JP2011119874A - カメラユニット、及びレンズユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 レンズユニットとカメラユニットとの組合せに対応した画像回復情報を確実に取得するということを目的とする。
【解決手段】 レンズユニットからレンズユニットを識別するレンズユニット識別子を取得し、記憶されている複数のレンズユニット識別子の中に、取得したレンズユニット識別子が存在するか否かを判断し、レンズユニット識別子が存在しないと判断された場合は、レンズユニット識別子に対応する画像回復情報の送信要求をレンズユニットに対して送信し、
送信要求に対応した画像回復情報を、レンズユニットから受信することを特徴とするカメラユニット。
【選択図】 図4
【解決手段】 レンズユニットからレンズユニットを識別するレンズユニット識別子を取得し、記憶されている複数のレンズユニット識別子の中に、取得したレンズユニット識別子が存在するか否かを判断し、レンズユニット識別子が存在しないと判断された場合は、レンズユニット識別子に対応する画像回復情報の送信要求をレンズユニットに対して送信し、
送信要求に対応した画像回復情報を、レンズユニットから受信することを特徴とするカメラユニット。
【選択図】 図4
Description
本発明は、レンズユニットとカメラユニットとの組合せに基づく画像回復情報を通信するレンズユニット、及びカメラユニットに関するものである。
光学系を通して被写体を撮影する場合、撮影画像は光学系の収差、ピントの不一致、光の回折などのために、いくらかボケたものとなる場合がある。本明細書では、これらのボケの全部又は一部を除去しようとする画像処理を画像回復と呼ぶ。
この画像回復の原理と具体的な方法について、以下に簡単に説明する。ノイズが十分に小さい場合、撮像画像fは、ボケが除去された画像d(以下、回復画像)と、光学系及び撮像装置の設計値から決定される点像分布関数(Point Spread Function、以下、PSF)pを畳み込みんだものとなる。
f = d * p…数1
ここで、*は畳み込み演算を表す。一般にpは撮影画像上での位置に依存するものの、依存性が緩やかであるとみなせる範囲においては、数1をフーリエ変換することにより、下記の近似式を得る。
F = D × P…数2
ここで、F,D,Pはそれぞれf,d,pのフーリエ変換によって得られるスペクトルであり、Pは特に光学伝達関数(Optical Transfer Function、以下OTF)と呼ばれる。×は画像の各点にて積をとる演算を表す。fは撮影によって取得でき、pは光学系および撮像装置の設計値から決定される。よって、FおよびPは、撮影された画像と撮像装置の設計値から算出することができる。
f = d * p…数1
ここで、*は畳み込み演算を表す。一般にpは撮影画像上での位置に依存するものの、依存性が緩やかであるとみなせる範囲においては、数1をフーリエ変換することにより、下記の近似式を得る。
F = D × P…数2
ここで、F,D,Pはそれぞれf,d,pのフーリエ変換によって得られるスペクトルであり、Pは特に光学伝達関数(Optical Transfer Function、以下OTF)と呼ばれる。×は画像の各点にて積をとる演算を表す。fは撮影によって取得でき、pは光学系および撮像装置の設計値から決定される。よって、FおよびPは、撮影された画像と撮像装置の設計値から算出することができる。
周波数空間上で画像回復演算を行う場合、数2から、FをPで割ることにより、
D = F / P…数3
となるから、算出された値F,PからDが得られる。このDを逆フーリエ変換する事により、回復画像dを得ることができる。なお、Pは値が0となる事があり、その場合はPで割る事ができない。これを回避するために、次のウィーナーフィルターWが用いられる事がある。
D = F × W…数4
W = P’ / (|P|2 + N)…数5
ここで、P’はPの複素共役を表す。ここでNは撮像素子のノイズ特性によって決定される定数である。
D = F / P…数3
となるから、算出された値F,PからDが得られる。このDを逆フーリエ変換する事により、回復画像dを得ることができる。なお、Pは値が0となる事があり、その場合はPで割る事ができない。これを回避するために、次のウィーナーフィルターWが用いられる事がある。
D = F × W…数4
W = P’ / (|P|2 + N)…数5
ここで、P’はPの複素共役を表す。ここでNは撮像素子のノイズ特性によって決定される定数である。
実空間上で画像回復演算を行う場合、数3を次のように変形する。
D = F ×( 1 / P )…数6
この両辺をフーリエ逆変換する事により、
d = f * r…数7
となる。ここで、rは(1/P)を逆フーリエ変換したものであり、回復画像dは撮影画像fとrの畳み込みになる。周波数空間にて回復を行う場合と同じく、rの代わりにWの逆フーリエ変換wを用いて画像回復を行うこともある。
d = f * w…数8
以後、本明細書中では、上記rおよびwのように、回復画像を得るために撮影画像に畳み込むフィルターを画像回復フィルターと呼ぶ。
D = F ×( 1 / P )…数6
この両辺をフーリエ逆変換する事により、
d = f * r…数7
