JP2012109501A - 半導体発光装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板にバリスタペーストを塗布し静電気による破壊に対する防御手段を持たせる際、塗布量や塗布配置に対し高い精度が要求されず製造し易くする。
【解決手段】回路基板42は、導電性のポスト57,58を除く上面全体にバリスタ56を備え、ポスト57とバリスタ56の上面が同じ高さになっている。つまりポスト57,58の形成後、バリスタ56を塗布し研磨すれば良い。この回路基板42にLED素子43をフリップチップ実装する。
【選択図】図4

Description

本発明は、静電気による破壊に対する防御手段を備えた回路基板に半導体発光素子をフリップチップ実装した半導体発光装置及びその製造方法に関する。
半導体発光素子(以後とくに断らない限りLED素子と呼ぶ)を回路基板に実装しパッケージ化した半導体発光装置(以後とくに断らない限りLED装置と呼ぶ)が知られている。LED素子の実装方式としては、ワイヤボンディングでLED素子と回路基板の電極間を接続するフェイスアップ実装方式と、バンプなどを介して直接的にそれぞれの電極間を接続するフリップチップ実装方式とがある。これらのLED装置はLED素子が静電気や高電圧のサージに弱いため、回路基板にLED素子とともに保護素子を実装することがある。
例えば、特許文献1の図2には静電気に対する保護素子を兼ねたSiダイオード素子7(回路基板)上に発光素子1(LED素子)がフリップチップ実装されている様子が示されている。また、特許文献2の図3には、回路基板上に保護素子を配置すると面積効率が低下するという課題に対応するため、絶縁基板10(回路基板)の上面にLEDチップ3(LED素子)を実装し、下面にツェナーダイオードチップ5を実装している様子が示されている。
一般にLED素子と並列ないし直列になんらかの素子を接続すると静電耐圧が向上することが多い。この素子は抵抗やコンデンサでも効果がある。特許文献1及び2では(保護)素子がツェナーダイオードであった。他には例えば特許文献3の請求項1及び2に、LED素子と並列に接続する保護素子が双方ともLED素子の順方向電圧以上の電圧において導通するダイオードであり、このダイオードがトリガーダイオード、ベースをオープンにしたトランジスタ、バリスタ、及び逆方向に直列接続したツェナーダイオードであってもよいことが記載されている。
特許文献1の図2に示されたLED装置は、発光素子1を実装したSiダイオード素子7をリードフレームに再度実装している。特許文献2の図3に示されたLED装置であれば樹脂封止すればパッケージが完成する。しかしリードフレームに再実装したり、回路基板裏面に保護素子を設けたりするのでは、LED装置が大きくなったり、製造工程が煩瑣になったりする。実装面積効率及び生産性に加え放熱性も考えあわせると、回路基板の同一面上にLED素子と保護素子をフリップチップ実装することが好ましく思える。ところが保護素子を回路基板上にフリップチップ実装すると、保護素子の反射率が低かったり影ができたりしてLED装置の発光効率が落ちてしまう。
そこで保護素子と回路基板が一体化していると都合が良い。例えば特許文献4の図2には基体部31にバリスタ素体12が積層したバリスタ10(回路基板)が示されている。特許文献4の図2を図8に再掲し更に詳しく説明する。図8の発光装置(LED装置)は、半導体発光素子1をESD(Electrostatic Discharge)から保護しながら、半導体発光素子1の動作中に発生する熱を効率よく放散させ、且つ反射率を高くすることを目的としている。そのため基体31には熱伝導率及び反射率の高い材料を使い、この31上に第1と第2の外部電極13,14を設け、貫通孔19を備えたバリスタ素体12を積層した。このように構成したバリスタ10を回路基板として半導体発光素子1をフリップチップ実装している。このバリスタ素体12は、ZnOを主成分とするセラミック材料(半導体セラミック)を含むセラミックグリーンシートを焼結して構成さ
れる。
この焼結には高温が必要なため様々な制限が加わる。とくに基体31に樹脂材料が使えなくなる。この制限を緩和するためにはバリスタ層等の保護素子を印刷法で形成し、触媒を使って低温で焼結させることが考えられる。
