JP2012105615A - 電気柵下用シート - Google Patents

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Daisuke Wakabayashi
大輔 若林
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【課題】 田畑への動物の侵入を防止する為に設けた電気柵の下に敷設されるシートの提供。
【解決手段】 シート4は織布で構成した上層部5と不織布から成る下層部6を互いにニードリングした2重構造とし、上記下層部6には高吸水性ポリマー繊維10を含有し、そして下層部6を構成する繊維の一部を上層部5のタテ糸8とヨコ糸7の隙間を貫通して上面11に達し、下層部6の水分を繊維を介して上面11へ伝えるようにしている。
【選択図】 図3

Description

本発明は敷地内への野獣などの侵入を防止する為に設置される電気柵に沿って敷設されるシートに関するものである。
山地に近い農地や果樹園では、イノシシやクマ、シカなどが出没して作物に甚大な被害を受けている地域がある。特に、農家では付加価値の高い作物、例えばミカン、ぶどう、びわ、栗、メロン、西瓜等の栽培には力を入れており、収穫期に上記動物によってこれらを食い荒らされると、農家では大きな痛手となる。
このような農作物を荒らすイノシシやクマは罠等を設置したり、捕獲隊を動員して捕獲しているが、人手がかかり、十分な対策はなされていない。しかも、近年では動物愛護の世界的な高まりの中で、そのような対策をとることは、動物愛護団体その他の各方面から批判が出てくる可能性もある。
そこで、猪等の野獣を農地から撃退するために電気柵が従来より使用されてきている。これは、農地の回りに裸電線を張り巡らし、裸電線に高い電圧のパルスを加えておき、裸電線に触れた野獣は感電にて電撃を与え、以後は裸電線に近づかなくなるという習性を利用したものである。
特開2009−106215号に係る「獣害防止電気柵」は、獣害防止電気柵を改善して、猿等の動物がより感電しやすい構造としている。
そこで、所定間隔で立設された複数の支柱と、各支柱間に張設された導電性のネットフェンスと、各支柱間においてネットフェンスの上縁から所定の高さ位置までを覆うようにネットフェンスの柵外側に張設された不透明のシートと、柵外側においてシートの面に対して垂直な方向に所定の距離だけ離隔して水平方向に架設された少なくとも1本の電線と、少なくとも1本の電線とネットフェンスの間に高電圧を印加する手段とを備えた獣害防止電気柵である。
特開2008−79521号に係る「獣害防止用電気柵」は、有害獣によって碍子ごと支柱が倒されることなく有害獣を容易に撃退できる電気柵である。そこで、複数本の支柱を所定間隔を介して立設し、該支柱側に付設された線止具を介して支柱間に電線を配線し、該電線に所定電圧の通電を行う。そして少なくとも上記線止具の表面に電気柵に近接する獣類の接触を誘導する導電性材料よりなる的部を形成又は付設し、該的部を上記電線と接続した構成となっている。また、線止具が電線を支持するための絶縁体からなる碍子であって、碍子の表面に的部を付設している。
特開2009−106215号に係る「獣害防止電気柵」 特開2008−79521号に係る「獣害防止用電気柵」
このように、田畑に侵入する動物による獣害を防止する為に電気柵を設置している場合も多いが、該電気柵の周囲に生えた雑草が大きく成長するならば、電気柵に張設した電線に触れて漏電する。その結果、電気柵の効果が低下すると共に、余計な電力が浪費してしまう。そこで、電気柵に沿って防草シート敷設するならば雑草は生えなくなるが、一方、防草シートは一般的に樹脂製であって絶縁性に優れ、その為に動物が防草シート載って電気柵の電線に触れても感電しなくなる。そこで、本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、電気柵の周りに雑草が生えることを防止した防草シートであり、しかも動物が載って電線に触れた場合には感電するようにした電気柵下シートを提供する。
本発明に係るシートは電気柵に沿って地面に敷設し、電気柵の周りに雑草が生えないようにしている。しかし、地面にシートを敷設することで該地面の水分がシート上面に伝わることが出来る組織と成っている。そこで、該シートは上層部と下層部を有す2重構造とし、下層部は不織布から成り、上層部は織布を有していて、しかも下層部を構成している高吸水性ポリマー繊維が上層部の上面から突出して延びている。
すなわち、下層部を構成している不織布には高吸水性ポリマー繊維を含有し、この高吸水性ポリマー繊維の一部が上面から上方へ延びている。従って、地面の水分は下層部へ浸透し、しかも上層部の上面を湿らせることが出来る。ただし、ここで下層部の不織布の具体的な構造は特に限定しないことにするが、雑草が生えないように遮光性は保たれている。その為に、一般的に黒系の色彩シートと成っている。
本発明に係るシートは、電気柵に沿ってその下に敷設されることで、該電気柵の周囲には雑草が生育しないようになる。仮に雑草が生えても大きく成長して電気柵の電線に達することはなく、その為に漏電は起きない。そして、このシートは上層部と下層部の2重構造を有し、下層部を構成している不織布には高吸水性ポリマー繊維を含有していることで、下層部は常に湿った状態と成っている。
そして、下層部の高吸水性ポリマー繊維の1部が上層部の上面へ延びていることで、上面も湿気を帯びて動物が該シートに載った状態で電気柵の電線に触れるならば、感電することになる。すなわち、シートは絶縁性を有していない。このように、電気柵に沿ってその下にシートを敷設することにより、雑草の生育を抑えて無駄な漏電を防止すると共に、動物の田畑への侵入を防止することが出来る。
