JP2012104915A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 自動転送装置1は、判断部14によってファクシミリ受信した文書データの送信元が自装置へ文書データを送信するMFPと判断した場合、読書制御部15によってMFPからファクシミリ受信した文書データを記憶部11に蓄積する。判断部14によって各MFPからそれぞれファクシミリ受信すべき全ての文書データを蓄積したと判断された場合、整頓部16によって蓄積された各文書データを記憶部11に記憶された各文書データの並びの順番情報に基づく順番に並び替え、その並び替えられた各文書データを、通信制御部17によって記憶部11に記憶された宛先情報に基づく宛先のMFPへファクシミリ送信する。
【選択図】 図1
Description
FAX通信では、画情報を送る前に宛先の端末装置との能力交換等のやり取りを行い、FAX送信が正常に完了すれば、FAX送信した画情報が必ず相手先へ届いているということになる。
したがって、FAX通信は、画情報を相手先へ確実に届けられるというメリットがある。
従来、データ転送によるネットワークトラフィックを低減させるため、電話回線を介してファクシミリ受信した文書と、ネットワークを介して電子メールで受信した文書とを蓄積部に蓄積し、クライアントから送信処理要求と一緒に複数の文書番号及び宛先を受け取ると、その各文書番号に対応して上記蓄積部に蓄積されている各文書を1文書にマージして上記宛先の端末へ送信するファクシミリ装置(例えば、特許文献1参照)があった。
この場合、少なくとも一人の作業者が、全員の文書データが送信されてくるのを待って、各文書データをとりまとめた後に必要な順番に揃えて送信する作業を行わなければならず、作業者に作業の負担をかけるという問題があった。
さらに、上記のような通信装置において、上記送受信手段によってファクシミリ受信したデータに上記設定内容の情報が含まれていた場合、上記設定内容の情報を上記記憶手段に上記設定内容として記憶する設定内容記憶制御手段を設けるようにするとよい。
さらに、上記のような通信装置において、上記送受信手段によって文書データの識別情報を指定したポーリング受信を受けた場合、上記蓄積手段に対する上記指定された識別情報に対応する文書データの蓄積状況の情報を上記ポーリング受信を受けた宛先へポーリング送信する蓄積状況送信手段を設けるようにするとよい。
図2は、発明の通信装置の一実施例である自動転送装置を備えた通信システムの構成例を示すブロック図である。
通信システムは、通信装置の一実施例である自動転送装置1と、複数の複合機(MFP)2、3と、複数の情報処理装置(PC)4とがそれぞれ通信網5を介して通信可能に接続されている。
MFP2と3は、ファクシミリ通信機能、画像読み取り機能、印刷機能、複写機能を含む複数の機能を備えた画像形成装置であり、その内部構成と、上記各機能に係る処理については公知なので、その説明を省略する。
MFP3は、自動転送装置1からMFP2でそれぞれ作成された各文書データを通信網5を介してファクシミリ受信する端末装置に相当する。
通信網5は、ローカルエリアネットワーク(LAN)とインターネットを含むネットワークと、電話回線を含み、電話回線又はネットワークのIP網により自動転送装置1とMFP2と3との間のファクシミリ通信が可能であり、LANとインターネットによって自動転送装置1、MFP2と3、およびPC4との間のデータ通信が可能である。
図1は、図2に示した自動転送装置1の内部構成を示す機能ブロック図であり、発明に係る機能部を示している。
自動転送装置1は、CPU、ROMおよびRAMを含むマイクロコンピュータによって実現され、操作表示部10、記憶部11、通信部12、および制御部13を備えている。
記憶部11は、文書データを蓄積すると共に、設定内容を含む各種の情報を記憶するハードディスク装置を含む記憶装置である。
上記識別番号は、自動転送装置1が、自動転送装置1に文書データを送ってくる複数のMFP2を識別するための番号であり、この識別番号を設定しなければ、MFP2のFAX番号が識別番号となる。
この通信部12は、通信網5を介して文書データをファクシミリ送受信する送受信手段の機能を果たす。
制御部13は、自動転送装置1の全体の制御を司り、発明に係る機能部として、判断部14、読書制御部15、整頓部16、通信制御部17、および設定変更部18を備えている。
また、判断部14は、記憶部11(記憶手段)に記憶されたMFP2(各端末装置)の識別番号(識別情報)と各文書データの識別情報とに基いて、記憶部11(蓄積手段)に、MFP2(各端末装置)からそれぞれファクシミリ受信すべき全ての文書データが蓄積されたか否かを判断する全文書蓄積完了判断手段の機能も果たす。