例えば特許文献5の図5には、基板1上にパターンエッチング法で形成された下部電極2に、バインダ樹脂中に誘電体微粉末またはバリスタ特性をもつ微粉末を分散させたペースト状組成物を印刷して硬化させ、さらに導電性ペーストを用いて上部電極5を印刷し硬化させたプリント配線基板が示されている。
このプリント配線基板はLED素子をフリップチップ実装することを想定していない。つまり2端子であるLED素子は、各端子をそれぞれ下部電極2と上部電極5と接続させなければならないが、下部電極2と上部電極5が積層しているので、この積層部以外の領域に下部電極2と上部電極5を引き出し、ここでLED素子をフリップチップ実装するようになる。このため平面的に保護素子の占める領域と発光素子の占める領域が必要となり面積効率が悪くなる。また下部電極2と上部電極5を別々の工程で製造しなければならないので製造工程が煩瑣となる。すなわち下部電極に特性を発現する部材と上部電極を積層した構造を回路基板が備えることは好ましくない。
上記の不具合に対し回路基板にフリップチップ実装したLED素子の2つの端子間に保護部材を備えるようにすれば良い。このようなLED装置として例えば特許文献6の図1に示されたLED光源(LED装置)がある。特許文献6の図1を図9に再掲示する。図9に示したLED光源は、基板103が電極104,105を備え、基板103上にLED101(LED素子)がフリップチップ実装され、電極104,105とLED101の間に存在するバンプ102で接続をとっており、バンプ102間に樹脂106(容量性の保護部材)がある。この保護部材は、TiO2(酸化チタン)やBaTiO3(チタン酸バリウム)など比誘電率が10を以上の材料を含むシリコーン樹脂であり、コンデンサとして振舞う。
特開平11−191641号公報 (図2) 特開2001−36140号公報 (図3) 特開2002−335012号公報 (請求項1,2) 特開2008−28029号公報 (図2) 特開2004−6459号公報 (図5) 特開2005−294779号公報 (図1)
図8及び図9のように回路基板上の電極間に保護部材があれば、LED素子をフリップチップ実装したLED装置は静電気に対する保護素子の追加的実装が不要となる。図8に示したLED装置は前述のようにセラミック製のバリスタを使うため高温処理が必要となり使いづらい。一方、図9に示したLED装置は保護部材が樹脂をバインダとしているので印刷法など高温処理が不要な手法が適用でき有望そうである。しかしながら特許文献6には樹脂106やバンプ102に係わる製造方法の記載はない。図9においてこのLED装置は、バンプ102の間とともに電極104,105の間にも樹脂106が存在することから、バンプ102を基板103上に形成してから、この基板103の所定の位置に樹脂106を塗布し、最後にLED101をフリップチップ実装したものと推定される。こ
のような製造方法では、樹脂106の塗布量や配置に対し高い精度が要求され、またバンプ102上面を清浄に保たなければならない。
そこで本発明は、この課題に鑑みてなされたものであり、静電気による破壊に対する防御手段を備えた回路基板に半導体発光素子をフリップチップ実装しても製造し易い半導体発光装置及びその製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明は、電極と静電気に対する保護部材を備えた回路基板に、バンプを有する半導体発光素子をフリップチップ実装する半導体発光装置において、
前記回路基板の上面の電極は導電性のポストを備え、
前記保護部材が微粒子とバインダを含み、
該保護部材が該ポストを除く前記回路基板上面を覆い、
該保護部材の上面と前記ポストの上面の高さが略一致し、
該ポスト上に前記半導体発光素子をフリップチップ実装することを特徴とする。
本発明の半導体発光装置の回路基板は、導電性のポストを除く上面全体に保護部材を備え、ポストと保護部材の上面が同じ高さになっている。つまりポストを形成した後に周知の方法で保護部材を塗布し、保護部材又はポストを研磨すればこの構造が実現できる。この方法が適用できるため本発明の半導体発光装置は、塗布量や位置に対する精度への要求が軽く、ポスト表面を簡単な洗浄で清浄な状態にすることができるようになる。
