JP2012108350A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示動作中に電源電圧の低下を検出した場合、映像の投写を停止させることなく交流電源の負荷を軽減させることが可能な投写型映像表示装置を得る。
【解決手段】コンパレータ9は分圧電圧VD1と基準電圧VR1とを比較し、“H”または“L”のコンパレータ出力電圧V9を出力する。このコンパレータ出力電圧V9はフォトカプラPC1を介して制御マイコン入力電圧V1に変換されて制御マイコンCPU1に入力される。制御マイコンCPU1はパルス信号である制御マイコン入力電圧V1を監視し、制御マイコン入力電圧V1のパルスが停止している時間Tを計測するとともに、時間Tが予め定められた基準値TRを超えた場合にはランプ電源21及び22に対して省電力指令信号C21及びC22を出力する。ランプ電源21及び22は省電力指令信号C21及びC22に基づき種々の省電力処理をランプ31及び32に対して行う。
【選択図】図1

Description

この発明は投写型映像表示装置に関するものであり、特に投写型映像表示装置の電源制御部分に関する。
従来よりスクリーンや壁面に映像を投写する手段として投写型映像表示装置が多く用いられている。
投写型映像表示装置の光源としては高圧水銀ランプ・キセノンランプなどのランプ光源やLED・レーザーなどの固体光源が使用される。近年ではランプ光源の高輝度化が進んでいるため投写型映像表示装置にはランプ光源が採用されることが多いが、より一層の高輝度化を目的として複数のランプを備えた投写型映像表示装置(多灯式投写型映像表示装置)が実用化されている。一般に投写型映像表示装置において電力を最も消費するのは光源部分であるため、投写型映像表示装置に備えつけるランプの個数が増加するにしたがって投写型映像表示装置の消費電力は増加する。
通常、ランプを点灯させるためのランプ電源は数100Vの直流電圧を必要とする。この直流電圧はスイッチング電源装置を用いて商用交流電源から作るのが主流であり、交流電源の電圧が高いほど交流から直流への変換時に必要な電流が少なく済み消費電力の観点から有利である。
このように投写型映像表示装置が消費する電流と電力は点灯するランプの個数と商用交流電源の電圧に大きく依存する。たとえば電圧100Vの交流電源を使用して2灯式投写型映像表示装置の両ランプを点灯させた場合、消費電流及び消費電力はおよそ10A及び1kW程度になる。
消費電流が10A程度ともなると配電設備そのもののインピーダンスによる電圧降下が無視できなくなる。投写型映像表示装置が接続されている交流電源の電圧が例えば100Vから80Vまで低下した場合、投写型映像表示装置の電源回路に流れる電流量が増加し、電源回路内の部品や電源コードが加熱する。この状態で装置の使用を継続すると部品の故障を招いてしまう。
このため投写型映像表示装置を使用する場合、とりわけ多灯式投写型映像表示装置の複数のランプを同時に点灯させる場合は、投写型映像表示装置の定格電圧範囲内で可能な限り高い電圧を有し定格電流に充分余裕のある交流電源を単独で用いることが望ましい。
しかしながら日本では商用交流電源の電圧は100Vが標準的であり、200V以上の交流電源を利用するには別途配電設備の工事を要する。また、ユーザーが意図せずに投写型映像表示装置と共通のコンセントに消費電流が大きい機器を接続してしまい、投写型映像表示装置を駆動した際に電源電圧が低下する可能性は充分に想定される。
交流電源に大電流が流れることを防ぐ手段として、通常配電設備にはヒューズやブレーカーなどの安全装置が備えられている。これらの安全装置により、回路に流れる電流が一定量を超過した場合には交流電源が断絶され火災や機器の故障を防止することができる。
また、特許文献1には交流電源の電圧低下を検出する回路を備えたスイッチング電源装置が開示されている。このスイッチング電源装置を用いれば交流電源電圧の低下を検出して電源装置のスイッチングを停止することができ、電源回路に過電流が流れることを防止できる。
特開2010−68631号公報
上述したヒューズやブレーカー等、配電設備の安全装置が動作した場合には電力の供給が遮断されるため、投写型映像表示装置が停止し映像の投写が途切れてしまう問題点があった。そのうえ、映像の投写が停止することによりユーザーが投写型映像表示装置が故障したと判断するおそれがある。
また、投写型映像表示装置が停止しない程度に交流電源電圧が低下している場合、前述の安全装置が動作しない限りは投写型映像表示装置を継続して使用できてしまうため、電源部品や電源コードが加熱し投写型映像表示装置の故障を引き起こす可能性があるという問題点があった。
一方、特許文献1に開示されたスイッチング電源装置は絶縁型スイッチング電源装置の2次側に減電圧検出回路を有しているため、投写型映像表示装置のランプ電源に供給する直流電圧を生成するために多く用いられる非絶縁型昇圧コンバータをはじめ、非絶縁型のスイッチング電源装置にはそのまま適用することができない。