となる。ここで、rは(1/P)を逆フーリエ変換したものであり、回復画像dは撮影画像fとrの畳み込みになる。周波数空間にて回復を行う場合と同じく、rの代わりにWの逆フーリエ変換wを用いて画像回復を行うこともある。
d = f * w…数8
以後、本明細書中では、上記rおよびwのように、回復画像を得るために撮影画像に畳み込むフィルターを画像回復フィルターと呼ぶ。
上述のように、画像回復フィルターはレンズ−撮像素子系の光学特性および撮像素子のノイズ特性から決まる。また、レンズのPSFは本来連続的な関数であるが、画像回復フィルターは、撮影されたデジタル画像に対して畳み込み演算(数7または数8)を行うために、撮像素子の画素ピッチの影響により非連続的な関数(デジタル化された関数)となる。また、撮像素子にRGBなどの複数のカラーフィルターが導入されている場合、PSFは波長に依存しているため、画像回復フィルターはこれらのカラーバンド毎に定義する必要がある。このような理由から、レンズ交換式撮像システムにおいて、画像回復フィルターは光学系を持つレンズユニットのレンズ特性情報と撮像素子を持つカメラユニット(カメラ本体)のカメラ特性情報との組合せを指定して初めて決まるものである。OTFも同様である。図7に画像回復フィルターの画素ピッチによる変化の例を示す。図7では、画像回復フィルターの1辺の物理的な長さを18μmに固定したまま、画素数を5×5、11×11、17×17と変化させており、1画素あたりの画素ピッチはそれぞれ3.60μm、1.64μm、1.06μmとなっている。
その他、PSFは一般的に像高、フォーカス、ズーム、絞りおよび被写体までの距離にも依存する。このため、画像回復フィルターおよびOTFもこれらのパラメターに依存する。
これらのW、Rもしくはw、rを用いて画像回復を行う技術は特許文献1に開示されている。
画像回復は光学系特有のボケを回復しようとするものであるから、レンズ交換式カメラシステムでは、光学系を持つレンズユニットに、画像回復に必要な情報を保持する事が好ましい。画像回復に必要な情報とは、PSF、OTF、画像回復フィルターなどの光学特性情報、あるいはそれを導出できる光学系の設計値である。しかしながら、画像回復に用いるOTFもしくは画像回復フィルターの具体的な形式は、前述の通りレンズユニットとカメラユニットとの組合せを指定しなければ決まらない。このような場合、将来発売されるカメラユニットに対する互換性を考えると、将来のカメラの撮像素子の画素ピッチおよびカラーフィルターは未知であるため、対応するOTFもしくは画像回復フィルターは予め作製できない。このように、背景技術で説明した従来技術のような、画像回復に必要な情報が何らかの方法により全て既知であるという条件は満たされていないため、開発世代の異なるレンズとカメラを組合せた場合の互換性を確保する手法が必要である。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであって、レンズユニットとカメラユニットとの組合せに対応した画像回復情報を確実に取得するということを目的とする。そして、開発世代の異なるレンズユニットとカメラユニットとを組合せた場合などでも画像回復情報を取得し、新しいカメラユニットもしくは新しいレンズユニットに対する互換性を確保することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかるカメラユニットは、
レンズユニットを識別するレンズユニット識別子と、レンズユニットとカメラユニットとの組合せに基づく画像回復情報とを関連付けて複数記憶する記憶手段と、
前記レンズユニットから前記レンズユニットを識別するレンズユニット識別子を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のレンズユニット識別子の中に、前記取得手段で取得したレンズユニット識別子が存在するか否かを判断する判断手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のレンズユニット識別子の中に前記取得されたレンズユニット識別子が存在しないと前記判断手段で判断された場合、前記取得手段で取得したレンズユニット識別子に対応する画像回復情報の送信要求を前記レンズユニットに対して送信する送信手段と、
前記送信要求に対応した前記画像回復情報を、前記レンズユニットから受信する受信手段と、
を有することを特徴とする。
レンズユニットを識別するレンズユニット識別子と、レンズユニットとカメラユニットとの組合せに基づく画像回復情報とを関連付けて複数記憶する記憶手段と、
前記レンズユニットから前記レンズユニットを識別するレンズユニット識別子を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のレンズユニット識別子の中に、前記取得手段で取得したレンズユニット識別子が存在するか否かを判断する判断手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のレンズユニット識別子の中に前記取得されたレンズユニット識別子が存在しないと前記判断手段で判断された場合、前記取得手段で取得したレンズユニット識別子に対応する画像回復情報の送信要求を前記レンズユニットに対して送信する送信手段と、