前記微粒子がバリスタ粒子であることが好ましい。
前記保護部材の上部が反射層になっていても良い。
上記課題を解決するため本発明は、電極と静電気に対する保護部材を備えた回路基板に、バンプを備えた半導体発光素子をフリップチップ実装する半導体発光装置の製造方法において、
前記回路基板となる領域が連結して配列した集合基板を準備する準備工程と、
前記集合基板に電極を形成する電極形成工程と、
前記電極形成工程の途中若しくは後にポストを形成するポスト形成工程と、
前記集合基板に保護部材を塗布し硬化させる保護部材塗布工程と、
前記保護部材又は前記ポストを研磨し、前記保護部材及び前記ポストの上面の高さを一致させる研磨工程と、
前記集合基板に前記半導体発光素子をフリップチップ実装する素子実装工程と、
前記集合基板を切断し前記半導体発光装置に個片化する個片化工程と
を備えることを特徴としている。
前述のように本発明の半導体発光装置の回路基板は、導電性のポストを除く上面全体に保護部材を備え、ポストと保護部材の上面が同じ高さになっており、半導体発光素子がフリップ実装されている。この半導体発光装置を製造するため本発明の製造方法では、先ず回路基板となる領域が連結して配列する集合基板を準備する。この集合基板に電極を形成してから、又は形成している途中でポストを形成する。その後、周知の方法で保護部材を塗布し、保護部材又はポストを研磨すればこの各回路基板領域が前述の構造を有することになる。この集合基板に半導体発光素子をフリップチップ実装し、追加的な加工を加え、集合基板を個片化すると半導体発光装置が得られる。この製造方法では、保護部材の形成に際して集合基板全体に亘る塗布と研磨加工を採用しているので、塗布量や位置に対する精度への要求は軽く、ポスト表面は簡単な洗浄で清浄な状態を獲得できる。
前記電極及び前記ポストを電解メッキ法で形成しても良い。
前記ポストをスタッドバンプで形成しても良い。
以上のように本発明の半導体発光装置は静電気に対する保護部材を回路基板全面に塗布し研磨するという簡単な方法が適用できる構造であり、その製造方法は前記の方法を採用しているので、静電気による破壊に対する防御手段を備えた回路基板に半導体発光素子をフリップチップ実装しても製造し易い。
本発明の第1実施形態におけるLED装置の斜視図。 図1のLED装置の斜視図。 図2のLED素子をバンプ面から見た平面図。 図1のLED装置の断面図。 図1のLED装置を製造するための説明図。 図1のLED装置を製造するための説明図。 本発明の第2施形態におけるLED装置の断面図。 従来のLED装置の断面図。 従来のLED装置の断面図。
以下、添付図1〜7を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また説明のため部材の縮尺は適宜変更している。さらに特許請求の範囲に記載した発明特定事項との関係をカッコ内に記載している。
(第1実施形態)
添付図1〜6を参照して本発明の第1実施形態を詳細に説明する。図1は本実施形態のLED装置(半導体発光装置)の外観を説明するために描いたLED装置40の斜視図である。LED装置40において、回路基板42上に蛍光体を含有した樹脂層41が積層している。樹脂層41は蛍光体を含有するシリコーン樹脂からなる。
図2により図1のLED装置40に実装されたLED素子43の実装状況を説明する。図2は図1のLED装置40から樹脂層41を剥がしとった状態のLED装置40の斜視図である。図2に示すように回路基板42は、板材46と、板材46上に形成された−電極44と+電極45を含んでいる。回路基板42上にフリップチップ実装されたLED素子43は、n側バンプ(カソード、図3参照)及びp側バンプ(アノード、図3参照)がそれぞれ−電極44と+電極45に接続している。
図3によりLED素子43のバンプ面を説明する。図3はLED素子43をバンプ面側から眺めた平面図である。n型半導体層51は、上層にあるp型半導体層52から一部分が露出している。このn型半導体層51の露出部にn側バンプ53がある。同様にp型半導体層52上にp側バンプ54が配置されている。n側バンプ53はp側バンプ54より平面積が小さく、n側バンプ53およびp側バンプ54は電解メッキ法で形成した金バンプである。