仮に、非絶縁型のスイッチング電源装置に特許文献1で開示された電源装置のトランスの2次側に設けられる減電圧検出回路を適用したとしても、2次側では降圧された電圧が出力されるため、2次側の電源電圧は1次側の交流電源電圧ほどには低下しない。したがって、2次側に設けられる特許文献1に開示された減電圧検出回路では、電圧低下に対する感度が鈍く、精度よく交流電源の電圧低下を検出できないという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、投写型映像表示装置の動作中に電源電圧の低下を検出した場合、映像の投写を停止させることなく交流電源の負荷を軽減させることが可能な投写型映像表示装置を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の投写型映像表示装置は、投写型映像表示用の光源となる第1の数のランプと、前記第1の数のランプに発光用の電流を供給する第1の数のランプ電源と、交流電源を入力とし、前記第1の数のランプ電源に第1の数の直流電圧を供給するスイッチング電源部とを有する投写型映像表示装置であって、前記スイッチング電源部は、交流電源を整流して整流信号を得る整流部と、前記整流信号に基づき、前記交流電源の電圧が低下した状態が一定時間継続したか否かを検出する電圧低下検出部と、前記整流信号に基づき力率を改善して、前記第1の数のランプ電源に前記第1の数の直流電圧を付与する力率改善回路とを含み、前記電圧低下検出部は、前記整流信号の電圧低下の有無を検出して、その内容を指示する電圧低下検出信号を出力する検出信号出力部と、前記電圧低下検知信号が電圧低下を指示する期間が一定時間継続したか否かに基づき、前記第1の数のランプ電源に対応する第1の数の省電力指令を出力するランプ電源制御部とを含み、前記第1の数のランプ電源は前記第1の数の省電力指令に基づき、前記第1の数のランプに供給する電流を低減化する省電力機能を有している。
請求項1記載の本願発明において、電圧低下検出部におけるランプ電源制御部は、電圧低下検知信号が電圧低下を指示する期間が一定時間継続したか否かに基づき第1の数の省電力指令を出力し、第1の数のランプ電源は上記第1の数の省電力指令に基づき、第1の数のランプに供給する電流を低減化する省電力機能を有している。
このため、何らかの原因で交流電源の電圧が低下した状態が一定期間継続した場合に上記省電力機能を働かせることにより、映像の投写を途切れさせることなく交流電源の負荷を軽減させ、電源コードの発熱や投写型映像表示装置の故障を防止することが可能である。
さらに、電圧低下検出部は、交流電源から直接得られる整流信号に基づいて交流電源の電圧低下を認識することができるため、精度良く交流電源の電圧低下を検出することができる。
この発明の実施の形態1である投写型映像表示装置のランプ電源部分の構成を示す回路図である。 図1で示したフォトカプラの動作を示す波形図である。 この発明の実施の形態2である投写型映像表示装置のランプ電源部分の構成を示す回路図である。 実施の形態2の投写型映像表示装置の他の態様を示す回路図である。
<実施の形態1>
(全体構成)
図1はこの発明の実施の形態1である投写型映像表示装置のランプ電源部分の構成を示す回路図である。同図に示すように、実施の形態1の投写型映像表示装置は、交流電源ACを入力とする単一のスイッチング電源部1、2つ(第1の数)のランプ31,32,外部(具体的には制御マイコンCPU1)からの入力信号に応じて対応するランプ31,32の点灯状態を制御することができる2つ(第1の数)のランプ電源21、22、及びユーザーに対して交流電源ACからの電圧が低下したことを通知することが可能なユーザー通知部4を備えている。なお、図1では、本発明との関連性が薄い映像信号処理回路や映像投写デバイスなどへ電力を供給するための電源部分を省略している。
(スイッチング電源部)
スイッチング電源部1は整流部5、電圧低下検出部6及び力率改善回路7から構成される。整流部5は、ダイオードブリッジにより構成され、交流電源ACを全波整流して整流信号を得る。電圧低下検出部6は、整流信号に基づき交流電源ACの電圧低下の有無を検出して、電圧低下検出信号として機能する制御マイコン入力電圧V1を得る。力率改善回路7は整流部5と共に非絶縁型昇圧コンバータを構成し、整流信号に基づき力率を改善させて2つのランプ電源21及び22それぞれに独立した2つ(第1の数)の直流電圧V71及びV72を供給する。そして、ランプ電源21及び22からランプ31及び32に電力供給が行われる。
(力率改善回路)
力率改善回路7はコイルL1,L2を備え、コイルL1及びL2の一端に整流部5からの整流信号が付与され、コイルL1の他端はダイオードD1のアノードが、コイルL2の他端はダイオードD2のアノードがそれぞれ接続される。
コイルL1とダイオードD1との接続点にはN型のスイッチング素子Q1のドレインが接続され、コイルL2とダイオードD2との接続点にはN型のスイッチング素子Q2のドレインが接続される。スイッチング素子Q1,Q2としてはFETなどの半導体素子が用いられる。スイッチング素子Q1、Q2のソースはスイッチング電源部1のグラウンドGND1に接続され、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング動作はスイッチング素子Q1,Q2のゲートに接続された力率改善用集積回路IC1によって交流電源ACより得られる整流信号からの入力電流が正弦波状となるように制御される。コンデンサC1はダイオードD1のカソードとグラウンドGND1との間に介挿され、コンデンサC2はダイオードD2のカソードとグラウンドGND1との間に介挿される。上記の構成によりダイオードD1,D2のカソードは電圧出力端子となり、ダイオードD1及びD2より得られる直流電圧V71及びV72がランプ電源21及び22に付与される。
