JP2012102026A - 抗ウイルス剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】生菌を利用することなく、植物に由来する安定性および安全性の高い成分を有効成分として含有する抗ウイルス剤を提供すること。
【解決手段】α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を有効成分として含有する、抗ウイルス剤。
【選択図】なし
【解決手段】α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を有効成分として含有する、抗ウイルス剤。
【選択図】なし
Description
本発明は、抗ウイルス剤に関する。より詳細には、本発明は、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を有効成分として含有する抗ウイルス剤に関する。
ウイルス感染の予防及び症状軽減を図るための手段として、有用菌を摂取することが知られている。例えば、特許文献1には、ウイルス感染の治療及び/又は予防のための薬学的組成物の製造のための、乳酸菌から選択される、少なくとも1種のプロバイオティクス細菌(Probiotic bacteria)株の使用が記載されている。また、特許文献2には、有胞子性乳酸菌を含有する、感冒ウイルス又はインフルエンザウイルス感染性疾患の予防又は治療用組成物が記載されている。しかし、上記したウイルス感染の治療及び/又は予防のための組成物は何れも生菌を利用するものであり、その管理が難しいという問題があった。
一方、サラシア属植物の根や幹抽出エキスはインドやスリランカの伝統医学アーユルヴェーダにおいて糖尿病の予防や初期治療に有効であることが伝承されている。近年ではサラシア属植物に血糖値上昇抑制作用があり、その作用メカニズムがα−グルコシダーゼ活性阻害に基づく糖吸収抑制作用によるものであることが知られている。また、特許文献3には、サラシア属植物の粉砕物または抽出物を含有することを特徴とする免疫賦活剤並びに抗アレルギー剤が記載されている。しかし、特許文献3には、サラシア属植物の粉砕物または抽出物による抗ウイルス作用についての記載はない。
特許文献4には、コリンキナーゼ酵素の選択的遮断薬としてのトリテルペンキノンおよびトリテルペンフェノール誘導体などを含有する医薬組成物、腫瘍および寄生生物性疾患またはウイルス、細菌もしくは真菌により引き起こされる疾病の治療におけるそれらの使用が記載されており、また特許文献4の実施例5には、サラシア(Salacia)の根の樹皮をn−ヘキサン−エチルエーテル1:1溶媒混合物で抽出することによって3,10−ジヒドロキシ−2,4a,6a,9,12b,14a−ヘキサメチル−11−オキソ−1,2,3,4,4a,5,6,6a,11,12b,13,14,14a,14b−テトラデカヒドロ−ピセン−2−カルボン酸メチルエステルを得たことが記載されている。さらに特許文献5には、サラシア属植物も含まれるニシキギ科(Celastraceae)植物の有機溶媒抽出物を含有することを特徴とする抗ウイルス剤が記載されており、ヘルペスシンプレックスウイルスに対して有効であることが記載されている。しかしながら、特許文献4に記載されているサラシア抽出物は、サラシアをn−ヘキサンとエチルエーテルの混合物で抽出したものであり、特許文献5に記載されている有機溶媒はハロゲン化アルキル(具体的には、クロロメタン、ジクロロメタン、トリクロロメタン、4塩化炭素、クロロエタン、ジクロロエタン、トリクロロエタンなど)であり、引用文献4及び5には、サラシア属植物の水抽出物またはアルコール抽出物についての記載はない。
一方、特許文献6には、α−グルコシダーゼ阻害成分として、アカルボース、ボグリボース、ミグリトール、サラシア属植物の粉砕物または抽出物、デオキシノジリマイシン、グァバ葉ポリフェノール、豆鼓エキスなどが例示されている。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決することを解決すべき課題とする。即ち、本発明は、生菌を利用することなく、植物に由来する安定性および安全性の高い成分を有効成分として含有する抗ウイルス剤を提供することを課題とする。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、サラシア属植物抽出物又は豆鼓エキスなどのα−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物が、ウイルス感染の予防作用及びウイルス症状の軽減作用を示すことを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成したものである。
即ち、本発明によれば、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を有効成分として含有する、抗ウイルス剤が提供される。
好ましくは、植物由来抽出物は、植物の水抽出物又はアルコール抽出物である。