電気柵の下にシート敷設した本発明の実施例。 シートの具体例。 図2のA部拡大図。
図1は電気柵1を示す実施例である。該電気柵1は複数本の支柱2,2・・・が所定間隔で地中に打ち込まれて地面に対して垂直に起立している。そして、これらの各支柱2,2・・・は動物(例えば、サル、イノシシ、クマなど)の侵入を防止しようとする田畑の境界線に沿って設けられている。支柱2の長さ(高さ)及び支柱2,2・・・間の距離は侵入を防止する動物によって多少違ってくるが、本発明では限定しないことにする。
そして、これら各支柱2,2・・・にはダブ付かないように水平に張設した電線3a,3b,3cが止着されている。支柱2の材質は金属又は木材のどちらでもよい。そして、支柱2,2・・・が傾くと電線3a,3b,3cに弛みが発生する為に、地面に対して垂直に安定して起立し、さらに支柱2,2・・・が傾かないように支持する為に傾斜した補強柱を取付ける場合もある。
各支柱2,2・・・の間には電線3a,3b,3cが張設されているが、各電線3a,3b,3cの高さは対象とする動物によって違ってくる。また、図示していないが、小さい動物の侵入を防止する為に、下段の電線3cの下方にネットフェンスを地面付近まで届くように取付けることも出来る。ただし、このネットフェンスには通電しないこともある。
ところで、同図に示す電気柵1では、3本の電線3a,3b,3cが所定の間隔をおいて互いに水平に延びて各支柱2,2・・・に止着されているが、電気柵1の形態及び構造は同図に示す場合に限定するものではない。あくまでも、田畑に動物が侵入しようとする際に、電線に触れることで感電するように構成したものであればよく、同図のように3本の電線3a,3b,3cでなく、さらに多数本の電線3a,3b,3c・・・を張設したり、又は全体をネットフェンスとして構成することも出来る。
そして、上記電線3a,3b,3cに高電圧を印加する為の電源(図示なし)を備えている。ここで、電源としては太陽電池を用いて夜間においても機能するようにバッテリーを設けていて、太陽電池の余剰電力をバッテリーン蓄えるようにすることが出来る。そして、上記各電線3a,3b,3cには電源の+電極を接続し、−電極は地面に接地している。従って、動物が電線3a,3b,3cの何れかに触れるならば、−電極の地面との間で通電する。
図2は本発明に係るシート4を示している。該シート4は同図に示すように所定の縦寸法と横寸法を有す長方形を成し、上記図1に示す電気柵1の下に敷設される。この場合、各支柱2,2・・・の箇所は出来る限り隙間を残さないように切込み又は支柱周りにリング状をしたカバーを取付けて支柱2,2・・・との隙間発生を防止することも出来る。シート4は雑草の生育を防止する防草シートであり、該シート4を敷くことで電気柵1の周囲には雑草は生えない。仮に生えたとしても大きく生育することはない。
ところで、該シート4は上層部5と下層部6の2重構造とし、雨水は浸透するが光は通過しないように遮光性を有している。シート4を敷設するならば、光が遮られることで光合成の機能が失われて電気柵1の周りに雑草が生えることはなく、少なくとも電線3cに届くように大きく生育することはない。
上記上層部5と下層部6はニードリングによって一体化しているが、上層部5はタテ糸とヨコ糸で構成している織布とし、下層部6は不織布で構成している。ここで、上層部5の具体的な材質は問わないが、例えば、ポリプロピレン繊維を使用した織布である。そして、下層部6の具体的な材質は限定しないが、ポリエステル繊維を主体とし、これに高吸水性ポリマー繊維を混合した不織布で構成している。
従って、雨水は織布から成る上層部5を流れて不織布の下層部6を通過し、地面に達する。そして、下層部6にはポリエステル繊維に高吸水性ポリマー繊維が含有した不織組織であり、その為に下層部6は常に水分を含んで湿った状態にある。ところで、本発明のシート4は下層部6のみならず、上層部5も湿った状態を保つ為に下層部6のポリエステル繊維又は高吸水性ポリマー繊維を上層部5の上面まで延ばしている。又は上面より僅かに突出している。
図3は図2のA部拡大図を示し、該シート4は上層部5と下層部6の2重構造と成っている。上層部5はポリプロピレン繊維のヨコ糸7とポリプロピレン繊維のタテ糸8が交互に織製された織組織を有し、下層部6はポリエステル繊維9と高吸水性ポリマー繊維10が絡み合った不織組織を構成している。そして、上層部5と下層部6はニードリングされて1枚のシート4を構成している。
該シート4の上層部5を構成しているヨコ糸7とタテ糸8との間の僅かな隙間をポリエステル繊維9,9・・・及び高吸水性ポリマー繊維10,10・・・が貫通し、シート上面11から上方へ延びている。従って、水分を含んで湿っている下層部6の水分はこれらポリエステル繊維9,9・・・及び高吸水性ポリマー繊維10,10・・・を伝って上昇することが出来る。その結果、シート上面11も湿った状態と成る。
その結果、湿気を帯びたシート4は通電し、該シート4に載ると共に電線3a,3b,3cに触れることで感電し、動物は電気柵1を越えて田畑へ侵入することは出来ない。すなわち、本発明のシート4は遮光性を備えた防草シートであるが、水分を含むことで通電性を有し、−極となる地面との間で通電することが出来るように機能する。
1 電気柵
2 支柱
3 電線
4 シート
5 上層部
6 下層部
7 ヨコ糸
8 タテ糸
9 ポリエステル繊維
10 高吸水性ポリマー繊維
11 上面


