前記送信要求に対応した前記画像回復情報を、前記レンズユニットから受信する受信手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、レンズユニットとカメラユニットとの組合せに対応した画像回復情報を確実に取得することができる。また、開発世代の異なるレンズユニットとカメラユニットとを組合せた場合などでも画像回復情報を取得し、新しいカメラユニットもしくは新しいレンズユニットに対する互換性を確保することができる。
(実施例1)
実施例1であるデジタル一眼レフカメラの構成について、図1のブロック図を参照して説明する。なお、本発明はデジタル一眼レフカメラに限るものではなく、レンズ交換式の撮像装置であれば適用できる。
実施例1であるデジタル一眼レフカメラの構成について、図1のブロック図を参照して説明する。なお、本発明はデジタル一眼レフカメラに限るものではなく、レンズ交換式の撮像装置であれば適用できる。
図1において、交換可能なレンズユニット200は、カメラユニット(カメラ本体)100に着脱可能に装着されている。レンズユニット200において、フォーカスレンズ群201は光軸上を前後に移動することで撮影画面のピント位置を調整する。変倍レンズ群202は光軸上を前後に移動することでレンズユニット200の焦点距離を変更し、撮影画面の変倍を行う。固定レンズ群203はテレセントリック性などのレンズ性能を向上させる。絞り204によりレンズユニット内に入射される光量が調整される。距離エンコーダー205は、フォーカスレンズ群201の位置を読み取り、フォーカスレンズ群201の位置情報すなわちフォーカス距離に相当する信号を発生する。レンズ制御部206は、カメラユニット100から送られた信号に基づき絞り204の開口径を変化させ、距離エンコーダー205から送られた信号に基づきフォーカスレンズ群201の移動制御を行う。また、レンズ制御部206は、距離エンコーダー205が出力するフォーカス距離、変倍レンズ群の位置情報に基づく焦点距離、絞り204の開口径に基づくFナンバー、レンズ収差による撮影画像の劣化等の情報をカメラユニット100に送信する。これらの情報とともに、画像回復するための画像回復情報(後に詳しく説明)もカメラユニット100に対して送信する。なお、レンズ制御部206は、画像回復情報の存否を判定する判定手段、送信要求を送信する送信手段、回復情報を受信する受信手段、画像を補正する補正手段などとしても機能する。207は、レンズユニット200とカメラユニット100との通信インターフェイスとなる。上記レンズ情報の通信は、典型的にはレンズがカメラに装着された事の検知により開始されるが、タイミングはレンズ装着後最初の撮影前までに行われれば良く、これに限定されるものではない。また、撮影ごとに変化する焦点距離とフォーカス距離情報は、撮影時にも通信される。
記憶部208は、レンズユニットの機種を識別するレンズユニット識別子、および、画像回復に用いる画像回復情報を関連付けて複数記憶する。ここで記憶する画像回復情報は、画像回復にあたり画像回復情報を生成するための演算を施す必要がなく、その形式のままで撮影画像と畳み込み処理を行う事が可能な画像回復フィルターが好ましい。一般的に、画像回復フィルターの生成には多大な演算コストを要する。この画像回復フィルターは光学系の点像分布関数を考慮したフィルターである。以後、画像回復情報として画像回復フィルターを記憶している例について説明する。
記憶部208に蓄積される画像回復フィルターは、このレンズユニットと、このレンズユニットを装着することのできるカメラユニットとの組合せ毎に定められているものである(生成されたものである)。記憶部208は、このレンズユニットが発売された時点で取得可能な複数の組合せを網羅する画像回復フィルターを蓄積している。ここで「複数の組合せ」とは現実的な組合せを示している。例えば、非常に少量しか販売されていないカメラユニットとの組合せや、販売中止になってから長い年月が経っているカメラユニットとの組合せは含まれない。図2に、記憶部208が保持している画像回復フィルターのデータ構造の概念図、および5×5サイズの画像回復フィルターの例を示す。図2に示す通り、画像回復フィルターはカメラ機種以外に、焦点距離、絞り、フォーカス距離などの撮影パラメターに依存している。また、この画像回復フィルターはカメラ機種および撮影パラメターの組合せを指定した場合に、撮影画像の画像回復に用いられる画像回復フィルター群を取り出す事が可能な形式となっている。また、画像回復フィルター群は、像高、カラーバンドに依存しており、像高、カラーバンドを指定すると撮影画像に実際に畳み込む画像回復フィルターを取り出す事が可能な形式となっている。
次に、カメラユニット100の構成について説明する。主ミラー101は、ファインダー観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。また、主ミラー101はハーフミラーとなっており、撮影光路内に斜設されているときは、後述する測距センサー103へ被写体からの光線の約半分を透過させる。104はレンズ201〜203の予定結像面に配置されたファインダースクリーンで、撮影者はアイピース107を通してこのファインダースクリーン104を観察することで撮影画面を確認する。ここで、ペンタプリズム106は、ファインダースクリーンからの光線をアイピース107へ導くための光路変更を行う。