(電圧低下検出部)
電圧低下検出部6は、直列に接続される抵抗群である抵抗R1及びR2と、ツェナーダイオードやシリーズレギュレータ等の手段を用いて基準電圧VR1を生成する基準電圧生成部8と、コンパレータ9と、フォトカプラPC1と、スイッチング電源部1の2次側に配置された制御マイコンCPU1とを備える。
抵抗R1及びR2は、整流部5の出力(整流信号)の電圧と接地レベル(スイッチング電源部1のグラウンドGND1の電位)とを抵抗R1及びR2の抵抗比によって分圧し、分圧された分圧電圧VD1を生成する。
コンパレータ9は分圧電圧VD1と基準電圧VR1とを比較し、“H”または“L”のコンパレータ出力電圧V9を出力する。このコンパレータ出力電圧V9はフォトカプラPC1を介して制御マイコン入力電圧V1に変換されて制御マイコンCPU1に入力される。
フォトカプラPC1の発光ダイオードD3側(一次側)の接続構成は以下の通りである。コンパレータ出力電圧V9は抵抗R5を介してNPNバイポーラトランジスタQ5のベースに付与され、トランジスタQ5のコレクタが発光ダイオードD3のカソードに接続され、発光ダイオードD3のアノードが抵抗R3を介して電源に接続される。
フォトカプラPC1のNPNバイポーラ構成のフォトトランジスタQ3側(二次側)の接続構成は以下の通りである。発光ダイオードD3の光信号がベースに受光可能なフォトトランジスタQ3のエミッタはグラウンドGND2に接地され、コレクタは抵抗R4を介して電源に接続される。そして、フォトトランジスタQ3のコレクタより得られる電圧が制御マイコン入力電圧V1となる。制御マイコン入力電圧V1はフォトトランジスタQ3の導通状態(オン/オフ)を“L”/“H”により指示している。
図2はフォトカプラPC1の動作を示す波形図である。以下、同図を参照して、コンパレータ出力電圧V9に基づくフォトカプラPC1の制御マイコン入力電圧V1の出力動作を説明する。
図2に示すように、基準電圧VR1との関係で分圧電圧VD1が変化する場合、コンパレータ出力電圧V9は周期的に“H”,“L”が切り替わる。図1で示す電圧低下検出部6の構成によれば分圧電圧VD1が基準電圧VR1よりも高い期間は、コンパレータ出力電圧V9は“H”となり、トランジスタQ5がオンし、発光ダイオードD3が発光し、発光状態の光信号を受けるフォトトランジスタQ3がオンする結果、制御マイコン入力電圧V1が“L”に設定される。
一方、分圧電圧VD1が基準電圧VR1よりも低い期間は、コンパレータ出力電圧V9は“L”となり、トランジスタQ5がオフし、発光ダイオードD3が非発光状態となり、フォトトランジスタQ3がオフする結果、制御マイコン入力電圧V1が“H”に設定される。
このように、抵抗R1及びR2の抵抗比と基準電圧VR1との値を適切に設定することにより、制御マイコンCPU1の制御マイコン入力電圧V1として、交流電源ACの2倍の周波数(半分の周期)を持つパルス信号が制御マイコンCPU1に入力される。
図1の構成によれば、交流電源ACの電圧が低下し、分圧電圧VD1が基準電圧VR1よりも低い状態が継続すると制御マイコンCPU1に入力される制御マイコン入力電圧V1のパルスは“H”状態で停止する。
制御マイコンCPU1はパルス信号である制御マイコン入力電圧V1を監視し、制御マイコン入力電圧V1のパルスが停止している時間Tを計測するとともに、時間Tが予め定められた基準値TRを超えた場合にはランプ電源21及び22に対して省電力指令信号C21及びC22を出力する。ランプ電源21及び22は省電力指令信号C21及びC22に基づき種々の省電力処理をランプ31及び32に対して行う。
省電力指令信号C21及びC22の省電力指示内容としては、例えば、ランプ31及び32のうち、いずれか一方を消灯させる、ランプ31及び32のうち、少なくとも1つのランプの点灯モードを輝度の低い省電力モードに移行させる、またはこれらの組合せの指示内容が考えられる。
したがって、省電力指令信号C21(C22)が消灯を指示する場合、ランプ電源21(22)はランプ31への電力供給を遮断し、省電力指令信号C21が省電力モードを指示する場合、ランプ電源21はランプ31に供給する電流を通常時より下げる動作を行う。
(ユーザー通知部)
ユーザー通知部4は省電力指令信号C21及びC22に基づき、ユーザーに交流電源ACの電圧低下状態を指示する電圧低下情報を通知可能である。電圧低下情報としては以下の態様が考えられる。
(1)投写映像時に重畳して投写可能な文字・図形情報、
(2)LED等の表示手段を用いた点灯表示状態
(3)スピーカー等の音声出力手段を用いた警告音、
(4)上記(1)〜(3)の組合せ。
すなわち、ユーザー通知部4は、制御マイコンCPU1からの省電力指令信号C21及びC22に基づき、交流電源ACの電圧が低下していることを指示する上述した電圧低下情報をユーザーに通知することができる。
また、必要に応じてノイズフィルタなどの回路やヒューズ等の素子を本実施の形態におけるスイッチング電源部1の交流電源ACと整流部5との間に追加的に設けてもなんら問題ない。
また、実施の形態1においては必須の要素ではないが、例えば交流電源ACと整流部5の間にリレー等の回路素子を用いて交流電源ACからスイッチング電源部1への電力供給を遮断する機構を設けてもよい。
