆う。ついで、半導体基板の表面に露出するベース領域102およびソース領域106に接するソース電極108を形成する。ついで、半導体基板の裏面に、ドリフト領域101に接するドレイン電極109を形成する。これにより、図17に示すトレンチゲート構造のMOSFETが完成する。
特許第3197054号公報
しかしながら、従来のMOSFETやIGBTなどの絶縁ゲート型半導体素子では、半導体素子本来の構成要素に加えて付随的に、寄生バイポーラトランジスタや寄生サイリスタなどの寄生素子が形成されてしまう。このような寄生素子は、半導体素子内に過電流が流れる異常時などに動作し易い。また、寄生素子の動作は、本来の半導体素子の動作に悪い影響を及ぼすという問題がある。
例えば、図17に示す半導体素子では、ドリフト領域101、ベース領域102およびソース領域106からなる寄生バイポーラトランジスタ121が形成される。半導体素子に過電流などの異常電流が流れて、チャネル領域の電圧降下がシリコンダイオードの順方向電圧0.7V(ダイオードのビルトイン電圧が0.6Vであるため)を超えた場合、寄生バイポーラトランジスタ121が動作し、ラッチアップや短絡を引き起こす原因となる。寄生バイポーラトランジスタ121の動作は、ゲート電極105に印加する電圧を制御することでは制御することができない。このため、半導体素子が安全動作領域を超えてしまった場合に破壊に至る恐れが生じる。
このような問題を回避する半導体素子として、例えばソース領域106の幅を狭く形成するなどによって微細化を図った半導体素子が公知である。しかしながら、半導体素子を微細化することによって半導体素子内の電流密度が増加し、寄生バイポーラトランジスタ121が動作しやすくなってしまう。また、別の方法として、ベース領域102を高い不純物濃度で形成した半導体素子が公知である。しかしながら、このような半導体素子は、オン状態で、チャネル領域が十分に反転しなくなってしまう。このため、オン電圧が増大するという問題が生じてしまう。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、寄生素子による影響を抑制する半導体素子および半導体素子の製造方法を提供することを目的とする。また、この発明は、オン電圧が増大することを防止することができる半導体素子および半導体素子の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、第1の発明にかかる半導体素子は、以下の特徴を有する。第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面に設けられ、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域まで達するトレンチと、前記トレンチの内部に、絶縁膜を介して設けられた第1電極と、前記第2半導体領域の表面層に、前記トレンチに接するように、前記第1電極の上端よりも深く設けられた第1凹部と、前記第1凹部に埋め込まれた第2電極と、を備える。
また、第2の発明にかかる半導体素子は、第1の発明において、前記第1凹部は、前記第1電極の上端から0.05μm以上1μm以下の深さで設けられていることを特徴とする。
また、第3の発明にかかる半導体素子は、以下の特徴を有する。第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面層に選択的に設けられ、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域の表面の一部を覆うように、絶縁膜を介して設けられた第1電極と、前記第2半導体領域の表面層に、前記第1電極の下の領域の一部を占めるように設けられた第2凹部と、前記第2凹部に埋め込まれた第2電極と、を備える。
また、第4の発明にかかる半導体素子は、第3の発明において、前記第2凹部は、前記第1電極の当該第2凹部側の端部から0.05μm以上1μm以下の幅で、当該第1電極の下の領域を占めていることを特徴とする。
また、第5の発明にかかる半導体素子は、第1〜4の発明において、さらに、以下の特徴を有する。前記第1半導体領域の裏面に設けられた第3電極と、前記第1半導体領域と前記第3電極の間に設けられ、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第3半導体領域と、をさらに備える。
また、第6の発明にかかる半導体素子の製造方法は、以下の特徴を有する。まず、第1導電型の第1半導体領域の表面に、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第2半導体領域を形成する工程を行う。ついで、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域まで達するトレンチを形成する工程を行う。ついで、絶縁膜を介して、前記トレンチの内部に第1電極を埋め込む工程を行う。ついで、前記第2半導体領域の表面層に選択的に不純物を導入し、前記第1電極の上端よりも深く、当該第2半導体領域よりも高い不純物濃度を有する不純物領域を形成する工程を行う。ついで、エッチングによって前記不純物領域を除去し、第1凹部を形成する工程を行う。ついで、前記第1凹部の内部に第2電極を埋め込む工程を行う。
また、第7の発明にかかる半導体素子の製造方法は、第6の発明において、前記第1凹部が前記トレンチに接するように、前記不純物領域を形成することを特徴とする。
また、第8の発明にかかる半導体素子の製造方法は、第6または7の発明において、前記不純物領域は、前記第1電極の上端から0.05μm以上1μm以下の深さで形成されることを特徴とする。
また、第9の発明にかかる半導体素子の製造方法は、以下の特徴を有する。まず、第1導電型の第1半導体領域の表面に、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第2半導体領域を選択的に形成する工程を行う。ついで、前記第2半導体領域の表面層に選択的に不純物を導入し、当該第2半導体領域よりも高い不純物濃度を有する不純物領域を形成する工程を行う。ついで、前記第2半導体領域および前記不純物領域の一部を覆うように、絶縁膜を介して第1電極を形成する工程を行う。ついで、エッチングによって前記不純物領域を除去し、前記第1電極の下の領域の一部を占めるように第2凹部を形成する工程を行う。ついで、前記第2凹部の内部に第2電極を埋め込む工程を行う。
また、第10の発明にかかる半導体素子の製造方法は、第9の発明において、前記第1電極は、前記不純物領域の当該第1電極側の端部を、0.05μm以上1μm以下の幅で覆うように形成されることを特徴とする。
また、第11の発明にかかる半導体素子の製造方法は、第6〜10の発明において、さらに、以下の特徴を有する。前記第1半導体領域の裏面に、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第3半導体領域を形成する工程を行う。ついで、前記第3半導体領域の表面に、第3電極を形成する工程を行う。
上述した第1,2の発明によれば、第2半導体領域の表面層に、ソース領域を設けず、前記第1電極の上端よりも深い第1凹部を設けている。また、第1凹部の内部に第2電極を埋め込んでいる。このため、半導体素子に、第1半導体領域、第2半導体領域およびソース領域からなる寄生バイポーラトランジスタ(寄生素子)は形成されない。かつ、半導体素子は従来と同様に動作する。
上述した第3,4の発明によれば、第2半導体領域の表面層に、ソース領域を設けず、前記第1電極の下の領域の一部を占めるように第2凹部を設けている。また、第2凹部の内部に第2電極を埋め込んでいる。このため、半導体素子に、第1半導体領域、第2半導体領域およびソース領域からなる寄生バイポーラトランジスタ(寄生素子)は形成されない。かつ、半導体素子は従来と同様に動作する。
上述した第5の発明によれば、第2半導体領域の表面層に、エミッタ領域を設けていない。このため、第3半導体領域、第1半導体領域、第2半導体領域およびエミッタ領域からなる寄生サイリスタ(寄生素子)は形成されない。かつ、半導体素子は従来と同様に動作する。
また、上述した第1〜5の発明によれば、半導体素子に寄生素子が形成されないため、半導体素子の微細化に際し、第2半導体領域の不純物濃度を高くする必要がない。これにより、オン電圧を上げることなく、チャネル領域を十分に反転させることができる。
また、第6〜8,11の発明によれば、第2半導体領域の表面層に、第1電極の上端よりも深く、第2半導体領域よりも高い不純物濃度を有する不純物領域を形成する。これにより、エッチングによって不純物領域のみを除去することができ、第2半導体領域の表面層に、第1電極の上端よりも深い第1凹部を形成することができる。そして、第1凹部の内部に第2電極を埋め込むことで、寄生素子が形成されない半導体素子を作製することができる。
また、第9〜11の発明によれば、第2半導体領域の表面層に、第2半導体領域よりも高い不純物濃度を有する不純物領域を形成し、不純物領域の一部を覆うように第1電極を形成する。これにより、エッチングによって不純物領域のみを除去することができ、第2半導体領域の表面層に、第1電極の下の領域の一部を占める第2凹部を形成することができる。そして、第2凹部の内部に第2電極を埋め込むことで、寄生素子が形成されない半導体素子を作製することができる。