測距センサー103は、主ミラー101の裏側に退避可能に設けられたサブミラー102を介してレンズユニット200からの光束を取り込む。測距センサー103は取り込んだ光束の状態をカメラ制御部111に送り、カメラ制御部111はそれに基づきレンズユニット200の被写体に対するピント状態を判定する。つづけてカメラ制御部111は判定されたピント状態とレンズ制御部206から送られるフォーカスレンズ群201の位置情報に基づき、フォーカスレンズ群201の動作方向と動作量を算出する。なお、後に詳しく説明するが、カメラ制御部111は、画像回復情報の存否を判定する判定部、送信要求を送信する送信部、回復情報を受信する受信部、画像を補正する補正部などとしても機能する。
測光センサー108は、ファインダースクリーン上に映された画面上の所定領域における輝度信号を発生し、カメラ制御部111に送信する。カメラ制御部111では、この測光センサー108から送信された信号値に基づき、撮像センサー110への適切な露光量を決定する。さらに、カメラ制御部111は、撮影モード切替部114によって選択される撮影モードに応じて、上記適切な露光量となるよう設定されたシャッタースピードに応じて絞り204の制御を行う。又は、カメラ制御部111は、設定された絞り値に応じたシャッター109のシャッタースピードの制御を行う。また、場合によっては、それらの組合せ制御を行う。
カメラユニットにレンズユニットが装着されると、マウント接点群207を介して、カメラユニットとレンズユニット間で情報交換を行う通信が行われる。このときレンズ情報がカメラに送信される。画像回復フィルターに関する通信については後に詳しく説明する。通信されたレンズ情報はカメラ制御部111に接続されている記憶部112に蓄積される。記憶部112には、カメラユニットの機種を識別する情報であるカメラユニット識別子、画像回復に用いる画像回復フィルター、および、すでに保持している画像回復フィルターが対応しているレンズユニットのレンズユニット識別子のリストも蓄積されている。記憶部112には、更に、このカメラユニットと、このカメラユニットが発売された時点で装着可能な全てのレンズユニットとの組合せを網羅する画像回復フィルターが蓄積されている。図3に、記憶部112が保持している画像回復フィルターのデータ構造の概念図、および5×5サイズの画像回復フィルターの例を示す。カメラユニット識別子とレンズユニット識別子の違いを除けば、記憶部208に保持されている画像回復フィルター情報と同様の形式である。撮影パラメター、像高、カラーバンドを指定して個別の画像回復フィルターを取り出す事ができる形式であるという点も同様である。
撮影シーケンスは、シャッターボタン113の半押しによりスタートする。このときレンズ制御部206はカメラ制御部111が決定したフォーカスレンズ群201の動作方向と動作量に従い距離エンコーダー205の示す位置情報が目標動作量と一致するまでフォーカスレンズ群201を駆動する。
次にシャッターボタン113の押下が検知されることで撮影シーケンスがスタートする。撮影シーケンスがスタートすると、まず、主ミラー101とサブミラー102が折りたたまれ撮影光露外に退避する。つづいて、カメラ制御部111の算出値に従い、レンズ制御部206が絞り204を絞り込む。続いてシャッター109がカメラ制御部111の算出したシャッター速度に従い開放閉鎖する。この後、絞り204が開放され、続いて主ミラー101、サブミラー102が元位置に復帰する。
撮像センサー110は、シャッター109の開放中蓄積された各ピクセルの輝度信号をカメラ制御部111に転送する。カメラ制御部111は輝度信号を適当な色空間にマッピングし、適切な形式のファイルを作成する。表示部116はカメラユニット100の背面に設けられ、撮影モード切替部114及びパラメター設定変更部115の設定動作に基づき設定状況を表示する。また、表示部116は、撮影後カメラ制御部111が作成したサムネール画像を表示する。
カメラ制御部111は、画像撮影時のレンズ焦点距離、絞り制御値、フォーカス距離に基づき、記憶部112から画像回復フィルターを取り出し、画像回復処理を行う。
記録再生部118は、撮影後カメラ制御部111が作成したファイルをメモリーカードに記録する。また、作成されたファイルを出力部117を介して、外部のコンピュータなどにケーブル等で接続し、出力する事もできる。
記録再生部118は、撮影後カメラ制御部111が作成したファイルをメモリーカードに記録する。また、作成されたファイルを出力部117を介して、外部のコンピュータなどにケーブル等で接続し、出力する事もできる。
<カメラユニットで画像回復処理を行う場合>
次に、レンズユニット200がカメラユニット100に装着された際の、カメラユニットの画像回復フィルター取得に関するフローについて、図4を用いて詳しく説明する。
レンズユニット200がカメラユニット100に装着された際に、レンズ制御部206は、レンズユニット200からカメラユニット100に対して、記憶部208に保持されたレンズユニット識別子を送信する。送信されたレンズユニット識別子は通信インターフェース207を介して、カメラユニット100により受信される(ステップS401)。
次に、レンズユニット200がカメラユニット100に装着された際の、カメラユニットの画像回復フィルター取得に関するフローについて、図4を用いて詳しく説明する。
レンズユニット200がカメラユニット100に装着された際に、レンズ制御部206は、レンズユニット200からカメラユニット100に対して、記憶部208に保持されたレンズユニット識別子を送信する。送信されたレンズユニット識別子は通信インターフェース207を介して、カメラユニット100により受信される(ステップS401)。
カメラ制御部111は、受信したレンズユニット識別子が記憶部112に保持されているレンズユニット識別子の中に存在するか否かを判断する(ステップS402)。
受信したレンズユニット識別子が記憶部112に保持されているレンズユニット識別子の中に存在すると判断された場合、ステップS406に進む。ステップS406では、記憶部112に保持されてる、受信したレンズ識別子に対応する画像回復フィルター群をRAM(不図示)にセットする。
一方、受信したレンズユニット識別子が記憶部112に保持されているレンズユニット識別子の中に存在しないと判断された場合、ステップS403に進む。ステップS403では、カメラユニット100はレンズユニットに対して、カメラユニット識別子と共に送信要求を送信する(S403)。カメラユニット100からカメラユニット識別子と共に送信要求を受信したレンズユニット200は、記憶部208に記憶されている、カメラユニット識別子に対応する画像回復フィルター群をカメラユニット100に対して送信する。
レンズユニット200から送信された画像回復フィルター群を、カメラユニット100が受信する(ステップS404)。受信された画像回復フィルター群はRAM(不図示)にセットされる(ステップS405)。
以上が、レンズ装着時の動作である。以下、画像撮影時の動作について説明する。
画像撮影する前、ユーザは焦点距離や絞り値などを調整する。これらの調整パラメターはレンズ制御信号としてレンズユニットに対して送信される(ステップS407)。その後、ユーザの撮影指示(シャッターボタン押下)により画像が撮影される(ステップS408)。そして、レンズユニット200から焦点距離などの撮影時のパラメターを受信する(ステップS409)。
ステップS407で送信したレンズ制御のためのパラメター、又は/及びステップS409でレンズユニット200から受信したパラメターに基づいて、RAMにセットされている画像回復フィルター群の中から対応する画像回復フィルターを選択する(ステップS410)。選択された画像回復フィルターに基づいて、撮影された画像に対して、画像回復処理を行う(ステップS411)。
このような構成により、装着されたレンズユニットに対応した画像回復フィルター群をカメラユニットが確実に取得できるという効果がある。また、画像回復フィルター群を撮影前に取得できることから、撮影直後に画像回復処理を可能にするという効果もある。
また、本実施例ではカメラユニットで画像回復処理を行うとしたが、画像回復処理は例えば、外部のPCで行うとしても良い。すなわち、S410にて選択された画像回復フィルターを、撮像画像のメタデータとして付加する。そして、画像回復フィルターが付加された撮像画像を、カメラユニット外の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)に送信する。カメラユニット外の装置に搭載された画像処理アプリケーションは、付加されたある画像回復フィルターに基づいて、撮像画像に対して画像回復処理を行う。
また、カメラユニットが十分な記憶容量を保持している場合には、レンズユニットがカメラユニットから取り外された後も、カメラユニットに送信された画像回復フィルターを記憶部112に保持し続けてもよい。その場合は、記憶部112に保持されているレンズユニット識別子のリストを更新する。これにより次に同じレンズユニットが同じカメラユニットに装着された際の通信量を削減することができる。
以上の実施例では、画像回復フィルターの通信は、レンズユニットがカメラユニットに装着された際に開始され、カメラユニット識別子に対応した全ての画像回復フィルター群がカメラユニットにより取得されるとしている。
一方で、装着時に画像回復情報を通信するのではなく、撮影ごとに、図4の画像回復情報の通信が実行されてもよい。すなわち、カメラユニット100は、撮影毎に、カメラユニット識別子に加えて、撮影時の焦点距離、絞り値およびフォーカス距離などのパラメターを含む送信要求を、レンズユニット200に送信する。レンズ制御部206は、送信要求に対応した画像回復情報をカメラユニット100に対して送信する。このような通信を行うことにより、レンズユニットとカメラユニットとの通信速度や通信量が制限されている場合に効率的に画像回復情報を通信することが可能となる。更にこの場合においても、過去に受信した画像回復フィルターに関する情報を記憶部112に記憶することにより、同一の画像回復情報に対して送信要求を送信することを回避することができ、更に効率的な通信を実現することができる。記憶部112に記憶する情報として、画像回復情報に関する情報に代わって、撮影時の焦点距離、絞り値、フォーカス距離などの情報でも良い。
別の通信手法として、装着時の画像回復フィルターの転送を開始する。そして、転送が完了するまでの間に撮影が行われた場合は転送を中断し、撮影時の焦点距離、絞り、およびフォーカス距離に該当する画像回復フィルターを優先して転送する。そして、転送完了後にその他の撮影パラメターに対応する画像回復フィルターの転送を再開してもよい。
以上のように、本実施例によれば、カメラユニットとレンズユニットのいずれか新しい方には該当するカメラユニットとレンズユニットの組合せで決まる画像回復フィルターが保持されることとなる。よって、開発世代の異なるカメラユニットもしくはレンズユニットが発売された場合のいずれにおいても画像回復フィルターを得ることができる。
