JP2012107956A - 距離情報取得装置、撮像装置および構造化開口ユニット - Google Patents

距離情報取得装置、撮像装置および構造化開口ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】構造化開口の一定の形状に固定されていると、シーンに対する測定可能な奥行き範囲なども固定されてしまう。
【解決手段】距離情報取得装置は、入射する被写体光束を複数の波長帯に分離して検出する受光素子と、被写体光束を受光素子に導く光学系と、光学系に配され、少なくとも3つのフィルタ領域を光学系の光軸に交差する平面内に有する構造化開口とを備え、少なくとも3つのフィルタ領域は、複数の波長帯のうちの一つに含まれる互いに異なる波長帯をそれぞれ透過させ、少なくとも3つのフィルタ領域のうち選択される少なくとも2つのフィルタ領域の重心位置からそれぞれの中心までの距離は、選択される少なくとも2つのフィルタ領域ごとに互いに異なる。
【選択図】図6

Description

本発明は、距離情報取得装置、撮像装置および構造化開口ユニットに関する。
レンズ光学系の絞り位置にRGB三色のカラーフィルタからなる構造化開口を配置したカメラでシーンを撮影することにより、一枚の画像データからシーンの奥行き情報を取得する技術が知られている(例えば非特許文献1)。
[先行技術文献]
[非特許文献1]カメラの絞りに色フィルタを用いた奥行き推定と前景マット抽出(Visual Computing/グラフィクスとCAD合同シンポジウム2008)
構造化開口の一定の形状に固定されていると、シーンに対する最適ピント位置、測定可能な奥行き範囲なども固定されてしまう。つまり、許容される主要被写体の存在位置、絞り値などの撮影条件が制限されてしまう。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様における距離情報取得装置は、入射する被写体光束を複数の波長帯に分離して検出する受光素子と、被写体光束を受光素子に導く光学系と、光学系に配され、少なくとも3つのフィルタ領域を光学系の光軸に交差する平面内に有する構造化開口とを備え、少なくとも3つのフィルタ領域は、複数の波長帯のうちの一つに含まれる互いに異なる波長帯をそれぞれ透過させ、少なくとも3つのフィルタ領域のうち選択される少なくとも2つのフィルタ領域の重心位置からそれぞれの中心までの距離は、選択される少なくとも2つのフィルタ領域ごとに互いに異なる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の態様における撮像装置は、上記の距離情報取得装置を含む撮像装置であって、構造化開口を被写体光束に対して挿抜する挿抜機構と、挿抜機構により構造化開口を抜出して実行する本画像撮影と、挿抜機構により構造化開口を挿入して実行する補助画像撮影を制御する撮影制御部とを備え、撮影制御部は、本画像撮影と補助画像撮影で撮影条件を変更する。
上記課題を解決するために、本発明の第3の態様における構造化開口ユニットは、少なくとも3つのフィルタ領域を平面内に有し、少なくとも3つのフィルタ領域のうち選択される少なくとも2つのフィルタ領域の重心位置からそれぞれの中心までの距離が、選択される少なくとも2つのフィルタ領域ごとに互いに異なる構造化開口を備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る一眼レフカメラの要部断面図である。 本実施形態に係る構造化開口ユニットの外観図である。 構造化開口ユニットをレンズユニットに装着する様子を示す図である。 撮像素子の画素上に配置されたカラーフィルタの説明図である。 撮像素子の画素が感度を有する波長帯と、構造化開口のそれぞれのフィルタ部が透過する波長帯の関係を示す図である。 フィルタ部の組み合わせによる基線長の変化を説明する図である。 異なる基線長に対する、被写体距離とシフト量の関係を示す図である。 異なる基線長により取得されるシフト画像の様子と、奥行き推定エラーを説明する図である。 一眼レフカメラのシステム構成を概略的に示すブロック図である。 補助撮影画像の取得から距離情報の算出までの処理フローを示す図である。 他の構造化開口の例と、そのフィルタ部の組み合わせによる基線長の変化を説明する図である。 更に他の構造化開口の例と、そのフィルタ部の組み合わせによる基線長の変化を説明する図である。 本撮影画像および補助撮影画像の取得フローを示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、シーンの奥行き情報の取得原理について説明する。ここで、シーンの奥行き情報とは、シーンを構成する被写体としての各オブジェクト間の相対的な前後関係を示す距離情報である。距離情報取得装置は、距離情報として例えば、シーンの奥行き方向における合焦面を基準として、当該基準からそれぞれのオブジェクトの距離を取得する。したがって、距離情報は、カメラから各オブジェクトまでの絶対距離でなくても良い。カメラから各オブジェクトまでの絶対距離を取得したい場合は、例えばフォーカスレンズ位置を検出することにより合焦面の絶対距離を算出し、この合焦面の絶対距離を加味して、それぞれのオブジェクトの距離を計算すれば良い。
本実施形態においては、被写体光束をCCD、CMOS等によって構成される受光素子に導く光学系に、構造化開口を挿入することにより距離情報を取得する。構造化開口は、光学系に挿入されたときに、R(赤)G(緑)B(青)の各カラーフィルタが、光学系の光軸に対してそれぞれ偏心した位置となるように設けられて構成されている。
ここでは、光軸中心からそれぞれ等距離であって同じ大きさの円形状に、左方向にずれた位置に設けられたGフィルタ領域、上方向にずれた位置に設けられたRフィルタ領域および右方向にずれた位置に設けられたBフィルタ領域のようにカラーフィルタパターンが形成されている場合について、まず説明する。また、受光素子は、RGBのいずれかのカラーフィルタが各画素上に配置されており、例えば4画素を1組とするベイヤー配列が採用される。なお、本実施形態に適用する具体的な構造化開口の構成、および受光素子の構成は、後に詳述する。
上述の例によるカラーフィルタパターンが形成された構造化開口を通過した被写体光束を、上述の受光素子で撮影した場合、焦点の合った奥行きより近い点はRが下、Gが右、Bが左方向にそれぞれずれて観測される。焦点の合った奥行きより遠い点ではずれ方向が逆になる。焦点の合っている奥行きでは画像はずれない。つまり、焦点の合っていない奥行きでは、シーンの同じ点が色ごとにずれて観察される。
別言すれば、撮影した画像のRGB成分であるI、I、Iは、三視点のステレオ画像となる。仮想的な中央の視点をリファレンス座標に取れば、リファレンス座標(x,y)における視差をd画素とすると、I(x,y−d)、I(x+d,y)、I(x−d,y)が対応するから、これらが最も良く一致するdを視差の推定値とすることができる。しかし、観測波長帯が異なるため対応点の輝度レベルは位置しないので、単純な輝度の差分をマッチング指標にすることはできない。
