JP2012106689A - インシュレータ及びステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】ダンパー機能を有するステアリングホイールに使用されるインシュレータと交換可能なダンパー機能を有しないインシュレータを提供することができ、部品点数及び管理工数を削減することができ、低廉化可能なインシュレータ及びステアリングホイールを提供する。
【解決手段】インシュレータ5は、ガイドピン4に挿通され、第一ホーンプレート11に固定されるとともにコイルスプリング6により付勢されながらガイドピン4に沿って摺動し、第一ホーンプレート11とガイドピン4のストッパ部41との間に、少なくとも第一ホーンプレート11の厚さの二倍以上の隙間Gが形成されており、隙間Gの大部分を占める肉厚Tiを有する形状に構成されるとともに、全体が合成樹脂により一体に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載されるインシュレータ及びステアリングホイールに関し、特に、ホーンスイッチの摺動部にダンパー機能を有しない車両に搭載されるインシュレータ及びステアリングホイールに関する。
自動車等の車両を操舵するステアリングホイールには、回転操作を舵角操作に変換するステアリングシャフトに組み付けられる本体部と、該本体部の略中央に配置されるパッド部と、を有し、前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能に前記パッド部を前記本体部に組み付け、前記本体部と前記パッド部との間でホーンスイッチを構成したものが既に知られている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
かかるステアリングホイールの組み付け構造は、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されたように、前記本体部に固定された第一ホーンプレートと、該第一ホーンプレートに立設されたガイドピンと、該ガイドピンの先端に配置されたストッパと、前記パッド部に固定されるとともに前記ガイドピンに沿って摺動可能に配置された第二ホーンプレートと、前記ガイドピンに沿って配置されるとともに前記第二ホーンプレートを前記ストッパに当接させる方向に付勢するコイルスプリングと、該コイルスプリングと前記第二ホーンプレートとの間に配置された弾性体と、により構成されている。
このように、コイルスプリングとホーンプレートとの間に弾性体を介在させることが、現在の主流となっており、かかる弾性体により、質量体であるパッド部の固有振動数を調整し、本体部から伝達される振動をパッド部の共振により打ち消して制振するダイナミックダンパーを構成している。
一方で、コイルスプリングとホーンプレートとの間に弾性体を介在させない、すなわち、ホーンスイッチの摺動部にダンパー機能を有しないステアリングホイールも従来から一般に知られている。例えば、特許文献3に記載されたステアリングホイールでは、ガイドピン(支持柱部)に沿って摺動するインシュレータ(筒状部材)が配置されている。かかるインシュレータは、ホーンプレート(可動プレート)に形成された固定孔に挿入され、回転されることによって、鍔部とバネ固定片の基端部との間に固定孔の周縁部が挟持され、インシュレータがホーンプレートに固定されるようになっている。
特開平4−262965号公報 特開2009−202859号公報 特開2008−91048号公報
上述した特許文献1及び特許文献2に記載されたようなダンパー機能を有するステアリングホイールでは、コイルスプリングとホーンプレートとの間に弾性体が介在されており、ダンパー機能の実現や弾性体の疲労等を考慮すると、組み付け構造が複雑になり易く、高価になってしまうという問題があった。また、舗装道路の普及率が高くない国や地域を走行する車両や中間層等を対象とした低価格車では、ダンパー機能のような高機能を付加する必要性に乏しい。
また、上述した特許文献3に記載されたようなダンパー機能を有しないステアリングホイールにおいて、固定孔にインシュレータを挿入して回転させることによって、ホーンプレートを挟持するように構成した場合には、インシュレータを容易にホーンプレートに固定することができる一方で、使用するにつれてインシュレータが回転し、固定孔から外れてしまう可能性があった。また、特許文献3に記載されたインシュレータでは、揺動を考慮した構成を有していることから、複雑な形状を有するとともに、樹脂成型品であるインシュレータのみで繰り返し使用による疲労に耐えることは困難であった。
また、ダンパー機能を有するステアリングホイールに使用されるインシュレータと、ダンパー機能を有しないステアリングホイールに使用されるインシュレータとは、異なる機能を有することから、個別に設計されており、インシュレータそのものの形状が異なることは勿論のこと、その周囲の部品の形状等(例えば、ホーンプレートの固定孔の形状、ガイドピンの形状や締付量、コイルスプリングのばね定数や形状等)も異なる。したがって、同じ車種であっても、ダンパー機能を有するか否かによって、部品点数が倍増し、しかも個別に管理しなければならない、という問題もあった。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、ダンパー機能を有するステアリングホイールに使用されるインシュレータと交換可能なダンパー機能を有しないインシュレータを提供することができ、部品点数及び管理工数を削減することができ、低廉化可能なインシュレータ及びステアリングホイールを提供することを目的とする。