また、一般にレンズユニットのレンズ特性情報と、カメラユニットのカメラ特性情報との組合せから、画像回復情報を生成するための計算負荷は大きい。本実施例によれば、カメラユニットとレンズユニットの組合せに対応した画像回復フィルターを保持している。よって、レンズユニットのレンズ特性情報とカメラユニットのカメラ特性情報との組合せに依存した画像回復情報(画像回復フィルター)を生成するための演算処理をレンズユニット装着時などに行う必要がない。更に、画像回復情報を外部システム(レンズユニットやカメラユニット以外の装置)から取得することも考えられるが、本実施例によれば、そのような外部システムを必要としない。
このように、本実施例によれば、カメラユニットとレンズユニットとの組合せに対応した画像回復情報を効率的に取得できる。
(実施例2)
<レンズユニットで画像回復処理を行う場合>
実施例1では、カメラ制御部111にて画像回復を行うため、画像回復フィルターをレンズユニット200からカメラユニット100に送信している。本実施例においては、レンズユニットにて画像回復を行う場合ついて説明する。
<レンズユニットで画像回復処理を行う場合>
実施例1では、カメラ制御部111にて画像回復を行うため、画像回復フィルターをレンズユニット200からカメラユニット100に送信している。本実施例においては、レンズユニットにて画像回復を行う場合ついて説明する。
本実施例におけるデジタル一眼レフカメラのブロック図は図1と同様である。ただし、レンズユニット200の記憶部208には、レンズユニット識別子、画像回復フィルター、および、カメラユニット識別子と対応する画像回復フィルターが蓄積されている。カメラユニット100およびレンズユニット200が保持する画像回復フィルターの形式は実施例1と同様であるため説明を省略する。
画像回復は、画像撮影時にカメラユニット100からレンズユニット200に撮影画像を送信し、撮影パラメターに基づいてレンズ制御部206が行う。画像回復後の画像は、レンズユニット200からカメラユニット100に送信される。
以下、本実施例におけるフローを、図5を用いて説明する。
レンズユニット200がカメラユニット100に装着された際に、カメラ制御部111は、カメラユニット100からレンズユニット200に対して、記憶部112に記憶されているカメラユニット識別子を送信する。送信されたカメラユニット識別子は、通信インターフェース207を介して、レンズユニット200により受信される(ステップS501)。
レンズ制御部206は、受信したカメラユニット識別子が、記憶部208に保持されているカメラユニット識別子の中に存在するか否かを判断する。(ステップS502)。
受信したカメラユニット識別子が記憶部208に保持されているカメラユニット識別子の中に存在すると判断された場合、ステップS506に進む。ステップS506では、記憶部208に保持されている、受信されたカメラユニット識別子に対応する画像回復フィルター群をRAM(不図示)にセットする。
一方、受信したカメラユニット識別子が記憶部208に保持されているカメラユニット識別子の中に存在しないと判断された場合、ステップS503に進む。ステップS503では、レンズユニット200は、カメラユニット100に対して、レンズユニット識別子と共に送信要求を送信する(ステップS503)。レンズユニット200からレンズユニット識別子と共に送信要求を受信したカメラユニット100は、記憶部112に記憶されている、レンズユニット識別子に対応する画像回復フィルター群をレンズユニット200に対して送信する。カメラユニット100から送信された画像回復フィルター群を、レンズユニット200が受信する(ステップS504)。受信された画像回復フィルター群をRAM(不図示)にセットする。
以上がレンズ装着時のレンズユニット200の動作である。以下、画像撮影時の動作について説明する。
画像を撮影する前、ユーザは焦点距離や絞り値等を調整する。これらの調整パラメターを、レンズ制御信号として受信する(ステップS507)。その後、ユーザの撮影指示(シャッターボタン押下)により画像が撮影される(ステップS508)。そして、カメラユニット100から、撮影時のパラメター、及び撮像画像を受信する(ステップS509)。ステップS507で受信したレンズ制御のためのパラメター、又は/及び、ステップS509で受信したパラメターに基づいて、RAMにセットされている画像回復フィルター群の中から対応する画像回復フィルターを選択する(ステップS510)。選択された画像回復フィルターに基づいて、撮影された画像に対して、画像回復処理を行い(ステップS511)、回復処理された画像をカメラユニット100に送信する(ステップS512)。
前述の通り、カメラユニットはこのカメラユニット以前に発売された全てのレンズユニットに対応する画像回復フィルターを保持しているため、カメラユニットは対応するデータをレンズユニットに送信する事が可能である。なお、レンズユニットは、十分な記憶容量を保持している場合には、レンズユニットがカメラユニットから取り外された後も、カメラユニットから送信された画像回復フィルターを記憶部208に保持し続けてもよい。その場合は記憶部208に保持されているカメラユニット識別子のリストを更新する。これにより次に同じレンズユニットを同じカメラユニットに装着する際の通信量を削減することができる。