そこで、ここでは自然画像の色成分は局所的に線形関係を示す傾向が高いことを利用する。(x,y)の周りに局所ウィンドウw(x,y)を考え、そこに含まれる画素色の集合をS(x,y;d)={(I(s,t−d)、I(s+d,t)、I(s−d,t))|(s,t)∈w(x,y)}とすると、真のdのときに分布が最も直線に近くなると考えられる。
ここではRGB間の線形関係を計る指標として以下を用いる。
L(x,y;d)=λλλ/σ σ σ (1)
ただしλ、λ、λ(λ≧λ≧λ≧0)は色分布S(x,y;d)の主成分軸に沿った分散(すなわちS(x,y;d)の共分散行列Σの固有値)、σ 、σ 、σ は色分布のR、G、B軸に沿った分散である。ここでは表記の簡単のため右辺のx、y、dへの依存については省略した。
行列の性質からλ+λ+λ=σ +σ +σ (=trace(Σ))であるので、固有値間の大小に差があるほど式(1)は小さくなる。直線的な分布(λ>>λ、λ)であればLは0に近く、完全無相関(固有値がR、G、B軸に沿った分散に等しい)のとき最大値L=1をとる。
画像の各点、および取りうる範囲の各視差dについてL(x,y;d)を計算する必要があるが、Summed Area Tableを用いてI、I、Iとそれらの二乗と積の表を計算しておけば、局所ウィンドウのサイズに依存せずに共分散行列Σの各要素を計算することができる。また、式(1)の分子は行列の性質からλλλ=det(Σ)であるので固有値を実際に計算する必要はない。
上述のように計算される各オブジェクト単位の視差dにより、シーンの奥行き情報を推定することができる。本実施形態に係る距離情報取得装置としての一眼レフカメラは、このような取得原理を原則として採用する。ただし、上述の手法によれば、仮想的な中央の視点をリファレンス座標として固定し、リファレンス座標(x,y)における視差dを規定するので、シーンに対する最適ピント位置、測定可能な奥行き範囲などは一義的に固定される。そこで、本実施形態の一眼レフカメラでは、このような問題に対処すべく、構造化開口のカラーフィルタパターンの配列を改良して、奥行き情報の推定精度を向上させる。以下に本実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る一眼レフカメラ200の要部断面図である。一眼レフカメラ200は、撮影レンズであるレンズユニット210とカメラボディであるカメラユニット230が組み合わされて撮像装置として機能する。
レンズユニット210は、光軸201に沿って配列されたレンズ群211を備える。レンズ群211には、フォーカスレンズ212、ズームレンズ213が含まれる。また、光軸201に沿って、絞り214および構造化開口ユニット300も配列される。構造化開口ユニット300は、被写体光束に対して挿抜することができる。
レンズユニット210は、フォーカスレンズ212、絞り214の駆動などレンズユニット210の制御および演算を司るレンズシステム制御部216を備える。レンズユニット210を構成する各要素は、レンズ鏡筒217に支持されている。
また、レンズユニット210は、カメラユニット230との接続部にレンズマウント218を備え、カメラユニット230が備えるカメラマウント231と係合して、カメラユニット230と一体化する。レンズマウント218およびカメラマウント231はそれぞれ、機械的な係合部の他に電気的な接続部も備え、カメラユニット230からレンズユニット210への電力の供給および相互の通信を実現している。なお、以後の説明においては図示するように、光軸201に沿って被写体光束が入射する方向にz軸を定める。
カメラユニット230は、レンズユニット210から入射される被写体像を反射するメインミラー232と、メインミラー232で反射された被写体像が結像するピント板234を備える。メインミラー232は、回転軸233周りに回転して、光軸201を中心とする被写体光束中に斜設される状態と、被写体光束から退避する状態を取り得る。ピント板234側へ被写体像を導く場合は、メインミラー232は被写体光束中に斜設される。また、ピント板234は、撮像素子243の受光面と共役の位置に配置されている。
ピント板234で結像した被写体像は、ペンタプリズム235で正立像に変換され、接眼光学系236を介してユーザに観察される。また、ペンタプリズム235の射出面上方にはAEセンサ237が配置されており、被写体像の輝度分布を検出する。
斜設状態におけるメインミラー232の光軸201の近傍領域は、ハーフミラーとして形成されており、入射される光束の一部が透過する。透過した光束は、メインミラー232と連動して動作するサブミラー238で反射されて、AF光学系239へ導かれる。AF光学系239を通過した被写体光束は、AFセンサ240へ入射される。AFセンサ240は、受光した被写体光束から位相差信号を検出する。なお、サブミラー238は、メインミラー232が被写体光束から退避する場合は、メインミラー232に連動して被写体光束から退避する。
斜設されたメインミラー232の後方には、光軸201に沿って、フォーカルプレーンシャッタ241、光学ローパスフィルタ242、撮像素子243が配列されている。フォーカルプレーンシャッタ241は、撮像素子243へ被写体光束を導くときに開放状態を取り、その他のときに遮蔽状態を取る。光学ローパスフィルタ242は、撮像素子243の画素ピッチに対する被写体像の空間周波数を調整する役割を担う。そして、撮像素子243は、例えばCMOSセンサなどの受光素子であり、受光面で結像した被写体像を電気信号に変換する。
撮像素子243で光電変換された電気信号は、メイン基板244に搭載されたDSPである画像処理部246で画像データに処理される。メイン基板244には、画像処理部246の他に、カメラユニット230のシステムを統合的に制御するMPUであるカメラシステム制御部245が搭載されている。カメラシステム制御部245は、カメラシーケンスを管理すると共に、各構成要素の入出力処理等を行う。
カメラユニット230の背面には液晶モニタ等による表示部247が配設されており、画像処理部246で処理された被写体画像が表示される。表示部247は、撮影後の静止画像に限らず、ビューファインダとしてのEVF画像、各種メニュー情報、撮影情報等を表示する。また、カメラユニット230には、着脱可能な二次電池248が収容され、カメラユニット230に限らず、レンズユニット210にも電力を供給する。
また、ペンタプリズム235の近傍には使用状態と収納状態を取り得るフラッシュ249を備えており、使用状態においてカメラシステム制御部245の制御により被写体を照射する。フラッシュ249の近傍には、被写体を照射するパターン投光部250を備えており、被写体に対して幾何的模様等であるパターンを投光する。
図2は、本実施形態に係る構造化開口ユニット300の外観図である。図2(a)は被写体側から見た正面図であり、図2(b)は側面図である。
構造化開口ユニット300は、フィルタ302、ベース部307、外周部308および把持部309を主な構成要素とする。ベース部307は、被写体光束範囲に円筒状の中空部分を有し、フィルタ302は、ベース部307の中空部分に張設されて固定されている。