図4によりLED装置40の断面を説明する。図4は、図2のA−A線に沿うようにして描いた図1のLED装置40の断面図である。なおLED素子43のn側及びp側バンプ53,54と回路基板42のスルーホール44a,45aを同時に図示できるように図
2においてA−A線を屈曲させた。
LED素子43は、サファイア基板55の下にn型半導体層51があり、さらにn型半導体層51の下面にはp型半導体層52が形成され、n型半導体層51とp型半導体層52にそれぞれn側バンプ53とp側バンプ54が接続している。サファイア基板55は厚さが80〜200μm、n型半導体層51は厚さが5μm程度である。p型半導体層52は総厚が1μm程度であり、厚みが100〜200nmのp型GaN層を含んでいる。n側バンプ及びp側バンプ53,54は厚さが10〜30μmである。発光層(図示せず)は、n型半導体層51とp型半導体層52の境界部にあり、平面的な形状は概ねp型半導体層52に等しい。
回路基板42は板材46と−及び+電極44,45、スルーホール44a,45a、出力電極44b,45b、バリスタ56(保護部材)、ポスト57,58からなっている。板材46の上面に形成された−電極44及び+電極45は、マザー基板(図示せず)の電極と接続するため板材46の下面に形成された出力電極44b,45bとそれぞれスルーホール44a,45aで接続している。回路基板42の上面の−電極44及び+電極45上にはそれぞれは導電性のポスト57,58を備えている。ポスト57,58を除く回路基板42の上面全体に亘ってバリスタ56が覆っている。バリスタ56の上面とポスト57,58の上面の高さは略一致している。なお図8のバリスタ10は外部電極13,14を備えたものであったのに対し、本実施形態のバリスタ56は層状の部材を指している(以下同様)。
回路基板42の板材46は厚さが300μmで樹脂からなる。−及び+電極44,45と出力電極44b,45bは厚さが10〜30μmの銅箔であり、出力電極44b,45bはニッケルと金でメッキされている。ポスト57,58は厚さが30〜50μmで銅からなり、表面がニッケルと金でメッキされている。スルーホール44a,45aは直径が200μmで、壁面に−及び+電極44,45又は出力電極44b,45bと同様の導電層を備え、必要に応じて銅ペーストを充填する。
−電極44と+電極45の間隙は約50μmである。ここでバリスタ56は、直径が5〜10μmの酸化亜鉛(ZnO)粒子をMn,Co酸化物等の無機質絶縁膜で被覆したバリスタ粒子と、オルガノポリシロキサン或いはシリコーン樹脂等のバインダとを混練したペーストを焼結したものである。一つのバリスタ粒子は約3Vのしきい値電圧が得られるので、約50μmの−電極44と+電極45の間隙においてバリスタ粒子が5から10個直列に並ぶことから、バリスタ56のしきい値は約15〜30Vとなる。
LED素子43を静電気から保護する保護部材に含まれる微粒子はバリスタ粒子に限られない。例えばカーボン粒子でもよく、このとき保護部材は抵抗として機能する。また微粒子としてTiO2(酸化チタン)やBaTiO3(チタン酸バリウム)など比誘電率が10を以上の材料を使えは、−及び+電極44,45とともコンデンサとして振舞う。
ポスト57,58上には、それぞれn側及びp側バンプ53,54が接続するようにLED素子43がフリップチップ実装されている。ポスト57,58とn側及びp側バンプ53,54は金錫共晶で接合する。なお接合用の金錫合金層は予めn側及びp側バンプ53,54の下面に形成されている。LED素子43の周囲及びバリスタ56の上面は蛍光体を含有した樹脂層41で覆われている。樹脂層41は厚さが400μm程度でシリコーンからなる。
図5と図6によりLED装置40の製造方法を説明する。図5,6は本実施形態のLED装置40を製造する工程の説明図である。(a)は回路基板42となる領域が連結して
配列した集合基板71を準備する準備工程、(b)〜(d),(h),(k)〜(l)は集合基板71に−及び+電極44,45並びに出力電極44b、45bを形成する電極形成工程、(e)〜(g)は電極形成工程の途中でポスト57,58を形成するポスト形成工程、(i)は集合基板71にバリスタ56を塗布し硬化させる保護部材塗布工程、(j)はバリスタ56を研磨し、バリスタ56とポスト57,58の上面の高さを一致させる研磨工程、(m)は集合基板71にLED素子43をフリップチップ実装する素子実装工程、(n)は樹脂層41を形成する工程、(o)は集合基板71を切断しLED装置40に個片化する個片化工程、を示している。