好ましくは、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物は、サラシア属植物の水抽出物もしくはアルコール抽出物、又は豆鼓エキスである。
好ましくは、本発明の抗ウイルス剤は、抗インフルエンザウイルス剤である。
好ましくは、本発明の抗ウイルス剤は、抗口唇ヘルペスウイルス剤である。
好ましくは、本発明の抗ウイルス剤は、医薬品又は食品として使用する。
好ましくは、植物由来抽出物は、植物の水抽出物又はアルコール抽出物である。
好ましくは、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物は、サラシア属植物の水抽出物もしくはアルコール抽出物、又は豆鼓エキスである。
好ましくは、本発明の抗ウイルス剤は、抗インフルエンザウイルス剤である。
好ましくは、本発明の抗ウイルス剤は、抗口唇ヘルペスウイルス剤である。
好ましくは、本発明の抗ウイルス剤は、医薬品又は食品として使用する。
本発明によればさらに、抗ウイルス剤の製造のための、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物の使用が提供される。
本発明によればさらに、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を投与対象者に投与することを含む、ウイルスを抑制する方法が提供される。
本発明によればさらに、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を投与対象者に投与することを含む、ウイルスを抑制する方法が提供される。
本発明の抗ウイルス剤は、効果的な抗ウイルス作用を示し、ウイルス感染の予防又はウイルス症状の軽減に有用である。また、本発明の抗ウイルス剤は、多剤耐性ウイルスの生体内での増殖を抑制する可能性がある。本発明の抗ウイルス剤は、特に、抗インフルエンザウイルス作用、及び抗口唇ヘルペスウイルス作用を示す。本発明における有効成分は、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物(例えば、サラシア属植物など)に由来する成分であるため、安定性および安全性が高い。本発明の抗ウイルス剤は、ウイルス感染の予防又はウイルス症状の軽減のための医薬品又は食品として使用することができる。
以下、本発明の実施の形態についてさらに具体的に説明する。
本発明の抗ウイルス剤は、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を有効成分として含有する。好ましくは、植物由来抽出物が、植物の水抽出物又はアルコール抽出物である。α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物の具体例としては、サラシア属植物の水抽出物もしくはアルコール抽出物、豆鼓エキス、桑の葉抽出物、グァバ抽出物、又はラフマ抽出物などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明の抗ウイルス剤は、α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を有効成分として含有する。好ましくは、植物由来抽出物が、植物の水抽出物又はアルコール抽出物である。α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物の具体例としては、サラシア属植物の水抽出物もしくはアルコール抽出物、豆鼓エキス、桑の葉抽出物、グァバ抽出物、又はラフマ抽出物などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
サラシア属植物とは、主としてスリランカやインドや東南アジア地域に自生するデチンムル科の植物で、より具体的にはサラシア・レティキュラータ(Salacia reticulata)、サラシア・オブロンガ(Salacia oblonga)、サラシア・プリノイデス(Salacia prinoides)、サラシア・キネンシス(Salacia chinensis)、サラシア・ラティフォリア(Salacia latifolia)、サラシア・ブルノニアーナ(Salacia burunoniana)、サラシア・グランディフローラ(Salacia・grandiflora)、サラシア・マクロスペルマ(Salacia macrosperma)から選ばれる1種類以上の植物が用いられる。
サラシア属植物の抽出物とは、根、幹、葉、花、果実など可食部の粉砕物、乾燥物、抽出物またはその乾燥粉末(エキス末)などを意味する。1種類以上の部位を混合して使用しても良い。より好ましくは根、幹から抽出したエキス末が用いられる。