ベース部307の端部には外周部308と把持部309が一体的に形成されている。ユーザは、把持部309を掴んで構造化開口ユニット300をレンズユニット210に対して挿抜する。
フィルタ302は、被写体光束を遮断する遮断フィルタ部303、赤色の波長帯を透過させるRフィルタ部304、緑色の波長帯を透過させるGフィルタ部305および青色の波長帯を透過させるBフィルタ部306から構成される。図示するようにRフィルタ部304、Gフィルタ部305、Bフィルタ部306は、フィルタ302の中心を通る光軸201に対して非対称に、光軸201から偏心した位置に設けられている。更に具体的な配列については後述する。
図3は、構造化開口ユニット300をレンズユニット210に装着する様子を示す図である。図3(a)は、構造化開口ユニット300をレンズユニット210に挿し込む直前の様子を示し、図3(b)は、装着された様子を示す。
ユーザは、把持部309を把持して、構造化開口ユニット300をレンズ鏡筒217に設けられた装着スリット219へ挿し込む。すると、構造化開口ユニット300は、ベース部307の側面がレンズ鏡筒217の内部に設けられた挿抜ガイド220に案内されて、フィルタ302の中心が光軸201と一致する位置に到達する。フィルタ302の中心が光軸201と一致する位置に到達すると、外周部308が装着スリット219に嵌合し、外周部308の外面がレンズ鏡筒217の外観面と一致する。
図4は、撮像素子243の画素上に配置されたカラーフィルタの説明図である。本実施例におけるカラーフィルタの配列は、いわゆるベイヤー配列であり、4画素を1組として、各画素上にR画素フィルタ、G画素フィルタ、G画素フィルタおよびB画素フィルタが設けられている。したがって、各画素が感度を有する波長帯は、それぞれに設けられた画素フィルタによって規制される。例えば、R画素フィルタが設けられた画素は、赤色の波長帯に対して感度を持つ。撮像素子243の全体としては、2次元的に配列された画素のそれぞれが離散的にR画素フィルタ、G画素フィルタおよびB画素フィルタのいずれかを備えることになるので、撮像素子243は、入射する被写体光束をそれぞれの波長帯に分離して検出していると言える。換言すれば、撮像素子243は、受光面に結像する被写体像をRGBの3つの波長帯に分離して光電変換する。
図5は、撮像素子243の画素が感度を有する波長帯と、構造化開口のそれぞれのフィルタ部が透過する波長帯の関係を示す図である。図は、縦軸に透過率(%)を、横軸に波長(nm)を示す。透過率が高い波長の光ほど、画素を構成するフォトダイオードに到達することを表す。
B曲線701は、B画素フィルタが設けられた画素の感度を示し、同様にG曲線702はG画素フィルタが設けられた画素の感度を、R曲線703はR画素フィルタが設けられた画素の感度を示す。図示されるように、隣り合う波長帯であるB曲線701とG曲線702、および、G曲線702とR曲線703は若干の重なり部分を有しており、一方、互いに離れた波長帯であるB曲線701とR曲線703は互いに交わることが無い。すなわち、B画素フィルタが設けられた画素は、青色波長帯と共に若干の緑色波長帯にも感度を有するが、赤色波長帯には感度を有さない。同様に、R画素フィルタが設けられた画素は、赤色波長帯と共に若干の緑色波長帯にも感度を有するが、青色波長帯には感度を有さない。一方、G画素フィルタが設けられた画素は、緑色波長帯と共に若干の赤色波長帯にも青色波長帯にも感度を有する。
構造化開口のBフィルタ部306は、矢印711の波長帯を透過させる。同様に、Gフィルタ部305は、矢印712の波長帯を透過させ、Rフィルタ部304は、矢印713の波長帯を透過させる。したがって、B画素フィルタが設けられた画素は、構造化開口のBフィルタ部306を透過した被写体光束に対して感度を持ち、G画素フィルタが設けられた画素は、構造化開口のGフィルタ部305を透過した被写体光束に対して感度を持ち、R画素フィルタが設けられた画素は、構造化開口のRフィルタ部304を透過した被写体光束に対して感度を持つと言える。
すると、Rフィルタ部304を開口とする赤色波長帯の被写体画像、Gフィルタ部305を開口とする緑色波長帯の被写体画像、およびBフィルタ部306を開口とする青色波長帯の被写体画像を、一度の撮影により取得することができる。これらの被写体画像は、それぞれ上述のI、I、Iに相当し、互いに三視点のステレオ画像を構成する。
なお、このように撮影される赤色波長帯の被写体画像、緑色波長帯の被写体画像および青色波長帯の被写体画像は、それぞれR画素フィルタが設けられた画素の出力のみ、G画素フィルタが設けられた画素の出力のみ、または、B画素フィルタが設けられた画素の出力のみを集めて互いに分離されるので、通常の撮影における画像処理とは異なる画像処理により形成される。したがって、ここでは通常の撮影により取得される撮影画像を本撮影画像と呼び、構造化開口を用いて取得される撮影画像を補助撮影画像と呼ぶ。本撮影画像は構造化開口ユニット300をレンズユニット210から抜出して撮影された画像であり、補助撮影画像は構造化開口ユニット300をレンズユニット210へ装着して撮影された画像である。
また、図に示すように、矢印711で示されるBフィルタ部306の透過波長帯域は、B曲線701で示されるB画素フィルタが設けられた画素の感度波長帯域よりも狭い。同様に、矢印712で示されるGフィルタ部305の透過波長帯域は、G曲線702で示されるG画素フィルタが設けられた画素の感度波長帯域よりも狭い。更に、矢印713で示されるRフィルタ部304の透過波長帯域は、R曲線703で示されるR画素フィルタが設けられた画素の感度波長帯域よりも狭い。つまり、3つのフィルタ部がそれぞれ透過させる透過波長帯域は、対応する各画素の感度波長帯域に対して狭くなるように設定されている。このように設定することにより、クロストークを軽減した鮮明なI、I、I画像を取得することができる。
更に好ましくは、Bフィルタ部306の透過波長帯域、Gフィルタ部305の透過波長帯域およびRフィルタ部304の透過波長帯域が、互いに分離され、重なり合う波長帯域が無いように設定される。このとき、それぞれの透過波長帯域は、対応する感度波長帯に対して隣接する感度波長帯域に重ならないように留意する。例えば、矢印712で示されるGフィルタ部305の透過波長帯域は、B曲線701で示されるB画素フィルタが設けられた画素の感度波長帯域、およびR曲線703で示されるR画素フィルタが設けられた画素の感度波長帯域と重ならない。
次に、このような構造化開口ユニット300を用いた奥行き情報の取得原理についてさらに説明する。図6は、フィルタ302と、フィルタ部の組み合わせによる基線長の変化を説明する図である。なお、図においては、遮断フィルタ部303の塗り潰しを省略している。
上述したように、Rフィルタ部304、Gフィルタ部305およびBフィルタ部306は、フィルタ302の中心を通る光軸201に対して非対称に、光軸201からは偏心した位置に設けられている。図の例では、光軸中心からGフィルタ部305の中心までの距離が最も短く、Rフィルタ部304の中心までの距離が最も長く設定されている。また、それぞれの中心位置は、Rフィルタ部304については光軸中心から上方向に、Gフィルタ部305については右下方向に、Bフィルタ部306については左上方向に定められている。そして、それぞれのフィルタ部は、同一の直径を有する円形を成す。また、図示するように、それぞれのフィルタ部は互いに重なり合う領域を有さない。