また、実施の形態1においてスイッチング電源部1は、出力電圧として直流電圧V71及びV72を出力する2系統構成を示したが、回路素子の追加により3系統以上の出力電圧が得られるように構成してもよい。これにより3つ以上のランプおよびランプ電源に対して本実施の形態を適用することが可能である。
(効果)
実施の形態1の投写型映像表示装置は、映像の投写中に何らかの原因で交流電源ACの電圧が低下した際においても、制御マイコンCPU1からの省電力指令信号C21及びC22に基づく制御下で、ランプ31及び32のうち少なくとも一つを点灯させながらランプ31及び32のうち少なくとも一つに供給する電力を軽減することができる。
すなわち、実施の形態1の投写型映像表示装置において、電圧低下検出部6における検出信号出力部(制御マイコンCPU1以外の構成部分)より得られる制御マイコン入力電圧V1(電圧低下検知信号)が電圧低下(“H”)を指示する期間が一定時間継続したか否かに基づき、電圧低下検出部6における制御マイコンCPU1(ランプ電源制御部)は、2つ(第1の数)の省電力指令信号C21及びC22を出力する。そして、2つのランプ電源21及び22は省電力指令信号C21及びC22に基づき、2つのランプ31及び32に供給する電流を低減化(遮断を含む)する省電力機能を有している。この際、ランプ31及び32のうち一方のランプへの電力供給を遮断するようにしても良い。
このため、実施の形態1の投写型映像表示装置において、何らかの原因で交流電源ACの電圧が低下した状態が一定期間継続した場合に上記省電力機能を働かせることにより、映像の投写を途切れさせることなく交流電源ACの負荷を軽減させ、電源コードの発熱や投写型映像表示装置の故障を防止することができる効果を奏する。なお、この効果は制御対象となるランプが1個(第1の数=1)の場合においても電力供給を遮断することなく供給電流を低減化する省電力機能を発揮させることにより達成することができる。
さらに、電圧低下検出部6は、交流電源ACから直接得られる整流信号に基づいて交流電源の電圧低下を認識することができるため、精度良く交流電源ACの電圧低下を検出することができる。
さらに、複数の省電力指令信号C21及びC22によって、ランプ電源21及び22の省電力機能を個別に働かせることができる。したがって、複数のランプ31及び32のうち一方のみを消灯させるような多様な制御も可能となる。
また、電圧低下検出部6は、整流部5から得られる整流信号を分圧した分圧電圧VD1と基準電圧VR1とを比較して得られる分圧電圧比較部(R1,R2,8,9)によるコンパレータ出力電圧V9に基づき、電圧低下検出信号となる制御マイコン入力電圧V1の値を決定している。
したがって、分圧電圧VD1及び基準電圧VR1を適切に選択して比較結果信号となるコンパレータ出力電圧V9を得ることにより、最終的に精度良く電圧低下検出信号となる制御マイコン入力電圧V1を得ることができる。
また、実施の形態1の投写型映像表示装置を用いることにより、映像の投写中に何らかの原因で交流電源ACの電圧が低下した際に、ユーザー通知部4からの電圧低下情報によって交流電源ACの電圧低下をユーザーに通知できるため、ユーザーに投写型映像表示装置の使用の停止を促し、さらに配線状態の確認や電源電圧のチェックを促すことが可能である。
この際、ユーザー通知部4が通知する電圧低下情報として、投写映像時に重畳して投写可能な文字・図形情報を用いることにより、投写映像時においてユーザーに視覚認識可能に交流電源の電圧低下状態を認知させることができる。
また、ユーザー通知部4が通知する電圧低下情報として、LED等の表示手段を用いた点灯表示を用いることにより、投写映像の有無に関係なく、ユーザーに視覚認識可能に交流電源の電圧低下状態を認知させることができる。
さらに、ユーザー通知部4が通知する電圧低下情報として、スピーカー等の音声出力手段を用いた警告音を用いることにより、投写映像の有無に関係なく、ユーザーに聴覚認識可能に交流電源の電圧低下状態を認知させることができる。
<実施の形態2>
(全体構成)
図3は、この発明の実施の形態2である投写型映像表示装置のランプ電源部分の構成を示す回路図である。同図に示すように、実施の形態2の投写型映像表示装置は、交流電源ACを入力とする単一のスイッチング電源部11、2つ(第1の数)のランプ31,32,外部(具体的には制御マイコンCPU10)からの入力信号に応じて対応するランプ31,32ランプの点灯状態を制御することができる2つ(第1の数)のランプ電源21、22、及びユーザーに対して交流電源ACからの電圧が低下したことを通知することが可能なユーザー通知部4を備えている。なお、図1では、本発明との関連性が薄い、映像信号処理回路や映像投写デバイスなどへ電力を供給するための電源部分を省略している。
(スイッチング電源部)
スイッチング電源部11は2つ(第2の数)の整流部51及び52、2つ(第2の数)の電圧低下検出部61及び62並びに2つ(第2の数)の力率改善回路71及び72から構成される。整流部51及び52はそれぞれダイオードブリッジにより構成され、電力遮断部101及び102を介して得られる交流電源ACを全波整流して第1及び第2の整流信号を得る。
