JP2012102346A - 強度・延性・靭性に優れた非調質鋼材 - Google Patents
強度・延性・靭性に優れた非調質鋼材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012102346A JP2012102346A JP2010249102A JP2010249102A JP2012102346A JP 2012102346 A JP2012102346 A JP 2012102346A JP 2010249102 A JP2010249102 A JP 2010249102A JP 2010249102 A JP2010249102 A JP 2010249102A JP 2012102346 A JP2012102346 A JP 2012102346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- steel material
- strength
- ductility
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
【解決手段】C:0.05〜0.20%、Si:1.0〜2.2%、Mn:3.0〜5.5%、Al:0.0005〜0.08%で、残部がFe及び不可避不純物であって、主相がラスマルテンサイトであって、一部、体積分率5%以下の残留オーステナイトを含むこととする。引張強さは1300MPa以上、全伸びは18.0%以上でしかも衝撃吸収エネルギーが2mmVノッチシャルピー衝撃試験片で100J/cm2以上とする。そのために、1000〜1300℃で加熱し、次いで塑性相当ひずみとして0.34以上の熱間加工を施す。
【選択図】図4
Description
第1に、化学成分組成が質量%で、C:0.05〜0.20%、Si:1.0〜2.2%、Mn:3.0〜5.5%、Al:0.0005〜0.08%で、残部がFe及び不可避不純物である非調質鋼材であって、組織の主相がラスマルテンサイトであって、一部に体積分率5%以下の残留オーステナイトを含むことを特徴とする強度・延性・靭性に優れた高強度非調質鋼材である。
<化学成分組成>
本発明の高強度非調質鋼材における各化学成分組成の範囲は以下の通りである(以下、成分の%はすべて質量%を示す)。
<顕微鏡組織>
本発明においては、鋼材の顕微鏡組織が、主相がラスマルテンサイトであって、一部、体積分率5%以下の残留オーステナイトを含むことが最大の特徴である。即ち、第2相にはフェライト、ポリゴナルフェライト、準ポリゴナルフェライト、ベイナイト、ベイニティックフェライト、焼戻しマルテンサイト、パーライト及びセメンタイトの内、いずれをも実質的に含んでいない組織である。ここで、実質的に含んでいないとは、倍率10,000倍のSEM及びTEMによる観察でもその存在が確認されないことを意味する。また、上記結晶組織の他には、Nb、Ti、V及びMo等合金元素添加により生成する微細な炭化物系あるいは窒化物系の硬質析出物、並びに球状化セメンタイトも一切認められない組織であることが特徴である。そして、主相がラスマルテンサイトであって、一部、体積分率5%以下の残留オーステナイトを含むことに特徴がある。
<製造方法>
次に、本発明の鋼材を得るための好ましい製造方法を説明する。
(熱間加工に至るまでの製造方法)
素材は通常方法で形さえ整えられれば良い。
(熱間加工条件)
上記で得られた素材の熱間加工方式としては、工業的に行なわれている厚鋼板製造ラインにおける平ロール圧延、極厚鋼板製造ラインにおける鍛造、棒鋼又は鋼線材製造ラインにおける溝ロール圧延、及び条鋼又は形鋼製造ラインにおける形ロール圧延の内のいずれであってもよい。これらいずれかの加工方式により、素材に対して所要の塑性相当ひずみを与える。
但し、Rは減面率(%)であり、素材のC方向断面積をS0とし、熱間加工後のC方向断面積をSとすると、下記式(2)で表される。
そして、熱間加工工程で素材に導入すべき所要の塑性相当ひずみ(e)は、後述する実施例1の実験での1200℃で5分間の再加熱後の断面45mm角から38mm角への鍛造加工による塑性相当ひずみ(e)の量に基づき、e≧0.34と規定する。これにより、前記<顕微鏡組織>の項で述べた通りの、主相がラスマルテンサイトであって、一部、体積分率5%以下の残留オーステナイトを含む顕微鏡組織を有する鋼材を得ることができる。
<予備実験>
本発明者等は、0.10%C−2.0%Si−5.0%Mnなる低炭素鋼で断面38mm角×400mm長さの試験材を用い、1200℃で1時間加熱保持した後、圧延開始温度と圧延後の冷却方法を変えた以下の6種の方法で溝ロール圧延をして、いずれも断面14.3mm角に仕上げた。表1に溝ロール圧延のパススケジュールを示す。
(1)1200℃で1時間加熱保持した後、溝ロール圧延を開始して断面14.3mm角に仕上げた。仕上げ温度は715℃であった。その後、水冷した場合と空冷した場合の2種の試験材を調製した。
(2)1200℃で1時間加熱保持した後、900℃まで空冷した後、溝ロール圧延を開始して断面14.3mm角に仕上げた。仕上げ温度は685℃であった。その後、水冷した場合と空冷した場合の2種の試験材を調製した。
(3)1200℃で1時間加熱保持した後、600℃まで空冷した後、溝ロール圧延を開始して断面14.3mm角に仕上げた。仕上げ温度は610℃であった。その後、水冷した場合と空冷した場合の2種の試験材を調製した。
<本発明の鋼材の特性>
上記のようにして得られた熱間加工鋼材、即ち本発明に係る鋼材は、その用途により適宜、表面のスケール除去等の表面処理は施すものの、鋼材の機械的性質を向上させるための調質処理は一切しないものとする。非調質のままで、本発明が目標としている機械的性質を全て満たしているからである。即ち、引張強さが1300MPa以上、全伸びが18.0%以上でしかも衝撃吸収エネルギーが2mmVノッチシャルピー衝撃試験片で上部棚エネルギーが100J/cm2以上を有する。これは、本発明の鋼材が、主相がラスマルテンサイトであって、一部、体積分率5%以下の残留オーステナイトを含みその短径及び長径が比較的微細な結晶粒径を有するからである。
<実施例1>
本発明の実施例1の鋼材を下記の熱間鍛造加工により得た。
R=(S0−S)/S0 ×100 ・・・・・・・(2)
上記のようにして本実施例1の鋼材を得た。
<実施例2>
本発明の実施例2の鋼材を下記の熱間鍛造加工により得た。
<実施例3>
本発明の実施例3の鋼材を下記の熱間鍛造加工により得た。
<比較例1>
比較例1の鋼材は、前述した実施例1で得られた鋼材(鍛造加工終了ままの鋼材)からその確性試験用の試験片を採取した後の残鋼材を、更に、550℃で1時間加熱保持の焼鈍処理を行ない、その後室温まで空冷することにより得た。従って、素材の化学成分組成は前記表3に示した通りであり、この素材を表4に示した鍛造スケジュール及び塑性相当ひずみの条件で鍛造し、その後で上記550℃で1時間加熱保持の焼鈍処理をした。