該エキス末は、前述の可食部等から溶媒抽出によって得られたものを乾燥させたものである。抽出溶媒としては、水、またはメタノール、エタノールを初めとするアルコール類、あるいは水とアルコール類またはアセトンなどのケトン類との混合溶媒から選択されてよい。好ましくは水、アルコール、含水アルコールを用いる。より好ましくは、抽出溶媒として熱水もしくはエタノールあるいは含水エタノールを用いる。前記含水アルコールのアルコール濃度は、30〜90質量%、好ましくは40〜70質量%の濃度のものを使用すればよい。乾燥方法は噴霧乾燥、凍結乾燥などが挙げられるが、これに限られるものではない。サラシア属植物の水抽出物又はアルコール抽出物には、サラシア属植物の有機溶媒(ここで言う有機溶媒とはアルコール以外の有機溶媒のことを意味し、例えば、エーテル系溶媒やハロゲン化アルキル系溶媒などが挙げられる)抽出物の場合と比較して、サラシノール、コタラノール及びカテキン等の水溶性成分が多く含まれており、抗ウイルス作用が優れている。
本発明では豆鼓エキスを使用することもできる。豆鼓とは、蒸煮あるいは煮沸した豆類又は穀類をかびを用いて固形培養を開始したものである。豆鼓エキスには、糖質・脂質の消化吸収を抑える働きがあることが知られている。
本発明では桑の葉抽出物を使用することもできる。桑の葉には、糖尿病の改善、血糖値の改善、高コレステロールの抑制、中性脂肪の抑制等という食品としての機能が知られている。特に、桑の葉に含まれる1−デオキシノジリマイシン(1−deoxynojirimycin, DNJ)、N−メチル−DNJ、2−O−α−D−ガラクトピラノシル−1−デオキシノジリマイシン、ファゴミン(fagomine)、1,4−ジデオキシ−1,4−イミノ−アラビニトール、1α、2β、3α、4β−テトラヒドロキシノトロパン等に糖質の吸収を抑える作用があることが知られている。
本発明ではグァバ抽出物を使用することもできる。グァバ(Psidium java L.)は、フトモモ科バンジジロウ属に属する中央アメリカ原産の潅木である。グァバの果実、根および葉は生薬として糖尿病や下痢止めに用いられている。グァバ葉の乾燥物からの抽出物にはポリフェノール類が含まれていることが知られている。
本発明ではラフマ抽出物を使用することもできる。ラフマは、キョウチクトウ科の植物であって、学名はアポシナム ベネタム エル(Apocynum venetum L.)であり、中国の東北、西北部に多く自生している。ラフマ抽出物は、例えば、ラフマの葉から採取することができるが、ラフマ抽出物を採取する植物体の部位は特に限定されない。
本発明の抗ウイルス剤は、任意のウイルスに対する抗ウイルス剤として使用することができ、例えば、抗インフルエンザウイルス剤、抗口唇ヘルペスウイルス剤、抗口蹄疫ウイルス剤、抗コイヘルペスウイルス剤、抗ヒトパピローマウイルス(HPV)剤、抗ヒト免疫不全ウイルス(HIV)剤などとして使用することができる。本発明の抗ウイルス剤は、医薬品又は食品として使用することができる。本発明の抗ウイルス剤は、ウイルスウイルス感染の予防、及び/又はウイルス症状の軽減のために使用することができる。
本発明の抗ウイルス剤における有効成分であるα−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物の配合量は、組成物の総量を基準として0.0005〜10.0質量%(以下、単に%と記する)とすることが好ましい。0.0005質量%未満の配合量では、本発明の目的とする効果が十分でなく、また、10.0質量%を超えて配合してもその増加分に見合った効果の向上がなく、また着色等の観点から好ましくない。
配合するα−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物は、固体状、溶液状等、いかなる性状であってもよく、製造工程中の適当な時期に添加して配合すればよい。
本発明の抗ウイルス剤の投与方法としては、経口投与又は非経口投与の何れもよいが、好ましくは経口投与である。
本発明の抗ウイルス剤の投与対象は特に限定されず、ヒトを含む哺乳類、鳥類又は魚類などの動物を対象とすることができる。本発明の抗ウイルス剤は、食品(飲料を含む)、食品材料、医薬部外品、医薬品、医薬品材料、医薬部外品材料であってもよい。
本発明の抗ウイルス剤に配合することができる他の成分としては、経口投与剤として薬学的若しくは食品衛生上許容される各種の担体、例えば賦形剤、滑沢剤、安定剤、分散剤、結合剤、希釈剤、香味料、甘味料、風味剤、着色剤などを例示することができる。
本発明の抗ウイルス剤の形態は、本発明の効果を奏するものである限り特に限定されず、例えば、錠剤、丸剤、顆粒剤、細粒剤、咀嚼剤、カプセル剤(ハードカプセル、ソフトカプセルに充填されたもの)、液剤、チュアブル剤、飲料等が挙げられる。その他の食品の形態であってもよい。これらの投与形態は、当該分野で通常知られた慣用的な方法を用いて調製することができる。
なお、錠剤、丸剤及び顆粒剤の場合、必要に応じて慣用的な剤皮を施した剤形、例えば糖衣錠,ゼラチン被包剤、腸溶被包剤、フィルムコーティング剤等とすることもでき、また錠剤は二重錠等の多層錠とすることもできる。