このように、光軸に対して偏心した位置に非対称に配列された各フィルタ部を透過した被写体光束は、それぞれの波長帯に分離され、透過したフィルタ部の位置に応じて合焦位置に無い非合焦オブジェクトの像がずれて、撮像素子243の結像面に到達する。このとき、同一の非合焦オブジェクトに対するずれ量およびずれの方向は、いずれのフィルタ部を透過したかによって異なる。つまり、出力される3つの画像であるI、I、I画像において、合焦オブジェクトの像に対する非合焦オブジェクトの像のずれ量およびずれの方向は、各フィルタ部の配列に起因してそれぞれ互いに異なる。
更にずれ量とずれの方向に関して、具体的に説明する。一度の撮影動作によって得られる補助撮影画像からは、I、I、Iの各画像が抽出される。このうち、I画像とI画像の2つの画像から奥行き情報を算出する場合を考える。図中右上に「R−Bの組み合わせ」として示すように、Rフィルタ部304の中心をc、Bフィルタ部306の中心をcとすると、この2つのフィルタ部の重心は図中星印で示されるgRBの位置となる。I画像とI画像のみに着目すれば、合焦オブジェクトにおけるI画像およびI画像上の中心位置は、この重心gRBに対応する像点となる。そして、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gRBから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察され、同様に、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gRBから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察される。重心gRBから中心cへの距離および重心gRBから中心cへの距離は当然ながら互いに等しく、この距離をDRBとする。
すなわち、抽出されるI画像とI画像においては、DRBに対応する撮像素子243上の距離を実効的な基線長として、互いのずれ量を定義づけることができる。そして、上述において説明した仮想的な中央の視点として重心gRBに対応する像点を採用すれば、I画像とI画像に対してリファレンス座標を定義づけることができる。また、構造化開口ユニット300はレンズユニット210の瞳近傍に装着され、各フィルタ部の撮像素子243に対する相対的な位置関係は一義的であるので、重心gRBに対応する像点の位置は予め定めることができる。さらに、各オブジェクト距離に対する像のずれ量およびずれの方向は、実験的またはシミュレーション的に既知である。したがって、I画像とI画像間で上述の局所ウィンドウを適用することにより、ずれ量に対する波長依存量を吸収しつつ、それぞれのオブジェクトの距離を算出することができる。つまり、DRBに対応する実効的基線長により、それぞれのオブジェクトの距離を算出することができる。
次に、I画像とI画像の2つの画像から奥行き情報を算出する場合を考える。図中右中に「G−Bの組み合わせ」として示すように、Gフィルタ部305の中心をc、Bフィルタ部306の中心をcとすると、この2つのフィルタ部の重心は図中星印で示されるgGBの位置となる。I画像とI画像のみに着目すれば、合焦オブジェクトにおけるI画像およびI画像上の中心位置は、この重心gGBに対応する像点となる。そして、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gGBから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察され、同様に、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gGBから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察される。重心gGBから中心cへの距離(=重心gGBから中心cへの距離)をDGBとする。
すなわち、抽出されるI画像とI画像においては、DGBに対応する撮像素子243上の距離を実効的な基線長として、互いのずれ量を定義づけることができる。そして、I画像とI画像の組み合わせの場合と同様に、DGBに対応する実効的基線長により、それぞれのオブジェクトの距離を算出することができる。
画像とI画像の2つの画像から奥行き情報を算出する場合も同様である。図中右下に「R−Gの組み合わせ」として示すように、Rフィルタ部304の中心をc、Gフィルタ部305の中心をcとすると、この2つのフィルタ部の重心は図中星印で示されるgRGの位置となる。I画像とI画像のみに着目すれば、合焦オブジェクトにおけるI画像およびI画像上の中心位置は、この重心gRGに対応する像点となる。そして、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gRGから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察され、同様に、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gRGから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察される。重心gRGから中心cへの距離(=重心gRGから中心cへの距離)をDRGとする。
すなわち、抽出されるI画像とI画像においては、DRGに対応する撮像素子243上の距離を実効的な基線長として、互いのずれ量を定義づけることができる。そして、I画像とI画像の組み合わせの場合と同様に、DRGに対応する実効的基線長により、それぞれのオブジェクトの距離を算出することができる。
ここで、それぞれDRB、DGB、DRGに対応する実効的基線長は異なる。つまり、一度の撮影動作によって得られる補助撮影画像から抽出されるI、I、Iの各画像の組み合わせにより、異なる実効的基線長をもって、三度の奥行き情報取得演算を実行することができる。実効的な基線長が異なれば、重心に対応する像点からの像のずれ量も異なって観察される。
図7は、異なる基線長に対する、被写体距離とシフト量の関係を示す図である。図では基線長の長い場合と短い場合の相対的な関係を模式的に示している。シフト量は、同一のオブジェクトに対応する各抽出画像上でのずれ量である。
奥行き方向における合焦面では、基線長が長い場合も短い場合もシフト量は0となる。つまり合焦面に存在するオブジェクトを捉えたI、I、Iは、互いにずれない。図7は、この点を原点として、横軸にオブジェクト距離を、縦軸にシフト量を表す。
合焦面から一定の距離に存在するオブジェクトについては、基線長が短い場合におけるシフト量よりも基線長が長い場合におけるシフト量の方が大きくなる。