本発明によれば、ホーンスイッチを有するステアリングホイールに使用され、前記ステアリングホイールに配置されたホーンプレートに立設されたガイドピンに挿通され、前記ホーンプレートに固定されるとともに前記ガイドピンに挿通されたコイルスプリングにより付勢されながら前記ガイドピンに沿って摺動するインシュレータであって、前記ホーンプレートと前記ガイドピンのストッパ部との間に、少なくとも前記ホーンプレートの厚さの二倍以上の隙間が形成されており、該隙間の大部分を占める肉厚を有する形状に構成されるとともに、全体が合成樹脂により一体に形成されている、ことを特徴とするインシュレータが提供される。
また、本発明によれば、回転操作を舵角操作に変換するステアリングシャフトに組み付けられる本体部と、該本体部の略中央に配置されるパッド部と、を有し、前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能に前記パッド部を前記本体部に組み付け、前記本体部と前記パッド部との間でホーンスイッチを構成したステアリングホイールにおいて、前記本体部に固定された第一ホーンプレートと、前記パッド部に固定された第二ホーンプレートと、前記第一ホーンプレート又は前記第二ホーンプレートに立設されたガイドピンと、該ガイドピンの先端に形成されたストッパ部と、前記ガイドピンに沿って摺動可能に挿通されたインシュレータと、該インシュレータを前記ストッパ部に向けて付勢するように配置されたコイルスプリングと、を有し、前記インシュレータは、前記ガイドピンに挿通され、前記第一ホーンプレート又は前記第二ホーンプレートに固定されるとともに前記コイルスプリングにより付勢されながら前記ガイドピンに沿って摺動し、前記第一ホーンプレート又は前記第二ホーンプレートと前記ガイドピンのストッパ部との間に、少なくとも前記ホーンプレートの厚さの二倍以上の隙間が形成されており、該隙間の大部分を占める肉厚を有する形状に構成されるとともに、全体が合成樹脂により一体に形成されている、ことを特徴とするステアリングホイールが提供される。
上述したインシュレータ及びステアリングホイールにおいて、前記隙間は、例えば、弾性体を有するダンパー機能付インシュレータを装着可能な隙間であることが好ましい。また、前記肉厚は、例えば、前記隙間の60%〜100%を占める厚さである。また、前記インシュレータの外形を、前記ダンパー機能付インシュレータの外形と略同一の形状に形成してもよい。
前記インシュレータは、前記隙間に配置されるとともに前記ホーンプレートに形成された固定孔よりも大径の本体部と、該本体部の径よりも縮径され前記固定孔に挿通される拘束部と、該拘束部の径よりも部分的に拡径されるとともに前記固定孔に形成された拡張部を通過可能な係止部と、前記拘束部に配置されるとともに前記固定孔に形成された切欠部に係合可能な爪部と、前記コイルスプリングを係止可能な脚部と、前記ガイドピンを挿通する開口部と、を有し、前記拘束部を前記固定孔に挿入し、前記本体部を回転させることによって、前記本体部と前記係止部との間に前記ホーンプレートを挿入するとともに前記爪部を前記切欠部に係合させ、前記ホーンプレートに固定されるように構成されていてもよい。
前記係止部と前記爪部とは、前記ガイドピンの軸方向に重なる位置に配置され、前記本体部は、前記ストッパ部側から前記爪部を目視可能な凹部を有していてもよい。また、前記本体部の表面には、複数の凹凸部が形成されていてもよい。
前記開口部の外周から前記拘束部の近傍まで部分的に拡張されるとともに前記本体部及び前記拘束部を貫通するように形成された第一肉抜部を有していてもよい。さらに、前記係止部は、前記拘束部との結合部以外の部分が前記第一肉抜部と連通するように肉抜きされた第二肉抜部を有していてもよい。
上述したステアリングホイールにおいて、前記隙間には、前記インシュレータと前記ストッパ部との間に樹脂製又はゴム製のワッシャが挿入されてもよい。
上述した本発明に係るインシュレータ及びステアリングホイールによれば、ホーンプレートとガイドピンのストッパ部との間に十分な隙間が形成されていることから、ホーンプレートとストッパ部との間に配置される肉厚が厚くなる傾向にあるダンパー機能付インシュレータであっても前記隙間に装着することができる。また、合成樹脂製のインシュレータを前記隙間の大部分を占める肉厚を有する形状に構成することにより、周囲の部品の形状等(例えば、ホーンプレートの固定孔の形状、ガイドピンの形状や締付量、コイルスプリングのばね定数や形状等)を変更することなく、ダンパー機能付インシュレータをダンパー機能のないインシュレータに交換することができ、部品点数及び管理工数を削減することができ、低廉化を図ることができる。
また、前記隙間を、装着予定のダンパー機能付インシュレータの形状に合わせて予め形成しておくことにより、本発明に係るインシュレータとダンパー機能付インシュレータとを容易に交換することができる。
また、本発明に係るインシュレータの肉厚を前記隙間の60〜100%の厚さに形成することにより、ダンパー機能付インシュレータと交換可能であるとともに、必要に応じてワッシャ等の緩衝材を挿入することもできる。