以上により、実施例1と同様に、開発世代の異なるカメラユニットもしくはレンズユニットが発売された場合のいずれにおいても効率的に画像回復フィルターを取得するることができる。
(実施例3)
<カメラユニットとレンズユニットの双方で回復処理を行う場合>
実施例1では、画像回復フィルターをレンズユニット200からカメラユニット100へ、実施例2では画像回復フィルターをカメラユニット100からレンズユニット200へと、それぞれ送信している。本実施例では、画像回復をレンズユニット200とカメラユニット100の両方で行うために、双方向に画像回復フィルターを送信する実施例である。レンズユニット200とカメラユニット100の両方で画像回復を行う例は以下の通りである。撮影画像の一部を拡大して表示部116に表示する際に、その一部分の画像、或いは低解像度の画像の画像回復はレンズユニット200で行う。そして、撮影画像全体、或いは高解像度画像の画像回復はカメラユニット100で行うといった、時間のかかる処理をレンズユニット200とカメラユニット100で分担する場合が挙げられる。
<カメラユニットとレンズユニットの双方で回復処理を行う場合>
実施例1では、画像回復フィルターをレンズユニット200からカメラユニット100へ、実施例2では画像回復フィルターをカメラユニット100からレンズユニット200へと、それぞれ送信している。本実施例では、画像回復をレンズユニット200とカメラユニット100の両方で行うために、双方向に画像回復フィルターを送信する実施例である。レンズユニット200とカメラユニット100の両方で画像回復を行う例は以下の通りである。撮影画像の一部を拡大して表示部116に表示する際に、その一部分の画像、或いは低解像度の画像の画像回復はレンズユニット200で行う。そして、撮影画像全体、或いは高解像度画像の画像回復はカメラユニット100で行うといった、時間のかかる処理をレンズユニット200とカメラユニット100で分担する場合が挙げられる。
本実施例におけるデジタル一眼レフカメラのブロック図は図1と同様であるため説明を省略する。ただし、レンズユニット200の回復情報の記憶部208には、レンズユニット識別子、画像回復フィルター、および、すでに保持している画像回復フィルターが対応しているカメラユニットのカメラユニット識別子が蓄積されている。記憶部112には、カメラユニット識別子、画像回復フィルター、および、すでに保持している画像回復フィルターが対応しているレンズユニットのレンズユニット識別子が蓄積されている。カメラユニットおよびレンズユニットが保持する画像回復フィルターの形式は実施例1と同様であるため説明を省略する。
画像回復は、カメラ制御部111およびレンズ制御部206で行う。更に、画像撮影時にカメラユニット100からレンズユニット200へ撮影画像の全て、あるいは一部を送信し、レンズ制御部206は撮影パラメターに基づいて画像回復を行う。レンズ制御部206にて処理された画像はカメラユニット100に送信される。カメラ制御部111においても撮影画像の全てあるいは一部の画像回復を行い、画像回復をレンズユニットとカメラユニットで分担した場合は、カメラユニットで回復後の画像を合成する。
以下、本実施例におけるフローを、図6を用いて説明する。
ステップS601では、レンズユニットからカメラユニットに記憶部208に保持されたレンズユニット識別子を送信する。ステップS602では、カメラユニット100は受信したレンズユニット識別子と、記憶部112にて保持されている、カメラユニット100が既に保持している画像回復フィルターが対応しているレンズユニット識別子のリストを比較する。これにより、既に必要な画像回復フィルターを保持しているか否かを判定する。ステップS602で受信したレンズユニット識別子が、カメラユニット100が既に保持している画像回復フィルターが対応するレンズユニット識別子のリストに含まれて入ればステップS604へ進み、保持していなければステップS603へ進む。カメラユニット100の方がレンズユニットよりも新しい場合は、前述の通りカメラユニット以前に発売されたレンズユニットに対応する画像回復フィルターを保持しているため、ステップS604へ進む。一方、レンズユニットはカメラユニットに対応した画像回復フィルターを保持していない場合があるため、S604においてカメラユニットからレンズユニットにカメラユニット識別子を送信する。S605では、レンズユニットは、受け取ったカメラユニット識別子に対応する画像回復フィルターを保持しているかを208に保持された情報に基づいて判定する。保持していない場合には、レンズユニットは画像回復フィルターを送信するようカメラユニットに対して要求する。S606ではカメラユニットはレンズユニットに画像回復フィルターを送信し、フローは終了する。なお、レンズユニットは、十分な記憶容量を持つ場合には、カメラユニットから取り外された後もカメラから送信された画像回復フィルターを208に保持し続けてもよい。その場合は、208に保持されているカメラユニット識別子のリストを更新する。