また、読書制御部15は、通信部12(送受信手段)によってファクシミリ受信した文書データを、記憶部11(蓄積手段)に、上記グループ毎に分けて記憶させる手段の機能も果たす。
また、整頓部16は、上記宛先情報に基づく宛先へファクシミリ送信する各文書データに対して、記憶部11に記憶された付加情報に基づいて、上記付加する位置に上記付加したい内容を付加する付加手段の機能も果たす。
また、通信制御部17は、通信部12(送受信手段)によって文書データの識別情報を指定したポーリング受信を受けた場合、記憶部11(蓄積手段)に対する上記指定された識別情報に対応する文書データの蓄積状況の情報を上記ポーリング受信を受けた宛先へポーリング送信する蓄積状況送信手段の機能を果たす。
また、設定変更部18は、通信網5に接続された外部のPC4(端末装置)からの要求に基いて、記憶部11(記憶手段)に記憶された上記設定内容を変更する設定内容変更手段の機能も果たす。
図3は、図1に示した記憶部11に記憶された設定内容および付加情報の一例を示す説明図である。
記憶部11には、グループ毎に分けて、設定内容および付加情報を記憶する。
この認証番号は設定しないことも可能であるが、設定した場合、パスワードの役割も果たし、認証番号が設定されていないグループの設定内容は自由に閲覧と編集が可能だが、認証番号が設定されているグループの設定内容は、認証番号を指定しないと閲覧と編集ができないようにすることができる。
なお、識別番号を指定しない場合は、自動転送装置1へ文書データを送信するMFP2の識別情報として、MFP2の各FAX番号を使用することになる。
さらに、MFP2から受信した各文書データを送信するMFP3の宛先情報として、XXXX(お客様のFAX番号)を記憶している。
さらにまた、付加情報として、1つにまとめた各文書データに付加したい内容「〜様…の件です。ご検討よろしくお願い致します。」と、付加する位置の情報(図3では図示を省略)を記憶している。上記位置の情報としては、各文書データの先頭位置、あるいは最後の位置に付加することを示す情報がある。
このグループ2でも識別番号3333が使用されているが、認証番号2によってグループ1における識別番号3333と区別することができる。
さらに、MFP2から受信した各文書データを送信するMFP3の宛先情報として、XXXX(お客様のFAX番号)を記憶している。この場合、グループ1と同じMFP3の場合を示しているが、他のMFPにすることもできる。
さらにまた、付加情報として、1つにまとめた各文書データに付加したい内容「yyyy/mm/dd(曜日)」と、付加する位置の情報(図3では図示を省略)を記憶している。
この記憶部11に対する設定内容および付加情報の登録方法には、3通りある。
1つ目は、PC4から登録する方法であり、PC4から通信網5を介してIPネットワークで接続して自動転送装置1へ設定内容および付加情報の登録要求を送って登録する。
3つ目は、MFP2又は3からファクシミリ送信によって登録する方法であり、例えば、MFP2から通信網5を介してファクシミリ送信で自動転送装置1へ設定内容および付加情報が含まれた画情報を送って登録する。
この処理は、ステップ(図中「S」で示す)1で、図1の判断部14が、通信部12を介して図2のPC4から設定内容の登録要求有りか否かを判断し、有ればステップ2へ進み、なければステップ3へ進む。
ステップ2では、図1の読書制御部15が、PC4から受信した設定内容を図1の記憶部11に記憶して登録し、この処理を終了する。
ステップ4では、読書制御部15が、操作表示部10から入力された設定内容を記憶部11に記憶して登録し、この処理を終了する。
ステップ5では、判断部14が、通信部12を介してファクシミリ受信(FAX受信)し、そのFAX受信のデータに設定内容があるか否かを判断し、有ればステップ6へ進み、なければこの登録処理を終了する。
また、上述の処理において、グループが指定された場合は、その指定されたグループ毎に登録処理を行う。
さらに、設定内容と共に付加情報の受信又は入力が有れば、その付加情報についても設定内容と対応させて図1の記憶部11に登録する。
図5は、図1に示した自動転送装置1における複数の箇所で作成された各文書データを受け取って予め決めた順番に並べ替えてまとめて1つの宛先に送る処理を示すフローチャート図である。
ステップ11で、図1の判断部14が、通信部12によってMFPから文書データをFAX受信したか否かを判断し、文書データをFAX受信したと判断したらステップ12へ進み、文書データをFAX受信していないと判断したら、最初に戻って上記判断をする。
ステップ14では、読書制御部15が、記憶部11に識別番号aaaa(aは1以上の正の整数、この実施例の通信システムでは、1111〜3333)のMFPからFAX受信したことを示す既受信情報(このMFPから何通信目の文書データの受信なのかの情報も含む)と、受信日時を記憶し、ステップ15へ進む。