Claims (3)

  1. 田畑への動物の侵入を防止する為に周りに電気柵を設け、該電気柵の下に敷設するシートにおいて、該シートは織布で構成した上層部と不織布から成る下層部を互いにニードリングした2重構造とし、上記下層部には高吸水性ポリマー繊維を含有し、そして下層部を構成する繊維の一部を上層部のタテ糸とヨコ糸の隙間を貫通して上面に達し、下層部の水分を繊維を介して上面へ伝えるようにしたことを特徴とする電気柵の下に敷設されるシート。
  2. 上記上層部のタテ糸及びヨコ糸はポリプロピレン繊維から成り、下層部の不織布はポリエステル繊維に高吸水性ポリマー繊維を混合して構成した請求項1記載の電気柵の下に敷設されるシート。
  3. ポリエステル繊維に20%の高吸水性ポリマー繊維を混合して下層部を構成した請求項2記載の電気柵の下に敷設されるシート。


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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5140204B1 (ja) * 2012-09-05 2013-02-06 株式会社末松電子製作所 感電防止具および感電防止方法
KR101473407B1 (ko) * 2012-12-05 2014-12-16 주식회사 이에스에코 노면 포장재 어셈블리 및 이의 시공 방법
JP2018082624A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 株式会社白崎コーポレーション 害獣侵入防止ネット
JP2018143175A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 株式会社末松電子製作所 電気柵用導電具

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