<比較例2>
比較例2の鋼材を次のようにして得た。
<試験方法>
(顕微鏡組織試験)
顕微鏡組織試験は、各鋼材の圧延方向に垂直な断面(C方向断面)の中心部について、走査型電子顕微鏡(SEM)で金属組織を観察した。
(硬さ試験)
試験荷重10gのマイクロビッカース試験により、2相組織の各結晶組織内の硬さを測定し、また試験荷重10kgのビッカース試験により、2相組織全体の平均硬さを測定した。
(引張試験)
引張試験は、比較例2以外の鋼材からL方向の丸棒引張試験片(試験部分の平行部直径が3.5mmφ、長さが24.5mm)を調製して、引張強度、降伏強度、全伸び及び絞りを測定した。比較例2
についてはL方向の微小引張試験片を用い、フォーマスター装置により応力−ひずみ曲線を測定した。
(シャルピー衝撃試験)
シャルピー衝撃試験は、各鋼材からL方向のJIS Z2242のシャルピー衝撃試験方法により、標準試験片(10×10×55mm、2mmVノッチ)を調製し、−196℃〜100℃の衝撃試験を行い、上部棚エネルギー及び0℃における吸収エネルギーを測定し、破面観察により、脆性破面遷移温度を求めた。
<特性試験結果>
図4〜図8に、実施例1〜3及び比較例1、2の顕微鏡組織試験によるSEM写真を示し、図9〜図13に、実施例1〜3及び比較例1、2の引張試験による応力−ひずみ曲線
を示す。
大傾角(15°−180°)粒界面積当たり長さ>0.6μm/μm2
中傾角(5°−15°)粒界面積当たり長さ>0.2μm/μm2
小傾角(1.5°−5°)粒界面積当たり長さ>0.3μm/μm2
であることが認められる。
Claims (4)
- 化学成分組成が質量%で、C:0.05〜0.20%、Si:1.0〜2.2%、Mn:3.0〜5.5%、Al:0.0005〜0.08%で、残部がFe及び不可避不純物である非調質鋼材であって、組織の主相がラスマルテンサイトであって、一部に体積分率5%以下の残留オーステナイトを含むことを特徴とする強度・延性・靭性に優れた高強度非調質鋼材。
- 主相のラスマルテンサイトが、短径(幅)の平均値が1.0μm以下、長径(長さ)の平均値が7.0μm以下の微細相からなることを特徴とする請求項1に記載の強度・延性・靭性に優れた高強度非調質鋼材。
- 引張強さが1300MPa以上、全伸びが18.0%以上、2mmVノッチシャルピー衝撃試験による衝撃吸収エネルギーの上部棚エネルギーが100J/cm2以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の強度・延性・靭性に優れた非調質鋼材。
- 1000〜1300℃の範囲内で加熱保持した後、これに塑性相当ひずみeが0.34以上の熱間加工を施すことにより製造されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の強度・延性・靭性に優れた非調質鋼材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010249102A JP6021094B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 強度・延性・靭性に優れた高強度非調質鋼材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010249102A JP6021094B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 強度・延性・靭性に優れた高強度非調質鋼材およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012102346A true JP2012102346A (ja) | 2012-05-31 |
JP6021094B2 JP6021094B2 (ja) | 2016-11-02 |
Family
ID=46393084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010249102A Expired - Fee Related JP6021094B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 強度・延性・靭性に優れた高強度非調質鋼材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6021094B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012224884A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | National Institute For Materials Science | 強度、延性及びエネルギー吸収能に優れた高強度鋼材とその製造方法 |
JP2012229455A (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-22 | National Institute For Materials Science | 強度、延性及び衝撃エネルギー吸収能に優れた高強度鋼材並びにその製造方法 |
WO2015005386A1 (ja) | 2013-07-09 | 2015-01-15 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | マルテンサイト鋼及びその製造方法 |
US20180030567A1 (en) * | 2015-02-16 | 2018-02-01 | Easyforming Steel Technology Co., Ltd. | Steel plate used for hot stamping forming, forming process of hot stamping and hot-stamped component |
CN114855098A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-08-05 | 东北大学 | 一种工程机械用高强中锰钢及其制备方法 |
-
2010
- 2010-11-05 JP JP2010249102A patent/JP6021094B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012224884A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | National Institute For Materials Science | 強度、延性及びエネルギー吸収能に優れた高強度鋼材とその製造方法 |