準備工程で準備する集合基板71は板材46にスルーホール44a,45aが多数開けられている(a)。電極形成工程の最初、集合基板71の全面にTiWとCuの2層構造を有するシードメタル層72(厚さ、0.3μm)を蒸着法によって成膜する(b)。シードメタル層72は、電解メッキ用の下地処理(共通電極)に相当する。次に電極形成用のレジストパターン73をフォトリソグラフィー法によって集合基板71上に形成する(c)。レジストパターン73を利用して、電解メッキ法によってCuから構成される電極74(−及び+電極44,45並びに出力電極44b、45b)を形成する(d)。電極74は、スルーホール44a,45aを介して、集合基板71の上下で導通されている。電極74の厚さは、10〜30μmであり、放熱性を上げるには厚くする。なお、(d)では、スルーホール44a,45aが塞がっているように描いているが、これは放熱性を考慮する場合にスルーホール44a,45aへ銅ペーストを充填しておくことを意図している。
レジストパターン73を除去し、集合基板71の上面に導電性ポスト形成用のレジストパターン75をフォトリソグラフィー法によって形成する(e)。この時、集合基板71の下面全体にマスキングテープ76を貼付する。次に、レジストパターン75を利用して、電解メッキ法によって、Cuから構成される導電性のポスト57,58を電極74上に形成する(f)。導電性ポスト57,58の厚さは、30〜50μm程度である。ポスト57,58を形成したらレジストパターン75を除去する(g)。その後、集合基板71の上面側に残存しているシードメタル層72を、電極74をマスクとしてエッチング法によって除去する(h)。
次に、集合基板71の上面に電極74及び導電性ポスト57,58をバリスタ56で全て覆う(i)。ペースト状のバリスタ56をスクリーン印刷法によって塗布し、150℃で硬化させる。バリスタ56が硬化したらポスト57,58の上部表面が露出する程度まで、バリスタ56の上部を研磨する(j)。これでバリスタ56とポスト57,58の上面の高さが略一致する。
次に、マスキングテープ76を除去し、電解メッキ法により導電性ポスト57,58の上面及び集合基板71の下側の電極74表面に、Ni−Auメッキする(k)。電極形成工程の最後に集合基板71下面の電極74をマスクにしてシードメタル72をエッチング法によって除去する(l)。
次にポスト57,58とn側及びp側バンプ53,54(図3参照)が接続するようにLED素子43をフリップチップ実装する(m)。ポスト57,58とn側及びp側バンプ53,54は金錫共晶で接合する。続いて集合基板71に樹脂を塗布し硬化させ樹脂層41を形成する(n)。最後に集合基板71を切断しLED装置40を得る(o)。
本実施形態の製造方法では、−及び+電極44,45並びに出力電極44b、45bを形成している途中でポスト57,58を形成し、バリスタ56の塗布及び研磨を行なっていた。これに対し−及び+電極44,45並びに出力電極44b、45bを形成してから
ポスト57,58を形成しても良い。この場合、メッキ電極はシードメタル層でも良いが、よく知られているように集合基板を個片化したときにメッキ電極が切断されるような工法が便利である。
図6(i)ではバリスタ56がポスト57,58を覆うようにバリスタ56を塗布した。これとは反対にバリスタを塗布したときバリスタ上面がポストの上面より低くてもよい。この場合はポストを研磨しバリスタ上面とポスト上面を一致させる。また図6(j)ではポスト57,58の一部も研磨しても良い。研磨は研磨剤を使っても良いし、刃で削っても良い。
本実施形態では金錫共晶接合用の金錫合金層はn側及びp側バンプ53,54が備えているものとしていたが、ポスト57,58側に金錫合金層を設けても良い。この場合、レジストパターン75があるうちに金錫合金層をスパッタ法等で形成してしまう。また本実施形態では、電極74やポスト57,58を電解メッキ法で形成していたが、蒸着法、スパッタ法、CVD法など他のメッキ法でも良く、とくにNi−Auメッキ層などは無電界メッキ法でも良い。なお電解メッキ法は大気中で処理でき厚いメッキ層を効率よく作成できるという特徴がある。