本発明にかかる半導体素子および半導体素子の製造方法によれば、寄生素子による影響を抑制することができるという効果を奏する。また、オン電圧が増大することを防止することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる半導体素子を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4にかかる半導体素子を示す断面図である。 実施の形態4にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。 実施の形態にかかる半導体素子の断面を模式的に示した概念図である。 従来の半導体素子を示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体素子および半導体素子の製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる半導体素子を示す断面図である。図1に示す半導体素子では、n-型(第1導電型)のドリフト領域1となる半導体基板の表面に、p型(第2導電型)のベース領域2が設けられている。ベース領域2は、ドリフト領域1よりも高い不純物濃度を有する。半導体基板の表面には、ベース領域2を貫通し、ドリフト領域1まで達するトレンチ3が設けられている。トレンチ3の内部には、ゲート絶縁膜4を介してゲート電極5が設けられている。ゲート電極5の表面は、層間絶縁膜7によって覆われている。ドリフト領域1は、第1半導体領域に相当する。ベース領域2は、第2半導体領域に相当する。ゲート絶縁膜4は、絶縁膜に相当する。ゲート電極5は、第1電極に相当する。
ベース領域2の表面層には、第1凹部6が選択的に設けられている。つまり、ベース領域2は、第1凹部6と、第1凹部6が設けられていない凸部とで構成された凹凸状の表面形状を成している。第1凹部6は、トレンチ3に接する。ベース領域2のうち、第1凹部6下のトレンチ3に接する領域がチャネル領域11である。また、第1凹部6の底面は、ゲート電極5とゲート電極5上端に設けられた層間絶縁膜7との界面(以下、「ゲート電極5の上端」とする)よりも基板表面から深く設けられている。その理由は、次に示すとおりである。後述するように第1凹部6の内部には、ソース電極8が埋め込まれている。したがって、第1凹部6の底面は、ソース電極8とベース領域2との界面となっている。第1凹部6の底面がゲート電極5の上端よりも基板表面から浅い位置にある場合、第1凹部6内に設けられたソース電極8がゲート絶縁膜4を介してゲート電極5と隣り合うように形成されない。このため、半導体素子が動作しないからである。
また、第1凹部6は、ゲート電極5の上端から0.05μm以上1μm以下の深さで設けられるのが望ましい。その理由は、次に示すとおりである。ゲート電極5の上端から第1凹部6の底面までの深さとなる第1距離dが0.05μm未満である場合、第1凹部6内に設けられたソース電極8と、ゲート絶縁膜4を介してゲート電極5が隣り合う距離が短くなる。このため、半導体素子の動作が不安定になってしまうからである。一方、第1距離dが1μmより大きい場合、第1凹部6の深さに合わせて第1凹部6の幅が広くなるため、ベース領域2の凸部が形成されなくなってしまうからである。これは、第1凹部6を形成する際の処理に起因する。
ソース電極8は、ベース領域2の凸部に接し、第1凹部6の内部に埋め込まれている。つまり、ソース電極8は、ベース領域2の表面に形成された凹凸に沿って、ベース領域2を覆うように設けられている。また、ソース電極8は、層間絶縁膜7によってゲート電極5と電気的に絶縁されている。図示省略するが、ベース領域2の凸部の表面層に、第1凹部6に接するように、ベース領域2よりも高い不純物濃度を有するp+型のコンタクト領域を設けてもよい。ソース電極8は、第2電極に相当する。半導体基板の裏面には、ドレイン電極9が設けられている。
このような半導体素子の製造方法について説明する。図2〜図5は、実施の形態1にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。まず、図2に示すように、n-型のドリフト領域1となる半導体基板の表面に、例えばエピタキシャル成長法により、p型のベース領域2を積層する。ついで、例えばフォトリソグラフィにより、ベース領域2を貫通し、ドリフト領域1まで達するトレンチ3を形成する。ついで、例えば熱酸化法により、トレンチ3の側面および底面に、薄い二酸化シリコン膜(SiO2)からなるゲート絶縁膜4を形成する。ついで、ゲート絶縁膜4を介して、トレンチ3の内部に、例えばポリシリコン(Poly−Si)などを埋め込んでゲート電極5を形成する。