また、本発明に係るインシュレータの外径をダンパー機能付インシュレータの外形と略同一の形状に形成することにより、ホーンプレートへの固定方法についてもダンパー機能付インシュレータと同じ構成を適用することができ、容易に交換することができる。
また、本発明に係るインシュレータを、本体部、拘束部、係止部、爪部、脚部及び開口部により構成することにより、拘束部をホーンプレートの固定孔に挿入し、本体部を回転させることによって、本体部と係止部との間にホーンプレートを挿入させるとともに爪部をホーンプレートの切欠部に係合させるだけで、インシュレータをホーンプレートに固定することができ、繰り返し使用によるインシュレータの回転を抑制することができる。
また、前記本体部に所定の凹部を形成することにより、インシュレータをホーンプレートに固定した際に爪部と切欠部の係合状態を目視で確認することができ、組み付け時の作業効率を向上させることができる。
また、前記本体部の表面に複数の凹凸部を形成することにより、ガイドピンやワッシャ等への貼り付きを抑制することができ、異音の発生やインシュレータの破損を抑制することができる。
また、本発明に係るインシュレータに所定の肉抜部を形成することにより、インシュレータの剛性を維持しつつ軽量化を図ることができる。
また、本発明に係るステアリングホイールにおいて、インシュレータとストッパ部との間に樹脂製又はゴム製のワッシャを挿入することにより、金属製のガイドピンとの接触によるインシュレータの破損を抑制することができるとともに、インシュレータの肉厚調整をすることができる。
本発明に係るステアリングホイールの実施形態を示す断面図である。 図1に示したインシュレータの拡大図であり、(A)は本発明に係る実施形態、(B)はダンパー機能付インシュレータの一例、を示している。 図1に示した第一ホーンプレートの平面図であり、(A)はインシュレータ組み付け前の状態、(B)はインシュレータ組み付け後の状態、を示している。 本発明の実施形態に係るインシュレータの斜視図であり、(A)は表面側、(B)は底面側、を示している。 本発明の実施形態に係るインシュレータの平面図である。 本発明の実施形態に係るインシュレータの底面図である。 本発明の実施形態に係るインシュレータの正面図である。 本発明の実施形態に係るインシュレータの側面図である。 本発明の実施形態に係るインシュレータの変形例を示す図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図9を用いて説明する。ここで、図1は、本発明に係るステアリングホイールの実施形態を示す断面図である。図2は、図1に示したインシュレータの拡大図であり、(A)は本発明に係る実施形態、(B)はダンパー機能付インシュレータの一例、を示している。図3は、図1に示した第一ホーンプレートの平面図であり、(A)はインシュレータ組み付け前の状態、(B)はインシュレータ組み付け後の状態、を示している。
本発明の第一実施形態に係るステアリングホイールは、図1〜図3に示すように、回転操作を舵角操作に変換するステアリングシャフトSに組み付けられる本体部1と、本体部1の略中央に配置されるパッド部2と、を有し、ステアリングシャフトSの軸方向に移動可能にパッド部2を本体部1に組み付け、本体部1とパッド部2との間でホーンスイッチ3を構成したステアリングホイールSWであって、本体部1に固定された第一ホーンプレート11と、パッド部2に固定された第二ホーンプレート21と、第二ホーンプレート21に立設されたガイドピン4と、ガイドピン4の先端に形成されたストッパ部41と、ガイドピン4に沿って摺動可能に挿通されたインシュレータ5と、インシュレータ5をストッパ部41に向けて付勢するようにガイドピン4に挿通されたコイルスプリング6と、を有し、インシュレータ5は、ガイドピン4に挿通され、第一ホーンプレート11に固定されるとともにコイルスプリング6により付勢されながらガイドピン4に沿って摺動し、第一ホーンプレート11とガイドピン4のストッパ部41との間に、少なくとも第一ホーンプレート11の厚さの二倍以上の隙間Gが形成されており、隙間Gの大部分を占める肉厚Tiを有する形状に構成されるとともに、全体が合成樹脂により一体に形成されている。
前記本体部1は、図1に示したように、ステアリングシャフトSに固定具1aにより固定されるボス部1bと、ボス部1bから径方向に延設された複数のスポーク部1cと、スポーク部1cに連結された環状のリム部1dと、を有する。また、本体部1の内側には、第一ホーンプレート11が固定される壁面部1eが形成されている。かかる本体部1の構成は、基本的に従来の構成と同様であり、図示された構成に限定されるものでもない。
前記パッド部2は、図1に示したように、ステアリングホイールSWの略中央部に配置され、エアバッグ22を収容する部品である。パッド部2は、一般に、樹脂成形されており、エアバッグ22の膨張展開時には裏面に形成された薄肉部により破断できるように構成されている。また、パッド部2は、第二ホーンプレート21が固定される壁面部23と、第二ホーンプレート21と当接する支持部24と、を有する。さらに、パッド部2に固定される第二ホーンプレート21の略中央部には、エアバッグ22にガスを供給するインフレータ25が固定される。エアバッグ22は、インフレータ25と一緒に第二ホーンプレート21に固定されており、折り畳まれた状態でパッド部2内に収容されている。エアバッグ22は、ラッピングシート26により包まれていてもよい。なお、第二ホーンプレート21は、個別の部品ではなく、インフレータ25を保持するリテーナにより構成されていてもよい。
前記第一ホーンプレート11は、図1及び図3(A)に示したように、ガイドピン4が挿通される第一平面部11aと、ホーンスイッチ3の固定接点3aが配置される第二平面部11bと、第一平面部11a及び第二平面部11bを接続する側面部11cと、を有する。側面部11cは、本体部1の壁面部1eにリベット等の固定具により固定される。また、第一ホーンプレート11は、図3(A)に示したように、インフレータ25が配置される開口部11dを有する。
第一平面部11aには、ガイドピン4が挿通されるとともにインシュレータ5が固定される複数の固定孔11eが形成されている。固定孔11eは、インシュレータ5の一部を挿通可能な一対の拡張部11fと、一対の拡張部11fの中間部に形成された切欠部11gと、を有する。拡張部11f及び切欠部11gの配置及び個数は、インシュレータ5の形状に応じて設定される。また、固定孔11eは、例えば、開口部11dを中心にして、二時、六時、十時の位置に形成される。
前記第二ホーンプレート21は、図1に示したように、インフレータ25が固定されるとともにガイドピン4が立設される第一平面部21aと、ホーンスイッチ3の可動接点3bが配置される第二平面部21bと、第一平面部21aと第二平面部21bとを接続する側面部21cと、を有する。側面部21cは、パッド部2の壁面部23にリベット等の固定具により固定される。
上述した本体部1及びパッド部2は、ガイドピン4、ストッパ部41、インシュレータ5及びコイルスプリング6によって構成される摺動機構により、ステアリングシャフトSの軸方向に相対移動可能かつ絶縁可能に構成されている。そして、本体部1及びパッド部2の相対移動により、固定接点3aと可動接点3bとが接触し、ホーンスイッチ3が鳴笛する。以下、図2を参照しつつ、かかる摺動機構について詳述する。
前記ガイドピン4は、図2(A)に示すように、ストッパ部41と一体に形成されたナット状に構成された金属部品であり、第二ホーンプレート21を挟んでボルト等の固定部材7が螺合され、第二ホーンプレート21に固定される。ストッパ部41は、ガイドピン4の先端に一体に形成され、ガイドピン4よりも拡径されたフランジ部により構成される。ガイドピン4の軸心部は直径Dpを有する。
前記コイルスプリング6は、図2(A)に示したように、インシュレータ5と第二ホーンプレート21との間に挿通されており、インシュレータ5に当接してインシュレータ5をストッパ部41に押し付ける方向に付勢している。
また、インシュレータ5をコイルスプリング6によりストッパ部41に押し付けた通常状態において、ガイドピン4が挿通される第一ホーンプレート11とガイドピン4のストッパ部41との間に、少なくとも第一ホーンプレート11の厚さtの二倍以上の隙間Gが形成されている。ここでは、第一ホーンプレート11の厚さtの約4.5倍の大きさに形成された隙間Gを図示している。
前記インシュレータ5は、本体部1及びパッド部2の相対移動を円滑に行うための部材であるとともに、第一ホーンプレート11と第二ホーンプレート21とを絶縁する部品である。かかるインシュレータ5は、ホーンスイッチ3を有するステアリングホイールSWに使用され、ステアリングホイールSWに配置された第二ホーンプレート21に立設されたガイドピン4に挿通され、第一ホーンプレート11に固定されるとともにガイドピン4に挿通されたコイルスプリング6により付勢されながらガイドピン4に沿って摺動する。
また、インシュレータ5は、図2(A)に示したように、隙間Gの大部分を占める肉厚Tiを有する形状に構成されるとともに、全体が合成樹脂により一体に形成されている。隙間Gには、インシュレータ5とストッパ部41との間に樹脂製又はゴム製のワッシャ8が挿入されてもよい。ワッシャ8を挿入することにより、金属製のガイドピン4との接触によるインシュレータ5の破損を抑制することができるとともに、インシュレータ5の肉厚調整をすることができる。
インシュレータ5の肉厚Tiは、例えば、隙間Gの60%〜100%を占める厚さに設定される。この肉厚Tiの隙間Gにおける占有率は、隙間Gの大きさ及びワッシャ8の有無によって任意に設定することができる。例えば、隙間Gが3mm、ワッシャ8の肉厚Twが1mmの場合、インシュレータ5の肉厚Tiは2mmであり、その占有率は66%である。また、隙間Gが5mm、ワッシャ8の肉厚Twが1mmの場合、インシュレータ5の肉厚Tiは4mmであり、その占有率は80%である。また、隙間Gが5mm、ワッシャ8の肉厚Twが2mmの場合、インシュレータ5の肉厚Tiは3mmであり、その占有率は60%である。また、ワッシャ8を挿入しない場合には、インシュレータ5の肉厚Tiの占有率は100%となる。
また、図2(A)において、固定孔11eの直径をDh、コイルスプリング6の内径をDs、インシュレータ5と第一ホーンプレート11との係止幅をWi、インシュレータ5をコイルスプリング6によりストッパ部41に押し付けた通常状態におけるコイルスプリング6の高さをHsとする。
ところで、ダンパー機能付インシュレータ105は、例えば、図2(B)に示したような構成を有する。ダンパー機能付インシュレータ105の周辺部は、図2(A)に示した摺動機構と同様に、第一ホーンプレート111、第二ホーンプレート121、ガイドピン104、ストッパ部141、コイルスプリング106及び固定部材107を有する。
ダンパー機能付インシュレータ105は、例えば、ストッパ部141に当接される基板151と、第一ホーンプレート111に形成された固定孔111eに固定されるインシュレータ本体152と、基板151及びインシュレータ本体152の間に配置される弾性体153と、弾性体153に接合され摺動を案内するリング板154と、を有する。このように、ダンパー機能付インシュレータ105は、上下に分割された保持体(基板151及びインシュレータ本体152)の間に弾性体153が配置されることが多い。なお、図示したダンパー機能付インシュレータ105の構成は単なる一例であり、かかる構成に限定されるものではない。
そして、第一ホーンプレート111とストッパ部141との間に隙間G´が形成されている。この隙間G´には、ダンパー機能付インシュレータ105の一部が配置されるが、ダンパー機能付インシュレータ105は中間部に弾性体153を有していることから、隙間G´の間隔が大きくなり易い。一般に、ダンパー機能のないインシュレータでは、第一ホーンプレート111に固定されるためだけであるため、剛性を考慮して肉厚が設定され、第一ホーンプレート111の肉厚t´と同等又は二倍未満の大きさに設定されることが多い。それに対して、ダンパー機能付インシュレータ105を使用した場合には、隙間G´の大きさは、少なくとも第一ホーンプレート111の肉厚t´の二倍以上であり、好ましくは三倍以上、さらに好ましくは四倍〜六倍程度となる。
ここで、ガイドピン104の軸心部の直径をDp´、固定孔111eの直径をDh´、コイルスプリング106の内径をDs´、ダンパー機能付インシュレータ105と第一ホーンプレート111との係止幅をWi´、ダンパー機能付インシュレータ105をコイルスプリング106によりストッパ部141に押し付けた通常状態におけるコイルスプリング106の高さをHs´とする。
通常、車両の車種や販売地域ごとに、ダンパー機能を有するインシュレータを使用するか、ダンパー機能を有しないインシュレータを使用するか、は事前に決定されており、ステアリングホイールSWの構成はそれに基づいて設計される。したがって、同じステアリングホイールSWでありながら、ダンパー機能を有する場合と、ダンパー機能を有しない場合とが存在することもある。そして、ダンパー機能を有するインシュレータとダンパー機能を有しないインシュレータとは、異なる機能を有することから、個別に設計されており、インシュレータそのものの形状が異なることは勿論のこと、その周囲の部品の形状等(例えば、ホーンプレートの固定孔の形状、ガイドピンの形状や締付量、コイルスプリングのばね定数や形状等)も異なっているのが一般的であった。したがって、同じ車種であっても、ダンパー機能を有するか否かによって、部品点数が倍増し、しかも個別に管理しなければならなかった。
そこで、本発明では、ダンパー機能付インシュレータ105と容易に交換可能なダンパー機能を有しないインシュレータ5を提供することにより、部品点数及び管理工数を削減し、低廉化を図っている。具体的には、ダンパー機能を有しないインシュレータ5を使用する場合であっても、その外形を、ダンパー機能付インシュレータ105の外形と略同一の形状に形成している。例えば、G=G´、Dp=Dp´、Dh=Dh´、Ds=Ds´、Wi=Wi´、Hs=Hs´、となるように、インシュレータ5の外形が形成される。
特に、隙間Gの大きさは、ステアリングホイールSWの性能及び組み付け作業に大きな影響を与えることから、装着予定のダンパー機能付インシュレータ105を使用する場合の隙間G´とインシュレータ5の隙間Gとを一致させることが重要である。すなわち、隙間Gは、弾性体を有するダンパー機能付インシュレータ105を装着可能な隙間G´に設定される。そして、インシュレータ5の肉厚Tiとワッシャ8の肉厚Twとの合計が隙間Gと一致するように設定される。もちろん、ワッシャ8を挿入しない場合には、インシュレータ5の肉厚Tiは、隙間Gと一致するように設定される。
ここで、図4は、本発明の実施形態に係るインシュレータの斜視図であり、(A)は表面側、(B)は底面側、を示している。図5は、本発明の実施形態に係るインシュレータの平面図である。図6は、本発明の実施形態に係るインシュレータの底面図である。図7は、本発明の実施形態に係るインシュレータの正面図である。図8は、本発明の実施形態に係るインシュレータの側面図である。
インシュレータ5は、図4〜図8に示したように、隙間Gに配置されるとともに第一ホーンプレート11に形成された固定孔11eよりも大径の本体部51と、本体部51の径よりも縮径され固定孔11eに挿通される拘束部52と、拘束部52の径よりも部分的に拡径されるとともに固定孔11eに形成された拡張部11fを通過可能な係止部53と、拘束部52に配置されるとともに固定孔11eに形成された切欠部11gに係合可能な爪部54と、コイルスプリング6を係止可能な脚部55と、ガイドピン4を挿通する開口部56と、を有する。