(第2実施形態)
添付図7を参照しながら、本発明の第2実施形態について説明する。LED装置60及び回路基板62の外観は第1実施形態の図1,2と等しい。なお本実施形態ではLED素子60が回路基板62にフリップチップ実装されているものとする。図7は本発明の第2施形態におけるLED装置60の断面図である。LED装置60を示す図7と、第1実施形態のLED装置40を示す図4との差異は、図7においてポスト67,68がスタッドバンプであること、及びバリスタ66に反射部材65(反射層)が積層していることである。
スタッドバンプでポスト67,68を形成すると、ポスト形成に際してメッキ工程が不要になるので、メッキ設備のない場合に有効である。反射部材65は回路基板62の反射率を向上させるものであり、酸化チタン等の反射性粒子をバインダで固めたものである。この場合、バリスタ66を塗布し硬化させてから反射部材65を塗布し硬化させ、反射部材65を研磨してポスト67,68の上面を露出させる。反射部材65のバインダをオルトポリシロキサンのような硬化するとガラス質になる無機バインダとすると反射率とともに耐光性を向上できる。このときバリスタ66のバインダをシリコーン等の樹脂とすると、反射部材65と板材46の熱膨張率差をバリスタ66で緩和できる。
40,60…LED装置(半導体発光装置)、
41…樹脂層、
42,62…回路基板、
43…LED素子(半導体発光素子)、
44…−電極、
44a,45a…スルーホール、
44b,45b…出力電極、
45…+電極、
46…板材、
51…n型半導体層、
52…p型半導体層、
53…n側バンプ、
54…p側バンプ、
55…サファイア基板、
56,66…バリスタ(保護部材)、
57,58,67,68…ポスト、
65…反射部材(反射層)
71…集合基板、
72…シードメタル層、
73,75…レジストパターン、
74…電極、
76…マスキングテープ。

Claims (6)

  1. 電極と静電気に対する保護部材を備えた回路基板に、バンプを有する半導体発光素子をフリップチップ実装する半導体発光装置において、
    前記回路基板の上面の電極は導電性のポストを備え、
    前記保護部材は微粒子とバインダを含み、
    該保護部材が該ポストを除く前記回路基板上面全体を覆い、
    該保護部材の上面と前記ポストの上面の高さが略一致し、
    該ポスト上に前記半導体発光素子をフリップチップ実装することを特徴とする半導体発光装置。
  2. 前記微粒子がバリスタ粒子であることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記保護部材の上部が反射層になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光装置。
  4. 電極と静電気に対する保護部材を備えた回路基板に、バンプを備えた半導体発光素子をフリップチップ実装する半導体発光装置の製造方法において、
    前記回路基板となる領域が連結して配列した集合基板を準備する準備工程と、
    前記集合基板に電極を形成する電極形成工程と、
    前記電極形成工程の途中若しくは後にポストを形成するポスト形成工程と、
    前記集合基板に保護部材を塗布し硬化させる保護部材塗布工程と、
    前記保護部材又は前記ポストを研磨し、前記保護部材及び前記ポストの上面の高さを一致させる研磨工程と、
    前記集合基板に前記半導体発光素子をフリップチップ実装する素子実装工程と、
    前記集合基板を切断し前記半導体発光装置に個片化する個片化工程と
    を備えることを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  5. 前記電極及び前記ポストを電解メッキ法で形成することを特徴とする請求項4に記載の半導体発光装置の製造方法。
  6. 前記ポストをスタッドバンプで形成することを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体発光装置の製造方法。

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