電圧低下検出部61及び62は、第1及び第2の整流信号に基づき交流電源ACの電圧低下の有無を検出して、各々電圧低下検出信号として機能する制御マイコン入力電圧V11及びV12を得る。力率改善回路71及び72は整流部51及び52と共にそれぞれ非絶縁型昇圧コンバータを構成し、第1及び第2の整流信号に基づき力率を改善させて第1及び第2のランプ電源21及び22に2つ(第1の数)の直流電圧V71及びV72を供給する。そして、ランプ電源21及び22からランプ31及び32に電力供給が行われる。
電力遮断部101及び102はリレーなどの回路素子によって構成され、制御マイコンCPU10からの省電力指令信号C21及びC22によって交流電源AC,整流部51間及び交流電源AC,整流部52間を遮断することができる。
(力率改善回路部)
力率改善回路71はコイルL10を備え、コイルL10の一端に整流部51からの第1の整流信号が付与され、コイルL10の他端にダイオードD10のアノードが接続される。
コイルL10とダイオードD10との接続点にはN型のスイッチング素子Q10のドレインが接続される。スイッチング素子Q10としてはFETなどの半導体素子が用いられる。スイッチング素子Q10のソースはスイッチング電源部11のグラウンドGND11に接続され、スイッチング素子Q10のスイッチング動作はスイッチング素子Q10のゲートに接続された力率改善用集積回路IC11によって交流電源ACより得られる第1の整流信号からの入力電流が正弦波状となるように制御される。コンデンサC10はダイオードD10のカソードとグラウンドGND11との間に介挿される。上記の構成によりダイオードD10のカソードは電圧出力端子となり、ダイオードD10より得られる直流電圧V71がランプ電源21に付与される。
一方、力率改善回路71と独立して設けられる力率改善回路72はコイルL20を備え、コイルL20の一端に整流部52からの第2の整流信号が付与され、コイルL20の他端にダイオードD20のアノードが接続される。
コイルL20とダイオードD20との接続点にはN型のスイッチング素子Q20のドレインが接続される。スイッチング素子Q20としてはFETなどの半導体素子が用いられる。スイッチング素子Q20のソースはスイッチング電源部11のグラウンドGND12に接続され、スイッチング素子Q20のスイッチング動作はスイッチング素子Q20のゲートと接続された力率改善用集積回路IC12によって交流電源ACより得られる第2の整流信号からの入力電流が正弦波状となるように制御される。コンデンサC20はダイオードD20のカソードとグラウンドGND12との間に介挿される。上記の構成によりダイオードD20のカソードは電圧出力端子となり、ダイオードD20より得られる直流電圧V72がランプ電源22に付与される。
このように、実施の形態2では、各々が1系統の出力を有する、2つ(第2の数)の力率改善回路71及び72を有し、力率改善回路71及び72から合計2つの(第1の数)の直流電圧V71及びV72を出力させている。すなわち、力率改善回路71及び72を複数個設けると共に、その数(第2の数)をランプ31及び32の数(第1の数)に一致させている。
(電圧低下検出部)
電圧低下検出部61は、直列に接続される抵抗群である抵抗R11及びR12と、基準電圧VR11を生成する基準電圧生成部81と、コンパレータ91と、フォトカプラPC11と、スイッチング電源部11の2次側に配置された制御マイコンCPU10とを備える。
抵抗R11及びR12は、整流部51の出力(第1の整流信号)の電圧と接地レベル(スイッチング電源部11のグラウンドGND11の電位)とを抵抗R11及びR12の抵抗比によって分圧し、分圧された分圧電圧VD11を生成する。
コンパレータ91は分圧電圧VD11と基準電圧VR11とを比較し、“H”または“L”のコンパレータ出力電圧V91を出力する。このコンパレータ出力電圧V91はフォトカプラPC11を介して制御マイコン入力電圧V11に変換されて制御マイコンCPU10に入力される。
フォトカプラPC11の発光ダイオードD31側(一次側)の接続構成は以下の通りである。コンパレータ出力電圧V91は抵抗R51を介してNPNバイポーラトランジスタQ51のベースに付与され、トランジスタQ51のコレクタが発光ダイオードD31のカソードに接続され、発光ダイオードD31のアノードが抵抗R31を介して電源に接続される。
フォトカプラPC11のNPNバイポーラ構成のフォトトランジスタQ31側(二次側)の接続構成は以下の通りである。発光ダイオードD31の光信号がベースに受光可能なフォトトランジスタQ31のエミッタはグラウンドGND2に接地され、コレクタは抵抗R41を介して電源に接続される。そして、フォトトランジスタQ31のコレクタより得られる電圧が制御マイコン入力電圧V11となる。
一方、電圧低下検出部61と独立して設けられる電圧低下検出部62は、直列に接続される抵抗群である抵抗R21及びR22と、基準電圧VR12を生成する基準電圧生成部82と、コンパレータ92と、フォトカプラPC12と、スイッチング電源部11の2次側に配置された制御マイコンCPU10とを備える。
抵抗R21及びR22は、整流部52の出力(第2の整流信号)の電圧と接地レベル(スイッチング電源部11のグラウンドGND12の電位)とを抵抗R21及びR22の抵抗比によって分圧し、分圧された分圧電圧VD12を生成する。