ついで、図3に示すように、ベース領域2の表面層に、ゲート電極5の上端よりも深い領域まで不純物を導入し、不純物領域16を形成する。このとき、不純物領域16は、ベース領域2よりも高い不純物濃度で、トレンチ3に接するように形成される。ここで、不純物領域16は、ゲート電極5の上端から0.05μm以上1μm以下の深さで形成されるのが望ましい。その理由は、上述したようにベース領域2の凸部が形成されなくなってしまうからである。さらに、不純物領域16をゲート電極5の上端から1μmよりも深く形成した場合、不純物領域16表面の不純物濃度がベース領域2の不純物濃度より低くなってしまうからである。不純物領域16の導電型はn型としてもよいし、p型としてもよい。不純物の導入には、熱拡散法を用いてもよいし、イオン注入法を用いてもよい。例えば、p型のベース領域2の表面に、リン(P)などをイオン注入し、n+型の不純物領域16を形成してもよい。ベース領域2の表面層にコンタクト領域(不図示)を設ける場合には、不純物領域16は、コンタクト領域よりも高い不純物濃度で形成される。
ついで、図4に示すように、例えばフッ酸(HF)および硝酸(HNO3)を含む混合酸または水酸化カリウム水溶液(KOH)を用いてエッチングを行い、不純物領域16を除去する。このとき、ベース領域2は、不純物領域16よりも不純物濃度が低いため、除去されずに残る。トレンチ3の側壁にはゲート絶縁膜4が形成されているため、ゲート絶縁膜4およびゲート電極5は除去されない。このため、ベース領域2の表面に選択的に例えばマスクなどを形成することなく、エッチングを行うだけで不純物領域16のみを除去することができる。これにより、ベース領域2の表面層に、ベース領域2の凸部が残るように、トレンチ3に接する第1凹部6を形成することができる。エッチングは、ウエットエッチングでもよいし、ドライエッチングでもよい。
ついで、図5に示すように、半導体基板の表面に例えばPSG膜などからなる層間絶縁膜7を選択的に形成し、ゲート電極5の表面を覆う。ついで、例えばめっき法により、第1凹部6の内部に埋め込まれ、基板表面に露出するベース領域2に接するソース電極8を形成する。ソース電極8の形成には、めっき法の他に、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法を用いてもよいし、スパッタリング法を用いてもよい。ソース電極8に用いる金属材料として、ニッケル(Ni)やタングステン(W)、アルミニウム(Al)などを用いてもよい。
また、ソース電極8は、複数の金属電極層が積層されてなる構成としてもよい。このとき、形成方法や金属材料を種々変更し、ソース電極8となる複数の金属電極層を積層してもよい。例えば、第1凹部6の内部に埋め込むソース電極8は、CVD法を用いてタングステン電極層を積層し、続けて、基板表面に形成するソース電極8は、スパッタリング法やめっき法を用いてアルミニウム電極層を積層してもよい。望ましくは、少なくとも最下層の金属電極層は、CVD法を用いてタングステン電極層を形成するのがよい。これにより、第1凹部6の底面の角部などにも、ソース電極8となる金属材料を精度よく埋め込むことができる。このため、例えばソース電極8が剥離してしまうなどの問題を回避することができる。
ついで、半導体基板の裏面に、ドリフト領域1に接するドレイン電極9を形成する。これにより、図1に示すようなトレンチゲート構造のMOSFETが完成する。
以上、説明したように、実施の形態1によれば、ベース領域2の表面層に、ソース領域(図17のソース領域106)を設けず、ゲート電極5の上端よりも深い第1凹部6を設けている。また、第1凹部6の内部にソース電極8を埋め込んでいる。このため、半導体素子に、ドリフト領域1、ベース領域2およびソース領域からなる寄生バイポーラトランジスタ(寄生素子)は形成されない。かつ、半導体素子は従来と同様に動作する。したがって、寄生素子による影響を抑制することができる。これにより、半導体素子に異常電流が流れたときに、半導体素子が破壊されることを防止することができる。また、半導体素子に寄生素子が形成されないため、半導体素子の微細化に際し、ベース領域の不純物濃度を高くする必要がない。これにより、オン電圧を上げることなく、チャネル領域を十分に反転させることができる。したがって、オン電圧が増大することを防止することができる。また、ベース領域2の表面層に、ゲート電極5の上端よりも深く、ベース領域2よりも高い不純物濃度を有する不純物領域16を形成している。これにより、エッチングによってベース領域2の表面層に形成した不純物領域16のみを除去することができ、ベース領域2の表面層に、ゲート電極5の上端よりも深い第1凹部6を形成することができる。そして、第1凹部6の内部にソース電極8を埋め込むことで、寄生素子が形成されない半導体素子を作製することができる。