本体部51は、肉厚Tiを有し、図2(A)に示したように、固定時に隙間Gに配置される部分である。本体部51の表面には、図5に示したように、複数の凹凸部51aが形成されている。ここでは、格子状の突起により凹凸部51aを形成しているが、これに限定されるものではなく、格子状の窪み、網目状の突起又は窪み、平行線状の突起又は窪み、配列された複数の点状の突起又は窪み、任意に分散された複数の点状の突起又は窪み等によって形成してもよい。かかる凹凸部51aを形成することにより、ガイドピン4やワッシャ8への貼り付きを抑制することができ、異音の発生やインシュレータ5の破損を抑制することができる。
また、図5に示したように、係止部53と爪部54とは、ガイドピン4の軸方向に重なる位置に配置され、本体部51は、ストッパ部41側から爪部54を目視可能な凹部51bを有する。例えば、一対の係止部53及び爪部54が、180°の位相で配置されており、これらの係止部53及び爪部54の全体を平面視で目視できるように、一対の凹部51bが180°の位相で配置されている。かかる構成により、インシュレータ5を第一ホーンプレート11に固定した際に爪部54と切欠部11gの係合状態を目視で確認することができ、組み付け時の作業効率を向上させることができる。
したがって、凹部51bの形状は、図示したものに限定されず、少なくとも爪部54を目視可能な形状であればよく、少なくとも一つの爪部54を目視できるように本体部51の一箇所に凹部51bが形成されていてもよい。また、爪部54が切欠部11gに係合した状態で、係止部53が固定孔11eに係止されるように、係止部53と爪部54とをガイドピン4の軸方向に重なる位置に配置したが、かかる配置に限定されるものではなく、爪部54が切欠部11gに係合した状態で、係止部53が固定孔11e又は拡張部11fを通過できない状態となるような配置であればよい。また、爪部54は三つ以上配置されていてもよいし、爪部54と係止部53の個数が一致していなくてもよい。
また、インシュレータ5は、開口部56の外周から拘束部52の近傍まで部分的に拡張されるとともに本体部51及び拘束部52を貫通するように形成された第一肉抜部57を有する。かかる第一肉抜部57を形成することにより、インシュレータ5の軽量化を図ることができる。また、第一肉抜部57を爪部54と対応する位置に形成することにより、爪部54に弾性力を付与することができるとともに、爪部54の撓む空間を確保することができる。また、第一肉抜部57を開口部56と連通させて形成することにより、インシュレータ5の摺動時における空気の逃げ道を形成することができ、摺動性能を向上させることができる。第一肉抜部57の形状や分量は、例えば、インシュレータ5に要求される強度によって設定され、図示したI字状に限定されるものではなく、十字形状であってもよいし、開口部56と連通しない位置に複数の貫通孔が形成されていてもよい。
拘束部52は、インシュレータ5の固定時に固定孔11eに挿通される部分である。したがって、拘束部52は、図6〜図8に示したように、本体部51よりも小さく、実質的に固定孔11eの径と等しい大きさの径を有する。また、図8に示したように、拘束部52には爪部54が形成される。かかる構成により、インシュレータ5の固定時に、拘束部52を固定孔11e内で回転させるだけで、爪部54を固定孔11eに形成された切欠部11gに係合させることができる。また、拘束部52は、実質的に第一ホーンプレート11の厚さと等しい高さを有する。拘束部52の形状を第一ホーンプレート11及び固定孔11eと実質的に等しくすることにより、インシュレータ5の固定時におけるガタを抑制することができる。
係止部53は、図5〜図8に示したように、例えば、少なくとも固定孔11eよりも大きな径を有する円板の一部により構成される。かかる構成により、図5に示したように、本体部51と係止部53との間に第一ホーンプレート11を挿入可能な隙間を形成することができる。また、係止部53は、図6に示したように、インシュレータ5の固定時に、固定孔11eに形成された拡張部11fを通過可能な形状及び配置に形成される。なお、ここでは、一対の係止部53を図示したが、拡張部11fの個数に合わせて三つ以上の係止部53を配置するようにしてもよい。
また、係止部53は、機能面を考慮すれば、拘束部52から延長された円筒部からフランジ状に延設されていてもよいが、図示したように、拘束部52との結合部以外の部分が第一肉抜部57と連通するように肉抜きされた第二肉抜部58を有していてもよい。したがって、インシュレータ5は、拘束部52から係止部53の厚さ分だけ延長された円筒部から、拘束部52と係止部53との結合部及び拘束部52と脚部55との結合部以外の分が肉抜きされている。かかる第二肉抜部58により、インシュレータ5の軽量化を図ることができる。
また、係止部53の表面には、インシュレータ5を第一ホーンプレート11に固定した際に接点を構成する複数の突起53aが形成されている。かかる突起53aを配置することにより、係止部53の一部のみが第一ホーンプレート11に接触したり、係止部53の一部に応力が集中したりしてしまうことを抑制することができる。
爪部54は、図8に示したように、拘束部52及び本体部51の凹部51bに形成されたコ字状又は角張ったU字状の貫通孔54aにより形成され、先端部は径方向外側に拡径されている。貫通孔54aにより、爪部54は弾性力が付与される。したがって、インシュレータ5を第一ホーンプレート11に挿通し、拘束部52を固定孔11e内で回転させる際に、爪部54は、固定孔11eの外縁部に当接して内側に撓み、切欠部11gに到達すると固定孔11eから解放されて切欠部11gに係合する。このように固定孔11eの一部に爪部54を係合させることによって、インシュレータ5を第一ホーンプレート11に固定することができ、使用時におけるインシュレータ5の回転を抑制することができ、インシュレータ5の磨耗や外れを抑制することができる。