コンパレータ92は分圧電圧VD12と基準電圧VR12とを比較し、“H”または“L”のコンパレータ出力電圧V92を出力する。このコンパレータ出力電圧V92はフォトカプラPC12を介して制御マイコン入力電圧V12に変換されて制御マイコンCPU10に入力される。
フォトカプラPC12の発光ダイオードD32側(一次側)の接続構成は以下の通りである。コンパレータ出力電圧V92は抵抗R52を介してPNPバイポーラトランジスタQ52のベースに付与され、トランジスタQ52のコレクタが発光ダイオードD32のカソードに接続され、発光ダイオードD32のアノードが抵抗R32を介して電源に接続される。
フォトカプラPC12のNPNバイポーラ構成のフォトトランジスタQ32側(二次側)の接続構成は以下の通りである。発光ダイオードD32の光信号がベースに受光可能なフォトトランジスタQ32のエミッタはグラウンドGND2に接地され、コレクタは抵抗R42を介して電源に接続される。そして、フォトトランジスタQ32のコレクタより得られる電圧が制御マイコン入力電圧V12となる。
電圧低下検出部61及び62は制御マイコンCPU10を共有しており、制御マイコンCPU10以外の電圧低下検出部61及び62それぞれの構成部分(検出信号出力部)は実施の形態1の電圧低下検出部6と等価な構成を呈している。
したがって、電圧低下検出部61及び62はそれぞれ電圧低下検出部6と第1及び第2の整流信号に対する電圧低下検出動作を行い、制御マイコン入力電圧V11及びV12を出力する。
制御マイコンCPU10は、制御マイコン入力電圧V11及びV12に基づき、省電力指令信号C21及びC22を出力する。
制御マイコンCPU10はパルス信号である制御マイコン入力電圧V11及びV12をそれぞれ監視し、制御マイコン入力電圧V11及びV12それぞれのパルスが停止している時間T1及びT2を計測するとともに、時間T1及びT2の少なくとも一つが予め定められた基準値TRを超えた場合にはランプ電源21及び22の少なくとも一つに対して省電力指令信号C21及びC22の少なくとも一つを出力する。ランプ電源21及び22は省電力指令信号C21及びC22に基づき種々の省電力処理を行う。
省電力指令信号C21及びC22の省電力指示内容としては、例えば、ランプ31及び32のうち、いずれか一方を消灯させる、ランプ31及び32のうち、少なくとも1つのランプの点灯モードを輝度の低い省電力モードに移行させる、またはこれらの組合せの指示内容が考えられる。
したがって、省電力指令信号C21(C22)が消灯を指示する場合、電力遮断部101(102)は交流電源ACの整流部51(52)への電力供給を遮断し、省電力指令信号C21が省電力モードを指示する場合、ランプ電源21(22)はランプ31(32)に供給する電流を通常時より下げる動作を行う。なお、ユーザー通知部4の動作については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
また、必要に応じてノイズフィルタなどの回路やヒューズ等の素子を本実施の形態におけるスイッチング電源部11の交流電源AC,整流部51間あるいは交流電源AC,整流部52間に追加的に設けても問題ない。
また、実施の形態1における電力遮断部101、102を設けることなく、交流電源ACの電圧が低下した際にランプの点灯状態をランプ電源21、22に省電力指令信号C21及びC22を与えるだけで制御するように構成することも勿論考えられる。この場合、実施の形態1と同様、省電力指令信号C21(C22)が消灯を指示する場合、ランプ電源21(22)がランプ31(32)への電力供給を遮断する。
(効果)
実施の形態2の投写型映像表示装置において、電圧低下検出部61及び62それぞれにおける検出信号出力部(制御マイコンCPU10以外の電圧低下検出部61及び62それぞれの構成部分)より得られる制御マイコン入力電圧V11及びV12が電圧低下(“H”)を指示する期間が一定時間継続したか否かに基づき、制御マイコンCPU10は2つ(第1の数)の省電力指令信号C21及びC22を出力する。そして、2つのランプ電源21及び22は省電力指令信号C21及びC22に基づき、2つのランプ31及び32に供給する電流を低減化(遮断を含む)する省電力機能を有している。
さらに、実施の形態2の投写型映像表示装置は、2つ(第2の数)の力率改善回路71及び72間で区分して互いに独立した直流電圧V71及びV72を出力することにより、総計計2つ(第1の数)の直流電圧V71及びV72をランプ電源21及び22に出力することができる。
したがって、実施の形態2の投写型映像表示装置は、回路素子の定格などの制約条件により複数のランプ電源を駆動するために複数の力率改善回路が必要な場合において、映像の投写中に何らかの原因で交流電源の電圧が低下した際に映像の表示を途切れさせることなく交流電源の負荷を軽減させ、投写型映像表示装置の故障や電源コードの発熱を防止することができる効果を奏する。
さらに、2つの力率改善回路71及び72を、2つのランプ31及び32並びにランプ電源21及び22に1対1に対応して設けることにより、スイッチング電源部11内で完全に独立した2つの力率改善回路71及び72からランプ電源21及び22に直流電圧V71及びV72を個別に出力することができる。