(実施の形態2)
図6および図7は、実施の形態2にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。実施の形態1にかかる半導体素子の製造方法において、層間絶縁膜7をマスクとしてエッチングを行い、第1凹部6を形成してもよい。
実施の形態2では、まず、実施の形態1と同様に、ドリフト領域1となる半導体基板の表面に、ベース領域2、トレンチ3、ゲート絶縁膜4およびゲート電極5を形成する(図2参照)。ついで、図6に示すように、半導体基板の表面に選択的に層間絶縁膜7を形成する。層間絶縁膜7は、ベース領域2の表面の一部が露出する開口部17を有する。また、層間絶縁膜7は、ゲート電極5を覆う。ついで、図7に示すように、層間絶縁膜7をマスクとしてエッチングを行い、開口部17に露出するベース領域2を除去する。このとき、実施の形態1においてベース領域2の表面に形成した不純物領域(図3,4参照)と同様の深さで、ベース領域2を除去する。これにより、実施の形態1と同様に、第1凹部6が形成される。ついで、ベース領域2の凸部表面に残る層間絶縁膜7を除去し、ゲート電極5を覆う層間絶縁膜7のみを残す。ついで、実施の形態1と同様に、ソース電極8を形成する。これにより、図5に示す製造途中の半導体素子と同様の状態となる。ついで、その後の処理を実施の形態1と同様に行い、図1に示す半導体素子が完成する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上、説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図8および図9は、実施の形態3にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。実施の形態1にかかる半導体素子の製造方法において、例えばフォトレジストなどの膜をマスクとしてエッチングを行い、第1凹部6を形成してもよい。
実施の形態3では、まず、実施の形態1と同様に、ドリフト領域1となる半導体基板の表面に、ベース領域2、トレンチ3、ゲート絶縁膜4およびゲート電極5を形成する(図2参照)。ついで、図8に示すように、半導体基板の表面に選択的にレジストマスク18を形成する。レジストマスク18は、ベース領域2の表面の一部が露出する開口部19を有する。ついで、図9に示すように、レジストマスク18をマスクとしてエッチングを行い、開口部19に露出するベース領域2を除去する。このとき、実施の形態1においてベース領域2の表面に形成した不純物領域(図3,4参照)と同様の深さで、ベース領域2を除去する。これにより、実施の形態1と同様に、第1凹部6が形成される。ついで、レジストマスク18をすべて除去する。これにより、図4に示す製造途中の半導体素子と同様の状態となる。ついで、その後の処理を実施の形態1と同様に行い(図5参照)、図1に示す半導体素子が完成する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。また、第1凹部6を形成する際に用いるマスクは、レジストマスク18に限らず、エッチング液に対して耐性を有する他の材料をマスクとして用いてもよい。
以上、説明したように、実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図10は、実施の形態4にかかる半導体素子を示す断面図である。図10に示す半導体素子では、n-型のドリフト領域21となる半導体基板の表面層に、p型のベース領域22が選択的に設けられている。ベース領域22は、ドリフト領域21よりも高い不純物濃度を有する。ドリフト領域21は、第1半導体領域に相当する。ベース領域22は、第2半導体領域に相当する。
ベース領域22の表面層には、第2凹部26が設けられている。つまり、ベース領域22は、第1凹部6と、第1凹部6が設けられていない凸部とで構成された凹凸状の表面形状を成している。半導体基板の表面には、ベース領域22の凸部を覆い、第2凹部26にまで張り出すように、ゲート絶縁膜24を介してゲート電極25が設けられている。つまり、第2凹部26は、ゲート電極25の下の領域の一部を占めるように設けられている。また、第2凹部26の側壁から第2凹部26に張り出した側のゲート電極25の端部までの第2距離wは、0.05μm以上1μm以下であるのが望ましい。その理由は、実施の形態1において第1距離となるように第1凹部(図1参照)を設ける理由と同様である。ベース領域22のうち、ゲート電極25下のゲート絶縁膜24と接する領域がチャネル領域31である。ゲート絶縁膜24は、絶縁膜に相当する。ゲート電極25は、第1電極に相当する。