図8は、異なる基線長に対応して取得されるシフト画像の様子と、奥行き推定エラーを説明する図である。被写体として9点の円形オブジェクトが合焦面からずれた位置に整列されている場合を想定する。シフト画像Aは基線長が長い場合として、図6のR−Gの組み合わせで取得されたI、Iを重ねた様子を表す。シフト画像Bは基線長が短い場合として、図6のR−Bの組み合わせで取得されたI、Iを重ねた様子を表す。
シフト画像Aにおいては、1点の円形オブジェクトがi、iとして大きくシフトしているが、シフト画像Bにおいてはi、i間の距離が小さいことがわかる。ただし、この場合のI画像は、シフト画像Aにおいてもシフト画像Bにおいても同一の画像であるので、iの位置は互いに同じである。つまり、I画像のiに対して、I画像のiとI画像のiが互いに異なるシフト量を示していると言える。
被写体に周期性が無い場合には、推定エラーが極小値となる点を推定距離として採用することができるが、図の被写体の例のように被写体に周期性を有する場合には、算出される上述のdに複数の候補が存在することになり、推定エラーの極小値も複数存在することになる。推定エラーの極小値が複数存在する関係は、図示するように、シフト画像Aから取得される推定距離と推定エラーのグラフにおいても、シフト画像Bから取得される推定距離と推定エラーのグラフにおいても、同様に見て取れる。
しかしながら、シフト画像Aによる演算結果とシフト画像Bによる演算結果をさらに足し合わせると、推定エラーの極小値は一つとなり、推定距離を一つに定めることができる。つまり、I、I、Iの組み合わせを変えて奥行き情報取得の演算を複数回行えば、より確からしい奥行き情報を定めることができることがわかる。つまり、本実施形態においては、一度の撮影により取得することができる補助撮影画像から抽出されるI、I、I画像により、精度の高い奥行き情報を取得することができる。
次に、本実施形態に係る一眼レフカメラ200のシステム構成を説明する。図9は、一眼レフカメラ200のシステム構成を概略的に示すブロック図である。一眼レフカメラ200のシステムは、レンズユニット210とカメラユニット230のそれぞれに対応して、レンズシステム制御部216を中心とするレンズ制御系と、カメラシステム制御部245を中心とするカメラ制御系により構成される。そして、レンズ制御系とカメラ制御系は、レンズマウント218とカメラマウント231によって接続される接続部を介して、相互に各種データ、制御信号の授受を行う。
カメラ制御系に含まれる画像処理部246は、カメラシステム制御部245からの指令に従って、撮像素子243で光電変換された撮像信号を画像データに処理する。本撮影画像において処理された画像データは、表示部247へ送られて、例えば撮影後の一定時間の間表示される。これに並行して、処理された画像データは、所定の画像フォーマットに加工され、外部接続IF254を介して外部メモリに記録される。画像処理部246は、補助撮影画像として撮影された撮像信号から、波長帯ごとに分離された被写体画像を生成する。生成された被写体画像は距離情報算出部251へ引き渡され、距離情報算出部251は、上述の手法により距離情報を算出する。算出された距離情報は、カメラメモリ252へ記録される。
カメラメモリ252は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、生成された撮影画像の一時的な記録場所としての他に、一眼レフカメラ200を制御するプログラム、各種パラメータなどを記録する役割を担う。ワークメモリ253は、例えばRAMなどの高速アクセスできるメモリであり、処理中の画像データを一時的に保管する役割などを担う。
レリーズスイッチ255は押し込み方向に2段階のスイッチ位置を備えており、カメラシステム制御部245は、第1段階のスイッチであるSW1がONになったことを検出すると、AFセンサ240から位相差情報を取得する。そして、レンズシステム制御部216へフォーカスレンズ212の駆動情報を送信する。また、AEセンサ237から被写体像の輝度分布を取得して露出値を決定する。さらに、第2段階のスイッチであるSW2がONになったことを検出すると、予め定められた処理フローに従って本撮影画像の取得、または、補助撮影画像の取得を実行する。本撮影画像の取得と補助撮影画像の取得についての処理フローについては後述する。
フラッシュ249は、カメラシステム制御部245の制御に従って被写体を照射する。また、同様にパターン投光部250は、カメラシステム制御部245の制御に従って投光パターンを被写体に投光する。特に、暗いシーン、被写体が無模様のシーンなどの場合には、補助撮影画像の取得時においてもパターン投光部250が利用される。
レンズシステム制御部216は、カメラシステム制御部245からの制御信号を受けて各種動作を実行する。絞り駆動回路221は、レンズシステム制御部216の制御に従って絞り羽根を駆動する。
図10は、補助撮影画像の取得から距離情報の算出までの処理フローを示す図である。本フローにおける一連の処理は、カメラシステム制御部245が操作部材を介してユーザから指示を受け付けたとき、または、予め定められた制御プログラムに距離算出処理が組み込まれているとき等に開始される。
ステップS801では、画像処理部246が処理対象となる補助撮影画像を取得する。画像処理部246は、処理対象の補助撮影画像として、撮像素子243から出力された画像信号をそのまま取得しても良いし、撮影後に距離情報を算出しないまま記録部に記録されている補助撮影画像を読み出して取得しても良い。したがって、本実施形態においてはカメラユニット230を距離情報取得装置として距離情報の算出を実行するが、距離情報の算出は、カメラとは別個の独立した距離情報取得装置で実行することもできる。例えば、PCを例にすれば、カメラとの間に記録媒体を介在させ、記録媒体に記録された補助撮影画像を読み出して処理することもできるし、有線、無線によりカメラと接続した状態を確立すれば、補助撮影画像の撮影と連動して処理することもできる。
画像処理部246は、ステップS802で、補助撮影画像から、Rフィルタ部304を通過して形成された赤色画像、すなわち、R画素フィルタが設けられた画素の出力から形成される画像Iを抽出する。同様に、Gフィルタ部305を通過して形成された緑色画像IとBフィルタ部306を通過して形成された青色画像Iを抽出する。画像処理部246は、このように波長帯別画像を抽出すると、これらの画像を距離情報算出部251へ引き渡す。
距離情報算出部251は、ステップS803で、上述の手法を用いて距離情報を算出する。なお、ここでは上述のように、3つの抽出画像のうちの2つを組み合わせて演算される推定エラー情報を足し合わせて、推定距離を一つに定める。算出された距離情報は、距離画像データとして別途独立したファイルを生成しても良いし、補助撮影画像に付帯して記録しても良い。別途独立したファイルを生成する場合には、補助撮影画像に対してリンク情報を記録する。算出された距離情報は、例えば、同一距離と判断された被写体が存在する画素領域情報と当該距離をセットとして、距離ごとに複数セット分リスト化されたテーブル形式のデータ構造を有する。以上により一連の処理フローを終了する。