脚部55は、図6〜図8に示したように、拘束部52から延設された外筒部55aと、外筒部55aから延設された内筒部55bと、を有する。外筒部55aは、コイルスプリング6の径よりも大きく形成されており、外筒部55aと内筒部55bとの段差部によりコイルスプリング6のストッパを形成している。内筒部55bは、コイルスプリング6の内側に挿通されるスプリングガイドであり、外周面に凸部55cが形成されている。かかる凸部55cにより、コイルスプリング6の一部を係止することができ、組み付け作業の効率を向上させることができる。また、内筒部55bは、コイルスプリング6の係止に必要な強度に応じた形状及び大きさに形成され、軽量化のために必要最小限の形状及び大きさに形成されることが好ましい。
また、脚部55は、インシュレータ5をコイルスプリング6によりストッパ部41に押し付けた通常状態において、コイルスプリング6の高さHsがダンパー機能付インシュレータを使用した場合と同じ高さとなるように、外筒部55a及び内筒部55bの形状を設定するようにしてもよい。かかる構成により、ダンパー機能付インシュレータをインシュレータ5に交換した場合であっても、同じ付勢力をインシュレータ5に付与することができる。
開口部56は、図5及び図6に示したように、本体部51、拘束部52及び脚部55を貫通するように形成されている。また、開口部56は、ガイドピン4の軸心部の直径Dpと実質的に同程度の直径を有し、インシュレータ5をガイドピン4に挿通可能かつ摺動可能に構成している。
上述したインシュレータ5は、拘束部52を固定孔11eに挿入し、本体部51を回転させることによって、本体部51と係止部53との間に第一ホーンプレート11を挿入するとともに爪部54を切欠部11gに係合させ、第一ホーンプレート11に固定される。
具体的には、図3(B)における左上の固定孔11eの位置に示した状態のように、拘束部52を固定孔11eに挿入する際には、係止部53を拡張部11fと一致させて、脚部55及び係止部53を固定孔11eに挿通させる。そして、第一ホーンプレート11の表面に本体部51が当接した後、本体部51を回転させると、本体部51と係止部53の隙間に第一ホーンプレート11(固定孔11eの内縁部)が挿入される。そのまま、本体部51を90°回転させると、爪部54が切欠部11gに係合し、インシュレータ5が第一ホーンプレート11に固定される。このとき、インシュレータ5には凹部51bが形成されていることから、本体部51側から爪部54が切欠部11gに係合しているか否か、容易に目視で確認することができる。
次に、上述したインシュレータ5の変形例について、図9を参照しつつ説明する。ここで、図9は、本発明の実施形態に係るインシュレータの変形例を示す図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、を示している。
図9(A)に示した第一変形例は、ワッシャ8を省略したものである。すなわち、第一変形例は、インシュレータ5の隙間Gの占有率が100%の場合を示している。かかる構成によっても、上述した実施形態と同様の効果を奏する。また、図4(A)及び図5に示したように、インシュレータ5の本体部51の表面に凹凸部51aが形成されていることから、ワッシャ8を省略して直に金属部品であるガイドピン4に合成樹脂製のインシュレータ5を当接させるようにした場合であっても、凹凸部51aが緩衝材としての機能を果たすとともに、ガイドピン4への貼り付きを抑制することができる。
図9(B)に示した第二変形例は、インシュレータ5の第一ホーンプレート11との係止幅Wiを、図2(B)に示したダンパー機能付インシュレータ105の係止幅Wi´と同じ大きさに形成したものである。かかる構成により、インシュレータ5の外形を、ダンパー機能付インシュレータ105の外形と実質的に略同一の形状に形成することができる。なお、インシュレータ5の係止幅Wiは、インシュレータ5に要求される強度に応じて形成されるものであり、インシュレータ5の合成樹脂の種類及び肉厚Tiに応じて任意に設定するようにしてもよい。
上述した本発明に係る実施形態のインシュレータ5又はその変形例を使用したステアリングホイールSWによれば、第一ホーンプレート11とガイドピン4のストッパ部41との間に十分な隙間Gが形成されていることから、第一ホーンプレート11とストッパ部41との間に配置される肉厚が厚くなる傾向にあるダンパー機能付インシュレータ105であっても隙間Gに装着することができる。また、合成樹脂製のインシュレータ5を隙間Gの大部分を占める肉厚Tiを有する形状に構成することにより、周囲の部品の形状等(例えば、第一ホーンプレート11の固定孔11eの形状、ガイドピン4の形状や締付量、コイルスプリング6のばね定数や形状等)を変更することなく、ダンパー機能付インシュレータ105をダンパー機能のないインシュレータ5に交換することができ、部品点数及び管理工数を削減することができ、低廉化を図ることができる。