ソース電極28は、第2凹部26の内部に埋め込まれ、ベース領域22に接している。また、ソース電極28は、層間絶縁膜27によってゲート電極25と電気的に絶縁されている。ソース電極28は、第2電極に相当する。半導体基板の裏面には、ドレイン電極29が設けられている。
このような半導体素子の製造方法について説明する。図11〜図15は、実施の形態4にかかる半導体素子の製造方法を示す断面図である。まず、図11に示すように、n-型のドリフト領域21となる半導体基板の表面層に、例えばボロン(B)などをイオン注入し、p型のベース領域22を選択的に形成する。ついで、ベース領域22の表面層に選択的に不純物を導入し、不純物領域36を形成する。このとき、不純物領域36は、ベース領域22よりも高い不純物濃度を有するように形成される。不純物領域36の導電型はn型としてもよいし、p型としてもよい。不純物領域36の形成方法は、実施の形態1の不純物領域の形成方法と同様である。
ついで、図12に示すように、例えば熱酸化法により、半導体基板の表面に、ゲート絶縁膜24となる絶縁膜を形成する。ついで、例えばスパッタリング法により、ゲート絶縁膜24の表面に、ベース領域22および不純物領域36の一部を覆うようにゲート電極25を形成する。このとき、ゲート電極25は、ゲート電極25の不純物領域36側の端部が不純物領域36の端部を0.05μm以上1μm以下の幅で覆うように形成される。ついで、半導体基板の表面を、例えばPSG膜などからなる層間絶縁膜27で覆う。ついで、図13に示すように、例えばフォトリソグラフィによってゲート絶縁膜24および層間絶縁膜27の一部を除去し、不純物領域36の表面の一部を露出する。
ついで、図14に示すように、エッチングによって不純物領域36を除去し、ベース領域22の表面層に第2凹部26を形成する。エッチング条件は、実施の形態1と同様である。これにより、第2距離wが0.05μm以上1μm以下となるように、ゲート電極25の下の領域を占める第2凹部26を形成することができる。ついで、図15に示すように、第2凹部26の内部にソース電極28を埋め込む。ソース電極28の形成方法は、実施の形態1と同様である。ついで、半導体基板の裏面に、ドリフト領域21に接するドレイン電極29を形成する。これにより、図10に示すようなプレーナ構造のMOSFETが完成する。
以上、説明したように、実施の形態4によれば、ベース領域22の表面層に、ソース領域を設けず、ゲート電極25の下の領域の一部を占めるように第2凹部26を設けている。また、第2凹部26の内部にソース電極28を埋め込んでいる。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、ベース領域22の表面層に、ベース領域22よりも高い不純物濃度を有する不純物領域36を形成し、不純物領域36の一部を覆うようにゲート電極25を形成している。これにより、エッチングを行うことで、ベース領域22の表面層に、ゲート電極25の下の領域の一部を占める第2凹部26を形成することができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施例)
図16は、実施の形態にかかる半導体素子の断面を模式的に示した概念図である。ここでは、実施の形態1にかかる半導体素子の製造方法に従い、トレンチゲート構造の半導体素子を作製した。まず、ベース領域42を貫通し、ドリフト領域(不図示)に達するトレンチ43を形成した。トレンチ43の深さおよび幅を、それぞれ5μmおよび1.2μmとした。トレンチ43間の幅を、2.8μmとした。トレンチ43の内部には、ゲート絶縁膜44を介してゲート電極45を形成した。ついで、ベース領域42の表面層に、不純物領域(不図示)を形成した。
ついで、エッチングを行った。エッチングによってベース領域42の表面層に形成した不純物領域(不図示)のみを除去することができ、図16に示すような第1凹部46を形成することができることがわかった。その後、めっき法を用いてニッケルをめっきし、ソース電極48を形成した。図16に示すように、第1凹部46の内部に、ソース電極48を埋め込むことができることがわかった。層間絶縁膜47によって、ソース電極48とゲート電極45とを絶縁した。ついで、このように作製した半導体素子の動作確認を行った。半導体素子は、従来の半導体素子と同様に動作することがわかった。