レンズユニットの方がカメラユニットよりも新しく、カメラユニットが対応する画像回復フィルターを保持していない場合は、ステップS602からステップS603へ処理が進む。ステップS603において、画像回復フィルターを送信するようにカメラユニットが要求し、レンズユニットから画像回復フィルターを受信する。前述の通り、レンズユニットはこのレンズユニット以前に発売された全てのカメラユニットに対応する画像回復フィルターを保持しているため、レンズユニットは対応するデータをカメラユニットに送信する事が可能である。カメラユニットは、十分な記憶容量を保持していれば、レンズユニットがカメラ本体から取り外された後も、レンズユニットから送信された画像回復フィルターを111に保持し続けてもよい。その場合は111に保持されているレンズユニット識別子のリストを更新する。これにより次に同じレンズユニットを同じカメラユニットに装着する際の通信量を削減することができる。
以上により、本実施例においても、開発世代の異なるカメラ本体もしくはレンズユニットが発売された場合のいずれにおいても効率的に画像回復フィルターを取得することができる。そして、レンズユニット200とカメラユニット100の両者とも、その組合せにかかる画像回復フィルターを有し、その画像回復フィルターにより、レンズユニット200、カメラユニット100の両方で、画像回復処理を実現することが可能となる。
Claims (10)
- レンズユニットを識別するレンズユニット識別子と、レンズユニットとカメラユニットとの組合せに基づく画像回復情報とを関連付けて複数記憶する記憶手段と、
前記レンズユニットから前記レンズユニットを識別するレンズユニット識別子を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のレンズユニット識別子の中に、前記取得手段で取得したレンズユニット識別子が存在するか否かを判断する判断手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のレンズユニット識別子の中に前記取得されたレンズユニット識別子が存在しないと前記判断手段で判断された場合、前記取得手段で取得したレンズユニット識別子に対応する画像回復情報の送信要求を前記レンズユニットに対して送信する送信手段と、
前記送信要求に対応した前記画像回復情報を、前記レンズユニットから受信する受信手段と、
を有することを特徴とするカメラユニット。 - 前記記憶手段に記憶されている画像回復情報、又は前記受信手段により受信された画像回復情報に基づいて、撮像された画像を補正する補正手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載のカメラユニット。
- 前記記憶手段に記憶されている画像回復情報、又は前記受信手段により受信された画像回復情報を、撮像された画像にメタデータとして付加する付加手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のカメラユニット。
- 前記受信手段で受信した前記画像回復情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカメラユニット。
- 前記画像回復情報は、少なくともレンズユニットの光学系の点像分布関数を考慮した画像回復フィルターであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカメラユニット。
- 前記画像回復情報は、少なくともカメラユニットの撮像素子の画素ピッチを考慮した画像回復フィルターであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカメラユニット。
- 前記取得手段は、前記レンズユニットが前記カメラユニットに装着された時点で前記レンズユニット識別子を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカメラユニット。
- 前記取得手段は、画像が撮影された時点で前記レンズユニット識別子を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカメラユニット。
- 前記記憶手段で記憶されている画像回復情報は、更に撮影時のパラメターに関連付けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカメラユニット。
- カメラユニットを識別するカメラユニット識別子と、レンズユニットとカメラユニットとの組合せに基づく画像回復情報とを関連付けて複数記憶する記憶手段と、
前記カメラユニットから前記レンズユニットを識別するレンズユニット識別子を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のカメラユニット識別子の中に、前記取得手段で取得したカメラユニット識別子が存在するか否かを判断する判断手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数のカメラユニット識別子の中に前記取得されたカメラユニット識別子が存在しないと前記判断手段で判断された場合に、前記取得手段で取得したカメラユニット識別子に対応する画像回復情報の送信要求を前記カメラユニットに対して送信する送信手段と、
前記送信要求に対応した前記画像回復情報を、前記カメラユニットから受信する受信手段と、
を有することを特徴とするレンズユニット。
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