この転送条件の判断では、記憶部11に記憶された既受信情報から受信すべき全てのMFP2から全ての文書データを受信した場合は、転送条件が整ったと判断し、未だ受信できていない文書データが有れば転送条件が整っていないと判断する。
ステップ17では、整頓部16が、付加情報の設定があるか否かを判断し、設定が有ればステップ18へ進み、なければ、並べ替えた各文書データと、宛先情報とを図1の通信制御部17へ送り、ステップ19へ進む。
ステップ19では、通信制御部17が、各文書データを宛先情報に基いて図2のMFP3へファクシミリ送信して転送し、この処理を終了する。
このようにして、送信元に誤送信であることを認識させることができる。
図6は、図1に示した自動転送装置1における複数の箇所で作成された各文書データを受け取って予め決めた順番に並べ替えてまとめて1つの宛先に送る他の処理を示すフローチャート図である。
ステップ33では、図1の読書制御部15が、FAX受信した認証番号に対応するグループの文書データとして図1の記憶部11に記憶して蓄積し、ステップ34へ進む。
ステップ42では、読書制御部15が、記憶部11に識別番号aaaa(aは1以上の正の整数、この実施例の通信システムでは、1111〜3333)のMFPからFAX受信したことを示す既受信情報(このMFPから何通信目の文書データの受信なのかの情報も含む)と、受信日時を記憶し、ステップ35へ進む。
このようにして、送信元に誤送信であることを認識させることができる。
この転送条件の判断では、記憶部11に記憶された既受信情報から受信すべき全てのMFP2から全ての文書データを受信した場合は、転送条件が整ったと判断し、未だ受信できていない文書データが有れば転送条件が整っていないと判断する。
ステップ37では、整頓部16が、付加情報の設定があるか否かを判断し、設定が有れば38へ進み、なければ、並べ替えた各文書データと、宛先情報とを図1の通信制御部17へ送り、ステップ39へ進む。
ステップ39では、通信制御部17が、各文書データを宛先情報に基いて図2のMFP3へファクシミリ送信して転送し、この処理を終了する。
図7は、図1に示した自動転送装置1における外部からの設定内容、文書データの蓄積情報を含む情報の閲覧または編集の処理を示すフローチャート図である。
この処理では、図2に示したPC4から設定内容、文書データの蓄積情報を含む情報の閲覧または編集の要求があった場合の処理を示す。
ステップ52では、図1の設定変更部18が、通信部12によってPC4に認証番号の入力を要求し、ステップ53へ進む。
ステップ54では、設定変更部18が、通信部12によってPC4に対して該当するグループに関する設定内容、文書データの蓄積情報を含む情報の閲覧又は編集を許可し、ステップ55へ進む。
このようにして、自動転送装置1が遠隔地にあった場合でも、設定内容や文書データの作成状況を閲覧することができ、設定内容の変更も容易にできる。
一方、ステップ56では、設定変更部18が、通信部12によって閲覧又は編集を拒否し、この処理を終了する。
また、外部端末が、認証番号が設定されているグループの設定内容に対して閲覧又は編集の要求をしてきた場合は、外部端末に対して認証番号の入力を要求し、外部端末が認証番号を入力してきたら、その認証番号に該当する認証番号のグループが記憶されているかどうか確認し、記憶されていれば、外部端末に閲覧と編集を許可するが、記憶されていなければ、許可しないようにする。この認証番号がパスワードのような役割を果たす。
図8は、図1に示した自動転送装置1における外部からポーリング受信を受けたときの処理を示すフローチャート図である。
ステップ62では、図1の通信制御部17が、読書制御部15によって要求された文書IDに該当する認証番号のグループがあるか否かを判断し、あればステップ63へ進み、なければステップ64へ進む。
ステップ63では、通信制御部17が、読書制御部15によって記憶部11から該当する文書データ、すなわち、指定された文書ID(認証番号)に対応する文書データの蓄積状況の情報を読み出し、その情報を通信部12によって上記ポーリング受信を受けた宛先のMFPへポーリング送信し、この処理を終了する。
このように、文書データの識別情報を指定したポーリング受信を受けた場合、記憶部11に対する上記指定された識別情報に対応する文書データの蓄積状況の情報を上記ポーリング受信を受けた宛先へポーリング送信する。
請求項5で得られる効果:
このようにして、自動転送装置1が遠隔地にあった場合、ネットワーク接続可能なPCがなくてもファクシミリ通信可能な端末装置によって文書の蓄積状況を容易に確認することができる。