上述した各実施の形態では、ドリフト領域と裏面電極の間に、ドリフト領域よりも高い不純物濃度を有するp型のコレクタ領域を設け、トレンチゲート構造のIGBTとしてもよい。この場合、コレクタ領域、ドリフト領域、ベース領域およびエミッタ領域からなる寄生サイリスタ(寄生素子)が形成されない。このため、上述した各実施の形態と同様の効果を得ることができる。ここで、裏面電極は、コレクタ電極である。コレクタ電極は、第3電極に相当する。コレクタ領域は、第3半導体領域に相当する。
以上において本発明では、半導体基板上に1つの半導体素子が設けられた構成の回路を例に説明しているが、上述した実施の形態に限らず、同一基板上に複数の半導体素子が設けられた構成の集積回路(IC:Integrated Circuit)に適用することが可能である。また、半導体素子の各領域におけるn型とp型をすべて逆転した構成としてもよい。
以上のように、本発明にかかる半導体素子および半導体素子の製造方法は、大電力の半導体素子を製造するのに有用であり、特に、MOSFETやIGBTなどの絶縁ゲート型半導体素子を製造するのに適している。
1 ドリフト領域
2 ベース領域
3 トレンチ
4 ゲート絶縁膜
5 ゲート電極
6 凹部
7 層間絶縁膜
8 ソース電極
9 ドレイン電極
11 チャネル領域
d 第1距離(ゲート電極の上端から第1凹部の底面までの深さ)

Claims (6)

  1. 第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面に選択的に設けられ、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域の間に絶縁膜を介して設けられた第1電極と、
    前記第2半導体領域と接する第2電極と、
    前記第1半導体領域の裏面に設けられた第3電極と、
    を有する縦型の半導体素子の製造方法であって、
    前記第2半導体領域の表面層に選択的に不純物を導入し、当該第2半導体領域よりも高い不純物濃度を有する不純物領域を形成する第1工程と、
    エッチングによって前記不純物領域を除去し凹部を形成する第2工程と、
    記凹部の内部に前記第2電極を埋め込む工程と、
    を含むことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  2. 前記第1半導体領域の裏面に、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第3半導体領域を形成する工程と、
    前記第3半導体領域の表面に、前記第3電極を形成する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. 前記第1工程の前に、
    第1導電型の第1半導体領域の表面に、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第2半導体領域を形成する工程と、
    前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域まで達するトレンチを形成する工程と、
    前記絶縁膜を介して、前記トレンチの内部に前記第1電極を埋め込む工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記凹部が前記トレンチに接し、前記第1電極の上端から0.05μm以上1μm以下の深さで形成されるように前記不純物領域を形成し、エッチングによって前記不純物領域を除去することを特徴とする請求項3に記載の半導体素子の製造方法。
  5. 前記第1工程の前に、第1導電型の第1半導体領域の表面に、当該第1半導体領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型の第2半導体領域を選択的に形成する工程を含み、
    前記第1工程と前記第2工程の間に、前記第2半導体領域および前記不純物領域の一部を覆うように、前記絶縁膜を介して前記第1電極を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記第1電極は、前記不純物領域の当該第1電極側の端部を、0.05μm以上1μm以下の幅で覆うように形成されることを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の製造方法。
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