以上の実施形態においては、赤色の波長帯、緑色の波長帯および青色の波長帯にそれぞれ感度を持つ画素により3つの波長帯に被写体光束を分離して検出する撮像素子243に対応して、構造化開口も3つの波長帯をそれぞれ透過させるフィルタ部を有する構成とした。しかし、撮像素子の構成と構造化開口の構成は、他にもさまざまなバリエーションが存在する。以下にその例を説明する。
図11は、他の構造化開口の例と、そのフィルタ部の組み合わせによる基線長の変化を説明する図である。フィルタ502は、被写体光束を遮断する遮断フィルタ部503、赤色の波長帯を透過させるRフィルタ部504、緑色の波長帯を透過させるGフィルタ部505、青色の波長帯を透過させるBフィルタ部506および黄色の波長帯を透過させるYフィルタ部507から構成される。図示するようにRフィルタ部304、Gフィルタ部305、Bフィルタ部306、Yフィルタ部507は、フィルタ502の中心を通る光軸201に対して非対称に、光軸201から偏心した位置に設けられている。なお、図においては、遮断フィルタ部503の塗り潰しを省略している。
これに対応して撮像素子のカラーフィルタ配列も、R画素フィルタ、G画素フィルタ、G画素フィルタ、B画素フィルタに加えてY画素フィルタが設けられている。例えば、ベイヤー配列の2つのG画素フィルタのうちの1つが、Y画素フィルタに置き換えられた配列を採用する。したがって、撮像素子は、受光面に結像する被写体像をRGBYの4つの波長帯に分離して光電変換する。また、RGBの3色フィルタの場合と同様に、4つのフィルタ部がそれぞれ透過させる透過波長帯域は、対応する各画素の感度波長帯域に対して狭くなるように設定されている。このように設定することにより、クロストークを軽減した鮮明なI、I、I、I画像を取得することができる。もちろん、Bフィルタ部506の透過波長帯域、Gフィルタ部505の透過波長帯域、Yフィルタ部507の波長帯域およびRフィルタ部304の透過波長帯域が、互いに分離され、重なり合う波長帯域が無いように設定されても良い。
一度の撮影動作によって得られる補助撮影画像からは、I、I、I、Iの各画像が抽出される。このうち、I、I、Iの3つの画像から奥行き情報を算出する場合を考える。図中右上に「G−B−Yの組み合わせ」として示すように、Gフィルタ部505の中心をc、Bフィルタ部506の中心をc、Yフィルタ部507の中心をcとすると、この3つのフィルタ部の重心は図中星印で示されるgGBYの位置となる。I、I、Iのみに着目すれば、合焦オブジェクトにおけるI画像、I画像およびI画像上の中心位置は、この重心gGBYに対応する像点となる。そして、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gGBYから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察される。同様に、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gGBYから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察され、I画像における非合焦オブジェクトの像は、この重心gGBYから中心cへの距離および方向に応じてずれて観察される。重心gGBYから中心cへの距離(=重心gGBYから中心cへの距離、=重心gGBYから中心cへの距離)をDGBYとする。
すなわち、抽出されるI画像、I画像およびI画像においては、DGBYに対応する撮像素子上の距離を実効的な基線長として、互いのずれ量を定義づけることができる。そして、上述において説明した仮想的な中央の視点として重心gGBYに対応する像点を採用すれば、I、I、Iの各画像に対してリファレンス座標を定義づけることができる。また、構造化開口ユニットはレンズ群211の瞳近傍に装着され、各フィルタ部の撮像素子に対する相対的な位置関係は一義的であるので、重心gGBYに対応する像点の位置は予め定めることができる。さらに、各オブジェクト距離に対する像のずれ量およびずれの方向は、実験的またはシミュレーション的に既知である。したがって、I、I、Iの各画像間で上述の局所ウィンドウを適用することにより、ずれ量に対する波長依存量を吸収しつつ、それぞれのオブジェクトの距離を算出することができる。つまり、DGBYに対応する実効的基線長により、それぞれのオブジェクトの距離を算出することができる。
これに続く「R−G−Bの組み合わせ」、「R−B−Yの組み合わせ」、「R−G−Yの組み合わせ」についても同様に、それぞれ、DRGB、DRBY、DRGY、に対応する実効的基線長により、オブジェクトの距離を算出することができる。それぞれDGBY、DRGB、DRBY、DRGYに対応する実効的基線長は異なるので、一度の撮影動作によって得られる補助撮影画像から抽出されるI、I、I、Iの各画像の組み合わせにより、異なる実効的基線長をもって、四度の奥行き情報取得演算を実行することができる。実効的な基線長が異なれば、重心に対応する像点からの像のずれ量も異なって観察されるので、より精度の高い奥行き情報を取得できる。
図12は、更に他の構造化開口の例と、そのフィルタ部の組み合わせによる基線長の変化を説明する図である。フィルタ602は、被写体光束を遮断する遮断フィルタ部603、赤色の波長帯を透過させるRフィルタ部604、緑色の波長帯を透過させるGフィルタ部605、青色の波長帯を透過させるBフィルタ部606および黄色の波長帯を透過させるYフィルタ部607から構成される。図示するようにRフィルタ部604、Gフィルタ部605、Bフィルタ部606、Yフィルタ部607は、フィルタ602の中心を通る光軸201に対して非対称に、光軸201から偏心した位置に設けられている。なお、図においては、遮断フィルタ部603の塗り潰しを省略している。図示するように、本例は、図11で示した例に対して各フィルタ部の配列が若干異なる。したがって、具体的な説明は省略する。
以上説明したように、構造化開口の各フィルタ部は、光軸中心に対して非対称に、かつ光軸中心から偏心した位置に設けられている。さらに具体的に言えば、nを3以上の整数として、レンズユニット210の光軸に交差する平面内に配置されたn個のフィルタ部のうち、選択された(n−1)個の組み合わせにおける重心位置からそれぞれのフィルタ部の中心までの距離は、その組み合わせごとに互いに異なるように配置されている。選択される個数は、2つ以上であれば、(n−2)個でも(n−3)個でも良い。
さらには、n個のフィルタ部のうち、(n−1)個の組み合わせと、(n−2)個の組み合わせのように、異なる個数の組み合わせを適用しても良い。例えば、上記の例において、RGBYの4つのフィルタ部を備える場合、RGBの組み合わせと、BYの組み合わせのように、互いの実効的な基線長が異なれば、3つによる組み合わせと2つによる組み合わせを混在させることもできる。つまり、3つ以上のフィルタ部から選択した2つ以上の任意の組み合わせにおいて、重心−フィルタ部中心間の距離が互いに異なれば良い。また、組み合わせによっては、重心−フィルタ部中心間の距離が同じになる場合を含んでいても、他の組み合わせにおいて重心−フィルタ部中心間の距離が互いに異なっていれば良い。