加えて、交流電源ACと整流部51及び52との間に設けられる、2つ(第2の数)の電力遮断部101及び102よって、2つの(第1の数)のランプ31及び32への電力供給を選択的に遮断することができるため、電力遮断による省電力化を図ることができる。さらに、電力遮断部101(102)による交流電源ACの電力遮断によって整流部51(52)、電圧低下検出部61(62)及び力率改善回路71(72)への電力供給をも遮断することができるため、ランプ電源21(22)によるランプ31(32)への電力供給遮断よりも省電力化を発揮することができる。
さらに、2つ(第2の数)の電圧低下検出部61及び62によって、第1及び第2の整流信号に対しそれぞれ独立して電圧低下の有無を検出することにより、力率改善回路71及び72単位で交流電源ACの電圧低下を検出することができる。
さらに、ランプ電源制御部となる単一構成の制御マイコンCPU10を電圧低下検出部61及び62間で共有させることにより、電圧低下検出部61及び62の集積度の向上、低コスト化を図ることができる。
また、実施の形態2の投写型映像表示装置を用いることにより、映像の投写中に何らかの原因で交流電源ACの電圧が低下した際に、実施の形態1と同様、ユーザー通知部4からの電圧低下情報によって交流電源ACの電圧低下をユーザーに通知できるため、ユーザーに投写型映像表示装置の使用の停止を促し、さらに配線状態の確認や電源電圧のチェックを促すことが可能である。
<他の態様>
実施の形態2においては力率改善回路71及び72の出力は1系統となるように構成したが、回路素子の追加により力率改善回路71及び72の少なくとも一つの出力系統が複数となるように構成しても全く問題ない。
さらに、本実施の形態2においてはスイッチング電源部11に接続されるランプ電源の個数が2つとなるように構成したが、回路素子の追加により3つ以上のランプ電源を接続するように構成してもよい。これにより3つ以上のランプおよびランプ電源に対して本実施の形態を適用することが可能である。
図4は実施の形態2の投写型映像表示装置の他の態様を示す回路図である。同図に示すように、他の態様では、2つのランプ31及び32に代えて3つ(第1の数)のランプ31a,31b及び32並びに3つ(第1の数)のランプ電源21a,21b及び22を設け、これらの変更に対応すべく、スイッチング電源部11X内において1系統出力の力率改善回路71を2系統出力の力率改善回路71Xに置き換えている。なお、力率改善回路72とランプ電源22及びランプ32との対応関係は図3で示した関係と同様である。
このように、実施の形態2の他の態様では、3つ(第1の数)のランプ31a,31b及び32並びに3つのランプ電源21a,21b及び22に対応して、2つ(第2の数)の整流部51及び52、2つの電圧低下検出部61及び62並びに2つの力率改善回路71X及び72を構成している。
(力率改善回路)
力率改善回路71XはコイルL10a,L10bを備え、コイルL10a及びL10bの一端に整流部51からの第1の整流信号が付与され、コイルL10aの他端にダイオードD10aのアノードが、コイルL10bの他端にダイオードD10bのアノードがそれぞれ接続される。
コイルL10aとダイオードD10aとの接続点にはN型のスイッチング素子Q10aのドレインが接続され、コイルL10bとダイオードD10bとの接続点にはスイッチング素子Q10bのドレインが接続される。スイッチング素子Q10a、Q10bのソースはスイッチング電源部11のグラウンドGND11に接続され、スイッチング素子Q10a,Q10bのスイッチング動作はスイッチング素子Q10a,Q10bのゲートに接続された力率改善用集積回路IC11Xによって交流電源ACより得られる第1の整流信号からの入力電流が正弦波状となるように制御される。コンデンサC10aはダイオードD10aのカソードとグラウンドGND11との間に介挿され、コンデンサC10bはダイオードD10bのカソードとスイッチング電源部11のグラウンドGND11との間に介挿される。上記の構成によりダイオードD10a,D10bのカソードは電圧出力端子となり、ダイオードD10a及びD10bより得られる直流電圧V71a及びV71bがランプ電源21a及び21bに付与される。
電圧低下検出部61及び62間で共有される制御マイコンCPU10Xはパルス信号である制御マイコン入力電圧V11及びV12をそれぞれ監視し、制御マイコン入力電圧V11及びV12それぞれのパルスが停止している時間T1及びT2を計測するとともに、時間T1及びT2が予め定められた基準値TRを超えた場合にはランプ電源21a,21b及び22に対して省電力指令信号C21a,C21b及びC22を出力する。ランプ電源21a,21b及び22は省電力指令信号C21a,C21b及びC22に基づき、上述した種々の省電力処理を行う。また、制御マイコンCPU10Xは省電力指令信号C21a,C21bを電力遮断部101に出力し、省電力指令信号C22を電力遮断部102に出力する。
ユーザー通知部4は省電力指令信号C21a,C21b及びC22に基づき、ユーザーに交流電源ACの電圧低下状態を指示する電圧低下情報を通知可能である。なお、他の構成及び動作は図3で示した実施の形態2と同様であるため、説明を省略する。
このように、力率改善回路及び電圧低下検出部を複数設けた実施の形態2の投写型映像表示装置は、図3で示すように、整流部、力率改善回路及び電圧低下検出部の個数(第2の数)は、ランプ及びランプ電源の個数(第1の数)と同数(第2の数=2、第1の数=2)であっても良く、図4で示すように、第2の数は第1の数より少ない個数(第2の数=2、第1の数=3)であっても実現することができる。