また、図1では、第二ホーンプレート21にガイドピン4を立設した場合について説明したが、ガイドピン4は第一ホーンプレート11に立設するようにしてもよい。この場合、インシュレータ5は第二ホーンプレート21に固定され、ガイドピン4は第二ホーンプレート21に挿通される。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1…本体部
1a…固定具
1b…ボス部
1c…スポーク部
1d…リム部
1e…壁面部
2…パッド部
3…ホーンスイッチ
3a…固定接点
3b…可動接点
4…ガイドピン
5…インシュレータ
6…コイルスプリング
7…固定部材
8…ワッシャ
11…第一ホーンプレート
11a…第一平面部
11b…第二平面部
11c…側面部
11d…開口部
11e…固定孔
11f…拡張部
11g…切欠部
21…第二ホーンプレート
21a…第一平面部
21b…第二平面部
21c…側面部
22…エアバッグ
23…壁面部
24…支持部
25…インフレータ
26…ラッピングシート
41…ストッパ部
51…本体部
51a…凹凸部
51b…凹部
52…拘束部
53…係止部
53a…突起
54…爪部
54a…貫通孔
55…脚部
55a…外筒部
55b…内筒部
55c…凸部
56…開口部
57…第一肉抜部
58…第二肉抜部
104…ガイドピン
105…ダンパー機能付インシュレータ
106…コイルスプリング
107…固定部材
111…第一ホーンプレート
111e…固定孔
121…第二ホーンプレート
141…ストッパ部
151…基板
152…インシュレータ本体
153…弾性体
154…リング板

Claims (11)

  1. ホーンスイッチを有するステアリングホイールに使用され、前記ステアリングホイールに配置されたホーンプレートに立設されたガイドピンに挿通され、前記ホーンプレートに固定されるとともに前記ガイドピンに挿通されたコイルスプリングにより付勢されながら前記ガイドピンに沿って摺動するインシュレータであって、
    前記ホーンプレートと前記ガイドピンのストッパ部との間に、少なくとも前記ホーンプレートの厚さの二倍以上の隙間が形成されており、該隙間の大部分を占める肉厚を有する形状に構成されるとともに、全体が合成樹脂により一体に形成されている、ことを特徴とするインシュレータ。
  2. 前記隙間は、弾性体を有するダンパー機能付インシュレータを装着可能な隙間である、ことを特徴とする請求項1に記載のインシュレータ。
  3. 前記肉厚は、前記隙間の60%〜100%を占める厚さである、ことを特徴とする請求項1に記載のインシュレータ。
  4. 前記インシュレータの外形を、前記ダンパー機能付インシュレータの外形と略同一の形状に形成した、ことを特徴とする請求項1に記載のインシュレータ。
  5. 前記インシュレータは、前記隙間に配置されるとともに前記ホーンプレートに形成された固定孔よりも大径の本体部と、該本体部の径よりも縮径され前記固定孔に挿通される拘束部と、該拘束部の径よりも部分的に拡径されるとともに前記固定孔に形成された拡張部を通過可能な係止部と、前記拘束部に配置されるとともに前記固定孔に形成された切欠部に係合可能な爪部と、前記コイルスプリングを係止可能な脚部と、前記ガイドピンを挿通する開口部と、を有し、前記拘束部を前記固定孔に挿入し、前記本体部を回転させることによって、前記本体部と前記係止部との間に前記ホーンプレートを挿入するとともに前記爪部を前記切欠部に係合させ、前記ホーンプレートに固定される、ことを特徴とする請求項1に記載のインシュレータ。
  6. 前記係止部と前記爪部とは、前記ガイドピンの軸方向に重なる位置に配置され、前記本体部は、前記ストッパ部側から前記爪部を目視可能な凹部を有する、ことを特徴とする請求項5に記載のインシュレータ。
  7. 前記本体部の表面には、複数の凹凸部が形成されている、ことを特徴とする請求項5に記載のインシュレータ。
  8. 前記開口部の外周から前記拘束部の近傍まで部分的に拡張されるとともに前記本体部及び前記拘束部を貫通するように形成された第一肉抜部を有する、ことを特徴とする請求項5に記載のインシュレータ。
  9. 前記係止部は、前記拘束部との結合部以外の部分が前記第一肉抜部と連通するように肉抜きされた第二肉抜部を有する、ことを特徴とする請求項8に記載のインシュレータ。
  10. 回転操作を舵角操作に変換するステアリングシャフトに組み付けられる本体部と、該本体部の略中央に配置されるパッド部と、を有し、前記ステアリングシャフトの軸方向に移動可能に前記パッド部を前記本体部に組み付け、前記本体部と前記パッド部との間でホーンスイッチを構成したステアリングホイールにおいて、
    前記本体部に固定された第一ホーンプレートと、前記パッド部に固定された第二ホーンプレートと、前記第一ホーンプレート又は前記第二ホーンプレートに立設されたガイドピンと、該ガイドピンの先端に形成されたストッパ部と、前記ガイドピンに沿って摺動可能に挿通されたインシュレータと、該インシュレータを前記ストッパ部に向けて付勢するように配置されたコイルスプリングと、を有し、前記インシュレータは、請求項1〜請求項9のいずれかに記載のインシュレータである、ことを特徴とするステアリングホイール。
  11. 前記隙間には、前記インシュレータと前記ストッパ部との間に樹脂製又はゴム製のワッシャが挿入される、ことを特徴とする請求項10に記載のステアリングホイール。

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