また、上述の実施形態においては図1で示すように、構造化開口をレンズユニット210の瞳位置近傍に配設した。しかし、構造化開口の配設位置はレンズユニット210の瞳位置近傍に限らない。例えば、光学系を二次結像系とすることにより、構造化開口を、レンズユニットの瞳位置に共役な位置またはその近傍に配設することができる。特に、一眼レフカメラのようにレンズ交換式カメラの場合、カメラユニット側に構造化開口を設ければ、レンズユニットごとに構造化開口を配設しなくても良い。さらには、AF光学系239、AFセンサ240等から構成されるAFユニットを上記実施形態に係る距離情報取得装置に置き換えて、オートフォーカスについても上述の奥行き推定から実行するように構成することもできる。この場合、本撮影画像を取得する撮像素子243とは別に、距離情報算出用の受光素子が設けられることになる。
以上の実施形態においては、一眼レフカメラを例に説明したが、光学ファインダを持たないレンズ交換式カメラ、レンズユニットが一体化されたコンパクトカメラ、動画撮影を行うこともできるビデオカメラといった撮像装置に対しても適用することができる。
また、カラーフィルタを持たず、フォトダイオードの奥行き方向に異なる感応波長帯を有する撮像素子に対しても適用できる。この場合、構造化開口のフィルタ部は、フォトダイオードの奥行き方向で分離される波長帯に応じて透過波長帯が選択される。さらには、単板の撮像素子を備えるカメラに限らず、例えばRGBのそれぞれに分けられた三板式カメラのような、入射する被写体光束を複数の波長帯に分離してそれぞれの波長帯を独立して受光する複数の撮像素子を備えるカメラに対しても適用することができる。
次に、図1等を用いて説明した、構造化開口ユニット300を適用した一眼レフカメラ200による撮影シーケンスの例を説明する。図13は、本撮影画像および補助撮影画像の取得フローを示す図である。撮影シーケンスが開始されると、カメラシステム制御部245は、ステップS1301で、これから行う撮影動作が本撮影画像の撮影動作か、補助撮影画像の撮影動作かを判断する。本撮影画像の撮影動作であると判断したときは、ステップS1302へ進む。
ステップS1302でカメラシステム制御部245は、ユーザにより構造化開口ユニット300が被写体光束から抜出されているか否かを判断する。抜出さているか否かは、例えば、フォトインタラプタなどのセンサを設けて判断することができる。
カメラシステム制御部245は、構造化開口ユニット300が抜出されたと判断したらステップS1303へ進む。抜出されるまではステップS1302で待機する。
ステップS1303では、カメラシステム制御部245は、レリーズスイッチ255のSW1がONにされるのを待って、被写体の測光を行う。具体的には、カメラシステム制御部245は、AEセンサ237から被写体像の輝度分布を取得する。カメラシステム制御部245は、被写体像の輝度分布を取得したら、ステップS1304に進み、露出値を算出する。ここで、露出値とは、撮像素子243を被写体光束に露光する露光時間、被写体光束を制限する絞り214の絞り値、および撮像素子243の読み出しゲインに対応するISO感度の3つの数値である。
露出値は、カメラメモリに予め記録されたプログラム線図によって決定される。例えば、ユーザにより絞り優先モードに設定されている場合は、カメラシステム制御部245は、ユーザが設定した絞り値はそのままにして、露光時間と撮像感度を一定のルールに即して設定されているプログラム線図上の値により決定する。
また、カメラシステム制御部245は、SW1がONにされると、測光処理の他にも合焦動作などの撮影準備処理を実行する。合焦動作は、AFセンサ240から取得された位相差情報に基づいて、レンズシステム制御部216がフォーカスレンズ212を駆動することにより実現される。
撮影準備処理が終了すると、カメラシステム制御部245は、ステップS1305へ進み、レリーズスイッチ255のSW2がONにされるのを待って、本撮影画像の取得動作を実行する。具体的には、メインミラー232およびサブミラー238を被写体光束から退避させ、決定された露出値に従って絞り214およびフォーカルプレーンシャッタ241を動作させる。さらに、フォーカルプレーンシャッタ241が開放されている間に撮像素子243の各画素に蓄積された電荷を読み出し、画像処理部246に予め設定されたフォーマットに従って画像ファイルを生成させ、当該画像ファイルを記録部に記録する。
カメラシステム制御部245は、一連の本撮影画像の撮影動作が終了したらステップS1306へ進み、引き続き補助撮影画像の撮影動作が指示されているか否かを判断する。補助撮影画像の撮影動作が指示されていなければ、一連の処理を終了する。
カメラシステム制御部245は、ステップS1301またはステップS1306で補助撮影画像の撮影動作が指示されていると判断したら、ステップS1307へ進み、ユーザにより構造化開口ユニット300が被写体光束中に装着されているか否かを判断する。カメラシステム制御部245は、構造化開口ユニット300が装着されるまでステップS1307で待機する。
カメラシステム制御部245は、構造化開口ユニット300が装着されたと判断したらステップS1308へ進む。補助撮影画像の撮影動作は、被写体光束中に構造化開口を介在させて実行するので、撮像素子243に到達する被写体光束の光学的条件が、本撮影画像の撮影動作時とは大きく異なる。簡単には、撮像素子243に到達する被写体光束が構造化開口によって制限されるので、本撮影画像の撮影条件と同じ条件では暗い画像が取得されることになる。そこで、カメラシステム制御部245は、補助撮影画像の撮影条件を、本撮影画像の撮影条件とは異ならせる。
そこで、本実施形態においては、カメラシステム制御部245は、補助撮影画像の撮影動作時にフラッシュ249を動作させて被写体を照射する。カメラシステム制御部245は、ステップS1308へ進むと、SW1がONにされるのを待って、フラッシュ249の事前照射動作であるプリ発光を行い、被写体の測光を行う。具体的には、カメラシステム制御部245は、AEセンサ237から被写体像のプリ発光時における輝度分布を取得する。
カメラシステム制御部245は、被写体像の輝度分布を取得したら、ステップS1309へ進み、露出値を算出する。このときの露出値はフラッシュ249の発光を前提とした値であり、したがって、カメラシステム制御部245は、ステップS1310へ進み、撮影動作時におけるフラッシュ249の照射量を決定する。なお、照射量の算出は、AEセンサ237から得られる輝度分布情報から行っても良いが、本撮影画像の撮影動作時にもフラッシュ249を照射させたのであれば、当該撮影動作時における照射量から、補助撮影画像の撮影動作における照射量を算出しても良い。具体的には、構造化開口を被写体光束中に介在させることによりカットされる光量は事前の実験等により把握されるので、これに応じて低下する露出段数分に相当する光量を本撮影画像の撮影動作時における照射量に足して算出する。