図9は、図1に示した自動転送装置1によって離れた3箇所で作成された各文書データを予め決めた順番に並べ替えてまとめてお客様へ送る処理の説明図である。
図9に示した自動転送装置1に対して予め図中の設定内容(宛先情報、識別番号、文書の識別と並びの順番情報、付加情報)を登録し、札幌の作業者A、東京の作業者B、鹿児島の作業者Cがそれぞれ自身の担当する文書データを作成して、それぞれのMFP2によって自動転送装置1へファクシミリ送信する。
上述の実施例では、MFPを接続した通信システムについて説明したが、FAXやファクシミリ通信機能を備えた画像形成装置やPCを接続した通信システムでも、上述と同様にして、自動転送装置1によって離れた複数の箇所で作成された各文書データを受け取って予め決めた順番に並べ替えてまとめて1つの宛先の画像形成装置やPCに送ることができる。
Claims (7)
- 自装置へ文書データを送信する複数の端末装置の識別情報と、前記各端末装置から受信すべき各文書データの識別情報と、前記各端末装置から受信した各文書データの並びの順番情報と、前記各端末装置から受信した各文書データを送信する宛先情報との設定内容を記憶する記憶手段と、
通信網を介して文書データをファクシミリ送受信する送受信手段と、
文書データを蓄積する蓄積手段と、
前記記憶手段に記憶された端末装置の識別情報に基づいて、前記送受信手段によってファクシミリ受信した文書データの送信元が自装置へ文書データを送信する端末装置か否かを判断する送信元判断手段と、
前記送信元判断手段によって文書データの送信元が自装置へ文書データを送信する端末装置と判断された場合、前記送受信手段によってファクシミリ受信した文書データを前記蓄積手段に蓄積する蓄積制御手段と、
前記記憶手段に記憶された各端末装置の識別情報と各文書データの識別情報とに基いて、前記蓄積手段に、前記各端末装置からそれぞれファクシミリ受信すべき全ての文書データが蓄積されたか否かを判断する全文書蓄積完了判断手段と、
前記全文書蓄積完了判断手段によって前記各端末装置からそれぞれファクシミリ受信すべき全ての文書データを蓄積したと判断された場合、前記蓄積手段に蓄積された各文書データを前記記憶手段に記憶された前記各文書データの並びの順番情報に基づく順番に並び替える並替手段と、
前記並替手段によって並び替えられた各文書データを、前記送受信手段によって前記記憶手段に記憶された宛先情報に基づく宛先へファクシミリ送信させる送信制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。 - 前記記憶手段は、前記設定内容をグループ毎に分けて記憶する手段を有し、
前記蓄積制御手段は、前記送受信手段によってファクシミリ受信した文書データを、前記蓄積手段に、前記グループ毎に分けて記憶させる手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 前記送受信手段によってファクシミリ受信したデータに前記設定内容の情報が含まれていた場合、前記設定内容の情報を前記記憶手段に前記設定内容として記憶する設定内容記憶制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
- 前記通信網に接続された外部の端末装置からの要求に基いて、前記記憶手段に記憶された前記設定内容を変更する設定内容変更手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記送受信手段によって文書データの識別情報を指定したポーリング受信を受けた場合、前記蓄積手段に対する前記指定された識別情報に対応する文書データの蓄積状況の情報を前記ポーリング受信を受けた宛先へポーリング送信する蓄積状況送信手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記送信元判断手段によって文書データの送信元が自装置へ文書データを送信する端末装置ではないと判断された場合、前記送受信手段によって自装置に設定されていない識別情報の端末装置からファクシミリ受信した旨を前記ファクシミリ受信した文書データの送信元へファクシミリ送信する応答手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記記憶手段に、前記並替手段によって並び替えられた各文書データに付加したい内容と付加する位置の情報を記憶し、
前記宛先情報に基づく宛先へファクシミリ送信する各文書データに対して、前記付加する位置に前記付加したい内容を付加する付加手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
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