本発明の抗ウイルス剤には、上記の他にビタミン、ビタミン様物質、タンパク質、アミノ酸、油脂、有機酸、炭水化物、植物由来原料、動物由来原料、微生物、食品用添加物、医薬品用添加物等、経口摂取可能な成分を適宜含有させることができる。
本発明の抗ウイルス剤の投与量は、活性成分の種類、症状の度合いなどに応じて適宜設定することができる。一般的には、活性成分の量として、0.1mg〜1g/体重kg/日投与量で投与することができるが、特に限定されるものではない。例えば、サラシア抽出物の場合には、活性成分の量として、0.1〜300mg/体重kg/日の投与量で投与することができ、好ましくは0.5〜280 mg/体重kg/日の投与量で投与し、より好ましくは2〜240mg/体重kg/日の投与量で投与する。豆鼓エキスの場合には、活性成分の量として、0.5〜500mg/体重kg/日の投与量で投与することができ、好ましくは、3〜400 mg/体重kg/日の投与量で投与し、より好ましくは5〜300 mg/体重kg/日の投与量で投与する。投与期間は特に限定されないが、上記投与量で1日1回の投与が好ましく、より好ましくは上記投与量で1日1回の投与を2日以上継続する。
以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
製造例1:
サラシア・レチキュラータ(S. reticulata)とサラシア・オブロンガ(S. oblonga)の根及び幹の部分を粉砕後等重量ずつ混合し、98℃の熱水抽出工程を経て得られた液をスプレー乾燥し、サラシアエキス末1を得た。これを以下の実施例においてサラシア属植物抽出エキスとして使用した。
サラシア・レチキュラータ(S. reticulata)とサラシア・オブロンガ(S. oblonga)の根及び幹の部分を粉砕後等重量ずつ混合し、98℃の熱水抽出工程を経て得られた液をスプレー乾燥し、サラシアエキス末1を得た。これを以下の実施例においてサラシア属植物抽出エキスとして使用した。
実施例1:
8週齢のオスのddyマウスを5匹ずつ3群に分け、サラシア属植物抽出エキスを0,2,10,200mg/kg/dayで、胃ゾンデ(器具)を用いて14日間摂取させた。非投与群には注射用水のみを投与した。14日後、インフルエンザウイルスA/PR/8/34/2009(H1N1)を鼻腔内接種し、感染5日目の症状、及び肺の病理所見の観察を行った。
8週齢のオスのddyマウスを5匹ずつ3群に分け、サラシア属植物抽出エキスを0,2,10,200mg/kg/dayで、胃ゾンデ(器具)を用いて14日間摂取させた。非投与群には注射用水のみを投与した。14日後、インフルエンザウイルスA/PR/8/34/2009(H1N1)を鼻腔内接種し、感染5日目の症状、及び肺の病理所見の観察を行った。
結果を表1に示す。表1に示す通り、インフルエンザウイルスを接種することにより肺炎が生じるが、サラシアを摂取させたマウスは、インフルエンザウイルスを感染による肺炎症状の発症率が低下した。また、インフルエンザウイルスを感染させていない場合は、肺炎は発症しなかった。
実施例2:
口唇ヘルペスにかかった経験のある健常成人(男性16名、女性4名)を無作為にサラシア属植物エキス摂取群、豆鼓エキス摂取群、及び非摂取群の3群に分けた。サラシア属植物エキス摂取群は、2年間、毎日240mgのサラシア属植物エキス粉末を摂取した。豆鼓エキス摂取群は、2年間、毎日300mgの豆鼓エキスを摂取した。上記の3群について2年間の口唇ヘルペス発症回数調査を行った結果を表2に示す。
口唇ヘルペスにかかった経験のある健常成人(男性16名、女性4名)を無作為にサラシア属植物エキス摂取群、豆鼓エキス摂取群、及び非摂取群の3群に分けた。サラシア属植物エキス摂取群は、2年間、毎日240mgのサラシア属植物エキス粉末を摂取した。豆鼓エキス摂取群は、2年間、毎日300mgの豆鼓エキスを摂取した。上記の3群について2年間の口唇ヘルペス発症回数調査を行った結果を表2に示す。
表2に示す通り、口唇ヘルペス発症回数の平均は、非摂取群では4回であるのに対し、サラシア属植物エキス摂取群では1.8回、豆鼓エキス摂取群では2.8回であり、サラシア属植物エキス又は豆鼓エキスの摂取により、口唇ヘルペス発症回数は低減することが示された。
Claims (6)
- α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物を有効成分として含有する、抗ウイルス剤。
- 植物由来抽出物が、植物の水抽出物又はアルコール抽出物である、請求項1に記載の抗ウイルス剤。
- α−グルコシダーゼ阻害作用を有する植物由来抽出物が、サラシア属植物の水抽出物もしくはアルコール抽出物、又は豆鼓エキスである、請求項1又は2に記載の抗ウイルス剤。
- 抗インフルエンザウイルス剤である、請求項1から3の何れか1項に記載の抗ウイルス剤。
- 抗口唇ヘルペスウイルス剤である、請求項1から3の何れか1項に記載の抗ウイルス剤。
- 医薬品又は食品として使用する、請求項1から5の何れか1項に記載の抗ウイルス剤。
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