なお、ステップS1309における露出値の算出は、ステップS1310のフラッシュ249の照射量の決定とセットで実行されるが、露出値のうちISO感度については、ステップS1304で算出されるISO感度よりも大きく設定すると良い。すなわち、補助撮影画像における被写体のぶれは、距離情報の算出に悪影響を及ぼし精度の低下を招くので、撮像素子243に対する露光時間は短いことが好ましい。そこで、露光時間を短くすべく、ISO感度を大きく設定する。補助撮影画像はユーザの鑑賞画像ではないので、距離情報の算出に影響しない限りにおいてISO感度が大きく設定されても良い。したがって、カメラシステム制御部245が設定し得るISO感度の上限は、本撮影画像の撮影動作時の値と補助撮影画像の撮影動作時の値で異なり、補助撮影画像の撮影動作時の値の方が大きい。
このように撮影動作時における露出値と照射量が決定されると、カメラシステム制御部245は、ステップS1311へ進み、レリーズスイッチ255のSW2がONにされるのを待って、補助撮影画像の取得動作を実行する。具体的には、メインミラー232およびサブミラー238を被写体光束から退避させ、決定された露出値に従って絞り214およびフォーカルプレーンシャッタ241を動作させる。このとき、決定された照射量に従ってフラッシュ249を動作させ被写体を照射する。さらに、撮像素子243の各画素に蓄積された電荷を読み出し、画像処理部246に赤色画像、緑色画像および青色画像を含む補助撮影画像ファイルを生成させ、当該画像ファイルを記録部に記録する。以上により一連の処理を終了する。
また、本フローにおいては、補助撮影画像の撮影動作時にフラッシュ249を照射させて構造化開口による光量低下を補った。しかし、被写体環境によってはフラッシュ249を照射させずに他の撮影条件を変更することにより光量低下を補っても良い。例えば、上述のように、ISO感度を大きな値に設定する。または、予め定められた露光時間を下限として、露光時間を長めに設定しても良い。つまり、カメラシステム制御部245は、本撮影画像の撮影条件に比較して、補助撮影画像の撮影条件を、被写体光束をより取り込む、取り込んだ光をより増幅する方向に変更すればよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
200 一眼レフカメラ、201 光軸、210 レンズユニット、211 レンズ群、212 フォーカスレンズ、213 ズームレンズ、214 絞り、216 レンズシステム制御部、217 レンズ鏡筒、218 レンズマウント、219 装着スリット、220 挿抜ガイド、221 絞り駆動回路、230 カメラユニット、231 カメラマウント、232 メインミラー、233 回転軸、234 ピント板、235 ペンタプリズム、236 接眼光学系、237 AEセンサ、238 サブミラー、239 AF光学系、240 AFセンサ、241 フォーカルプレーンシャッタ、242 光学ローパスフィルタ、243 撮像素子、244 メイン基板、245 カメラシステム制御部、246 画像処理部、247 表示部、248 二次電池、249 フラッシュ、250 パターン投光部、251 距離情報算出部、252 カメラメモリ、253 ワークメモリ、254 外部接続IF、255 レリーズスイッチ、300 構造化開口ユニット、302 フィルタ、303 遮断フィルタ部、304 Rフィルタ部、305 Gフィルタ部、306 Bフィルタ部、307 ベース部、308 外周部、309 把持部、502 フィルタ、503 遮断フィルタ部、504 Rフィルタ部、505 Gフィルタ部、506 Bフィルタ部、507 Yフィルタ部、602 フィルタ、603 遮断フィルタ部、604 Rフィルタ部、605 Gフィルタ部、606 Bフィルタ部、607 Yフィルタ部、701 B曲線、702 G曲線、703 R曲線、711、712、713 矢印

Claims (9)

  1. 入射する被写体光束を複数の波長帯に分離して検出する受光素子と、
    前記被写体光束を前記受光素子に導く光学系と、
    前記光学系に配され、少なくとも3つのフィルタ領域を前記光学系の光軸に交差する平面内に有する構造化開口と
    を備え、
    前記少なくとも3つのフィルタ領域は、前記複数の波長帯のうちの一つに含まれる互いに異なる波長帯をそれぞれ透過させ、
    前記少なくとも3つのフィルタ領域のうち選択される少なくとも2つのフィルタ領域の重心位置からそれぞれの中心までの距離は、選択される前記少なくとも2つのフィルタ領域ごとに互いに異なる距離情報取得装置。
  2. 前記複数の波長帯は、赤色波長帯、緑色波長帯および青色波長帯であり、前記構造化開口は、前記赤色波長帯、前記緑色波長帯および前記青色波長帯をそれぞれ透過させる3つのフィルタ領域を有する請求項1に記載の距離情報取得装置。
  3. 前記複数の波長帯は、赤色波長帯、緑色波長帯、青色波長帯および黄色波長帯であり、前記構造化開口は、前記赤色波長帯、前記緑色波長帯、青色波長帯および黄色波長帯をそれぞれ透過させる4つのフィルタ領域を有する請求項1に記載の距離情報取得装置。
  4. 前記少なくとも3つのフィルタ領域がそれぞれ透過させる波長帯域は、対応する前記複数の波長帯のいずれかの波長帯域に対して狭い請求項1から3のいずれか1項に記載の距離情報取得装置。
  5. 前記少なくとも3つのフィルタ領域がそれぞれ透過させる波長帯域は、互いに分離された波長帯域である請求項1から4のいずれか1項に記載の距離情報取得装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の距離情報取得装置を含む撮像装置であって、
    前記構造化開口を前記被写体光束に対して挿抜する挿抜機構と、
    前記挿抜機構により前記構造化開口を抜出して実行する本画像撮影および前記挿抜機構により前記構造化開口を挿入して実行する補助画像撮影を制御する撮影制御部と
    を備え、
    前記撮影制御部は、前記本画像撮影と前記補助画像撮影で撮影条件を変更する撮像装置。
  7. 前記撮影制御部は、前記構造化開口を挿入することにより低下する光量に基づいて、前記本画像撮影と前記補助画像撮影の露出値を変更する請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記補助画像撮影を実行する場合に用いる前記受光素子は、前記本画像撮影を実行する場合に用いる撮像素子とは別に設けられている請求項7に記載の撮像装置。
  9. 少なくとも3つのフィルタ領域を平面内に有し、前記少なくとも3つのフィルタ領域のうち選択される少なくとも2つのフィルタ領域の重心位置からそれぞれの中心までの距離が、選択される前記少なくとも2つのフィルタ領域ごとに互いに異なる構造化開口を備える構造化開口ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078855A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 キヤノン株式会社 距離検出装置、撮像装置および距離検出方法
CN113630527A (zh) * 2020-05-08 2021-11-09 南昌欧菲光电技术有限公司 滤光组件、摄像模组、电子设备及拍摄方法

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