1,11,11X スイッチング電源部、4 ユーザー通知部、5,51,52 整流部、6,61,62 電圧低下検出部、7,71,71X,72 力率改善回路、9,91,92 コンパレータ、21,22 ランプ電源、31,32 ランプ、CPU1,CPU10 制御マイコン、PC1,PC11,PC12 フォトカプラ。

Claims (12)

  1. 投写型映像表示用の光源となる第1の数のランプと、
    前記第1の数のランプに発光用の電流を供給する第1の数のランプ電源と、
    交流電源を入力とし、前記第1の数のランプ電源に第1の数の直流電圧を供給するスイッチング電源部とを有する投写型映像表示装置であって、
    前記スイッチング電源部は、
    交流電源を整流して整流信号を得る整流部と、
    前記整流信号に基づき、前記交流電源の電圧が低下した状態が一定時間継続したか否かを検出する電圧低下検出部と、
    前記整流信号に基づき力率を改善して、前記第1の数のランプ電源に前記第1の数の直流電圧を付与する力率改善回路とを含み、
    前記電圧低下検出部は、
    前記整流信号の電圧低下の有無を検出して、その内容を指示する電圧低下検出信号を出力する検出信号出力部と、
    前記電圧低下検知信号が電圧低下を指示する期間が一定時間継続したか否かに基づき、前記第1の数のランプ電源に対応する第1の数の省電力指令を出力するランプ電源制御部とを含み、
    前記第1の数のランプ電源は前記第1の数の省電力指令に基づき、前記第1の数のランプに供給する電流を低減化する省電力機能を有することを特徴とする、
    投写型映像表示装置。
  2. 請求項1記載の投写型映像表示装置であって、
    前記第1の数は複数を含む、
    投写型映像表示装置。
  3. 請求項1あるいは請求項2記載の投写型映像表示装置であって、
    前記検出信号出力部は、
    前記整流信号を分圧して得られる分圧電圧と基準電圧とを比較して比較結果信号を出力する分圧電圧比較部と、
    前記比較結果信号に基づいて発光/非発光状態となる一次側の発光ダイオード及び該発光ダイオードの発光時に導通状態となる二次側のフォトトランジスタを有するフォトカプラとを含み、前記フォトトランジスタの導通の有無を指示する信号が前記電圧低下検知信号となる、
    投写型映像表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうち、いずれか1項に記載の投写型映像表示装置であって、
    前記力率改善回路は複数かつ前記第1の数以下の第2の数の力率改善回路を含み、前記第2の数の力率改善回路間で区分して前記第1の数の直流電圧を出力する、
    投写型映像表示装置。
  5. 請求項4記載の投写型映像表示装置であって、
    前記第2の数は前記第1の数と同一である、
    投写型映像表示装置。
  6. 請求項4あるいは請求項5記載の投写型映像表示装置であって、
    前記整流部及び前記整流信号は前記第2の数の力率改善回路に対応した、第2の数の整流部及び第2の数の整流信号を含み、
    前記第2の数の整流部に対応して設けられ、前記交流電源の前記第2の整流部への電力供給を各々が独立して遮断可能な第2の数の電力遮断部をさらに備える、
    投写型映像表示装置。
  7. 請求項6記載の投写型映像表示装置であって、
    前記検出信号出力部及び前記電圧低下検出信号は、第2の数の整流部及び第2の数の整流信号に対応した、第2の数の検出信号出力部及び第2の数の電圧低下検出信号を含み、
    前記第2の数の電圧低下検出部は互いに独立して第2の数の電圧低下検出信号を出力し、
    前記ランプ電源制御部は、前記第2の数の電圧低下検出信号に基づき前記第1の数の省電力指令を出力する、
    投写型映像表示装置。
  8. 請求項7記載の投写型映像表示装置であって、
    前記ランプ電源制御部は前記第2の数の電圧低下検出部間で共有される単一構成のランプ電源制御部を含む、
    投写型映像表示装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のうち、いずれか1項に記載の投写型映像表示装置であって、
    前記第1の数の省電力指令に基づき、ユーザーに交流電源の電圧低下状態を指示する電圧低下情報を通知可能なユーザー通知部をさらに備える、
    投写型映像表示装置。
  10. 請求項9記載の投写型映像表示装置であって、
    前記電圧低下情報は、投写映像時に重畳して投写可能な文字・図形情報を含む、
    投写型映像表示装置。
  11. 請求項9記載の投写型映像表示装置であって、
    前記ユーザー通知部はLEDを含み、
    前記電圧低下情報は前記LEDの点灯状態を含む、
    投写型映像表示装置。
  12. 請求項9記載の投写型映像表示装置であって、
    前記ユーザーの通知部は音声出力部を含み、
    前記電圧低下情報は前記音声出力部から出力される警告音を含む、
    投写型映像表示装置。
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