JP2012229455A (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-22 | National Institute For Materials Science | 強度、延性及び衝撃エネルギー吸収能に優れた高強度鋼材並びにその製造方法 |
WO2015005386A1 (ja) | 2013-07-09 | 2015-01-15 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | マルテンサイト鋼及びその製造方法 |
US20180030567A1 (en) * | 2015-02-16 | 2018-02-01 | Easyforming Steel Technology Co., Ltd. | Steel plate used for hot stamping forming, forming process of hot stamping and hot-stamped component |
US10358690B2 (en) * | 2015-02-16 | 2019-07-23 | Easyforming Steel Technology Co., Ltd. | Steel plate used for hot stamping forming, forming process of hot stamping and hot-stamped component |
CN114855098A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-08-05 | 东北大学 | 一种工程机械用高强中锰钢及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6021094B2 (ja) | 2016-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6465266B1 (ja) | 熱延鋼板及びその製造方法 | |
JP6849536B2 (ja) | 高強度鋼板およびその製造方法 | |
JP5176885B2 (ja) | 鋼材及びその製造方法 | |
JP6468408B2 (ja) | H形鋼及びその製造方法 | |
RU2502820C1 (ru) | Толстолистовая сталь, характеризующаяся низким соотношением между пределом текучести и пределом прочности, высокой прочностью и высоким равномерным относительным удлинением, и способ ее изготовления | |
JP5348268B2 (ja) | 成形性に優れる高強度冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP6103165B1 (ja) | 熱間プレス成形部材 | |
JP5126399B2 (ja) | 伸びフランジ性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP4324225B1 (ja) | 伸びフランジ性に優れた高強度冷延鋼板 | |
JP5803836B2 (ja) | 熱間プレス鋼板部材、その製造方法と熱間プレス用鋼板 | |
JP5439973B2 (ja) | 優れた生産性と溶接性を兼ね備えた、pwht後の落重特性に優れた高強度厚鋼板およびその製造方法 | |
CN105008570A (zh) | 厚壁高韧性高张力钢板及其制造方法 | |
JP6809524B2 (ja) | 超低降伏比高張力厚鋼板およびその製造方法 | |
US20150147222A1 (en) | Ni-containing steel plate | |
JP6811694B2 (ja) | 鋼板およびその製造方法 | |
JP6988836B2 (ja) | 超低降伏比高張力厚鋼板およびその製造方法 | |
KR101344537B1 (ko) | 고강도 강판 및 그 제조 방법 | |
JP5786720B2 (ja) | 引張強さ780MPa以上の高張力厚鋼板およびその製造方法 | |
US10774405B2 (en) | Steel and method of manufacturing the same | |
JP4983082B2 (ja) | 高強度鋼材及びその製造方法 | |
JP2009173959A (ja) | 高強度鋼板およびその製造方法 | |
JP6021094B2 (ja) | 強度・延性・靭性に優れた高強度非調質鋼材およびその製造方法 | |
JP2019199649A (ja) | 非調質低降伏比高張力厚鋼板およびその製造方法 | |
JP5747249B2 (ja) | 強度、延性及びエネルギー吸収能に優れた高強度鋼材とその製造方法 | |
JP2013129885A (ja) | 脆性亀裂伝播停止特性に優れた高強度厚鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131105 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20131105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20131112 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141104 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20141127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141222 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150508 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150518 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20150710 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160720 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160927 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6021094 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |